JP2012074991A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色味の再現性を向上することができる光源を備えた画像読取装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】原稿に発光素子の点灯光を照射する光源部と、前記光源部により前記点灯光が照射された際に前記原稿から反射される反射光を受光し、受光する光の波長に応じて予め定められた感度で、当該受光した反射光を画像データに変換する受光部と、前記発光素子を点灯するための駆動電流を前記発光素子に出力する駆動制御部と、前記駆動電流の電流値に対応する前記点灯光が最大強度となる波長を変動させることによって前記点灯光の波長域を拡大する、前記原稿の主走査方向一ライン分の読取周期であるライン周期に対して予め定められたパターンで前記駆動電流の電流値を制御する波長分布制御部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、LEDを備えた画像読取装置及び当該画像読取装置を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置に備えられるスキャナ等の画像読取装置における原稿の読取用の光源として、例えば、下記特許文献1に示されるように、駆動電流によって青色を発光する青色LEDと、青色を黄色に変換するYAG(yttrium-aluminum-garnet)系の蛍光体とから構成され、蛍光体が青色LEDからの青色で蛍光発光することで白色光を射出する白色LEDを用いるものが知られている。
上記のような白色LEDの発光波長は、例えば、図2の実線部Wnに示すように、約460nmの波長と約580nmの波長で強度がピークとなり、青色の波長域(400nm〜500nm)における波長分布の幅が狭く、黄色の波長域(550nm〜600nm)における波長分布の幅が広くなる特性(分光強度特性)を示す。
物体に照射された光は、一部が反射され、残りは吸収または透過される。そして、当該一部の反射された光によって当該物体の色味が見分けられている。例えば、他の波長に比べて赤色の波長域の光を多く反射する物体があればその物体は赤く見える。同様にして、赤色の波長域の光を反射した場合であっても、他の色の波長域の光も同じように反射すれば当該物体は白く見える。
そこで、上記の原理を利用して、白色LEDから照射された白色光が原稿で反射された際の反射光を受光して、受光した光の波長域に応じて予め定められたRGB各色の感度(分光感度特性)で、当該受光した反射光をRGB各色の濃度値を示す画像データに光電変換することにより、原稿の読取結果の画像データを生成するCCD等のイメージセンサが知られている。
当該イメージセンサは、例えば、図4に示すように、受光した光の約400nm〜約700nmまでの波長域の分光を、図中の点線部で示される感度でR(赤色)の濃度値を示す画像データに変換し、また、受光した光の約400nm〜約700nmまでの波長域の分光を、図中の実線部で示される感度でG(緑色)の濃度値を示す画像データに変換し、また、受光した光の約400nm〜約580nmまでの波長域の分光を、図中の一点鎖線部で示される感度でB(青色)の濃度値を示す画像データに変換する。尚、RGB各色の感度が高まるにつれて、その波長域の光を受光したときのRGB各色の濃度値は大きくなる。
また、当該イメージセンサは、全ての波長において一定の強度を持つ光を受光するとは限らず、例えば、図2に示すように、波長域に応じて強度の異なる光を受光する。この場合、当該イメージセンサは、当該受光する光の波長域に応じて異なる光の強度が高くなるにつれて、その波長域の光を受光したときのRGB各色の濃度値を大きくする。
特開2002−324685号公報
しかしながら、図2に示すような分光強度特性を示す白色LEDから照射される白色光を青色の色味を持つ原稿に照射して、当該原稿で反射された際の反射光を、図4に示すような分光感度特性を示すイメージセンサを用いて画像データに変換する場合、原稿に照射される白色光の青色の波長域が狭いため、原稿で反射される反射光における青色の波長域が、原稿本来の青色の色味を示す波長域よりも狭くなり、イメージセンサによってB(青色)の濃度値が小さい画像データに変換される虞がある。
一方、図2に示すような分光強度特性を示す白色LEDから照射される白色光を黄色の色味を持つ原稿に照射して、当該原稿で反射された際の反射光を、図4に示すような分光感度特性を示すイメージセンサを用いて画像データに変換する場合、原稿に照射される白色光の黄色の波長域が広いため、原稿で反射される反射光における黄色の波長域が、原稿本来の黄色の色味を示す波長域を全て含むこととなり、イメージセンサによってR(赤色)及びG(緑色)の濃度値が大きい画像データ、つまり、R(赤色)とG(緑色)の混合色としての黄色として認識される画像データに変換される。
