JP2012074253A - ランプ - Google Patents

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    • F21Y2115/00Light-generating elements of semiconductor light sources
    • F21Y2115/10Light-emitting diodes [LED]

Abstract

【課題】グローブ内に回路ユニットを配した構成のランプにおいて、当該回路ユニットが存在することによる光量の低下が可能な限り抑制され、かつ、半導体発光素子の光色によらずランプの光色を適宜設定可能であるランプを提供する。
【解決手段】グローブ7と口金11とを含む外囲器内に、少なくとも1つの半導体発光素子17と、前記口金11から受電される電力を変換して前記半導体発光素子17を発光させるための回路ユニット9とが格納されたランプ1において、前記回路ユニット9が、前記半導体発光素子17に対して前記口金11と反対側であって前記グローブ7内に、波長変換部材53で覆われ且つ支持具73,75,79,81によって支持された状態で配されており、前記波長変換部材53は、前記半導体発光素子17から前記回路ユニット9に向けて出射された光の少なくとも一部を異なる波長の光に変換し、前記グローブへ向けて放出する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ランプに関し、特に、口金を有しかつ回路ユニットを内蔵したランプに関する。
半導体発光素子を発光体とするランプの一つとして、電球形のLEDランプが普及しつつある。
当該LEDランプは、一般的に、一の実装基板に多数のLEDを実装し、当該実装基板の裏側、口金との間に存する筐体空間内にLEDを点灯するための回路ユニットが収納され、LEDから発せられる光を、グローブを介して外部に出射する構成を有している(特許文献1)。
また、筐体を良熱伝導材料である金属で形成し、LEDで発生した熱を口金へと伝導し、当該筐体に熱が蓄積しないようにしているものもある(非特許文献1(第12頁)参照)。
特開2006−313717号公報
「ランプ総合カタログ 2010」発行:パナソニック株式会社 ライティング社他
ところで、金属筐体を伝導する熱は、筐体内部にも放熱され、回路ユニットはその影響を受ける。回路ユニットを構成する電子部品の中には、熱の影響により寿命が大きく左右されるものがある。
そこで、本願の発明者らは、回路ユニットの寿命を低下させることなく、LEDへの通電量を増大し、一層輝度を向上させることができる電球形のLEDランプとして、実装基板を挟んで口金と反対側のグローブ内に回路ユニットを収納する構成とした発明を創作した。これによれば、LEDから口金に至る熱伝導経路に回路ユニットが存在しないため、回路ユニットの制約を受けることがなくなり、LEDへの通電量を増大することができる。また、LEDからの光の出射方向に回路ユニットが位置することによる配光特性への悪影響もさほど問題とならないことも確認した。
しかしながら、さほど問題にならないとはいえ、上記構成のランプでは、光出射方向に回路ユニットを配したことにより、当該回路ユニットで光が吸収されてしまい、光出射方向前方の光量が僅かではあるが低減されてしまう。
また、上記構成のランプにおいて、特定の光色を有するLEDを共通の部品として使用しながら、光色の異なる様々な種類のランプを製造することができれば、ランプの低コスト化に有利である。
そこで、本発明は、グローブ内に回路ユニットを配した構成のランプにおいて、当該回路ユニットが存在することによる光量の低下が可能な限り抑制され、かつ、半導体発光素子の光色によらずランプの光色を適宜設定可能であるランプを提供することを目的とする。
本発明に係るランプは、グローブと口金とを含む外囲器内に、少なくとも1つの半導体発光素子と、前記口金から受電される電力を変換して前記半導体発光素子を発光させるための回路ユニットとが格納されたランプにおいて、前記回路ユニットが、前記半導体発光素子に対して前記口金と反対側であって前記グローブ内に、波長変換部材で覆われ且つ支持具によって支持された状態で配されており、前記波長変換部材は、前記半導体発光素子から前記回路ユニットに向けて出射された光の少なくとも一部を異なる波長の光に変換し、前記グローブへ向けて放出することを特徴とする。
本発明に係るランプは、半導体発光素子から回路ユニットに向けて出射された光が、波長変換部材を介してグローブへ向けて放出される構成であるため、波長変換部材がなければ回路ユニットで吸収されてしまうはずであった光を前記グローブの外部へと取り出すことができる。したがって、グローブ内に回路ユニットを配した構成であっても、光量の低下を可能な限り抑制することができる。
また、波長変換部材により半導体発光素子から出射された光の少なくとも一部が波長変換される構成であるため、半導体発光素子から出射された光とは異なる色の光をグローブの外部へ取り出すことができる。したがって、波長変換の態様の調整により波長変換部材から放出される光の色を適宜設定することができ、特定の光色の半導体発光素子を共通の部品として使用しながら、光色の異なる様々な種類のランプを製造することができるため、ランプの低コスト化に有利である。
第1の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図 図1におけるA−A線に沿った断面矢視図 第2の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図 第3の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図 第4の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図 第5の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図 第6の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図
