JP5681971B2 - ランプ - Google Patents

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Description

本発明は、ランプに関し、特に、口金を有しかつ回路ユニットを内蔵したランプに関する。
半導体発光素子を発光体とするランプの一つとして、電球形のLEDランプが普及しつつある。
当該LEDランプは、一般的に、一の実装基板に多数のLEDを実装し、当該実装基板の裏側、つまり、口金との間に存する筐体空間内にLEDを点灯するための回路ユニットが収納され、LEDから発せられる光を、グローブを介して外部に出射する構成を有している(特許文献1)。
ところで、LEDは発光時に熱を発生する一方、筐体を伝導する熱は筐体内部にも放出されるため、回路ユニットはLED発光時の熱の影響を受ける。また、回路ユニットを構成する電子部品には熱負荷に弱い部品が含まれ、さらに、LEDは寿命が長く、このようなLEDを点灯させる回路ユニットにも長寿命性が要求される。
このようなことから、LEDランプには、回路ユニットへの熱負荷を抑制するために、LED発光時の熱を筐体に蓄熱させないように、例えば、筐体の表面に放熱溝を設けたり(特許文献2)、筐体を良熱伝導材料である金属で形成してLEDで発生した熱を口金へと伝導させることで筐体に熱が蓄積しないようにしたり(非特許文献1(第12頁)参照)等の対策が施されている。
特開2006−313717号公報 特開2006−003580号公報
「ランプ総合カタログ 2010」発行:パナソニック株式会社 ライティング社他
上述のような構成を有するLEDランプに対し、より一層の輝度向上や小型化の要請がある。
しかしながら、上記構成では、輝度を向上させるためにLEDへの投入電流を増大させると、LEDからの発熱量が増え、筐体自体の温度が上昇し、筐体内部の回路ユニットへの熱負荷が増大してしまう。この熱を効率良く放熱させるには、筐体を大型化して包絡面積を大きくしたり、放熱フィンを設けたりする必要があり、筐体の大型化を招くことなく、輝度向上を図ることは困難である。
また、LEDの投入電流(輝度)をそのままにしてLEDランプを小型化する場合、LEDランプの主要部品である筐体を小型化すると、放熱特性・伝熱特性が低下して筐体温度が上昇し、筐体内部の回路ユニットへの熱負荷が増大してしまい、輝度を維持したままLEDランプを小型化することは困難である。
本発明は、ランプの大型化を招くことなく輝度を向上させたり、輝度を維持したままランプを小型化したりできる新規構成のランプを提供することを目的とする。
本発明に係るLEDランプは、グローブと口金とを含む外囲器内に、半導体発光素子と、前記口金から受電された電力を変換して前記半導体発光素子を発光させる回路ユニットとが格納されたランプにおいて、前記半導体発光素子が光の出射方向を前記口金に向けた姿勢で配され、前記回路ユニットが前記半導体発光素子に対して前記口金と反対側に支持具により支持され、前記支持具が、前記回路ユニットと前記口金とを接続する電気配線及び前記回路ユニットと前記半導体発光素子とを接続する電気配線であり、前記外囲器内であって前記半導体発光素子と前記口金との間に、前記半導体発光素子から出射された光を前記口金と反対側に反射させる反射部材を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、回路ユニットが半導体発光素子に対して前記口金と反対側に配されているため、半導体発光素子や半導体発光素子を実装・搭載する部材の温度が上昇しても、その熱は口金側へと伝わり、口金と反対側に配されている回路ユニットへの熱負荷が増大し難い。このため、新たにヒートシンク等の放熱手段を設ける必要もなく、また、ランプを構成する部材の包絡面積を大きくする必要がなく、ランプが大型化するようなこともない。
さらに、前記外囲器内であって前記半導体発光素子と前記口金との間に、前記半導体発光素子から出射された光を前記口金と反対側に反射させる反射部材を備えているため、半導体発光素子の近くで半導体発光素子から発せられた後の光の配光調整が可能となる。
また、前記反射部材は、前記半導体発光素子からの出射光を前記グローブの内面に向けて反射させることを特徴とし、あるいは、前記グローブ内面は、前記反射部材により反射された反射光の一部を透過し、一部をさらに反射させる半透過性反射面であることを特徴としている。
さらには、前記支持具が、前記回路ユニットと前記口金とを接続する電気配線及び前記回路ユニットと前記半導体発光素子とを接続する電気配線であることを特徴としている。
また、前記回路ユニットは、回路ケースに覆われた状態で支持具によって支持され、前記回路ケースは、前記反射部材により反射された反射光の少なくとも一部を前記グローブ内面に向けて反射させる反射面を有し、前記反射部材は、前記半導体発光素子からの出射光を前記回路ケースに向けて反射させることを特徴とし、あるいは、前記回路ケースの外観形状は、球、正多面体、半多面体または準多面体であることを特徴としている。
