JP2012074126A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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JP2012074126A
JP2012074126A JP2011185541A JP2011185541A JP2012074126A JP 2012074126 A JP2012074126 A JP 2012074126A JP 2011185541 A JP2011185541 A JP 2011185541A JP 2011185541 A JP2011185541 A JP 2011185541A JP 2012074126 A JP2012074126 A JP 2012074126A
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laser
optical disc
laser beam
half mirror
light
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JP2011185541A
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Toru Hotta
徹 堀田
Ryoichi Kawasaki
良一 川崎
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electronic Device Sales Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Optec Design Co Ltd
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Abstract

【課題】 波長が異なる3つのレーザー光によって異なる規格の光ディスクに記録されて
いる信号の読み出し動作を行う光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】 第1、第2及び第3レーザー光の光路合成を行う第1、第2ハーフミラー
17、19を設け、また前記第2ハーフミラー19と対物レンズとの間に設けられている
とともに第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光の偏光方向を直線偏光光か
ら円偏光光へ、また円偏光光から直線偏光光へ変換する3波長対応型の1/4波長板9を
共通光路内に設け、前記第2ハーフミラー19によって第1ハーフミラー17で発生する
非点収差を相殺する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスクに記録されている信号の読み出し動作や光ディスクに信号の記録
動作をレーザー光によって行う光ピックアップ装置に関する。
光ピックアップ装置から照射されるレーザー光を光ディスクの信号記録層に照射するこ
とによって信号の読み出し動作や信号の記録動作を行うことが出来る光ディスク装置が普
及している。
光ディスク装置としては、CDやDVDと呼ばれる光ディスクを使用するものが一般に
普及しているが、最近では記録密度を向上させた光ディスク、即ちBlu−ray規格の
光ディスクを使用するものが開発されている。
CD規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うレーザー光としては
、波長が785nmである赤外光が使用され、DVD規格の光ディスクに記録されている
信号の読み出し動作行うレーザー光としては、波長が655nmの赤色光が使用されてい
る。
また、CD規格の光ディスクにおける信号記録層と光ディスクの表面との間に設けられ
ている透明な保護層の厚さは1.2mmであり、この信号記録層から信号の読み出し動作
を行うために使用される対物レンズの開口数は、0.47と設定されている。そして、D
VD規格の光ディスクにおける信号記録層と光ディスクの表面との間に設けられている透
明な保護層の厚さは0.6mmであり、この信号記録層から信号の読み出し動作を行うた
めに使用される対物レンズの開口数は、0.6と設定されている。
斯かるCD規格及びDVD規格の光ディスクに対して、Blu−ray規格の光ディス
クに記録されている信号の読み出し動作を行うレーザー光としては、波長が短いレーザー
光、例えば波長が405nmの青紫色光が使用されている。
Blu−ray規格の光ディスクにおける信号記録層の上面に設けられている保護層の
厚さは、0.1mmであり、この信号記録層から信号の読み出し動作を行うために使用さ
れる対物レンズの開口数は、0.85と設定されている。
Blu−ray規格の光ディスクに設けられている信号記録層に記録されている信号の
読み出し動作や該信号記録層に信号を記録するためにレーザー光を集光させることによっ
