JP2012069228A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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JP2012069228A JP2010215312A JP2010215312A JP2012069228A JP 2012069228 A JP2012069228 A JP 2012069228A JP 2010215312 A JP2010215312 A JP 2010215312A JP 2010215312 A JP2010215312 A JP 2010215312A JP 2012069228 A JP2012069228 A JP 2012069228A
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Toru Hotta
徹 堀田
Ryoichi Kawasaki
良一 川崎
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Abstract

【課題】 波長が異なる3つのレーザー光によって異なる規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】 第1レーザー光が第1コリメートレンズ22を通して入射されるとともに第1光ディスクに第1レーザー光を集光する第1対物レンズ23及び該光ディスクから反射される戻り光が照射される第1光検出器27とが組み込まれている第1光学系と、第2レーザー光及び第3レーザー光が第2コリメートレンズ30を通して入射されるとともに第2光ディスク及び第3光ディスクに第2レーザー光及び第3レーザー光を集光する第2対物レンズ31及び該光ディスクから反射される戻り光が照射される第2光検出器34とが組み込まれている第2光学系とを設け、前記第1コリメートレンズ22及び第2コリメートレンズ30を同一の駆動手段にて光軸方向へ変位させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスクに記録されている信号の読み出し動作や光ディスクに信号の記録動作をレーザー光によって行う光ピックアップ装置に関する。
光ピックアップ装置から照射されるレーザー光を光ディスクの信号記録層に照射することによって信号の読み出し動作や信号の記録動作を行うことが出来る光ディスク装置が普及している。
光ディスク装置としては、CDやDVDと呼ばれる光ディスクを使用するものが一般に普及しているが、最近では記録密度を向上させた光ディスク、即ちBlu−ray規格の光ディスクを使用するものが開発されている。
CD規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うレーザー光としては、波長が785nmである赤外光が使用され、DVD規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作行うレーザー光としては、波長が655nmの赤色光が使用されている。
また、CD規格の光ディスクにおける信号記録層と光ディスクの表面との間に設けられている透明な保護層の厚さは1.2mmであり、この信号記録層から信号の読み出し動作を行うために使用される対物レンズの開口数は、0.47と設定されている。そして、DVD規格の光ディスクにおける信号記録層と光ディスクの表面との間に設けられている透明な保護層の厚さは0.6mmであり、この信号記録層から信号の読み出し動作を行うために使用される対物レンズの開口数は、0.6と設定されている。
斯かるCD規格及びDVD規格の光ディスクに対して、Blu−ray規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うレーザー光としては、波長が短いレーザー光、例えば波長が405nmの青紫色光が使用されている。
Blu−ray規格の光ディスクにおける信号記録層の上面に設けられている保護層の厚さは、0.1mmであり、この信号記録層から信号の読み出し動作を行うために使用される対物レンズの開口数は、0.85と設定されている。
Blu−ray規格の光ディスクに設けられている信号記録層に記録されている信号の読み出し動作や該信号記録層に信号を記録するためにレーザー光を集光させることによって生成されるレーザースポットの径を小さくする必要がある。所望のレーザースポット形状を得るために使用される対物レンズは、開口数が大きくなるだけでなく焦点距離が短くなるので、対物レンズの曲率半径が小さくなるという特徴がある。
前述したCD規格、DVD規格及びBlu−ray規格の全ての光ディスクに記録されている信号の読み出し動作や記録動作を行うことが出来る光ディスク装置が製品化されているが、斯かる光ディスク装置に組み込まれる光ピックアップ装置として、Blu−ray規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う第1レーザー光を放射するレーザーダイオード、該レーザーダイオードから放射される第1レーザー光を信号記録層に集光させる第1対物レンズ、DVD規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う第2レーザー光及びCD規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う第3レーザー光を放射する2波長レーザーダイオード、そして第2レーザー光