第1の実施の形態に係るLEDランプの構造を示す断面図である。 LEDランプを口金と反対側から見た平面図である。 第2の実施の形態に係るLEDランプの構造を示す断面図である。 第3の実施の形態に係るLEDランプの構造を示す一部断面図である。 第3の実施の形態に係るLEDランプの縦断面図である。 第3の実施の形態に係るLEDランプを示す図である。 第4の実施の形態に係るLEDランプを示す図である。 第5の実施の形態に係るLEDランプを示す図である。 第5の実施の形態の変形例に係るLEDランプを示す図である。
発明の実施の形態で使用している、材料、数値、形状等は好ましい例を例示しているだけであり、この形態に限定されることはない。また、本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更は可能である。また、他の実施の形態(変形例等も含む。)との組み合わせは、矛盾が生じない範囲で可能である。
また、ここでは、半導体発光素子としてLEDを利用する形態について説明するが、半導体発光素子は、例えば、LD(レーザダイオード)やEL素子(エレクトリックルミネッセンス素子)であっても良い。
<第1の実施の形態>
本発明を実施するための第1の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
1.全体構成
図1は、第1の実施の形態に係るLEDランプ1の構造を示す断面図であり、図2は、LEDランプ1を口金11と反対側(グローブ側)から見た平面図である。
LEDランプ(本発明の「ランプ」に相当する。)1は、LEDを発光体として備えるLEDモジュール3と、LEDモジュール3を搭載する台座5と、台座5に取着されたグローブ7と、LEDを発光させる回路ユニット9と、回路ユニット9と電気的に接続されている口金11とを備える。なお、LEDランプ1は、所謂、電球形のLEDランプである。
つまり、LEDランプ1は、グローブ7と口金11とを含む外囲器内に、半導体発光素子の1つであるLED15と、前記口金11から受電された電力を変換して前記半導体発光素子の1つであるLED15を発光させるための回路ユニット9とが格納されたランプにおいて、前記半導体発光素子の1つであるLED15が光の出射方向を前記口金11に向けた姿勢で配され、前記回路ユニット9が前記半導体発光素子の1つであるLED15に対して前記口金11と反対側に支持具により支持され、前記外囲器内であって前記半導体発光素子の1つであるLED15と前記口金11との間に、前記半導体発光素子の1つであるLED15から出射された光を前記口金11と反対側に反射させる反射部材を構成する台座5を備えている。
(1)LEDモジュール
LEDモジュール3は、実装基板13と、実装基板13の表面に実装された複数のLED15と、実装基板13上において複数のLED15を被覆する封止体17とを備える。封止体17は、主に、透光性材料からなり、LED15から発せられた光の波長を所定の波長へと変換する必要がある場合は、光の波長を変換する波長変換材料が前記透光性材料に混入されてなる。
透光性材料としては例えばシリコーン樹脂を利用することができ、また、波長変換材料としては例えば蛍光体粒子を利用することができる。
ここでは、LED15は青色光を発光色とするものであり、波長変換材料として青色光を黄色光に変換する蛍光体粒子が利用されている。これにより、LED15から出射された青色光と、蛍光体粒子により波長変換された黄色光とが混色して、LEDモジュール3(LEDランプ1)から白色光が出力されることとなる。
LEDモジュール3は、そのLED15の光の出射方向(つまり、実装基板13におけるLED15を実装している側の主面である。)が口金11側を向いて、図1で言えば下方を向いて台座5に搭載されている。ここでは、LEDモジュール3をLED15の光出射面側から(口金11側から)見たときに、実装基板13と封止体17との大きさを略同じにし、LED15から出射された光が実装基板13で遮られるのを抑制している。
(2)台座
台座5は、他端(回路ユニット9側であり、口金11と反対側である。)に凹部19を有する柱状体21と、柱状体21の凹部19を塞ぐ蓋体23とを備え、蓋体23の裏面、つまり、凹部19と対向する側の面にLEDモジュール3が搭載(取着)されている。
LEDモジュール3は、上述したように、LED15を口金11側に向けて蓋体23に搭載される。そのため、柱状体21の凹部19は、LED15から出射された光をグローブ7側に反射させるように、放物線状に凹入し、その凹入面が反射面20となっている。なお、反射面20は、例えば、金属蒸着や白膜塗布により実施できる。
また、蓋体23は、反射面20で反射した光を回路ユニット9やグローブ7側に透過させる必要があり、透光性材料、例えば、ガラスにより構成されている。なお、LEDモジュール3の台座5(蓋体23)への装着は、例えば、ネジ、接着剤、係合構造を利用することで行われる。
台座5(具体的には柱状体21である。)は、その他端の周縁部に段差部25を有し、後述のグローブ7の開口側の端部(以下、単に「開口側端部」とする。)27の端面が段差部25に当接するように、グローブ7が台座5に被せられ、この状態で接着剤29により固着されている。
台座5は、他端から一端に移るに従って細くなっており、一端部は、口金11の開口内部へと挿入された状態で、口金11に装着されている。つまり、台座5の一端部が口金11に被着されている。
ここでは、台座5の一端部の外周面が雄ネジ部となっており、この雄ネジ部が、後述する口金11のシェル部55の雌ネジ部に螺合し、この螺合状態で口金11のシェル部55がカシメられることで、台座5と口金11とが結合する。
