JP2012076567A - 戸挟み検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紐や布状等の薄く細い介在物を必要に応じて検知することができ、且つ圧力検知管の耐久性を確保することができる。
【解決手段】車両用ドア2A、2Bに設けられ、空胴部Rを有する戸先ゴム3と、戸先ゴム3の連結部31の先端面31aから突出して接続されるとともに、外力による弾性変形を検知する圧力検知管4と、戸先ゴム3の先端においてドア幅方向の中央部で上下方向に延びて形成されるV溝5とを備えている。圧力検知管4は、V溝5より車外側に配置されており、戸先ゴム3における車外側部分33bが変形したときに、車外側部分33bによって押圧される構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用ドアが閉じた際に戸挟み状態であるか否かを検出する戸挟み検知装置に関する。
従来、戸先ゴムの内部に可撓性を有するチューブからなる圧力検知管を内蔵し、物が戸先に挟まった際に検知管の変形(潰れ)による検知管の内圧変化を検知管と接続された圧力センサーにより検出することで、戸挟みを検知する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、図9には、特許文献1に記載されるような従来の戸挟み検知装置の一例を示している。すなわち、車両用ドア101が閉じた際に戸挟み状態であるか否かを検出する戸挟み検出装置100は、車両用ドア101に設けられた戸先ゴム102と、この戸先ゴム102に設けられ、外力により弾性変形可能な中空部103aを有する検出用圧力部103と、車両用ドア101に設けられ、弾性変形不可能な中空部104aを有する基準用圧力部104と、検出用圧力部103における中空部103aの検出圧力と基準用圧力部104における中空部104aの基準圧力との差圧に基づいて、戸挟み状態であるか否かを検出する検出手段を備えた構成となっている。
また、他の戸挟み検知装置として、図10に示す戸挟み検知装置200は、検知管201を戸先部202(戸先ゴム)の車外側(図10で紙面下側)に配置し、直接介在物に接触させることにより、紐や布状の介在物が戸挟み状態での検知が不可能であった場合でも、列車が走行を開始した直後に介在物が引っ張られる力により検知管201が押圧されて押し潰されることにより検知可能とし、このような引きずり状態を検知する装置がある。
特許第3266574号公報
しかしながら、従来の戸挟み検知装置では、以下のような問題があった。
すなわち、図9に示す検知管内蔵の戸先ゴム101では、手のひらや杖等の従来の戸閉めスイッチで検知困難な介在物であっても、ドアが閉じた時点で戸挟み状態を検出することが可能となるが、さらに厚さ寸法の薄い(細い)紐や布状の介在物については、検知管の変形量が小さく、検知ができないという欠点があった。
また、図10の戸挟み検知装置200では、検知管201が直接、旅客や荷物に接触することから、耐久性の問題が有り、また例えば混雑時の車内旅客のコートの裾等がドアに挟まれて車外側に一部がはみ出ているような検知が不要とされる場合であっても、これらの介在物を無用に検知してしまうという問題があった。
したがって、紐や布状などの薄く細い介在物でも検知可能であり、検知管の耐久性が向上され、且つ介在物の無用な検知をなくすことをバランスよく達成することができない現状があり、その点で改良の余地があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、紐や布状等の薄く細い介在物を必要に応じて検知することができ、且つ圧力検知管の耐久性を確保することができる戸挟み検知装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る戸挟み検知装置では、車両用ドアが閉じた際に戸挟み状態であるか否かを検出する戸挟み検知装置であって、車両用ドアに設けられ、空胴部を有する戸先ゴムと、空胴部の車両用ドア側の内周面から突出して接続されるとともに、外力による弾性変形を検知する圧力検知管と、戸先ゴムの先端においてドア幅方向の中央部で空胴部側に向けて突出するとともに、上下方向に延びて形成される押圧壁と、戸先ゴムにおける押圧壁より車両用ドアの一方面側の先端部分と圧力検知管との間に設けられる隙間とを備え、圧力検知管は、押圧壁より車両用ドアの一方面側に配置され、先端部分が変形したときに、先端部分によって押圧されることを特徴としている。
