JP2009227002A - ドアセンサユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアハンドルに依存することなく、車両用ドアの開閉の際の、利用者による人為的な操作を良好に検出可能なドアセンサユニットを提供する。
【解決手段】車両用ドア22の車外に面したドアパネル23の内側に、ドアパネル23に直接に支持されて設置され、車外から車室内側へ向かって印加されてドアパネル23を変形させる応力を検出する感圧センサ1と、感圧センサ1の検出信号に基づいて、ドアパネル23へ印可された応力が、利用者による人為的な操作によるものであるか否かを判定する操作判定部2とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用のドアへの人為的操作を検出するドアセンサユニットに関する。
車両用ドアを開閉駆動するために、モータなどのアクチュエータを備えた駆動制御装置が当該車両に搭載される場合がある。この駆動制御装置は、車両用ドアに備えられたドアハンドルなどに対する利用者による開閉操作の有無を検出するドアセンサユニットからの検出結果に応じて、車両用ドアを開閉駆動する。このようなドアセンサユニットとして、ドアハンドルに圧電センサを配接し、利用者が開閉操作のためにドアハンドルを握ろうとしたことなどの挙動を迅速に検出するものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3812592号公報(第49〜52段落等)
特許文献1のようにドアハンドルに備えた圧電センサでドアハンドルへの操作を検出するものでは、電気的な処理によって車両用ドアを開閉駆動するアクチュエータを容易に制御することができる。つまり、圧電素子の検出信号に基づいてロックユニットのロック解除や、車両用ドアの開閉の制御を実現できる。車両用ドアの電気的な制御は、機械的にドアハンドルを作動させてロックを解除し、車両用ドアの開閉を行うものと比較して、軽い操作でロックユニットの解除や、車両用ドアの開閉を実現するという良好な面を現出する。
しかし、特許文献1の第52段落にも記載されているように、圧電センサを組み込むための所定の大きさの中空部がドアハンドルに無い場合がある。また、このような場合には、特許文献1の第29段落に記載されているように、ドアハンドル本体の車両用ドアに対向する面にケーブル状の圧電センサが配接される。このように、ドアハンドルに利用者による開閉操作を検出するセンサを設ける場合、ドアハンドルの構造が複雑になったり、ドアハンドルのデザイン性が損なわれたりする可能性がある。また、車両の生産時には、信頼性を確保するためにドアハンドルを車両用ドアに取り付けた状態でセンサの感度を調整する必要があり、生産性が損なわれる。
本発明は上記課題に鑑みて創案されたもので、ドアハンドルに依存することなく、車両用ドアの開閉の際の、利用者による人為的な操作を良好に検出可能なドアセンサユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係るドアセンサユニットの特徴構成は、
車両用ドアの車外に面したドアパネルの内側に、当該ドアパネルに直接に支持されて設置され、車外から車室内側へ向かって印加されて当該ドアパネルを変形させる応力を検出する感圧センサと、
前記感圧センサの検出信号に基づいて、前記ドアパネルへ印可された応力が、利用者による人為的な操作によるものであるか否かを判定する操作判定部と、を備える点にある。
この特徴構成によれば、ドアパネルに直接に支持される感圧センサの検出信号に基づいて、利用者による人為的な操作の有無が判定される。従って、ドアハンドル等に依存されることなく、簡単な構造で生産性もよく、防水性にも優れたドアセンサユニットを提供することができる。
また、本発明に係るドアセンサユニットは、前記ドアパネルが、前記感圧センサを挟む又は囲うリブを内側に有して構成されると好適である。
この構成によれば、感圧センサがリブに囲まれてドアパネルに設置されるので、感圧センサが設置されたスイッチ部に人為的な操作として印加される応力以外の応力の感圧センサへの伝達を抑制することができる。従って、ドアセンサユニットの信頼性を向上させることができる。
また、本発明に係るドアセンサユニットは、前記ドアパネルが、前記感圧センサが設置される部位の肉厚が他の部位に比べて薄く形成されると好適である。
