JP2012072688A - 内燃機関における動弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで、バルブリフト量の安定した内燃機関の動弁装置を提供する。
【解決手段】カムシャフト1のカム15に摺接して往復運動するタペット2と、カム15からタペット2を介してバルブステム9にバルブ開閉力を伝達する動力伝達経路の途中に設けられたラッシュアジャスタ16とを有し、ラッシュアジャスタ16は、雌ねじ17を有するナット部材18と、雄ねじ19を有するアジャストスクリュ20と、アジャストスクリュ20を付勢するリターンスプリング21とからなる内燃機関の動弁装置において、カム15の幅方向中心とタペット2の中心とをずらして配置することでタペット2に回転力が発生するようにし、ラッシュアジャスタ16に伝達する回転力の方向がアジャストスクリュ20をナット部材18から突出させる方向となるように雄ねじ19と雌ねじ17の巻き方向を選択する。
【選択図】図2

Description

この発明は、内燃機関の吸排気バルブを動作させる動弁装置に関する。
内燃機関の吸気バルブまたは排気バルブを動作させる動弁装置は、一般に、回転駆動されるカムシャフトと、そのカムシャフトのカムに摺接して往復運動するカム従動部材とを有し、前記カムからカム従動部材を介して吸気バルブまたは排気バルブのバルブステムにバルブ開閉力を伝達する。
このような動弁装置が適用される内燃機関として、例えば、カムシャフトのカムに摺接して往復運動するリフタボディを有し、そのリフタボディでバルブステムを押し下げるようにしたDOHC(ダブル・オーバー・ヘッド・カムシャフト)エンジンや、カムシャフトのカムに摺接して往復運動するタペットを有し、そのタペットからプッシュロッド、ロッカアームを介して伝達するバルブ開閉力により、バルブステムを押し下げるようにしたOHV(オーバー・ヘッド・バルブ)エンジンなどがある。
これらの内燃機関は、エンジン作動中、動弁装置の構成部材間に生じる熱膨張差によって、動弁装置の構成部材間の隙間が変化し、その隙間の変化によって異音や圧縮漏れを生じるおそれがある。また、動弁装置の摺動部が摩耗しても、動弁装置の構成部材間の隙間が変化し、その隙間の変化によって異音を生じるおそれがある。
この異音や圧縮漏れを防止するため、一般に、構成部材間の隙間の変化を吸収するラッシュアジャスタがカムからバルブステムまでのバルブ開閉力の動力伝達経路の途中に設けられる。
このようなラッシュアジャスタとして、例えば、エンジンオイルを作動流体として用いる油圧式ラッシュアジャスタが知られている。しかしながら、油圧式ラッシュアジャスタは、エンジン回転数による油圧の変化や、エンジンオイルに含まれるコンタミや気泡の影響を受けやすい。また、構造が複雑で、製造・組立てに多くの工数を必要とし、コスト的に不利である。
この問題を解決するラッシュアジャスタとして、特許文献1〜3に記載されるような機械式のラッシュアジャスタがある。機械式ラッシュアジャスタは、雌ねじを内周に有するナット部材と、前記雌ねじにねじ係合する雄ねじを外周に有するアジャストスクリュと、そのアジャストスクリュをナット部材から突出する方向に付勢するリターンスプリングとからなり、動弁装置の熱膨張などによって動弁装置の構成部材間の隙間が変化したときは、その隙間の変化に応じて、アジャストスクリュがナット部材内を回転しながら軸方向に移動することで、動弁装置の構成部材間の隙間を調整する。
ここで、特許文献1,2では、ナット部材から突出する方向の軸方向力をアジャストスクリュに付与する圧縮コイルばねをリターンスプリングとして用いている。また、特許文献3では、ナット部材から突出する方向の回転力をアジャストスクリュに付与するねじりばねをリターンスプリングとして用いている。
ところで、DOHCエンジンに機械式ラッシュアジャスタを採用した場合、カムと、カムに摺接するリフタボディとの間の芯ずれにより、リフタボディに回転力が発生し、その回転力がラッシュアジャスタに伝わることがある。また、OHVエンジンに機械式ラッシュアジャスタを採用した場合においても、カムと、カムに摺接するタペットとの間の芯ずれにより、タペットに回転力が発生し、その回転力がプッシュロッドを介してラッシュアジャスタに伝わることがある。