以下、本実施の形態に係るランプについて、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態で記載している、材料、数値等は好ましいものを例示しているだけであり、それに限定されることはない。また、本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で、適宜変更は可能である。さらに、他の実施の形態との構成の一部同士の組み合わせは、矛盾が生じない範囲で可能である。
また、ここでは、半導体発光素子としてLEDを利用する形態について説明するが、半導体発光素子は、例えば、LD(レーザダイオード)であっても良く、EL素子(エレクトリックルミネッセンス素子)であっても良い。
<第1の実施形態>
[全体構成]
図1は、第1の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図であり、図2は、図1におけるA−A線に沿った断面矢視図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係るLEDランプ(本発明に係る「ランプ」に相当)1は、LEDを光源として有するLEDモジュール3と、LEDモジュール3を搭載する台座5と、LEDモジュール3を覆うグローブ7と、LEDを発光させるための回路ユニット9と、回路ユニット9と電気的に接続されている口金11と、回路ユニット9を覆う回路ケース13とを備える。なお、LEDランプ1は、所謂、電球形のランプである。
つまり、LEDランプ1は、グローブ7と口金11とを含む外囲器内に、半導体発光素子であるLEDと、口金11から受電される電力を変換してLEDを発光させるための回路ユニット9とを格納し、回路ユニット9は、LEDに対して口金11と反対側であってグローブ7内に、回路ケース13に覆われた状態で配置されている。
(1)LEDモジュール
LEDモジュール3は、実装基板15と、実装基板15の表面に実装された複数のLED17と、実装基板15上において複数のLED17を被覆する封止体19とを有する。封止体19は、主に、透光性材料からなり、LED17から発せられた光の波長を所定の波長へと変換する必要がある場合は、光の波長を変換する波長変換材料が前記透光性材料に混入される。透光性材料としては例えばシリコーン樹脂を利用することができ、また、波長変換材料としては例えば蛍光体粒子を利用することができる。
本実施の形態に係るLEDモジュール3では、青色光を出射するLED17と、波長変換材料が混入されていない透光性材料で形成された封止体19とを採用しており、LED17から出射された青色光は、波長変換されることなく封止体19を透過し、LEDモジュール3からは青色光が発せられる。
(2)台座
台座5は、筒状の筒体21と、椀状の蓋体23とからなる。蓋体23は、椀内側が回路ユニット9側に向けられており、筒体21の回路ユニット9側の開口を塞ぐようにして筒体21に延設されている。蓋体23の外周縁部は筒体21よりも外側に張り出しており、その外周縁部にグローブ7の開口側端部25を嵌め込むための円環状の溝部27が設けられている。この溝部27にグローブ7の開口側端部25を嵌めこみ接着剤29で固着することによって台座5にグローブ7が固着されている。また、筒体21は、蓋体23と反対側の端部に口金11が外嵌されており、これによって台座5と口金11とが組み合わされていると共に、蓋体23と反対側の開口31が塞がれている。
蓋体23の回路ユニット9側の表面(蓋体表面)33にはLEDモジュール3が搭載されている。なお、LEDモジュール3の台座5への搭載は、例えば、ネジ、接着剤、係合構造を利用することで行われている。点灯時にLED17で発生した熱は、台座5を介して口金11へと伝えられ、口金11から照明器具へと伝えられる。
(3)グローブ
グローブ7は、本実施の形態では開口側端部25が台座5に固着され、グローブ7と台座5と口金11とで外囲器が構成されている。グローブ7の形状(タイプ)は特に限定されるものではないが、本実施の形態ではボール電球に似た形状であるGタイプが利用されている。
グローブ7は、円筒状をした筒部35と、筒部35の回路ユニット9側の端縁から球状に膨らんだ球状部37とを有する。なお、筒部35の一端部がグローブ7の開口側端部25である。
球状部37の内面39に入射した光はグローブ7を透過し外部へ取り出される。球状部37の内面には、LEDモジュール3から発せられた光を拡散させる拡散処理、例えば、シリカや白色顔料等による拡散処理が施されている。
(4)回路ユニット
回路ユニット9は、回路基板41と、回路基板41に実装された各種の電子部品43,45とから構成され、後述する支持具によって支持された状態で、グローブ7の球状部37内に格納されている。電子部品43は回路基板41に対して口金11側に配置され、電子部品45は回路基板41に対して口金11とは反対側(グローブ7側)に配置されている。なお、電子部品は、便宜上「43」、「45」の2つの符号だけを用いているが、電子部品は「43」、「45」以外にも存在する。
図2に示すように、回路基板41は、本実施の形態では円板状をし、LEDランプを平面視したときに(LEDランプ1を口金11と反対側からランプ軸Zに沿った方向に見たときに、すなわち図2においては紙面上方から下方を見たときに)、LEDモジュール3の封止体19の上方に位置し、封止体19の位置と回路基板41の位置とが重なっている(ここでは、封止体19の全領域が回路基板41の領域内に位置している)。