及び第3レーザー光を各光ディスクの信号記録層に集光させる第2対物レンズが組み込まれた光ピックアップ装置が一般に採用されている(特許文献1参照。)。
また、光ピックアップ装置では、光ディスクのレーザー光の入射面であるディスク面と信号記録層との間にある保護層の厚みに起因して球面収差と呼ばれる収差が発生し、信号の読み出し動作や記録動作が正常に行えないという問題がある。斯かる問題を解決する方法とてレーザーダイオードと対物レンズとの間にある光路内に設けられているとともにレーザー光を平行光等に変換する作用を成すコリメートレンズや補正レンズを光軸方向へ変位させて球面収差を補正する技術が開発されている(特許文献1、特許文献2参照。)。
特開2010−61781号公報 特開2007−80310号公報
1つの波長のレーザー光を放射するレーザーダイオード、2つの波長のレーザー光を放射する2波長レーザーダイオード、そして2つの対物レンズによって規格の異なる3つの光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うように構成された光ピックアップ装置において、各レーザー光毎に光路を設けた場合には多くの光学部品を必要とするため高価になるだけでなく、小型化することが出来ないという問題がある。
斯かる問題を解決する方法として特許文献1に記載されているように光路を兼用するとともに光検出器を兼用する技術が提案されている。斯かる技術について図4を参照して説明する。
図4において、1は例えば波長が405nmの青紫色光である第1レーザー光を生成放射するレーザーダイオード、2は前記レーザーダイオード1から放射される第1レーザー光が入射される第1回折格子であり、レーザー光を0次光であるメインビーム、+1次光及び−1次光である2つのサブビームに分離する回折格子部2aと入射されるレーザー光をS方向の直線偏光光に変換する1/2波長板2bとより構成されている。
3は例えば波長が655nmの赤色光である第2レーザー光を生成放射する第1レーザー素子及び785nmの赤外色光である第3レーザー光を生成放射する第2レーザー素子が同一のケース内に収納されている2波長レーザーダイオードである。
4は前記2波長レーザーダイオード3に組み込まれている第1レーザー素子から放射される第2レーザー光及び第2レーザー素子から放射される第3レーザー光が入射される第2回折格子であり、レーザー光を0次光であるメインビーム、+1次光及び−1次光である2つのサブビームに分離する回折格子部4aと入射されるレーザー光をS方向の直線偏光光に変換する1/2波長板4bとより構成されている。
5は前記2波長レーザーダイオード3から放射される第2レーザー光及び第3レーザー光が前記第2回折格子4を通して入射される位置に設けられているダイバージェンスレンズであり、入射される発散光であるレーザー光の発散角度を調整する作用を成すものである。
6は前記第1回折格子2を透過して入射される第1レーザー光のS偏光光を反射するとともに後述する光路を通して光ディスクから反射されてくる第1レーザー光、第2レーザ
ー光及び第3レーザー光の戻り光であるP偏光光を透過するハーフミラーである。7は前記第2回折格子4及びダイバージェンスレンズ5を通して入射される第2レーザー光及び第3レーザー光のS偏光光を反射するとともに前記ハーフミラー6にて反射されて入射される第1レーザー光を透過させ、且つ光ディスクから反射されてくる第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光の戻り光であるP偏光光を透過させる偏光ビームスプリッタである。
斯かる構成の偏光ビームスプリッタ7において、前記第2回折格子4及びダイバージェンスレンズ5を通して入射される第2レーザー光及び第3レーザー光のS偏光光の一部を透過させるとともにハーフミラー6から反射されて入射される第1レーザー光のS偏光光の一部を反射させるように構成されている。8は前記偏光ビームスプリッタ7にて反射される第1レーザー光、該偏光ビームスプリッタ7を透過する第2レーザー光及び第3レーザー光が照射される位置に設けられているフロントモニターダイオードであり、各レーザー光の出力に応じた検出信号を出力するように構成されている。即ち、前記フロントモニターダイオード8から得られる検出信号を利用することによってレーザー出力を所望のレーザー出力になるように制御することが出来る。
9は前記偏光ビームスプリッタ7を透過した第1レーザー光、該偏光ビームスプリッタ7にて反射された第2レーザー光及び第3レーザー光が入射される位置に設けられているとともに3つの異なる波長のレーザー光に対応して入射されるレーザー光を直線偏光光から円偏光光に、また反対に円偏光光から直線偏光光に変換する作用を成す3波長対応型の1/4波長板である。
10は前記1/4波長板9を透過したレーザー光が入射されるとともに入射されるレーザー光を平行光に変換するコリメートレンズであり、該コリメートレンズ10の光軸方向への変位動作によって光ディスクの保護層の厚さに基づいて生じる球面収差を補正するように構成されている。
11は第1レーザー光を第1光ディスクに設けられている信号記録層に集光する第1対物レンズ、12は第2レーザー光を第2光ディスクに設けられている信号記録層に集光させるとともに第3レーザー光を第3光ディスクに設けられている信号記録層に集光させる第2対物レンズである。斯かる構成において、第1対物レンズ11と第2対物レンズ12とは、例えば4本の支持ワイヤーによって光ディスクの面に対して直角方向であるフォーカシング方向への変位動作及び光ディスクの径方向であるトラッキング方向への変位動作を行うことが出来るように支持されているレンズホルダーと呼ばれる部材に搭載されている。
