JP2012071722A - 自動二輪車用タイヤ組成物、および、自動二輪車用タイヤ - Google Patents

自動二輪車用タイヤ組成物、および、自動二輪車用タイヤ Download PDF

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Abstract

【課題】転動抵抗が低く低燃費化に寄与し得るとともに、旋回時の剛性感に優れた自動二輪車用タイヤ組成物、および、自動二輪車用タイヤを提供する。
【解決手段】この自動二輪車用タイヤ組成物は、測定温度0℃における損失正接tanδの値が0.375以上、0℃における動的複素弾性率E*の値が40MPa以下、0℃のtanδおよびE*の値から下記式(1)で求められる物性指数が9.375MPa−1以上であり、測定温度20℃における損失正接tanδの値が0.170以上、20℃における動的複素弾性率E*の値が18MPa以下、20℃のtanδおよびE*の値から下記式(1)で求められる物性指数が9.44以上であり、測定温度60℃における損失正接tanδの値が0.14以下、かつ、60℃における動的複素弾性率E*の値が8MPa以上である。物性指数=1000×tanδ/E*…(1)
【選択図】なし

Description

本発明は、自動二輪車用タイヤ組成物、および、自動二輪車用タイヤに関する。
近年、環境問題への関心の高まりから、低燃費化を実現できるタイヤが求められており、転動抵抗を低減したタイヤが提案されている(例えば、特許文献1参照)。タイヤ用ゴム組成物の物性とタイヤ性能との関係は従来から研究されており、摂氏60度における損失正接tanδはタイヤの転動抵抗との相関が大きく、摂氏0度における損失正接tanδは制動性能との相関が大きいことが知られている。特許文献1には、転動抵抗の低減とともにウェット性能と耐摩耗性を確保した四輪車用のタイヤ組成物について、60℃のtanδおよび0℃のtanδの範囲を規定した例が開示されている。
特開平5−25327号公報
ところで、自動二輪車は車体を傾斜させることでキャンバースラストを発生させて旋回するため、自動二輪車用のタイヤには、四輪車用のタイヤとは異なる旋回性能が求められる。具体的には、旋回時に満足できるレベルの剛性感を有することが求められ、低燃費タイヤであっても同様である。このため、転動抵抗が低く低燃費化に寄与し得るとともに、旋回時の剛性感に優れた自動二輪車用のタイヤ組成物が望まれていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、転動抵抗が低く低燃費化に寄与し得るとともに、旋回時の剛性感に優れた自動二輪車用タイヤ組成物、および、自動二輪車用タイヤを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、測定温度0℃における損失正接tanδの値が0.375以上、0℃における動的複素弾性率E*の値が40MPa以下、0℃のtanδおよびE*の値から下記式(1)で求められる物性指数が9.375MPa−1以上であり、測定温度20℃における損失正接tanδの値が0.170以上、20℃における動的複素弾性率E*の値が18MPa以下、20℃のtanδおよびE*の値から下記式(1)で求められる物性指数が9.444MPa−1以上であり、測定温度60℃における損失正接tanδの値が0.14以下、かつ、60℃における動的複素弾性率E*の値が8MPa以上であること、を特徴とする自動二輪車用タイヤ組成物。
物性指数=1000×tanδ/E* …(1)
本発明によれば、ウェット路及びドライ路における制動性能と、旋回時の剛性感との両面で優れており、かつ、低燃費化を達成可能な自動二輪車用タイヤを実現できる。
また、上記自動二輪車用タイヤ組成物において、ポリマー部と、表面処理シリカを含んで構成されるものとしてもよい。
この場合、ウェット路及びドライ路における制動性能と、旋回時の剛性感との両面で優れており、かつ、低燃費化を達成可能な自動二輪車用タイヤを、容易に製造できる。
