JP2013143158A - 光ピックアップ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 3つの波長が異なるレーザー光を放射するレーザーダイオードと1つの対物レンズとによって異なる規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】 第1開口数、該第1開口数より小さい第2開口数及び該第2開口数より小さい第3開口数の対物レンズ7にて信号の読み取り動作を行う光ピックアップ装置であり、コリメートレンズ5にて平行光に変換されたレーザー光が入射されるとともに対物レンズ7に照射されるレーザー光の開口数を設定する開口数設定部材10とより成り、前記開口数設定部材10にて設定される開口数を前記第1開口数よりも小さくしたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 第1開口数、該第1開口数より小さい第2開口数及び該第2開口数より小さい第3開口数の対物レンズ7にて信号の読み取り動作を行う光ピックアップ装置であり、コリメートレンズ5にて平行光に変換されたレーザー光が入射されるとともに対物レンズ7に照射されるレーザー光の開口数を設定する開口数設定部材10とより成り、前記開口数設定部材10にて設定される開口数を前記第1開口数よりも小さくしたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、光ディスクに記録されている信号の読み出し動作をレーザー光によって行う光ピックアップ装置に関する。
光ピックアップ装置から照射されるレーザー光を光ディスクの信号記録層に照射することによって信号の読み出し動作を行うことが出来る光ディスク装置が普及している。
光ディスク装置としては、CDやDVDと呼ばれる光ディスクを使用するものが一般に普及しているが、最近では記録密度を向上させた光ディスク、即ちBlu−ray規格の光ディスクを使用するものが開発されている。
CD規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うレーザー光としては、波長が785nmである赤外光が使用され、DVD規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作行うレーザー光としては、波長が655nmの赤色光が使用されている。
また、CD規格の光ディスクにおける信号記録層と光ディスクの表面との間に設けられている透明な保護層の厚さは1.2mmであり、この信号記録層から信号の読み出し動作を行うために使用される対物レンズの開口数は、0.47と設定されている。そして、DVD規格の光ディスクにおける信号記録層と光ディスクの表面との間に設けられている透明な保護層の厚さは0.6mmであり、この信号記録層から信号の読み出し動作を行うために使用される対物レンズの開口数は、0.6と設定されている。
斯かるCD規格及びDVD規格の光ディスクに対して、Blu−ray規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うレーザー光としては、波長が短いレーザー光、例えば波長が405nmの青紫色光が使用されている。
Blu−ray規格の光ディスクにおける信号記録層の上面に設けられている保護層の厚さは、0.1mmであり、この信号記録層から信号の読み出し動作を行うために使用される対物レンズの開口数は、0.85と設定されている。
Blu−ray規格の光ディスクに設けられている信号記録層に記録されている信号の読み出し動作を行うためにレーザー光を集光させることによって生成されるレーザースポットの径を小さくする必要がある。所望のレーザースポット形状を得るために使用される対物レンズは、開口数が大きくなるだけでなく焦点距離が短くなるので、対物レンズの曲率半径が小さくなるという特徴がある。
前述したCD規格、DVD規格及びBlu−ray規格の全ての光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来る光ディスク装置が製品化されているが、斯かる光ディスク装置に組み込まれる光ピックアップ装置には、前述した各規格に対応した波長のレーザー光を放射するレーザーダイオードや該レーザーダイオードから放射されるレーザー光を各光ディスクに設けられている信号記録層に集光させる対物レンズが組み込まれている。
