JP2012032073A - 加湿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は加湿装置に関するもので、加湿能力を向上させることができるものである。
【解決手段】そしてこの目的を達成するために本発明は、吸気口2と排気口3を有する本体ケース4内に送風手段13と、加湿手段6とを備え、この加湿手段6は水槽7と、加湿フィルター部8と、フィルター枠部10と、回転手段12と、加湿フィルター部8に水槽7の水を汲み上げ給水する複数の給水部9とから形成し、この給水部9は、回転手段12によって回転する最下部の位置において略縦長箱形状であると共に、第1の開口部15と第2の開口部16を備え、回転手段12によって回転する最下部の位置において、第1の開口部15はフィルター枠部10の回転方向の下流側の側面下部に位置し、第2の開口部16は上面の回転方向の下流側に位置し、第2の開口部16からフィルター枠部10の中心部へ延びた第1の連通路部26を備えたものである。
【選択図】図5

Description

本発明は、空気を加湿することのできる加湿装置に関する。
従来のこの種の加湿装置の構成は以下のようになっていた。
すなわち、吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた加湿手段を備え、この加湿手段は円板状の加湿フィルターと、この加湿フィルターを固定し回転自在に設けられた加湿フィルター枠と、前記加湿フィルターの下部に設けた略椀状の水槽と、この水槽に一定量の水を供給する水タンクと、前記加湿フィルター枠を回転させる回転手段とから形成され、前記吸気口から前記本体ケース内に吸気した空気を前記加湿フィルターを介して前記排気口へと送風する送風手段を設け、前記加湿フィルター枠は外周部に給水部を備え、この給水部の一部が前記水槽に供給された水に常時浸るように前記加湿フィルター枠を設けると共に、前記回転手段によって前記加湿フィルター枠を回転させることにより前記加湿フィルター枠の前記給水部で前記水槽から水を汲み上げ前記加湿フィルターに給水する構成となっていた。(例えば、これに類似する先行文献は下記特許文献1に記載されている。)。
特開2005−282980号公報
上記従来例における課題は、加湿能力が低いということであった。
すなわち、従来の物においては、円板状の加湿フィルターの外周部端面より、給水部から水槽の水を汲み上げ給水していた。この加湿フィルターの外周部端面に給水された水は、加湿フィルター内を通りながら加湿フィルターの下部に流れ落ち、加湿フィルター全体に水を含ませ、この水を含んだ加湿フィルターに送風手段によって送風することによって、空気を加湿するものであった。
そこで、加湿能力を向上させる為、送風手段による風量を増加させ、水を含んだ加湿フィルターを通過する風量を多くすると、加湿フィルターの外周部端面に給水された水は、送風手段によって加湿フィルターに送風される空気により、加湿フィルター内を下方に流れ落ちることなく、風下側の加湿フィルター面に流れ込むこととなる。つまり、加湿フィルターの外周部端面より加湿フィルター内を通りながら中央部に流れ落ちさせようとしていた水は、前記送風によって、加湿フィルターの風下側へ水平方向に流れ込み、結果として加湿フィルター内全体に水を含ませることができず、つまり加湿フィルターの狭い面積にしか水を含ませることができず、これにより、風量を上げて加湿能力を向上させることが困難であった。
そこで本発明は、加湿能力の向上を目的とするものである。
そしてこの目的を達成するために本発明は、吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた送風手段と、加湿手段とを備え、この加湿手段は水を溜める水槽と、この水槽内の水に下端が浸漬される円板状の加湿フィルター部と、この加湿フィルター部を覆うフィルター枠部と、このフィルター枠部を中央部の軸部を中心に回転させる回転手段と、前記フィルター部の外周部に固定すると共に、前記加湿フィルター部に前記水槽の水を汲み上げ、給水する複数の給水部とから形成し、この給水部は、前記フィルター部の風路風上側に位置し、前記回転手段によって