JP2009080882A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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良一 川崎
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Abstract

【課題】 光ディスクに設けられている信号記録層に記録されている信号の再生動作を行うことが出来る薄型の光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】 レーザーダイオード12から放射されたレーザー光を反射面19Aが凹面にて構成された反射ミラー19に対して発散光として入射させるとともに該反射面19Aにて対物レンズ20方向へ反射されるレーザー光を該対物レンズ20による集光動作にて光ディスクDの信号記録面に集光させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスクに記録されている信号の読み出し動作や光ディスクに信号の記録動作を行う光ピックアップ装置に関する。
光ピックアップ装置から照射されるレーザー光を光ディスクの信号記録層に照射することによって信号の読み出し動作や信号の記録動作を行うことが出来る光ディスク装置が普及している。
図3は光ディスク装置に使用されている一般的な光ピックアップ装置を示す概略図である。同図において、1は例えば波長が650nmの赤色光であるレーザー光を放射するレーザーダイオード、2は前記レーザーダイオード1から放射されるレーザー光が入射される回折格子であり、レーザー光を0次光、+1次光及び−1次光に分離する回折格子部2aと入射されるレーザー光をS方向の直線偏光光に変換する1/2波長板2bとより構成されている。
3は前記回折格子2を透過したレーザー光が入射される偏光ビームスプリッタであり、S偏光されたレーザー光を反射し、P方向に偏光されたレーザー光を透過させる制御膜3aが設けられている。4は前記レーザーダイオード1から放射されたレーザー光の中の前記偏光ビームスプリッタ3に設けられている制御膜3aを透過したレーザー光が照射される位置に設けられているモニター用光検出器であり、その検出出力は前記レーザーダイオード1から放射されるレーザー光の出力を制御するために使用される。
5は前記偏光ビームスプリッタ3の制御膜3aにて反射されたレーザー光が入射される位置に設けられている1/4波長板であり、入射されるレーザー光を直線偏光光から円偏光光に変換する作用を成すものである。6は前記1/4波長板5を透過した発散光であるレーザー光が入射されるコリメートレンズであり、入射されたレーザー光を平行光にする作用を成すとともに光ディスクDの保護層による球面収差を補正するために設けられている。
7は前記コリメートレンズ6にて平行光に変換されたレーザー光が入射されるとともに該レーザー光を光ディスクDの信号面方向へ反射させる反射ミラーであり、後述するように光ディスクDの信号記録層から反射された戻り光が入射されるとともに該戻り光を前記偏光ビームスプリッタ3の方向へ反射させる作用を成すように設けられている。
8は前記偏光ビームスプリッタ3に設けられている制御膜3aを透過した戻り光が入射されるセンサーレンズであり、シリンドリカル面、平面、凹曲面または凸曲面等が入射面側及び出射面側に形成されている。斯かるセンサーレンズ8は戻り光に非点収差を発生させることによってフォーカス制御動作に使用されるフォーカスエラー信号を生成させるために設けられている。
9は前記センサーレンズ8を通過した戻り光が集光されて照射される位置に設けられている光検出器であり、フォトダイオードが配列された4分割センサー等にて構成されている。斯かる光検出器9の構成及び非点収差法によるフォーカスエラー信号の生成動作等は周知であり、その説明は省略する。
10は前記反射ミラー7にて反射されたレーザー光が入射されるとともに入射されたレ
ーザー光を光ディスクDに設けられている信号記録層に集光させる対物レンズであり、該対物レンズ10は、例えば4本の支持ワイヤーによって光ディスクDの信号面に対して垂直方向、即ちフォーカス方向への変位動作及び光ディスクの径方向、即ちトラッキング方向への変位動作を可能に設けられているレンズホルダーに固定されている。斯かるレンズホルダーの支持機構等の構成は周知であり、その説明は省略する。