前述した異なる全ての規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来る光ピックアップ装置には、CD規格及びDVD規格の光ディスクに対するレー
ザー光の集光動作を行う対物レンズとBlu−ray規格の光ディスクに対するレーザー光の集光動作を行う対物レンズの2つの対物レンズが組み込まれている。
ザー光の集光動作を行う対物レンズとBlu−ray規格の光ディスクに対するレーザー光の集光動作を行う対物レンズの2つの対物レンズが組み込まれている。
斯かる2つの対物レンズが組み込まれた光ピックアップ装置は、光学系の構成が複雑になるという問題があるだけでなく光ピックアップ装置の形状が大きくなるという問題がある。斯かる問題を解決する方法として1つの対物レンズにて全ての規格の光ディスクに対するレーザー光の集光動作を行うようにした技術が開発されている。(特許文献1参照。)
そして、光ピックアップ装置では、光ディスクのレーザー光の入射面であるディスク面と信号記録層との間にある保護層の厚みに起因して球面収差が発生し、信号の読み出し動作や記録動作が正常に行えないという問題があり、斯かる問題を解決する方法としてレーザーダイオードと対物レンズとの間に設けられているコリメートレンズを光軸方向へ移動させて球面収差を補正する方法が多く採用されている。(特許文献2参照。)
そして、光ピックアップ装置では、光ディスクのレーザー光の入射面であるディスク面と信号記録層との間にある保護層の厚みに起因して球面収差が発生し、信号の読み出し動作や記録動作が正常に行えないという問題があり、斯かる問題を解決する方法としてレーザーダイオードと対物レンズとの間に設けられているコリメートレンズを光軸方向へ移動させて球面収差を補正する方法が多く採用されている。(特許文献2参照。)
第1、第2及び第3の波長が異なるレーザー光を放射するレーザーチップが同一の筐体内に組み込まれているレーザーダイオード及び該レーザーダイオードから放射される第1、第2及び第3レーザー光が入射されるとともに各レーザー光を異なる規格の光ディスクに設けられている信号記録層に集光させる対物レンズを備えた従来の光ピックアップ装置について図2を参照にして説明する。
図2において、1は波長が405nmの青紫色光である第1レーザー光を放射する第1レーザーチップ、波長が655nmの赤色光である第2レーザー光を放射する第2レーザーチップ及び波長が785nmの赤外色光である第3レーザー光を放射する第3レーザーチップが同一の筐体内に組み込まれているレーザーダイオードであり、光ディスクの種類に応じた波長のレーザー光を放射するレーザーチップに駆動信号が供給されるように構成されている。
2は前記レーザーダイオード1から放射される第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光が入射される回折格子であり、各レーザー光を0次光であるメインビーム、+1次光及び−1次光である2つのサブビームに分離する作用を成すものである。
3は前記回折格子2を透過したレーザー光が入射されるハーフミラーであり、前記レーザーダイオード1から放射されるS偏光光を透過させるとともにP偏光光を反射させるように構成されている。
4は前記ハーフミラー3を透過したレーザー光が入射される位置に設けられている1/4波長板であり、入射されるレーザー光を直線偏光光から円偏光光に、また反対に円偏光光から直線偏光光に変換する作用を成すものである。5は前記1/4波長板4を透過したレーザー光が入射されるとともに入射されるレーザー光を平行光に変換するコリメートレンズであり、収差補正用モーター6によって光軸方向へ変位せしめられるように構成されている。前記コリメートレンズ5の光軸方向への変位動作によって光ディスクの保護層の厚さに基づいて生じる球面収差を補正するように構成されている。
7は前記コリメートレンズ5を透過したレーザー光が入射される位置に設けられている
対物レンズであり、後述する光ディスクDに設けられている信号記録層にレーザー光を集光させる作用を成すものである。
対物レンズであり、後述する光ディスクDに設けられている信号記録層にレーザー光を集光させる作用を成すものである。
L1は光ディスクの表面から信号記録層までの距離が短い第1光ディスクD1(Blu
−ray規格)における信号記録層、L2は光ディスクの表面から信号記録層までの距離
が第1光ディスクD1より長い第2光ディスクD2(DVD規格)における信号記録層、L3は光ディスクの表面から信号記録層までの距離が第2光ディスクD2より長い第3光ディスクD3(CD規格)における信号記録層の位置を示すものである。
