JP2012074249A - ランプ - Google Patents

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Toshiaki Isogai
俊明 磯貝
Yasuhisa Ueda
泰久 上田
Kazushige Sugita
和繁 杉田
Hideo Nagai
秀男 永井
Takaari Uemoto
隆在 植本
Masahiro Miki
政弘 三貴
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Abstract

【課題】グローブ内に回路ユニットを配した構成を有するランプにおいて、当該回路ユニットが存在することによる光量の低下を可能な限り抑制したランプを提供すること。
【解決手段】グローブ16と口金20とを含む外囲器22内に、複数個の半導体発光素子であるLED26と、口金20から受電される電力を変換してLED26を発光させる回路ユニット18とが格納されたランプ10であって、回路ユニット18がLED26に対して口金20と反対側であってグローブ16内に支持具54に支持された状態で配されており、複数個のLED26が光の出射方向を口金20反対方向に向けた姿勢で環状に配されており、グローブ16は、透光性材料で形成されていると共に、口金20に近い側の端部寄り部位がLED26の光出射面と対面する箇所に存在するよう配置され、その対面箇所がLEDの出射光の入射面48とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ランプに関し、特に、口金を有しかつ回路ユニットを内蔵したランプに関する。
半導体発光素子を発光体とするランプの一つとして、電球形のLEDランプが普及しつつある。
当該LEDランプは、一般的に、一の実装基板に多数のLEDを実装し、当該実装基板の裏側、口金との間に存する筐体空間内にLEDを点灯するための回路ユニットが収納され、LEDから発せられる光を、グローブを介して外部に出射する構成を有している(特許文献1)。
また、筐体を良熱伝導材料である金属で形成し、LEDで発生した熱を口金へと伝導して、当該筐体に熱が蓄積しないようにしているものもある(非特許文献1(第12頁)参照)。
特開2006−313717号公報
「ランプ総合カタログ 2010」発行:パナソニック株式会社 ライティング社他
ところで、金属筐体を伝導する熱は、金属筐体内部にも放熱され、回路ユニットはその影響を受ける。回路ユニットを構成する電子部品の中には、熱の影響により寿命が大きく左右されるものがある。
そこで、本願の発明者らは、回路ユニットの寿命を低下させることなくLEDへの通電量を増大し、輝度を一層向上させることができる電球形のLEDランプとして、実装基板を挟んで口金と反対側のグローブ内に回路ユニットを収納する構成とした発明を創作した。これによれば、LEDから口金に至る熱伝導経路に回路ユニットが存在しないため、回路ユニットの制約を受けることがなくなり、LEDへの通電量を増大することができる。また、LEDからの光の出射側に回路ユニットが位置することによる配光特性への悪影響もさほど問題とならないことも確認した。
しかしながら、さほど問題にならないとはいえ、光出射側に回路ユニットを配したことにより、LEDから出射された光の一部が回路ユニットで遮られてしまい、光出射方向前方の光量が僅かではあるが低減されてしまう。
そこで、本発明は、グローブ内に回路ユニットを配した構成を有するランプにおいて、当該回路ユニットが存在することによる光量の低下を可能な限り抑制したランプを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係るランプは、グローブと口金とを含む外囲器内に、複数個の半導体発光素子と、前記口金から受電される電力を変換して前記半導体発光素子を発光させる回路ユニットとが格納されたランプであって、前記回路ユニットが前記半導体発光素子に対して前記口金と反対側であって前記グローブ内に支持具に支持された状態で配されており、前記複数個の半導体発光素子が光の出射方向を前記口金と反対方向に向けた姿勢で環状に配されており、前記グローブは、透光性材料で形成されていると共に、前記口金に近い側の端部寄り部位が前記半導体発光素子の光出射面と対面する箇所に存在するよう配置され、その対面箇所が前記半導体発光素子の出射光の入射面とされていることを特徴とする。