(5)口金
口金11は、LEDランプ1が照明器具に取着されて点灯された際に、照明器具のソケットから電力を受けるためのものである。
口金11の種類は、特に限定するものではないが、ここではエジソンタイプが使用されている。図1に戻って、口金11は、筒状であって周面が雄ネジとなっているシェル部47と、シェル部47に絶縁材料49を介して装着されたアイレット部51とを有する。
(6)回路ケース
回路ケース13は、LEDモジュール3に対して口金11と反対側であってグローブ7内に配されており、波長変換部材53で構成される。
波長変換部材53は、内部空間に回路ユニット9が格納された中空の殻体である。波長変換部材53の外観形状は球であり、その球の中心Oはグローブ7の球状部37の中心に位置する。なお、波長変換部材53の外観形状は、本実施の形態では球であるが、球以外の楕円体であっても良い。また、楕円体に限定されず、正多面体、半正多面体、準正多面体、星型正多面体および一様多面体等のような多面体であっても良く、円錐および角錐等のような錐体であっても良く、双円錐、双角錐およびねじれ双角錐等のような双錐体であっても良く、円錐台および角錐台等のような錐台であっても良く、円柱、角柱および反角柱等のような柱体であっても良い。
波長変換部材53の外径はグローブ7の筒部35の内径よりも大きく、筒部35から球状部37内に波長変換部材53を挿入することができる。既存の電球やコンパクト蛍光灯代替を想定すると、筒部35の内径は、口金11の内径と同等以上、球状部37の内径と同等以下であることが好ましい。
波長変換部材53は、第1部材55と第2部材57とで構成される。第1部材55および第2部材57は、それぞれ半球ドーム状であって、ランプ軸Zと直交し且つ中心Oを含む仮想面で波長変換部材53を2分割して得られる。第1部材55が波長変換部材53の口金11側の部分を構成し、第2部材57が残りの部分を構成する。
第1部材55および第2部材57は、それぞれ光の波長を変換する波長変換材料が混入された透光性材料からなる。透光性材料としては、例えばポリカーボネートなどの樹脂やガラスを利用することができる。また、波長変換材料としては例えば蛍光体粒子を利用することができる。本実施の形態では、蛍光体粒子として、青色光を黄色光に変換する黄色蛍光体粒子を利用している。
なお、本実施の形態では、回路ケース13全体が波長変換部材53で構成されていたが、必ずしも回路ケース13全体が波長変換部材53で構成されている必要はない。すなわち、回路ケース13の一部が波長変換機能を有さない部材で構成されていても良い。例えば、第2部材57が波長変換材料の混入されていない透光性材料からなり波長変換機能を有さない構成であっても良い。この場合、第1部材55のみが波長変換部材であって、第2部材57は波長変換部材でない。
波長変換部材53の外面(外側の球面)は、LEDモジュール3から出射された青色光を受光する受光面となっている。すなわち、第1部材55の外面(外側の曲面)59および第2部材57の外面(外側の曲面)61が、受光面となっている。LEDモジュール3から出射された青色光は、主に外面59を透過して波長変換部材53内に入射する。
一方、波長変換部材53の内面(内側の球面)は、波長変換部材53を透過して内部空間へ入射しようとする光を波長変換部材53の外側へ向けて反射させる反射面となっている。すなわち、第1部材55の内面(内側の曲面)65および第2部材57の内面(内側の曲面)67が、反射面となっている。反射面は、例えば、第1部材55の内面65および第2部材57の内面67に鏡面処理等を施すことによって形成することができる。
回路ユニット9と波長変換部材53とは、回路基板41の外周縁部69を波長変換部材53の第2部材55の開口部内側に接着剤71で接着することにより接合されている。第2部材55に回路ユニット9を接着した状態で、第1部材55の開口側端面と第2部材55の開口側端面同士を合わせると、電子部品43は第1部材55内に配置され、電子部品45は第2部材55内に配置される。すなわち、回路基板41、電子部品43,45等を有する回路ユニット9の全体が、波長変換部材53に覆われた状態で波長変換部材53の内部空間に格納される。なお、発熱源であるLED17から遠い位置に存在する第2部材55内に、熱に弱い電子部品45が配置されていることが好ましい。
なお、回路ユニット9を波長変換部材53に固定する方法は、接着剤による接着に限定されず、例えば、ネジや係合構造で回路基板41を波長変換部材53に固定する方法であっても良いし、複数の方法を組み合わせて固定する方法であっても良い。回路ユニット9が波長変換部材53に固定されているため、波長変換部材53は回路ユニット9を介して間接的に支持具によって支持されていることになる。
(7)支持具
回路ユニット9の出力端子とLEDモジュール3の入力端子とは、電気配線73,75によって電気的に接続されている(電気配線75は図1には表れていない。電気配線75については図2参照)。より具体的には、電気配線73は、回路ケース13の第1部材55に設けられた貫通孔77を通って、LEDモジュール3の入力端子と接続されている。電気配線75は、回路ケース13の第1部材55に設けられた貫通孔(不図示)を通って、LEDモジュール3の入力端子と接続されている。
回路ユニット9の入力端子と口金11とは、電気配線79,81によって電気的に接続されている。より具体的には、電気配線79は、回路ケース13の第1部材55に設けられた貫通孔83、台座5の蓋体23に設けられた貫通孔85、および、筒体21に設けられた貫通孔87を通って、口金11のシェル部47と接続されている。電気配線81は、回路ケース13の第1部材55に設けられた貫通孔89、台座5の蓋体23に設けられた貫通孔91、および、筒体21の口金11側の開口31を通って、口金11のアイレット部51と接続されている。