−ray規格)における信号記録層、L2は光ディスクの表面から信号記録層までの距離
が第1光ディスクD1より長い第2光ディスクD2(DVD規格)における信号記録層、L3は光ディスクの表面から信号記録層までの距離が第2光ディスクD2より長い第3光ディスクD3(CD規格)における信号記録層の位置を示すものである。
斯かる構成において、レーザーダイオード1から放射された第1レーザー光は、回折格子2、ハーフミラー3、1/4波長板4及びコリメートレンズ5を介して対物レンズ7に入射された後、該対物レンズ7の集光動作によって第1光ディスクD1に設けられている信号記録層L1に集光スポットとして照射されるが、前記信号記録層L1に照射された第1レーザー光は該信号記録層L1にて戻り光として反射されることになる。
また、レーザーダイオード1から放射された第2レーザー光は、前述した第1レーザー光と同様に回折格子2、ハーフミラー3、1/4波長板4及びコリメートレンズ5を介して対物レンズ7に入射された後、該対物レンズ7の集光動作によって第2光ディスクD2に設けられている信号記録層L2に集光スポットとして照射されるが、前記信号記録層L2に照射された第2レーザー光は該信号記録層L2にて戻り光として反射されることになる。
そして、レーザーダイオード1から放射された第3レーザー光は、前述した第1レーザー光及び第2レーザー光と同様に回折格子2、ハーフミラー3、1/4波長板4及びコリメートレンズ5を介して対物レンズ7に入射された後、該対物レンズ7の集光動作によって第3光ディスクD3に設けられている信号記録層L3に集光スポットとして照射されるが、前記信号記録層L3に照射された第3レーザー光は該信号記録層L3にて戻り光として反射されることになる。
各光ディスクD1、D2、D3に設けられている信号記録層L1、L2、L3から反射された戻り光は、対物レンズ7、コリメートレンズ5及び1/4波長板4を通してハーフミラー3に入射される。このようにしてハーフミラー3に入射される戻り光は、前記1/4波長板4による位相変更動作によってP方向の直線偏光光に変更されている。従って、斯かる第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光の戻り光は前記ハーフミラー3を透過することはなく制御用レーザー光として反射されることになる。
8は前記ハーフミラー3にて反射された制御用レーザー光が入射されるセンサーレンズであり、PDICと呼ばれる光検出器9に設けられている受光部に対して制御用レーザー光に非点収差を付加させて照射する作用を成すものである。前記光検出器9には、周知の4分割センサー等が設けられており、メインビームの照射動作によって光ディスクDの信号記録層に記録されている信号の読み取り動作に伴う信号生成動作及び非点収差法によるフォーカシング制御動作を行うためのフォーカスエラー信号生成動作、そして2つのサブビームの照射動作によってトラッキング制御動作を行うためのトラッキングエラー信号生成動作を行うように構成されている。斯かる各種の信号生成のための制御動作は、周知であるので、その説明は省略する。
斯かる構成の光ピックアップ装置において、使用される光ディスクの規格に対応したレーザーチップに対して駆動信号が供給されることによってレーザーダイオード1から第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光が放射される。前記レーザーダイオード1から放射される第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光は、回折格子2、
ハーフミラー3、1/4波長板4及びコリメートレンズ5を介して対物レンズ7に入射され、該対物レンズ7の集光動作によって第1光ディスクD1の信号記録層L1、第2光ディスクD2の信号記録層L2及び第3光ディスクD3の信号記録層L3に集光されることになる。
ハーフミラー3、1/4波長板4及びコリメートレンズ5を介して対物レンズ7に入射され、該対物レンズ7の集光動作によって第1光ディスクD1の信号記録層L1、第2光ディスクD2の信号記録層L2及び第3光ディスクD3の信号記録層L3に集光されることになる。
