JP2012078040A - 加湿装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】所定の加湿量を確保した加湿空気が、本体ケース内をスムーズに流れ、室内の広範囲で循環する加湿装置を提供することを目的とする。
【解決手段】略箱体状の本体ケース内を、水平およびに縦方向に配設した仕切板4と内側板5とによって上方空間6と下方空間7と側方空間8とに仕切り、本体ケースの3箇所の側面の下部に吸込口を、3箇所の側面の上端部に第1の吹出口を、天面の内側板5寄りに第2の吹出口を設け、加湿フィルター17を各吸込口に対向させ、上方空間6にターボファン22を、そのファン吸気口24を仕切板4に設けたオリフィス23に対向させ、第1および第2の吹出口に向けて送風する構成としたことにより、所定の加湿量を確保した加湿空気が本体ケース内でスムーズに流れ、室内の広範囲で循環することとなる。
【選択図】図4
【解決手段】略箱体状の本体ケース内を、水平およびに縦方向に配設した仕切板4と内側板5とによって上方空間6と下方空間7と側方空間8とに仕切り、本体ケースの3箇所の側面の下部に吸込口を、3箇所の側面の上端部に第1の吹出口を、天面の内側板5寄りに第2の吹出口を設け、加湿フィルター17を各吸込口に対向させ、上方空間6にターボファン22を、そのファン吸気口24を仕切板4に設けたオリフィス23に対向させ、第1および第2の吹出口に向けて送風する構成としたことにより、所定の加湿量を確保した加湿空気が本体ケース内でスムーズに流れ、室内の広範囲で循環することとなる。
【選択図】図4
Description
本発明は、給水された水を貯水した貯水槽の水に、一部を浸漬した加湿フィルターに通風して加湿する気化式の加湿装置に関するものである。
従来より、加湿空気が室内の一定方向のみに吹き出されるのではなく、多方向に吹き出されるように多方向に向けて吹出口を設けた加湿装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
以下、特許文献1に記載の加湿装置について、図7を参照しながら説明する。
図に示すように、加湿装置の器体101を筒状に形成し、器体101の底部に水を貯留する水槽102を形成し、吸水材103放射状に保持して形成したフィルター104が、その下端を水槽102の水に浸漬して配設されている。
そして、器体101の下部周囲にはフィルター104に面する吸気口105を設けるとともに、器体101の上部周囲に吹出口106を全周にわたって設け、器体101内のフィルター104上方に、下から上に向けて送風する送風機107を設けている。
上記構成により、送風機107を運転すると、室内の空気が吸気口105から器体101内に吸気され、吸水したフィルター104に接触しながら通過して上昇し、器体101の上部周囲に設けた吹出口106から室内全周域に吹き出されていく。
このような特許文献1に記載の加湿装置おいては、器体101を筒状にして、吹出口106をその上部周囲に全周にわたり形成して、加湿空気を無指向状に吹き出す構成としたものであり、フィルター104は筒状の器体101に適した放射状に形成され、また、送風機107は、筒状の器体101内の送風に適した軸流ファンとしたものである。
このようなことから、フィルター104における加湿効率が高くなく、また、器体101内における空気流がスムーズなものでないので、騒音が高く、圧力損失が増大することが考えられるものであった。
すなわち、吸気口105から吸気された空気は、吸気口105に向かって放射状に形成された吸水材103の間を流れ、そして、上方に位置する送風機107の方向に大きく通風方向が曲げられるので、フィルター104の中心部まで均一な状態で接触して通風することがなくなる。
さらに、送風機107を構成する軸流ファンから送り出された空気はまっすぐ上方に流れていくが、吹出口106は器体101の周囲にあるので、通風方向はここでも、コーン状の天板108により誘導されて大きく曲げられる。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、所定の加湿量を確保したうえで、器体内の空気流がスムーズに流れ、吹き出された加湿空気が室内の広範囲で循環する加湿装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明の加湿装置は、略箱体状の本体ケースの内部に、送風手段と、上面を開口し一定水位の水を貯水するトレー、前記トレーの水に下部が浸漬される加湿フィルター、および、前記トレーに水を供給する給水タンクからなる加湿手段とを設けた加湿装置であって、前記本体ケース内を、水平に配設した仕切板と縦方向に配設した内側板とによって、上方空間および下方空間と、これら上方および下方空間の側方の側方空間とに仕切り、前記本体ケースの3箇所の側面に前記下方空間と連通する吸込口を設け、前記吸込