ここで、ポリマー部とは、タイヤ組成物に含まれるゴム及び合成ゴム成分の総和であり、例えば、天然ゴムやジエン系ゴム(ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエンゴム等)を含む。好ましくは、少なくともジエン系ゴムを含み、より好ましくは、シリカ等のフィラーとの親和性を高めた末端変性ポリマーを含む。
また、本発明は、トレッド部、ショルダー部およびサイドウォール部を有し、前記トレッド部および前記ショルダー部を含む接地部において接地可能とされた自動二輪車用タイヤであって、少なくとも前記接地部全体が、請求項1から3のいずれかに記載の自動二輪車用タイヤ組成物によって構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、接地部全体が、低燃費性と優れた制動性能および旋回性能を発揮する組成物で構成されているので、直進走行時も旋回時も優れた走行性能を有し、低燃費化を実現可能な自動二輪車用タイヤを提供できる。
また、上記自動二輪車用タイヤにおいて、前記接地部は全体としてラウンド形状を有するものとしてもよい。この場合、接地部が全体としてラウンド形状を有し、このラウンド形状の接地部が、本発明のタイヤ組成物で構成されているので、旋回時に優れた剛性感を発揮する。
さらに、上記自動二輪車用タイヤにおいて、前記接地部および前記サイドウォール部が、請求項1から3のいずれかに記載の自動二輪車用タイヤ組成物によって構成されたものとしてもよい。この場合、トレッド部、ショルダー部およびサイドウォール部を一体として同一材料により成形することが可能であり、工数が少なく量産性に優れた自動二輪車用タイヤを提供できる。
また、上記自動二輪車用タイヤはバイアスタイヤであってもよい。この場合、制動性能および旋回性能に優れ低燃費化が可能な自動二輪車用タイヤを、低コストで提供できる。
本発明によれば、ウェット路及びドライ路における制動性能、旋回性能の両面で優れており、かつ、低燃費化を達成可能な自動二輪車用タイヤを実現できる。
また、ポリマー部と表面処理シリカを含むことで、ウェット路及びドライ路における制動性能、旋回性能の両面で優れており、かつ、低燃費化を達成可能な自動二輪車用タイヤを容易に製造できる。
また、トレッド部、ショルダー部およびサイドウォール部を有し、トレッド部およびショルダー部を含む接地部全体が低燃費性、制動性能および旋回性能において良好な特性を発揮する組成物で構成されているので、直進走行時も旋回時も優れた走行性能を有する自動二輪車用タイヤを提供できる。
また、接地部が全体としてラウンド形状を有し、このラウンド形状の接地部が、本発明のタイヤ組成物で構成されているので、優れた旋回性能を発揮する。
さらに、トレッド部、ショルダー部およびサイドウォール部を一体として同一材料により成形することが可能であり、工数が少なく量産性に優れた自動二輪車用タイヤを提供できる。
また、バイアスタイヤとすることで、制動性能および旋回性能に優れ低燃費化が可能な自動二輪車用タイヤを、低コストで提供できる。
本発明の実施形態に係るタイヤの断面図である。 実施例のタイヤの特性を示す図表である。 実施例のタイヤの特性を示す図表である。 実施例のタイヤの特性を示す図表である。 実施例のタイヤの特性を示す図表である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤ1の断面図である。この図1に示すタイヤ1は、自動二輪車に装着されるタイヤである。
タイヤ1は、ビードコア2を埋設した一対のビード部3と、ビード部3からタイヤ径方向外側に延びる一対のサイドウォール部4と、両サイドウォール部4、4間にまたがって延びるトレッド部5とを備えている。トレッド部5とサイドウォール部4との境界は側方にやや張り出したショルダー部6となっている。