本発明では、紐や布状などの薄く細い介在物が戸先ゴムに挟まれたとき、その介在物を車両用ドアの一方面側(以下、車外側とする)から引き抜こうとして引っ張ったり、或いはその介在物が引きずられて引っ張られると、この引張力が外力となって戸先ゴムの車外側の部分が空胴部を潰す方向に変形する。この変形により少なくとも先端部分と圧力検知管との間の隙間が無くなるとともに、その先端部分によって圧力検知管が押圧されて弾性的に変形する。さらに、車外側部分の変形に伴って押圧壁も圧力検知管側へ変形するので、圧力検知管は押圧壁によって確実に押圧されて弾性的に変形することになる。そして、圧力検知管の変形が検知されることで、前記薄く細い介在物であっても引きずり状態を検出することができる。
さらに、上記隙間がいわゆる不感領域となり、薄く細い介在物を戸先ゴムで挟んだだけでは戸先ゴムが隙間の範囲内で変形することとなり、圧力検知管を押圧するに至らず無用な検知を防止することができる。
一方、介在物を車両用ドアの他方面側(以下、車内側とする)から引っ張る場合には、戸先ゴムの車内側部分が空胴部を潰す方向に変形するが、圧力検知管が押圧壁よりも車外側に位置しており、その車内側部分の変形によって圧力検知管が押圧されず、介在物の戸挟み状態が検出されることはない。
このように、介在物が薄く細いものにおいては、戸先ゴムに挟まっただけではその戸挟み状態が検知できない場合でも、列車が走行を開始した直後に介在物が引っ張られた時点で、戸先ゴムの車外側部分とともに圧力検知管が変形することで検知可能であり、これにより引きずり状態を検出することができる。つまり、薄く細い介在物では、戸挟みにより列車を停止させる必要のない程度の戸挟み状態は検出されず、戸挟み状態を検出する必要性の高い車外側から引っ張る引きずり状態に限定した検知を行うことができる。
なお、手や杖などの上記薄く細い介在物よりも厚みの大きい介在物が戸先ゴムに挟まれた場合には、戸先ゴムの先端全体が空胴部側に向けて潰れ、その変形が圧力検知管で検知されることになる。
そして、圧力検知管が戸先ゴムの空胴部に内蔵され、戸先ゴムの外側に露出しない構成であるので、圧力検知管に介在物が直接挟持されたり、その圧力検知管に人や物が接触することが防止され、これにより圧力検知管の耐久性を向上させることができる。
また、本発明に係る戸挟み検知装置では、戸先ゴムの先端におけるドア幅方向の中央部には、上下方向に延びる凹溝が形成され、押圧壁が凹溝の一部を構成していることが好ましい。
本発明では、戸先ゴムの先端に形成される凹溝がヒンジの機能をもち、この凹溝の底部を支点にして戸先ゴムにおける凹溝より車内側の部分と車外側の部分とが空胴部を潰す方向に変形し易くなるので、圧力検知管を押圧するために必要な外力を小さくすることができ、圧力検知管に対する押圧力をより確実に作用させることができることから、検知精度を高めることが可能となる。
また、本発明に係る戸挟み検知装置では、凹溝は、空胴部側に突出する凸状部を形成してなり、凸状部の凸端面に上下方向に延びる切込み部が形成されていてもよい。
この場合、凹溝の反対側に切込み部を設けることで、凹溝の底部の肉厚が薄い薄肉部となるので、この薄肉部を支点にして戸先ゴムにおける凹溝より車内側の部分と車外側の部分とが空胴部を潰す方向により容易に変形させることができる。
本発明の戸挟み検知装置によれば、薄く細い介在物が車両用ドアの一方面側に引っ張られた場合にのみ戸先ゴムにおける車両用ドアの一方面側の部分とともに圧力検知管の変形が検知され、引きずり状態を検出することができることから、車内側および車外側のいずれかの方向に対応した検知が可能となる。しかも、圧力検知管が戸先ゴムに内蔵されているので、圧力検知管が介在物に直接接触することもなく、耐久性を確保することができる。