感圧センサが設置される部位の肉厚が他の部分に比べて薄く形成されることにより、人為的な操作として印加される応力が感圧センサに伝達し易くなる。その結果、ドアセンサユニットの感度が向上し、ドアセンサユニットの信頼性が向上される。
また、本発明に係るドアセンサユニットは、前記感圧センサが複数設置され、複数の異なる種別の人為的操作が検出されると好適である。
これによれば、利用者は、複数の種別の異なる人為的操作を与えることができるので、利便性が向上される。
ここで、本発明に係るドアセンサユニットの前記操作判定部は、複数の前記感圧センサからの検出信号に対して、強度比較及び位相比較の一方又は双方を実施することにより、前記人為的操作の種別を判別すると好適である。
複数の感圧センサの内の1つに対して人為的操作による応力が印加されても、ドアパネルを介して、その応力は他の感圧センサに伝搬する。但し、人為的操作による応力が直接印加された感圧センサに比べて、他の感圧センサの応力は伝搬による減衰を伴うため、その強度は小さくなり、位相は遅れることとなる。従って、強度比較及び位相比較の一方又は双方を実施することにより、ドアセンサユニットは人為的操作の種別を判別することができる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明のドアセンサユニット10が搭載される車両21の側面図である。本実施形態において、車両21のドア(車両用ドア)22は、図6を参照して後述するドアECU20により制御される不図示のモータなどのアクチュエータにより自動で開閉作動可能なドアである。ドアECU20は、ドアセンサユニット10から開閉指示のための人為的操作があったか否かの判定結果を受け取り、アクチュエータを駆動してドア22を開閉させる。利用者による開閉指示は、ドア22の車外に面したドアパネル23に設けられたスイッチ部30に対する人為的操作として実施される。人為的操作は、例えば、スイッチ部30を押す操作である。
図2は、第1実施形態のドアセンサユニット10の構成例を模式的に示す説明図であり、図3は、感圧センサ1の設置形態の関係の一例を示す図2のIII−III断面図である。ドアパネル23のスイッチ部30は、図3に示すように、ドアパネル23の内側に、当該ドアパネル23に直接に指示されて設置された感圧センサ1が備えられている。感圧センサ1からは、配線9(9a、9b)が延出し、ドアパネル23の内部に備えられた操作判定部2と接続される。
感圧センサ1は、本実施形態では圧電センサにより構成される。本実施形態において、感圧センサ1は、被覆11と被覆15との間に、第1電極12と、圧電体13と、第2電極14とを挟んで構成される短冊状の圧電センサである。圧電体13は、第1電極12と第2電極14とに挟持されている。圧電体13に掛かる応力による圧電効果に起因して発生する電荷は、第1電極12及び第2電極14によって検出される。第1電極12には第1配線9aが接続され、第2電極14には第2配線9bが接続されて、操作判定部2へ伝達される。
感圧センサ1は、図2に示すA位置のようなスイッチ部30の外周部の一箇所に対応するドアパネル23の内側(図3に示すCの位置)において、短冊状の一方の端部を固定支持されて設置される。感圧センサ1の短冊状の他方の端部は、スイッチ部30のほぼ中央部に位置することとなる。スイッチ部30が押圧されると、ドアパネル23のスイッチ部30がたわみ変形し、感圧センサ1に応力が印加される。この応力に応答して圧電効果により生じる電荷が操作判定部2により検出され、人為的操作の有無が判定される。
図4及び図5は、感圧センサ1の設置形態の他の例を示す図2のIII−III断面図である。図4は、ドアパネル23の感圧センサ1が設置される部位の肉厚D2が他の部位の肉厚D1に比べて薄く形成される例を示している。感圧センサ1が設置される部位の肉厚D2が他の部分の肉厚D1に比べて薄く形成されることにより、人為的な操作として印加される応力が感圧センサ1に伝達し易くなる。その結果、ドアセンサユニットの感度が向上し、ドアセンサユニットの信頼性が向上される。
また、図5は、ドアパネル23の感圧センサ1が設置される部位において、感圧センサ1を挟む又は囲うリブ24がドアパネル23の内側に設けられる例を示している。感圧センサ1がリブ24に囲まれてドアパネル23に設置されるので、感圧センサ1が設置されたスイッチ部30に人為的な操作として印加される応力以外の応力の感圧センサ1への伝達を抑制することができる。従って、ドアセンサユニット10の信頼性を向上させることができる。