また、タイヤ1においては、タイヤ赤道面CLとのなす角が65〜90°となるように平行配列した複数本の高弾性テキスタイルコード等の補強素子をゴム被覆してカーカス8を構成し、このカーカス8を、例えば非伸張性の環状体としたビードコア2およびその上に隣接配置されるビードエペックス7の周りに、タイヤ幅方向内側から外側に向かって巻き上げて係止している。タイヤ1はバイアスタイヤであり、タイヤ1の周方向に延びるベルトは備えていない。
タイヤ1は、タイヤ赤道面CLを含むセンター域9を中心とするトレッド部5が、トレッド部5とサイドウォール部4との境界に位置するショルダー部6とともに、接地部Sを構成している。タイヤ1を装着した自動二輪車が直進走行している状態では、センター域9を中心として主にトレッド部5が接地し、旋回中は主にトレッド部5の端部とショルダー部6が接地する。このため、接地部Sは全体としてラウンド形状となっている。
本発明を適用したタイヤ1は、以下に説明するように、低燃費化を達成し、制動性能および旋回性能も優れている。タイヤの低燃費化は転動抵抗の抑制により達成できることが知られており、本発明者らは、転動抵抗の指標としてRRC指数を用いて検討した。また、発明者らは、ドライ路とウェット路のそれぞれにおける制動性能について検討し、さらに旋回性能についても検討した。
上述したようにタイヤ1の接地面Sの弾性率は燃費に影響するが、制動性能にも相関を有する。0℃における損失正接tanδ(以下、tanδ(0℃)と表記する。20℃、60℃についても同様。)はウェット路での制動性能に相関を有し、tanδ(0℃)が大きいほどウェット路の制動性能に優れている。また、tanδ(20℃)はドライ路での制動性能に相関を有し、tanδ(20℃)が大きいほどドライ路での制動性能に優れている。しかしながら、0℃、20℃、60℃のtanδが好適な範囲であって、好ましい制動性能およびRRC指数が得られたタイヤであっても、自動二輪車に装着してテストを行ったところ、旋回時の剛性感が基準を満足できないケースがあった。
そして、本発明者らは、接地面の動的複素弾性率E*がタイヤの旋回性能と強い相関を有することを見いだし、特に60℃における動的複素弾性率E*(以下、E*(60℃)と表記する。0℃、20℃についても同様。)が大きいほど、タイヤの旋回時の剛性感が増し、旋回性能を高められることを見いだした。さらに、発明者らは接地面のtanδ及びE*から算出される指標が制動性能と強く相関することを見いだし、好適なtanδおよびE*を示すタイヤ組成物を用いることで、低燃費化とともに制動性能および旋回性能において優れたタイヤ1を実現した。
本発明のタイヤ1を構成するタイヤ組成物は、tanδ(0℃)の値が0.375以上、E*(0℃)の値が40[MPa:メガパスカル]以下、tanδ(0℃)およびE*(0℃)の値から下記式(1)で求められる物性指数が9.375[MPa−1]以上であり、tanδ(20℃)の値が0.170以上、E*(20℃)の値が18[MPa]以下、tanδ(20℃)およびE*(20℃)の値から下記式(1)で求められる物性指数が9.444[MPa−1]以上であり、tanδ(60℃)の値が0.14以下、かつ、E*(60℃)の値が8[MPa]以上である。
物性指数=1000×tanδ/E* …(1)
上記式(1)で求められる物性指数は、E*が低く、tanδが高いほど大きくなる。E*が低いことは、接地部Sの路面に対する密着性が高いことを示す。一方、tanδが高いことは、接地部Sと路面との密着後の制動時におけるエネルギー損失が大きいことを示す。測定温度0℃の値は接地部Sが路面に密着しにくい状況の特性に関連する。これらの知見から、発明者らは、tanδ(0℃)の値が0.375以上、E*(0℃)の値が40[MPa]以下であり、かつ、tanδ(0℃)およびE*(0℃)の値から下記式(1)で求められる物性指数が9.375[MPa−1]以上である場合に、ウェット路における優れた制動性能が発揮されることを明らかにした。