回転する最下部の位置において略縦長箱形状であると共に、第1の開口部と第2の開口部を備え、前記第1の開口部は、前記回転手段によって回転する最下部の位置において前記フィルター枠部の回転方向の下流側の側面下部に位置し、前記第2の開口部は、前記回転手段によって回転する最下部の位置において上面の回転方向の下流側に位置し、前記第2の開口部から前記フィルター枠部の中心部へ延びた第1の連通路部を備え、この第1の連通路部は、前記第2の開口部の前記フィルター枠部の回転方向の上流側に設けた第1の上流側壁部と、前記第2の開口部の前記フィルター枠部の回転方向の下流側に設けた第1の下流側壁部と、第1の上流側壁部と第1の下流側壁部との間の風路風上側を塞ぐ第1の風上側壁部とから形成したものであり、 これにより、初期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた送風手段と、加湿手段とを備え、この加湿手段は水を溜める水槽と、この水槽内の水に下端が浸漬される円板状の加湿フィルター部と、この加湿フィルター部を覆うフィルター枠部と、このフィルター枠部を中央部の軸部を中心に回転させる回転手段と、前記フィルター部の外周部に固定すると共に、前記加湿フィルター部に前記水槽の水を汲み上げ、給水する複数の給水部とから形成し、この給水部は、前記フィルター部の風路風上側に位置し、前記回転手段によって回転する最下部の位置において略縦長箱形状であると共に、第1の開口部と第2の開口部を備え、前記第1の開口部は、前記回転手段によって回転する最下部の位置において前記フィルター枠部の回転方向の下流側の側面下部に位置し、前記第2の開口部は、前記回転手段によって回転する最下部の位置において上面の回転方向の下流側に位置し、前記第2の開口部から前記フィルター枠部の中心部へ延びた第1の連通路部を備え、この第1の連通路部は、前記第2の開口部の前記フィルター枠部の回転方向の上流側に設けた第1の上流側壁部と、前記第2の開口部の前記フィルター枠部の回転方向の下流側に設けた第1の下流側壁部と、第1の上流側壁部と第1の下流側壁部との間の風路風上側を塞ぐ第1の風上側壁部とから形成したものであり、加湿能力を高めることができるものである。
まず、円板状の加湿フィルター部の下端が、水槽内の水に水没するので、加湿フィルター部の周縁部は、回転手段によって回転することにより、水槽内で水が周縁部全体に供給される。次に、加湿フィルター部の中央部は、フィルター枠部に固定された給水部が回転することにより、第1の開口部から水槽の水を汲み上げ、第2の開口部より第1の連通路部を介して、加湿フィルター部に水槽の水を給水するものである。ここで、給水部は、時計の6時(最下部)の位置において略縦長箱形状であり、回転手段によって回転し、時計の9時の位置において給水部は略横長箱形状となり、ここから徐々に水を給水し、時計の10時までに大半の水が供給されることとなる。つまり、第2の開口部より傾斜が緩い第1の連通路部を介して、大半の水が加湿フィルター部の中心部へ供給され、更に、第1の連通路部よって送風手段の送風による影響を抑制できるので、第2の開口部から加湿フィルター部の中心部まで、均一に供給することができる。最後に、加湿フィルター部が回転することにより、加湿フィルター部の周縁部、および中央部に供給された水が、加湿フィルター部の周縁部と中央部との間の部分に流れ込み、加湿フィルター部全体に水を含ませることができるものである。
これらの結果により、加湿能力を向上させることができるものである。
本発明の実施の形態1の加湿装置の概略図 同加湿装置の概略断面を示す図 同加湿装置の加湿手段の断面を示す図 同加湿装置の加湿手段の概略図 同加湿装置のフィルター枠部と給水部及び加湿フィルター部の概略図 同加湿装置の上流側フィルター枠と給水部の概略図 同加湿装置の給水部の概略図
以下、本実施形態を添付図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1から図4に示すように、本実施形態の加湿装置1は、吸気口2と排気口3を有する本体ケース4と、この本体ケース4内に設けた空気清浄手段と、この空気清浄手段の下流側に加湿手段6とを備えている。