本発明の実施の形態による戸挟み検知装置の構成を示す水平断面図である。 図1に示す戸挟み検知装置の要部拡大図である。 戸挟み検知装置の作用を説明する水平断面図であって、介在物を車外側へ引っ張った状態を示す図である。 戸挟み検知装置の作用を説明する水平断面図であって、介在物を図3よりさらに車外側へ引っ張った状態を示す図である。 戸挟み検知装置の作用を説明する水平断面図であって、介在物を車内側へ引っ張った状態を示す図である。 第1変形例による戸先ゴムのU溝を示す水平断面図である。 第2変形例による戸先ゴムのV溝を示す水平断面図である。 第3変形例による先端側壁部の凸状部を示す水平断面図である。 従来の戸挟み検知装置の構成を示す水平断面図である。 従来の戸挟み検知装置の構成を示す水平断面図である。
以下、本発明による戸挟み検知装置の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施の形態による戸挟み検知装置1は、列車の車両用ドア2において、そのドア2が閉じた際に旅客や荷物等の介在物Pを挟んだ状態(以下、「戸挟み状態」という)や、列車が走行を開始した直後に旅客等を引きずりかけた状態(以下、「引きずり状態」という)であるか否かを検知するためのものである。
戸挟み検知装置1は、車両用ドア2(2A、2B)に設けられ、空胴部Rを有する戸先ゴム3と、空胴部Rの車両用ドア2側の内周面(後述する連結部31の先端面31a)から突出して接続されるとともに、外力による弾性変形を検知するチューブ形状の圧力検知管4と、戸先ゴム3の先端(先端側壁部33)においてドア幅方向(矢印Y方向)の中央部で上下方向に延びて形成されるV溝5(凹溝)とを備えて概略構成されている。
図1に示す車両用ドア2A、2Bは、出入口の中心線Oを挟んで左右両側に設けられ、それぞれがドアの面方向(矢印X方向)に往復移動することで開閉される。図1は、それら一対の車両用ドア2A、2Bが中心線Oの位置で閉じた状態であり、その中心線O近傍を示す水平断面図である。
ここで、図1乃至図4の車両用ドア2において、紙面上側を車内側(車両用ドア2の他方面側)とし、紙面下側を車外側(車両用ドア2の一方面側)として以下説明する。
また、以下に説明する戸先ゴム3、圧力検知管4、V溝5などについては、双方の車両用ドア2A、2Bのそれぞれの側で同じ構成となるので、主として一方の車両用ドア2A側についてのみ説明する。
戸先ゴム3は、車両用ドア2A、2Bのそれぞれの先端面2aにおいて、車両の出入口開口の上端から下端の略全体にわたって設けられている。これにより、車両用ドア2A、2Bが閉じられる際、戸先ゴム3の弾性力により双方のドア同士の衝突が和らげられている。
図2に示すように、戸先ゴム3は、先端側に上下方向全体にわたって連通する空洞部Rが設けられている。すなわち、戸先ゴム3は、車両用ドア2側に設けられた連結部31と、この連結部31の先端側に上述した空洞部Rを有する筒状部32とが一体的に形成されている。連結部31には、その先端面31a(車両用ドア側の内周面)の車外側に筒状部32内(空胴部R)へ向けて突出し、圧力検知管4を収容する突出部31bが設けられている。
筒状部32は、先端側壁部33と、車内側壁部34と、車外側壁部35とから周方向に一体形成されており、これら壁部33、34、35と連結部31の先端面31aとによって前記空胴部Rが形成されている。先端側壁部33の先端側には、上述したV溝5が設けられている。ここで、先端側壁部33において、V溝5より車内側の部分を符号33aとし、V溝5より車外側の部分を符号33bとする。
先端側壁部33には、V溝5に対応して形成される凸状部6が空胴部R内に突出され、この凸状部6の凸端面に上下方向に延びる切込み部6aが形成されている。つまり、凸状部6は車外側に位置する第1傾斜壁6b(押圧壁)と、車内側に位置する第2傾斜壁6cとからなり、このうち第1傾斜壁6bがV溝5の一部を構成している。
先端側壁部33の車外側部分33bには、空胴部R内へ向けて張り出した膨出部7が設けられている。この膨出部7は、車外側部分33bの変形時に圧力検知管4を押圧し易くするためのものである。
また、圧力検知管4と先端側壁部33の車外側部分33b(図2では膨出部7)との間には、一定の隙間Sが設けられている。