このように、光源から原稿に照射される光の波長分布に起因して、原稿の色味によってはその色味を忠実に画像データに再現できない虞があった。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、色味の再現性を向上することができる光源を備えた画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、原稿に発光素子の点灯光を照射する光源部と、
前記光源部により前記点灯光が照射された際に前記原稿から反射される反射光を受光し、受光する光の波長に応じて予め定められた感度で、当該受光した反射光を画像データに変換する受光部と、
前記発光素子を点灯するための駆動電流を前記発光素子に出力する駆動制御部と、
前記駆動電流の電流値に対応する前記点灯光が最大強度となる波長を変動させることによって前記点灯光の波長域を拡大する、前記原稿の主走査方向一ライン分の読取周期であるライン周期に対して予め定められたパターンで前記駆動電流の電流値を制御する波長分布制御部と、
を備える画像読取装置である。
この発明では、波長分布制御部により、原稿の主走査方向一ライン分の読取周期であるライン周期に対して予め定められたパターンで制御された駆動電流の電流値に従って、発光素子の点灯光が最大強度となる波長が変動され、点灯光の波長域が拡大される。
つまり、当該発光素子の点灯光を原稿の主走査方向一ライン分に照射する場合に、駆動電流の電流値を制御しない場合に比して波長域が拡大された点灯光を原稿の主走査方向一ライン分に照射することにより、受光部で受光される原稿で反射される反射光の波長域が、原稿本来の色味を示す波長域と重なる可能性が高まるため、受光部で変換される画像データにおいて色味の再現性が向上されるようになる。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の画像読取装置であって、前記駆動制御部は、前記波長分布制御部によって前記駆動電流の電流値を制御しない場合に、予め定められた電流値の駆動電流を前記発光素子に出力し、
前記パターンは、当該パターンにおける前記駆動電流の電流値を前記ライン周期が示す期間で積分した結果が、前記予め定められた電流値を前記ライン周期が示す期間で積分した結果と等しくなるように定められている。
この発明では、波長分布制御部によって駆動電流の電流値を制御するかしないかに関わらず、発光素子に出力される駆動電流の電流値をライン周期が示す期間で積分した結果が一定となる。このため、波長分布制御部によって駆動電流の電流値を制御するかしないかに関わらず、ライン周期が示す期間中に発光素子から発生される点灯光の総光量が一定に保たれ、原稿に照射される点灯光の明るさが一定に保たれるようになる。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1または2に記載の画像読取装置であって、前記光源部は、前記発光素子を複数備えてなる。
複数の発光素子を備えた光源部から原稿に発光素子の点灯光を照射した場合に、各発光素子の固有の特性に応じて点灯光の波長分布にばらつきが生じる。このため、受光部により、原稿上で同一濃度を示す複数の画素の各画素で反射される反射光を受光して生成される画像データが示す色味にばらつきが生じる虞がある。
しかし、この発明では、波長分布制御部によって駆動電流の電流値が制御され、発光素子の波長域が拡大されることにより、発光素子のそれぞれから照射される点灯光の波長分布が変動されると、受光部により受光される反射光の波長分布もこれに合わせて変動される。このため、各発光素子から照射される点灯光の波長分布が変動されない場合に比して、受光部により、原稿上で同一濃度を示す複数の画素の各画素で反射される反射光を受光して生成される画像データが示す色味のばらつきを緩和させることができる。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から3の何れかに記載の画像読取装置であって、前記発光素子は、前記駆動制御部から出力される駆動電流によって青色光を点灯する青色LEDと当該青色LEDを覆う蛍光体とを備えて構成され、前記青色光が前記蛍光体を介することで得られる蛍光と前記青色光のうち前記蛍光体を透過する青色光とを組み合わせて、前記点灯光としての白色光を発生させる。
この発明では、波長分布制御部により、原稿の主走査方向一ライン分の読取周期であるライン周期に対して予め定められたパターンで補正された駆動電流の電流値に従って、青色LEDから発生する青色光が最大強度となる波長が変動され、青色光の波長域が拡大される。このため、当該青色光が蛍光体を介することで得られる蛍光と当該青色光のうち蛍光体を透過した青色光とを組み合わせた白色光を点灯光として、原稿の主走査方向一ライン分に照射する場合に、駆動電流の電流値を補正しない場合に比して波長域が拡大された青色光を原稿の主走査方向一ライン分に照射することにより、受光部で受光される原稿で反射される反射光の青色の波長域が、原稿本来の青色の色味を示す波長域と重なる可能性が高まるため、受光部で変換される画像データにおいて青色の色味の再現性が向上されるようになる。