斯かる構成の光ピックアップ装置を使用して光ディスクDに記録されている信号の再生動作を行う場合には、レーザーダイオード1に駆動電流が供給され、該レーザーダイオード1から波長が650nmのレーザー光が放射される。前記レーザーダイオード1から放射されたレーザー光は、回折格子2に入射され、該回折格子2を構成する回折格子部2aによって0次光、+1次光及び−1次光に分離されるとともに1/2波長板2bによってS方向の直線偏光光に変換される。前記回折格子2を透過したレーザー光は、偏光ビームスプリッタ3に入射され、該偏光ビームスプリッタ3に設けられている制御膜3aにて反射されるとともに一部のレーザー光は該制御膜3aを透過してモニター用光検出器4に照射される。
前記制御膜3aにて反射されたレーザー光は、1/4波長板5を通してコリメートレンズ6に入射され該コリメートレンズ6の働きによって平行光に変換される。前記コリメートレンズ6によって平行光に変換されたレーザー光は、反射ミラー7にて反射された後対物レンズ10に入射される。前記対物レンズ10に入射されたレーザー光は該対物レンズ10の集光動作によって光ディスクDの信号記録層にスポットとして照射されることになる。このようにして、レーザーダイオード1から放射されるレーザー光は、光ディスクDの信号記録層に所望のスポットとして照射されるが、この場合における対物レンズ10の開口数は0.6になるように設定されている。
また、前述した対物レンズ10によるレーザー光の集光動作が行われるとき、信号記録層と光ディスクDの信号入射面との間にある保護層の厚みの相違によって球面収差が発生するが、本実施例に示したコリメートレンズ6を光路方向へ変位させることによってこの球面収差が最も少なくなるように調整することが出来る。斯かる調整動作は一般的に行われており、その説明は省略する。
前述した動作によってレーザー光の光ディスクDに設けられている信号記録層への照射動作が行われるが、斯かる照射動作が行われるとき、該信号記録層から反射される戻り光が対物レンズ10に対して光ディスクD側から入射される。前記対物レンズ10に入射された戻り光は、反射ミラー7、コリメートレンズ6及び1/4波長板5を通して偏光ビームスプリッタ3に入射される。前記偏光ビームスプリッタ3に入射される戻り光は、前記1/4波長板5によってP方向の直線偏光光に変換されているので、該偏光ビームスプリッタ3に設けられている制御膜3aを透過することになる。
前記制御膜3aを透過したレーザー光の戻り光は、センサーレンズ8に入射され、該センサーレンズ8の働きによって非点収差が発生せしめられる。前記センサーレンズ8によって非点収差が発生せしめられた戻り光は、該センサーレンズ8の集光動作によって光検出器9に設けられている4分割センサー等のセンサー部に照射される。このようにして戻り光が光検出器9に照射される結果、該光検出器9に組み込まれているセンサー部に照射されるスポット形状の変化を利用して周知のようにフォーカスエラー信号の生成動作が行われる。斯かるフォーカスエラー信号を利用して対物レンズ10を光ディスクDの信号面方向へ変位させることによってフォーカス制御動作を行うことが出来る。
また、本実施例では説明しないが、回折格子2によって生成される+1次光と−1次光を利用した周知のトラッキング制御動作を行うことが出来るように構成されており、斯かる
トラッキング制御動作によって対物レンズ10をトラッキング方向へ変位させることによって光ディスクDに記録されている信号の読み取り動作を行うことが出来る。
前述したように光ディスクDに記録されている信号の読み取り動作は行われるが、斯かる読み取り動作が行われているとき、モニター用光検出器4にレーザー光の一部が照射されているので、該モニター用光検出器4から得られるモニター信号のレベル変化を利用してレーザーダイオード1に供給される駆動電流値を制御することが出来る。
レーザーダイオード1に供給される駆動電流値を制御することによってレーザー光の出力を制御することが出来るので、光ディスクDに記録されている信号の再生動作だけでなく該光ディスクDに信号を記録する場合に要求されるレーザー出力の調整動作も行うことが出来る。
一般的な光ピックアップ装置は、図3に示したように構成されており、同図より明らかなようにコリメートレンズ6にて平行光に変換されたレーザー光は、反射ミラー7によって対物レンズ10の方向に反射され、その反射方向は平行光に対して直角になるように構成されている。