口の設けられた前記3箇所の側面の上端部に第1の吹出口を設けるとともに、前記本体ケースの天面の前記内側板寄りに第2の吹出口を設け、前記側方空間に前記給水タンクを挿脱自在に装着し、前記下方空間に前記加湿フィルターを前記吸込口のそれぞれに対向させて立設し、前記上方空間に、前記送風手段を構成するターボファンを、そのファン吸気口が前記仕切板に設けたオリフィスに対向するように配設し、前記ターボファンから前記第1および第2の吹出口に向けて送風する構成としたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、本体ケース内の空気の流れがスムーズになること、および、圧力損失が低減することにより、騒音の低下および消費電力の低減を達成でき、加えて、室内の広範囲で加湿空気を循環することができることにより、室内における加湿状態のむらを低下させることができる。
さらに、本体ケースは前後方向に出っ張らず、圧迫感のないコンパクトな形状とすることができる、という効果を得ることができる。
本発明の請求項1記載の加湿装置は、略箱体状の本体ケースの内部に、送風手段と、上面を開口し一定水位の水を貯水するトレー、前記トレーの水に下部が浸漬される加湿フィルター、および、前記トレーに水を供給する給水タンクからなる加湿手段とを設けた加湿装置であって、前記本体ケース内を、水平に配設した仕切板と縦方向に配設した内側板とによって、上方空間および下方空間と、これら上方および下方空間の側方の側方空間とに仕切り、前記本体ケースの3箇所の側面に前記下方空間と連通する吸込口を設け、前記吸込口の設けられた前記3箇所の側面の上端部に第1の吹出口を設けるとともに、前記本体ケースの天面の前記内側板寄りに第2の吹出口を設け、前記側方空間に前記給水タンクを挿脱自在に装着し、前記下方空間に前記加湿フィルターを前記吸込口のそれぞれに対向させて立設し、前記上方空間に、前記送風手段を構成するターボファンを、そのファン吸気口が前記仕切板に設けたオリフィスに対向するように配設し、前記ターボファンから前記第1および第2の吹出口に向けて送風する構成としたしたものであり、室内の空気は、3箇所の側面の吸込口から本体ケース内に吸い込まれ、吸込口に対向した加湿フィルターの外側から内側に通過して、仕切板のオリフィスからターボファンに吸気され、ターボファンから本体ケースの4方向に設けた第1および第2の吹出口に向けて斜め上方に送風されることとなり、本体ケース内の空気の流れがスムーズになるとともに、ターボファンの吸込側および吹出側の通風路における通気抵抗が減少して、圧力損失が低減するので、騒音の低下および消費電力の低減を達成でき、加えて、加湿された空気が室内の広範囲で循環されるので、室内における加湿状態のむらを低下させることができ、さらに、加湿しながら室内空気を広範囲に循環する機能部を備えた上方空間および下方空間と、この機能部に給水する給水タンクを挿入した側方空間とを、本体ケース内の左右方向にコンパクトに形成することができるので、本体ケースは前後方向に出っ張らず、圧迫感のないコンパクトな形状とすることができる、という作用効果を奏する。
また、請求項2記載の加湿装置は、請求項1に記載の加湿装置において、前記加湿フィルターは、4つの面からなる枠状に形成して上下に開口する方向に配設されたものであり、吸込口から吸い込まれた空気は、ほとんどが枠状の加湿フィルターの内周側に吸引されて、ターボファンに集中して吸気されていくので、漏れのほとんどない空気流となり、通性性がさらに向上する。
また、請求項3記載の加湿装置は、請求項1に記載の加湿装置において、前記加湿フィルターは、環状に形成して上下に開口する方向に配設されたものであり、環状の加湿フィルターの内周面には、ターボファンの吸気による負圧が略均一にかかり、加湿フィルターを通過する空気流が略均一な状態で通過するものとなり、加湿フィルターにおける加湿効率が向上する。
また、請求項4記載の加湿装置は、請求項3に記載の加湿装置において、前記環状をなす加湿フィルターの上側開口縁部を、前記オリフィスの開口縁部の外方近傍に位置させたものであり、ターボファンの吸気により加湿フィルターの内周面にかかる負圧が増して、加湿フィルターにおける通風性が向上し、加湿効率がさらに向上する。
また、請求項5記載の加湿装置は、請求項1に記載の加湿装置において、前記ターボファンは、複数枚のブレードを立設したハブを、内周側から外周側に向かうにしたがって反ファン吸気口側に傾斜する形状としたものであり、ターボファンから送出される空気流が、ハブに沿って第1および第2の吹出口が位置する斜め上方に向かうものとなり、ターボファンから吹出口への空気の流れが、よりスムーズなものとなるので、吹出口側の騒音低下と消費電力低減を達成できる。
