JP2000130018A - 移動体の扉異物検知装置 - Google Patents

移動体の扉異物検知装置

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JP2000130018A
JP2000130018A JP10308341A JP30834198A JP2000130018A JP 2000130018 A JP2000130018 A JP 2000130018A JP 10308341 A JP10308341 A JP 10308341A JP 30834198 A JP30834198 A JP 30834198A JP 2000130018 A JP2000130018 A JP 2000130018A
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pressure
door
outside
caught
sensing means
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JP10308341A
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Mitsuo Kawashima
光男 川島
Takahiro Matsuo
孝弘 松尾
Makoto Kuroki
誠 黒木
Mitsuo Adachi
光雄 安達
Yuji Ueno
裕司 上野
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OYO DENKI KK
Original Assignee
OYO DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体の扉に異物が挟まった場合、それが扉
の内外どちら側から挾まったを検知することによって、
事故防止と発進遅れ防止とを同時に実現できる移動体の
扉異物検知装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 移動体の扉異物検知装置を、移動体の扉
の戸先部又は戸当部に設けられ、扉閉時に挟まった異物
による扉の外側方向への圧力を感知する外側圧力感知手
段と、扉の内側への圧力を感知する内側圧力感知手段と
を有するものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電車など人を乗せ
て移動する移動体の扉に乗客の衣服等の異物が挟まった
場合に、異物が移動体の扉の外側から挟まったのかそれ
とも内側からなのかを検知することができる移動体の扉
異物検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電車の扉は、開閉方向の圧
力を検知できるセンサが取り付けられていたり、あるい
は開閉位置を機械的に検知できる構造になっていたりし
て、異物が扉に挟まった場合、扉閉時の圧力や扉閉位置
が通常と異なることから異物の存在を検知するようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電車の扉に異
物が挟まった場合、扉の外側から挟まっているのかそれ
とも内側からなのかが大変重大な問題になることがよく
ある。車内の乗客(扉の内側にいる乗客)が扉に衣服の
一部を挟まれたまま電車が発車しても、その乗客も電車
といっしょに移動するので大きな問題にはならない。と
ころが、ホームで待機している乗客(扉の外側にいる乗
客)が衣服の一部を挟まれたまま電車が発車すると、そ
の乗客が電車に引きずられて大事故になる怖れがある。
だが、従来の扉異物検知装置では、扉の内側から挟まっ
ているのか外側からなのかを判別することはできない。
そのため、満員電車の車内(内側)にいる乗客が扉に衣
服等を挟まれるといったことはよくあるが、その場合も
異物が挟まっていると判断するので、事故防止のため発
車できなくなり、ラッシュ時に電車が遅れるといった不
都合が生じている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都
合を解消できるもので、移動体の扉の戸先部又は戸当部
に設けられ、扉閉時に挟まった異物による扉の外側方向
への圧力を感知する外側圧力感知手段と、扉の内側方向
への圧力を感知する内側圧力感知手段とを有することを
特徴とする移動体の扉異物検知装置を提供せんとするも
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基いて図
面を参照して説明する。図1は電車に設けられた本発明
に係る扉部の外観図、図2は片方の扉部を上から見た図
を示す。図1に示すように扉部は一番外側がゴム11で
覆われ、その内部に丸棒12を配設している。さらに、
この丸棒12に押さえられ扉の開閉方向Xと異なる方向
の圧力を感知する互いに約90度の角度をなす外側圧力感
知手段である外側感圧センサー13と内側圧力感知手段
である内側感圧センサー14がそれぞれセンサー取り付
け面15、16に取り付けられている。図2は扉を上部
から見た図であり、一番外側にゴム11、内部に丸棒1
2、そして感圧センサー13、14、センサー取り付け
面15、16がある。
【0006】扉が閉められた時、扉の間に衣服、鞄など
の異物Aが扉の外側(図2では上側)から挟まれた場合、
挟まれた人が異物を外側の方向Yに引張る力が生じる。
その力は丸棒12を介してセンサー取り付け面15に取
り付けられた外側感圧センサー13に加えられ、センサ
ー取り付け面16の内側感圧センサー14より感圧が大
きくなる。同様に、異物Aが扉の内側(図2では下側)か
ら挟まれた場合、丸棒12を介してセンサー取り付け面
16に取り付けられた内側感圧センサー14に力が加え
られ、センサー取り付け面15の外側感圧センサー13
より感圧が大きくなる。以上のように、挟まれている側
の面に取り付けられた感圧センサーの方が大きな圧力を
感知する。