そして、対物レンズ10の光軸は、光ディスクDの信号面に対して垂直になるように配置されるとともにコリメートレンズ6にて平行光に変換されたレーザー光は、前記対物レンズ10の光軸に対して直角になるように構成されている。その結果、反射ミラー7の基台11に対する取り付け角度は、図示したように45度になるように構成されている。
尚、図3において、偏向ビームスプリッタ3及びコリメートレンズ6等の光学素子の寸法や配置は、説明のために実際とは異なるように描いている。即ち、実際の光ピックアップ装置では、全ての光学素子は、基台11と光ディスクDとの間の空間部に配置されるように構成されている。
光ピックアップ装置の厚さ、即ち基台11とディスクDとの間の距離は、反射ミラー7の高さ、該反射ミラー7と対物レンズ10との間の距離、対物レンズ10の厚さ及び対物レンズ10と光ディスクDとの間の距離によって決定される。
同一の対物レンズを使用する光ピックアップ装置では、光ピックアップ装置の厚さを決定する要素の中の反射ミラー7と対物レンズ10との間の距離及び対物レンズ10と光ディスクDとの間の距離を短くすることは出来ないので、反射ミラー7の高さを低くすることが要求されている。
前記反射ミラー7の基台11に対する取り付け角度を45度にした場合、反射ミラー7の高さは、レーザー光のビーム径より大きくする必要があるので、該反射ミラー7の高さを低くすることが出来なかった。
また、前記反射ミラー7に入射される平行光であるレーザー光は、対物レンズ10方向へ反射されるレーザー光に対して直角になるように設定されているので、図3より明らかなように対物レンズ10の下方への変位位置を規制する関係にある。即ち、対物レンズ10はフォーカス制御動作に伴って下方へ変位せしめられるが、このとき対物レンズ10や該対物レンズ10が固定されているレンズホルダーの下端部がレーザー光の光路内に進入しないようにする必要がある。その結果、前記反射ミラー7と対物レンズ10との間の距離を短くすることが出来ないので、光ピックアップ装置の薄型化を阻害する要因の一つになっている。
斯かる問題を解決し、光ピックアップ装置の薄型化を行う方法としてプリズムを使用した技術が提案されている。(特許文献1参照。)
特開2000−113492号公報
前述した特許文献には、コリメートレンズにて平行光に変換されたレーザー光を対物レンズ方向へ導くべく光路を変更する手段としてプリズムをした光ピックアップ装置が記載されている。
斯かる技術によれば光ピックアップ装置を薄型にすることは出来るもののプリズムを使用しているので、該プリズムの設計及び製造組み立てが難しいだけでなく高価になるという問題がある。
本発明は、斯かる問題を解決することが出来る光ピックアップ装置を提供しようとするものである。
本発明は、レーザーダイオードから放射されたレーザー光を対物レンズ方向へ反射させる反射ミラーの反射面を凹面にするとともに該反射面に発散光を入射させるようにしたことを特徴とするものである。
また、本発明は、反射ミラーの反射面に形成される凹面を放物面にしたことを特徴とするものである。
そして、本発明は、反射ミラーの反射面に発散光を入射させるとともに該反射面にて反射されるレーザー光が平行光になるようにしたことを特徴とするものである。
更に、本発明は、反射ミラーの反射面に発散光を入射させる集光レンズを設けたことを特徴とするものである。
また、本発明は、反射ミラーの反射面に発散光を入射させる集光レンズに平行光を入射させるコリメートレンズを設けたことを特徴とするものである。
そして、本発明は、コリメートレンズから出射される平行光の光軸が光ピックアップ装置を構成する基台と平行になるようにしたことを特徴とするものである。
本発明の光ピックアップ装置は、レーザーダイオードから放射されたレーザー光を対物レンズ方向へ反射させるために設けられている反射ミラーの反射面を凹面にするとともに該反射面に発散光を入射させるようにしたので、従来の平面にて構成された反射ミラーを使用する場合と比較して対物レンズと反射ミラーとの間の距離を短くすることが出来る。従って、本発明は、光ピックアップ装置の薄型化に対して非常に大きな効果を奏するものである。
また、本発明の光ピックアップ装置は、反射面の凹面を放物面にて構成したので、対物レンズ方向へ反射させるレーザー光を正確に平行光に変換することが出来る。