吸気口2は、本体ケース4の両側面、および本体ケース4の前面下部とに位置し、排気口3は、本体ケース4の上面に位置している。
空気清浄手段は、縦長箱形状の空気清浄フィルター5で、濾材が蛇腹形状に折られたものであり、吸気口2の風路風下側に設けている。
加湿手段6は、空気清浄手段である空気清浄フィルター5の風路風下側に設けており、一定量の水が溜まった水槽7と、この水槽7の水に下端が常に浸漬した円板状の加湿フィルター部8と、この加湿フィルター部8に水槽7の水を汲み上げ、給水する給水部9と、加湿フィルター部8と給水部9とを固定する円板状のフィルター枠部10と、このフィルター枠部10の中央部の軸部11を中心に回転させる回転手段12とから形成されている。加湿手段6の風路風下側に、吸気口2から排気口3へ空気を送風する送風手段13を設けている。
水槽7は、上面が開口した略横長箱形状で、水槽7の端部には水タンク14が装着され、その水タンク14から水が供給され、これにより水槽7内の水位は略一定状態が保たれる様になっている。
加湿フィルター部8は、2枚の円板状の第1の層の間に第2の層を挟んだ3層構造であり、第2の層は第1の層に対し垂直方向の複数の糸により形成されている。つまり、第2の層は第1の層を繊維で連結した三次元構造体としたものである。
図5に示すように、給水部9は、略箱形状で第1の開口部15と第2の開口部16を備えている。第1の開口部15は、給水部9のフィルター枠部10の回転方向の下流側の面で、外周側に位置した略四角形状で、第2の開口部16は、給水部9のフィルター枠部10の中心方向、つまり内周面で、フィルター枠部10の回転方向の下流側に位置した略四角形状である。
図3と図5に示すように、フィルター枠部10は、円板状の上流側フィルター枠17と円板状の下流側フィルター枠18とから形成している。上流側フィルター枠17は、中央部に回転の中心である外方に延びた円柱形状の上流側軸部19を設け、周縁部には、給水部9の固定部20を備えている。下流側フィルター枠18は、中央部に回転の中心である外方に延びた円柱形状の下流側軸部21を設け、周縁部には、上流側フィルター枠17の外周部を覆う円筒形状の円筒部22を備え、これら下流側軸部21と円筒部22との間には、回転手段の回転動力を伝える円筒形状のギア部23を設けている。下流側軸部21から半径方向に延びた長方形平板形状の桟部24と、円形平板形状の桟部24とによって、下流側軸部21と円筒部22とを連結している。
加湿手段6は、上流側フィルター枠17の外周に設けた固定部20に給水部9を装着し、この上流側フィルター枠17と下流側フィルター枠18との間に加湿フィルター部8を入れ、上流側フィルター枠17と下流側フィルター枠18とを嵌め合わせ、水槽7の軸受部25に上流側フィルター枠17の上流側軸部19と、下流側フィルター枠18の下流側軸部21とを回動自在に装着し、回転手段12によって、下流側フィルター枠18のギア部23を介してフィルター枠部10、給水部9、および加湿フィルター部8を回転するものである。
このような構成における空気清浄および、加湿動作について説明する。
水タンク14より水槽7に常時一定の水位となるように水が供給される。この水に加湿手段6の給水部9と加湿フィルター部8の一部が常時浸かった状態となる。ここで回転手段12によってフィルター枠部10を回転させることで、水を汲んだ給水部9と加湿フィルター部8が回転し、給水部9によって汲み上げられた水を、加湿フィルター部8に水を供給する。つまり回転手段12によりフィルター枠部10を回転させ続けることで加湿フィルター部8は常時水を保持した状態に保たれる。
ここで、送風手段13を動かすことにより、吸気口2から本体ケース4内に空気が吸い込まれ、この空気は本体ケース4内に備えられた空気清浄フィルター5と水を保持した状態の加湿フィルター部8とを通過し加湿清浄空気となり、排気口3から室内に排出される。