このようにしてラッシュアジャスタに回転力が伝わった場合、その回転力の方向が、アジャストスクリュをナット部材から突出させる方向であれば、動弁装置の構成部材間の隙間がゼロに保たれて問題は生じないが、ラッシュアジャスタに伝わる回転力の方向が、アジャストスクリュをナット部材に押し込む方向であった場合、カムが回転するごとにアジャストスクリュが押し込み方向に移動し、その結果、動弁装置の構成部材間の隙間が拡大し、バルブリフトロスが生じる問題がある。そして、バルブリフトロスの大きさがカムに設定されたランプ高さを超えると、バルブがバルブシートに衝撃的に着座して異音が生じるおそれや、最悪の場合、バルブが破損するおそれがある。
そこで、DOHCエンジンにおいて、リフタボディに発生した回転力がラッシュアジャスタに伝わるのを防止するために、特許文献4に記載されたラッシュアジャスタが提案されている。このラッシュアジャスタは、アジャストスクリュとバルブステムとの間にスペーサ部材を介在させ、そのスペーサ部材を、ナット部材に対して軸方向には移動可能、かつ、回転方向には拘束することによって、リフタボディの回転がアジャストスクリュに伝わるのを遮断している。
特公昭62−33401号公報 特表昭61−502553号公報 特開平5−10109号公報 特開2003−227317号公報
しかしながら、このようなスペーサ部材を組み込むと、動弁装置の部品点数が増えるばかりでなく、スペーサ部材をナット部材に対して軸方向に移動可能かつ回転方向に拘束するための構造が複雑となるので、各部品の加工コストおよび組立コストが増大するという問題があった。
この発明が解決しようとする課題は、低コストで、バルブリフト量の安定した内燃機関の動弁装置を提供することである。
上記の課題を解決するため、回転駆動されるカムシャフトと、そのカムシャフトのカムに摺接して往復運動するカム従動部材と、前記カムからカム従動部材を介して吸気バルブまたは排気バルブのバルブステムにバルブ開閉力を伝達する動力伝達経路の途中に設けられたラッシュアジャスタとを有し、そのラッシュアジャスタは、雌ねじを内周に有するナット部材と、前記雌ねじにねじ係合する雄ねじを外周に有するアジャストスクリュと、そのアジャストスクリュをナット部材から突出する方向に付勢するリターンスプリングとからなる内燃機関の動弁装置において、前記カムの幅方向中心と前記カム従動部材の中心とをずらして配置することでカム従動部材に回転力が発生するようにし、その回転力が前記ラッシュアジャスタに伝達するように前記動力伝達経路を構成し、ラッシュアジャスタに伝達する前記回転力の方向が前記アジャストスクリュをナット部材から突出させる方向となるように前記雄ねじと雌ねじの巻き方向を選択した。
このようにすると、カム従動部材からラッシュアジャスタに伝達する回転力の方向が、アジャストスクリュをナット部材から突出させる方向となるので、カム従動部材からラッシュアジャスタに伝達する回転力に起因するバルブリフトロスの問題が生じず、安定したバルブリフト量を得ることができる。また、カム従動部材からラッシュアジャスタへの回転力の伝達を遮断するスペーサ部材が不要なので、構造が単純であり、低コストである。
この発明は、例えば、次の動弁装置に適用することができる。
1)前記カム従動部材は、前記カムに摺接するカム摺接面を下端に有する上下にスライド可能に支持されたタペットであり、そのタペットの上方に中央部を支点として揺動可能に支持されたロッカアームを設け、前記タペットから動力を伝達して前記ロッカアームの一端部を押し上げるプッシュロッドを設け、前記ロッカアームの他端部で前記バルブステムを押し下げるようにしたOHVエンジンの動弁装置。
2)前記カム従動部材は、シリンダヘッドに形成されたガイド孔で上下にスライド可能に支持された筒部と、その筒部の上端に設けられた端板とからなるリフタボディであり、前記カムに摺接するカム摺接面を前記端板の上面に設け、前記筒部内に前記バルブステムの上端を配置し、前記カムがリフタボディを介して前記バルブステムを押し下げるようにしたDOHCエンジンの動弁装置。
上記1)の動弁装置にこの発明を適用する場合、前記ラッシュアジャスタは、前記ロッカアームのプッシュロッドで押し上げられる側の端部に、前記アジャストスクリュのナット部材からの突出方向が下向きとなるように組み込み、そのアジャストスクリュのナット部材からの突出端を前記プッシュロッドの上端に当接させた構成を採用することができる。