また、請求項6記載の加湿装置は、請求項5に記載の加湿装置において、前記第1の吹出口は、前記本体ケースの側面から天面にわたり開口して形成されたものであり、ターボファンから送出される空気流が斜め上方に向くことに合わせて、第1の吹出口からの吹出角度を天面にかかる上方側に上げることができるので、騒音、消費電力が増すことなく、加湿空気を室内のより広範囲に循環させることができる。
また、請求項7記載の加湿装置は、請求項1に記載の加湿装置において、前記上方空間を形成する前記内側板を、上側が外方へ傾く傾斜面としたものであり、ターボファンからの距離が第1の吹出口より若干遠い第2の吹出口への送風が、傾斜面に沿い良好なものとなり、吹出口側の通風性がさらに向上する。
また、請求項8記載の加湿装置は、請求項7に記載の加湿装置において、前記給水タンクを前記内側板の傾斜面に沿う形状としたものであり、本体ケース内を有効に使用できるとともに、給水タンクを上方より下方が大きくなる安定した状態で装着でき、前後方向に出っ張らず、かつ、左右方向の寸法も無駄のないものとすることができ、また、安定した給水タンクの装着状態により、本体ケースを安定した状態に置くことができることとなる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の加湿装置は、図1および図2に示すように、本体ケース1が略箱形状をなし、主ケース部2とサイドケース部3とからなる。また、サイドケース部3は、図示しないが、主ケース部2に対し、下端部を回動支点として左右方向に回動して、上方を半開き状態に開放する。
本発明の実施の形態1の加湿装置は、図1および図2に示すように、本体ケース1が略箱形状をなし、主ケース部2とサイドケース部3とからなる。また、サイドケース部3は、図示しないが、主ケース部2に対し、下端部を回動支点として左右方向に回動して、上方を半開き状態に開放する。
そして、本体ケース1内を示す図3および図4を併せて説明すると、本体ケース1内を、水平方向に配設した仕切板4と、本体ケース1の右側部寄りに縦方向に配設した内側板5とによって、上方空間6および下方空間7と、上方および下方空間6,7の側方に形成する側方空間8とに仕切り、上方空間6の上端部を本体ケース1の主ケース部2の主天面9で覆い、側方空間8は、上端部がサイドケース部3のサイド天面10で覆われ、下部側で下方空間7と連通している。すなわち、内側板5は主天面9から仕切板4の間に設けられている。
そして、主ケース部2の前側面13a、左側面13b、後側面13cの3つの側面13の下部に、下方空間7の前側部、左側部、後側部の3側部に形成した開口11に連接して下方空間7に連通する吸込口12を設けるとともに、上方空間6の側部となる主ケース部2の前側面13a、左側面13b、後側面13cの3つの側面13の上端部に上方空間6と連通する第1の吹出口14を設けている。
さらに、主天面9の内側板5寄りの側部に第2の吹出口15を設けている。また、上方空間6の1側部となる内側板5は、上側に向かうにしたがって外方に傾く傾斜面となっており、主天面9の側部に位置する第2の吹出口15に向かって傾斜する形状となっている。
また、本体ケース1内の下方空間7から側方空間8にかけて、上面を開口し一定水位の水を貯水するトレー16と、トレー16に貯水された水に下部が浸漬される加湿フィルター17と、トレー16に水を供給する給水タンク18とからなる加湿手段19を設けている。
トレー16は、サイドケース部3を主ケース部2から取り外し、加湿フィルター17を立設した状態で、主ケース部2の側方から下方空間7に挿脱自在に装着される。
また、給水タンク18は、サイドケース部3の上方を半開き状態にし、その上方から挿入して側方空間8に納まるように装着され、下部がトレー16内の側部に位置する。そして、側方空間8の1側部を形成する内側板5は傾斜面となっているので、給水タンク18の一側面18aも内側板5の傾斜面に沿う形状としている。
加湿フィルター17は、図5に示すように、4つの面からなる枠状に形成して上下に開口する方向に配設し、3つの面を3箇所の吸込口12に対向させてトレー16の水内に立設されている。
また、加湿フィルター17は、枠状の上側開口端面を仕切板4の下面に当接させ、加湿フィルター17の内周側に外周側と仕切られた内周側空間20を形成している。
一方、上方空間6には送風手段21を設けている。送風手段21は、ターボファン22を、仕切板4の中央部に形成された送風手段21の吸気口となるオリフィス23に、ファン吸気口24を対向させ、ターボファン22から送出される空気流が上方空間6の上端周縁部に位置する第1の吹出口14および第2の吹出口15に向く構成としている。
さらにターボファン22について説明を加えると、ターボファン22は、モーター25の回転軸25aに固着されるハブ22aと、ハブ22aの外周側に放射状に立設される複数枚のブレード22bと、ブレード22bを間に置いてハブ22aとの間に誘導流路を形成するシュラウド22cとからなり、ハブ22aが内周側から外周側に向かうにしたがいファン吸気口24とは反対方向である反ファン吸気口側に傾斜する形状にした点に特徴がある。
