JP2012076047A - 下水汚泥の処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】下水汚泥の脱水ケーキと廃液を混合して、圧送用の流通用ケーキを調製し、この流通用ケーキを圧送して、貯留槽に貯留した後、クリンカ原料等として用いる技術において、例えば無機系凝集剤を用いて脱水ケーキを得た場合であっても、流通用ケーキからの硫化水素、メチルメルカプタン等の臭気ガスの発生量を小さくすることができ、かつ、貯留中の流通用ケーキの膨張を抑制することができるとともに、流通用ケーキ中に塩素分や重金属を与えることがなく、しかも低コストである下水汚泥の処理方法を提供する。
【解決手段】混合槽3で、トラック1のコンテナ2に収容されていた下水汚泥の脱水ケーキと、フェノール類を含有する廃液を混合して、流通用ケーキを得る工程と、流通用ケーキを、圧送用の流通路5を介して、貯留槽6に供給する工程と、貯留槽6内の流通用ケーキを、乾燥後、クリンカ原料として用いるためにプレヒータ13に投入する工程を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、下水汚泥の処理方法に関し、より詳しくは、下水汚泥の脱水ケーキの圧送及び貯留を問題なく行なうための下水汚泥の処理方法に関する。
従来より、下水処理場にて下水汚泥の脱水ケーキを得て、この脱水ケーキをセメント製造工場、焼却場等の最終処分場に運搬して処理することが行なわれている。
しかし、この脱水ケーキは、水分含有率が小さいため、セメント製造工場等の最終処分場における配管内を円滑に流通させることが困難な場合がある。
この問題を解消するための方法として、下水汚泥の脱水ケーキを積載した車両から、前記脱水ケーキを排出する時に、前記脱水ケーキと、pHが2を超え12.5未満である廃液を混合して、流通用ケーキを得る流通用ケーキ調製工程と、前記流通用ケーキを、圧送用の流通路を経由して焼成炉に導き、他の焼成用原料と共に焼成し、焼成物を得る焼成工程とを含むことを特徴とする下水汚泥の処理方法が、提案されている(特許文献1)。
一方、下水汚泥の脱水ケーキは、貯留中に悪臭を発生することが知られている。
この問題を軽減するための技術の一例として、ソルビン酸固体を有効成分として含有することを特徴とする汚泥脱水ケーキの臭気発生防止剤が、提案されている(特許文献2)。
他の例として、汚泥に酸化剤(例えば、過酸化水素、次亜塩素酸ソーダ等)を添加混合して脱臭した後、汚泥腐敗防止剤(例えば、クレゾール、サリチル酸ソーダ等)を添加することを特徴とする汚泥の脱臭方法が、提案されている(特許文献3)。
なお、特許文献3に記載されているクレゾールは、従来より、殺菌剤として知られている。クレゾールを用いた組成物の他の例として、例えば、アンモニアと錯体を形成する金属イオン(例えば、Znイオン、Cuイオン、Niイオン等)と、抗菌成分(例えば、クレゾール、アルコール、二酸化塩素、次亜塩素酸等)とを含有し、pHが3.5〜8.4であることを特徴とするアンモニア性臭気の消臭組成物が、提案されている(特許文献4)。
特開2009−195886号公報 特開2000−351000号公報 特開平8−206695号公報 特開2008−278941号公報
上述の特許文献1に記載された下水汚泥の処理方法は、無機系凝集剤を用いて脱水ケーキを得た場合には、高分子系凝集剤を用いて脱水ケーキを得た場合に比べて、アンモニア、硫化水素、メチルメルカプタン等の臭気ガスの発生量が大きいという問題がある(特許文献1の図2〜図7参照)。
また、本発明者が、無機系凝集剤を用いて得られた脱水ケーキを、特許文献1に記載された処理方法によって処理したところ、脱水ケーキと廃液を混合してなる流通用ケーキを貯留しているときに、流通用ケーキが膨張するという問題があることもわかった。なお、流通用ケーキが膨張する場合、流通用ケーキを貯留槽に供給して貯留する際に、貯留槽内に、予想される膨張体積分の空間を残しておかなければならないという問題がある。