台座5(具体的には柱状体21である。)には、口金11と回路ユニット9とを接続する配線51,53用の貫通孔31,33が2個形成されている。この貫通孔31,33の位置関係については後述する。
(3)グローブ
グローブ7は、ここでは、開口側端部27が台座5に装着され、台座5の柱状体21の一部と、口金11とで外囲器を構成する。グローブ7の形状(タイプ)は特に限定するものではないが、ここでは、一般白熱電球に似た形状のAタイプが利用されている。
グローブ7は、同図に示すように、筒状をした筒状部35と、筒状部35の他端から球状に膨らんだ球状部37とを有する。なお、筒状部35の一端部は開口側端部27である。
グローブ7の内周面には、LEDモジュール3から発せられた光を拡散させる拡散処理、例えば、シリカや白色顔料等による拡散膜39が形成されている。
(4)回路ユニット
回路ユニット9は、回路基板41と、当該回路基板41に実装された各種の電子部品43,45とから構成され、グローブ7内、特に球状部37内に収納されている。なお、電子部品は、便宜上「43」、「45」の2個の符号だけを用いているが、電子部品は「43」、「45」以外にもあり、これらの電子部品43,45により回路が構成される。
回路ユニット9の出力端子とLEDモジュール3の入力端子とは、配線47,49により電気的に接続されている。回路ユニット9の入力端子と口金11とは、台座5に設けられた貫通孔31,33を通る配線51,53により電気的に接続されている。なお、配線49は、図1における断面よりも手前側に位置するため、図1には現れていない。
また、配線47,49は、回路ユニット9及びLEDモジュール3に半田等により接続・固定され、配線51,53も同様に回路ユニット9及び口金11に半田等により接続・固定されている。
貫通孔31,33は、台座5を平面視したときに、ランプ軸に相当する中心点(円板状の蓋体23の中心である。)を通る一本の仮想線分上であって中心点を挟んだ両側に設けられている。
配線47,49,51,53は、口金11に接続される2本と、LEDモジュール3へ接続される2本との合計4本である。これらの配線47,49,51,53は、例えば、一般的に用いられる絶縁被覆されたリード線により構成されている。
各配線47,49,51,53は、ガラス製等の透明チューブ48,50,52,54内に挿入されており、この透明チューブ48,50,52,54によって回路ユニット9がグローブ7内で支持されている。
つまり、これら4つの透明チューブ48,50,52,54が、回路ユニット9をグローブ7内に支持する支持具として構成され、本発明の「支持具」の一例に相当する。なお、透明チューブ50は、配線49と同様に、図1における断面よりも手前側に位置するため、図1には現れていない。
配線47,49は、台座5の蓋体23を貫通してLEDモジュール3の実装基板13の裏面に接続され、配線51,53は、柱状体21の他端側の端面から貫通孔31,33を通って口金11に接続されている。つまり、4本の配線47,49,51,53は、平面視において、台座5上におけるLEDモジュール3の周囲の周辺であって仮想の長方形の各辺の中点に相当する位置を通り、また、これらの配線に合わせて透明チューブ48,50,52,54も、平面視において、仮想の長方形の各辺の中点に相当する位置に配されている。
このように支持具は、台座5上におけるLEDモジュール3の周囲・周辺であって仮想の長方形の各辺の中点に相当する位置にあり且つランプ軸方向に延伸する透明チューブ48,50,52,54により構成されることで、回路ユニット9の重さをバランス良く支持具に分散させることができると共に、振動などに対して回路ユニット9を強固に支持することができる。
なお、回路基板41上の電子部品43,45等の配置に応じて透明チューブ等の間隔を適宜決しても良く、例えば、重量の大きな電子部品の近くに透明チューブを配する等の配置にしても良い。
また、配線47,49,51,53が挿通された透明チューブ48,50,52,54は、台座5に対して接着剤56で固定されている。
回路基板41は、ここでは、円板状をし、LEDモジュール3(の封止体17)の上方に位置している。このため、LEDランプ1を平面視したとき(図2の状態である。)に、封止体17に回路基板41が重なっている(ここでは、封止体17の全領域が回路基板41の領域内に位置している。)。
(5)口金
口金11は、LEDランプ1が照明器具に取着されて点灯された際に、照明器具のソケットから電力を受けるためのものである。
口金11の種類は、特に限定するものではないが、ここではエジソンタイプが使用されている。口金11は、筒状であって周面が雄ネジ部となっているシェル部55と、シェル部55に絶縁材料57を介して装着されたアイレット部59とからなる。
2.放熱経路
実施の形態に係るLEDランプ1は、上記構成を有するため、例えば、LED15への投入電流を高めることができる。つまり、本LEDランプ1では、LED15に発生した熱は、台座5から口金11へと伝導し、口金11から照明器具のソケットを経由して照明器具本体や壁・天井へと放熱される。