電気配線73,75,79,81は、例えば、絶縁被覆されたリード線であって、これら4本の電気配線73,75,79,81により、回路ユニット9を支持する支持具が構成されている。
図2に示すように、電気配線73,75とLEDモジュール3の入力端子との接続箇所93,95は、ランプ軸Zと直交する仮想線X上に位置している。また、台座5の蓋体23に設けられた貫通孔85,91は、ランプ軸Zと直交する仮想線Y上に位置している(ランプ軸Zは蓋体23の表面33の中心を通っている)。そして、仮想線Xと仮想線Yとは直交している。接続箇所93,95および貫通孔85,91がこのような位置関係であるため、支持具を構成する4本の電気配線73,75,79,81によって回路ユニット9および回路ケース13をバランス良く支持することができる。
図1に戻って、回路ケース13に設けられた4つの貫通孔77,83,89(1つは不図示)も、接続箇所93,95および貫通孔85,91と対応するように、ランプ軸Zを中心とする回転方向に等間隔を空けて、すなわち回転角が90[°]となる間隔で配置されているため、回路ユニット9および回路ケース13が電気配線73,75,79,81によって更にバランス良く支持されている。
なお、回路ユニット9および回路ケース13は、回路ユニット9の出力端子とLEDモジュール3の入力端子とを接続する電気配線73,75、または、回路ユニット9の入力端子と口金11とを接続する電気配線79,81のどちらかのみで支持されていても良い。
[LEDから出射される光の光路]
次に、LED17から出射される光の光路について説明する。LED17から回路ユニット9に向けて出射された光は、波長変換部材53内に入射し、波長変換部材53の内面65,67と外面59,61との間で反射を繰り返しながらグローブ7の頂部97側に導かれつつ、徐々に外面59,61から波長変換部材53の外側に放出される。したがって、波長変換部材53の外面59,61の全体から満遍なく光が放出される。LED17から出射される光は青色光であるが、その一部は波長変換部材53内を通過する際に黄色光に変換されるため、変換後の黄色光と未変換の青色光との混色により波長変換部材53からは白色光が放出される。放出された白色光は、グローブ7を透過してグローブ7の外部へ取り出される。
波長変換部材53の内面65,67が反射面であるため、波長変換部材53を透過した光は波長変換部材53の内部空間には入射しない。しがたって、回路ユニット9により光が吸収されてしまうことがなく、LEDランプ1の光量の低減を効果的に防止することができる。
上記構成では、LEDランプ1の光色をLEDモジュール3の光色と異なる色にすることができる。しかも、波長変換部材53に使用する蛍光体粒子の種類および量を調整することによって、LEDランプ1の光色を適宜設定可能である。したがって、特定の光色のLEDモジュール3を利用しながら、波長変換部材53に使用する蛍光体粒子の配合を変更するだけで、光色の異なる様々な種類のLEDランプ1を製造することができる。
[放熱経路]
実施の形態に係るLEDランプ1は、上記構成を有するため、例えば、LED17への投入電流を高めることができる。つまり、本LEDランプ1では、LED17に発生した熱は、台座5から口金11へと伝熱し、口金11から照明器具のソケットを経由して照明器具や壁・天井へと放熱される。
したがって、LED17への投入電流を高めると、発光時のLED17に生じる熱が増加し、その熱は口金11から照明装置側へと伝導される。このとき、LEDモジュール3と口金11との間には回路ユニット9を格納する必要がないため、LEDモジュール3と口金11との距離を小さくでき、LEDモジュール3から口金11へと伝導する熱量を増加させることができる。
また、LED17により発生した熱のすべてが口金11側に伝導せずにLEDモジュール3や台座5に残留し、LEDモジュール3や台座5の温度が上昇したとしても、回路ユニット9がLEDモジュール3に対して口金11と反対側であってグローブ7の内部に格納されているため、回路ユニット9に作用する熱負荷は結果的に小さくなる。
このようにLEDモジュール3や台座5の温度が上昇しても、回路ユニット9への熱負荷が増大しない構成であるため、LEDモジュール3や台座5の温度を下げる必要性が少なく、新たにヒートシンク等の放熱手段を設ける必要がなく、LEDランプが大型化するようなこともない。
また、回路ユニット9をグローブ内に配置することで、LEDモジュール3と口金11との間に回路ユニット9用のスペースを確保する必要がなくなり、台座5を小型化できる。この際、LEDモジュール3を搭載する台座5に温度上昇が生じるが、上述のように、LEDモジュール3と口金11との間に回路ユニット9を格納していないため、LEDモジュール3や台座5の温度を下げる必要がない。
さらに、実施の形態に係るLEDランプ1では、蛍光体粒子を含む波長変換部材53が熱源であるLED17から離れたグローブ7の内面39に形成されている構成であるため、蛍光体粒子がLED17と接触している封止体19内に混入されている構成のランプよりも、蛍光体粒子が熱の影響を受け難く、熱による蛍光体粒子の波長変換効率の低下を抑制することができる。
[その他]
本実施の形態では、回路ユニット9をグローブ7内に格納しているため、台座5と口金11との間に回路ユニット9を格納するスペースが不要となり、LEDモジュール3を口金11に近い位置に搭載することが可能となり、白熱電球のバルブに近い形状・大きさのグローブ7を利用することができる。これにより、白熱電球を利用していた従来の照明器具へのLEDランプ1の装着適合率を略100[%]にすることができる。