また、前記グローブは、その開口端部部分が拡径されており、前記入射面は径小側から開口端の径大側に至るフランジ状壁部の内周面であることを特徴とする。
あるいは、前記入射面が前記グローブの開口端面であることを特徴とする。
また、前記半導体発光素子が実装された実装基板と、当該実装基板が搭載された台座と、を有し、前記回路ユニットは、回路基板と当該回路基板に実装された電子部品とを含み、前記支持具は、前記台座と前記回路基板とを連結する複数本の線材であることを特徴とする。
また、前記グローブの外周面に、前記半導体発光素子が発する光をこれとは波長の異なる光に変換する波長変換層が形成されていることを特徴とする。
また、前記グローブの内周面に反射膜が形成されていることを特徴とする。
上記の構成からなるランプによれば、半導体発光素子各々からの出射光の大半は、グローブの入射面からグローブ内へと進入する。グローブ内に進入した光は、グローブと空気層との境界面で反射を繰り返しながら、グローブ内を進行する。そして、前記境界面に対する入射角が臨界角以下の場合に、当該入射角に応じた分の光がグローブ外へと出射される。ここで、「グローブ内」とは、グローブの厚み部分に相当し実体のある領域をいい、「グローブ外」とは、グローブの内側および外側を含む空間をいう。この場合に、グローブ内側へ出射された光は、グローブの内周面からグローブ内へと再入射されてグローブ内を進行する。グローブ外側へ出射された光は、そのまま、例えば室内の照明に供される。
そして、グローブ内を進行する光は、最終的には口金に近い側の端部(開口端部)側とは反対側の閉塞端側からグローブの外側へ出射される。
仮に、半導体発光素子からの出射光を上記入射面からグローブ内に導入せず、半導体発光素子を例えばグローブの中心軸付近に設けた場合には、半導体発光素子から出射され、回路ユニットに向う光は、回路ユニットによって遮られ、グローブの中心軸およびその近傍の内面部分に到達する光の量が低下する。たとえグローブを拡散透過性材料で形成したとしても、これが原因で、前記中心軸方向前方の光量が僅かではあるが低下してしまう。
これに対し、本実施の形態では、グローブが導光体となって、グローブ内に入射された光の一部が回路ユニットの背後まで導かれ、そこからグローブの外側に出射されるため、前記中心軸方向前方に生じる光量の低減を可能限り抑制することができる。
(a)は、第1の実施の形態に係るLEDランプの断面図であり、(b)は、(a)におけるA部拡大図である。 LEDモジュールの斜視図である。 第2の実施の形態に係るLEDランプの断面図である。 (a)は、第3の実施の形態に係るLEDランプの断面図であり、(b)は、(a)におけるB部拡大図である。
発明の実施の形態で使用している、材料、数値は好ましいものを例示しているだけであり、この例示に限定されることはない。また、本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で、適宜変更は可能である。また、以下に記す実施の形態同士の部分的な組み合わせは、矛盾が生じない範囲で可能である。
また、ここでは、半導体発光素子としてLEDを採用する形態について説明するが、これに限らず、例えば、LDであっても良く、有機発光素子であっても良い。
<第1の実施の形態>
本発明に係るランプを実施するための第1の実施の形態を、電球形のLEDランプを例に図面を参照して詳細に説明する。
1.全体構成
図1(a)は、第1の実施の形態に係るLEDランプ10の構造を示す断面図であり、図1(b)は、図1(a)におけるA部拡大図である。
LEDランプ10は、LEDを発光体として備えるLEDモジュール12と、LEDモジュール12を搭載する台座14と、台座14に取り付けられたグローブ16と、LEDを発光させるための回路ユニット18と、回路ユニット18と電気的に接続されている口金20とを備える。
上記の通り、LEDランプ10は、電球形のLEDランプであり、グローブ16と口金20とを含む外囲器22内に、LED(LEDモジュール12)と、口金20を介して受電してLEDを発光させる回路ユニット18とが格納された構成を有している。
また、回路ユニット18はLED(の実装位置)に対して口金20と反対側であってグローブ16内に配設されている。
(1)LEDモジュール
図2にLEDモジュール12の斜視図を示す。この斜視図も参照しながら、LEDモジュール12について説明する。
LEDモジュール12は、円環状をしたプリント配線板からなる実装基板24(図2)とこれに実装された複数個の(本例では8個の)LED26とを有する。