また、上記2)の動弁装置にこの発明を適用する場合、前記ラッシュアジャスタは、前記端板の下面に前記アジャストスクリュのナット部材からの突出方向が下向きとなるように組み付け、そのアジャストスクリュのナット部材からの突出端を前記バルブステムの上端に当接させた構成を採用することができる。
前記ラッシュアジャスタの雄ねじと雌ねじは、アジャストスクリュをナット部材内に押し込む方向の軸方向荷重が負荷されたときに圧力を受ける圧力側フランクのフランク角が遊び側フランクのフランク角よりも大きい鋸歯ねじを採用することができる。
前記リターンスプリングとしては、前記ナット部材から突出する方向の軸方向力をアジャストスクリュに付与する圧縮コイルばねを採用してもよく、前記ナット部材から突出する方向の回転力をアジャストスクリュに付与するねじりばねを採用してもよい。
複数の吸気バルブと排気バルブとを有する内燃機関の動弁装置にこの発明を適用する場合、雄ねじと雌ねじが右ねじのラッシュアジャスタと、雄ねじと雌ねじが左ねじのラッシュアジャスタとが混在すると、動弁装置を組み立てる際に、右ねじのラッシュアジャスタと左ねじのラッシュアジャスタとを間違えて逆に組み付けてしまう恐れがある。そのため、前記吸気バルブに対応する各ラッシュアジャスタの雄ねじと雌ねじのねじの巻き方向を統一し、前記排気バルブに対応する各ラッシュアジャスタの雄ねじと雌ねじのねじの巻き方向を統一すると好ましい。
この場合、前記吸気バルブに対応する各ラッシュアジャスタの雄ねじと雌ねじのねじの巻き方向と、前記排気バルブに対応する各ラッシュアジャスタの雄ねじと雌ねじのねじの巻き方向とを反対方向とすることができる。
この発明の動弁装置は、カム従動部材からラッシュアジャスタに伝達する回転力の方向が、アジャストスクリュをナット部材から突出させる方向なので、カム従動部材からラッシュアジャスタに伝達する回転力に起因するバルブリフトロスの問題が生じず、安定したバルブリフト量を得ることができる。また、カム従動部材からラッシュアジャスタへの回転力の伝達を遮断するスペーサ部材が不要なので、構造が単純であり、低コストである。
この発明の第1実施形態の動弁装置を示す正面図 図1のII−II線に沿った拡大断面図 図2のIII−III線に沿った拡大断面図 図2のIV−IV線に沿った拡大断面図 図2に示す動弁装置の変形例を示す図 この発明の第2実施形態の動弁装置を示す正面図 図6のリフタボディ近傍を右方向から見た拡大断面図 図7に示すアジャストスクリュの拡大図 図7に示す動弁装置の変形例を示す図 図9に示すアジャストスクリュの拡大図
図1に、この発明の第1実施形態のOHV(オーバー・ヘッド・バルブ)エンジンの動弁装置を示す。この動弁装置は、エンジンのクランクシャフト(図示せず)に同調して回転駆動されるカムシャフト1と、上下にスライド可能に支持されたタペット2と、ロッカシャフト3を中心に揺動可能に支持されたロッカアーム4と、タペット2とロッカアーム4の間の動力伝達を行なうプッシュロッド5と、シリンダヘッド6の吸気ポート(または排気ポート)7を開閉するバルブ8とを有する。
バルブ8には、バルブ8から上方に延びるバルブステム9が一体に設けられている。バルブステム9は、シリンダヘッド6に固定された筒状のバルブステムガイド10で上下にスライド可能に支持されている。バルブステム9の上部外周には、楔状のコッタ11を介して環状のスプリングリテーナ12が固定されている。スプリングリテーナ12の下面とシリンダヘッド6の上面の間には、バルブスプリング13が組み込まれている。バルブスプリング13は、スプリングリテーナ12を介してバルブステム9を上方に付勢し、その付勢力によってバルブ8をバルブシート14に着座させている。
カムシャフト1には、カム15が一体に形成されている。カム15は、ベースサークル15bと、ベースサークル15bに対して隆起したカム山部15aとを外周に有する。タペット2は、カム15の外周に摺接する平坦なカム摺接面2aを下端に有し、カム15の輪郭に追従して往復運動するようになっている。
タペット2の上方に配置されたロッカアーム4は、その中央部がロッカシャフト3で支持され、ロッカシャフト3を支点として揺動可能となっている。また、ロッカアーム4の一端部は、ラッシュアジャスタ16が組み込まれ、ロッカアーム4の他端部は、バルブステム9の上端に接触している。