さらに、LEDモジュール3を口金11に近づけることで、LEDモジュール3とグローブ7の頂部97との間隔を大きくでき、回路ユニット9を格納するスペースを十分に確保することができる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態に係るLEDランプは、LEDモジュールがランプ軸を中心として環状に複数配置されており、それらLEDモジュールの主出射方向が、波長変換部材を口金側から見た場合に外周縁部となる領域に向けられている点において、第1の実施形態に係るLEDランプと相違する。その他の構成については基本的に第1の実施形態に係るLEDランプ1と同様である。したがって、上記相違点についてのみ説明し、その他の構成についての説明は省略する。なお、第1の実施形態と同じ部材については、そのまま第1の実施形態と同じ符号を用いる。
図3は、第2の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図である。図3に示すように、第2の実施の形態に係るLEDランプ101は、複数のLEDモジュール3、台座103、グローブ7、回路ユニット9、口金11、回路ケース13、および、支持具である電気配線73,75(不図示)を備える。
台座103は、筒状の筒体105と、椀状の蓋体107とからなる。蓋体107は、椀内側が回路ユニット9側に向けられており、筒体105の回路ユニット9側の開口を塞ぐようにして筒体105に延設されている。蓋体107の外周縁部は筒体105よりも外側に張り出しており、その外周縁部にグローブ7の開口側端部25を嵌め込むための円環状の溝部109が設けられている。この溝部109にグローブ7の開口側端部25を嵌めこみ接着剤29で固着することによって台座103にグローブ7が固着されている。また、筒体105は、蓋体107と反対側の端部に口金11が外嵌されており、これによって台座103と口金11とが組み合わされていると共に、蓋体107と反対側の開口111が塞がれている。
蓋体107の回路ユニット9側の表面(蓋体表面)113は、その外周側がランプ軸Zに向けてすり鉢状に傾斜しており、その傾斜した環状の領域にLEDモジュール3が、ランプ軸Zを中心として環状に等間隔を空けて複数(図3に示す例では4つ、なおそのうちの1つは図には表れていない)配置されている。蓋体107の表面113の傾斜を利用することによって、各LEDモジュール3の主出射方向L1は、波長変換部材53を口金11側から見た場合に外周縁部となる領域に向けられており、各LEDモジュール3からの出射光が、できるだけ第1部材55の外面59ではなく第2部材57の外面61に届くようになっている。そのため、LEDモジュール3から出射された光が、波長変換部材53の裏側(頂部97側)にまで届き易く、グローブ7の頂部97からより多くの光を取り出すことができる。
なお、蓋体107の表面113に搭載するLEDモジュール3の数量は4つに限定されず、任意の数であれば良い。また、LEDモジュール3の配置は環状に限られず、例えば更に表面113の中央(ランプ軸Zと交差する領域)にもLEDモジュール3を配置しても良い。
なお、本実施の形態では、波長変換部材53の第1部材55に設けられた貫通孔83,89、および、台座103の蓋体107に設けられた貫通孔115,117を通って、回路ユニット9と口金11とを電気的に接続する電気配線79,81のみが支持具であって、それら電気配線79,81によって回路ユニット9および回路ケース13が支持されている。一方、波長変換部材53の第1部材55に設けられた貫通孔119を通って回路ユニット9と各LEDモジュール3とをそれぞれ電気的に接続する4本の電気配線121は、支持具としては機能していない。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態に係るLEDランプは、グローブの球状部の内面に波長変換層が形成されている点において、第1の実施形態に係るLEDランプと相違する。その他の構成については基本的に第1の実施形態に係るLEDランプ1と同様である。したがって、上記相違点についてのみ説明し、その他の構成についての説明は省略する。なお、第1の実施形態と同じ部材については、そのまま第1の実施形態と同じ符号を用いる。
図4は、第3の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図である。図3に示すように、第2の実施の形態に係るLEDランプ201は、LEDモジュール3、台座5、グローブ7、回路ユニット9、口金11、回路ケース13、および、支持具である電気配線73,75(不図示),79,81を備える。
グローブ7の球状部37の内面39には、LED17から出射された青色光の一部を黄色光に変換する波長変換材料からなる蛍光体層203(波長変換層)が形成されている。そのため、波長変換部材53だけでなく蛍光体層203によっても青色光を黄色光に変換することができる。このような構成とすれば、ランプ201の発光色をより良好にすることができる。
その理由を説明すると、例えば、LED17から出射して、波長変換部材53に向かわず、直接グローブ7に向かった青色光L2がそのままグローブ7を透過すると、グローブ7から青色光L2が漏れることになる。しかしながら、グローブ7に蛍光体層203を形成することによって、そのような青色光L2の一部を蛍光体層203で黄色光に波長変換することができるため、変換後の黄色光と未変換の青色光との混色により生成される白色光をグローブ7の外部へ取り出すことができる。