本実施形態における特徴は、図5から図7に示すように、給水部9、および給水部9の第2の開口部16から加湿フィルター部8へ水を供給する構造にある。具体的には、給水部9は、加湿フィルター部8の風路風上側に位置し、回転手段12によって回転する最下部の位置において略縦長箱形状である。そして、給水部9は第1の開口部15と第2の開口部16を備え、第1の開口部15は、回転手段12によって回転する最下部の位置においてフィルター枠部10の回転方向の下流側の側面下部に位置し、第2の開口部16は、回転手段12によって回転する最下部の位置において上面の回転方向の下流側に位置するものである。この第2の開口部16からフィルター枠部10の中心部へ延びた第1の連通路部26を備えている。この第1の連通路部26は、第2の開口部16のフィルター枠部10の回転方向の上流側に設けた第1の上流側壁部27と、第2の開口部16のフィルター枠部10の回転方向の下流側に設けた第1の下流側壁部28と、第1の上流側壁部27と第1の下流側壁部28との間の風路風上側を塞ぐ第1の風上側壁部29とから形成している。
まず、円板状の加湿フィルター部8の下端が、水槽7内の水に水没するので、加湿フィルター部8の周縁部は、回転手段12によって矢印の方向に回転することにより、水槽7内で水が周縁部全体に供給される。次に、加湿フィルター部8の中央部は、フィルター枠部10に固定された給水部9が回転することにより、第1の開口部15から水槽7の水を汲み上げ、第2の開口部16より第1の連通路部26を介して、加湿フィルター部8に水槽7の水を給水するものである。ここで、給水部9は、時計の6時(最下部)の位置において略縦長箱形状であり、回転手段12によって回転し、時計の9時の位置において給水部9は略横長箱形状となり、ここから徐々に水を給水し、時計の10時までに大半の水が供給されることとなる。つまり、第2の開口部16より傾斜が緩い第1の連通路部26を介して、大半の水が加湿フィルター部8の中心部へ供給され、更に、第1の連通路部26よって送風手段13の送風による影響を抑制できるので、第2の開口部16から加湿フィルター部8の中心部まで、均一に供給することができる。最後に、加湿フィルター部8が回転することにより、加湿フィルター部8の周縁部、および中央部に供給された水が、加湿フィルター部8の周縁部と中央部との間の部分に流れ込み、加湿フィルター部8全体に水を含ませることができるものである。
これらの結果により、加湿能力を向上させることができるものである。
また、複数の第1の連通路部26は、フィルター枠部10の中心部で連通した構成としたものである。具体的には、隣り合う第1の連通路部26の第1の上流側壁部27と第1の連通路部26の第1の下流側壁部28、隣り合う第1の連通路部26の第1の下流側壁部28と、および第1の連通路部26の第1の上流側壁部27とが連結したものである。
このように、複数の第1の連通路部26を、フィルター枠部10の中心部で連通することにより、給水部9は、時計の6時(最下部)の位置において略縦長箱形状であり、回転手段12によって回転し、時計の9時の位置において給水部9は略横長箱形状となり、ここから徐々に水を給水し、時計の10時までに大半の水が供給されることとなる。つまり、第2の開口部16より傾斜が緩い第1の連通路部26を介して、大半の水が加湿フィルター部8の中心部へ供給される。ここで、加湿フィルター部8にしみこまない水は、更に、フィルター枠部10の中心部で連通した第1の連通路部26に流れ込み、加湿フィルター部8の中央部に水を含ませることができるものである。これらの結果により、加湿フィルター部8の中央部全体に水を含ませることができ、加湿能力を向上させることができるものである。
また、複数の第1の連通路部26と連通する複数の第2の連通路部30を設け、これら第2の連通路部30は、フィルター枠部10の中心に対して第1の連通路部26と点対称に位置すると共に、フィルター枠部10の回転方向の上流側に設けた第2の上流側壁部31と、フィルター枠部10の回転方向の下流側に設けた第2の下流側壁部32と、第2の上流側壁部31と第2の下流側壁部32との間の風路風上側を塞ぐ第2の風上側壁部33とから形成したものである。
