JP2011129226A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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JP2011129226A JP2009289134A JP2009289134A JP2011129226A JP 2011129226 A JP2011129226 A JP 2011129226A JP 2009289134 A JP2009289134 A JP 2009289134A JP 2009289134 A JP2009289134 A JP 2009289134A JP 2011129226 A JP2011129226 A JP 2011129226A
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Toru Hotta
徹 堀田
Ryoichi Kawasaki
良一 川崎
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Abstract

【課題】 3つの波長が異なるレーザー光を放射する3波長レーザーダイオードと1つの対物レンズとによって異なる規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】 第1光ディスクD1から反射される第1戻り光が照射される第1光検出器8と、第2光ディスクD2から反射される第2戻り光及び第3光ディスクD3から反射される第3戻り光が照射される第2光検出器10を備え、3波長レーザーダイオード1から放射される全てのレーザー光を対物レンズ6方向へ反射させるとともに対物レンズ6を通して第1戻り光、第2戻り光及び第3戻り光が入射される光学素子として裏面反射型ハーフミラー3を使用し、該裏面反射型ハーフミラー3によって第1戻り光を第1光検出器8方向へ導くとともに第2戻り光及び第3戻り光を第2光検出器10方向へ導くように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスクに記録されている信号の読み出し動作や光ディスクへの信号の記録動作をレーザー光によって行う光ピックアップ装置に関する。
光ピックアップ装置から照射されるレーザー光を光ディスクの信号記録層に照射することによって信号の読み出し動作や信号の記録動作を行うことが出来る光ディスク装置が普及している。
光ディスク装置としては、CDやDVDと呼ばれる光ディスクを使用するものが一般に普及しているが、最近では記録密度を向上させた光ディスク、即ちBlu−ray規格の光ディスクを使用するものが商品化されている。
CD規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うレーザー光としては、波長が785nmである赤外光が使用され、DVD規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作行うレーザー光としては、波長が660nmの赤色光が使用されている。
また、CD規格の光ディスクにおける信号記録層と光ディスクの表面との間に設けられている透明な保護層の厚さは1.2mmであり、この信号記録層から信号の読み出し動作を行うために使用される対物レンズの開口数は、0.47と設定されている。そして、DVD規格の光ディスクにおける信号記録層と光ディスクの表面との間に設けられている透明な保護層の厚さは0.6mmであり、この信号記録層から信号の読み出し動作を行うために使用される対物レンズの開口数は、0.6と設定されている。
斯かるCD規格及びDVD規格の光ディスクに対して、Blu−ray規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うレーザー光としては、波長が短いレーザー光、例えば波長が405nmの青紫色光が使用されている。
そして、斯かるBlu−ray規格の光ディスクにおける信号記録層の上面に設けられている保護層の厚さは、0.1mmであり、この信号記録層から信号の読み出し動作を行うために使用される対物レンズの開口数は、0.85と設定されている。
Blu−ray規格の光ディスクに設けられている信号記録層に記録されている信号の読み出し動作や該信号記録層に信号を記録するためにレーザー光を集光させることによって生成されるレーザースポットの径を小さくする必要がある。所望のレーザースポット形状を得るために使用される対物レンズは、開口数が大きくなるだけでなく焦点距離が短くなるので、対物レンズの曲率半径が小さくなるという特徴がある。
前述したCD規格、DVD規格及びBlu−ray規格の全ての光ディスクに記録されている信号の読み出し動作や記録動作を行うことが出来る光ディスク装置が製品化されているが、斯かる光ディスク装置に組み込まれる光ピックアップ装置には、前述した各規格に対応した波長のレーザー光を放射するレーザーダイオードや該レーザーダイオードから放射されるレーザー光を各光ディスクに設けられている信号記録層に集光させる対物レンズが組み込まれている。