図6は、第1実施形態のドアセンサユニット10の構成例を模式的に示すブロック図である。ドアセンサユニット10の操作判定部2は、増幅部3と、フィルタ部4と、判定部5とを有して構成される。利用者がスイッチ部30を押圧する人為的操作は、おおむね20Hz以下の振動となる。従って、感圧センサ1の出力信号は増幅部21において増幅された後、例えば、20Hz以下の周波数の信号を通過させるローパスフィルタとして構成されたフィルタ部4を介して、判定部5へ入力される。判定部25は感圧センサ1の出力信号が所定の電圧レベルに達しているかなどの判定を行って、利用者による開閉操作の有無、即ち開閉指示の有無を判定する。
なお、利用者による人為的操作とは、必ずしも押圧操作に限らず、利用者によるスイッチ30近辺へのノック操作をも含むものとする。こうしたノック操作が行われた場合、ドアパネル23の厚さやリブ24の形状等により多少変動するものの、おおむね100〜300Hz程度の振動がスイッチ30に付与されることとなる。フィルタ部4が、100〜300Hz程度の周波数帯域の信号を通過させるバンドパスフィルタで構成されていれば、フィルタ部4を介して判定部5が当該ノック操作による振動を検出し、こうしたノック操作の有無を判定可能となる。そして、判定部5は、ドア22の開閉状態に応じて、利用者による開閉操作の有無、すなわち開閉指示の有無を判定可能となる。
図7は、操作判定部2による判定原理の一例を示す説明図である。感圧センサ1の検出信号Sは、例えば図7に示すような振動波形である。尚、図7に示す検出信号Sは、図6に示すブロック図における増幅部3及びフィルタ部4を介して判定部5へ入力される波形を模式的に示したものである。判定部5は、感圧センサ1の検出信号Sのピーク値Pが、所定の電圧レベルTH以上の場合に、検出信号Sの強度が満たされているとして、人為的操作有りと判定する。操作判定部2の判定結果は、上述したようにドアECU20に伝達される。ドアECU20は、操作判定部2の判定結果に基づいて、ドア22を開閉させる。
このように、ドアパネル23に直接に支持される感圧センサ1の検出信号に基づいて、利用者による人為的な操作の有無が判定される。従って、ドアハンドル等に依存されることなく、簡単な構造で生産性もよく、防水性にも優れたドアセンサユニット10を提供することができる。尚、スイッチ部30の位置については、ドアパネル23に簡単なマーキングを施すなどにより、利用者に対する視認性を確保すると好適である。
〔第2実施形態〕
以下、図8〜図10を利用して本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態と同様の部分については適宜説明を省略する。第2実施形態においては、図8に示すように、複数のスイッチ部30がドアパネル23に設けられる。具体的には、本実施形態においては、スイッチ部31、32、33の3つのスイッチ部が設けられる。これら3つのスイッチ部31〜33は、それぞれ異なる種別の人為的操作の入力を受け付けるために設けられる。ドア22が図1に示したようなスライドドアである場合、例えば、スイッチ部31が閉扉指示、スイッチ部32が開閉駆動の停止指示、スイッチ部33が開扉指示をそれぞれ受け付けるスイッチ部とすることができる。この時、各スイッチ部31〜33に図8に示すようなマーク41〜43を設けておくと利用者に対する視認性を確保することができて好適である。
各スイッチ部31〜33には、それぞれ感圧センサ1が備えられる。即ち、複数のスイッチ部30に対応して、感圧センサ1が複数設置され、上述したように複数の異なる種別の人為的操作が検出される。但し、複数の感圧センサ1の内の1つに対して人為的操作による応力が印加されても、ドアパネル23を介して、その応力は他の感圧センサ1にも伝搬する。そこで、第2実施形態においては、スイッチ部31〜33の内のどのスイッチ部30に人為的操作が加えられたのかを以下に述べるようにして判別する。
図9は、第2実施形態のドアセンサユニット10Aの構成例を模式的に示すブロック図であり、図10は、操作判定部2Aによる判定原理の一例を示す説明図である。図10では、第1スイッチ部31に人為的操作があった場合を例示している。