したがって、LED15への投入電流を高めると、発光時のLED15に生じる熱が増加し、その熱は口金11から照明装置側へと伝導される。このとき、LEDモジュール3と口金11との間には回路ユニット9を格納する必要がないため、LEDモジュール3と口金11との距離を小さくでき、LEDモジュール3から口金11へと伝導する熱量を増加させることができる。
また、LED15により発生した熱のすべてが口金11側に伝導せずにLEDモジュール3や台座5に残留し、LEDモジュール3や台座5の温度が上昇したとしても、回路ユニット9がLEDモジュール3に対して口金11と反対側であってグローブ7の内部に格納されているため、回路ユニット9に作用する熱負荷は結果的に小さくなる。
このようにLEDモジュール3や台座5の温度が上昇しても、回路ユニット9への熱負荷が増大しない構成であるため、LEDモジュール3や台座5の温度を下げる必要性が少なく、新たにヒートシンク等の放熱手段を設ける必要がなく、LEDランプ1が大型化するようなこともない。
また、回路ユニット9をグローブ7内に配設することで、LEDモジュール3と口金11との間に回路ユニット9用のスペースを確保する必要がなくなり、台座(5)を小型化できる。この際、LEDモジュール3を搭載する台座5に温度上昇が生じるおそれがあるが、上述のように、LEDモジュール3と口金11との間に回路ユニット9を格納していないため、回路ユニット9は温度の影響を受けない。
3.その他
本実施の形態では、回路ユニット9をグローブ7内に格納しているため、台座5と口金11との間に回路ユニット9を格納するスペースが不要となり、LEDモジュール3を口金11に近い位置に搭載することが可能となり、白熱電球のバルブに近い形状・大きさのグローブ7を利用することができる。これにより、白熱電球を利用していた従来の照明器具へのLEDランプ1の装着適合率を略100[%]にすることができる。
さらに、LEDモジュール3を口金11に近づけることで、LEDモジュール3とグローブ7の頂部(図1における上端部である。)との間隔を大きくでき、回路ユニット9を格納するスペースを十分に確保することができる。
また、LEDモジュール3を、LED15から光が出射される光方向(LEDの発光層と直交する方向でもあり、本発明の「光の出射方向」である。)を口金11側に向けて配置し、その光出射方向上に台座5の反射面20が位置しているため、LED15に対する反射面20の位置や反射面20の形状により、LEDモジュール3から発せられた後の光の配光調整が容易となる。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、電子部品43,45は回路基板41の一方の主面に実装され、また、LEDモジュール3から発せられる光色が白色であった。
第2の実施の形態では、回路基板の両主面に電子部品が実装され、また、LEDモジュールから発せられる光色が青色の場合について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構成のものについては、そのまま第1の実施の形態と同じ符号を用いる。
図3は、第2の実施の形態に係るLEDランプ101の構造を示す断面図である。
第2の実施の形態に係るLEDランプ101は、LEDモジュール103、台座5、グローブ105、回路ユニット107及び口金11を備える。
LEDモジュール103は、実装基板13、複数のLED15及び封止体109からなる。LED15は青色光を発するが、ここでの封止体109には第1の実施の形態で説明した蛍光体粒子は含んでいない。したがって、LEDモジュール103からは青色光が出射される。
グローブ105は、第1の実施の形態と同様に、Aタイプが利用され、その内周面に拡散膜(39)が形成され、この拡散膜(39)上(回路ユニット107側である。)に、LEDモジュール103から発せられた青色光を黄色光に変換する蛍光体粒子を含んだ蛍光体層111が形成されている。これにより、LEDモジュール103からの青色光と、蛍光体層111からの黄色光とにより混色された白色光がLEDランプ101から発せられることとなる。なお、図3では、拡散膜(39)の図示を省いているが、蛍光体層111とグローブ105との間に形成されている。
回路ユニット107は、回路基板41と電子部品43,45とからなる点は、第1の実施の形態と同じであるが、回路基板41は、その両主面に電子部品43,45を実装している点で、第1の実施の形態と異なる。
また、本第2の実施の形態では、第1の実施の形態と異なり、回路ユニット107は、配線(本発明の「電気配線」に相当する。)47,49,51,53により支持されている(これらが本発明の「支持具」に相当する。)。このため、配線47,49,51,53は、回路ユニット107を保持できる程度の機械的特性を有している。なお、配線49は、図3における断面よりも手前側に位置するため、図3には現れていない。
第2の実施の形態においても、回路ユニット107が、LEDモジュール103に対して口金11と反対側に位置しているため、第1の実施の形態と同様に、例えば、LED15への投入電流を高めたり、グローブ7の形状・大きさを白熱電球と同じようにしたりすることができる。
また、蛍光体粒子は高温になると波長変換効率が低下する。したがって、蛍光体層111をグローブ105の内周面に形成することにより、LED15を封止する封止体内に混入される場合より、LED発光時の熱の影響を受け難く、蛍光体粒子の波長変換効率の低下を抑制することができる。