また、請求項5に記載の発明は、前記請求項1から4の何れかに記載の画像読取装置と、前記画像読取装置で生成される画像データに基づいて動作を行う動作部と、
を備えた画像形成装置である。
この発明では、画像形成装置において、請求項1から4の何れかに記載の発明における効果を奏することができる。
本発明によれば、色味の再現性を向上することができる光源を備えた画像読取装置及び画像形成装置を提供することが可能になる。
複合機の内部構成の一例を示す断面図。 白色LEDの波長分布の一例を示す説明図。 光源部の一例を示す説明図。 受光部における予め定められた感度の一例を示す説明図。 画像読取装置の電気的構成の一例を示すブロック図。 波長分布制御部における予め定められたパターンの一例を示す説明図。 駆動電流の電流値と、当該電流値の駆動電流が青色LEDに供給された場合に発生する青色光を最大強度にする波長と、の関係の一例を示す説明図。 画像読取動作の一例を示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態に係る画像読取装置及び画像形成装置について図面を参照して説明する。尚、以下の実施形態では、本発明における画像読取装置及び画像形成装置を、カラーコピー、スキャナ、ファクシミリ、プリンタ等の機能を備えた複合機に集約した形態を例に説明する。
図1に示すように、複合機1は、大きく分けると画像読取装置2と本発明に係る動作部の一例としての装置本体3とからなる。画像読取装置2は、原稿搬送部21とスキャナ部22を備えて構成される。原稿搬送部21はADFを実現するものであり、原稿載置台241、給紙ローラ232、搬送ドラム233、排紙ローラ234及び排紙トレイ235を有する。原稿載置台241は原稿が載置される場所であり、原稿載置台241に載置された原稿は1枚ずつ給紙ローラ232によって取り込まれて搬送ドラム233へ搬送される。搬送ドラム233を経由した原稿は排紙ローラ234によって排紙トレイ235へ排出される。
スキャナ部22は、原稿の画像を光学的に読み取って画像データを生成するものである。スキャナ部22は、装置本体3に設けられている。スキャナ部22は、コンタクトガラス221、光源222、第1ミラー223、第2ミラー224、第3ミラー225、第1キャリッジ226、第2キャリッジ227、結像レンズ228、本発明に係る受光部としてのCCD(Charge CoupLED Device)229、第2ミラー224、第3ミラー225、第1キャリッジ226、第2キャリッジ227、結像レンズ228を備える。
スキャナ部22は、光源222として本発明に係る発光素子としての白色LEDが用いられ、上記第1ミラー223、第2ミラー224、第3ミラー225、第1キャリッジ226、第2キャリッジ227及び結像レンズ228により、光源222により白色光が照射された際に原稿から反射される反射光をCCD229に導く。
光源222に用いられる白色LEDは、青色光を発生させる青色LEDと当該青色LEDを覆う蛍光体との組み合わせを備えて構成され、青色LEDにより発生させた青色光が蛍光体を介することで得られる蛍光と青色LEDにより発生させた青色光のうち蛍光体を透過する青色光とを組み合わせて白色光を発生させる。
白色LEDの発光波長は、例えば、図2の実線部Wnに示すように、約460nmの波長と約580nmの波長で強度がピークとなり、青色の波長域(400nm〜500nm)における波長分布の幅が狭く、黄色の波長域(550nm〜600nm)における波長分布の幅が広くなる特性(分光強度特性)を示す。
光源222は、図3に示すように、青色LEDとそれを覆う蛍光体の組み合わせからなる白色LEDを5つ直列に接続してなる発光回路6,7を備えている。尚、各発光回路に備えられた白色LEDの数(本例では5)、及び、発光回路の数(本例では2)は、あくまで例示にすぎず、これに限定する趣旨ではない。
発光回路6は、白色LED61〜65が直列に接続されてなり、定電流駆動回路90のA端子と電源の間に接続されている。発光回路7は、白色LED71〜75が直列に接続されてなり、定電流駆動回路90のB端子と電源の間に接続されている。このように、複数の白色LED61〜65,71〜75が原稿の主走査方向(矢印X方向)に配列されている。
定電流駆動回路90は、後述する駆動制御部が出力する電流値を示す電流調整信号を取り込み、発光回路6,7に当該電流調整信号が示す電流値の駆動電流を供給して、発光回路6,7を駆動する。これにより、発光回路6,7に備えられた白色LEDを構成する青色LEDが点灯される。
CIS231は、スキャナ部22よりも原稿搬送方向下流側に設けられている。CIS231は、原稿搬送路において、スキャナ部22によって読み取られる原稿面とは反対側の面を読取可能な位置に設けられている。
コンタクトガラス221は原稿を載置する場所であり、光源222及び第1ミラー223は第1キャリッジ226によって支持され、第2ミラー224及び第3ミラー225は第2キャリッジ227によって支持されている。