図9に示すように、第2実施形態において、感圧センサ1は、3つのスイッチ部31〜33に対応して、それぞれ第1感圧センサ1a、第2感圧センサ1b、第3感圧センサ1cの3つが設けられる。そして、第1感圧センサ1aに対しては、第1増幅部3aと、第1フィルタ部4aと、第1判定部5aとが設けられる。また、第2感圧センサ1bに対しては、第2増幅部3bと、第2フィルタ部4bと、第2判定部5bとが設けられる。また、第3感圧センサ1cに対しては、第3増幅部3cと、第3フィルタ部4cと、第3判定部5cとが設けられる。
第1増幅部3a、第2増幅部3b、第3増幅部3cは、それぞれ対応する感圧センサ1の出力を増幅する機能部であり、その機能は第1実施形態の増幅部3と同様である。また、第1フィルタ部4a、第2フィルタ部4b、第3フィルタ部4cは、それぞれ対応する増幅部3の出力に対してローパスフィルタ処理を施す機能部であり、その機能は第1実施形態のフィルタ部4と同様である。第1判定部5a、第2判定部5b、第3判定部5cは、それぞれ対応するフィルタ部4の出力が、所定の電圧レベルに達しているかなどの判定を行う機能部である。その機能については、所定の電圧レベルに達しているかなどの判定を行う点では第1実施形態の判定部5と同様である。
第1実施形態では、第1判定部5a、第2判定部5b、第3判定部5cに対応する機能がほぼ判定部5の全ての機能であった。即ち、感圧センサ1の検出信号Sが図7に示すように所定の電圧レベルTH以上であるか否かを判定することによって、人為的操作の有無が判定された。しかし、第2実施形態においては、感圧センサ1が3つ備えられるため、複数の感圧センサ1の検出信号Sが所定の電圧レベルTH以上となる可能性がある。この場合、どのスイッチ部30に対して人為的操作がなされたのかが判らず、人為的操作の種別を判別することができなくなる可能性がある。そこで、第2実施形態の判定部5Aは、第1実施形態の判定部5の機能に加えて、人為的操作の種別を判別する機能を有して構成される。
図10の上段に示す波形は、第1感圧センサ1aの検出信号S1であり、ここでは増幅部3a及びフィルタ部4aを介して判定部5Aへ入力される波形を模式的に示している。図10の中段に示す波形は、第2感圧センサ1bの検出信号S2であり、ここでは増幅部3b及びフィルタ部4bを介して判定部5Aへ入力される波形を模式的に示している。図10の下段に示す波形は、第3感圧センサ1cの検出信号S3であり、ここでは増幅部3c及びフィルタ部4cを介して判定部5Aへ入力される波形を模式的に示している。上述したように、図10では、第1スイッチ部31に対して人為的操作による応力が加えられた場合を例示している。
第1スイッチ部31に加えられた応力は直ちにドアパネル23の内側に備えられた第1感圧センサ1aによって検出され、図10に示す時刻t0においてピーク値P1を有する検出信号S1が得られる。また、第1スイッチ部31に加えられた応力は、ドアパネル23を介して第2感圧センサ1bにも伝達され、図10に示す時刻t1においてピーク値P2を有する検出信号S2が得られる。また、第1スイッチ部31に加えられた応力は、ドアパネル23を介して第3感圧センサ1cにも伝達され、図10に示す時刻t2においてピーク値P3を有する検出信号S3が得られる。
ドアパネル23を介して、第1スイッチ部31から第2感圧センサ1b及び第3感圧センサ1cに伝搬される応力は、伝搬途上で幾分か減衰する。このため、検出信号S1のピーク値P1に比べて、検出信号S2のピーク値P2及び検出信号S3のピーク値P3は、低い電圧レベルとなる。従って、判定部5Aは、ほぼ同じ時刻において観測される検出信号Sの内、ピーク値Pの電圧レベルが最も高い検出信号Sに係るスイッチ部30に人為的操作がなされたと判別することができる。つまり、操作判定部2Aは、複数の感圧センサ1からの検出信号Sに対して強度比較を実施することにより、人為的操作の種別を判定することができる。
また、ドアパネル23を介して、第1スイッチ部31から第2感圧センサ1b及び第3感圧センサ1cに応力が伝搬される際には時間差が生じる。そこで、人為的操作の種別を判別するための1つの機能を担う機能部として、図9に示すように、判定部5Aに位相比較部5dを備えると好適である。