て生成されるレーザースポットの径を小さくする必要がある。所望のレーザースポット形
状を得るために使用される対物レンズは、開口数が大きくなるだけでなく焦点距離が短く
なるので、対物レンズの曲率半径が小さくなるという特徴がある。
前述したCD規格、DVD規格及びBlu−ray規格の全ての光ディスクに記録され
ている信号の読み出し動作や記録動作を行うことが出来る光ディスク装置が製品化されて
いるが、斯かる光ディスク装置に組み込まれる光ピックアップ装置として、Blu−ra
y規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う第1レーザー光を放射す
るレーザーダイオード、該レーザーダイオードから放射される第1レーザー光を信号記録
層に集光させる第1対物レンズ、DVD規格の光ディスクに記録されている信号の読み出
し動作を行う第2レーザー光及びCD規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し
動作を行う第3レーザー光を放射する2波長レーザーダイオード、そして第2レーザー光
及び第3レーザー光を各光ディスクの信号記録層に集光させる第2対物レンズが組み込ま
れた光ピックアップ装置が一般に採用されている(特許文献1参照。)。
特開2010−61781号公報
1つの波長のレーザー光を放射するレーザーダイオード、2つの波長のレーザー光を放
射する2波長レーザーダイオード、そして2つの対物レンズによって規格の異なる3つの
光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うように構成された光ピックアップ
装置において、各レーザー光毎に光路を設けた場合には多くの光学部品を必要とするため
高価になるだけでなく、小型化することが出来ないという問題がある。
斯かる問題を解決する方法として特許文献1に記載されているように光路を兼用すると
ともに光検出器を兼用する技術が提供されている。しかしながら、斯かる技術は光路合成
を行う光学素子として2つの偏光ビームスプリッタを使用しているので製造価格が高くな
るという問題がある。
斯かる問題を解決する方法として1つの偏光ビームスプリッタと1つのハーフミラーを
利用して第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光の光路を共通化することが
行われている。斯かる構成の従来の光ピックアップ装置について図2及び図3を参照して
説明する。
図3において、1は例えば波長が405nmの青紫色光である第1レーザー光を生成放
射するレーザーダイオード、2は前記レーザーダイオード1から放射される第1レーザー
光が入射される第1回折格子であり、レーザー光を0次光であるメインビーム、+1次光
及び−1次光である2つのサブビームに分離する回折格子部2aと入射されるレーザー光
をS方向の直線偏光光に変換する1/2波長板2bとより構成されている。
3は例えば波長が655nmの赤色光である第2レーザー光を生成放射する第1レーザ
ー素子及び785nmの赤外色光である第3レーザー光を生成放射する第2レーザー素子
が同一のケース内に収納されている2波長レーザーダイオードである。
4は前記2波長レーザーダイオード3に組み込まれている第1レーザー素子から放射さ
れる第2レーザー光及び第2レーザー素子から放射される第3レーザー光が入射される第
2回折格子であり、レーザー光を0次光であるメインビーム、+1次光及び−1次光であ
る2つのサブビームに分離する回折格子部4aと入射されるレーザー光をS方向の直線偏
光光に変換する1/2波長板4bとより構成されている。
5は前記2波長レーザーダイオード3から放射される第2レーザー光及び第3レーザー
光が前記第2回折格子4を通して入射される位置に設けられているダイバージェンスレン
ズであり、入射される発散光であるレーザー光の発散角度を調整する作用を成すものであ
る。
6は前記第1回折格子2を透過して入射される第1レーザー光のS偏光光を反射すると
ともに後述する光路を通して光ディスクから反射されてくる第1レーザー光、第2レーザ
ー光及び第3レーザー光の戻り光であるP偏光光を透過するハーフミラーである。7は前
記第2回折格子4及びダイバージェンスレンズ5を通して入射される第2レーザー光及び
第3レーザー光のS偏光光を反射するとともに前記ハーフミラー6にて反射されて入射さ
れる第1レーザー光を透過させ、且つ光ディスクから反射されてくる第1レーザー光、第
2レーザー光及び第3レーザー光の戻り光であるP偏光光を透過させる偏光ビームスプリ
ッタである。
斯かる構成の偏光ビームスプリッタ7において、前記第2回折格子4及びダイバージェ
ンスレンズ5を通して入射される第2レーザー光及び第3レーザー光のS偏光光の一部を
透過させるとともにハーフミラー6から反射されて入射される第1レーザー光のS偏光光
の一部を反射させるように構成されている。8は前記偏光ビームスプリッタ7にて反射さ