特許文献2に記載された汚泥脱水ケーキの臭気発生防止剤は、ソルビン酸固体等を含むため、薬剤コストが高いという問題がある。また、特許文献2の臭気発生防止剤は、汚泥への添加後に脱水して脱水ケーキを得るという手順で用いられるものであり、汚泥脱水ケーキの圧送時の流通性を向上させるものではない。なお、特許文献2には、汚泥脱水ケーキを圧送させることは、記載されていない。
特許文献3の汚泥の脱臭方法は、市販の化学薬剤を用いるものであり、薬剤コストが高いという問題がある。また、酸化剤として次亜塩素酸ソーダ等の塩素含有薬剤を用いる場合には、脱臭処理後の汚泥に塩素分が含まれるため、この汚泥をセメント製造装置におけるクリンカ原料等として用いることが好ましくないという問題もある。
特許文献4のアンモニア性臭気の消臭組成物は、Znイオン等の重金属イオンを含むため、当該消臭組成物で処理したものをクリンカ原料等として用いることが好ましくなく、また、アンモニア性以外の臭気について改善効果を期待することができないという問題がある。さらに、抗菌成分として次亜塩素酸等の塩素含有薬剤を用いる場合には、消臭組成物で処理したものをクリンカ原料等として用いることが、好ましくないという問題もある。
本発明は、下水汚泥の脱水ケーキと廃液を混合して、圧送用の流通用ケーキを調製し、この流通用ケーキを圧送して、貯留槽に貯留した後、クリンカ原料等として用いる技術において、例えば無機系凝集剤を用いて脱水ケーキを得た場合であっても、流通用ケーキからのアンモニア、硫化水素、メチルメルカプタン等の臭気ガスの発生量を小さくすることができ、かつ、貯留中の流通用ケーキの膨張を抑制することができるとともに、流通用ケーキ中に塩素分や重金属を与えることがなく、しかも低コストである下水汚泥の処理方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、下水汚泥の脱水ケーキに加えて圧送時の流通性を向上させるための液状物として、フェノール類(例えば、フェノール、クレゾール等)を含有する廃液(本明細書中、フェノール類含有廃液ともいう。)を用いれば、前記の目的を達成しうることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下の[1]〜[5]を提供するものである。
[1] 下水汚泥の脱水ケーキと、フェノール類を含有する廃液を混合して、流通用ケーキを得る流通用ケーキ調製工程と、前記流通用ケーキを、圧送用の流通路を介して、貯留槽に供給する流通用ケーキ供給工程と、前記貯留槽内の流通用ケーキを、圧送用の流通路を介して、セメント製造装置に供給して、セメントの原料または燃料として利用する流通用ケーキ利用工程を含むことを特徴とする下水汚泥の処理方法。
[2] 前記廃液は、pHが6以下でかつフェノール類の含有率が0.01〜10質量%の廃液である、前記[1]に記載の下水汚泥の処理方法。
[3] 前記脱水ケーキ100質量部当たりの前記廃液の量が5〜50質量部である、前記[1]又は[2]に記載の下水汚泥の処理方法。
[4] 前記廃液が、化成品の製造工場で発生する廃液、医薬品の中間体の製造工場で発生する廃液、タール製品の製造工場で発生する廃液、及び、石油化学工場で発生する廃液から選ばれる1種以上を含む、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の下水汚泥の処理方法。
[5] 前記廃液が、フェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、及び、p−クレゾールから選ばれる1種以上を含む、前記[1]〜[4]のいずれかに記載の下水汚泥の処理方法。
本発明によれば、高分子系凝集剤を用いて脱水ケーキを得た場合のみならず、例えば無機系凝集剤を用いて脱水ケーキを得た場合であっても、下水汚泥の脱水ケーキと廃液を混合してなる流通用ケーキからのメチルメルカプタン、硫化水素、アンモニア等の臭気ガスの発生量を、検出限界値以下もしくは非常に小さくすることができる。
また、本発明によれば、貯留槽内の流通用ケーキの膨張を抑制することができるので、流通用ケーキを貯留槽に供給して貯留する際に、貯留槽内に、流通用ケーキの膨張体積分の空間を残す必要がなく、貯留槽の収容空間を無駄なく利用することができる。