LED26の各々は、封止体28で被覆されている。図2では、実装基板24上、封止体28の外形が現れている。よって、図2に示すように、実装基板42には、円環中心軸周りに等角度間隔(本例では、45度間隔)で、LED26が実装されている。すなわち、LED26は、環状(本例では、円環状)に配置されている。複数個のLED26は、実装基板24の配線パターン(不図示)によって電気的に直列に接続されている。
封止体28は、主に、透光性材料からなり、LED26から発せられた光の波長を所定の波長へと変換する必要がある場合は、波長変換材料が前記透光性材料に混入される。透光性材料としては例えばシリコーン樹脂を用いることができ、また、波長変換材料としては例えば蛍光体粒子を用いることができる。
本例では、LED26は青色LEDであり、波長変換材料として青色光を黄色光に変換する蛍光体粒子が用いられている。これにより、LED26から出射された青色光と、蛍光体粒子により波長変換された黄色光とが混色され、LEDモジュール12(LEDランプ10)から白色光が発せられることとなる。
(2)台座
台座14は、全体的に有底筒状(本例では、有底円筒状)をしており、筒部30と筒部30の一端を閉塞する蓋部32とを有する。台座14は、良熱伝導性を有する絶縁材料、例えば窒化アルミニウム(AlN)などで形成されている。
蓋部32の外側表面にはLEDモジュール12(実装基板24)が搭載されている。実装基板24は、台座14に不図示の接着剤により固定されている。固定方法・手段はこれに限らず、例えば、ネジなどを用いても構わない。
台座14の筒部30には、開放端側から口金20の後述するシェル68が外挿されている。台座14は、点灯中にLED26で発生する熱を口金20へと伝える熱伝導部材としての機能も有している。
台座14の蓋部32は、その周縁部に段差部34を有する。段差部34には、グローブ16の開口周縁部が嵌め込まれて、グローブ16が台座14に取り付けられている。グローブ16の開口端部と段差部34とは、不図示の接着剤により固着されている。
また、台座14は、その中央に、後述する第1リード線58および第2リード線60が挿通される貫通孔35を有する。
(3)グローブ
グローブ16は、アクリル樹脂その他の合成樹脂材料やガラス材料などの透光性材料からなる。
グローブ16は、その開口端部部分が拡径されており、大径部36と小径部38とからなる筒部(本例では、円筒部)40を有する。グローブ16は、また、小径部38から延設され略球状に膨らんだ球状部42を有し、全体的に略均一な厚みをしている。
小径部38と大径部36とは、図1(b)に示すように、小径部38から外方に曲げられた(本例では、略直角に曲げられた)フランジ状壁部44で連結されている。
そして、グローブ16のフランジ状壁部44の内周面における屈曲の起端46からグローブ16の厚みTに相当する幅の内周面部分48に、その出射面が対向するようにLED26各々が配されている。すなわち、内周面部分48は、環状に配されたLED26の当該環状に合致する同じく環状をしている。そして、内周面部分48は、グローブ16の厚みT方向と交差する(本例では、略直交する)方向から、LED26各々の出射光を受け入れる入射面48を構成している。換言すると、入射面48は、LED16各々の光の出射面と対向させて形成されており、LED16各々からの出射光をグローブ16の厚みT方向と交差する方向からその内部へと受け入れる。さらに換言すると、グローブ16の口金20に近い側の端部(開口端部)寄り部位がLED26の光出射面と対面する箇所に存在するよう配置され、その対面箇所がLED26各々の出射光の入射面48とされているのである。
グローブ16は、大径部36が、台座14の段差部34にはめ込まれ、不図示の耐熱性接着剤で台座14に固着されている。
(4)回路ユニット
回路ユニット18は、回路基板50と、回路基板50に実装された複数の電子部品52とから構成され、グローブ16内、特に球状部42内に収納されている。回路基板50は、本例では、円板状をしている。なお、円板状に限らず方形板状その他の形状でも構わない。
回路ユニット18は、支持具54により、グローブ16内に支持されている。
具体的には、回路ユニット18は、台座14と回路基板50とを連結する複数本(本例では4本(図1には、3本しか現れていない。))の線材56で連結され、グローブ16内に支持されている。線材56の各々は、一端部部分が、回路基板50の周縁部の周方向等角度間隔(本例では、45度間隔)で、回路基板50に植設されており、他端部部分が、台座14に同じく等角度間隔で植設されている。