また、tanδ(20℃)およびE*(20℃)の値から上記式(1)により求められる上記物性指数は、接地部Sが路面に比較的密着しやすい状況における特性に関連する。これらの知見から、発明者らは、tanδ(20℃)の値が0.170以上、E*(20℃)の値が18[MPa]以下であり、かつ、tanδ(20℃)およびE*(20℃)の値から下記式(1)で求められる物性指数が9.444[MPa−1]以上である場合に、ドライ路における優れた制動性能が発揮されることを明らかにした。
加えて、RRC指数は、接地面の弾性率の指標である損失正接tanδと相関があり、tanδ(60℃)が小さくなるほどRRC指数が低減することが知られている。この点で、tanδ(60℃)の値が0.14以下となる場合に、低燃費化を実現し得ることを明らかにした。そして、この低燃費化とともに、E*(60℃)の値が8[MPa]以上である場合に、優れた高速旋回性能が得られることを明らかにした。
そして、タイヤ1は、トレッド部5、ショルダー部6およびサイドウォール部4、4を有し、トレッド部5およびショルダー部6を含む接地部Sにおいて接地可能な形状にされ、少なくとも接地部S全体が本発明のタイヤ組成物によって構成されている。これにより、接地部S全体が低燃費性、制動性能および旋回性能の全てにおいて良好な特性を発揮するので、直進走行時も旋回時も優れた走行性能を有する自動二輪車用タイヤを提供できる。さらに、接地部Sとともにサイドウォール部4、4を本発明のタイヤ組成物で構成してもよい。この場合、タイヤ1は、ビードコア2とビードエペックス7にカーカス8を巻き上げた後、一体として成形することが可能であり、工数が少なく量産性に優れている。
また、接地部Sは全体としてラウンド形状を有し、このラウンド形状の接地部Sを本発明のタイヤ組成物で構成することにより、旋回時に優れた剛性感を発揮する。さらに、タイヤ1はスチールベルトを備えていないバイアスタイヤであるので、タイヤ1の接地部Sの特性には、接地部Sを構成するタイヤ組成物の特性が強く反映される。このため、本発明のタイヤ組成物で接地部Sを構成することで、制動性能および旋回性能に優れ、低燃費化を達成可能なタイヤ1を実現できる。
なお、上述したところは、この発明の実施態様の一部を示したにすぎず、この発明の趣旨を逸脱しない限り、これらの構成を相互に組み合わせたり、公知のタイヤと同様の構成とすることもでき、種々の変更を加えたりすることが可能である。
以下、本発明の実施例を詳細に説明するが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
以下の実施例では、本発明を適用した実施例1〜4、および、比較対象としての比較例1〜3について試作および評価を行った。
各実施例の仕様、物性の測定結果、および評価は、表1に示す通りである。なお、表1に記載した符号A〜Gは、後述する図中のプロットとの対応を示す。
Figure 2012071722
*1 SIR(Standard Indonesian Rubber)
*2 日本ゼオン株式会社製「Nipol(登録商標) 1712」
*3 日本ゼオン株式会社製「Nipol(登録商標) NS116」
*4 日本ゼオン株式会社製「Nipol(登録商標) NS616」
*5 日本ゼオン株式会社製「Nipol(登録商標) BR1220」
*6 東海カーボン株式会社製「シーストKH」
*7 Rhodia社製「Zeosil(登録商標) 115GR」
*8 PPG Industries社製「Agilon 400G−D」
*9 Evonic−Degussa社製「Si−75」
*10 酸化亜鉛3種
*11 大内新興化学工業株式会社製「ノクラック6C」
*12 大内新興化学工業株式会社製「ノクラック224」
*13 マイクロクリスタリンワックス
*14 Struktol Company of America製「Sturuktol(登録商標) EF44」
*15 大内新興化学工業株式会社製「ノクセラーCZ−G」
*16 大内新興化学工業株式会社製「ノクセラーNS−P」
*17 大内新興化学工業株式会社製「ノクセラーD」