前記第1光ディスクD1の信号記録層L1、第2光ディスクD2の信号記録層L2及び第3光ディスクD3の信号記録層L3に集光された第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光は、各信号記録層にて反射された後、対物レンズ7、コリメートレンズ5、1/4波長板4、ハーフミラー3及びセンサーレンズ8を介して光検出器9に照射されることになる。その結果、周知のように光検出器9に組み込まれている各センサーから得られる信号からフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を生成し、斯かるエラー信号利用することによってフォーカシング制御動作及びトラッキング制御動作が行われる。斯かる光ピックアップ装置における制御動作が行われる結果、第1光ディスクD1、第2光ディスクD2及び第3光ディスクD3に記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来る。
以上に説明したように光ピックアップ装置は構成されているが、斯かる構成において、対物レンズ7には第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光を効率良く利用するための回折輪帯と呼ばれる回折格子が形成されている。そして、斯かる回折輪帯は使用する光ディスクの規格に合わせて開口数も設定されている。即ち、図2に示した従来例の場合には、第1光ディスクD1の開口数は、0.85、第2光ディスクD2の開口数は0.6、そして第3光ディスクD3の開口数は0.47になるように設定されている。
また、光ディスクの表面と信号記録層との間にある保護層の厚さに起因して発生する球面収差を補正するためにコリメートレンズ5を光軸方向へ変位させるように構成されているが、斯かるコリメートレンズ5の変位動作は収差補正用モーター6の回転駆動力を利用して行われる。斯かる収差補正用モーター6によるコリメートレンズ5の変位動作は、コリメートレンズ5を支持するべく設けられているレンズホルダーをリードスクリューと呼ばれる送り部材6Aを回転駆動することによって行うように構成されている。
リードスクリューを収差補正用モーター6によって回転駆動することによってコリメートレンズ5の変位動作は行われるが、斯かる構成では、部品の増加に伴って構造が複雑になるだけでなく製造価格が高くなるという問題がある。
本発明は、斯かる問題を解決することが出来る光ピックアップ装置を提供しようとするものである。
本発明は、波長が短い第1レーザー光を第1開口数の対物レンズにて信号記録層に集光させることによって信号の読み取り動作を行うように規格された第1光ディスク、波長が前記第1レーザー光より長い第2レーザー光を前記第1開口数より小さい第2開口数の対物レンズにて信号記録層に集光させることによって信号の読み取り動作を行うように規格された第2光ディスク及び波長が前記第2レーザー光より長い第3レーザー光を前記第2開口数より小さい第3開口数の対物レンズにて信号記録層に集光させることによって信号の読み取り動作を行うように規格された第3光ディスクの各信号記録層に各レーザー光を集光させる兼用の対物レンズを備えた光ピックアップ装置において、第1レーザー光を生成放射する第1レーザーチップ、第2レーザー光を生成放射する第2レーザーチップ及び第3レーザー光を生成放射する第3レーザーチップが同一の筐体内に設けられているレーザーダイオードと、該レーザーダイオードから放射される第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光が入射されるとともに入射されるレーザー光を平行光に変換した後
前記対物レンズに導くコリメートレンズと、該コリメートレンズにて平行光に変換されたレーザー光が入射されるとともに対物レンズに照射されるレーザー光の開口数を設定する開口数設定部材とを設け、第1光ディスクの信号記録層に記録されている信号の読み出し動作を行うとき、前記開口数設定部材にて設定される開口数を前記第1開口数よりも小さくしたことを特徴とするものである。
前記対物レンズに導くコリメートレンズと、該コリメートレンズにて平行光に変換されたレーザー光が入射されるとともに対物レンズに照射されるレーザー光の開口数を設定する開口数設定部材とを設け、第1光ディスクの信号記録層に記録されている信号の読み出し動作を行うとき、前記開口数設定部材にて設定される開口数を前記第1開口数よりも小さくしたことを特徴とするものである。
また、本発明は、各レーザー光を各光ディスクの信号記録層に選択的に集光させる回折輪帯を対物レンズに形成したことを特徴とするものである。
そして、本発明は、各レーザー光を選択的に平行光に変換する回折輪帯をコリメートレンズに形成したことを特徴とするものである。