前記コリメートレンズ10を透過した第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光は、特許文献1に記載されているような波長選択特性を有する平板や反射ミラーにて構成された波長選択機構(図示せず)によって前記第1対物レンズ11及び第2対物レンズ12に選択的に導かれるように構成されている。
即ち、コリメートレンズ10を透過した第1レーザー光は、前述した波長選択機構によって第1対物レンズ11に入射されることになる。このようにして第1対物レンズ11に入射された第1レーザー光は、該第1対物レンズ11の集光動作によって第1光ディスクに設けられている信号記録層に集光されることになる。
また、コリメートレンズ10を透過した第2レーザー光は、前述した波長選択機構によって第2対物レンズ12に入射されることになる。このようにして第2対物レンズ12に入射された第2レーザー光は、該第2対物レンズ12の集光動作によって第2光ディスク
に設けられている信号記録層に集光されることになる。そして、コリメートレンズ10を透過した第3レーザー光は、前述した波長選択機構によって第2対物レンズ12に入射されることになる。このようにして第2対物レンズ12に入射された第3レーザー光は、該第2対物レンズ12の集光動作によって第3光ディスクに設けられている信号記録層に集光されることになる。
斯かる構成において、レーザーダイオード1から放射された第1レーザー光は、第1回折格子2、ハーフミラー6、偏光ビームスプリッタ7、1/4波長板9、コリメートレンズ10及び波長選択機構を介して第1対物レンズ11に入射された後、該第1対物レンズ11の集光動作によって第1光ディスクに設けられている信号記録層に集光スポットとして照射されるが、前記信号記録層に照射された第1レーザー光は該信号記録層にて戻り光として反射されることになる。
また、2波長レーザーダイオード3の第1レーザー素子から放射された第2レーザー光は、第2回折格子4、ダイバージェンスレンズ5、偏光ビームスプリッタ7、1/4波長板9、コリメートレンズ10及び波長選択機構を介して第2対物レンズ12に入射された後、該第2対物レンズ12の集光動作によって第2光ディスクに設けられている信号記録層に集光スポットとして照射されるが、前記信号記録層に照射された第2レーザー光は該信号記録層にて戻り光として反射されることになる。
そして、2波長レーザーダイオード3の第2レーザー素子から放射された第3レーザー光は、第2回折格子4、ダイバージェンスレンズ5、偏光ビームスプリッタ7、1/4波長板9、コリメートレンズ10及び波長選択機構を介して第2対物レンズ12に入射された後、該第2対物レンズ12の集光動作によって第3光ディスクに設けられている信号記録層に集光スポットとして照射されるが、前記信号記録層に照射された第3レーザー光は該信号記録層にて戻り光として反射されることになる。
第1光ディスクの信号記録層から反射された第1レーザー光の戻り光は、第1対物レンズ11、波長選択機構、コリメートレンズ10、1/4波長板9及び偏光ビームスプリッタ7を通してハーフミラー6に入射される。このようにしてハーフミラー6に入射される戻り光は、前記1/4波長板9による位相変更動作によってP方向の直線偏光光に変更されている。従って、斯かる第1レーザー光の戻り光は前記ハーフミラー6にて反射されることはなく、制御用レーザー光として該ハーフミラー6を透過することになる。
また、第2光ディスクの信号記録層から反射された第2レーザー光の戻り光は、第2対物レンズ12、波長選択機構、コリメートレンズ10、1/4波長板9及び偏光ビームスプリッタ7を通してハーフミラー6に入射される。このようにしてハーフミラー6に入射される戻り光は、前記1/4波長板9による位相変更動作によってP方向の直線偏光光に変更されている。従って、斯かる第2レーザー光の戻り光は前記ハーフミラー6にて反射されることはなく、制御用レーザー光として該ハーフミラー6を透過することになる。
そして、第3光ディスクの信号記録層から反射された第3レーザー光の戻り光は、第2対物レンズ12、波長選択機構、コリメートレンズ10、1/4波長板9及び偏光ビームスプリッタ7を通してハーフミラー6に入射される。このようにしてハーフミラー6に入射される戻り光は、前記1/4波長板9による位相変更動作によってP方向の直線偏光光に変更されている。従って、斯かる第3レーザー光の戻り光は前記ハーフミラー6にて反射されることはなく、制御用レーザー光として該ハーフミラー6を透過することになる。
13は前記ハーフミラー6を透過した制御用レーザー光が入射されるAS板であり、該ハーフミラー6にて生成される非点収差をフォーカスエラー信号を生成するために適した
大きさになるように補正する作用を成すとともに該ハーフミラー6にて発生するコマ収差を補正する作用を成すものである。14は前記AS板13を通して制御用レーザー光が照射される光検出器であり、周知の4分割センサー等が設けられており、メインビームの照射動作によって光ディスクの信号記録層に記録されている信号の読み出し動作に伴う信号生成動作及び非点収差法によるフォーカシング制御動作を行うためのフォーカスエラー信号生成動作、そして2つのサブビームの照射動作によってトラッキング制御動作を行うためのトラッキングエラー信号生成動作を行うように構成されている。斯かる各種の信号生成のための制御動作は、周知であるので、その説明は省略する。