前述した異なる全ての規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うこ
とが出来る光ピックアップ装置には、CD規格及びDVD規格の光ディスクに対するレーザー光の集光動作を行う対物レンズとBlu−ray規格の光ディスクに対するレーザー光の集光動作を行う対物レンズの2つの対物レンズが組み込まれている。
斯かる2つの対物レンズが組み込まれた光ピックアップ装置は、光学系の構成が複雑になるという問題があるだけでなく光ピックアップ装置の形状が大きくなるという問題がある。斯かる問題を解決する方法として1つの対物レンズにて全ての規格の光ディスクに対するレーザー光の集光動作を行うようにした技術が開発されている。
また、波長が異なる第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光を放射する発光素子が同一の筐体内に収納された半導体レーザーと、該半導体レーザーから放射される第1、第2及び第3レーザー光を規格の異なる3つの光ディスクに集光させる1つの対物レンズと、光ディスクから反射される戻り光が照射される1つの光検出器にて構成された光ピックアップ装置が特許文献1に記載されている。
特開2006−172608号公報
特許文献1に記載の光ピックアップ装置は、1つの半導体レーザー、1つの対物レンズ及び1つの光検出器によって規格の異なる3つの光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うように構成されているが、光軸のずれを補正するための光軸補正素子を必要とするため構造が複雑になるだけでなく、高価になるという問題がある。
本発明は、斯かる問題を解決することが出来る光ピックアップ装置を提供しようとするものである。
本発明は、3波長レーザーダイオードから放射される第1、第2及び第3のレーザー光が同一の光路を通して入射されるとともに各レーザー光を各光ディスクに設けられている信号記録層に集光させる対物レンズと、第1光ディスクの信号記録層から反射される第1の戻り光が照射される第1光検出器と、第2光ディスクに設けられている信号記録層から反射される第2の戻り光及び第3光ディスクに設けられている信号記録層から反射される第3の戻り光が照射される第2光検出器を備え、前記3波長レーザーダイオードから放射される全てのレーザー光を対物レンズ方向へ反射させるとともに対物レンズを通して第1戻り光、第2戻り光及び第3戻り光が入射される光学素子として裏面反射型ハーフミラーを使用し、該裏面反射型ハーフミラーによって第1戻り光を第1光検出器方向へ導くとともに第2戻り光及び第3戻り光を第2光検出器方向へ導くようにしたことを特徴とするものである。
また、本発明は、裏面反射型ハーフミラーに設けられている裏面によって第1戻り光を反射させて第1光検出器方向へ導き、第2戻り光及び第3戻り光を前記裏面を透過させて第2光検出器に導くようにしたことを特徴とするものである。
そして、本発明は、第3レーザー素子から放射される第3レーザー光の光軸を対物レンズの光軸と一致させたことを特徴とするものである。
また、本発明は、第2光検出器に第2戻り光を受光する第2戻り光用受光部と第3戻り
光を受光する第3戻り光用受光部を設け、第2戻り光用受光部と第3戻り光用受光部との間の距離と3波長レーザーダイオードに収納されている第2レーザー素子と第3レーザー素子との間の距離とを同一にしたことを特徴とするものである。
本発明の光ピックアップ装置は、3波長レーザーダイオードから放射される3つのレーザー光を1つの対物レンズによって規格の異なる光ディスクの信号記録層に集光させるとともに裏面反射型のハーフミラーを使用して光ディスクから反射される戻り光を2つの光検出器方向に分離して導くようにしたので、光軸合わせをするための光軸補正素子を削除することが出来る。従って、本発明の光ピックアップ装置は、構成が簡単になるだけでなく安価にて製造することが出来る。
本発明に係る光ピックアップ装置の実施例を示す概略図である。 本発明に係る光ピックアップ装置に組み込まれる3波長レーザーダイオードを説明するための図である。 異なる波長のレーザー光の対物レンズの光軸に対する傾きとコマ収差量との関係を示す特性図である。 本発明に係る光ピックアップ装置に組み込まれる光検出器の受光部を示す平面図である。 本発明に係る光ピックアップ装置に組み込まれる光検出器の受光部を示す平面図である。
3波長レーザーダイオードから放射される波長が異なる3つのレーザー光を1つの対物レンズの集光動作によって異なる3つの規格の光ディスクに設けられている信号記録層への集光動作を行うとともに2つの光検出器へ照射される3つの戻り光を裏面反射型ハーフミラーによって分離させるように構成されている。