また、本発明は、回折輪帯にて各レーザー光に対するコリメートレンズの焦点距離が略等しくなるようにしたことを特徴とするものである。
そして、本発明は、第1レーザーチップの発光点の位置を第2レーザーチップ及び第3レーザーチップの発光点の位置より光軸方向へずらしたことを特徴とするものである。
本発明の光ピックアップ装置は、波長が短い第1レーザー光を第1開口数の対物レンズにて信号記録層に集光させることによって信号の読み取り動作を行うように規格された第1光ディスク、波長が前記第1レーザー光より長い第2レーザー光を前記第1開口数より小さい第2開口数の対物レンズにて信号記録層に集光させることによって信号の読み取り動作を行うように規格された第2光ディスク及び波長が前記第2レーザー光より長い第3レーザー光を前記第2開口数より小さい第3開口数の対物レンズにて信号記録層に集光させることによって信号の読み取り動作を行うように規格された第3光ディスクの各信号記録層に各レーザー光を集光させる兼用の対物レンズと、第1レーザー光を生成放射する第1レーザーチップ、第2レーザー光を生成放射する第2レーザーチップ及び第3レーザー光を生成放射する第3レーザーチップが同一の筐体内に設けられているレーザーダイオードと、該レーザーダイオードから放射される第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光が入射されるとともに入射されるレーザー光を平行光に変換した後前記対物レンズに導くコリメートレンズと、該コリメートレンズにて平行光に変換されたレーザー光が入射されるとともに対物レンズに照射されるレーザー光の開口数を設定する開口数設定部材とを設け、第1光ディスクの信号記録層に記録されている信号の読み出し動作を行うとき、前記開口数設定部材にて設定される開口数を前記第1開口数よりも小さくしたことを特徴とするものであり、対物レンズの開口数を小さくすることによって焦点深度の幅を広げるようにしたので、コリメートレンズの変位動作を行うことなく信号記録層への集光動作を行うことが出来る。
従って、本発明によればコリメートレンズを変位させる駆動機構が不要になるので、部品点数の減少により構成が簡潔になるとともに製造価格を下げることが出来るだけでなく性能の安定性や信頼性を向上させることが出来る。
1つのレーザーダイオードから放射される波長が異なる3つのレーザー光を平行光に変換するコリメートレンズを通して1つの対物レンズに導き、該対物レンズの集光動作によ
って異なる規格の光ディスクに設けられている信号記録層に集光させるように構成された光ピックアップ装置において、コリメートレンズの変位動作をすることなく全ての光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来る装置を提供する。
って異なる規格の光ディスクに設けられている信号記録層に集光させるように構成された光ピックアップ装置において、コリメートレンズの変位動作をすることなく全ての光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来る装置を提供する。
図1は図2に示す従来例と同様に第1光ディスクD1としてBlu−ray規格の光ディスク、第2光ディスクD2としてDVD規格の光ディスク、第3光ディスクとしてCD規格の光ディスクを使用する場合の実施例であり、従来例と同一の部材には同一の符号を付している。
同図において、10はコリメートレンズ5と対物レンズ7との間に設けられている開口数設定部材であり、例えば第1光ディスクD1の規格である開口数0.85より小さい0.75に設定されている。前記開口数設定部材10によって対物レンズ7の開口数を小さくすると焦点深度の幅を広げることが出来るので、前記コリメートレンズ5を変位させることなく第1光ディスクD1の信号記録層L1に読み出し動作を行うために必要なレーザースポットを生成させることが出来る。
また、前記コリメートレンズ5に回折輪帯5Aを形成し、該コリメートレンズ5の第1レーザー光に対する焦点距離をfB、第2レーザー光に対する焦点距離をfDそして第3レーザー光に対する焦点距離をfCとしたとき、fB≒fD≒fCになるように構成されている。コリメートレンズ5の各レーザー光に対する焦点距離を略等しくすることによってコリメートレンズ5に入射される各レーザー光を平行光に変換することが出来る。