前述したようにレーザーダイオード1から放射される第1レーザー光の第1光ディスクの信号記録層までの往路、2波長レーザーダイオード3から放射される第2レーザー光の第2光ディスクの信号記録層までの往路及び2波長レーザーダイオード3から放射される第3レーザー光の第3光ディスクの信号記録層までの往路について比較すると、偏光ビームスプリッタ7から波長選択性素子13までの光路を兼用していることがわかる。
そして、第1光ディスクの信号記録層から反射される第1レーザー光の戻り光の光検出器14までの復路、第2光ディスクの信号記録層から反射される第2レーザー光の戻り光の光検出器14までの復路及び第3光ディスクの信号記録層から反射される第3レーザー光の戻り光の光検出器14までの復路につて比較すると、波長選択機構から光検出器14までの光路を兼用していることがわかる。
図4に示した従来の光ピックアップ装置は、レーザー光を光ディスクの信号記録層に導く往路及び光ディスクの信号記録層から反射される戻り光を光検出器14に導く復路を兼用しているので、光学部品の数を減らすことが出来る。その結果、製造価格を下げることが出来るだけでなく光ピックアップ装置を小型化することが出来るという利点を有している。
斯かる構成の光ピックアップ装置において、各光ディスクの保護層の厚みの差に起因して発生する球面収差を補正するためにコリメートレンズ10を光軸方向へ変位させるように構成すると、光学設計が各光ディスクに対して適応するべく行われているので、該コリメートレンズの変位長が長くなるだけでなく全ての光ディスクに対して最適な位置へ変位させることが難しくなる。
また、球面収差の補正動作を行うコリメートレンズや補正レンズは、特許文献1及び特許文献2に示すようにレンズホルダーと呼ばれる部材に固定されており、斯かるレンズホルダーをステッピングモーター等によって駆動することによってコリメートレンズや補正レンズを変位させるように構成されている。斯かる構成の光ピックアップ装置において、コリメートレンズや補正レンズのレンズホルダーへの固定動作は接着剤による接着固定によって行われている。
斯かる構成の光ピックアップ装置では、環境温度の変化等に起因してコリメートレンズや補正レンズがレンズホルダーから剥離するという問題が発生している。
本発明は、斯かる点を改良した光ピックアップ装置を提供しようとするものである。
本発明は、光ディスクの表面から信号記録層までの距離が短い第1光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う第1波長の第1レーザー光を放射するレーザーダイオード、光ディスクの表面から信号記録層までの距離が前記第1光ディスクより長い第2光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う第2波長の第2レーザー光を放射す
る第1レーザー素子及び光ディスクの表面から信号記録層までの距離が前記第2光ディスクより長い第3光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う第3波長の第3レーザー光を放射する第2レーザー素子が設けられている2波長レーザーダイオードが組み込まれた光ピックアップ装置において、前記レーザーダイオードから放射される第1レーザー光が第1コリメートレンズを通して入射されるとともに第1光ディスクの信号記録層に第1レーザー光を集光する第1対物レンズ及び該信号記録層から反射される戻り光が照射されるとともにフォーカスエラー信号等を生成する第1光検出器とが組み込まれている第1光学系と、前記2波長レーザーダイオードから放射される第2レーザー光及び第3レーザー光が第2コリメートレンズを通して入射されるとともに第2光ディスクの信号記録層及び第3光ディスクの信号記録層に第2レーザー光及び第3レーザー光を集光する第2対物レンズ及び前記各信号記録層から反射される戻り光が照射されるとともにフォーカスエラー信号等を生成する第2光検出器とが組み込まれている第2光学系とを設け、前記第1コリメートレンズ及び第2コリメートレンズを同一の駆動手段にて光軸方向へ変位させるように構成したことを特徴とするものである。
また、本発明は、駆動手段としてステッピングモーターを使用したことを特徴とするものである。
そして、本発明は、第1コリメートレンズと第2コリメートレンズとを一体成型したことを特徴とするものである。
また、本発明は、一体成型したコリメートレンズに固定部を一体成型し、前記固定部を駆動手段にて駆動するようにしたことを特徴とするものである。
本発明は、波長が異なる第1、第2及び第3レーザー光を規格の異なる第1、第2及び第3光ディスクに設けられている信号記録層に集光させることによって各信号記録層に記録されている信号の読み出し動作を行うように構成された光ピックアップ装置において、第1レーザー光が第1コリメートレンズを通して入射されるとともに第1光ディスクの信号記録層に第1レーザー光を集光する第1対物レンズ及び該信号記録層から反射される戻り光が照射されるとともにフォーカスエラー信号等を生成する第1光検出器とが組み込まれている第1光学系と、第2レーザー光及び第3レーザー光が第2コリメートレンズを通して入射されるとともに第2光ディスクの信号記録層及び第3光ディスクの信号記録層に第2レーザー光及び第3レーザー光を集光する第2対物レンズ及び前記各信号記録層から反射される戻り光が照射されるとともにフォーカスエラー信号等を生成する第2光検出器とが組み込まれている第2光学系とを設け、前記第1コリメートレンズ及び第2コリメートレンズを同一の駆動手段にて光軸方向へ変位させるように構成したので、即ち2つの光学系を設けたので各光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うために適した光学設計を行うことが出来る。