<第3の実施の形態>
第1の実施の形態及び第2の実施の形態に係るLEDランプ1,101は、回路ユニット9,107がグローブ7,105内でそのままの状態で、つまり、電子部品が43,45や回路基板41が剥き出しの状態で格納されていたが、例えば、回路ユニットが、回路ケース内に格納された状態でグローブ内に格納されていても良く、第3の実施の形態では、回路ユニットが回路ケースに格納されたLEDランプについて説明する。
図4は、第3の実施の形態に係るLEDランプ201の構造を示す一部断面図であり、図5は、LEDランプ201の縦断面図である。
第3の実施の形態に係るLEDランプ201は、LEDモジュール3、台座203、グローブ205、回路ユニット207、回路ケース209及び口金11を備え、第1の実施の形態に係るLEDランプ1とは、回路ユニット207が回路ケース209内に格納されている点で異なる。
LEDモジュール3は、第1の実施の形態と同様に、LED15が口金11側に向くように台座203に搭載されている。
台座203は、第1の実施の形態と同様に、柱状体211と蓋体213とを備え、蓋体213は、柱状体211の他端側の凹部215を塞ぐ。凹部215の内面は、蓋体213に搭載されたLEDモジュール3から発せられた光を回路ユニット207(回路ケース209)側に反射させる反射面217となっている。なお、凹部215は、LEDモジュール3から発せられた光をなるべく回路ユニット207側に反射させるために、楕円回転体状に凹入し、凹部215の内面に反射膜等が形成されている。
グローブ205は、第1の実施の形態と同様に、Aタイプが利用され、その内周面に拡散膜39が形成されている。なお、第1の実施の形態とは、筒状部の長さが若干異なる。
回路ユニット207は、第2の実施の形態の回路ユニット107と同様に、回路基板219に複数の電子部品43,45等が実装されてなる。
回路ケース209は、外観形状が球状をした球体により構成され、内部に回路ユニット207が収容される球状の空間を有する。回路ケース209は、ランプ軸と直交する面によって球体を2分割してなる2つの部材、すなわち、口金11側の部分を構成する半球状の第1部材221と、残りの部分を構成する半球状の第2部材223とで構成されている。なお、回路ケース209の外周面は、反射面となっている。
第2部材223には、回路ユニット207の回路基板219の外周縁部が嵌め込まれる凹部225が形成されており、その凹部225に回路基板219の外周縁部を嵌め込んだ状態で、第1部材221と第2部材223の開口部端面同士を合わせると、回路基板219の口金11側に配置された電子部品45は第1部材221内に収容され、口金11とは反対側に配置された電子部品43が第2部材223内に収容される。
回路基板219の外周縁部は、第2部材223の凹部225に嵌まり込んだ状態で、第1部材221と第2部材223とに挟まれ固定されており、このような構成で回路ユニット207が回路ケース209に固定されている。
なお、回路ユニット207を回路ケース209に固定する方法は、前記構成に限定されず、例えば、ネジや接着剤で回路基板219を回路ケース209に固定しても良い。
回路ケース209は、台座203に装着された支持具227によりグローブ205内に支持されている。
支持具227は、ここでは、筒体229により構成され、筒体229の他端は回路ケース209に、筒体229の一端は台座203の蓋体213にそれぞれ接続されている。なお、筒体229の一端は、台座203と接着剤231を介して接合されている。なお、筒体229は、光吸収性等を考慮して光透過性の材料、例えば、ガラス材料により構成されている。
回路ケース209における筒体229の他端部との接合部分には貫通孔235が、台座203の蓋体213における筒体229の一端部との接合部分には貫通孔237がそれぞれ形成されており、回路ケース209の内部と筒体229の内部とが連通している。筒体229の内部は、回路ユニット207とLEDモジュール3とを電気的に接続する配線239が配されている。
なお、筒体229の外径は、回路ケース209や蓋体213の貫通孔235,237よりも大きく、筒体229における貫通孔235,237に挿入される部分に段差部241,243が形成されている。
図6は、第3の実施の形態の変形例に係るLEDランプ251を示す図である。
LEDランプ251は、第3の実施の形態とは、LED(15)から発せられる光が青色光である点で異なる。つまり、LEDランプ251は、第2の実施の形態で説明したLEDモジュール103を備える。
LEDランプ251は、図6では表れていないが、第3の実施の形態で説明した回路ユニット207を格納する回路ケース253を備える。なお、回路ケース253は、第3の実施の形態で説明した回路ケース209と同様に、第1部材221及び第2部材223を備え、回路ユニット(207)の格納方法、第1部材221及び第2の223の接合方法等は同じである。
第1部材221及び第2部材223の外周面は、第3の実施の形態と同様に反射面になっており、本変形例に係る回路ケース253は、反射面上に蛍光体層255を有している。
したがって、LEDモジュール103から口金11側へと出射された光は、台座203の柱状体211に形成されている反射面217で回路ケース253に向けて反射された後、回路ケース253によりグローブ205の内周面に向けて反射される。