図1において、1は例えば波長が405nmの青紫色光である第1レーザー光を放射する第1レーザー素子、波長が660nmの赤色光である第2レーザー光を放射する第2レーザー素子及び波長が785nmの赤外光である第3レーザー光を放射する第3レーザー素子が同一のケース内に収納されている3波長レーザーダイオード、2は前記3波長レーザーダイオード1から放射される第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光が入射される回折格子であり、第1レーザー光及び第3レーザー光を0次光であるメインビーム、+1次光及び−1次光である2つのサブビームに分離する回折格子部と入射されるレーザー光をS方向の直線偏光光に変換する1/2波長板とより構成されている。
3は前記回折格子2を透過した第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光が入射されるとともに該回折格子2を通して入射された全てのレーザー光を反射する表面3A及び第1レーザー光の光ディスクDからの反射光である第1戻り光のみを反射させる裏面3Bが形成されている裏面反射型ハーフミラーである。
4は前記裏面反射型ハーフミラー3の表面3Aにて反射された第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光が入射されるコリメートレンズであり、入射されるレーザー光を平行光に変換する作用を成すものである。5は前記コリメートレンズ4にて平行光に変換されたレーザー光が入射される位置に設けられている3波長対応の1/4波長板であり、入射されるレーザー光を直線偏光光から円偏光光に、また反対に円偏光光から直線偏光光に変換する作用を成すものである。
6は前記1/4波長板5を透過した第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光が入射される対物レンズであり、第1光ディスクD1使用時には該第1光ディスクD1に設けられている信号記録層に第1レーザー光を集光させるとともに第2光ディスクD2使用時には該第2光ディスクD2に設けられている信号記録層に第2レーザー光を集光させ、且つ第3光ディスクD3使用時には該第3光ディスクD3に設けられている信号記録層に第3レーザー光を集光させるように構成されている。
前述した対物レンズ6には各波長のレーザー光に対して作用する回折輪帯等が形成されているとともに各光ディスクに対応した開口数を設定するための開口数設定素子等が設けられている。
斯かる構成において、3波長レーザーダイオード1から放射された第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光は、回折格子2、裏面反射型ハーフミラー3、コリメートレンズ4及び1/4波長板5を介して対物レンズ6に入射された後、該対物レンズ6の集光動作によって第1光ディスクD1、第2光ディスクD2及び第3光ディスクD3に設けられている信号記録層に集光スポットとして照射されるが、各信号記録層に照射された第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光は各信号記録層にて第1戻り光、第2戻り光及び第3戻り光として反射されることになる。
前記第1光ディスクD1から反射される第1戻り光は、対物レンズ6、1/4波長板5及びコリメートレンズ4を介して裏面反射型ハーフミラー3に入射されるが、斯かる第1戻り光は、前記1/4波長板5による位相変更動作によってP方向の直線偏光光に変更されている。従って、斯かる第1戻り光は前記裏面反射型ハーフミラー3の表面3Aにて反射されることはなく、該表面3Aを透過することになる。このようにして裏面反射型ハーフミラー3に入射される第1戻り光は、該裏面反射型ハーフミラー3の表面3Aを透過するが、透過した後は裏面3Bにて図示したように反射され、その後表面3Aを透過して3波長レーザーダイオード1から放射されるレーザー光と平行になる方向へ出射されるように構成されている。
7は前記裏面反射型ハーフミラー3の表面3Aから出射された第1戻り光が入射される位置に設けられているアナモフィックレンズであり、前記裏面反射型ハーフミラー3にて生成される非点収差をフォーカスエラー信号の生成動作に適した大きさになるように拡大する作用を成すとともに該裏面反射型ハーフミラー3にて発生するAS収差やコマ収差を補正する作用を成すように構成されている。8は前記アナモフィックレンズ7にて集光された第1戻り光が照射される位置に設けられている第1光検出器であり、図4に示すようにメインビームM1が照射されるとともに4分割されたメインビーム用受光部8M、サブビームS1及びS2が照射されるとともに光ディスクのトラック方向に2分割されたサブビーム用受光部8A及び8Bが組み込まれている。
また、前記第2光ディスクD2から反射される第2戻り光及び第3光ディスクD3から反射される第3戻り光は、対物レンズ6、1/4波長板5及びコリメートレンズ4を介して裏面反射型ハーフミラー3に入射されるが、斯かる第2戻り光及び第3戻り光は、前記1/4波長板5による位相変更動作によってP方向の直線偏光光に変更されている。従って、斯かる第2戻り光及び第3戻り光は前記裏面反射型ハーフミラー3の表面3Aにて反射されることはなく、該表面3Aを透過することになる。このようにして裏面反射型ハーフミラー3に入射される第2戻り光及び第3戻り光は、該裏面反射型ハーフミラー3の表面3Aを透過した後裏面3Bに照射されるが、該第2戻り光及び第3戻り光は裏面3Bにて反射されることなく透過出射されるように構成されている。