画像読取装置2の原稿読取方法としては、コンタクトガラス221上に載置された原稿をスキャナ部22が読み取るフラットベッド読取モードと、原稿をADFによって取り込み、その搬送途中で原稿を読み取るADF読取モードがある。
フラットベッド読取モードでは、光源222がコンタクトガラス221上に載置された原稿を照射し、主走査方向一ライン分の反射光が第1ミラー223、第2ミラー224、第3ミラー225の順に反射して、結像レンズ228に入射する。結像レンズ228に入射した光はCCD229の受光面で結像される。
物体に照射された光は、一部が反射され、残りは吸収または透過される。そして、当該一部の反射された光によって当該物体の色味が見分けられている。例えば、他の波長に比べて赤色の波長域の光を多く反射する物体があれば、その物体は赤く見える。同様に、赤色の波長域の光を反射した場合であっても、他の色の波長域の光も同じように反射すれば、当該物体は白く見える。
そこで、上記の原理を利用して、CCD229は、光源222の白色LEDから照射された白色光が原稿で反射された際の反射光を受光して、例えば、図4に示すように、受光した光の波長域に応じて予め定められたRGB各色の感度(分光感度特性)で、当該受光した反射光をRGB各色の濃度値を示す画像データに光電変換することにより、原稿の読取結果の画像データを生成する。尚、本実施形態におけるCCD229は、一次元のイメージセンサであり、主走査方向一ライン分の原稿を同時に処理する。
具体的には、CCD229は、受光した光の約400nm〜約700nmまでの波長域の分光を、図中の点線部で示される感度でR(赤色)の濃度値を示す画像データに変換し、また、受光した光の約400nm〜約700nmまでの波長域の分光を、図中の実線部で示される感度でG(緑色)の濃度値を示す画像データに変換し、また、受光した光の約400nm〜約580nmまでの波長域の分光を、図中の一点鎖線部で示される感度でB(青色)の濃度値を示す画像データに変換する。尚、RGB各色の感度が高まるにつれて、その波長域の光を受光したときのRGB各色の濃度値は大きくなる。
また、CCD229は、全ての波長において一定の強度を持つ光を受光するとは限らず、例えば、図2に示すように、波長域に応じて強度の異なる光を受光する。この場合、CCD229は、当該受光する光の波長域に応じて異なる光の強度が高くなるにつれて、その波長域の光を受光したときのRGB各色の濃度値を大きくする。
CCD229により、原稿の主走査方向一ライン分の読み取りが終了すると、主走査方向と直交する方向(副走査方向、矢印Y方向)に第1キャリッジ226及び第2キャリッジ227が移動され、次のラインの読み取りが行われる。
ADF読取モードでは、原稿載置台241に載置された原稿が給紙ローラ232によって1枚ずつ取り込まれ、搬送ドラム233から排紙トレイ235への搬送経路に設けられた読取位置230上を原稿が通過するとき、光源222が原稿を照射し、主走査一ライン分の反射光が第1ミラー223、第2ミラー224、第3ミラー225の順に反射して、結像レンズ228に入射する。結像レンズ228に入射した光はCCD229の受光面で結像される。
続いて原稿は原稿搬送部21によって搬送され、次のラインが読み取られる。尚、以下の説明において、特に記載のないものについては、ADF読取モードによって原稿を自動給紙し、画像の読み取りを行うことを前提に説明を行う。
更に、原稿搬送部21は切換ガイド236、反転ローラ237及び反転搬送路238か
らなる原稿反転機構を有する。
1回目のADF読み取りによって表面(原稿の一方の面)が読み取られた原稿を、原稿反転機構を用いて反転させて再搬送することによって、再度CCD229によって裏面(原稿の他方の面)の読み取りが行わせることができる。この原稿反転機構は、両面読み取り時にのみ動作し、片面読み取り時は動作しない。片面読み取り時及び両面読み取り時において裏面の読み取り後、切換ガイド236は上側に切り替えられ、搬送ドラム233を経た原稿は排紙ローラ234によって排紙トレイ235に排紙される。両面読み取り時における表面読み取り後、切換ガイド236は下側に切り替えられ、搬送ドラム233を経た原稿は反転ローラ237のニップ部へ搬送される。その後、切換ガイド236は上側へ切り替わって反転ローラ237が逆回転することにより、原稿は反転搬送路238を介して搬送ドラム233へ再搬送される。以下、原稿反転機構を用いて原稿の両面を読み取らせるモードを両面反転読取モード又は高画質モードと表記する。
更に、画像読取装置2は、ADF読取モード時において、上記で説明したように原稿の搬送途中でCCD229によって原稿の表面の読み取りを行わせると同時に、231によって原稿の裏面の読み取りを行わせることが可能である。つまり、原稿載置台241から給紙された原稿は読取位置230上を通過するときにCCD229によって表面が読み取られ、更にCIS231を通過する際に裏面が読み取られる。