この際、回路ケース253(正確には第1及び第2部材221,223である。)の外周面には蛍光体層255が形成されており、LEDモジュール103から出射された青色光は、台座203の反射面217で反射された後、回路ケース253の外周面の到達し、ここで一部の青色光が黄色光に変換され、残りの青色光と変換された黄色光とにより混色された白色光が拡散膜39を内面に有するグローブ205から放射(出力)される。
<第4の実施の形態>
上記の第3の実施の形態では、回路ケース209,253の外周面に、反射機能や波長変換機能を持たせたが、回路ケースに導光体機能を持たせても良い。導光体機能を持たせた形態を第4の実施の形態として以下説明する。
図7は、第4の実施の形態に係るLEDランプ301を示す図である。
LEDランプ301は、LEDモジュール3、台座303、グローブ305、回路ユニット207、回路ケース307及び口金11を備え、LEDモジュール3と口金11とは第1の実施の形態と同じ構成である(当然別の構成でも良い。)。
台座303は、同図に示すように、他端(回路ユニット207側であり、口金11と反対側である。)に凹部309を有する柱状体311と、柱状体311の凹部309を塞ぐ蓋体313とを備え、蓋体313の裏面、つまり、凹部309と対向する側の面にLEDモジュール3が搭載(取着)されている。
凹部309の内周面は、LEDモジュール3から出射された光を後述の回路ケース307における入射面325に向けて反射させる反射面315となっている。
グローブ305は、上記実施の形態等と異なり、略球形状をした、所謂、Gタイプであり、グローブ305の開口側端部が台座303に装着されている。
回路ケース307は、第3の実施の形態と同様に、回路ユニット207を内部に格納する。ここでは、回路基板219がランプ軸と平行に配された状態で回路ユニット207が回路ケース307内に格納されている。
回路ケース307は、全体形状として多面体、具体的には斜方立方八面体に似た形状をし、第3の実施の形態と同様に、第1部材319と第2の部材321とからなり、第1部材319及び第2部材321が、アクリル樹脂等の導光性を有する材料により構成されている。
第1部材319及び第2の部材321の内面には反射層323が形成され、さらに、口金11側の端面が、台座303の反射面315で反射された光が入射する入射面325となっており、当該入射面325から入射した光が第1部材319及び第2部材321の内部を伝わって、所定位置でグローブ305に向けて出射される。
<第5の実施の形態>
上記実施の形態では、グローブ、台座の一部及び口金で外囲器を構成していたが、例えば、グローブと口金とから外囲器を構成しても良い。
図8は、第5の実施の形態に係るLEDランプ401を示す図である。
LEDランプ401は、LEDモジュール3、台座403、グローブ405、回路ユニット9、反射部材407及び口金11を備え、台座403とグローブ405と反射部材407が第1の実施の形態と異なる。なお、LEDランプ401の上部は、第1の実施の形態に係るLEDランプ1と同じ形状・構成であるため、図8において、第4の実施の形態における特徴部分であるLEDランプ401の下部だけを示している。
台座403は、同図に示すように、板状、具体的には円板状をし、その裏面にLEDモジュール3を搭載している。台座403は、LEDモジュール3と回路ユニット9とを電気的に接続する配線47、49用の貫通孔(図示省略)と、口金11と回路ユニット9とを電気的に接続する配線51,53用の貫通孔409,411の合計4つの貫通孔を有している。
貫通孔409,411等は、台座403を平面視したときに、ランプ軸に相当する点(円板状の台座403の中心である。)を通り且つ互いに直交する2本の仮想線分上であって、各線分において前記点を挟んだ両側に位置している。
グローブ405は、上記実施の形態等と同様に、Aタイプのものであるが、開口側端部の形状が上記実施の形態と異なる。つまり、グローブ405は、第1の実施の形態における筒状をした筒状部413と、筒状部413の他端から球状に膨らんだ球状部415(一部図示)と、筒状部413の一端から球状部415と反対側に移るに従って徐々に縮径する縮径部417と、縮径部417の一端から口金11の内部へと延出する延出部419とを有する。
延出部419の外周面は口金11の開口側端部の内周面の形状・寸法に対応した形状・寸法をし、延出部419の内周面は台座403の外周面の形状・寸法に対応した形状・寸法をしている。つまり、延出部419の内部には台座403が取着され、延出部419の外側には口金11が套設(被着)する。
ここでは、口金11の開口側端部は円筒状をし、また台座403は円板状をしているため、延出部419は円筒状をしている。
延出部419と台座403とは、例えば接着剤(図示省略)により固着され、延出部419と口金11とは、例えば口金11の開口側端部のカシメにより固着されている。この場合、台座403と口金11とが接触することがないので、台座403を熱伝導性の良い金属材料により構成することもできる。
LEDモジュール3と口金11との間には、反射部材407が配されている。反射部材407は、LEDモジュール3と対向する部分に凹入部421を有し、凹入部421を構成している内面が反射面423となっている。