線材56は、回路ユニット18をグローブ16内で支持するのに足りる剛性を有するものであれば、その材質、横断面形状は問わないが、特に、熱伝導性の低い材料、例えば、プラスチック材料やガラス材料が好ましい。この場合には、前記剛性を得るために線材56には、パイプ材を用いることが好ましい。
熱伝導性の低い材料を用いるのは、LED26で発生する熱が回路ユニット18に伝導されにくくなり、電子部品52を熱の影響から保護するのに有利だからである。
回路ユニット18と口金20の後述するアイレット70とは第1リード線58で、回路ユニット18とシェル68とは第2リード線60でそれぞれ電気的に接続されている。なお、第1リード線58、第2リード線60は、台座14の貫通孔35を挿通されている。
また、回路基板50と実装基板24とは、内部配線62,64を介して電気的に接続されている。
(5)口金
口金20は、図外の照明器具のソケットに装着され、当該ソケットを介して電力を受けるためのものである。
口金20の種類は特に限定するものではないが、ここではエジソンタイプが使用されている。口金20は、筒状胴部とも称されるシェル68と円形皿状をしたアイレット70とを有する。シェル68とアイレット70とは、ガラス材料からなる絶縁体72を介して一体となっている。この一体となったものが、台座14の筒部30に嵌め込まれている。
上記の構成からなるLEDランプ10を図外の照明器具のソケットに装着して、スイッチを入れると、口金20、第1リード線58、第2リード線60を介して、回路ユニット18に電力が供給される。回路ユニット18は、供給された電力をLED26の点灯に必要な電力に変換して、LEDモジュール12に供給し、LED26の各々が点灯する。
LED26各々からの出射光(白色光)の大半は、LED26の各々に対向して設けられた入射面48からグローブ16の厚みTと交差する方向(本例では、直交する方向)からグローブ16内部へと進入する。グローブ16に進入した光は、グローブ16と空気層との境界面で反射を繰り返しながら、グローブ16内を進行する。そして、前記境界面に対する入射角が臨界角以下の場合に、当該入射角に応じた分の光がグローブ16外へと出射される。ここで、「グローブ16内」とは、グローブ16の厚み部分に相当し実体のある領域をいい、「グローブ16外」とは、グローブ16の内側および外側を含む空間をいう。この場合に、グローブ16内側へ出射された光は、グローブ16の内周面からグローブ16内へと再入射されてグローブ16内を進行する。グローブ16外側へ出射された光は、そのまま、例えば室内の照明に供される。
そして、グローブ16内を進行する光は、最終的には開口端側とは反対側の閉塞端側からグローブ16の外側へ出射される。
仮に、LED26からの出射光を入射面からグローブ16内に導入せず、LED16を例えばグローブ96の中心軸付近に設けた場合には、LED16から出射され、回路ユニット18に向う光は、回路ユニット18によって遮られ、グローブ16の中心軸およびその近傍の内面部分に到達する光の量が低下する。グローブ16を拡散透過性材料で形成したとしても、これが原因で、前記中心軸方向前方の光量が僅かではあるが低下してしまう。
これに対し、本実施の形態では、グローブ16が導光体となって、グローブ16内に入射された光の一部が回路ユニット18の背後まで導かれ、そこからグローブ16の外側に出射されるため、前記中心軸方向前方に生じる光量の低減を可能限り抑制することができる。
また、上記の構成からなるLEDランプ10によれば、点灯中にLED26で発生する熱は、実装基板24、台座14を介して口金20へと伝導され、LEDランプ10が装着されている照明器具のソケットを経由して、当該照明器具の他の構成部材、ひいてはこれが取り付けられている例えば天井や壁へと放熱される。
この場合に、LEDランプ10では、実装基板24を挟んで口金20と反対側のグローブ16内に回路ユニット18を格納する構成とし、LEDモジュール12から口金20に至る熱伝導経路に回路ユニット18を設けない構成としたので、回路ユニット18に与える熱の影響による制約を受けることがなくなるため、LEDへの通電量を増大することができる。これにより、輝度を一層向上させることができる。
<第2の実施の形態>
図3は、第2の実施の形態に係る電球形のLEDランプ80を示す断面図である。