れる第1レーザー光、該偏光ビームスプリッタ7を透過する第2レーザー光及び第3レー
ザー光が照射される位置に設けられているフロントモニターダイオードであり、各レーザ
ー光の出力に応じた検出信号を出力するように構成されている。即ち、前記フロントモニ
ターダイオード8から得られる検出信号を利用することによってレーザー出力を所望のレ
ーザー出力になるように制御することが出来る。
9は前記偏光ビームスプリッタ7を透過した第1レーザー光、該偏光ビームスプリッタ
7にて反射された第2レーザー光及び第3レーザー光が入射される位置に設けられている
とともに3つの異なる波長のレーザー光に対応して入射されるレーザー光を直線偏光光か
ら円偏光光に、また反対に円偏光光から直線偏光光に変換する作用を成す3波長対応型の
1/4波長板である。
10は前記1/4波長板9を透過したレーザー光が入射されるとともに入射されるレー
ザー光を平行光に変換するコリメートレンズであり、該コリメートレンズ10の光軸方向
への変位動作によって光ディスクの保護層の厚さに基づいて生じる球面収差を補正するよ
うに構成されている。
11は第1レーザー光を第1光ディスクD1(図2参照)に設けられている信号記録層L
1に集光する第1対物レンズ、12は第2レーザー光を第2光ディスクD2に設けられて
いる信号記録層L2に集光させるとともに第3レーザー光を第3光ディスクD3に設けら
れている信号記録層L3に集光させる第2対物レンズである。斯かる構成において、第1
対物レンズ11と第2対物レンズ12とは、例えば4本の支持ワイヤーによって光ディス
クの面に対して直角方向であるフォーカシング方向への変位動作及び光ディスクの径方向
であるトラッキング方向への変位動作を行うことが出来るように支持されているレンズホ
ルダーと呼ばれる部材に搭載されている。
前記コリメートレンズ10を透過した第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザ
ー光は、図2に示す光学系によって第1対物レンズ11及び第2対物レンズ12に導かれ
るように構成されている。図2において、13は波長選択性素子であり、第1レーザー光
を透過させるとともに第2レーザー光及び第3レーザー光を第2対物レンズ12方向へ反
射させるように構成されている。14は前記波長選択性素子13を透過した第1レーザー
光を第1対物レンズ11方向へ反射させる立ち上げミラーである。斯かる構成は特許文献
1に記載されている技術と同一である。
斯かる構成において、コリメートレンズ10を透過した第1レーザー光は、前記波長選
択性素子13を透過するとともに立ち上げミラー14にて反射されて第1対物レンズ11
に入射されることになる。このようにして第1対物レンズ11に入射された第1レーザー
光は、該第1対物レンズ11の集光動作によって第1光ディスクD1に設けられている信
号記録層L1に集光されることになる。
また、コリメートレンズ10を透過した第2レーザー光は、前記波長選択性素子13に
て反射されて第2対物レンズ12に入射されることになる。このようにして第2対物レン
ズ12に入射された第2レーザー光は、該第2対物レンズ12の集光動作によって第2光
ディスクD2に設けられている信号記録層L2に集光されることになる。そして、コリメ
ートレンズ10を透過した第3レーザー光は、前記波長選択性素子13にて反射されて第
2対物レンズ12に入射されることになる。このようにして第2対物レンズ12に入射さ
れた第3レーザー光は、該第2対物レンズ12の集光動作によって第3光ディスクD3に
設けられている信号記録層L3に集光されることになる。
斯かる構成において、レーザーダイオード1から放射された第1レーザー光は、第1回
折格子2、ハーフミラー6、偏光ビームスプリッタ7、1/4波長板9、コリメートレン
ズ10、波長選択性素子13及び立ち上げミラー14を介して第1対物レンズ11に入射
された後、該第1対物レンズ11の集光動作によって第1光ディスクD1に設けられてい
る信号記録層L1に集光スポットとして照射されるが、前記信号記録層L1に照射された
第1レーザー光は該信号記録層L1にて戻り光として反射されることになる。
また、2波長レーザーダイオード3の第1レーザー素子から放射された第2レーザー光
は、第2回折格子4、ダイバージェンスレンズ5、偏光ビームスプリッタ7、1/4波長
板9、コリメートレンズ10及び波長選択性素子13を介して第2対物レンズ12に入射
された後、該第2対物レンズ12の集光動作によって第2光ディスクD2に設けられてい
る信号記録層L2に集光スポットとして照射されるが、前記信号記録層L2に照射された
第2レーザー光は該信号記録層L2にて戻り光として反射されることになる。
そして、2波長レーザーダイオード3の第2レーザー素子から放射された第3レーザー
光は、第2回折格子4、ダイバージェンスレンズ5、偏光ビームスプリッタ7、1/4波