このように、複数の第1の連通路部26と複数の第2の連通路部30を、フィルター枠部10の中心部で連通することにより、給水部9は、時計の6時(最下部)の位置において略縦長箱形状であり、回転手段12によって回転し、時計の9時の位置において給水部9は略横長箱形状となり、ここから徐々に水を給水し、時計の10時までに大半の水が供給されることとなる。つまり、第2の開口部16より傾斜が緩い第1の連通路部26を介して、大半の水が加湿フィルター部8の中心部へ供給される。ここで、加湿フィルター部8にしみこまない水は、更に、フィルター枠部10の中心部で連通した第1の連通路部26、または第2の連通路部30に流れ込み、加湿フィルター部8の中央部に水を含ませることができるものである。また、第2の連通路部30は、加湿フィルター部8の中央部から加湿フィルター部8の周縁部に延びており、この周縁部には、給水部9が無いので、加湿フィルター部8の通風面積の減少を抑制できるものである。
また、第1の連通路部26と第2の連通路部30とは隣り合うように位置すると共に、隣り合う第1の連通路部26の第1の上流側壁部27と第2の連通路部30の第2の下流側壁部32、または、隣り合う第1の連通路部26の第1の下流側壁部28と第2の連通路部30の第2の上流側壁部31とは曲面部34で連結した構成としたものである。具体的には、水平方向から見ると、曲面部34は、加湿フィルター部8の中心から外方に開口した曲面形状である。
これにより、複数の第1の連通路部26を、フィルター枠部10の中心部で連通することにより、給水部9は、時計の6時(最下部)の位置において略縦長箱形状であり、回転手段12によって回転し、時計の9時の位置において給水部9は略横長箱形状となり、ここから徐々に水を給水し、時計の10時までに大半の水が供給されることとなる。つまり、第2の開口部16より傾斜が緩い第1の連通路部26を介して、大半の水が加湿フィルター部8の中心部へ供給される。ここで、加湿フィルター部8にしみこまない水は、更に、フィルター枠部10の中心部で、曲面部34に当たることにより、連通した第1の連通路部26、または第2の連通路部30に分散して流れ込み、加湿フィルター部8の中央部に水を含ませることができるものである。
また、第2の開口部16は、常に水槽7の水面より上部に位置する構成としたものである。具体的には、第2の開口部16は、水槽7の上端部より上部に位置する構成としたものである。つまり、第2の開口部16は、回転手段12によって回転する時計の6時(最下部)の位置において上面の回転方向の下流側に位置するものである。この時計の6時(最下部)の位置においても、常に水槽7の水面より上部、水槽7の上端部より上部に位置するものである。
すなわち、第2の開口部16は、常に水槽7の水面より上部に位置するので、給水部9によって、第1の開口部15から水槽7の水を汲み上げる時に、給水部9内の空気が第2の開口部16から、常に抜けるものである。一方、仮に、第2の開口部16が、第1の開口部15から水槽7の水を汲み上げる時に、水槽7の水面より下部に位置すると、第1の開口部15または第2の開口部16から給水部9内の空気が水中に抜け、水面で気泡が弾け、この弾ける時に音が発生するものである。つまり、第2の開口部16が、常に水槽7の水面より上部に位置することのより、第1の開口部15または第2の開口部16から水中に空気が抜けることを防止し、結果として、水面で気泡が弾ける時に発生する音を防止することできる。
また、第2の開口部16には、水流方向変更手段を備え、この水流方向変更手段は、第1の上流側壁部27と第1の下流側壁部28との間の風路風下側の第2の開口部16の周縁に位置すると共に、風路風下側から風路風上側へ傾斜した傾斜面35で形成したものである。これにより、給水部9は、時計の6時(最下部)の位置において略縦長箱形状であり、回転手段12によって回転し、時計の9時の位置において給水部9は略横長箱形状となり、ここから徐々に水を給水し、時計の10時までに大半の水が供給されることとなる。つまり、第2の開口部16より傾斜が緩い第1の連通路部26を介して、大半の水が加湿フィルター部8の中心部へ供給される。ここで、第2の開口部16より出た水の一部は、傾斜面35に流れ、風路風上側へ流れるので、より加湿フィルター部8の中央部に水を含ませることができるものである。これらの結果により、加湿フィルター部8の中央部全体に水を含ませることができ、加湿能力を向上させることができるものである。