装置本体3は、複数の給紙カセット461と、給紙カセット461から用紙を1枚ずつ繰り出して記録部40へ搬送する給紙ローラ462と、給紙カセット461から搬送されてきた用紙に画像を形成する記録部40と、スタックトレイ9と、を備える。更に手差しトレイ471を備え、この手差しトレイ471からは何れの給紙カセットにも収納されていないサイズの用紙や、既に一方の面に画像形成がなされている用紙(裏紙)、OHPシートのような任意の記録媒体が載置可能であり、給紙ローラ472によって1枚ずつ装置本体3内に給紙される。
記録部40は、感光体ドラム43の表面から残留電荷を除電する除電装置421と、除電後の感光体ドラム43の表面を帯電させる帯電装置422と、スキャナ部22で取得された画像データに基づいてレーザ光を出力して感光体ドラム43表面を露光し、感光体ドラム43の表面に静電潜像を形成する露光装置423と、上記静電潜像に基づいて感光体ドラム43上に、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色のトナー像を形成する現像装置44C、44M、44Y、44Kと、感光体ドラム43に形成された各色のトナー画像が転写されて重ね合わせされる転写ドラム49と、転写ドラム49上のトナー像を用紙に転写させる転写装置41と、トナー像が転写された用紙を加熱してトナー像を用紙に定着させる定着装置45とを備えている。
尚、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色に対するトナーの供給は、図略のトナーカートリッジから行われる。また、記録部40を通過した用紙をスタックトレイ9又は排出トレイ48まで搬送する搬送ローラ463及び464等が設けられている。
用紙の両面に画像を形成する場合は、記録部40によって用紙の一方の面に画像の形成が施された後、この用紙を排出トレイ48側の搬送ローラ463にニップされた状態にする。この状態で搬送ローラ463を逆回転させて用紙をスイッチバックさせ、用紙を用紙搬送路Lに送って記録部40の上流域に再度搬送し、記録部40によって他方の面に画像の形成が施された後、用紙をスタックトレイ9又は排出トレイ48に排出する。
また、装置本体3の前方には、ユーザが操作画面や各種メッセージ等を視認することが
できる表示部や、種々の操作命令を入力するための操作ボタンを有する操作部5が備えられている。
この操作部5は、タッチパネルを備える表示部51、数字キー群53、スタートボタン55等を備える。表示部51は、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescent Display)等によって構成され、紙サイズ選択、倍率選択、濃度選択等の選択画面が表示される。
次に、複合機1における画像読取装置2の画像読取回路を説明する。図5は画像読取装置の電気的構成の一例を示すブロック図である。尚、本発明に関係する構成を中心に、スキャナ部22の場合を例にして説明する。
画像読取装置2の画像読取回路210は、CPU211と、RAM212と、ROM213と、スキャナ部22と、操作部5と、A/D変換部217と、画像処理部219とを備える。これら各部は、バスBUSによって互いに通信可能に接続されている。
CPU211は、複合機1の全体的な動作制御を司るための制御回路である。CPU211は、ROM213又は図略のHDDに記憶されている複合機1及び画像読取装置2の動作制御プログラムに従った動作により、駆動制御部2110と、波長分布制御部2111として機能する。尚、駆動制御部2110及び波長分布制御部2111の詳細については、後述する。
RAM212は、CPU211による上記動作制御プログラムに従った複合機1及び画像読取装置2の動作制御時の作業領域として用いられるメモリであり、ROM213は、上記動作制御プログラム等を記憶するメモリである。尚、画像読取回路210は、不揮発性メモリやハードディスク(HDD)等の、上記のメモリとは別の記憶媒体を備えていてもよい。
操作部5は、操作者から、コピー動作開始指示(原稿の読取動作開始指示)等の各種操作指示を受け付けるものである。
A/D変換部217は、スキャナ部22のCCD229、及びCIS231から送出されてくるアナログの電気信号からなる読取画像データを、ディジタルの読取画像データに変換し、当該ディジタル変換後の読取画像データを、画像処理部219に出力する。
画像処理部219は、A/D変換部217を介して送出されてくる画像データに関する各種画像処理を行うものである。例えば、画像処理部219は、当該画像データに対して、レベル補正、ガンマ補正等の補正処理、画像データの圧縮又は伸長処理、拡大又は縮小処理などの画像加工処理を行う。当該画像処理後の画像データは、記録部40での画像形成処理に用いられる。
続いて、駆動制御部2110及び波長分布制御部2111の詳細について説明する。
駆動制御部2110は、複合機1の全体的な動作制御を司り、画像読取装置2の動作制御も担当する。例えば、駆動制御部2110は、上記のように複数の駆動電流値を定電流駆動回路90に出力することにより、光源222に備えられた複数の青色LEDを駆動制御する。