長板9、コリメートレンズ10及び波長選択性素子13を介して第2対物レンズ12に入
射された後、該第2対物レンズ12の集光動作によって第3光ディスクD3に設けられて
いる信号記録層L3に集光スポットとして照射されるが、前記信号記録層L3に照射され
た第3レーザー光は該信号記録層L3にて戻り光として反射されることになる。
第1光ディスクD1の信号記録層L1から反射された第1レーザー光の戻り光は、第1
対物レンズ11、立ち上げミラー14、波長選択性素子13、コリメートレンズ10、1
/4波長板9及び偏光ビームスプリッタ7を通してハーフミラー6に入射される。このよ
うにしてハーフミラー6に入射される戻り光は、前記1/4波長板9による位相変更動作
によってP方向の直線偏光光に変更されている。従って、斯かる第1レーザー光の戻り光
は前記ハーフミラー6にて反射されることはなく、制御用レーザー光として該ハーフミラ
ー6を透過することになる。
また、第2光ディスクD2の信号記録層L2から反射された第2レーザー光の戻り光は
、第2対物レンズ12、波長選択性素子13、コリメートレンズ10、1/4波長板9及
び偏光ビームスプリッタ7を通してハーフミラー6に入射される。このようにしてハーフ
ミラー6に入射される戻り光は、前記1/4波長板9による位相変更動作によってP方向
の直線偏光光に変更されている。従って、斯かる第2レーザー光の戻り光は前記ハーフミ
ラー6にて反射されることはなく、制御用レーザー光として該ハーフミラー6を透過する
ことになる。
そして、第3光ディスクD3の信号記録層L3から反射された第3レーザー光の戻り光
は、第2対物レンズ12、波長選択性素子13、コリメートレンズ10、1/4波長板9
及び偏光ビームスプリッタ7を通してハーフミラー6に入射される。このようにしてハー
フミラー6に入射される戻り光は、前記1/4波長板9による位相変更動作によってP方
向の直線偏光光に変更されている。従って、斯かる第3レーザー光の戻り光は前記ハーフ
ミラー6にて反射されることはなく、制御用レーザー光として該ハーフミラー6を透過す
ることになる。
15は前記ハーフミラー6を透過した制御用レーザー光が入射されるAS板であり、該
ハーフミラー6にて生成される非点収差の大きさをフォーカスエラー信号を生成するため
に適した大きさになるように拡大する作用を成すとともに該ハーフミラー6にて発生する
コマ収差を補正する作用を成すものである。16は前記AS板15を通して制御用レーザ
ー光が照射される光検出器14であり、周知の4分割センサー等が設けられており、メイ
ンビームの照射動作によって光ディスクの信号記録層に記録されている信号の読み出し動
作に伴う信号生成動作及び非点収差法によるフォーカシング制御動作を行うためのフォー
カスエラー信号生成動作、そして2つのサブビームの照射動作によってトラッキング制御
動作を行うためのトラッキングエラー信号生成動作を行うように構成されている。斯かる
各種の信号生成のための制御動作は、周知であるので、その説明は省略する。
前述したようにレーザーダイオード1から放射される第1レーザー光の第1光ディスク
D1の信号記録層L1までの往路、2波長レーザーダイオード3から放射される第2レー
ザー光の第2光ディスクD2の信号記録層L2までの往路及び2波長レーザーダイオード
3から放射される第3レーザー光の第3光ディスクD3の信号記録層L3までの往路につ
いて比較すると、偏光ビームスプリッタ7から波長選択性素子13までの光路を兼用して
いることがわかる。
そして、第1光ディスクD1の信号記録層L1から反射される第1レーザー光の戻り光
の光検出器16までの復路、第2光ディスクD2の信号記録層L2から反射される第2レ
ーザー光の戻り光の光検出器16までの復路及び第3光ディスクD3の信号記録層L3か
ら反射される第3レーザー光の戻り光の光検出器16までの復路について比較すると、波長選択性素子13から光検出器16までの光路を兼用していることがわかる。
図3に示した従来の光ピックアップ装置は、レーザー光を光ディスクの信号記録層に導
く往路及び光ディスクの信号記録層から反射される戻り光を光検出器16に導く復路を兼
用しているので、光学部品の数を減らすことが出来、その結果、製造価格を下げることが
出来るだけでなく光ピックアップ装置を小型化することが出来るという利点を有している
斯かる構成の光ピックアップ装置は、レーザーダイオード1から放射される第1レーザ光を第1光ディスクD1に導く往路において非点収差を発生させないためにはビームスプリッタ7にプリズム型のものを使用する必要があると共に、レーザーダイオード1をハーフミラー6の反射面側に配置する必要がある、という制約があった。
本発明は、斯かる問題を解決することが出来る光ピックアップ装置を提供しようとする
ものである。
本発明は、光ディスクの表面から信号記録層までの距離が短い第1光ディスクに記録さ
れている信号の読み出し動作を行う第1波長のレーザー光を放射するレーザーダイオード