そして、本発明の光ピックアップ装置は、反射面に発散光を入射させる集光レンズを設けるとともに該集光レンズに平行光を入射させるコリメートレンズを設けたので、集光レ
ンズの固定位置等の光学設計を容易に行うことが出来る。
更に、本発明の光ピックアップ装置は、コリメートレンズから出射される平行光の光軸が光ピックアップ装置を構成する基台と平行になるようにしたので、基台と光ディスクとの間の空間部に光学部品を配置させる場合に該空間部を効率良く利用することが出来るという利点を有している。従って、本発明は、光ピックアップ装置の薄型化に対して大きな効果を奏するものである。
図1は本発明の光ピックアップ装置を示す概略図、図2は本発明の異なる状態を示す概略図である。
図1において、12は例えば波長が650nmの赤色光であるレーザー光を放射するレーザーダイオード、13は前記レーザーダイオード12から放射されるレーザー光が入射される回折格子であり、レーザー光を0次光、+1次光及び−1次光に分離する回折格子部13aと入射されるレーザー光をS方向の直線偏光光に変換する1/2波長板13bとより構成されている。
14は前記回折格子13を透過したレーザー光が入射される偏光ビームスプリッタであり、S偏光されたレーザー光を反射し、P方向に偏光されたレーザー光を透過させる制御膜14aが設けられている。15は前記レーザーダイオード12から放射されたレーザー光の中の前記偏光ビームスプリッタ14に設けられている制御膜14aを透過したレーザー光が照射される位置に設けられているモニター用光検出器であり、その検出出力は前記レーザーダイオード12から放射されるレーザー光の出力を制御するために使用される。
16は前記偏光ビームスプリッタ14の制御膜14aにて反射されたレーザー光が入射される位置に設けられている1/4波長板であり、入射されるレーザー光を直線偏光光から円偏光光に変換する作用を成すものである。17は前記1/4波長板16を透過した発散光であるレーザー光が入射されるコリメートレンズであり、入射されたレーザー光を平行光に変換する作用を成すとともに光ディスクDの保護層による球面収差を補正するために設けられている。
18は前記コリメートレンズ17にて平行光に変換されたレーザー光が入射されるとともに入射されたレーザー光を集光点Pに集光させる集光レンズであり、該集光点Pに集光されたレーザー光は図示したように発散光として進むように構成されている。
19は前記集光レンズ18にて集光点Pに集光された後に発散される発散光が入射されるとともに該レーザー光を対物レンズ20方向へ反射させる反射ミラーであり、その反射面19Aは凹面、例えば放物面にて構成されている。そして、前記反射ミラー19の反射面19Aにて反射されるレーザー光は、平行光に変換されるとともにその反射方向は対物レンズ20の光軸と一致するように構成されている。
また、前記反射ミラー19は、光ディスクDの信号記録層から反射されるレーザー光、即ち戻り光が前記対物レンズ20を通して入射されるとともに該戻り光を前記偏光ビームスプリッタ14方向へ反射させる作用を成すように構成されている。
21は前記偏光ビームスプリッタ14に設けられている制御膜14aを透過した戻り光が入射されるセンサーレンズであり、シリンドリカル面、平面、凹曲面または凸曲面等が入射面側及び出射面側に形成されている。斯かるセンサーレンズ21は戻り光に非点収差を発生させることによってフォーカス制御動作に使用されるフォーカスエラー信号を生成
させるために設けられている。
22は前記センサーレンズ21を透過した戻り光が集光されて照射される位置に設けられている光検出器であり、フォトダイオードが配列された4分割センサー等にて構成されている。斯かる光検出器22の構成及び非点収差法によるフォーカスエラー信号の生成動作等は周知であり、その説明は省略する。
前記対物レンズ20は、周知のように例えば4本の支持ワイヤーによって光ディスクDの信号面に対して垂直方向、即ちフォーカス方向への変位動作及び光ディスクDの径方向、即ちトラッキング方向への変位動作を可能に設けられているレンズホルダーに固定されている。また、前記レンズホルダーに固定されている対物レンズ20の光軸は、光ディスクDの信号面に対して垂直方向になるように構成されている。