なお、LEDランプ80は主として白色光を得るための構成が異なる以外は、基本的に、第1の実施の形態のLEDランプ10と同様である。したがって、図3において、LEDランプ10と同様の構成部分には、同じ符号を付してその説明は省略し、以下異なる部分を中心に説明する。
LEDランプ80のLEDモジュール82において、実装基板24に実装された複数のLED26の各々を封止する封止体84は、第1の実施の形態の封止体28とは異なり、蛍光体粒子を含まず透光性材料のみからなる。よって、LEDモジュール82からは、青色光が出射される。
グローブ16の外周面には、波長変換膜である蛍光体膜86が形成されている。蛍光体膜86は、エポキシ樹脂に黄色蛍光体粒子を混入したものからなる。
上記の構成からなるLEDランプ80において、LED26各々からの出射光(青色光)の大半は、LED26の各々に対向して設けられた入射面48からグローブ16内部へと進入する。グローブ16に進入した光は、グローブ16と空気層との境界面で反射を繰り返しながら、グローブ16内を進行する。そして、前記境界面に対する入射角が臨界角以下の場合に、当該入射角に応じた分の光がグローブ16外へと出射される。グローブ16外側へ出射された光の一部は、蛍光体膜86によって黄色光に変換され、変換されずに蛍光体膜86を通過する青色光との混色によって白色光がLEDランプ80から出射されることとなる。
また、蛍光体粒子は高温になる程波長変換効率が低下するため、本例のように、蛍光体膜86をグローブ16に形成することにより、実施の形態1のようにLEDを覆って蛍光体を設ける場合より、LED発光中の熱の影響を受け難く、蛍光体粒子の波長変換効率の低下を抑制することができる。
<第3の実施の形態>
図4(a)は、第3の実施の形態に係る電球形のLEDランプ90を示す断面図であり、図4(b)は、図4(a)におけるB部拡大図である。
なお、LEDランプ90は主として、グローブの開口端部部分の形状および回路ユニットの構成が異なる以外は、基本的に、第1の実施の形態のLEDランプ10と同様である。したがって、図4において、LEDランプ10と同様の構成部分には、同じ符号を付してその説明は省略し、以下異なる部分を中心に説明する。
第1の実施の形態では、グローブ16内にLED26の出射光を導入するための入射面48を創出するため、グローブ16の開口端部部分においてフランジ状壁部44を形成した。これに対し、第3の実施の形態では、グローブ92の開口端面94を入射面94として利用することとした。このため、グローブ92の開口端部部分は、ストレートの筒部(本例では、円筒部)96とし、筒部96から延設され略球状に膨らんだ球状部98とで、グローブ92を構成することとした。
台座100の蓋部102の筒部30とは反対側の周縁部には、グローブ92の開口端部部分を取り付けるための周壁部104を延設した。周壁部104の内面には、僅かな段差部106を儲け、段差部106にグローブ92の開口端面94の周縁が当接するまで、グローブ92の筒部96が嵌め込まれて、グローブ92が台座100に取り付けられている。
また、第1の実施の形態では、回路ユニット18は、回路基板50がグローブ16の中心軸と直交するように配した。これに対し、第3の実施の形態では、回路ユニット108は、回路基板110がグローブ92の中心軸と平行になるように配した。また、回路ユニット108では、回路基板110の両面に振り分けて電子部品112,114を実装している。回路基板110は、本例では方形板状をしている。
このように回路基板110を配することにより、点灯回路を構成する電子部品の内、相対的に熱に弱いものほどLEDモジュール12から遠い位置に実装するといった工夫が可能となる。
なお、回路ユニット108は、回路基板110の一側面に固着された樹脂板116および樹脂板116と台座100とを連結する線材118によって、グローブ92内に支持されている。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上記の例に限定されないことは勿論であり、例えば、以下の形態とすることも可能である。
(1)上記の形態では、LEDを円環状に配置したが、配置の形態はこれに限らない。例えば、楕円形の環状や、方形の環状、あるいは、多角形の環状に配置しても構わない。
これに合わせて、グローブの開口端部部分の形状も楕円筒状、方形筒状、多角形の筒状とする。すなわち、筒状をしたグローブの開口端面(入射面)、または屈曲部を形成して創出する入射面から、環状に配されたLEDからの出射光を入射させるため、グローブの端部部分の形状を当該LEDの配列形状に合致させたものとするのである。