9は前記裏面反射型ハーフミラー3の裏面3Bから出射された第2戻り光及び第3戻り光が入射される位置に設けられているAS板であり、前記裏面反射型ハーフミラー3にて生成される非点収差をフォーカスエラー信号の生成動作に適した大きさになるように拡大する作用を成すように構成されている。10は前記AS板9を透過した第2戻り光及び第3戻り光が照射される位置に設けられている第2光検出器であり、図5に示すように第2戻り光を受光する第2戻り光用受光部102及び第3戻り光を受光する第3戻り光用受光部103が設けられている。
前述したように第2光検出器10は第2戻り光用受光部102及び第3戻り光用受光部103が組み込まれているが、該第2戻り光用受光部102にはメインビームM2が照射されるとともに4分割されたメインビーム用受光部102Mが組み込まれ、第3戻り光用受光部103にはメインビームM3が照射されるとともに4分割されたメインビーム用受光部103M、サブビームS1及びS2が照射されるとともに光ディスクのトラック方向に2分割されたサブビーム用受光部103A及び103Bが組み込まれている。
以上に説明したように本発明の光ピックアップ装置は構成されているが、次に斯かる構成の光ピックアップ装置の動作について説明する。
第1光ディスクD1に記録されている信号を読み出すための動作が行われると、3波長レーザーダイオード1に組み込まれている第1レーザー素子に駆動信号が供給され、該第1レーザー素子より第1波長の第1レーザー光が放射される。第1レーザー素子より放射された第1レーザー光は回折格子2によってS方向の直線偏光光に変換されるとともにメインビームと2つのサブビームに分離されて出射されることになる。
前記回折格子2から出射された第1レーザー光は裏面反射型ハーフミラー3の表面3Aにて反射されてコリメートレンズ4に入射される。該コリメートレンズ4に入射された第1レーザー光は、平行光に変換された後に1/4波長板5に入射され、該1/4波長板5によって直線偏光光から円偏光光に変換される。前記1/4波長板5から出射された第1レーザー光は対物レンズ6に入射され、該対物レンズ6の集光動作によって第1光ディスクD1に設けられている信号記録層に所望のレーザースポットが生成される。
このようにして第1光ディスクD1に照射された第1レーザー光は、信号記録層から第1戻り光として反射されることになる。斯かる第1戻り光は対物レンズ6、1/4波長板5及びコリメートレンズ4を介して裏面反射型ハーフミラー3に入射される。このようにして裏面反射型ハーフミラー3に入射される第1戻り光は前述したように裏面反射型ハーフミラー3の裏面3Bにて反射された後アナモフィックレンズ7に入射されることになる。
アナモフィックレンズ7に入射された第1戻り光は第1光検出器8に照射されるが、第1戻り光を構成するメインビームM1及びサブビームS1、S2は図4に示すようにメインビーム用受光部8M、サブビーム用受光部8A、8B上に照射されることになる。従って、メインビーム用受光部8Mから得られる信号から非点収差法によるフォーカス制御動作を行うためのフォーカスエラー信号を得ることが出来るとともにメインビーム用受光部8M及びサブビーム用受光部8A、8Bから得られる信号から差動プッシュプル法によるトラッキング制御動作を行うトラッキングエラー信号を得ることが出来る。
このようにして得られるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を利用してフォーカス制御動作及びトラッキング制御動作を行うことが出来るので第1光ディスクD1に記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来るが、斯かる光ピックアップ装置における制御動作は周知であるのでその説明は省略する。
第1光ディスクD1に記録されている信号の読み出し動作を行う場合の動作は以上に説明したように行われるが、次に第2光ディスクD2に記録されている信号の読み出す場合の動作について説明する。
第2光ディスクD2に記録されている信号を読み出すための動作が行われると、3波長レーザーダイオード1に組み込まれている第2レーザー素子に駆動信号が供給され、該第2レーザー素子より第2波長の第2レーザー光が放射される。第2レーザー素子より放射された第2レーザー光は回折格子2によってS方向の直線偏光光に変換されるとともにメインビームが出射されることになる。
前記回折格子2から出射された第2レーザー光は裏面反射型ハーフミラー3の表面3Aにて反射されてコリメートレンズ4に入射される。該コリメートレンズ4に入射された第2レーザー光は、平行光に変換された後に1/4波長板5に入射され、該1/4波長板5によって直線偏光光から円偏光光に変換される。前記1/4波長板5から出射された第2レーザー光は対物レンズ6に入射され、該対物レンズ6の集光動作によって第2光ディスクD2に設けられている信号記録層に所望のレーザースポットが生成される。