位相比較部5dは、検出信号S1と検出信号S2との位相差T1、検出信号S1と検出信号S3との位相差T2を検出する。人為的操作がなされたスイッチ部30の検出信号Sの位相は、図10に示すように最も進んでいる。従って、判定部5Aは、ほぼ同じ時刻において観測される検出信号Sの内、最も位相の進んでいる検出信号Sに係るスイッチ部30に人為的操作がなされたと判別することができる。操作判定部2Aは、複数の感圧センサ1からの検出信号Sに対して位相比較を実施することにより、人為的操作の種別を判定することができる。
また、判定部5Aは、ほぼ同じ時刻において観測される検出信号Sの内、ピーク値Pの電圧レベルが最も高く、且つ、最も位相の進んでいる検出信号Sに係るスイッチ部30に人為的操作がなされたと判別すると好適である。つまり、操作判定部2Aは、複数の感圧センサ1からの検出信号Sに対して、強度比較及び位相比較の双方を実施することにより、人為的操作の種別を判定すると好適である。2つの条件を満たすことにより、より信頼性の高い判別が可能となる。
第2実施形態のように、複数のスイッチ部30が設けられる場合、センサユニット10が感圧センサ1を挟む又は囲うリブを内側に有して構成されるとさらに好適である。人為的操作がなされるスイッチ部30に印加される応力が他のスイッチ部30に伝搬されにくくなり、人為的操作がなされたスイッチ部30の判別性が向上する。
尚、上記各実施形態においては、車両用ドアとしてスライドドアを例として説明したが、本発明は当然ながらスイングドアにも適用することができる。また、車両の側面に設けられるドアに限らず、バックドアにも適用することができる。
以上、説明したように、本発明によれば、ドアハンドルに依存することなく、車両用ドアの開閉の際の、利用者による人為的な操作を良好に検出可能なドアセンサユニットを提供することが可能となる。即ち、車両21にドアハンドルを設けることなく、車両用ドアを構成することも可能となる。尚、この場合、緊急時などに、アクチュエータを用いずに車両の外から車両用ドアを開閉させる操作手段が必要となる可能性がある。例えば、ドアミラーを折りたたみ方向と逆方向に動かして車両用ドアの解錠や開扉を可能とすることで、ドアミラーを操作手段として構成することができる。
本発明のドアセンサユニットが搭載される車両の側面図 第1実施形態のドアセンサユニットの構成例を模式的に示す説明図 感圧センサの設置形態の一例を示す図2のIII−III断面図 感圧センサの設置形態の他の例を示す図2のIII−III断面図 感圧センサの設置形態のさらに別の例を示す図2のIII−III断面図 第1実施形態のドアセンサユニットの構成例を模式的に示すブロック図 操作判定部による判定原理の一例を示す説明図 第2実施形態のドアセンサユニットの構成例を模式的に示す説明図 第2実施形態のドアセンサユニットの構成例を模式的に示すブロック図 操作判定部による判定原理の一例を示す説明図
符号の説明
1、1a、1b、1c:感圧センサ
2、2A:操作判定部
10、10A:ドアセンサユニット
21:車両
22:ドア(車両用ドア)
23:ドアパネル
24:リブ
D1、D2:肉厚
S、S1、S2、S3:検出信号

Claims (5)

  1. 車両用ドアの車外に面したドアパネルの内側に、当該ドアパネルに直接に支持されて設置され、車外から車室内側へ向かって印加されて当該ドアパネルを変形させる応力を検出する感圧センサと、
    前記感圧センサの検出信号に基づいて、前記ドアパネルへ印可された応力が、利用者による人為的な操作によるものであるか否かを判定する操作判定部と、
    を備えるドアセンサユニット。
  2. 前記ドアパネルは、前記感圧センサを挟む又は囲うリブを内側に有して構成される請求項1に記載のドアセンサユニット。
  3. 前記ドアパネルは、前記感圧センサが設置される部位の肉厚が他の部位に比べて薄く形成される請求項1又は2に記載のドアセンサユニット。
  4. 前記感圧センサが複数設置され、複数の異なる種別の人為的操作が検出される請求項1〜3の何れか一項に記載のドアセンサユニット。
  5. 前記操作判定部は、複数の前記感圧センサからの検出信号に対して、強度比較及び位相比較の一方又は双方を実施することにより、前記人為的操作の種別を判別する請求項4に記載のドアセンサユニット。
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