反射部材407は、その外周が口金11の内周の雌ネジ部に対応した雄ネジ部となっており、反射部材407が口金11に螺着されている。
なお、配線51,53は、台座403の貫通孔409,411で接着剤425,427により固着(固定)されており、回路ユニット9は、第2の実施の形態と同様に、配線47,49,51,53により支持されている。
図9は、第5の実施の形態の変形例に係るLEDランプ451を示す図である。
LEDランプ451は、同図に示すように、LEDモジュール453、グローブ405、回路ユニット9、反射部材407及び口金11を備え、LEDモジュール453が直接グローブ405の延出部419の内周面に装着されている。なお、LEDランプ451の上部は、第1の実施の形態に係るLEDランプ1と同じ形状・構成であるため、図9において、第5の実施の形態における特徴部分であるLEDランプ451の下部だけを示している。
LEDモジュール453は、円板状の実装基板455と、当該実装基板455に実装された複数のLED457と、LED457を封止する封止体459とからなり、実装基板455は、LEDモジュール453がグローブ405に装着されても実使用に耐え得る機械特性を有している。
なお、本変形例を含む第5の実施の形態では、グローブ405の延出部419に口金11が被着していたが、グローブ405の延出部419が口金11の端部を被着するようにしても良い。また、回路ユニット9は、第1の実施の形態と同様に、透明チューブ48,50,52,54により支持されている。
<反射部材の反射面>
上記第3及び第4の実施の形態では、反射面217,315の構成として、LEDモジュール3から発せられた光を、回路ケース209や回路ケース307の入射面325に向けて反射するように構成していた。
LEDモジュール3は、ここでは複数のLED15を行列状に配置させ、これらすべてのLED15を正方形状の封止体17により封止しているため、点光源よりも面光源に近い構成となっている。
このため、LEDモジュール、反射部材の反射面、回路ケースとの位置関係は、LEDモジュールが点光源であって反射面が楕円球面であれば、LEDモジュールを反射面(反射部材)の第1の焦点位置に、回路ケースを第2の焦点位置付近にそれぞれ配することで、LEDモジュールから出射された光を有効に利用することができる。
したがって、LEDモジュール3が面光源の場合であっても、点光源における上記位置関係と同様に、LEDモジュールを反射面の第1の焦点位置に、回路ケースを第2の焦点位置付近にそれぞれ配することで、LEDモジュールから出射された光を有効に利用することができる。
<変形例>
以上、本発明の構成を第1から第5の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施の形態等に限られない。例えば、以下のような変形例を挙げることができる。
1.グローブの形状
実施の形態等では、所謂、Aタイプ及びGタイプのグローブを利用したが、他のタイプ、例えば、Bタイプであっても良い。
また、白熱電球のバルブ形状や電球形蛍光LEDランプのグローブ形状と全く異なる形状であっても良い。
2.口金
実施の形態等では,エジソンタイプの口金を利用したが、他のタイプ、例えば、ピンタイプ(具体的にはGY、GX等のGタイプである。)を利用しても良い。
また、実施の形態等では、口金の内部は中空であったが、例えば、伝導率が空気よりも高い絶縁性の材料を充填しても良い。これにより、発光時のLEDモジュールからの熱は、口金、ソケットを介して照明器具本体に伝わり、ランプ全体としての放熱特性を向上させることできる。なお、上記材料としては、例えばシリコーン樹脂等がある。
3.LEDモジュール
(1)実装基板
実装基板は、樹脂基板、セラミック基板、樹脂板と金属板とから成る金属ベース基板等、既存の実装基板を利用することができる。
(2)LED
実施の形態等では、青色発光のLEDと、青色光を黄色光に変換する変換部材について説明したが、他の発光色のLEDを用いても良い。その場合、LEDランプに要求されている所望の光色に変換する波長変換材料を用いる必要がある。
また、実施の形態では、1種類のLEDを用いて、LEDモジュール(LEDランプ)から白色光を出力しているが、例えば、青色発光、赤色発光、緑色発光の3種類のLEDを用いて、これらの発光色を混色して白色光としても良い。
(3)封止体
実施の形態等では、封止体は、実装基板上に実装されたすべてのLEDを被覆していたが、例えば、一つのLEDに対して1つの封止体で被覆しても良いし、複数のLEDをグループ分けして、所定数のLEDに対して1つの封止体で被覆しても良い。
また、実施の形態等では、透光性材料内に蛍光体粒子を混入させていたが、例えば、透光性材料の表面に蛍光体粒子を含んだ蛍光体層を形成しても良く、さらには、封止体(LEDモジュール)とは別に、LEDにおける光の出射方向に蛍光体粒子を含んだ蛍光板等の波長変換部材を設けても良い。
4.波長変換について
実施の形態では、LEDから出射された光の波長を変換する蛍光体粒子を含んだ蛍光体層を、グローブの内周面や、回路ケースの外周面に設けていたが、これらすべてに設けても良いし、台座の反射面に蛍光体層を形成しても良い。
5.支持具