さらに、波長変換部材53の第1部材55から放出される光と、第2部材57から放出される光と比べた場合、第1部材55から放出される光は、波長変換部材53内を通る光路長が短いため、波長変換される度合いが少なく、青味の強い白色光になり易い傾向にある。そこで、蛍光体層203を、球状部37の口金11側では厚く塗り、頂部97側では薄く塗ることによって、第1部材55から放出される青味の強い白色光が、蛍光体層203によって、球状部37の口金11側でより波長変換され易い構成とし、球状部37の口金11側と頂部97側との間で生じる発光色むらを抑制することも考えられる。
なお、蛍光体層203は、必ずしも球状部37の内面39の全体に形成されている必要はなく、青味の強い光が放出される領域にのみ形成されていても良い。例えば、球状部37の口金11側にのみ蛍光体層203を形成し、頂部97側には形成しないことが考えられる。これにより蛍光体粒子の使用量を削減することができる。
<第4の実施の形態>
第4の実施の形態に係るLEDランプは、半導体発光素子から出射された光を回路ケースに向けて集光させる反射部材が外囲器内に設けられている点において、第1の実施形態に係るLEDランプと相違する。その他の構成については基本的に第1の実施形態に係るLEDランプと同様である。したがって、上記相違点についてのみ説明し、その他の構成についての説明は省略する。なお、第1の実施形態と同じ部材については、そのまま第1の実施形態と同じ符号を用いる。
図5は、第4の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図である。図5に示すように、第4の実施の形態に係るLEDランプ301は、LEDモジュール3、台座5、グローブ7、回路ユニット9、口金11、回路ケース13、および、支持具である電気配線73,75(不図示),79,81を備え、さらに、反射部材303を備える。
反射部材303は、椀状であって凹面状の内面305を有し、内面305が反射面となっており、内面305を回路ケース13に向けるようにして台座5の蓋体23の表面33に取り付けられている。そして、内面305の中央領域にLEDモジュール3が搭載されている。また、反射部材303には、台座5の貫通孔85,91と対応した位置に、電気配線79,81を貫通させるための貫通孔307,309が設けられている。
LED17から出射され、蓋体23の表面33に向かった青色光L3は、反射部材205が配されていなければ、蓋体23で吸収されてしまう。しかしながら、本実施の形態では、蓋体23の表面33に向かった青色光L3を、反射部材303の内面305で反射させ、波長変換部材53に入射させることができる。このようにして波長変換部材53に入射した青色光は、その一部が波長変換部材53で可視光に変換され、白色光としてグローブ7の外部へ取り出される。
このように、反射部材303を設けることによって、本来であれば吸収されてしまう青色光を有効活用することができる。なお、反射部材303を設ける代わりに、蓋体23の表面33を反射面としても同様の効果が得られる。また、反射部材303の代わりに、あるいは併用して、LEDモジュール3と回路ケース13との間にレンズを設けて、回路ケース13に光を集光するようにしても良い。
<第5の実施の形態>
第5の実施の形態に係るLEDランプは、電気配線が支持具でない点において、第1の実施形態に係るLEDランプと相違する。その他の構成については基本的に第1の実施形態に係るLEDランプと同様である。したがって、上記相違点についてのみ説明し、その他の構成についての説明は省略する。なお、第1の実施形態と同じ部材については、そのまま第1の実施形態と同じ符号を用いる。
図6は、第5の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図である。図6に示すように、第5の実施の形態に係るLEDランプ401は、LEDモジュール3、台座5、グローブ7、回路ユニット9、口金11、回路ケース13、および、支持具403を備える。
支持具403は、一端が台座5に固定され他端が回路ケース13に固定された円筒状部材であって、回路ユニット9と口金11とを接続する電気配線405,407および回路ユニット9とLEDモジュール3とを接続する電気配線409,411が、支持具403の内部を通って回路ケース13内から口金11およびLEDモジュール3へと導出されている。なお、各電気配線405,407,409,411は、絶縁被覆されている。
具体的には、支持具403は、例えば、ガラス製、金属製または樹脂製のストレート管であって、その一端は、回路ケース13の第1部材55の外面に設けられた凹部413に差し込まれた状態で接着により固定されている。また、支持具403の他端は、台座5の蓋体23の表面33に設けられた凹部415に差し込まれた状態で接着により固定されている。
なお、支持具403を透明の材料で形成することによって、LED17から出射された光が支持具403で妨げられ難い構成とすることができる。一方、支持具403を不透明な材料で形成する場合は、例えば支持具403の外表面を鏡面処理するなどして光反射率を向上させ、支持具403によって出射光が吸収され難い構成とすることも考えられる。
また、支持具403は、円筒状部材ではなく角筒状部材であっても良い。さらに、筒状部材ではなく円柱や角柱など柱状部材であっても良い。支持具403が柱状部材である場合、電気配線405,407,409,411は支持具403に巻き付けたり、沿わせたりすることが考えられる。
第1部材55の凹部413には、第1部材55を貫通する貫通孔417が連設されており、この貫通孔417を通って各電気配線405,407,409,411は回路ケース13内から支持具403内へと導出されている。なお、貫通孔417の径は支持具403の外径よりも小さいため、貫通孔417内に支持具403の一端が入り込むことはない。