(2)上記の形態では、LEDを8個用いたが、LEDランプを構成するLEDの個数は、これに限らず、必要とする輝度等に応じて、適宜変更可能である。
(3)上記の形態では、青色LEDと黄色蛍光体とで、白色光を得ることとしたが、これに限らず、近紫外LEDと赤色蛍光体、青色蛍光体、緑色蛍光体を混合してなる混色蛍光体との組み合わせとしても構わない。
(4)グローブ16,92の内周面に反射膜を形成することとしても構わない。反射膜は、銀またはアルミニウムの蒸着膜などで形成される。反射膜を設けることで、グローブの内側へ光が入らなくなり、回路ユニットなどで吸収される光を低減することが可能となる。
(5)上記実施の形態では、半導体発光素子としてLEDを用いたが、これに限らず、例えば、LD(レーザーダイオード)を用いても、有機発光素子を用いても構わない。
(6)口金を介するソケットへの熱伝導性を向上させるため、口金内側に熱伝導性に優れた合成樹脂、例えばシリコーンを充填しても構わない。
(7)上記実施の形態では、口金にエジソン型を用いたが、これに限らずスワン型その他の形式のものを用いても構わない。
(8)上記実施の形態では、回路ユニットは、そのままグローブ内に収納しているが、ケース(回路ケース)に収めた状態で、グローブ内に収納することとしても構わない。この場合に回路ケース外面に反射膜を形成しても構わない。あるいは、回路ケース自体を光反射性の材料で形成しても構わない。このようにすることで、LEDからの光が、回路ユニットに吸収されずに有効に利用されることとなる。
(9)上記実施の形態では、点灯回路を構成する複数の電子部品を一の回路ユニットにまとめたが、当該複数の電子部品を相対的に熱に弱い部品と強い部品とに分けて、二つの回路ユニットを構成することとしても構わない。そして、熱に弱い電子部品で構成される回路ユニットは、上記実施の形態と同様にグローブ内に収納し、熱に強い電子部品で構成される回路ユニットは、口金内部に収納することとする。こうすることにより、ランプ全体の小型化を図ることができる。
本発明に係るランプは、例えば、白熱電球に代替する電球形LEDランプとして好適に利用可能である。
10,80,90 LEDランプ
16,92 グローブ
18,108 回路ユニット
20 口金
22 外囲器
26 LED
48,94 入射面
54 支持具

Claims (6)

  1. グローブと口金とを含む外囲器内に、複数個の半導体発光素子と、前記口金から受電される電力を変換して前記半導体発光素子を発光させる回路ユニットとが格納されたランプであって、
    前記回路ユニットが前記半導体発光素子に対して前記口金と反対側であって前記グローブ内に支持具に支持された状態で配されており、
    前記複数個の半導体発光素子が光の出射方向を前記口金と反対方向に向けた姿勢で環状に配されており、
    前記グローブは、透光性材料で形成されていると共に、前記口金に近い側の端部寄り部位が前記半導体発光素子の光出射面と対面する箇所に存在するよう配置され、その対面箇所が前記半導体発光素子の出射光の入射面とされていることを特徴とするランプ。
  2. 前記グローブは、その開口端部部分が拡径されており、前記入射面は径小側から開口端の径大側に至るフランジ状壁部の内周面であることを特徴とする請求項1に記載のランプ。
  3. 前記入射面が前記グローブの開口端面であることを特徴とする請求項1に記載のランプ。
  4. 前記半導体発光素子が実装された実装基板と、
    当該実装基板が搭載された台座と、
    を有し、
    前記回路ユニットは、回路基板と当該回路基板に実装された電子部品とを含み、
    前記支持具は、前記台座と前記回路基板とを連結する複数本の線材であることを特徴とする請求項1に記載のランプ。
  5. 前記グローブの外周面に、前記半導体発光素子が発する光をこれとは波長の異なる光に変換する波長変換層が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のランプ。
  6. 前記グローブの内周面に反射膜が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のランプ。
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