第1の実施の形態では、ガラス製等の透明チューブ48,50,52,54内に配線47,49,51,53を通して、支持具として利用したが、他に回路ユニット9の保持が可能な硬さのあるチューブや支持棒等を用いても良い。
なお、チューブ及び支持棒は、光の配光特性や光のチューブへの吸収等を考慮すると、光透過性の高い材料が好ましいい。また、支持棒を用いる場合は、リード線をこの支持棒に巻き付けたり沿わせたりして、配置すれば良い。
6.回路ユニット
第1及び第2の実施の形態等における回路ユニット9,107における回路基板41は、ランプ軸に対して直交する方向で保持されていたが、ランプ軸に対して直交する方向以外に、ランプ軸に対して平行となる方向やランプ軸に対して傾斜する方向に傾けて配置しても良い。回路基板を傾けて配置した場合、ランプ軸に直交して設けた場合と比べて光源からの光は回路基板により遮光され難くなり、配光特性の改善を図ることができる。
また、上記実施の形態における回路ユニット9,107等は、複数の電子部品が1つの回路基板41等に実装されていたが、複数の回路基板、例えば、2つの回路基板に、複数の電子部品を分けて実装するようにしても良い。この場合、すべての電子部品がグローブや回路ケース内に配される必要はなく、例えば、熱に強い電子部品を台座や口金の内部に配しても良い。なお、ここでの熱に強いとは、点灯時のLEDモジュールの温度よりも高い耐熱温度を有することをいう。
この場合、回路ユニットを小さくすることができるため、それに応じてグローブや回路ケースも小さくすることができ、結果的にグローブの頂部への光取り出し効率を向上させることができる。
7.回路ケース
第4の実施の形態では、斜方立方八面体に似た回路ケース307を用いたが、これに限らず、切頂四面体、切頂六面体、切頂八面体、切頂十二面体、切頂二十面体、斜方立方八面体、斜方二十・十二面体、斜方切頂立方八面体、斜方切頂二十・十二面体、変形立方体および変形十二面体等の斜方立方八面体以外の半正多面体でも良い。
また、回路ケースの外観形状は、半正多面体に限定されず、正四面体、正六面体、正八面体、正十二面体および正二十面体等の正多面体でも良い。さらに、多面体は、立方八面体、二十・十二面体、十二・十二面体、大二十・十二面体、小二重三角二十・十二面体、二重三角十二・十二面体、大二重三角二十・十二面体、四面半六面体、八面半八面体、立方半八面体および小二十面半十二面体等の準正多面体でも良い。
また、回路ケースの外観形状は、小星型十二面体、大十二面体、大星型十二面体および大二十面体等の星型正多面体でも良い。さらに、回路ケースの外観形状は、小立方立方八面体、大立方立方八面体、立方切頂立方八面体、一様大斜方立方八面体、小斜方六面体、大切頂立方八面体、大斜方六面体、小二十・二十・十二面体、小変形二十・二十・十二面体、小十二・二十・十二面体、切頂大十二面体、斜方十二・十二面体、切頂大二十面体、小星型切頂十二面体、大星型切頂十二面体、大二重斜方二十・十二面体および大二重変形二重斜方十二面体等の一様多面体でも良い。
また、回路ケースの外観形状は、アルキメデス双対、デルタ多面体、ジョンソンの立体、星型多面体、ゾーン多面体、平行多面体、等面菱形多面体、複合多面体、複合体、穿孔多面体、ダ・ヴィンチの星、正四面体リングおよびねじれ正多面体等でも良い。
本発明は、LEDランプを小型化したり、輝度を向上させたりするのに利用可能である。
1 LEDランプ
3 LEDモジュール
5 台座
7 グローブ
9 回路ユニット
11 口金
20 反射面

Claims (5)

  1. グローブと口金とを含む外囲器内に、半導体発光素子と、前記口金から受電された電力を変換して前記半導体発光素子を発光させるための回路ユニットとが格納されたランプにおいて、
    前記半導体発光素子が光の出射方向を前記口金に向けた姿勢で配され、
    前記回路ユニットが前記半導体発光素子に対して前記口金と反対側に支持具により支持され、
    前記支持具が、前記回路ユニットと前記口金とを接続する電気配線及び前記回路ユニットと前記半導体発光素子とを接続する電気配線であり、
    前記外囲器内であって前記半導体発光素子と前記口金との間に、前記半導体発光素子から出射された光を前記口金と反対側に反射させる反射部材を備えること
    を特徴とするランプ。
  2. 前記反射部材は、前記半導体発光素子からの出射光を前記グローブの内面に向けて反射させること
    を特徴とする請求項1に記載のランプ。
  3. 前記グローブ内面は、前記反射部材により反射された反射光の一部を透過し、一部をさらに反射させる半透過性反射面であること
    を特徴とする請求項2に記載のランプ。
  4. 前記回路ユニットは、回路ケースに覆われた状態で支持具によって支持され、
    前記回路ケースは、前記反射部材により反射された反射光の少なくとも一部を前記グローブ内面に向けて反射させる反射面を有し、
    前記反射部材は、前記半導体発光素子からの出射光を前記回路ケースに向けて反射させること
    を特徴とする請求項1に記載のランプ。
  5. 前記回路ケースの外観形状は、球、正多面体、半多面体または準多面体であること
    を特徴とする請求項に記載のランプ。
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