そして、上記ハブ22aの傾斜によりターボファン22から送出される空気流が反ファン吸気口側に、すなわち、斜め上方に向くことに合わせて、第1の吹出口14を主ケース部2の側面13から主天面9にわたり開口して形成し、その吹出角度を上方側に上げている。
次に、上記構成の加湿装置の運転について説明する。
送風手段21のモーター25に通電してターボファン22を回転させると、室内の空気は主ケース部2の前側面13a、左側面13b、後側面13cの3つの側面13に設けた吸込口12から吸い込まれ、各吸込口12に対向した枠状の加湿フィルター17の3つの面を通過して加湿フィルター17の内周側空間20に吸い込まれ、この過程において、加湿フィルター17に吸い上げられた水が気化し、加湿空気となる。
そして、加湿フィルター17の内周側空間20に吸い込まれた加湿空気は、オリフィス23からターボファン22に吸気される。このとき、内周側空間20は外周側と仕切られた負圧空間となっているので、吸込口12から吸い込まれた室内の空気は、ほとんどが内周側空間20に吸い込まれ、また、オリフィス23は仕切板4の中央部、すなわち、内周側空間20の中央部に位置しており、さらに、吸込口12は、主ケース部2の3箇所の側面13に設けられているので、内周側空間20からオリフィス23への吸込みはスムーズな流れになるとともに、送風手段21の吸込側における通気抵抗が減少して圧力損失が低減し、騒音を低下させ、消費電力を低減させることができる。
そして、ターボファン22に吸気された加湿空気は、ハブ22aがその内周側から外周側に向かうにしたがって上方に傾斜する形状となっているので、斜め上方に送出され、上方空間6における斜め上方の4箇所に位置する第1の吹出口14と第2の吹出口15に向く空気流となり、吹出口に空気流を誘導する誘導板等を設けることなく、スムーズな空気流で第1および第2の吹出口14,15から吹き出すことができる。
さらに、上方空間6の1側部となる内側板5が、第2の吹出口15の位置する斜め上方に傾斜しているので、ターボファン22からの距離が第1の吹出口14より若干遠い第2の吹出口15への送風が傾斜面に沿い、良好なものとなる。
このように、ターボファン22から室内へ吹き出される空気の流れがスムーズなものとなるとともに、圧力損失が低減されるので、送風手段21の吹出側における騒音を低下させ、消費電力を低減させることができる。
さらに、3箇所の吸込口12に対向する加湿フィルター17をほとんど漏れなく通過して所定の加湿量を確保したうえで、主ケース部2内を低騒音かつ低圧損で通風して吹き出される加湿空気は、主ケース部2の前側面13a、左側面13b、後側面13cの上端部において側面13から主天面9にわたり開口して形成された第1の吹出口14と、主天面9の右側部に形成された第2の吹出口15の4箇所から斜め上方に吹き出され、室内の上方から遠くへ流れ、室内の広範囲で循環して、室内における加湿状態のむらをより低下させることができる。
また、給水タンク18を本体ケース1の側方空間8に、その一側面18aを内側板5の傾斜面に沿わせて納めているので、本体ケース1内を有効に使用でき、本体ケース1を前後方向に出っ張らず、かつ、左右方向の寸法も無駄のないものとすることができ、さらに、給水タンク18を上方より下方が大きくなる形状として安定した状態で装着でき、本体ケース1を安定した状態に置くことができることとなる。
このように、加湿しながら室内空気を広範囲に循環する機能部(送風手段21を備えた上方空間6と加湿手段19を備えた下方空間7)と、この機能部に給水する給水タンク18とを、左右方向に配設して本体ケース1に無駄なく納めることができ、前後方向に出っ張らず圧迫感のないコンパクトな形状の加湿装置とすることができる。
なお、本実施の形態1では、本体ケース1内に形成する上方空間6と下方空間7を左側に、側方空間8を右側部に形成しているが、これらを左右方向に入れ換えてもよいことは、いうまでもない。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の加湿装置は、図6に示すように、上記実施の形態1の加湿装置に対し、加湿フィルター17Aを、上下に開口する環状に形成した点に特徴がある。
本発明の実施の形態2の加湿装置は、図6に示すように、上記実施の形態1の加湿装置に対し、加湿フィルター17Aを、上下に開口する環状に形成した点に特徴がある。
加湿フィルター17Aを環状にすることにより、その内周面にはターボファン22の吸気による負圧が略均一にかかり、吸込口12から吸い込まれてきた室内の空気が加湿フィルター17Aの全面にわたって略均一な状態で通過し、加湿フィルター17Aに吸水された水を効率よく気化して加湿することとなる。
そして、加湿フィルター17Aにおける加湿効率が向上することにより、ターボファン22の回転数を下げることができるので、騒音、消費電力の低下、低減を図ることができる。