従って、本発明の光ピックアップ装置では、各光ディスクに適した光学設計を行うことが出来るので、コリメートレンズの収差補正のための変位長を短くすることが出来る。それ故、第1コリメートレンズと第2コリメートレンズを同一の駆動手段にて駆動変位させる場合に変位機構が簡潔になるという利点を有している。
また、本発明は、第1コリメートレンズと第2コリメートレンズとを一体成型するようにしたので、構成が簡単になるだけでなく光軸ずれが小さいレンズを製造することが出来る。
更に、本発明は、一体成型されたコリメートレンズに固定部を一体成型し、この固定部
を駆動手段によって駆動するように構成したので、コリメートレンズをレンズホルダーに接着固定した場合に発生していたレンズが剥離するという問題を解決することが出来る。
本発明に係る光ピックアップ装置の一実施例を示す概略図である。 本発明に係る光ピックアップ装置の実施例の一部を示す図である。 本発明に係る光ピックアップ装置の実施例の一部を示す図である。 従来の光ピックアップ装置の一実施例を示す概略図である。
単一のレーザー光を生成するレーザーダイオード及び異なる波長の2つのレーザー光を生成する2波長レーザーダイオードから放射されるレーザー光を利用して異なる規格の光ディスクに設けられている信号記録層に記録されている信号の読み出し動作を行うように構成された光ピックアップ装置に関するものである。
図1は本発明の光ピックアップ装置の一実施例であり、図1及び図2を参照して本発明の光ピックアップ装置について説明する。
図1において、15は例えば波長が405nmの青紫色光である第1レーザー光を生成放射するレーザーダイオード、16は前記レーザーダイオード15から放射される第1レーザー光が入射される第1回折格子であり、レーザー光を0次光であるメインビーム、+1次光及び−1次光である2つのサブビームに分離する回折格子部16aと入射されるレーザー光をS方向の直線偏光光に変換する1/2波長板16bとより構成されている。
17は例えば波長が655nmの赤色光である第2レーザー光を生成放射する第1レーザー素子及び波長が785nmの赤外色光である第3レーザー光を生成放射する第2レーザー素子が同一のケース内に組み込まれている2波長レーザーダイオードである。
18は前記2波長レーザーダイオード17に組み込まれている第1レーザー素子から放射される第2レーザー光及び第2レーザー素子から放射される第3レーザー光が入射される第2回折格子であり、レーザー光を0次光であるメインビーム、+1次光及び−1次光である2つのサブビームに分離する回折格子部18aと入射されるレーザー光をS方向の直線偏光光に変換する1/2波長板18bとより構成されている。
19は前記第1回折格子16を通して入射されるS偏光光の第1レーザー光を対物レンズ方向へ反射させるとともに対物レンズ方向から反射されてくるP偏光光の戻り光を透過させる第1ハーフミラーである。20は前記第1ハーフミラー19にて反射された第1レーザー光を対物レンズ方向へ反射させるとともに戻り光を前記第1ハーフミラー19の方向へ反射させる反射ミラーである。
21は前記第1反射ミラー20にて反射された第1レーザー光が入射される位置に設けられている1/4波長板であり、入射される第1レーザー光を直線偏光光から円偏光光に、また反対に円偏光光から直線偏光光に変換する作用を成すものである。22は前記1/4波長板21を透過した第1レーザー光が入射されるとともに入射される第1レーザー光を平行光に変換する第1コリメートレンズである。
23は前記第1コリメートレンズ22を透過した第1レーザー光が図2に示すように第1立ち上げミラー24にて反射されて入射される第1対物レンズであり、第1光ディスクD1に設けられている信号記録層L1に第1レーザー光を集光させる作用を成すものであ
る。また、前記第1立ち上げミラー24は入射される第1レーザー光の一部を透過させることが出来るように構成されている。
25は前記第1立ち上げミラー24を透過した第1レーザー光が照射される位置に設けられている第1フロントモニターダイオードであり、第1レーザー光の出力に応じた検出信号を出力するように構成されている。即ち、前記第1フロントモニターダイオード25から得られる検出信号を利用することによって第1レーザー光の出力を所望のレーザー出力になるように制御することが出来る。
斯かる構成において、レーザーダイオード15から放射された第1レーザー光は、第1回折格子16、第1ハーフミラー19、反射ミラー20、1/4波長板21、第1コリメートレンズ22及び第1立ち上げミラー24を介して第1対物レンズ23に入射された後、該第1対物レンズ23の集光動作によって第1光ディスクD1の信号記録層L1に集光スポットとして照射されるが、前記信号記録層L1に照射された第1レーザー光は該信号記録層L1にて戻り光として反射されることになる。