表1において、WET物性指数及びDRY物性指数は、上記式(1)により得られる物性指数であり、測定温度0℃のtanδ及びE*から得られる物性指数をWET物性指数、測定温度20℃のtanδ及びE*から得られる物性指数をDRY物性指数とする。WET物性指数及びDRY物性指数の単位は[MPa−1]である。また、E*の単位は[MPa]である。
各実施例および比較例のタイヤは、タイヤサイズが90/90−18の自動二輪車用タイヤであり、ナイロンコードをゴム被覆してなる2層のプライをラジアル配置したカーカスを備え、図1に示す構造を有している。
[粘弾性試験]
損失正接tanδおよび動的複素弾性率E*は、下記の測定条件で測定した。
測定装置:GABO社製 粘弾性測定装置「Eplexer 500N」
測定条件:圧縮モード
−80℃〜30℃…静歪3.0%、動歪0.1%
30℃〜70℃…静歪3.0%、動歪1.0%
試験片形状:φ6×6mm
周波数:10Hz
[WET制動試験、DRY制動試験]
実施例1〜4及び比較例1〜3の各仕様のタイヤを正規リムに組み込み、正規内圧となるように空気が充填された状態で、排気量150ccの市販の小型自動二輪車に装着した(以下、試験車両という)。
試験車両を用いて、調整後の路面を走行する走行試験を行い、所定速度からの急制動時において、車輪のロックが発生しない範囲における発生Gに基づき評価点(5点満点)を決定した。WET制動試験では試験車両によりウェット調整された路面を走行し、DRY制動試験では乾燥路面を走行した。
[高速旋回試験]
試験車両を100km/hで旋回走行させる定常円旋回試験を行い、テストライダーの官能評価により評価点(5点満点)を決定した。
[RRC指数測定]
上記仕様のタイヤを1.7mドラム抵抗試験機に装着して、60km/h走行時のころがり抵抗係数(RRC)を求め、スコア化した。表1に示した値は、比較例1のスコアを100とした場合の相対値である。
[目標値]
表1に示す各スコアについて目標値を設定した。具体的には、WET制動試験のスコアは4.00以上、DRY制動試験のスコアは4.00以上、高速旋回試験のスコアは4.00以上、RRC指数のスコアは80以下を目標値とした。
[材料物性とタイヤ性能の相関]
表1に示す材料物性(tanδ、E*、WET物性指数、DRY物性指数)と、タイヤ性能のスコア(WET制動性能、DRY制動性能、高速旋回性能、RRC指数)との相関を、図2〜図5の図表に示す。図2〜図5の各図表に示したプロットしたAは比較例1の値であり、Bは比較例2の値、Cは比較例3の値、Dは実施例1の値、Dは実施例2の値、Eは実施例3の値、Fは実施例4の値である。
図2は、WET物性指数(1000×tanδ(0℃)/E*(0℃))とWET制動性能との相関を示す図表である。この図2に示すように、WET物性指数とWET制動性能とは非常に強い相関を示している。比較例1〜3及び実施例1〜4のプロットから、R2=0.9577の近似曲線を得た。この近似曲線から、WET物性指数が9.375[MPa−1]以上の場合に、WET制動性能の目標値である4.0以上を満たすことが明らかになった。
また、WET制動性能が目標値4.0以上となった比較例3(プロットC)及び実施例1〜4(プロットD〜G)のWET物性指数の値に基づき、より好ましい値はE*(0℃)が40[MPa]以下、かつ、tanδ(0℃)が0.375以上である。
図3は、DRY物性指数(1000×tanδ(20℃)/E*(20℃))とWET制動性能との相関を示す図表である。この図3に示すように、DRY物性指数とDRY制動性能とは非常に強い相関を示している。比較例1〜3及び実施例1〜4のプロットから、R2=0.9158の近似曲線を得た。この近似曲線から、DRY物性指数が9.444[MPa−1]以上の場合に、DRY制動性能の目標値である4.0以上を満たすことが明らかになった。また、DRY制動性能が目標値4.0以上となった比較例2、3(プロットB、C)及び実施例1〜4(プロットD〜G)のDRY物性指数の値に基づき、より好ましい値はE*(20℃)が18[MPa]以下、かつ、tanδ(20℃)が0.170以上である。