また、環状をなす加湿フィルター17Aの上側開口縁部17aをオリフィス23の開口縁部の外方近傍に位置させる構成とすると、ターボファン22の吸気により加湿フィルター17Aの内周面にかかる負圧が増して、加湿フィルター17Aにおける通風性が向上し、加湿能力がさらに高まることとなる。
本発明に係る加湿装置は、低騒音化、低圧損化して発生させた加湿空気を、室内の広範囲で循環でき、室内を快適な湿度状態に維持する加湿装置として有用である。
1 本体ケース
4 仕切板
5 内側板
6 上方空間
7 下方空間
8 側方空間
9 主天面
12 吸込口
13 側面
13a 前側面
13b 左側面
13c 後側面
14 第1の吹出口
15 第2の吹出口
16 トレー
17 加湿フィルター
17A 加湿フィルター
17a 上側開口縁部
18 給水タンク
19 加湿手段
21 送風手段
22 ターボファン
22a ハブ
22b ブレード
23 オリフィス
24 ファン吸気口
4 仕切板
5 内側板
6 上方空間
7 下方空間
8 側方空間
9 主天面
12 吸込口
13 側面
13a 前側面
13b 左側面
13c 後側面
14 第1の吹出口
15 第2の吹出口
16 トレー
17 加湿フィルター
17A 加湿フィルター
17a 上側開口縁部
18 給水タンク
19 加湿手段
21 送風手段
22 ターボファン
22a ハブ
22b ブレード
23 オリフィス
24 ファン吸気口
Claims (8)
- 略箱体状の本体ケースの内部に、送風手段と、上面を開口し一定水位の水を貯水するトレー、前記トレーの水に下部が浸漬される加湿フィルター、および、前記トレーに水を供給する給水タンクからなる加湿手段とを設けた加湿装置であって、前記本体ケース内を、水平に配設した仕切板と縦方向に配設した内側板とによって、上方空間および下方空間と、これら上方および下方空間の側方の側方空間とに仕切り、前記本体ケースの3箇所の側面に前記下方空間と連通する吸込口を設け、前記吸込口の設けられた前記3箇所の側面の上端部に第1の吹出口を設けるとともに、前記本体ケースの天面の前記内側板寄りに第2の吹出口を設け、前記側方空間に前記給水タンクを挿脱自在に装着し、前記下方空間に前記加湿フィルターを前記吸込口のそれぞれに対向させて立設し、前記上方空間に、前記送風手段を構成するターボファンを、そのファン吸気口が前記仕切板に設けたオリフィスに対向するように配設し、前記ターボファンから前記第1および第2の吹出口に向けて送風する構成としたことを特徴とする加湿装置。
- 前記加湿フィルターは、4つの面からなる枠状に形成して上下に開口する方向に配設されたことを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
- 前記加湿フィルターは、環状に形成して上下に開口する方向に配設されたことを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
- 前記環状をなす加湿フィルターの上側開口縁部を、前記オリフィスの開口縁部の外方近傍に位置させたことを特徴とする請求項3に記載の加湿装置。
- 前記ターボファンは、複数枚のブレードを立設したハブを、内周側から外周側に向かうにしたがって反ファン吸気口側に傾斜する形状としたことを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
- 前記第1の吹出口は、前記本体ケースの側面から天面にわたり開口して形成されたことを特徴とする請求項5に記載の加湿装置。
- 前記上方空間を形成する前記内側板を、上側が外方へ傾く傾斜面としたことを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
- 前記給水タンクを前記内側板の傾斜面に沿う形状としたことを特徴とする請求項7に記載の加湿装置。
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---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013011433A (ja) * | 2011-05-27 | 2013-01-17 | Panasonic Corp | 加湿装置 |
KR200476833Y1 (ko) | 2014-08-29 | 2015-04-07 | 박성훈 | 공기정화가 동시에 이루어지는 가습기 |
JP2016023822A (ja) * | 2014-07-17 | 2016-02-08 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 空気調和装置 |
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