、光ディスクの表面から信号記録層までの距離が前記第1光ディスクより長い第2光ディ
スクに記録されている信号の読み出し動作を行う第2波長のレーザー光及び光ディスクの
表面から信号記録層までの距離が前記第2光ディスクより長い第3光ディスクに記録され
ている信号の読み出し動作を行う第3波長のレーザー光の2つのレーザー光を放射する2
波長レーザーダイオードが組み込まれた光ピックアップ装置において、前記2波長レーザ
ーダイオードから放射される第2レーザー光及び第3レーザー光を対物レンズ方向へ導く
とともに前記第1光ディスクの信号記録層、第2光ディスクの信号記録層及び第3光ディ
スクの信号記録層から反射される第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光を
光検出器方向へ導く第1ハーフミラーと、該第1ハーフミラーと対物レンズとの間に設け
られているとともに前記レーザーダイオードから放射される第1レーザー光、前記第1ハ
ーフミラーを透過した第2レーザー光及び第3レーザー光を対物レンズ方向へ導き、且つ
前記第1光ディスクの信号記録層、第2光ディスクの信号記録層及び第3光ディスクの信
号記録層から反射される第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光を前記第1
ハーフミラー方向へ導く第2ハーフミラーと、該第2ハーフミラーと対物レンズとの間に
設けられているとともに第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光の偏光方向
を直線偏光光から円偏光光へ、また円偏光光から直線偏光光へ変換する3波長対応型の1
/4波長板とより成り、前記第2ハーフミラーによって第1ハーフミラーで発生する非点
収差を相殺するようにしたことを特徴とするものである。
本発明は、波長が異なる第1、第2及び第3レーザー光によって規格の異なる第1、第
2及び第3光ディスクに設けられている信号記録層に集光させることによって各信号記録
層に記録されている信号の読み出し動作を行うように構成された光ピックアップ装置にお
いて、光路合成を行う光学素子として2つのハーフミラーを使用するようにしたので、プ
リズム型の偏光ビームスプリッタを使用する場合と比較して製造価格を下げることが出来
る。
本発明に係る光ピックアップ装置の一実施例を示す概略図である。 本発明に係る光ピックアップ装置の実施例の一部を示す図である。 従来の光ピックアップ装置の一実施例を示す概略図である。
単一のレーザー光を生成するレーザーダイオード及び異なる波長の2つのレーザー光を
生成する2波長レーザーダイオードから放射されるレーザー光を利用して異なる規格の光
ディスクに設けられている信号記録層に記録されている信号の読み出し動作を行うように
構成された光ピックアップ装置に関するものである。
図1は本発明の光ピックアップ装置の一実施例であり、図1及び図2を参照して本発明
について説明する。尚、図3に示した光ピックアップ装置と同一の作用を成す部品には同
一の符号を付している。
17は第2回折格子4を通して入射される第2レーザー光及び第3レーザー光のS偏光
光の多くを透過させるとともに一部をモニター光として反射させ、且つ光ディスクから反
射されてくる第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光の戻り光であるP偏光
光を光検出器16の方向へ反射させる第1ハーフミラーである。
18は前記第1ハーフミラー17にて反射される第2レーザー光及び第3レーザー光の
モニター光が照射される位置に設けられている第1フロントモニターダイオードであり、
第2レーザー光及び第3レーザー光の出力に応じた検出信号を出力するように構成されて
いる。即ち、前記第1フロントモニターダイオード18から得られる検出信号を利用する
ことによって2波長レーザーダイオード3から放射される第2レーザー光及び第3レーザ
ー光の出力を所望のレーザー出力になるように制御することが出来る。
19は第1回折格子2を通して入射される第1レーザー光のS偏光光の多くを反射させ
るとともに一部をモニター光として透過させる第2ハーフミラーであり、前記第1ハーフ
ミラー17を透過した第2レーザー光及び第3レーザー光を対物レンズ方向へ透過させる
とともに光ディスクから反射されてくる第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザ
ー光の戻り光であるP偏光光を第1ハーフミラー17の方向へ透過させるように構成され
ている。
20は前記第2ハーフミラー19を透過する第1レーザー光のモニター光が照射される
位置に設けられている第2フロントモニターダイオードであり、第1レーザー光の出力に
応じた検出信号を出力するように構成されている。即ち、前記第2フロントモニターダイ
オード20から得られる検出信号を利用することによってレーザーダイオード1から放射