波長分布制御部2111は、原稿の主走査方向一ライン分の読取周期であるライン周期に対して予め定められたパターンで、定電流駆動回路90に出力する駆動電流の電流値を制御する。
例えば、図6に示すように、原稿の主走査方向一ライン分の読取周期であるライン周期Tに対して、定電流駆動回路90が各発光回路6,7に出力する駆動電流の電流値(縦軸)と、当該駆動電流を出力する時間(横軸)との関係を示す駆動パターンがROM213又は図略のHDD等に予め記憶されている。尚、図6において、時刻t0はライン周期Tの開始時刻を示している。つまり、図6において、時刻t0からライン周期Tが経過した後に再び時刻t0が訪れ、当該駆動パターンがライン周期T毎に繰り返されることが示されている。
波長分布制御部2111が当該駆動パターンをROM213又は図略のHDD等から読み出して、当該駆動パターンに従って駆動電流の電流値を制御し、当該電流値を駆動制御部2110に出力すると、駆動制御部2110は波長分布制御部2111から入力された当該電流値を示す電流調整信号を定電流駆動回路90に出力する。
例えば、図6に示すように、波長分布制御部2111は、ライン周期Tの開始時刻t0の後、時刻t1になると、駆動電流の電流値I1を駆動制御部2110に出力し、時刻t2になると、駆動電流の電流値I2を駆動制御部2110に出力し、時刻t3になると、駆動電流の電流値I3を駆動制御部2110に出力し、時刻t4になると、駆動電流の電流値0を駆動制御部2110に出力する。
ここで、波長分布制御部2111から駆動制御部2110に各電流値が出力されると、当該各電流値を示す電流調整信号が駆動制御部2110から定電流駆動回路90に出力される。そして、定電流駆動回路90は、駆動制御部2110から入力された電流調整信号で示される電流値の駆動電流を各発光回路6,7に供給すべく、次第に駆動電流の電流値を増大及び減少させる。
このように、波長分布制御部2111が駆動電流の電流値を制御し、駆動制御部2110を介して当該制御した電流値を示す電流調整信号を定電流駆動回路90に出力すると、当該駆動電流の電流値の制御に対応して、青色LEDで発生する青色光が最大強度となる波長も変動する。
例えば、図2及び図7に示すように、駆動制御部2110により、ROM213又は図略のHDD等に予め記憶されている所定の駆動電流の電流値10mAが定電流駆動回路90に出力されると、当該駆動電流の供給によって青色LEDで発生する青色光は、図2の実線部Wnに示す2つの凸部のうちの左側の凸部に示すように、波長が約460nmの場合に最大強度となる。
尚、図2の実線部Wnに示す2つの凸部のうちの右側の凸部に示す、約520nm以降の波長分布は、当該青色光が当該青色LEDを覆う蛍光体を介して得られる蛍光の波長分布を示し、波長が約580nmの場合に最大強度となる。
ここで、波長分布制御部2111により、駆動電流の電流値が10mAから35mAになるように、駆動電流の電流値を大きくする制御が行われると、これに応じて青色LEDで発生する青色光は、図2の一点鎖線部Wb及び図7に示すように、波長が約440nmの場合に最大強度となる。
一方、波長分布制御部2111により、駆動電流の電流値が10mAから5mAになるように、駆動電流の電流値を小さくする制御が行われると、これに応じて青色LEDで発生する青色光は、図2の点線部Wa及び図7に示すように、波長が約475nmの場合に最大強度となる。
このように、波長分布制御部2111により、駆動電流の電流値を大きく或いは小さくする制御が行われると、これに応じて、青色LEDで発生する青色光を最大強度とする波長は、小さく(図2において左に)或いは大きく(図2において右に)変動する。
また、図2に示すように、波長分布制御部2111により、駆動電流の電流値を大きく或いは小さくする制御が行われない場合に、相対強度が10%以上となる青色光の波長域は、約440nm〜約520nmであるが、青色光を最大強度とする波長が上記のように変動された場合には、相対強度が10%以上となる青色光の波長域は、約420nm〜約520nmを示すようになる。
つまり、波長分布制御部2111により、駆動電流の電流値を大きく或いは小さくする制御が行われ、これに伴って青色LEDで発生する青色光が最大強度となる波長が変動されることにより、ある程度の強度を持つ青色光の波長域が拡大される。
即ち、図6に示すように、原稿の主走査方向一ライン分の読取周期であるライン周期Tに対して、大きく或いは小さく変動する駆動電流の電流値と、当該駆動電流を出力する時間と、の関係を示す上記の駆動パターンは、本発明に係る駆動電流の電流値に対応する青色光が最大強度となる波長を変動させることによって青色光の波長域を拡大する、原稿の主走査方向一ライン分の読取周期であるライン周期に対して予め定められたパターンの一例を示している。
以下に、原稿の読取動作について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