図4は、E*(60℃)と高速旋回性能との相関を示す図表である。本発明者らは、従来はタイヤ組成物において着目されていなかったE*(60℃)が、図4に示すように、タイヤの旋回性能に重要な相関を有することを見いだした。この図4における比較例1〜3及び実施例1〜4のプロットから、R2=0.9459の近似曲線を得た。この近似曲線から、E*(60℃)が8[MPa]以上の場合に、高速旋回性能の目標値である4.0以上を満たすことが明らかになった。
図5は、tanδ(60℃)とRRC指数との相関を示す図表である。図5に示すように、tanδ(60℃)はRRC指数に強い相関を示し、低燃費化に重要である。この図5における比較例1〜3及び実施例1〜4のプロットから、R2=0.9599の近似曲線を得た。この近似曲線から、tanδ(60℃)が0.14以下の場合に、RRC指数の目標値である80以下となることが明らかになった。
以上の結果をまとめると、以下の要件の全てを満たすタイヤ組成物が、低燃費性、制動性能及び旋回性能のいずれにおいても優れた特性を示す。
・tanδ(0℃)が0.375以上。
・E*(0℃)が40[MPa]以下。
・WET物性指数が9.375[MPa−1]以上。
・tanδ(20℃)が0.170以上。
・E*(20℃)が18[MPa]以下。
・DRY物性指数が9.444[MPa−1]以上。
・tanδ(60℃)が0.14以下。
・E*(60℃)が8[MPa]以上。
[比較例1]
比較例1のタイヤ組成物は、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)137.5重量部にカーボンブラック100重量部を合わせた組成となっている。他に、酸化亜鉛(3重量部)、ステアリン酸(1重量部)、アロマオイル(32.5重量部)、2種類の老化防止剤(それぞれ3.5重量部および2重量部)、マイクロクリスタリンワックス(2重量部)、硫黄(2重量部)、加硫促進剤(1.5重量部)を含む。含有量は、カーボンブラック100重量部に対する値である。
比較例1のタイヤ組成物は、表1に示したように、WET制動性能およびDRY制動性能が目標値に達していない。比較例1は従来の典型的なタイヤ組成の例であり、制動性能、低燃費化のいずれにおいても望む特性が得られなかった。
[比較例2]
比較例2のタイヤ組成物は、天然ゴム100重量部にカーボンブラック70重量部を合わせた組成となっている。他に、酸化亜鉛(3重量部)、ステアリン酸(1重量部)、アロマオイル(30重量部)、2種類の老化防止剤(それぞれ3.5重量部および2重量部)、マイクロクリスタリンワックス(2重量部)、硫黄(1.7重量部)、加硫促進剤(1重量部)を含む。含有量は、天然ゴム100重量部に対する値である。
比較例2のタイヤ組成物は、表1に示したように、WET制動性能および高速旋回性能が目標値に達していない。また、RRC指数は比較例1に対して10%低くなっているが、目標値に達していない。比較例2は、比較例1と同様に従来の典型的なタイヤ組成の例であり、制動性能、低燃費化のいずれにおいても望む特性が得られなかった。
[比較例3]
比較例3のタイヤ組成物は、天然ゴム60重量部にS−SBR(溶液重合スチレン・ブタジエンゴム)40重量部を合わせたポリマー部100重量部に対し、カーボンブラック50重量部を合わせた組成となっている。他に、酸化亜鉛(3重量部)、ステアリン酸(1重量部)、2種類の老化防止剤(それぞれ3.5重量部および2重量部)、マイクロクリスタリンワックス(2重量部)、硫黄(1.7重量部)、加硫促進剤(1重量部)を含む。含有量は、ポリマー部100重量部に対する値である。