される第1レーザー光の出力を所望のレーザー出力になるように制御することが出来る。
斯かる構成において、本発明の光ピックアップ装置は、第2レーザー光及び第3レーザ
ー光が第1ハーフミラー17を透過するときに発生する非点収差を第2ハーフミラー19
を透過するときに発生する非点収差によって相殺するように構成されている。即ち、2つ
のハーフミラーにて発生する非点収差の方向が反対になるように設定することによって非
点収差を相殺することが出来るので、第2対物レンズ12に入射される第2レーザー光及
び第3レーザー光に含まれる収差を取り除くことが出来る。従って、第2光ディスク及び
第3光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を良好に行うことが出来る光ピック
アップ装置を提供することが出来る。
斯かる構成において、レーザーダイオード1から生成放射される第1レーザー光は、第
1回折格子2、第2ハーフミラー19、1/4波長板9、コリメートレンズ10、波長選
択性素子13、立ち上げミラー14を介して第1対物レンズ11に導かれ、該第1対物レ
ンズ11の集光動作によって第1光ディスクD1の信号記録層L1に集光される。
また、前記第1光ディスクD1の信号記録層L1から反射される第1レーザー光の戻り
光は、第1対物レンズ11、立ち上げミラー14、波長選択性素子13、コリメートレン
ズ10、1/4波長板9、第2ハーフミラー19及び第1ハーフミラー17を介して光検
出器16に照射される。
そして、レーザーダイオード1から放射される第1レーザー光の一部が第2ハーフミラ
ー19を透過して第2フロントモニターダイオード20に照射される動作が行われる。
このように、レーザーダイオード1から放射される第1レーザー光の第1光ディスクD
1の信号記録層L1への集光動作、該信号記録層L1から反射される戻り光の光検出器1
6への照射動作及び第2フロントモニターダイオード20へのモニター光の照射動作が行
われるので、フォーカス制御動作、トラッキング制御動作及びレーザー光の出力制御動作
を行うことによって第1光ディスクD1の信号記録層L1に記録されている信号の読み出
し動作を行うことが出来る。
次に、2波長レーザーダイオード3から生成放射される第2レーザー光は、第2回折格
子4、第1ハーフミラー17、第2ハーフミラー19、1/4波長板9、コリメートレン
ズ10、波長選択性素子13を介して第2対物レンズ12に導かれ、該第2対物レンズ1
2の集光動作によって第2光ディスクD2の信号記録層L2に集光される。
また、前記第2光ディスクD2の信号記録層L2から反射される第2レーザー光の戻り
光は、第2対物レンズ12、波長選択性素子13、コリメートレンズ10、1/4波長板
9、第2ハーフミラー19及び第1ハーフミラー17を介して前記光検出器16に照射さ
れる。
そして、2波長レーザーダイオード3から放射される第2レーザー光の一部が第1ハー
フミラー17にて反射されて第1フロントモニターダイオード18に照射される動作が行
われる。
このように、2波長レーザーダイオード3から放射される第2レーザー光の第2光ディ
スクD2の信号記録層L2への集光動作、該信号記録層L2から反射される戻り光の光検
出器16への照射動作及び第1フロントモニターダイオード18へのモニター光の照射動
作が行われるので、フォーカス制御動作、トラッキング制御動作及びレーザー光の出力制
御動作を行うことによって第2光ディスクD2の信号記録層L2に記録されている信号の
読み出し動作を行うことが出来る。
また、2波長レーザーダイオード3から生成放射される第3レーザー光は、第2回折格
子4、第1ハーフミラー17、第2ハーフミラー19、1/4波長板9、コリメートレン
ズ10、波長選択性素子13を介して第2対物レンズ12に導かれ、該第2対物レンズ1
2の集光動作によって第3光ディスクD3の信号記録層L3に集光される。
また、前記第3光ディスクD3の信号記録層L3から反射される第3レーザー光の戻り
光は、第2対物レンズ12、波長選択性素子13、コリメートレンズ10、1/4波長板
9、第2ハーフミラー19及び第1ハーフミラー17を介して前記光検出器16に照射さ
れる。
このように、第1光ディスクD1の信号記録層L1から反射される第1レーザー光の戻り光、第2光ディスクD2の信号記録層L2から反射される第2レーザー光の戻り光及び第3光ディスクD3の信号記録層L3から反射される第3レーザー光の戻り光は、それぞれ第2ハーフミラー19を透過した後、第1ハーフミラー17により反射されて光検出器16に照射される。その為、フォーカス制御方法に非点収差法が採用される場合は、第1、第2及び第3レーザー光の各戻り光が前記第2ハーフミラー19を透過することにより前記各戻り光に非点収差が発生されるので、この非点収差を用いることが可能である。この非点収差の発生方向、及びあるいは非点収差の強度がフォーカス制御に適さない場合は、第1ハーフミラー17と光検出器16の間にフォーカス制御に適合する非点収差を発生するアナモフィックレンズや非点収差発生板等の非点収差発生光学素子を配備すれば良い。