操作部5において原稿の読取動作開始指示が受け付けられると、駆動制御部2110は、原稿の読取動作を開始し(S1)、波長分布制御部2111は、ROM213又は図略のHDD等に予め記憶されている駆動パターンを読み出す(S2)。そして、駆動制御部2110は、操作部5において、発光回路6,7の駆動電流の電流値を制御する指示が受け付けられているか否かを判断する(S3)。
駆動制御部2110により、発光回路6,7の駆動電流の電流値を制御する指示が受け付けられていると判断されると(S3;YES)、波長分布制御部2111は、ステップS2で読み出した駆動パターンに従って駆動電流の電流値を制御し、当該制御した駆動電流の電流値を駆動制御部2110に出力する(S4)。
駆動制御部2110は、ステップS4の処理によって波長分布制御部2111から駆動電流の電流値が入力される、或いは、後述するようにステップS10の処理によって駆動電流の電流値を読み出すと、当該電流値を示す電流調整信号を定電流駆動回路90に出力して当該電流値の駆動電流を発光回路6,7に供給させ、これにより、発光回路6,7に備えられた白色LEDを構成する青色LEDを点灯させる(S5)。ここに、光源222から原稿に対して白色光が照射される。
一方、ステップS3の処理において、駆動制御部2110により、発光回路6,7の駆動電流の電流値を制御する指示が受け付けられていないと判断されると(S3;NO)、駆動制御部2110は、ROM213又は図略のHDD等に予め記憶されている所定の駆動電流の電流値を読み出し(S10)、ステップS5の処理を実行する。
駆動制御部2110は、ライン周期Tが経過する迄の間、ステップS3〜S5、或いは、ステップS3、S10、及びS5の一連の処理を繰り返す(S6;NO)。
ライン周期Tが経過すると(S6;YES)、CCD229は、ステップS4及びステップS5によって光源222の白色LEDから照射された白色光が原稿で反射された際の反射光を受光して、当該受光した反射光をRGB各色の濃度値を示す画像データに光電変換することにより、原稿の主走査方向一ライン分の読取結果の画像データを生成する(S7)。そして、主走査方向一ライン分の読取結果の画像データが生成されると、駆動制御部2110は、原稿の主走査方向全ライン分の読み取りが完了しているか否かを判断する(S8)。
駆動制御部2110は、原稿の主走査方向全ライン分の読み取りが完了していないと判断すると(S8;NO)、主走査方向と直交する方向(副走査方向、矢印Y方向)に第1キャリッジ226及び第2キャリッジ227を移動させ(S9)、次のラインの読み取りを行うべく、再びステップS3以降の処理を実行し、原稿の主走査方向全ライン分の読み取りが完了していると判断すると(S8;YES)、原稿の読取動作を終了する。
このように、本構成によれば、波長分布制御部2111により、原稿の主走査方向一ライン分の読取周期であるライン周期Tに対して予め定められた駆動パターンで制御された駆動電流の電流値に従って、青色LEDから発生する青色光が最大強度となる波長が変動され、青色光の波長域が拡大される。
このため、当該青色光が蛍光体を介することで得られる蛍光と当該青色光のうち蛍光体を透過した青色光とを組み合わせた白色光を点灯光として、原稿の主走査方向一ライン分に照射する場合に、駆動電流の電流値を制御しない場合に比して波長域が拡大された青色光を原稿の主走査方向一ライン分に照射することにより、CCD229で受光される原稿で反射される反射光の青色の波長域が、原稿本来の青色の色味を示す波長域と重なる可能性が高まるため、CCD229で変換される画像データにおいて青色の色味の再現性が向上される。
また、光源222が、図3に示すように、白色LEDを複数備えて構成されていると、光源222から原稿に白色LEDの点灯光を照射した場合に、各白色LEDを構成する青色LEDの固有の特性に応じて青色光の波長分布にばらつきが生じ、つまり、白色LEDの点灯光の波長分布にばらつきが生じる。このため、CCD229により、原稿上で同一濃度を示す複数の画素の各画素で反射される反射光を受光して生成される画像データが示す色味にばらつきが生じる虞がある。
しかし、本構成によれば、波長分布制御部2111によって駆動電流の電流値が制御され、青色LEDの波長域が拡大されることにより、青色LEDと蛍光体との組み合わせのそれぞれから照射される白色光の波長分布が変動されると、CCD229により受光される反射光の波長分布もこれに合わせて変動される。このため、各組み合わせから照射される白色光の波長分布が変動されない場合に比して、CCD229により、原稿上で同一濃度を示す複数の画素の各画素で反射される反射光を受光して生成される画像データが示す色味のばらつきを緩和させることができる。
尚、上記の駆動パターンは、当該駆動パターンにおける駆動電流の電流値をライン周期Tが示す期間で積分した結果と、波長分布制御部2111によって発光回路6,7に出力される駆動電流の電流値を制御しない場合の駆動電流の電流値であって、上記のステップS10で読み出される所定の駆動電流の電流値を、ライン周期Tが示す期間で積分した結果と、が等しくなるように定められていることが好ましい。