第1光ディスクD1の信号記録層L1から反射された第1レーザー光の戻り光は、第1対物レンズ23、第1立ち上げミラー24、第1コリメートレンズ22、1/4波長板21及び反射ミラー20を通して第1ハーフミラー19に入射される。このようにして第1ハーフミラー19に入射される戻り光は、前記1/4波長板21による位相変更動作によってP方向の直線偏光光に変更されている。従って、斯かる第1レーザー光の戻り光は、前記第1ハーフミラー19にて反射されることはなく、制御用レーザー光として該第1ハーフミラー19を透過することになる。
26は前記第1ハーフミラー19を透過した制御用レーザー光が入射されるAS板であり、該第1ハーフミラー6にて生成される非点収差をフォーカスエラー信号を生成するために適した大きさや形状になるように補正する作用を成すとともに該第1ハーフミラー19にて発生するコマ収差を補正する作用を成すものである。
27は前記AS板26を通して第1レーザー光の戻り光である制御用レーザー光が照射される第1光検出器であり、周知の4分割センサー等が設けられており、メインビームの照射動作によって光ディスクの信号記録層に記録されている信号の読み出し動作に伴う信号生成動作及び非点収差法によるフォーカシング制御動作を行うためのフォーカスエラー信号生成動作、そして2つのサブビームの照射動作によってトラッキング制御動作を行うためのトラッキングエラー信号生成動作を行うように構成されている。斯かる各種の信号生成のための制御動作は、周知であるので、その説明は省略する。
前述したようにレーザーダイオード15から生成放射される第1レーザー光の第1光ディスクD1の信号記録層L1への集光動作及び第1光検出器27への戻り光の照射動作を行う第1光学系は構成されている。
以上に説明したように本発明に係る第1光学系は構成されているが、次に第2光学系について説明する。
28は前記第2回折格子18を通して入射されるS偏光光の第2レーザー光及び第3レーザー光を対物レンズ方向へ反射させるとともに対物レンズ方向から反射されてくるP偏光光の戻り光を透過させる第2ハーフミラーである。
29は前記第2ハーフミラー28にて反射された第2レーザー光及び第3レーザー光が入射される位置に設けられている2波長対応の1/4波長板であり、入射される第2レー
ザー光及び第3レーザー光を直線偏光光から円偏光光に、また反対に円偏光光から直線偏光光に変換する作用を成すものである。30は前記1/4波長板29を透過した第2レーザー光及び第3レーザー光が入射されるとともに入射される第2レーザー光及び第3レーザー光を平行光に変換する第2コリメートレンズである。
31は前記第2コリメートレンズ30を透過した第2レーザー光及び第3レーザー光が図3に示すように第2立ち上げミラー32にて反射されて入射される第2対物レンズであり、第2光ディスクD2に設けられている信号記録層L2に第2レーザー光を集光させるとともに第3光ディスクD3に設けられている信号記録層L3に第3レーザー光を集光させる作用を成すものである。また、前記第2立ち上げミラー32は入射される第2レーザー光及び第3レーザー光の一部を透過させることが出来るように構成されている。
33は前記第2立ち上げミラー32を透過した第2レーザー光及び第3レーザー光が照射される位置に設けられている第2フロントモニターダイオードであり、第2レーザー光及び第3レーザー光の出力に応じた検出信号を出力するように構成されている。即ち、前記第2フロントモニターダイオード33から得られる検出信号を利用することによって第2レーザー光及び第3レーザー光の出力を所望のレーザー出力になるように制御することが出来る。
斯かる構成において、2波長レーザーダイオード17から放射された第2レーザー光は、第2回折格子18、第2ハーフミラー28、1/4波長板29、第2コリメートレンズ30及び第2立ち上げミラー32を介して第2対物レンズ31に入射された後、該第2対物レンズ31の集光動作によって第2光ディスクD2の信号記録層L2に集光スポットとして照射されるが、前記信号記録層L2に照射された第2レーザー光は該信号記録層L2にて戻り光として反射されることになる。
第2光ディスクD2の信号記録層L2から反射された第2レーザー光の戻り光は、第2対物レンズ31、第2立ち上げミラー32、第2コリメートレンズ30及び1/4波長板29を通して第2ハーフミラー28に入射される。このようにして第2ハーフミラー28に入射される戻り光は、前記1/4波長板29による位相変更動作によってP方向の直線偏光光に変更されている。従って、斯かる第2レーザー光の戻り光は、前記第2ハーフミラー28にて反射されることはなく、制御用レーザー光として該第2ハーフミラー28を透過することになる。
また、斯かる構成において、2波長レーザーダイオード17から放射された第3レーザー光は、第2回折格子18、第2ハーフミラー28、1/4波長板29、第2コリメートレンズ30及び第2立ち上げミラー32を介して第2対物レンズ31に入射された後、該第2対物レンズ31の集光動作によって第3光ディスクD3の信号記録層L3に集光スポットとして照射されるが、前記信号記録層L3に照射された第3レーザー光は該信号記録層L3にて戻り光として反射されることになる。
第3光ディスクD3の信号記録層L3から反射された第3レーザー光の戻り光は、第2対物レンズ31、第2立ち上げミラー32、第2コリメートレンズ30及び1/4波長板29を通して第2ハーフミラー28に入射される。このようにして第2ハーフミラー28に入射される戻り光は、前記1/4波長板29による位相変更動作によってP方向の直線偏光光に変更されている。従って、斯かる第3レーザー光の戻り光は、前記第2ハーフミラー28にて反射されることはなく、制御用レーザー光として該第2ハーフミラー28を透過することになる。