また、レーザーダイオード1に第1レーザー光を生成放射する第1レーザーチップ、第2レーザー光を生成放射する第2レーザーチップ及び第3レーザー光を生成放射する第3レーザーチップが組み込まれているが、第2レーザーチップと第3レーザーチップとは半導体のモノシリック技術によって同一の基板上に載置形成され、第1レーザーチップは別の基板上に載置されている。即ち、第1レーザーチップと第2レーザーチップ及び第3レーザーチップとは、ハイブリッド構成にて1つの筐体内に組み込まれて1つのレーザーダイオード1を構成している。
斯かる構成のレーザーダイオード1はハイブリッド型のレーザーダイオードと一般に呼ばれており、第1レーザーチップのレーザー発光点の位置と第2レーザーチップ及び第3レーザーチップのレーザー発光点の位置とを光軸方向へずらすことが出来る。このように第1レーザーチップの発光点の位置と第2レーザーチップ及び第3レーザーチップの発光点の位置を光軸方向へずらすことによって光検出器9に照射されるレーザー光のデフォーカスの範囲が±10%以内になるように設定されている。斯かる範囲に入るようにデフォーカスの範囲を設定することによってコリメートレンズ5が固定されていても光ピックアップ装置の信号読み出し動作を行うために必要な制御信号を得ることが出来るので、規格の異なる光ディスクD1、D2、D3に記録されている信号の読み出し動作を支障なく行うことが出来る。
本発明は、Blu−ray規格の光ディスク、DVD規格の光ディスク及びCD規格の光ディスクに記録されている信号を読み出すための光ピックアップ装置だけでなく、その他の異なる規格の光ピックアップ装置にも応用することが出来る。また、コリメートレンズに回折輪帯を形成したが他の構成の回折格子にて同様の動作を行うことも出来る。
1 レーザーダイオード
3 ハーフミラー
4 1/4波長板
5 コリメートレンズ
7 対物レンズ
9 光検出器
10 開口数設定部材
D 光ディスク
3 ハーフミラー
4 1/4波長板
5 コリメートレンズ
7 対物レンズ
9 光検出器
10 開口数設定部材
D 光ディスク
Claims (5)
- 波長が短い第1レーザー光を第1開口数の対物レンズにて信号記録層に集光させることによって信号の読み取り動作を行うように規格された第1光ディスク、波長が前記第1レーザー光より長い第2レーザー光を前記第1開口数より小さい第2開口数の対物レンズにて信号記録層に集光させることによって信号の読み取り動作を行うように規格された第2光ディスク及び波長が前記第2レーザー光より長い第3レーザー光を前記第2開口数より小さい第3開口数の対物レンズにて信号記録層に集光させることによって信号の読み取り動作を行うように規格された第3光ディスクの各信号記録層に各レーザー光を集光させる兼用の対物レンズを備えた光ピックアップ装置であり、第1レーザー光を生成放射する第1レーザーチップ、第2レーザー光を生成放射する第2レーザーチップ及び第3レーザー光を生成放射する第3レーザーチップが同一の筐体内に設けられているレーザーダイオードと、該レーザーダイオードから放射される第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光が入射されるとともに入射されるレーザー光を平行光に変換した後前記対物レンズに導くコリメートレンズと、該コリメートレンズにて平行光に変換されたレーザー光が入射されるとともに対物レンズに照射されるレーザー光の開口数を設定する開口数設定部材とより成り、第1光ディスクの信号記録層に記録されている信号の読み出し動作を行うとき、前記開口数設定部材にて設定される開口数を前記第1開口数よりも小さくしたことを特徴とする光ピックアップ装置。
- 各レーザー光を各光ディスクの信号記録層に選択的に集光させる回折輪帯を対物レンズに形成したことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
- 各レーザー光を選択的に平行光に変換する回折輪帯をコリメートレンズに形成したことを特徴とする請求項2に記載の光ピックアップ装置。
- 回折輪帯にて各レーザー光に対するコリメートレンズの焦点距離が略等しくなるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の光ピックアップ装置。
- 第1レーザーチップの発光点の位置を第2レーザーチップ及び第3レーザーチップの発光点の位置より光軸方向へずらしたことを特徴とする請求項4に記載の光ピックアップ装置。
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