このようにして第2光ディスクD2に照射された第2レーザー光は、信号記録層から第2戻り光として反射されることになる。斯かる第2戻り光は対物レンズ6、1/4波長板5及びコリメートレンズ4を介して裏面反射型ハーフミラー3に入射される。このようにして裏面反射型ハーフミラー3に入射される第2戻り光は前述したように裏面反射型ハーフミラー3の裏面3Bを透過した後AS板9に入射されることになる。
AS板9に入射された第2戻り光は第2光検出器10に照射されるが、メインビームM2は図5に示すように第2戻り光用受光部102を構成するインビーム用受光部102M上に照射されることになる。従って、メインビーム用受光部102Mから得られる信号から非点収差法によるフォーカス制御動作を行うためのフォーカスエラー信号を得ることが出来るとともに位相差法によるトラッキング制御動作を行うトラッキングエラー信号を得ることが出来る。
このようにして得られるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を利用してフォーカス制御動作及びトラッキング制御動作を行うことが出来るので第2光ディスクD2に記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来るが、斯かる光ピックアップ装置における制御動作は周知であるのでその説明は省略する。
第1光ディスクD1及び第2光ディスクD2に記録されている信号の読み出し動作を行う場合の動作は前述したように行われるが、次に第3光ディスクD3に記録されている信号の読み出し動作を行う場合の動作について説明する。
第3光ディスクD3に記録されている信号を読み出すための動作が行われると、3波長レーザーダイオード1に組み込まれている第3レーザー素子に駆動信号が供給され、該第3レーザー素子より第3波長の第3レーザー光が放射される。第3レーザー素子より放射された第3レーザー光は回折格子2によってS方向の直線偏光光に変換されるとともにメインビームと2つのサブビームに分離されて出射されることになる。
前記回折格子2から出射された第3レーザー光は裏面反射型ハーフミラー3の表面3Aにて反射されてコリメートレンズ4に入射される。該コリメートレンズ4に入射された第3レーザー光は、平行光に変換された後に1/4波長板5に入射され、該1/4波長板5によって直線偏光光から円偏光光に変換される。前記1/4波長板5から出射された第3
レーザー光は対物レンズ6に入射され、該対物レンズ6の集光動作によって第3光ディスクD3に設けられている信号記録層に所望のレーザースポットが生成される。
このようにして第3光ディスクD3に照射された第3レーザー光は、信号記録層から第3戻り光として反射されることになる。斯かる第3戻り光は対物レンズ6、1/4波長板5及びコリメートレンズ4を介して裏面反射型ハーフミラー3に入射される。このようにして裏面反射型ハーフミラー3に入射される第3戻り光は前述したように裏面反射型ハーフミラー3の裏面3Bを透過した後AS板9に入射されることになる。
AS板9に入射された第3戻り光は第2光検出器10に照射されるが、第3戻り光を構成するメインビームM3及びサブビームS1、S2は図5に示すようにメインビーム用受光部103M、サブビーム用受光部103A、103B上に照射されることになる。従って、メインビーム用受光部8Mから得られる信号から非点収差法によるフォーカス制御動作を行うためのフォーカスエラー信号を得ることが出来るとともにメインビーム用受光部103M及びサブビーム用受光部103A、103Bから得られる信号から差動プッシュプル法によるトラッキング制御動作を行うトラッキングエラー信号を得ることが出来る。
このようにして得られるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を利用してフォーカス制御動作及びトラッキング制御動作を行うことが出来るので第3光ディスクD3に記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来るが、斯かる光ピックアップ装置における制御動作は周知であるのでその説明は省略する。
以上に説明したように本発明の光ピックアップ装置における信号の読み出し動作は行われるが、次に3波長レーザーダイオード1の構成及び光ピックアップ装置の光学系との関係について説明する。
波長が405nmの第1レーザー光を放射する第1レーザー素子、波長が660nmの第2レーザー光を放射する第2レーザー素子及び波長が785nmの第3レーザー光を放射する第3レーザー素子を1つのケースに収納するように構成された3波長レーザーダイオードでは、第2レーザー素子と第3レーザー素子をモノリシック型のレーザーダイオードにて製造し第1レーザー素子はハイブリッド型のレーザーダイオードにて製造されることが一般的である。