34は前記第2ハーフミラー28を通して第2レーザー光及び第3レーザー光の戻り光
である制御用レーザー光が照射される第2光検出器であり、周知の4分割センサー等が設けられており、メインビームの照射動作によって光ディスクの信号記録層に記録されている信号の読み出し動作に伴う信号生成動作及び非点収差法によるフォーカシング制御動作を行うためのフォーカスエラー信号生成動作、そして2つのサブビームの照射動作によってトラッキング制御動作を行うためのトラッキングエラー信号生成動作を行うように構成されている。斯かる各種の信号生成のための制御動作は、周知であるので、その説明は省略する。
前述したように2波長レーザーダイオード17から生成放射される第2レーザー光の第2光ディスクD2の信号記録層L2への集光動作及び第2光検出器27への戻り光の照射動作、そして2波長レーザーダイオード17から生成放射される第3レーザー光の第3光ディスクD3の信号記録層L3への集光動作及び第2光検出器27への戻り光の照射動作を行う第2光学系は構成されている。
前述したように本発明の光ピックアップ装置を構成する第1光学系及び第2光学系は構成されているが、次に第1コリメートレンズ22及び第2コリメートレンズ30について説明する。
本発明の光ピックアップ装置では、第1コリメートレンズ22及び第2コリメートレンズ30は、球面収差を補正するために第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光の光軸方向、即ち矢印A及びB方向へ変位せしめられるように構成されている。
本発明に係る第1コリメートレンズ22及び第2コリメートレンズ30は、合成樹脂材料にて一体成型されるが、第1コリメートレンズ22と第2コリメートレンズ30を一体成型するとき、同時に固定部35が一体成型されるように構成されている。35Aは前記固定部35に一体形成されている駆動部であり、ステッピングモーター36によって回転駆動される駆動歯車(図示せず)と協働する駆動歯車(図示せず)が形成されている。
斯かる構成によれば、ステッピングモーター36の回転動作によって駆動部35Aに変位力が作用し、その結果、固定部35が矢印A及びB方向へ変位せしめられる。従って、ステッピングモーター36の回転駆動動作によって第1コリメートレンズ22及び第2コリメートレンズ30を光軸方向へ変位させることが出来るので、該第1コリメートレンズ22及び第2コリメートレンズ30を各光ディスクに発生する球面収差を補正するために最適な位置に移動させることが出来る。
以上に説明したように本発明に係る光ピックアップ装置は構成されているが、次に動作について説明する。
レーザーダイオード15から生成放射される第1レーザー光は、第1回折格子16、第1ハーフミラー19、反射ミラー20、1/4波長板21、第1コリメートレンズ22及び第1立ち上げミラー24を介して第1対物レンズ23に導かれ、該第1対物レンズ23の集光動作によって第1光ディスクD1の信号記録層L1に集光される。
また、前記第1光ディスクD1の信号記録層L1から反射される第1レーザー光の戻り光は、第1対物レンズ23、第1立ち上げミラー24、第1コリメートレンズ22、1/4波長板21、反射ミラー20、第1ハーフミラー19及びAS板26を介して第1光検出器27に照射される。
そして、レーザーダイオード1から放射される第1レーザー光の一部が第1立ち上げミラー24を透過して第1フロントモニターダイオード25に照射される動作が行われる。
このように、レーザーダイオード1から放射される第1レーザー光の第1光ディスクD1の信号記録層L1への集光動作、該信号記録層L1から反射される戻り光の第1光検出器27への照射動作及び第1フロントモニターダイオード25へのモニター光の照射動作が行われるので、フォーカス制御動作、トラッキング制御動作及びレーザー光の出力制御動作を行うことによって第1光ディスクD1の信号記録層L1に記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来る。
次に、2波長レーザーダイオード17から生成放射される第2レーザー光は、第2回折格子18、第2ハーフミラー28、1/4波長板29、第2コリメートレンズ30及び第2立ち上げミラー32を介して第2対物レンズ31に導かれ、該第2対物レンズ31の集光動作によって第2光ディスクD2の信号記録層L2に集光される。
また、前記第2光ディスクD2の信号記録層L2から反射される第2レーザー光の戻り光は、第2対物レンズ31、第2立ち上げミラー32、第2コリメートレンズ30、1/4波長板29及び第2ハーフミラー28を介して第2光検出器34に照射される。
そして、2波長レーザーダイオード17から放射される第2レーザー光の一部が第2立ち上げミラー32を透過して第2フロントモニターダイオード33に照射される動作が行われる。
このように、2波長レーザーダイオード17から放射される第2レーザー光の第2光ディスクD2の信号記録層L2への集光動作、該信号記録層L2から反射される戻り光の第2光検出器34への照射動作及び第2フロントモニターダイオード33へのモニター光の照射動作が行われるので、フォーカス制御動作、トラッキング制御動作及びレーザー光の出力制御動作を行うことによって第2光ディスクD2の信号記録層L2に記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来る。