プッシュロッド5は、その下端に形成された半球状の凸面5bが、タペット2の上端に形成された半球状の凹面2bで支持されており、タペット2が往復運動したときに、タペット2と共にプッシュロッド5の下端が往復運動するようになっている。プッシュロッド5の上端は、ラッシュアジャスタ16を介してロッカアーム4の一端部を支持しており、タペット2が上昇したときに、プッシュロッド5がそのタペット2の動力を伝達してロッカアーム4の一端部を押し上げ、ロッカアーム4の他端部がバルブステム9を押し下げるようになっている。ここで、バルブ8のバルブ開閉力は、カム15からタペット2、プッシュロッド5、ロッカアーム4を順に介してバルブステム9に伝達し、その動力伝達経路の途中にラッシュアジャスタ16が設けられている。
図2に示すように、ラッシュアジャスタ16は、雌ねじ17を内周に有する筒状のナット部材18と、雌ねじ17にねじ係合する雄ねじ19を外周に有するアジャストスクリュ20と、そのアジャストスクリュ20をナット部材18から突出する方向に付勢するリターンスプリング21とからなる。アジャストスクリュ20のナット部材18からの突出端には凸球面20aが形成され、その凸球面20aがプッシュロッド5の上端に形成された凹球面5aに当接している。
ナット部材18は、ロッカアーム4の端部を上下に貫通する嵌合孔22に挿通して設けられている。ナット部材18の下端には、ロッカアーム4の下面に当接するフランジ23が一体に設けられている。図4に示すように、フランジ23の外周には平坦面23aが形成されており、この平坦面23aが、ロッカアーム4の下面に形成されたストッパ面4aに係合してナット部材18を回り止めしている。ナット部材18の回り止めは、ナット部材18とロッカアーム4をピンで連結する等、他の方法で行なってもよい。
図2に示すように、ナット部材18の嵌合孔22から上方への突出部分には、ナット部材18を嵌合孔22から抜け止めする止め輪24が装着されている。また、止め輪24とロッカアーム4の間には、ナット部材18の軸方向のガタを吸収するために波ばね25が組み込まれている。
リターンスプリング21はねじりコイルばねである。リターンスプリング21は、その下端が、ナット部材18の外周に形成された係止孔26に係止し、上端が、図3に示すように、アジャストスクリュ20の上端に形成された係止溝27に係止しており、そのねじり変形によって、アジャストスクリュ20がナット部材18から下向きに突出する方向の回転力をアジャストスクリュ20に付与している。
図2に示すように、雄ねじ19と雌ねじ17は、アジャストスクリュ20をナット部材18内に押し込む方向の荷重が負荷されたときに圧力を受ける圧力側フランク28のフランク角が、遊び側フランク29のフランク角よりも大きい鋸歯状に形成されている。
雄ねじ19と雌ねじ17のリード角をαとし、圧力側フランク28のフランク角をθとすると、リード角αの大きさは、フランク角θと、雄ねじ19と雌ねじ17の間の静摩擦係数μとに対してtanα・cosθ<μを満たすように設定されている。すなわち、圧力側フランク28のフランク角θと雄ねじ19と雌ねじ17のリード角αとによって決定される押込み側の自立摩擦係数(=tanα・cosθ)は、雄ねじ19と雌ねじ17の間の静摩擦係数μよりも小さい。そのため、押し込み方向の静荷重がアジャストスクリュ20に負荷されたとき、雄ねじ19と雌ねじ17の圧力側フランク28,28間の摩擦抵抗によってアジャストスクリュ20の回転が阻止される。
タペット2のカム摺接面2aの直径は、カム15の幅よりも大きい。そして、タペット2のカム摺接面2aの中心は、カム15のカム山部15aの幅方向の中心に対してずらして配置されている。その結果、カム15が回転したときに、カム山部15aとタペット2の間に作用する摩擦力が、タペット2の軸線に対して非対称となり、タペット2に軸線回りの回転力が発生するようになっている。ここで、タペット2とカム15のずれの方向は、タペット2に発生する回転力の向きが上から見て時計回りとなる方向とされている。
タペット2に発生した回転力は、図1に示す凹面2bと凸面5bの間の摩擦によってタペット2からプッシュロッド5に伝達し、さらに、図2に示す凹球面5aと凸球面20aの間の摩擦によってプッシュロッド5からアジャストスクリュ20に伝達する。このとき、アジャストスクリュ20に伝達する回転力の方向は、上から見て時計回りである。そして、雄ねじ19と雌ねじ17のねじの巻き方向は、上から見てアジャストスクリュ20を時計回りに回転させたときにアジャストスクリュ20がナット部材18から下向きに突出する方向、すなわち、右ねじの方向となっている。