比較例3のタイヤ組成物は、表1に示したように、制動性能が目標値を満足した。tanδ(0℃)が比較例1,2に比べて向上していることから、S−SBRを使用したことでグリップ性能が高められたものと考えられる。また、比較例1、2に比べ、カーボンブラックの量を低減したことにより、tanδ(60℃)が低下している。これにより、RRC指数が84と向上しているが、目標値である80以下は満足しなかった。
[実施例1]
実施例1のタイヤ組成物は、S−SBR85重量部にBR(ブタジエンゴム)15重量部を合わせたポリマー部100重量部に対し、シリカ60重量部を含む組成とした。このS−SBRは非油展スチレン・ブタジエンゴムであり、さらにシリカ配合用の末端変性ポリマーとなっている。
他に、シランカップリング剤(4.8重両部)、酸化亜鉛(3重量部)、ステアリン酸(1重量部)、2種類の老化防止剤(それぞれ3.5重量部および2重量部)、マイクロクリスタリンワックス(2重量部)、脂肪酸亜鉛(3重量部)、硫黄(1.7重量部)、2種類の加硫促進剤(それぞれ2.2重量部および0.7重量部)を含む。含有量は、いずれも上記のポリマー部100重量部に対する値である。
実施例1のタイヤ組成物は、表1に示したように、WET制動試験、DRY制動試験、高速旋回試験、RRC指数のいずれも目標値を満たしている。特に、tanδ(60℃)が0.090と低いため、RRC指数は目標値を大幅に下回る67となっており、低燃費性能が優れている。
実施例1のタイヤ組成物は、シリカと、シリカ用の末端変性ポリマーであるS−SBRを採用したことにより、シリカとポリマーとの間の相互作用が高められ、tanδ(60℃)が特に低くなっていると考えられる。
[実施例2]
実施例2のタイヤ組成物は、S−SBR85重量部にBR15重量部を合わせたポリマー部100重量部に対し、表面処理シリカ65重量部を含む組成とした。このS−SBRは非油展スチレン・ブタジエンゴムであり、さらにシリカ配合用の末端変性ポリマーとなっている。
他に、酸化亜鉛(3重量部)、ステアリン酸(1重量部)、2種類の老化防止剤(それぞれ3.5重量部および2重量部)、マイクロクリスタリンワックス(2重量部)、脂肪酸亜鉛(3重量部)、硫黄(1.7重量部)、2種類の加硫促進剤(それぞれ2.2重量部および0.7重量部)を含む。含有量は、いずれも上記のポリマー部100重量部に対する値である。
実施例2のタイヤ組成物は、表1に示したように、WET制動試験、DRY制動試験、高速旋回試験、RRC指数のいずれも目標値を満たしている。特に、tanδ(60℃)は非常に低く、実施例1〜4で最低値の0.082である。このため、RRC指数は目標値を大幅に下回る65となっており、低燃費性能が優れている。
実施例2のタイヤ組成物は、表面処理シリカを採用したことと、シリカ用の末端変性ポリマーであるS−SBRを採用したことにより、シリカとポリマーとの間の相互作用が高められ、tanδ(60℃)が特に低くなっていると考えられる。また、実施例1ではシランカップリング剤を配合しているが、実施例2では、表面処理シリカを用いたことにより、シランカップリング剤を配合しなくても、tanδ(60℃)の低下を達成している。この実施例2のタイヤ組成物を用いてタイヤを構成すれば、期待される運動性能を満たし、かつ、優れた低燃費化が期待できる。
[実施例3]
実施例3のタイヤ組成物は、天然ゴム20重量部と、S−SBR65重量部と、BR15重量部とを合わせたポリマー部100重量部に対し、シリカ80重量部を含む組成とした。このS−SBRは非油展スチレン・ブタジエンゴムであり、さらにシリカ配合用の末端変性ポリマーとなっている。
他に、シランカップリング剤(6.4重両部)、酸化亜鉛(3重量部)、ステアリン酸(1重量部)、ナフテンオイル(20重量部)、2種類の老化防止剤(それぞれ3.5重量部および2重量部)、マイクロクリスタリンワックス(2重量部)、脂肪酸亜鉛(3重量部)、硫黄(1.7重量部)、2種類の加硫促進剤(それぞれ2.2重量部および0.7重量部)を含む。含有量は、いずれも上記のポリマー部100重量部に対する値である。