本構成は、例えば、図6に示すように、駆動パターンにおける駆動電流の電流値をライン周期Tが示す期間で積分した結果を示す図中の斜線部の面積と、上記のステップS10で読み出される所定の駆動電流の電流値Ibとライン周期Tが示す期間との積が示す面積とが等しくなるように、駆動パターンを定めることで実現できる。
この場合、発光回路6,7に出力される駆動電流の電流値を波長分布制御部2111によって制御するかしないかに関わらず、発光回路6,7に出力される駆動電流の電流値をライン周期Tが示す期間で積分した結果が一定となる。このため、発光回路6,7に出力される駆動電流の電流値を波長分布制御部2111によって制御するかしないかに関わらず、ライン周期Tが示す期間中に発光回路6,7に備えられた青色LEDから発生される青色光の総光量が一定に保たれ、原稿に照射される白色光の明るさが一定に保たれるようになる。
尚、上記実施形態では、光源222は、複数の白色LEDを備えて構成していたが、これに限定する趣旨ではなく、RGB各色の点灯光を発生させる3種類のLEDをそれぞれ複数備えて構成してもよい。そして、これに合わせて、波長分布制御部2111を、上記実施形態において白色LEDの点灯光としての白色光の波長域を拡大する制御と同様に、当該3種類のLEDのそれぞれに出力する駆動電流の電流値を制御するように構成してもよい。本構成によれば、RGB各色の点灯光の波長域をそれぞれ拡大することができ、CCD229で変換される画像データにおいてRGB各色の色味の再現性を向上することができる。
尚、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置の一例を、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能等を兼ね備えた複合機として説明したが、本発明に係る画像形成装置は複合機に限られず、例えば、当該複合機のコピー機能のみを有するコピー機等、本発明に係る画像読取装置を備えた他の画像形成装置であっても構わない。
尚、本発明は上記の実施形態の構成に限られず種々の変形が可能である。前記図1乃至図8に示した構成及び処理は、本発明に係る実施形態の例示に過ぎず、本発明を前記実施形態に限定する趣旨ではない。
1 複合機(画像形成装置)
2 画像読取装置
3 装置本体(動作部)
5 操作部
6,7 発光回路
61〜65,71〜75 白色LED(発光素子)
90 定電流駆動回路
210 画像読取回路
222 光源(光源部)
229 CCD(受光部)
2110 駆動制御部
2111 波長分布制御部
T ライン周期
Ib 予め定められた電流値

Claims (5)

  1. 原稿に発光素子の点灯光を照射する光源部と、
    前記光源部により前記点灯光が照射された際に前記原稿から反射される反射光を受光し、受光する光の波長に応じて予め定められた感度で、当該受光した反射光を画像データに変換する受光部と、
    前記発光素子を点灯するための駆動電流を前記発光素子に出力する駆動制御部と、
    前記駆動電流の電流値に対応する前記点灯光が最大強度となる波長を変動させることによって前記点灯光の波長域を拡大する、前記原稿の主走査方向一ライン分の読取周期であるライン周期に対して予め定められたパターンで前記駆動電流の電流値を制御する波長分布制御部と、
    を備える画像読取装置。
  2. 前記駆動制御部は、前記波長分布制御部によって前記駆動電流の電流値を制御しない場合に、予め定められた電流値の駆動電流を前記発光素子に出力し、
    前記パターンは、当該パターンにおける前記駆動電流の電流値を前記ライン周期が示す期間で積分した結果が、前記予め定められた電流値を前記ライン周期が示す期間で積分した結果と等しくなるように定められている請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記光源部は、前記発光素子を複数備えてなる請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記発光素子は、前記駆動制御部から出力される駆動電流によって青色光を点灯する青色LEDと当該青色LEDを覆う蛍光体とを備えて構成され、前記青色光が前記蛍光体を介することで得られる蛍光と前記青色光のうち前記蛍光体を透過する青色光とを組み合わせて、前記点灯光としての白色光を発生させる請求項1から3の何れかに記載の画像読取装置。
  5. 前記請求項1から4の何れかに記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置で生成される画像データに基づいて動作を行う動作部と、
    を備えた画像形成装置。
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