斯かる構成の光ピックアップ装置を使用して光ディスクDに記録されている信号の再生動作を行う場合には、レーザーダイオード12に駆動電流が供給され、該レーザーダイオード12から波長が650nmのレーザー光が放射される。前記レーザーダイオード12から放射されたレーザー光は、回折格子13に入射され、該回折格子13を構成する回折格子部13aによって0次光、+1次光及び−1次光に分離されるとともに1/2波長板13bによってS方向の直線偏光光に変換される。前記回折格子13を透過したレーザー光は、偏光ビームスプリッタ14に入射され、該偏光ビームスプリッタ14に設けられている制御膜14aにて反射されるとともに一部のレーザー光は該制御膜14aを透過してモニター用光検出器15に照射される。
前記制御膜14aにて反射されたレーザー光は、1/4波長板16を通してコリメートレンズ17に入射され該コリメートレンズ17の働きによって平行光に変換される。前記コリメートレンズ17にて平行光に変換されたレーザー光は、集光レンズ18に入射され、該集光レンズ18にて集光点Pに集光された後に発散光として反射ミラー19の反射面19Aに照射されることになる。
レーザーダイオード12から放射されたレーザー光は、前述したようにして前記反射ミラー19の反射面19Aに発散光として照射されるが、斯かるレーザー光は、前記反射面19Aによって発散光から平行光に変換されて前記対物レンズ20に入射されることになる。このようにして前記対物レンズ20に入射されたレーザー光は該対物レンズ20の集光動作によって光ディスクDの信号記録層にスポットとして照射されることになる。以上に説明したように前記レーザーダイオード12から放射されるレーザー光は、光ディスクDの信号記録層に所望のスポットとして照射されるが、この場合における対物レンズ20の開口数は0.6になるように設定されている。
前述した動作によってレーザー光の光ディスクDに設けられている信号記録層への照射動作が行われるが、斯かる照射動作が行われるとき、該信号記録層から反射される戻り光が対物レンズ20に対して光ディスクD側から入射される。前記対物レンズ20に入射された戻り光は、反射ミラー19、集光レンズ18、コリメートレンズ17及び1/4波長板16を通して偏光ビームスプリッタ14に入射される。前記偏光ビームスプリッタ14に入射される戻り光は、前記1/4波長板16によってP方向の直線偏光光に変換されているので、該偏光ビームスプリッタ14に設けられている制御膜14aを透過することになる。
前記制御膜14aを透過したレーザー光の戻り光は、センサーレンズ21に入射され、該センサーレンズ21の働きによって非点収差が発生せしめられる。前記センサーレンズ21によって非点収差が発生せしめられた戻り光は、該センサーレンズ21の集光動作に
よって光検出器22に設けられている4分割センサー等のセンサー部に照射される。このようにして戻り光が光検出器22に照射される結果、該光検出器22に組み込まれているセンサー部に照射されるスポット形状の変化を利用して周知のようにフォーカスエラー信号の生成動作が行われる。それ故、斯かるフォーカスエラー信号を利用して対物レンズ20を光ディスクDの信号面に対して垂直方向へ変位させることによってフォーカス制御動作を行うことが出来る。
また、本実施例では説明しないが、前記回折格子13によって生成される+1次光と−1次光を利用した周知のトラッキング制御動作を行うことが出来るように構成されており、斯かるトラッキング制御動作によって対物レンズ20をトラッキング方向へ変位させることによって光ディスクDに記録されている信号の読み取り動作を行うことが出来る。
前述したように光ディスクDに記録されている信号の読み取り動作は行われるが、斯かる読み取り動作が行われているとき、モニター用光検出器15にレーザー光の一部が照射されているので、該モニター用光検出器15から得られるモニター信号のレベル変化を利用してレーザーダイオード12に供給される駆動電流値を制御することが出来る。
レーザーダイオード12に供給される駆動電流値を制御することによってレーザー光の出力を制御することが出来るので、光ディスクDに記録されている信号の再生動作だけでなく該光ディスクDに信号を記録する場合に要求されるレーザー出力の調整動作も行うことが出来る。
図1に示したように本発明に係る光ピックアップ装置は、構成されているが、同図において、偏向ビームスプリッタ14、1/4波長板16、コリメートレンズ17及び集光レンズ18等の光学素子の寸法や配置は、説明のために実際とは異なるように描いている。即ち、実際の光ピックアップ装置では、全ての光学素子は、光ピックアップ装置を構成する基台23と光ディスクDとの間の空間部に配置されるように構成されている。
