JP2012075565A - コンパクト容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】化粧料を充填、保持する中皿7を収納する第1区画凹部5cを有する容器本体2と、容器本体2に支持されるとともに開閉する蓋体3とを備え、中皿7と容器本体2との間に衝撃緩衝部材としてのケース10を配設し、容器本体2に中皿7を塞ぐ内蓋体4が第2ヒンジ部41を介して開閉自在に支持されたコンパクト容器1を提供する。
【選択図】図2
Description
本発明に係るコンパクト容器は、化粧料を充填、保持する中皿を収納するための区画凹部を有する容器本体と、該容器本体に支持されるとともに開閉する蓋体と、を備えたコンパクト容器であって、前記中皿と前記容器本体との間に衝撃緩衝部材を配設してなり、前記容器本体には、前記中皿を塞ぐ内蓋体がヒンジ部を介して開閉自在に支持されていることを特徴としている。
そして、本コンパクト容器では、中皿と容器本体との間に衝撃緩衝部材を配設したので、落下やぶつけること等によりコンパクト容器に衝撃が加えられても、その衝撃緩衝部材により衝撃力が分散され、中皿の脱落や化粧料の割れにつながる衝撃力の伝達を抑制することができる。
さらに、内蓋体が容器本体側に支持されていて中皿とは別体となるので、中皿自体に蓋を設ける必要がなく、コンパクト容器の構造を複雑にすることがなく簡素化を図ることができる。
図1に示すように、本実施形態のコンパクト容器1は、容器本体2と、この容器本体2に重なるようにして配置される蓋体3と、蓋体3の内側に配置されるとともに容器本体2に設けられた内蓋体4とを備えて概略構成されている。
なお、図1から図3では、蓋体3が閉じられた状態を示している。また、本実施形態では、コンパクト容器1において、図2及び図3に示すY方向に沿って蓋体3側を上側といい、その反対側を下側という。
第1ヒンジ部31は、軸方向両端の中心部に軸受孔31a、31aが設けられた筒形状をなす部分である。これら軸受孔31aには容器本体2に対して蓋体3を回転可能に係合するヒンジ軸(ピン)21が配設され、これにより蓋体3が第1ヒンジ部31とともにヒンジ軸21回りに回転自在に支持されている。
外枠5は、周壁5aと、この周壁5aの下端で一体連結する底壁5bとからなり、その内側には中皿7と、パフ等の化粧料を塗布する塗布具を収納する内カップ8とを配置する区画凹部5c、5dが形成されている。そして、外枠5における4つの辺部のうち1つ(図1において左側)には、蓋体3を回転可能に連結する前記第1ヒンジ31が配置される凹部が設けられている。
なお、図2及び図4に示すように、蓋体3が閉じた状態において、周壁5aの上面に蓋体3の周壁3aの下端が当接しており、このとき中皿7と蓋体3の蓋面3bとの間には所定の隙間が設けられている。
また、図2に示すように、内カップ8は、周壁8aと底壁8bから形成されており、他方の第2区画凹部5d(図2において紙面上側)に配置された状態で中皿7側の内面上縁部にアンダーカット係合用の凹部8cが設けられている。そして、周壁8aの上端には外側に張り出す鍔部8dが設けられており、その鍔部8dを外枠5の周壁5a及び後述するケース10の周壁10aの上面に係止されている。
また、第1区画凹部5cにおいて、中皿7と容器本体2との間には衝撃緩衝部材としてケース10が配置されている。
前記ケース10は、周壁10aと底壁10bがゴムやエストラマー等の軟質材から形成されており、中皿7の周囲および底部を密着状態で囲繞する衝撃緩衝層を形成するものであって、その周壁10aの内面には、中皿7の凹部7cに係合する凸部10cが設けられている。前記ケース10は、別部材として形成して容器本体2および/あるいは内枠6と係合する構成、容器本体2と内枠6とで挟持する構成、インサート形成あるいは接着剤等による接着により内枠6あるいは容器本体2と一体化する構成、など、その配置方法は限定されない。
また、このケース10によって中皿7が保持されている。
さらに、外枠5の底壁5bには、図2に示すように、ケース10の底壁10bを押圧して中皿7の取り外しを行うための開口5fが設けられている。
第2ヒンジ部41は、図5に示すように、軸方向両端の中心部に軸受孔41aが設けられた筒状をなし、軸方向を容器本体2の短辺に沿う方向に向けて枠体9と一体に形成されているこれら軸受孔41aにはヒンジ軸42が回転可能に係合され、これにより内蓋体4がヒンジ軸42回りに回転自在に支持されている。なお、図5では、蓋体3が省略されている。
なお、本実施形態では、図5に示すように、内蓋体4の閉状態において内面のパッキンPによって中皿7の周壁7aが上から押さえられている。