次に、上述した動弁装置の動作例を説明する。
エンジンの作動によりカムシャフト1が回転して、カム15のカム山部15aがタペット2を押し上げると、バルブ8がバルブシート14から離れて、吸気ポート7を開く。このとき、アジャストスクリュ20に押し込み方向の軸方向荷重が負荷されるが、雄ねじ19の圧力側フランク28が雌ねじ17の圧力側フランク28で受け止められて、アジャストスクリュ20の軸方向位置が固定される。
更にカム15が回転して、カム山部15aがタペット2の位置を過ぎると、バルブスプリング13の付勢力によってバルブステム9が上昇し、バルブ8がバルブシート14に着座して、吸気ポート7を閉じる。
厳密には、カム15のカム山部15aがタペット2を押し上げるときに、雄ねじ19と雌ねじ17の圧力側フランク28,28間に僅かな滑りが生じ、その滑りによってアジャストスクリュ20は押し込み方向に僅かに移動するが、カム山部15aがタペット2の位置を過ぎて、押し込み方向の荷重が解除されたときに、アジャストスクリュ20は、リターンスプリング21から負荷される荷重によって突出方向に移動し、元の位置に戻る。
冷機時のエンジン始動直後には、動弁装置の構成部材のうち、バルブ(特に排気バルブ)8とバルブステム9が最初に温度上昇して熱膨張するので、他の構成部材との熱膨張差によってバルブ8とバルブシート14の間に隙間が生じる可能性が生じる。しかし、このとき、カム15のベースサークル15bがタペット2の位置にあるときにも、バルブスプリング13の付勢力がアジャストスクリュ20に作用するため、カム15のカム山部15aがタペット2を押し上げるときのアジャストスクリュ20の押し込み量よりも、更にカム15が回転して押し込み方向の荷重が解除されたときのアジャストスクリュ20の突出量が小さくなる。その結果、カム15が回転するごとに、アジャストスクリュ20が押し込み方向に徐々に移動し、バルブ8とバルブシート14の間に隙間が生じない。
また、バルブステム9とロッカアーム4の接触部や、アジャストスクリュ20とプッシュロッド5の接触部や、プッシュロッド5とタペット2の接触部や、タペット2とカム15の接触部などが摩耗したときは、その摩耗した分、動弁装置の構成部材間に隙間が生じ、バルブ8のバルブリフト量が不足する可能性が生じる。しかし、このとき、カム15のカム山部15aがタペット2を押し上げるときのアジャストスクリュ20の押し込み量よりも、更にカム15が回転して押し込み方向の荷重が解除されたときのアジャストスクリュ20の突出量が大きくなる。その結果、カム15が回転するごとに、アジャストスクリュ20が突出方向に徐々に移動するので、動弁装置の構成部材間の隙間はゼロに保たれ、バルブ8のバルブリフトロスが生じない。
この動弁装置は、カム15の幅方向中心とタペット2の中心とをずらして配置することでタペット2に回転力が発生するようにし、タペット2からラッシュアジャスタ16に伝達する回転力の方向が、アジャストスクリュ20をナット部材18から突出させる方向となっているので、タペット2からラッシュアジャスタ16に伝達する回転力に起因するバルブリフトロスの問題が生じず、安定したバルブリフト量を得ることができる。また、タペット2からラッシュアジャスタ16への回転力の伝達を遮断するスペーサ部材が不要なので、構造が単純であり、低コストである。
上記実施形態では、雄ねじ19と雌ねじ17が右ねじのラッシュアジャスタ16を組み込んだ動弁装置について説明したが、この発明は、図5に示すように、雄ねじ19と雌ねじ17が左ねじのラッシュアジャスタ16を組み込んだ動弁装置に適用することもできる。この場合、タペット2からアジャストスクリュ20に伝達する回転力の方向が上から見て反時計回りとなるように、タペット2とカム15のずれの方向は、タペット2に発生する回転力の向きが上から見て反時計回りとなる方向にする必要がある。
複数の吸気バルブ8を有する内燃機関の動弁装置にこの発明を適用する場合、雄ねじ19と雌ねじ17が右ねじのラッシュアジャスタ16と、雄ねじ19と雌ねじ17が左ねじのラッシュアジャスタ16とが混在すると、動弁装置を組み立てる際に、右ねじのラッシュアジャスタ16と左ねじのラッシュアジャスタ16とを間違えて逆に組み付けてしまう恐れがある。そのため、各ラッシュアジャスタ16の雄ねじ19と雌ねじ17のねじの巻き方向を統一すると好ましい。排気バルブ8についても同様である。この場合、吸気側と排気側とでロッカアーム4の寸法もしくは形状を異ならせ、吸気側のラッシュアジャスタ16のねじの巻き方向と、排気側のラッシュアジャスタ16のねじの巻き方向とを反対方向とすることができる。