そして、2波長レーザーダイオード3から放射される第3レーザー光の一部が第1ハー
フミラー17にて反射されて第1フロントモニターダイオード18に照射される動作が行
われる。
このように、2波長レーザーダイオード3から放射される第3レーザー光の第3光ディ
スクD3の信号記録層L3への集光動作、該信号記録層L3から反射される戻り光の光検
出器16への照射動作及び第1フロントモニターダイオード18へのモニター光の照射動
作が行われるので、フォーカス制御動作、トラッキング制御動作及びレーザー光の出力制
御動作を行うことによって第3光ディスクD3の信号記録層L3に記録されている信号の
読み出し動作を行うことが出来る。
前述したように第1ハーフミラー17及び第2ハーフミラー19の2つのハーフミラー
によって非点収差を相殺するようにしたので、第1ハーフミラー17及び第2ハーフミラー19としてプリズム型ではなく板状のビームスプリッタを使用することが出来る。
CD規格、DVD規格及びBlu−ray規格の光ディスク記録されている信号の読み
出し動作を行う光ピックアップ装置に実施した場合について説明したが、その他の異なる
規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来る光ピックアッ
プ装置に実施することも出来る。
1 レーザーダイオード
3 2波長レーザーダイオード
9 1/4波長板
10 コリメートレンズ
11 第1対物レンズ
12 第2対物レンズ
16 光検出器
17 第1ハーフミラー
18 第1フロントモニターダイオード
19 第2ハーフミラー
20 第2フロントモニターダイオード

Claims (3)

  1. 光ディスクの表面から信号記録層までの距離が短い第1光ディスクに記録されている信号
    の読み出し動作を行う第1波長のレーザー光を放射するレーザーダイオード、光ディスク
    の表面から信号記録層までの距離が前記第1光ディスクより長い第2光ディスクに記録さ
    れている信号の読み出し動作を行う第2波長のレーザー光及び光ディスクの表面から信号
    記録層までの距離が前記第2光ディスクより長い第3光ディスクに記録されている信号の
    読み出し動作を行う第3波長のレーザー光の2つのレーザー光を放射する2波長レーザー
    ダイオードが組み込まれた光ピックアップ装置において、前記2波長レーザーダイオード
    から放射される第2レーザー光及び第3レーザー光を対物レンズ方向へ導くとともに前記
    第1光ディスクの信号記録層、第2光ディスクの信号記録層及び第3光ディスクの信号記
    録層から反射される第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光を光検出器方向
    へ導く第1ハーフミラーと、該第1ハーフミラーと対物レンズとの間に設けられていると
    ともに前記レーザーダイオードから放射される第1レーザー光、前記第1ハーフミラーを
    透過した第2レーザー光及び第3レーザー光を対物レンズ方向へ導き、且つ前記第1光デ
    ィスクの信号記録層、第2光ディスクの信号記録層及び第3光ディスクの信号記録層から
    反射される第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光を前記第1ハーフミラー
    方向へ導く第2ハーフミラーと、該第2ハーフミラーと対物レンズとの間に設けられてい
    るとともに第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光の偏光方向を直線偏光光
    から円偏光光へ、また円偏光光から直線偏光光へ変換する3波長対応型の1/4波長板と
    より成り、前記第2ハーフミラーによって第1ハーフミラーで発生する非点収差を相殺す
    るようにしたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 2波長レーザーダイオードから放射される第2レーザー光及び第3レーザー光の一部を第
    1ハーフミラーの反射によって第1フロントモニターダイオードに導き、該第1フロント
    モニターダイオードによって第2レーザー光及び第3レーザー光の出力をモニターするよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. レーザーダイオードから放射される第1レーザー光の一部を第2ハーフミラーの透過によ
    って第2フロントモニターダイオードに導き、該第2フロントモニターダイオードによっ
    て第1レーザー光の出力をモニターするようにしたことを特徴とする請求項1に記載の光
    ピックアップ装置。
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