図2及び図5に示すように、コンパクト容器1は、内蓋体4を第2ヒンジ部41回りに回動させることで、内蓋体4が中皿7の開口を塞ぐように配置して閉じられ、係止爪部43を内カップ8の凹部8cに係止させて閉状態が保持される。さらに、内蓋体4の閉状態において、蓋体3を第1ヒンジ部31回りに回動させて容器本体2に積み重ねるように配置するとともに、蓋体3の係合部を容器本体2に係合させることで、コンパクト容器1の閉状態が保持される。
なお、コンパクト容器1を開けるときには、プッシュピース32の操作部を押圧することで蓋体3を開き、さらに蓋体3の開状態において内蓋体4の係合部32の内カップ8に対する係合を解除することで、内蓋体4を開くことができる。
しかも、内蓋体4は、蓋体3の内側に設けられるため、蓋体3が閉状態のときには上述した衝撃によって容易に開くことがないという利点がある。
そして、内蓋体4の第2ヒンジ部41を枠体9に設けることで、その第2ヒンジ部41を蓋体3の内面側に配置することが容易となり、コンパクト容器1の構造をより簡素化させることができる。
また、本実施形態では第2ヒンジ部41の構造として、ヒンジ軸42を係合する軸受孔41aを有する円筒状の構成を例に挙げて説明したが、これに限定されることはなく、例えば枠体9と内蓋体4とが薄肉部を介して一体的に連結されるヒンジ構造であってもかまわない。
さらに、第1ヒンジ部31の軸線と第2ヒンジ部41の軸線とを直交するように配置しているが、これらの軸線が平行となるように各ヒンジ部を配置してもよいし、その他の位置関係とすることもできる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
2 容器本体
3 蓋体
4 内蓋体
5 外枠
5b 底壁
5c 第1区画凹部
5d 第2区画凹部
5e 曲面凹部
6 内枠
7 中皿
8 内カップ
9 枠体
10 ケース
10b 底壁
11 球状脚部
41 第2ヒンジ部
Claims (2)
- 化粧料を充填、保持する中皿を収納するための区画凹部を有する容器本体と、該容器本体に支持されるとともに開閉する蓋体と、を備えたコンパクト容器であって、
前記中皿と前記容器本体との間に衝撃緩衝部材を配設してなり、
前記容器本体には、前記中皿を塞ぐ内蓋体がヒンジ部を介して開閉自在に支持されていることを特徴とするコンパクト容器。 - 前記容器本体は、外枠と、該外枠内に配設されるとともに前記中皿を収納するための区画凹部の開口を形成する内枠とからなり、
前記内蓋体は、前記内枠に開閉自在に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のコンパクト容器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2010222208A JP5639833B2 (ja) | 2010-09-30 | 2010-09-30 | コンパクト容器 |
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JP2010222208A JP5639833B2 (ja) | 2010-09-30 | 2010-09-30 | コンパクト容器 |
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JP5639833B2 JP5639833B2 (ja) | 2014-12-10 |
Family
ID=46236553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010222208A Active JP5639833B2 (ja) | 2010-09-30 | 2010-09-30 | コンパクト容器 |
Country Status (1)
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---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2010-09-30 JP JP2010222208A patent/JP5639833B2/ja active Active
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JP5639833B2 (ja) | 2014-12-10 |
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