上記実施形態では、アジャストスクリュ20の押し込み方向の移動量を抑えてバルブリフト量をより安定させるために、ラッシュアジャスタ16の雄ねじ19と雌ねじ17を鋸歯ねじとしているが、雄ねじ19と雌ねじ17は、上下対称の三角ねじや台形ねじを採用することも可能である。
また、上記実施形態では、ナット部材18から突出する方向の回転力をアジャストスクリュ20に付与するねじりばねとしてねじりコイルばねを採用したが、ねじりコイルばねにかえて、ぜんまいばね等、他のねじりばねを採用してもよい。また、ねじりばねにかえて、ナット部材18から突出する方向の軸方向力をアジャストスクリュ20に付与する圧縮コイルばねを採用してもよい。
図6に、この発明の第2実施形態のDOHC(ダブル・オーバー・ヘッド・カムシャフト)エンジンの動弁装置を示す。この動弁装置は、エンジンのクランクシャフト(図示せず)に同調して回転駆動されるカムシャフト31と、カムシャフト31のカム32に摺接して往復運動するリフタボディ33と、シリンダヘッド34の吸気ポート(または排気ポート)35を開閉するバルブ36とを有する。
バルブ36には、第1実施形態と同様のバルブステム37が一体に設けられている。バルブステム37の上部外周にはスプリングリテーナ38が固定されている。スプリングリテーナ38は、バルブスプリング39によって上方に付勢され、その付勢力によってバルブ36をバルブシート40に着座させている。
図7に示すように、リフタボディ33は、シリンダヘッド34に形成されたガイド孔41で上下にスライド可能に支持された筒部42と、その筒部42の上端に設けられた端板43とからなり、筒部42内にバルブステム37の上端を収容するように配置されている。
端板43の上面には、カム32の外周に摺接する平坦なカム摺接面43aが形成されており、カム32の輪郭に追従してリフタボディ33が往復運動するようになっている。端板43の下面にはラッシュアジャスタ44が組み付けられ、リフタボディ33が往復運動したときに、リフタボディ33がラッシュアジャスタ44を介してバルブステム37を押し下げるようになっている。ここで、バルブ36のバルブ開閉力は、カム32からリフタボディ33を介してバルブステム37に伝達し、その動力伝達経路の途中にラッシュアジャスタ44が設けられている。
ラッシュアジャスタ44は、雌ねじ45を内周に有する筒状のナット部材46と、雌ねじ45にねじ係合する雄ねじ47を外周に有するアジャストスクリュ48と、そのアジャストスクリュ48をナット部材46から突出する方向に付勢するリターンスプリング49とからなる。ナット部材46は、端板43の下面に止め輪50で固定されている。
リターンスプリング49は圧縮コイルばねである。リターンスプリング49は、上端が端板43で支持され、下端がアジャストスクリュ48を押圧しており、その圧縮変形によって、アジャストスクリュ48がナット部材46から下向きに突出する方向の軸方向力をアジャストスクリュ48に付与している。アジャストスクリュ48のナット部材46からの突出端は、バルブステム37の上端に当接している。
雄ねじ47と雌ねじ45は、アジャストスクリュ48をナット部材46内に押し込む方向の荷重が負荷されたときに圧力を受ける圧力側フランク51のフランク角が、遊び側フランク52のフランク角よりも大きい鋸歯状に形成されている(図8参照)。
図7に示すように、リフタボディ33のカム摺接面43aの直径は、カム32の幅よりも大きい。そして、リフタボディ33のカム摺接面43aの中心は、カム32の幅方向の中心に対してずらして配置されている。その結果、カム32が回転したときに、カム山部32aとリフタボディ33の間に作用する摩擦力が、リフタボディ33の軸線に対して非対称となり、リフタボディ33に軸線回りの回転力が発生するようになっている。ここで、リフタボディ33とカム32のずれの方向は、リフタボディ33に発生する回転力の向きが上から見て時計回りとなる方向とされている。
リフタボディ33に発生した回転力は、リフタボディ33からナット部材46に伝達する。このとき、ナット部材46に伝達する回転力の方向は、上から見て時計回りである。そして、雄ねじ47と雌ねじ45のねじの巻き方向は、上から見てナット部材46を時計回りに回転させたときにアジャストスクリュ48がナット部材46から下向きに突出する方向、すなわち、左ねじの方向となっている(図8参照)。
