JP2020002763A - 挟み込み検知センサ - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る挟み込み検知センサ2が左右のスライドドア11,11にそれぞれ取り付けられた鉄道車両1の乗降口10付近を示す説明図である。図1では、鉄道車両1から駅のプラットフォーム7に降車する乗客8、及び乗客8の携行品9を示している。また、図1では、乗客8の乗降方向を矢印A1で示し、スライドドア11,11の閉動作時の移動方向(閉方向)を矢印A2で示している。
以上説明した第1の実施の形態によれば、下記(1)〜(3)の作用及び効果を得ることができる。
次に、図7を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。図7は、第2の実施の形態に係る挟み込み検知センサ2Aを示す断面図である。本実施の形態では、戸先ゴム3の基体部31が、並び方向の中央部で閉方向側(カバー部32側)に突出する半円状の突起311を有している。この突起311は、第1乃至第3の収容スペース301〜303に跨って形成されており、第1の収容スペース301に向かって最も大きく張り出している。
図8は、第3の実施の形態に係る挟み込み検知センサ2Bを示す断面図である。この検知スイッチ2Bは、第2の実施の形態に係る検知スイッチ2Aと同様に、基体部31に並び方向の中央部で閉方向側に突出する突起311が設けられているが、この突起311の形状が第2の実施の形態とは異なり、台形状に形成されている。突起311は、第1の収容スペース301における頂面から遠ざかるほど並び方向の幅が広くなり、第2及び第3の収容スペース302,303における両側面の間の距離が長くなる。また、挟み込み検知センサ2Bでは、第1の壁部351及び第2の壁部352が、突起311の頂面と両側面との間の角部から、スライドドア11の移動方向に対して互いに離間するように傾斜して延在している。
次に、図9を参照して本発明の第4の実施の形態について説明する。
次に、図10を参照して本発明の第4の実施の形態について説明する。図10は、第5の実施の形態に係る挟み込み検知センサ2Dを示す断面図である。第1乃至第4の実施の形態では、第1乃至第3の収容スペース301〜303が仕切り部35によって隙間なく区画された場合について説明したが、本実施の形態に係る挟み込み検知センサ2Dでは、第1乃至第3の収容スペース301〜303が隙間S1,S2を介して連通している。この隙間S1,S2の大きさは線状感圧部材4の直径よりも狭く、第1乃至第3の収容スペース301〜303間の線状感圧部材4の移動は、上記の各実施の形態と同様に仕切り部35によって規制されている。
次に、図11を参照して本発明の第6の実施の形態について説明する。図11は、第6の実施の形態に係る挟み込み検知センサ2Eを示す断面図である。この挟み込み検知センサ2Eは、第5の実施の形態に係る挟み込み検知センサ2Dの戸先ゴム3の基体部31に第2の実施の形態と同様に突起311を設けたものである。
次に、図12を参照して本発明の第7の実施の形態について説明する。図12は、第7の実施の形態に係る挟み込み検知センサ2Fを示す断面図である。この挟み込み検知センサ2Fは、戸先ゴム3の基体部31に突起311が設けられると共に、この突起311の先端部に仕切り部35が設けられている。仕切り部35は、カバー部32との対向面が線状感圧部材4の外周面よりも曲率が大きい円弧面からなり、並び方向の両端部に第1及び第2の突角部354,355を有している。第1及び第2の突角部354,355とカバー部32との間には、それぞれ隙間S3,S4が形成されている。隙間S3,S4の大きさは線状感圧部材4の直径よりも狭く、第1乃至第3の収容スペース301〜303間の線状感圧部材4の移動が規制されている。