また、給水部9は、回転手段12によって回転する最下部の位置において略縦長箱形状であると共に、フィルター枠部10の回転方向の下流側の側面が開口し、この開口した開口部36と連通した切欠部37を上面に備え、第1の下流側壁部28が、フィルター枠部の回転方向の下流側の側面の開口部36の上部を塞ぐことにより、第1の開口部15と第2の開口部16とを備え、給水部9は、フィルター枠部10に着脱自在な構成としたものである。具体的には、給水部9は、厚みのある長方形の箱型形状である。この一方の長辺を含む厚み方向の面には、開口部36を備え、この開口部36から一方の短辺を含む厚み方向の面には切欠部37を設けたものである。ここで、第1の下流側壁部28が一方の短辺側の開口部36の一部を塞ぐことにより、この塞いだ部分の両端に第1の開口部15と第2の開口部16と有するものである。そして、給水部9は、フィルター枠部10から延びた爪部38によって着脱自在に装着されるものである。
すなわち、給水部9は、爪部38によって着脱自在であると共に、開口部36と切欠部37とは連通した構成なので、給水部9をフィルター枠部10から取り外し、容易にメンテナンスすることができる。
以上のように本発明は、吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた送風手段と、加湿手段とを備え、この加湿手段は水を溜める水槽と、この水槽内の水に下端が浸漬される円板状の加湿フィルター部と、この加湿フィルター部を覆うフィルター枠部と、このフィルター枠部を中央部の軸部を中心に回転させる回転手段と、前記フィルター部の外周部に固定すると共に、前記加湿フィルター部に前記水槽の水を汲み上げ、給水する複数の給水部とから形成し、この給水部は、前記フィルター部の風路風上側に位置し、前記回転手段によって回転する最下部の位置において略縦長箱形状であると共に、第1の開口部と第2の開口部を備え、前記第1の開口部は、前記回転手段によって回転する最下部の位置において前記フィルター枠部の回転方向の下流側の側面下部に位置し、前記第2の開口部は、前記回転手段によって回転する最下部の位置において上面の回転方向の下流側に位置し、前記第2の開口部から前記フィルター枠部の中心部へ延びた第1の連通路部を備え、この第1の連通路部は、前記第2の開口部の前記フィルター枠部の回転方向の上流側に設けた第1の上流側壁部と、前記第2の開口部の前記フィルター枠部の回転方向の下流側に設けた第1の下流側壁部と、第1の上流側壁部と第1の下流側壁部との間の風路風上側を塞ぐ第1の風上側壁部とから形成したものであり、加湿能力を高めることができるものである。
まず、円板状の加湿フィルター部の下端が、水槽内の水に水没するので、加湿フィルター部の周縁部は、回転手段によって回転することにより、水槽内で水が周縁部全体に供給される。次に、加湿フィルター部の中央部は、フィルター枠部に固定された給水部が回転することにより、第1の開口部から水槽の水を汲み上げ、第2の開口部より第1の連通路部を介して、加湿フィルター部に水槽の水を給水するものである。ここで、給水部は、時計の6時(最下部)の位置において略縦長箱形状であり、回転手段によって回転し、時計の9時の位置において給水部は略横長箱形状となり、ここから徐々に水を給水し、時計の10時までに大半の水が供給されることとなる。つまり、第2の開口部より傾斜が緩い第1の連通路部を介して、大半の水が加湿フィルター部の中心部へ供給され、更に、第1の連通路部よって送風手段の送風による影響を抑制できるので、第2の開口部から加湿フィルター部の中心部まで、均一に供給することができる。最後に、加湿フィルター部が回転することにより、加湿フィルター部の周縁部、および中央部に供給された水が、加湿フィルター部の周縁部と中央部との間の部分に流れ込み、加湿フィルター部全体に水を含ませることができるものである。
これらの結果により、加湿能力を向上させることができるものである。
従って、家庭用や事務所用などの、加湿装置として活用が期待されるものである。
1 加湿装置
2 吸気口
3 排気口
4 本体ケース
5 空気清浄フィルター
6 加湿手段
7 水槽
8 加湿フィルター部
9 給水部
10 フィルター枠部
11 軸部
12 回転手段