次に、上述した動弁装置の動作例を説明する。
エンジンの作動によりカムシャフト31が回転して、カム32のカム山部32aがリフタボディ33を押し下げると、バルブ36がバルブシート40から離れて、吸気ポート35を開く。このとき、アジャストスクリュ48に押し込み方向の軸方向荷重が負荷されるが、雄ねじ47の圧力側フランク51が雌ねじ45の圧力側フランク51で受け止められて、アジャストスクリュ48の軸方向位置が固定される。
更にカム32が回転して、カム山部32aがリフタボディ33の位置を過ぎると、バルブスプリング39の付勢力によってバルブステム37が上昇し、バルブ36がバルブシート40に着座して、吸気ポート35を閉じる。
厳密には、カム32のカム山部32aがリフタボディ33を押し下げるときに、雄ねじ47と雌ねじ45の圧力側フランク51,51間に僅かな滑りが生じ、その滑りによってアジャストスクリュ48は押し込み方向に僅かに移動するが、カム山部32aがリフタボディ33の位置を過ぎて、押し込み方向の荷重が解除されたときに、アジャストスクリュ48は、リターンスプリング49から負荷される荷重によって突出方向に移動し、元の位置に戻る。
そして、第1実施形態と同様、動弁装置の熱膨張などによって動弁装置の構成部材間の隙間が変化すると、その隙間の変化に応じて、アジャストスクリュ48がナット部材46内を回転しながら軸方向に移動することで、動弁装置の構成部材間の隙間を調整する。
この動弁装置は、カム32の幅方向中心とリフタボディ33の中心とをずらして配置することでリフタボディ33に回転力が発生するようにし、リフタボディ33からラッシュアジャスタ44に伝達する回転力の方向が、アジャストスクリュ48をナット部材46から突出させる方向となっているので、リフタボディ33からラッシュアジャスタ44に伝達する回転力に起因するバルブリフトロスの問題が生じず、安定したバルブリフト量を得ることができる。また、リフタボディ33からラッシュアジャスタ44への回転力の伝達を遮断するスペーサ部材が不要なので、構造が単純であり、低コストである。
上記実施形態では、雄ねじ47と雌ねじ45が左ねじのラッシュアジャスタ44を組み込んだ動弁装置について説明したが、図9,10に示すように、雄ねじ47と雌ねじ45が右ねじのラッシュアジャスタ44を組み込むこともできる。この場合、リフタボディ33とカム32のずれの方向は、リフタボディ33に発生する回転力の向きが上から見て反時計回りとなる方向とする。
雄ねじ47と雌ねじ45が右ねじのラッシュアジャスタ44と、雄ねじ47と雌ねじ45が左ねじのラッシュアジャスタ44とが混在すると、動弁装置を組み立てる際に、右ねじのラッシュアジャスタ44と左ねじのラッシュアジャスタ44とを間違えて逆に組み付けてしまう恐れがある。そのため、吸気側の各ラッシュアジャスタ44の雄ねじ47と雌ねじ45のねじの巻き方向を統一すると好ましい。排気側についても同様である。この場合、吸気側と排気側とでリフタボディ33の寸法もしくは形状を異ならせ、吸気側のラッシュアジャスタ44のねじの巻き方向と、排気側のラッシュアジャスタ44のねじの巻き方向とを反対方向とすることもできる。
1 カムシャフト
2 タペット
2a カム摺接面
4 ロッカアーム
5 プッシュロッド
8 バルブ
9 バルブステム
15 カム
16 ラッシュアジャスタ
17 雌ねじ
18 ナット部材
19 雄ねじ
20 アジャストスクリュ
21 リターンスプリング
28 圧力側フランク
29 遊び側フランク
31 カムシャフト
32 カム
33 リフタボディ
34 シリンダヘッド
36 バルブ
37 バルブステム
41 ガイド孔
42 筒部
43 端板
43a カム摺接面
44 ラッシュアジャスタ
45 雌ねじ
46 ナット部材
47 雄ねじ
48 アジャストスクリュ
49 リターンスプリング
51 圧力側フランク
52 遊び側フランク

Claims (10)

  1. 回転駆動されるカムシャフト(1)と、そのカムシャフト(1)のカム(15)に摺接して往復運動するカム従動部材(2)と、前記カム(15)からカム従動部材(2)を介して吸気バルブ(8)または排気バルブ(8)のバルブステム(9)にバルブ開閉力を伝達する動力伝達経路の途中に設けられたラッシュアジャスタ(16)とを有し、そのラッシュアジャスタ(16)は、雌ねじ(17)を内周に有するナット部材(18)と、前記雌ねじ(17)にねじ係合する雄ねじ(19)を外周に有するアジャストスクリュ(20)と、そのアジャストスクリュ(20)をナット部材(18)から突出する方向に付勢するリターンスプリング(21)とからなる内燃機関の動弁装置において、