また、本発明によれば、塩素及び重金属を含まない化合物であるフェノール類(特に、フェノールおよび/またはクレゾール)を用いているので、流通用ケーキをセメント製造装置におけるクリンカ原料もしくは焼成用の燃料(本明細書中、「セメントの原料または燃料」ともいう。)として用いた場合に、クリンカ及び排ガス中の塩素分及び重金属の含有率を高めることがなく、クリンカの品質の維持及び排ガスの浄化処理の負担の観点からも好都合である。なお、フェノール類は、セメント製造装置内で加熱分解し、消滅する。
さらに、本発明によれば、フェノール樹脂の製造工場等で発生するフェノール類含有廃液を用いることができるので、市販の薬剤を購入する必要がなく、下水汚泥を低コストで処理することができる。なお、工業用水を用いる必要がないので、圧送時の流通性の向上のために工業用水を用いる場合に比べて、工業用水の使用量を節減することもできる。
本発明の下水汚泥の処理方法を実施するための処理システムの一例を概念的に示す図である。
本発明の下水汚泥の処理方法は、(A)下水汚泥の脱水ケーキと、フェノール類を含有する廃液を混合して、流通用ケーキを得る流通用ケーキ調製工程と、(B)前記流通用ケーキを、圧送用の流通路を介して、貯留槽に供給する流通用ケーキ供給工程と、(C)前記貯留槽内の流通用ケーキを、圧送用の流通路を介して、セメント製造装置に供給して、セメントの原料または燃料として利用する流通用ケーキ利用工程、を含むものである。
以下、工程(A)〜(C)について詳しく説明する。
[工程(A);流通用ケーキ調製工程]
工程(A)は、下水汚泥の脱水ケーキと、フェノール類を含有する廃液(フェノール類含有廃液)を混合して、流通用ケーキを得る工程である。
フェノール類含有廃液に含まれるフェノール類としては、フェノール、クレゾール(o−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾール)等が挙げられる。
中でも、廃液の入手の容易さ、及び、塩素及び重金属を含まない点で、フェノールおよび/またはクレゾールが好ましい。
下水汚泥の脱水ケーキは、例えば、遠心脱水機、ベルトプレス脱水機、スクリュープレス脱水機、フィルタープレス脱水機、真空脱水機等の脱水機を用いて、下水汚泥を脱水することによって得ることができる。
脱水性を向上させるために、脱水機に投入する前の下水汚泥、または脱水機内の下水汚泥に、高分子系凝集剤、無機系凝集剤等の凝集剤を添加することが好ましい。
下水汚泥の脱水ケーキの含水率は、凝集剤の種類等によっても異なるが、通常、65〜95質量%である。なお、無機系凝集剤を用いる場合、該含水率は、好ましくは、75〜95質量%である。高分子系凝集剤を用いる場合、該含水率は、好ましくは、65〜85質量%である。
フェノール類含有廃液としては、化成品の製造工場で発生する廃液(例えば、フェノール樹脂の製造工場で発生する廃液)、医薬品の中間体の製造工場で発生する廃液、タール製品の製造工場で発生する廃液、石油化学工場で発生する廃液等が挙げられる。
中でも、化成品の製造工場で発生する廃液(例えば、フェノール樹脂の製造工場で発生する廃液)、及び、医薬品の中間体の製造工場で発生する廃液は、フェノールおよび/またはクレゾールの含有率が通常1〜5質量%程度であるため、流通用ケーキのクレゾール臭が少ないことと、流通用ケーキからの硫化水素、メチルメルカプタン等の臭気ガスの発生量が小さいことを両立することができる点で、好ましい。
フェノール類含有廃液のpHは、pHが大きいと、一般にフェノールおよび/またはクレゾールの含有率が小さくなり、臭気ガスの発生量が大きくなったり、流通用ケーキの膨張を抑制し難くなることから、好ましくは6以下、より好ましくは5.5以下、特に好ましくは5以下である。該pHの下限値は、特に限定されないが、pHが非常に小さいと、一般にフェノールおよび/またはクレゾールの含有率が大きくなり、クレゾール臭が強くなる傾向があること、及び、pHが2程度以下の場合、取り扱いづらいことに加えて、流通用ケーキの圧送用の配管が腐食し易くなることから、好ましくは1.5、より好ましくは2.0である。