また、蓋体23の凹部415には、蓋体23を貫通する貫通孔419が連設されており、この貫通孔419を通って各電気配線405,407,409,411は支持具403内から蓋体23の口金11側へと導出されている。口金11側へと導出された電気配線405,407は、それぞれ蓋体23に設けられた貫通孔421を通ってLEDモジュール3に接続されている。また、電気配線409,411は、それぞれ口金11に接続されている。なお、貫通孔419の径は支持具403の外径よりも小さいため、貫通孔419内に支持具403の一端が入り込むことはない。
本実施の形態のような構成であれば、電気配線405,407,409,411に回路ユニット9や回路ケース13を支持するだけの強度がなくても、回路ユニット9や回路ケース13をグローブ7内に保持することができる。また、より安定して回路ユニット9や回路ケース13を保持することができる。
なお、支持具403は円筒状に限定されず、円筒以外の筒状であっても良い。また、筒状ではなく柱状であっても良い。さらに、電気配線405,407,409,411は、全てが支持具303内を通る必要はなく、一部のみが支持具403内を通る構成であっても良い。
<第6の実施の形態>
第6の実施の形態に係るLEDランプは、波長変換部材が紫外光を白色光に変換する点、および、グローブの球状部の内面に紫外線反射膜が形成されている点において、第1の実施形態に係るLEDランプと相違する。その他の構成については基本的に第1の実施形態に係るLEDランプと同様である。したがって、上記相違点についてのみ説明し、その他の構成についての説明は省略する。なお、第1の実施形態と同じ部材については、そのまま第1の実施形態と同じ符号を用いる。
図7は、第6の実施形態に係るLEDランプの構造を示す断面図である。図7に示すように、第6の実施の形態に係るLEDランプ501は、LEDモジュール503、台座5、グローブ7、回路ユニット9、口金11、回路ケース505、および、支持具である電気配線73,75(不図示),79,81を備える。
LEDモジュール503は、実装基板15、複数のLED(半導体発光素子)507および封止体19を備えており、LED507は青色光ではなく紫外光を発する。封止体19が波長変換材料の混入されていない透光性材料で形成されているため、LEDモジュール503からは紫外光が出射される。
回路ケース505は、 第1部材509および第2部材511からなる波長変換部材513で構成され、第1部材509には電気配線73,75,79,81を通すための4つの貫通孔515,517,519(もう1つは不図示)が設けられている。波長変換部材513は、赤色蛍光体粒子、緑色蛍光体粒子および青色蛍光体粒子を混合した蛍光体粒子(波長変換材料)が混入された透光性材料で形成されている。各色蛍光体粒子が紫外光をそれぞれ赤色光、緑色光または青色光に変換するため、それら赤色光、緑色光および青色光の混色により白色光が生成される。すなわち、波長変換部材513は、紫外光を白色光に波長変換する。
LED507から回路ユニット9に向けて出射された紫外光は、波長変換部材513内に入射し、波長変換部材513の内面(第1部材509の内面521および第2部材511の内面523)と、波長変換部材513の外面(第1部材509の外面525および第2部材511の外面527)との間で反射を繰り返しながらグローブ7の頂部97側に導かれつつ、徐々に外面525,527から波長変換部材513の外側に放出される。したがって、波長変換部材513の外面525,527の全体から満遍なく光が放出される。LED507から出射される光は紫外光であるが、波長変換部材513内を通過する際に白色光に変換され、その白色光が波長変換部材513から放出される。放出された白色光は、グローブ7を透過してグローブ7の外部へ取り出される。
波長変換部材513の内面521,523は反射面となっており、波長変換部材513を透過した光は波長変換部材513の内部空間に入射しない。したがって、回路ユニット9によって光が吸収されることがないため、LEDランプ501の光量の低減を効果的に防止することができる。
グローブ7の球状部37の内面39には、紫外光を反射する紫外線反射膜529が形成されている。そのため、LED17から出射され波長変換部材513に入射することなく直接グローブ7に向かった紫外光L4を紫外線反射膜529で反射させて、波長変換部材513に入射させることができる。このようにして波長変換部材513に入射した紫外光は、波長変換部材513で白色光に変換され、グローブ7の外部へ取り出される。
このように、紫外線反射膜529を形成することによって、グローブ7の外部に紫外光が漏れるのを防止することができる。さらに、本来であればグローブ7から漏れてしまうはずであった紫外光を可視光に変換して有効活用することもできる。
以上のように、本発明に係る波長変換部材は、青色光を黄色光に変換するものに限定されず、紫外光を白色光などの可視光に変換するものであっても良いし、青色光以外の色の可視光を他の色の可視光に変換するものであっても良い。また、半導体発光素子から出射された光の一部を異なる波長の光に変換するものに限定されず、出射された光の全部を異なる波長の光に変換するものであっても良い。
<変形例>
以上、本発明の構成を第1から第6の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施の形態等に限られない。例えば、以下のような変形例を挙げることができる。
[グローブの形状]
実施の形態等では、所謂、Gタイプのグローブを利用したが、他のタイプ、例えば、AタイプやBタイプであっても良い。
また、白熱電球のバルブ形状や電球形LEDランプのグローブ形状と全く異なる形状であっても良い。
[口金]
実施の形態等では,エジソンタイプの口金を利用したが、他のタイプ、例えば、ピンタイプ(具体的にはGY、GX等のGタイプ)を利用しても良い。