圧力検知管4は、例えばシリコン等の可撓性を有する材料から形成され、長手方向に中空部4aを有しており、この中空部4a内の圧力変化が図示しない圧力センサー等によって検知されるようになっている。
この圧力検知管4は、幅方向YでV溝5が設けられる位置よりも車外側に配置され、戸先ゴム3における先端側壁部33の車外側部分33bが空胴部R側に向けて変形したときに、その変形した車外側部分33bによって押圧される位置に配置されている。具体的に圧力検知管4の位置は、所定の外力によって生じる前記車外側部分33bの変形量に基づいて適宜設定される。
なお、圧力検知管4を用いた圧力検知方法としては、中空部4aの検知圧力と図示しない基準用圧力チューブの中空部の基準圧力との差圧に基づいて戸挟み状態を検出する方法(例えば特許第3266574号公報の特許文献に記載されている方法)を採用することも可能である。
次に、上述した構成の戸挟み検知装置1の作用について、図面に基づいて説明する。
図3に示すように、紐や布状などの薄く細い介在物Pが戸先ゴム3、3に挟まれたとき、その介在物Pを車外側から矢印E1方向に引き抜こうとして引っ張ったり、或いはその介在物Pが引きずられて引っ張られると、この引張力が外力となって先端側壁部33の車外側部分33bが空胴部Rを潰す方向(矢印F1方向)に変形することになる。この変形によりその車外側部分33bと圧力検知管4との間の隙間S(図2参照)が無くなるとともに、その変形した車外側部分33bによって圧力検知管4が押圧されて弾性的に変形する。
さらに、図4に示すように、車外側部分33bの変形に伴って凸状部6の第1傾斜壁6bも圧力検知管4側(矢印F1方向)へ変形するので、圧力検知管4は第1傾斜壁6bによって確実に押圧されて弾性的に変形することになる。
そして、この圧力検知管4の変形が圧力センサー(図示省略)等によって検知されることで、薄く細い介在物であっても介在物Pの引きずり状態を検出することができる。
さらに、圧力検知管4と車外側部分33bとの間に隙間Sがいわゆる不感領域となり、薄く細い介在物Pを戸先ゴム3で挟んだだけでは戸先ゴム3が隙間Sの範囲内で変形こととなり、圧力検知管4を押圧するに至らず無用な検知を防止することができる。
一方、図5に示すように、介在物Pを車内側から引っ張る場合には、車内側部分33aが空胴部Rを潰す方向に変形するが、圧力検知管4がV溝5(第1傾斜壁6b)よりも車外側に位置しており、その変形部分によって圧力検知管4が押圧されず、介在物Pの戸挟み状態が検出されることはない。
このように、介在物Pが薄く細いものにおいては、戸先ゴム3に挟まっただけではその戸挟み状態が検知できない場合でも、列車が走行を開始した直後に介在物Pが引っ張られた時点で、戸先ゴム3の車外側部分33bとともに圧力検知管4が変形することで検知可能であり、これにより引きずり状態を検出することができる。つまり、薄く細い介在物Pでは、戸挟みにより列車を停止させる必要のない程度の戸挟み状態は検出されず、戸挟み状態を検出する必要性の高い車外側から引っ張る引きずり状態に限定した検知を行うことができる。
なお、手や杖などの上記薄く細い介在物Pよりも厚みの大きい介在物が戸先ゴム3に挟まれた場合には、戸先ゴム3の先端全体が空胴部R側に向けて潰れ、その変形が圧力検知管4で検知されることになる。
そして、圧力検知管4が戸先ゴム3の空胴部Rに内蔵され、戸先ゴム3の外側に露出しない構成であるので、圧力検知管4に介在物Pが直接挟持されたり、その圧力検知管4に人や物が接触することが防止され、これにより圧力検知管4の耐久性を向上させることができる。
また、V溝5を設けることで、戸先ゴム3の先端に形成されるV溝5がヒンジの機能をもち、このV溝5の底部5aを支点にして先端側壁部33の車内側部分33aと車外側部分33bとが空胴部Rを潰す方向(図3、図4の矢印F1方向、図5の矢印F2方向)に変形し易くなるので、圧力検知管4を押圧するために必要な外力を小さくすることができ、圧力検知管4に対する押圧力をより確実に作用させることができることから、検知精度を高めることが可能となる。
また、V溝の裏面側の凸状部6に切込み部6aを設けることで、V溝5の底部5aの肉厚が薄い薄肉部となるので、この薄肉部を支点にして先端側壁部33の車内側部分33aと車外側部分33bとが空胴部Rを潰す方向により容易に変形させることができる。