フェノール類含有廃液中のフェノール類(特に、フェノールおよび/またはクレゾール)の含有率は、好ましくは0.01〜10質量%、より好ましくは0.5〜7質量%、特に好ましくは1〜5質量%である。該含有率が0.01質量%未満では、硫化水素、メチルメルカプタン等の臭気ガスの発生量を小さくすることが困難になったり、あるいは、貯留中の流通用ケーキの膨張を抑えることが困難となる。該含有率が10質量%を超えると、流通用ケーキのクレゾール臭が強くなり、作業環境等が悪化するおそれがある。
脱水ケーキ100質量部当たりのフェノール類含有廃液の量は、好ましくは5〜50質量部、より好ましくは7〜35質量部、特に好ましくは10〜25質量部である。該量が5質量部未満では、圧送時の流通性が不良になるおそれがあるほか、硫化水素、メチルメルカプタン等の臭気ガスの発生量を小さくすることが困難となったり、流通用ケーキの膨張を抑えることが困難となるおそれがある。該量が50質量部を超えると、流通用ケーキのクレゾール臭が強くなって、作業環境等が悪化したり、あるいは、流通用ケーキをセメント製造装置におけるクリンカ原料等として用いる際に、乾燥装置において含水率を減少させるための熱エネルギー量が増大するなどの問題がある。
下水汚泥の脱水ケーキとフェノール類含有廃液を混合してなる流通用ケーキの含水率は、凝集剤の種類や脱水ケーキの性状によっても異なるが、好ましくは70〜95質量%、より好ましくは72〜93質量%である。含水率が70質量%未満では、圧送用の流通路内の流通用ケーキの流通性が劣ることがある。含水率が95質量%を超えると、セメント製造装置への供給前に脱水ケーキを乾燥する場合において、乾燥機の負荷が大きくなったり、あるいは、乾燥を行わない場合にセメント製造装置内の温度の低下を引き起こし、セメント製造装置の運転の安定性を損なう可能性があるなどの点で好ましくない。
脱水ケーキとフェノール類含有廃液を混合するための手段としては、例えば、撹拌手段を備えた混合槽が挙げられる。
[工程(B);流通用ケーキ供給工程]
工程(B)は、工程(A)で調製した流通用ケーキを、圧送用の流通路を介して、貯留槽に供給する工程である。
圧送用の流通路としては、例えば、適当な内径を有する金属製(例えば、ステンレス製)の管体等が挙げられる。
貯留槽は、流通用ケーキをクリンカ原料等として最終的に処理する前に、一時的に貯留するためのものである。
[工程(C);流通用ケーキ利用工程]
工程(C)は、前記貯留槽内の流通用ケーキを、圧送用の流通路を介して、セメント製造装置に供給して、セメントの原料または燃料として利用する工程である。
流通用ケーキは、セメント製造装置に供給する前に、乾燥手段を用いて乾燥させることができる。乾燥手段を用いることによって、流通用ケーキの含水率を低下させて、セメント製造装置の運転の安定性等を向上させることができる。
乾燥手段としては、例えば、破砕気流乾燥機が挙げられる。破砕気流乾燥機は、貯留槽から供給される流通用ケーキを破砕しながら、セメント製造装置を構成するプレヒータの排ガスの流路より抽気した高温ガスによって、流通用ケーキを乾燥させる装置である。破砕気流乾燥機は、上部に流通用ケーキの供給口を有し、かつ、下部に高温ガスの流入口を有するものであり、流通用ケーキと高温ガスとが向流で接触するように構成されている。
貯留槽と乾燥手段の間には、圧送用の流通路(例えば、工程(B)で用いるものと同様のもの)が配設される。なお、乾燥手段とセメント製造装置の間には、乾燥済みの流通用ケーキを流通させるための流通路が配設される。
乾燥手段を設けない場合、貯留槽とセメント製造装置の間には、圧送用の流通路(例えば、工程(B)で用いるものと同様のもの)が配設される。
流通用ケーキをクリンカ原料の一部として用いる場合、流通用ケーキは、セメント製造装置のプレヒータの一部から、他のクリンカ原料(具体的には、石灰石、粘土、鉄滓等)とともに投入して、ロータリーキルンで焼成すればよい。
流通用ケーキを焼成用燃料として用いる場合、流通用ケーキは、必要に応じて乾燥機及び粉砕機を用いて乾燥及び粉砕した後、例えば、セメント製造装置のロータリーキルンの窯尻側に投入すればよい。
次に、本発明の下水汚泥の処理方法を実施するための処理システムの一例を説明する。