また、実施の形態等では、口金や台座の内部は中空であったが、例えば、伝導率が空気よりも高い絶縁性の材料を充填しても良い。これにより、その充填材料を介して、LEDモジュールの熱がより効率良く口金に伝わるため、ランプの放熱特性を向上させることができる。なお、上記材料としては、例えばシリコーン樹脂等がある。
[LEDモジュール]
(1)実装基板
実装基板は、樹脂基板、セラミック基板、樹脂板と金属板とから成る金属ベース基板等、既存の実装基板を利用することができる。
(2)LED
実施の形態等では、紫外光を発するLEDと青色光を発するLEDについて説明したが、他の発光色のLEDを用いても良い。また、実施の形態では、1種類のLEDを用いているが、発光色の異なる複数のLEDを用いても良い。
(3)封止体
実施の形態等では、封止体は、実装基板上に実装されたすべてのLEDを被覆していたが、例えば、一つのLEDに対して1つの封止体で被覆しても良いし、複数のLEDをグループ分けして、所定数のLEDに対して1つの封止体で被覆しても良い。
また、実施の形態等では、蛍光体粒子が混入されていない透光性材料によって封止体が形成されていたが、封止体は、蛍光体粒子が混入された透光性材料で形成されていても良く、透光性材料の表面に蛍光体粒子を含んだ蛍光体層を形成したものでも良い。さらには、封止体(LEDモジュール)とは別に、LEDにおける光の出射方向に蛍光体粒子を含んだ蛍光板等の波長変換部材を設けても良い。
[回路ユニット]
実施の形態における回路ユニットは、複数の電子部品が1つの回路基板に実装されていたが、複数の回路基板、例えば、2つの回路基板に、複数の電子部品を分けて実装するようにしても良い。この場合、すべての電子部品が回路ケース内に配される必要はなく、例えば、熱に強い電子部品を台座におけるLEDモジュールの裏側に配しても良いし、口金の内部に配しても良い。
また、実施の形態等では、回路ユニットの回路基板は、その主面がランプ軸Zと直交する姿勢で配置されていたが、例えば、回路基板の主面がランプ軸Zと平行になる姿勢で配置しても良いし、ランプ軸Zに対して傾斜した姿勢で配置しても良い。
本発明は、LEDランプを小型化したり、輝度を向上させたりするのに利用可能である。
1,101,201,301,401,501 ランプ
7 グローブ
9 回路ユニット
11 口金
13 回路ケース
17,507 半導体発光素子
23 蓋体
53 波長変換部材
65,67 反射面
73,75,79,81 支持具(電気配線)
203 波長変換層
303 反射部材
403 支持具

Claims (9)

  1. グローブと口金とを含む外囲器内に、少なくとも1つの半導体発光素子と、前記口金から受電される電力を変換して前記半導体発光素子を発光させるための回路ユニットとが格納されたランプにおいて、
    前記回路ユニットが、前記半導体発光素子に対して前記口金と反対側であって前記グローブ内に、波長変換部材で覆われ且つ支持具によって支持された状態で配されており、
    前記波長変換部材は、前記半導体発光素子から前記回路ユニットに向けて出射された光の少なくとも一部を異なる波長の光に変換し、前記グローブへ向けて放出することを特徴とするランプ。
  2. 前記半導体発光素子からは青色光が出射され、前記波長変換部材によって青色光の一部が黄色光に変換され、未変換の青色光と変換された黄色光との混色により生成される白色光が前記グローブへ向けて放射されることを特徴とする請求項1記載のランプ。
  3. 前記波長変換部材は、波長変換材料が混入された透光性材料で形成された中空の殻体であって、内側空間に前記回路ユニットが格納されていることを特徴とする請求項1または2に記載のランプ。
  4. 前記波長変換部材の内面は、前記波長変換部材を透過して内側空間へ入射しようとする光を前記波長変換部材の外側へ向けて反射させる反射面であることを特徴とする請求項3記載のランプ。
  5. 前記半導体発光素子は前記ランプ軸を中心として環状に複数配置されており、それら半導体発光素子の主出射方向は、前記波長変換部材を前記口金側から見た場合に外周縁部となる領域に向けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のランプ。
  6. 前記グローブの内面には、前記半導体発光素子から出射された光の少なくとも一部を異なる波長の光に変換する波長変換層が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のランプ。
  7. 前記外囲器内には、前記半導体発光素子から出射された光を前記回路ケースに向けて集光させる反射部材が設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のランプ。
  8. 前記支持具が、前記回路ユニットと前記口金とを接続する電気配線、および、前記回路ユニットと前記半導体発光素子とを接続する電気配線であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のランプ。
  9. 前記半導体発光素子は、前記口金の開口を塞ぐ蓋体表面に搭載されており、前記支持具は、一端が前記蓋体に固定され他端が前記回路ケースに固定された筒状部材であって、前記回路ユニットと前記口金とを接続する電気配線および前記回路ユニットと前記半導体発光素子とを接続する電気配線が、前記支持具の内部を通って前記回路ケース内から前記口金および前記半導体発光素子へと導出されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のランプ。
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