斯かる構成の3波長レーザーダイオードでは、第2レーザー素子と第3レーザー素子とは近接して配置させることが出来るとともにその間の距離を正確にすることが出来るが、第1レーザー素子と第2レーザー素子または第3レーザー素子との間の距離を正確且つ短くすることが出来ないという特性がある。
また、図3は対物レンズにおける像高特性、即ち、第1レーザー光(aで示す)、第2レーザー光(bで示す)及び第3レーザー光(cで示す)の対物レンズに対する入射角度とコマ収差との関係を示すものであり、斯かる図より明らかなように第3レーザー光の特性が悪いことが分かる。
従って、本発明では、第1レーザー素子1a、第2レーザー素子1b及び第3レーザー素子1cを図2に示すように配置させるとともに第3レーザー素子1cの光軸を対物レンズ6の光軸Xと一致するように配置させている。
図2に示すL1は第2レーザー素子1bと第3レーザー素子1cとの間の距離、L2は第3レーザー素子1cと第1レーザー素子1aとの間の距離であり、前述したモノリシック型とハイブリッド型の特性相違から一般的にはL1<L2の関係になる。
第2レーザー素子1bと第3レーザー素子1cとの間に存在する距離は、光学系の倍率を1とした場合には第2戻り光と第3戻り光の光軸間距離は前述したL1になる。従って、図5に示す第2戻り光用受光部102を構成するメインビーム用受光部102Mと第3戻り光用受光部103を構成するメインビーム用受光部103Mとの間の距離をL3としたとき、L1=L3になるように第2光検出器10に組み込まれる第2戻り光用受光部102と第3戻り光用受光部103とを構成すれば光軸補正素子を設ける必要もなく第2光検出器10を第2レーザー光用の光検出器と第3レーザー光用の光検出器として兼用することが出来る。
本発明は、Blu−ray規格の光ディスク、DVD規格の光ディスク及びCD規格の光ディスクに記録されている信号を読み出すための光ピックアップ装置だけでなく、その他の異なる規格の光ピックアップ装置にも応用することが出来る。
1 3波長レーザーダイオード
2 回折格子
3 裏面反射型ハーフミラー
4 コリメートレンズ
6 対物レンズ
7 アナモフィックレンズ
8 第1光検出器
9 AS板
10 第2光検出器

Claims (4)

  1. 第1光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う第1波長の第1レーザー光を放射する第1レーザー素子、前記第1光ディスクと規格が異なる第2光ディスクD2に記録されている信号の読み出し動作を行うとともに前記第1波長より長い第2波長の第2レーザー光を放射する第2レーザー素子及び前記第1光ディスク、第2光ディスクと規格が異なる第3光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うとともに第2波長より長い第3波長の第3レーザー光を放射する第3レーザー素子が同一のケース内に収納されている3波長レーザーダイオードと、該3波長レーザーダイオードから放射される第1、第2及び第3のレーザー光が同一の光路を通して入射されるとともに各レーザー光を各光ディスクに設けられている信号記録層に集光させる対物レンズと、第1光ディスクの信号記録層から反射される第1戻り光が照射される第1光検出器と、第2光ディスクに設けられている信号記録層から反射される第2戻り光及び第3光ディスクに設けられている信号記録層から反射される第3戻り光が照射される第2光検出器を備えた光ピックアップ装置であり、前記3波長レーザーダイオードから放射される全てのレーザー光を対物レンズ方向へ反射させるとともに対物レンズを通して第1戻り光、第2戻り光及び第3戻り光が入射される光学素子として裏面反射型ハーフミラーを使用し、該裏面反射型ハーフミラーによって第1戻り光を第1光検出器方向へ導くとともに第2戻り光及び第3戻り光を第2光検出器方向へ導くようにしたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 裏面反射型ハーフミラーに設けられている裏面によって第1戻り光を反射させて第1光検出器方向へ導き、第2戻り光及び第3戻り光を前記裏面を透過させて第2光検出器に導くようにしたことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 第3レーザー素子から放射される第3レーザー光の光軸を対物レンズの光軸と一致させたことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  4. 第2光検出器に第2戻り光を受光する第2戻り光用受光部と第3戻り光を受光する第3戻り光用受光部を設け、第2戻り光用受光部と第3戻り光用受光部との間の距離と3波長レーザーダイオードに収納されている第2レーザー素子と第3レーザー素子との間の距離とを同一にしたことを特徴とする請求項3に記載の光ピックアップ装置。
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