【0007】図3は、本発明に係る判断手段1を示す回
路図の一例である。図3において13、14は外側感圧
センサー及び内側感圧センサーであり、扉が閉められた
時にそれぞれ扉の外側方向への圧力、内側方向への圧力
を感知することができる。両感圧センサー13,14か
ら発せられる圧力信号(電圧)は後の回路で処理できる
ように増幅器17、18で増幅される。こうして増幅さ
れた両感圧センサー13、14の圧力信号は電圧となっ
て差動増幅器19に入力される。そして、差動増幅器1
9で増幅器17、18から入力された電圧の差が増幅さ
れた後、圧力差(電圧差)があるか、ある場合は扉の内
外どちら側からの圧力が大きいかを比較器20で判定さ
れ、判定結果が制御回路21に送られる。また、圧力差
がしきい値より大きいかどうかを判断するために、増幅
器17、18からの信号を比較器22、23に入力し、
しきい値を超える圧力があるかどうかを制御回路21に
入力している。上記の信号を入力された制御回路21
は、扉に異物が挟まれているか、挟まれている場合、扉
の内外どちら側から挟まれているかを判断できる。さら
に、扉の外側と内側の圧力差がしきい値を超えているか
(扉の外側にいる乗客が電車に引きずられる怖れがある
か)もわかるので、事故防止のために電車を停止させる
必要があるかどうかも判断することができる。表1に扉
の状態と制御回路21に入力される信号の論理を示す。
【0008】
【表1】
【0009】図4は、扉先部の外側圧力感知手段と内側
圧力感知手段に圧力を伝達する仕組みを示す他の実施例
であり、図1、図2の扉の丸棒12を変更して扉の外側
感圧センサー及び内側感圧センサーへの感度をより良く
したものである。図4において、ゴム31の内側に、扉
に圧力が加わった時に外側感圧センサー32と内側感圧
センサー33に圧力を伝えるための圧力伝達部材34、
35、36が配置されている。圧力伝達部材34は固形
のものだが、同部材35、36は弾力性があり、同部材
35は同部材34に圧力が加わった時に広がり、同部材
36に圧力を伝える。この圧力は、同部材36に突設さ
れ感圧センサー32、33に先端部が垂直に接する接触
部36a、36bを介して同センサー32、33に伝わ
る。従って、扉の間に異物Aが挟まり、Y方向に引張ら
れている時は、同部材34がY方向に傾き、それが同部
材35に伝わり、同部材35は支点37を中心にa方向
に回動するので、同部材36の接触部36aを介して外
側感圧センサー32に垂直方向に圧力が伝達される。こ
のように、扉に挟まれた異物に図4上の上下方向(外側
又は内側方向)の引張り力が働いた時、より効率的に感
圧センサーに圧力を伝達することができる。
【0010】なお、本発明は前記実施例に限られないの
はもちろんであり、外側圧力感知手段と内側圧力感知手
段は扉のどちら側から圧力が加わっているかを判別でき
るように配設されていればよい。また、外側圧力感知手
段と内側圧力感知手段は扉の戸先部に配設するものに限
られず、戸当部に配設しても、あるいは戸先部と戸当部
の両方に配設してもよい。また、扉の外側と内側の圧力
差を判断する手段も、前述の回路に限られない。また、
しきい値を設けないものも本発明に含まれるが、しきい
値を設ければ判断の誤りを減少させることができる。さ
らに。本発明の用途は電車の扉に限られず、バス、エレ
ベーター等、人を乗せて移動する他の移動体の扉も含ま
れる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る移動
体の扉異物検知装置によれば、扉に異物が挟まれた場
合、内外どちら側から挟まれたかを検知できるので、事
故防止と発進遅れの解消を同時に実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両扉の外観図である。
【図2】車両扉を上から見た図である。
【図3】異物を検知するための回路図である。
【図4】他の実施形態の車両扉を上から見た図である。
【符号の説明】
01…判断手段 11…ゴム 12…丸棒 13…外側圧力感知手段(外側感圧センサー) 14…内側圧力感知手段(内側感圧センサー) 15、16…感圧センサー取り付け面 17、18…増幅器 19…差動増幅器 20、22、23…比較器 21…制御回路 31…ゴム 32…外側感圧センサー 33…内側感圧センサー 34、35、36…圧力伝達部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 光雄 京都府城陽市平川中道表63番地の1応用電 機株式会社城陽工場内 (72)発明者 上野 裕司 京都府城陽市平川中道表63番地の1応用電 機株式会社城陽工場内 Fターム(参考) 2E052 AA08 AA09 EA15 EB01 EC01 EC03 GA02 GA08 GB06 GC06 GC07 GD00 KA08 KA12 KA13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体の扉の戸先部又は戸当部に設けら
    れ、扉閉時に挟まった異物による扉の外側方向への圧力
    を感知する外側圧力感知手段と、扉の内側方向への圧力
    を感知する内側圧力感知手段とを有することを特徴とす
    る移動体の扉異物検知装置。
  2. 【請求項2】外側圧力感知手段と内側圧力感知手段から
    の圧力信号に基づいて、これら両圧力感知手段の圧力差
    により異物が扉の外側から挾まれているか内側から挟ま
    れているかを判断する判断手段を設けた請求項1記載の
    移動体の扉異物検知装置。
  3. 【請求項3】判断手段に所定のしきい値を設け、外側圧
    力感知手段が感知した圧力の方が内側圧力感知手段が感
    知した圧力よりも当該しきい値を超えて高い場合に異物
    が挟まっていると判断するように設定した請求項2記載
    の移動体の扉異物検知装置。
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