13 送風手段
14 水タンク
15 第1の開口部
16 第2の開口部
17 上流側フィルター枠
18 下流側フィルター枠
19 上流側軸部
20 固定部
21 下流側軸部
22 円筒部
23 ギア部
24 桟部
25 軸受部
26 第1の連通路部
27 第1の上流側壁部
28 第1の下流側壁部
29 第1の風上側壁部
30 第2の連通路部
31 第2の上流側壁部
32 第2の下流側壁部
33 第2の風上側壁部
34 曲面部
35 傾斜面
36 開口部
37 切欠部
38 爪部

Claims (8)

  1. 吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた送風手段と、加湿手段とを備え、この加湿手段は水を溜める水槽と、この水槽内の水に下端が浸漬される円板状の加湿フィルター部と、この加湿フィルター部を覆うフィルター枠部と、このフィルター枠部を中央部の軸部を中心に回転させる回転手段と、前記フィルター部の外周部に固定すると共に、前記加湿フィルター部に前記水槽の水を汲み上げ、給水する複数の給水部とから形成し、この給水部は、前記フィルター部の風路風上側に位置し、前記回転手段によって回転する最下部の位置において略縦長箱形状であると共に、第1の開口部と第2の開口部を備え、前記第1の開口部は、前記回転手段によって回転する最下部の位置において前記フィルター枠部の回転方向の下流側の側面下部に位置し、前記第2の開口部は、前記回転手段によって回転する最下部の位置において上面の回転方向の下流側に位置し、前記第2の開口部から前記フィルター枠部の中心部へ延びた第1の連通路部を備え、この第1の連通路部は、前記第2の開口部の前記フィルター枠部の回転方向の上流側に設けた第1の上流側壁部と、前記第2の開口部の前記フィルター枠部の回転方向の下流側に設けた第1の下流側壁部と、前記第1の上流側壁部と前記第1の下流側壁部との間の風路風上側を塞ぐ第1の風上側壁部とから形成した構成とした加湿装置。
  2. 複数の前記第1の連通路部は、前記フィルター枠部の中心部で連通した構成とした請求項1に記載の加湿装置。
  3. 複数の前記第1の連通路部と連通する複数の第2の連通路部を設け、これら第2の連通路部は、前記フィルター枠部の中心に対して前記第1の連通路部と点対称に位置すると共に、前記フィルター枠部の回転方向の上流側に設けた第2の上流側壁部と、前記フィルター枠部の回転方向の下流側に設けた第2の下流側壁部と、前記第2の上流側壁部と前記第2の下流側壁部との間の風路風上側を塞ぐ第2の風上側壁部とから形成した構成とした請求項1または2のいずれかに記載の加湿装置。
  4. 前記第1の連通路部と前記第2の連通路部とは隣り合うように位置すると共に、隣り合う前記第1の連通路部の第1の上流側壁部と前記第2の連通路部の第2の下流側壁部、または、隣り合う前記第1の連通路部の第1の下流側壁部と前記第2の連通路部の第2の上流側壁部とは曲面部で連結した構成とした請求項3に記載の加湿装置。
  5. 前記第2の開口部は、常に前記水槽の水面より上部に位置する構成とした請求項1〜4のいずれかに記載の加湿装置。
  6. 前記第2の開口部は、前記水槽の上端部より上部に位置する構成とした請求項5に記載の加湿装置。
  7. 前記第2の開口部には、水流方向変更手段を備え、この水流方向変更手段は、前記第1の上流側壁部と前記第1の下流側壁部との間の風路風下側の前記第2の開口部の周縁に位置すると共に、風路風下側から風路風上側へ傾斜した傾斜面で形成した請求項1〜6のいずれかに記載の加湿装置。
  8. 前記給水部は、前記回転手段によって回転する最下部の位置において略縦長箱形状であると共に、前記フィルター枠部の回転方向の下流側の側面が開口し、この開口した開口部と連通した切欠部を上面に備え、前記第1の下流側壁部が、前記フィルター枠部の回転方向の下流側の側面の開口部の上部を塞ぐことにより、前記第1の開口部と前記第2の開口部とを備え、前記給水部は、前記フィルター枠部に着脱自在な構成とした請求項1〜7のいずれかに記載の加湿装置。
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