図1に示すように、本発明の下水汚泥の処理方法を実施するための処理システムの一例は、車両(例えば、トラック、電車(貨車)等)1に備えたコンテナ2に収容されていた下水汚泥の脱水ケーキと、フェノール類含有廃液を混合して、流通用ケーキを得るための混合装置(混合槽)3と、混合槽3から排出された流通用ケーキを流通させるためのポンプ4及び圧送用の流通路5と、流通用ケーキを貯留するための貯留槽6と、貯留槽6から排出された流通用ケーキを流通させるためのポンプ7及び圧送用の流通路8と、流通用ケーキを乾燥させるための乾燥装置(破砕気流乾燥機)9と、乾燥装置9から排出された流通用ケーキの乾燥物を流通させるための乾燥物用の流通路10と、流通用ケーキの乾燥物を回収するための乾燥物回収用サイクロン11と、乾燥物回収用サイクロン11から排出された流通用ケーキの乾燥物を流通させるための乾燥物用の流通路12と、流通用ケーキの乾燥物を予熱するためのプレヒータ13と、流通用ケーキの乾燥物及び他のクリンカ原料を焼成して、クリンカを得るための焼成炉(ロータリーキルン)14を含む。なお、図1中の点線は、プレヒータの排ガスの流路より抽気した高温ガスの経路を示す。
脱水ケーキを運搬するための車両1の好適な一例としては、脱水ケーキを収容するための密閉式コンテナを備えたトラックが挙げられる。この密閉式コンテナとしては、例えば、脱水ケーキを受け入れるための受入部と、該受入部から受け入れられた脱水ケーキから臭気が漏れることを防止する密閉式コンテナ本体と、脱水ケーキを外部に排出するための排出口と、密閉式コンテナ本体内の脱水ケーキを前記排出口に導くための誘導手段(例えば、密閉式コンテナ本体の内部に設けられたパドル式スクリューコンベア)とで構成されているものが挙げられる。なお、この密閉式コンテナを用いる運搬方法は、トラック・コンテナコレクション方式(TCC方式)と呼ばれている。
このような密閉式コンテナを備えた車両を用いることによって、脱水ケーキの輸送中に臭気が漏れたり、あるいは、走行中に脱水ケーキが揺すられて車両から落下するなどの事態を防止することができる。
なお、密閉式コンテナを備えた車両を用いる場合、下水汚泥の脱水ケーキとフェノール類含有廃液を混合するための手段として、当該車両とは独立した混合槽3に代えて、車両に設けた混合手段を用いてもよい。例えば、車両に付属する脱水ケーキの収容タンクとして、廃液の供給口、及び撹拌翼等の撹拌手段を設けたものを用い、セメント製造工場等に到着した時に、廃液の供給口にフェノール類含有廃液を投入し、収容タンク内において脱水ケーキとフェノール類含有廃液を撹拌混合してもよい。
以下、実施例及び比較例に基づいて本発明を説明する。
[使用材料]
(1)下水汚泥の脱水ケーキ
下水処理場において、脱水手段(ベルトプレス脱水機)及び無機系凝集剤を用いて、下水汚泥を脱水し、含水率が79質量%の脱水ケーキを得た。
(2)廃液
(a)フェノール類含有廃液A
フェノール樹脂の製造工場で生じた廃液として、フェノール及びクレゾール(主に、m−クレゾール及びp−クレゾール)を低い含有率で含む廃液(pH4.5、フェノール及びクレゾールの合計の含有率:1質量%)を得た。
(b)フェノール類含有廃液B
フェノール樹脂の製造工場で生じた廃液として、フェノール及びクレゾール(主に、m−クレゾール及びp−クレゾール)を高い含有率で含む廃液(pH2.0、フェノール及びクレゾールの合計の含有率:5質量%)を得た。
(c)苛性廃液
金属加工工場で生じた廃液として、水酸化ナトリウムを含む廃液(pH8.2、フェノール類の含有率:0質量%)を得た。
(d)水道水
比較用に水道水(pH7.5)を用いた。
[実施例1]
合成樹脂製の容器(容量:1リットル)内の下水汚泥の脱水ケーキ100gに対して、フェノール類含有廃液Aを15g加えた後、撹拌棒で撹拌し、流通用ケーキAを調製した。
[実施例2]
フェノール類含有廃液Aに代えてフェノール類含有廃液Bを用いた以外は実施例1と同様にして、流通用ケーキBを得た。
[比較例1]
フェノール類含有廃液Aに代えて苛性廃液を用いた以外は実施例1と同様にして、流通用ケーキCを得た。
[比較例2]
フェノール類含有廃液Aに代えて水道水を用いた以外は実施例1と同様にして、流通用ケーキDを得た。