また、2波長レーザーダイオード17から生成放射される第3レーザー光は、第2回折格子18、第2ハーフミラー28、1/4波長板29、第2コリメートレンズ30及び第2立ち上げミラー32を介して第2対物レンズ31に導かれ、該第2対物レンズ31の集光動作によって第3光ディスクD3の信号記録層L3に集光される。
また、前記第3光ディスクD3の信号記録層L3から反射される第3レーザー光の戻り光は、第2対物レンズ31、第2立ち上げミラー32、第2コリメートレンズ30、1/4波長板29及び第2ハーフミラー28を介して第2光検出器34に照射される。
そして、2波長レーザーダイオード17から放射される第3レーザー光の一部が第2立ち上げミラー32を透過して第2フロントモニターダイオード33に照射される動作が行われる。
このように、2波長レーザーダイオード17から放射される第3レーザー光の第3光ディスクD3の信号記録層L3への集光動作、該信号記録層L3から反射される戻り光の第2光検出器34への照射動作及び第2フロントモニターダイオード33へのモニター光の照射動作が行われるので、フォーカス制御動作、トラッキング制御動作及びレーザー光の出力制御動作を行うことによって第3光ディスクD3の信号記録層L3に記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来る。
第1光学系に設けられている第1コリメートレンズ22と第2光学系に設けられている第2コリメートレンズ30とを一体成型するようにしたので、球面収差を補正するために
コリメートレンズを光軸方向に変位させる駆動機構を兼用することが出来る。従って、コリメートレンズの駆動機構を簡潔にすることが出来るという利点を本発明は有している。
また、第1コリメートレンズ22と第2コリメートレンズ30を一体成型するとき該コリメートレンズを固定する固定部を一体成型するようにしたので、コリメートレンズを固定するためのレンズホルダーが不要となる。その結果、レンズホルダーからコリメートレンズが環境の変化によって剥離するという問題が発生することはない。更に、本発明は、レンズホルダーへのコリメートレンズの固定作業がないので、光ピックアップ装置の組立を容易に行うことが出来るとともに安価にて製造することが出来るという利点を有している。
CD規格、DVD規格及びBlu−ray規格の光ディスク記録されている信号の読み出し動作を行う光ピックアップ装置に実施した場合について説明したが、その他の異なる規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来る光ピックアップ装置に実施することも出来る。
15 レーザーダイオード
17 2波長レーザーダイオード
19 第1ハーフミラー
22 第1コリメートレンズ
23 第1対物レンズ
27 第1光検出器
28 第2ハーフミラー
30 第2コリメートレンズ
31 第2対物レンズ
34 第2光検出器
35 固定部
36 ステッピングモーター

Claims (4)

  1. 光ディスクの表面から信号記録層までの距離が短い第1光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う第1波長の第1レーザー光を放射するレーザーダイオード、光ディスクの表面から信号記録層までの距離が前記第1光ディスクより長い第2光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う第2波長の第2レーザー光を放射する第1レーザー素子及び光ディスクの表面から信号記録層までの距離が前記第2光ディスクより長い第3光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う第3波長の第3レーザー光を放射する第2レーザー素子が設けられている2波長レーザーダイオードが組み込まれた光ピックアップ装置において、前記レーザーダイオードから放射される第1レーザー光が第1コリメートレンズを通して入射されるとともに第1光ディスクの信号記録層に第1レーザー光を集光する第1対物レンズ及び該信号記録層から反射される戻り光が照射されるとともにフォーカスエラー信号等を生成する第1光検出器とが組み込まれている第1光学系と、前記2波長レーザーダイオードから放射される第2レーザー光及び第3レーザー光が第2コリメートレンズを通して入射されるとともに第2光ディスクの信号記録層及び第3光ディスクの信号記録層に第2レーザー光及び第3レーザー光を集光する第2対物レンズ及び前記各信号記録層から反射される戻り光が照射されるとともにフォーカスエラー信号等を生成する第2光検出器とが組み込まれている第2光学系とを設け、前記第1コリメートレンズ及び第2コリメートレンズを同一の駆動手段にて光軸方向へ変位させるように構成したことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 駆動手段としてステッピングモーターを使用したことを特徴とする請求項1に記載に光ピックアップ装置。
  3. 第1コリメートレンズと第2コリメートレンズとを一体成型したことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  4. 一体成型したコリメートレンズに固定部を一体成型し、前記固定部を駆動手段にて駆動するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の光ピックアップ装置。
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