この実施例3のタイヤ組成物は、表1に示したように、WET制動試験、DRY制動試験、高速旋回試験、RRC指数のいずれも目標値を満たしている。実施例3のタイヤ組成物は天然ゴムを使用することでS−SBRの使用量を抑えているので、ポリマーのコストを低減できる。また、シランカップリング剤を添加するとともにシリカを増量することで、ポリマーの低コスト化を図った組成であり、しかもタイヤの性能は目標値を満たしている。
[実施例4]
実施例4のタイヤ組成物は、天然ゴム60重量部と、S−SBR40重量部とを合わせたポリマー部100重量部に対し、カーボンブラック50重量部を含む組成とした。このS−SBRは非油展スチレン・ブタジエンゴムである。
他に、酸化亜鉛(3重量部)、ステアリン酸(1重量部)、2種類の老化防止剤(それぞれ3.5重量部および2重量部)、マイクロクリスタリンワックス(2重量部)、硫黄(1.7重量部)、加硫促進剤(1.5重量部)を含む。含有量は、いずれも上記のポリマー部100重量部に対する値である。
この実施例4のタイヤ組成物の組成は、天然ゴムにカーボンブラックを配合し、加硫促進剤を加えることにより、高いせん断剛性を得ることを図ったものである。また、天然ゴムを使用することでS−SBRの使用量を抑え、このS−SBRは末端変成されていないものを用いているので、ポリマーのコストを低減できる。また、シリカを使用していない。ポリマー部の組成が天然ゴムをベースとしたものであり、シリカを使用しない組成でありながら、低燃費性能と制動性能、さらに旋回性能を満たした例である。
本発明に係るタイヤは、種々の自動二輪車に装着されうる。特に、小排気量の原動機を搭載した小型の自動二輪車に好適である。
1 タイヤ
3 ビード部
4 サイドウォール部
5 トレッド部
6 ショルダー部
8 カーカス
9 センター域
S 接地部
CL タイヤ赤道面

Claims (7)

  1. 測定温度0℃における損失正接tanδの値が0.375以上、0℃における動的複素弾性率E*の値が40MPa以下、0℃のtanδおよびE*の値から下記式(1)で求められる物性指数が9.375MPa−1以上であり、
    測定温度20℃における損失正接tanδの値が0.170以上、20℃における動的複素弾性率E*の値が18MPa以下、20℃のtanδおよびE*の値から下記式(1)で求められる物性指数が9.444MPa−1以上であり、
    測定温度60℃における損失正接tanδの値が0.14以下、かつ、60℃における動的複素弾性率E*の値が8MPa以上であること、
    を特徴とする自動二輪車用タイヤ組成物。
    物性指数=1000×tanδ/E* …(1)
  2. ポリマー部と、表面処理シリカを含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車用タイヤ組成物。
  3. 前記ポリマー部は末端変性ポリマーを含むことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車用タイヤ組成物。
  4. トレッド部(5)、ショルダー部(6)およびサイドウォール部(4)を有し、前記トレッド部および前記ショルダー部を含む接地部(S)において接地可能とされた自動二輪車用タイヤ(1)であって、
    少なくとも前記接地部全体が、請求項1から3のいずれかに記載の自動二輪車用タイヤ組成物によって構成されたこと、
    を特徴とする自動二輪車用タイヤ。
  5. 前記接地部は全体としてラウンド形状を有することを特徴とする請求項4記載の自動二輪車用タイヤ。
  6. 前記接地部および前記サイドウォール部が、請求項1から3のいずれかに記載の自動二輪車用タイヤ組成物によって構成されたことを特徴とする請求項4または5記載の自動二輪車用タイヤ。
  7. バイアスタイヤであることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の自動二輪車用タイヤ。
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