[貯留槽内の流通用ケーキの膨張率の測定]
前記の流通用ケーキA〜Dの各々について、前記の合成樹脂製の容器(容量:1リットル)内の調製直後の初期体積と、調製から1日後の体積を測定し、次の式に基づいて膨張率(%)を算出した。結果を表1に示す。
膨張率(%)=(1日後の体積)÷(初期体積)×100−100
[臭いの総合評価]
前記の流通用ケーキA〜Dの各々について、クレゾール臭を含む総合的な臭い(悪臭)を、評価者の鼻を用いて、以下のように官能評価した。結果を表1に示す。
◎:臭いが非常に弱く、作業環境で長時間嗅いでも問題ないと考えられる。
○:臭いが弱くて、作業環境で短時間嗅ぐ場合には問題ないものの、長時間嗅ぐことは好ましくないと考えられる。
×:臭いが強くて、短時間嗅ぐことも作業環境上好ましくないと考えられる。
[各種の臭気ガスの発生量の測定]
前記の流通用ケーキA〜Dの各々について、所定時間経過後の臭気ガスの発生量を測定した。測定は、次の手順で行なった。
まず、前記の合成樹脂製の容器の口を合成樹脂製のフィルムで封をした。
次いで、30℃の恒温器内で、所定時間経過した時点で、容器内のアンモニア、硫化水素、メチルメルカプタンの各濃度を、ガス検知管を用いて測定した。なお、各時点での測定の終了後、容器内の臭気ガスを追い出して、容器内に臭気ガスが存在しない状態として、再度、合成樹脂製のフィルムで封をし、以下、所定時間経過後の測定を繰り返すという方法を採用した。
結果を、表1に示す。なお、表1中の「hr」は、「時間(hour)経過時」を表す。また、「ND」は、検出限界値未満であったことを表す。
Figure 2012076047
表1から、フェノール類含有廃液を用いた実施例1〜2では、流通用ケーキの膨張の抑制、悪臭の発生の抑制、臭気ガス(アンモニア、硫化水素、メチルメルカプタン)の発生の抑制、のすべての評価項目において、優れた結果を得ていることがわかる。
一方、苛性廃液を用いた比較例1、及び、水道水を用いた比較例2では、すべての評価項目において、実施例1〜2に比べて劣ることがわかる。
1 車両(トラック)
2 コンテナ
3 混合装置(混合槽)
4 ポンプ
5 圧送用の流通路
6 貯留槽
7 ポンプ
8 圧送用の流通路
9 乾燥装置
10 乾燥物用の流通路
11 乾燥物回収用サイクロン
12 乾燥物用の流通路
13 プレヒータ
14 焼成炉(ロータリーキルン)

Claims (5)

  1. 下水汚泥の脱水ケーキと、フェノール類を含有する廃液を混合して、流通用ケーキを得る流通用ケーキ調製工程と、
    前記流通用ケーキを、圧送用の流通路を介して、貯留槽に供給する流通用ケーキ供給工程と、
    前記貯留槽内の流通用ケーキを、圧送用の流通路を介して、セメント製造装置に供給して、セメントの原料または燃料として利用する流通用ケーキ利用工程
    を含むことを特徴とする下水汚泥の処理方法。
  2. 前記廃液は、pHが6以下でかつフェノール類の含有率が0.01〜10質量%の廃液である、請求項1に記載の下水汚泥の処理方法。
  3. 前記脱水ケーキ100質量部当たりの前記廃液の量が5〜50質量部である、請求項1又は2に記載の下水汚泥の処理方法。
  4. 前記廃液が、化成品の製造工場で発生する廃液、医薬品の中間体の製造工場で発生する廃液、タール製品の製造工場で発生する廃液、及び、石油化学工場で発生する廃液から選ばれる1種以上を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の下水汚泥の処理方法。
  5. 前記フェノール類を含有する廃液が、フェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、及び、p−クレゾールから選ばれる1種以上を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の下水汚泥の処理方法。
JP2010225350A 2010-10-05 2010-10-05 下水汚泥の処理方法 Active JP5657329B2 (ja)

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