次に、図13を参照して本発明の第8の実施の形態について説明する。図13は、第8の実施の形態に係る挟み込み検知センサ2Gを示す断面図である。この挟み込み検知センサ2Gは、戸先ゴム3のカバー部32が、第1の収容スペース301に収容された線状感圧部材4に向かって基体部31側に突出する内方突起321を有している。第1の収容スペース301と第2の収容スペース302とを仕切る第1の壁部351、及び第1の収容スペース301と第3の収容スペース303とを仕切る第2の壁部352は、基体部31とカバー部32の内方突起321との間に設けられている。
次に、図14を参照して本発明の第9の実施の形態について説明する。第1乃至第8の実施の形態では、左右のスライドドア11,11に同じ構造の挟み込み検知センサを用いること前提として説明したが、本実施の形態では、左右のスライドドア11,11のうち一方のスライドドア11に取り付けられる挟み込み検知センサと、他方のスライドドア11に取り付けられる挟み込み検知センサの構造が異なっている。以下、一方のスライドドア11に取り付けられる挟み込み検知センサを一方側挟み込み検知センサ2Hとし、他方のスライドドア11に取り付けられる挟み込み検知センサを他方側挟み込み検知センサ2Iとして説明する。
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
10…乗降口
11…スライドドア
2,2A〜2G…挟み込み検知センサ
3…戸先ゴム
30…空洞部
301,302,303…第1乃至第3の収容スペース
304,305…第1及び第2の収容スペース
31…基体部
311…突起
32…カバー部
321…内方突起
322…外方突起
35…仕切り部
4…線状感圧部材
40…空間
41…チューブ(弾性体)
42…導体線
Claims (6)
- スライドドアの閉動作時における挟み込みを検知する挟み込み検知センサであって、
内部に空洞部を有し、前記スライドドアの閉移動方向の先端部に取り付けられる戸先ゴムと、
前記空洞部に収容され、複数の導体線を管状の弾性体の内側に互いに離間して配置してなる複数の線状感圧部材と、を備え、
前記戸先ゴムは、前記空洞部に前記複数の線状感圧部材をそれぞれ収容する複数の収容スペースを有し、前記複数の収容スペース間の前記線状感圧部材の移動が仕切り部によって規制されており、
前記複数の収容スペースは、前記仕切り部によって隙間なく区画されている、
挟み込み検知センサ。 - 前記複数の線状感圧部材が、前記スライドドアの移動方向及び前記戸先ゴムの長手方向に対して交差する並び方向に並び、かつ前記スライドドアの移動方向に重ならないように配置されている、
請求項1に記載の挟み込み検知センサ。 - 3つの前記線状感圧部材を有し、前記3つの線状感圧部材のうち、1つの線状感圧部材が前記空洞部における前記並び方向の中央部に配置され、他の2つの線状感圧部材が前記1つの線状感圧部材の前記並び方向における一方側及び他方側に配置されている、
請求項2に記載の挟み込み検知センサ。 - 前記戸先ゴムは、前記空洞部よりも前記閉移動方向側で前記複数の線状感圧部材を覆うカバー部と、前記カバー部との間に前記空洞部を形成する基体部とを一体に有し、
前記カバー部は、前記並び方向の中央部で前記閉移動方向に突出するアーチ状に湾曲しており、
前記基体部は、前記並び方向の中央部で前記閉移動方向に突出する突起を有する、
請求項2又は3に記載の挟み込み検知センサ。 - 前記戸先ゴムは、前記空洞部よりも前記閉移動方向側で前記複数の線状感圧部材を覆うカバー部と、前記カバー部との間に前記空洞部を形成する基体部とを一体に有し、
前記カバー部は、前記並び方向の中央部で前記閉移動方向に突出するアーチ状に湾曲しており、かつ前記1つの線状感圧部材に向かって前記基体部側に突出する内方突起を有する、
請求項3に記載の挟み込み検知センサ。 - 前記戸先ゴムは、前記空洞部よりも前記閉移動方向側で前記複数の線状感圧部材を覆うカバー部と、前記カバー部との間に前記空洞部を形成する基体部とを一体に有し、
前記カバー部は、前記並び方向の中央部で前記閉移動方向に突出するアーチ状に湾曲しており、かつ前記空洞部側とは反対側に突出する外方突起を有する、
請求項3に記載の挟み込み検知センサ。
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