    前記カム(15)の幅方向中心と前記カム従動部材(2)の中心とをずらして配置することでカム従動部材(2)に回転力が発生するようにし、その回転力が前記ラッシュアジャスタに伝達するように前記動力伝達経路を構成し、ラッシュアジャスタ(16)に伝達する前記回転力の方向が前記アジャストスクリュ(20)をナット部材(18)から突出させる方向となるように前記雄ねじ(19)と雌ねじ(17)の巻き方向を選択したことを特徴とする内燃機関における動弁装置。
  2. 前記カム従動部材は、前記カム(15)に摺接するカム摺接面(2a)を下端に有する上下にスライド可能に支持されたタペット(2)であり、そのタペット(2)の上方に中央部を支点として揺動可能に支持されたロッカアーム(4)を設け、前記タペット(2)から動力を伝達して前記ロッカアーム(4)の一端部を押し上げるプッシュロッド(5)を設け、前記ロッカアーム(4)の他端部で前記バルブステム(9)を押し下げるようにした請求項1に記載の内燃機関における動弁装置。
  3. 前記ラッシュアジャスタ(16)は、前記ロッカアーム(4)のプッシュロッド(5)で押し上げられる側の端部に、前記アジャストスクリュ(20)のナット部材(18)からの突出方向が下向きとなるように組み込まれ、そのアジャストスクリュ(20)のナット部材(18)からの突出端を前記プッシュロッド(5)の上端に当接させた請求項2に記載の内燃機関における動弁装置。
  4. 前記カム従動部材は、シリンダヘッド(34)に形成されたガイド孔(41)で上下にスライド可能に支持された筒部(42)と、その筒部(42)の上端に設けられた端板(43)とからなるリフタボディ(33)であり、前記カム(32)に摺接するカム摺接面(43a)を前記端板(43)の上面に設け、前記筒部(42)内に前記バルブステム(37)の上端を配置し、前記カム(32)がリフタボディ(33)を介して前記バルブステム(37)を押し下げるようにした請求項1に記載の内燃機関における動弁装置。
  5. 前記ラッシュアジャスタ(44)は、前記端板(43)の下面に前記アジャストスクリュ(48)のナット部材(46)からの突出方向が下向きとなるように組み付けられ、そのアジャストスクリュ(48)のナット部材(46)からの突出端を前記バルブステム(37)の上端に当接させた請求項4に記載の内燃機関における動弁装置。
  6. 前記ラッシュアジャスタ(16)の雄ねじ(19)と雌ねじ(17)は、アジャストスクリュ(20)をナット部材(18)内に押し込む方向の軸方向荷重が負荷されたときに圧力を受ける圧力側フランク(28)のフランク角が遊び側フランク(29)のフランク角よりも大きい鋸歯ねじである請求項1から5のいずれかに記載の内燃機関における動弁装置。
  7. 前記リターンスプリング(49)は、前記ナット部材(46)から突出する方向の軸方向力をアジャストスクリュ(48)に付与する圧縮コイルばねである請求項1から6のいずれかに記載の内燃機関における動弁装置。
  8. 前記リターンスプリング(21)は、前記ナット部材(18)から突出する方向の回転力をアジャストスクリュ(20)に付与するねじりばねである請求項1から6のいずれかに記載の内燃機関における動弁装置。
  9. 複数の前記吸気バルブ(8)と排気バルブ(8)とを有し、前記吸気バルブ(8)に対応する各ラッシュアジャスタ(16)の雄ねじ(19)と雌ねじ(17)のねじの巻き方向を統一し、前記排気バルブ(8)に対応する各ラッシュアジャスタ(16)の雄ねじ(19)と雌ねじ(17)のねじの巻き方向を統一した請求項1から8のいずれかに記載の内燃機関における動弁装置。
  10. 前記吸気バルブ(8)に対応する各ラッシュアジャスタ(16)の雄ねじ(19)と雌ねじ(17)のねじの巻き方向と、前記排気バルブ(8)に対応する各ラッシュアジャスタ(16)の雄ねじ(19)と雌ねじ(17)のねじの巻き方向とを反対方向とした請求項9に記載の内燃機関における動弁装置。
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