上述した実施の形態による戸挟み検知装置では、薄く細い介在物Pが車外側に引っ張られた場合にのみ戸先ゴム3の車外側部分33bとともに圧力検知管4の変形が検知され、引きずり状態を検出することができることから、車内側および車外側のいずれかの方向に対応した検知が可能となる。
しかも、圧力検知管4が戸先ゴム3に内蔵されているので、圧力検知管4が介在物Pに直接接触することもなく、耐久性を確保することができる。
以上、本発明による戸挟み検知装置の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態では戸先ゴム3の先端側壁部33にV溝5を設けているが、その形状は断面視でV字型であることに制限されることはない。例えば、図6に示す第1変形例のようにV溝に代えて略U字状のU溝8であっても良い。
また、本実施の形態では先端側壁部33の空胴部R側でV溝5に対応する凸状部6に切込み部6b(図2参照)を設けているが、図7に示す第2変形例のようにこの切込み部6aを省略した形状の平面部6bとした構成であってもかまわない。
さらに、図8に示す第3変形例のように戸先ゴム3の先端側壁部33に凹溝を設けずに、空胴部R側に突出する凸状部9(押圧壁)のみを先端側壁部33に設ける構成とすることも可能である。この場合、凹溝が省略された分、上述したV溝5やU溝8を有する場合に比べて車外側部分33bの変形の容易さが低下するが、例えば先端側壁部33の厚さ寸法や材料などを適宜変更することで、凹溝を設ける場合と同等の外力による変形が得られる場合等に適用が可能である。
さらに、本実施の形態の戸先ゴム3において、膨出部7や隙間Sを省略することも可能である。
さらにまた、圧力検知管4の位置は、戸先ゴム3の形状、材質、V溝5(凹溝)の位置、形状などに応じて任意に設定することができる。要は、圧力検知管が凹溝より車外側に配置され、戸先ゴム3の車外側部分33bの所定の変形を受けて圧力検知管が検知可能な程度に押圧される位置であればよいのである。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施の形態を適宜組み合わせても良い。
1 戸挟み検知装置
2、2A、2B 車両用ドア
3 戸先ゴム
4 圧力検知管
4a 中空部
5 V溝(凹溝)
5a 底部
6 凸状部
6a 切込み部
6b 第1傾斜壁(押圧壁)
7 膨出部
8 U溝(凹溝)
9 凸状部(押圧壁)
31 連結部
31a 先端面(車両用ドア側の内周面)
32 筒状部
33 先端側壁部
33a 車内側部分
33b 車外側部分(一方面側の先端部分)
34 車内側壁部
35 車外側壁部
P 介在物
R 空胴部
S 隙間

Claims (3)

  1. 車両用ドアが閉じた際に戸挟み状態であるか否かを検出する戸挟み検知装置であって、
    前記車両用ドアに設けられ、空胴部を有する戸先ゴムと、
    該空胴部の前記車両用ドア側の内周面から突出して接続されるとともに、外力による弾性変形を検知する圧力検知管と、
    前記戸先ゴムの先端においてドア幅方向の中央部で前記空胴部側に向けて突出するとともに、上下方向に延びて形成される押圧壁と、
    前記戸先ゴムにおける前記押圧壁より前記車両用ドアの一方面側の先端部分と前記圧力検知管との間に設けられる隙間と、
    を備え、
    前記圧力検知管は、
    前記押圧壁より前記車両用ドアの一方面側に配置され、前記先端部分が変形したときに、該先端部分によって押圧されることを特徴とする戸挟み検知装置。
  2. 前記戸先ゴムの先端におけるドア幅方向の中央部には、上下方向に延びる凹溝が形成され、
    前記押圧壁が前記凹溝の一部を構成していることを特徴とする請求項1に記載の戸挟み検知装置。
  3. 前記凹溝は、前記空胴部側に突出する凸状部が形成され、
    該凸状部の凸端面に上下方向に延びる切込み部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の戸挟み検知装置。
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