図2は対物レンズ20の位置を光ディスクDの表面から最も遠ざけた状態、即ち図において最も下げた状態に変位させた状態を示すものであり、前記反射ミラー19の反射面19Aに入射されるレーザー光が発散光であるため、平行光と比較して対物レンズ20の位置を下げることが可能となる。従って、反射ミラー19と対物レンズ20との間の距離を短くすることが出来、光ピックアップ装置の薄型化を行うことが出来る。
前述したように前記反射ミラー19の反射面19Aに入射されるレーザー光が発散光であるため、対物レンズ20の入射面側の曲率形状をレーザー光の発散角度に合わせて設計することによって反射ミラー19と対物レンズ20との間の距離を極限まで短くすることが出来る。
また、本実施例において、前記反射ミラー19の反射面19Aに形成される凹面を放物面としたが、このようにするとメリジオナル像面、即ちメリジオナル光線束によって生じる像面の光線及びサジタル像面、即ちサジタル光線束によって生じる像面の光線は共に1点に集光する。即ち、放物面によって3次元空間座標で見て1点に集光させることが出来る。従って、集光レンズ18によって集光点Pに集光されたレーザー光を発散光として反射ミラー19の反射面19Aに入射させると、該反射面19Aにてレーザー光を平行光として対物レンズ20方向へ反射させることが出来る。
尚、本実施例では、レーザーダイオード12として、波長が650nmのレーザー光を放射させるレーザーダイオードを使用したが、他の波長のレーザー光を放射させるレーザーダイオードを使用する光ピックアップ装置に実施することは勿論可能である。また、本
実施例では、反射ミラー19の反射面19Aに形成される凹面を放物面としたが、種々変更可能である。
そして、本実施例では、コリメートレンズ17によって平行光に変換されたレーザー光の光軸を基台23と平行になるようにしたが、必ずしも平行にする必要はない。更に、本実施例では、コリメートレンズ17によって平行光に変換されたレーザー光を集光レンズ18に入射させるようにしたが、該集光レンズ18に入射されるレーザー光としては発散光や収束光であっても良いことは勿論である。
本発明の光ピックアップ装置を示す概略図である。 本発明の光ピックアップ装置の異なる状態を示す概略図である。 従来の光ピックアップ装置を示す概略図である。
符号の説明
12 レーザーダイオード
14 偏光ビームスプリッタ
17 コリメートレンズ
18 集光レンズ
19 反射ミラー
20 対物レンズ
D 光ディスク

Claims (6)

  1. レーザーダイオードから放射されたレーザー光を反射ミラーにて対物レンズ方向へ反射させるとともに該対物レンズによる集光動作にてレーザー光を光ディスクの信号記録面に集光させるように構成された光ピックアップ装置であり、前記反射ミラーの反射面を凹面にするとともに該反射面に発散光を入射させるようにしたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 反射ミラーの反射面に形成される凹面を放物面にて構成したことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 反射ミラーの反射面にて反射されるレーザー光が平行光になるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光ピックアップ装置。
  4. 反射ミラーの反射面に発散光を入射させる集光レンズを設けたことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  5. 反射ミラーの反射面に発散光を入射させる集光レンズに平行光を入射させるコリメートレンズを設けたことを特徴とする請求項4に記載の光ピックアップ装置。
  6. コリメートレンズから出射される平行光の光軸が光ピックアップ装置を構成する基台と平行になるようにしたことを特徴とする請求項5に記載の光ピックアップ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010116650A1 (ja) 2009-03-30 2010-10-14 リンテック株式会社 太陽電池モジュール用保護シートおよびその製造方法、並びに、太陽電池モジュール

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