JP2012071005A - シートバックフレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】 大型のアームレストを安定して保持することのできるシートバックフレームを提供する。
【解決手段】 シートバックフレームは、フレーム本体と、フレーム本体の少なくとも一側部に固定され、アームレストを支持するアームレスト用ブラケットとを備えている。アームレスト用ブラケットは、アームレストを回動自在に支持するブラケット本体と、ブラケット本体の後端部上部に形成され、フレーム本体に固定される上側固定部と、ブラケット本体の後端部下部に形成され、フレーム本体に固定される下側固定部と、ブラケット本体における上側固定部及び下側固定部の間に形成され、フレーム本体に固定される中間固定部とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、シートバックフレームに関する。
従来、車両用シート装置は、シートバッドをシートバックフレームで支持して、表面をトリムカバーで被覆することで形成されている。このシートバックフレームには、フレーム本体と、フレーム本体に取り付けられ、アームレストを支持するアームレスト用ブラケットとが備えられている(例えば特許文献1参照)。このアームレスト用ブラケットは、上端部と下端部とがフレーム本体をなすパイプ部材に固定されている。
特開2007−229134公報
ところで、上述したアームレスト用ブラケットのように上下の二箇所でパイプ部材に固定されていると、大型のアームレストを取り付けた場合に取付剛性が低下するおそれがあった。
そこで、本発明の課題は、大型のアームレストを安定して保持することのできるシートバックフレームを提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明に係るシートバックフレームは、
フレーム本体と、
前記フレーム本体の少なくとも一側部に固定され、アームレストを支持するアームレスト用ブラケットとを備え、
前記アームレスト用ブラケットは、
前記アームレストを回動自在に支持するブラケット本体と、
前記ブラケット本体の後端部上部に形成され、前記フレーム本体に固定される上側固定部と、
前記ブラケット本体の後端部下部に形成され、前記フレーム本体に固定される下側固定部と、
前記ブラケット本体における前記上側固定部及び前記下側固定部の間に形成され、前記フレーム本体に固定される中間固定部とを有することを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のシートバックフレームにおいて、
前記ブラケット本体における前記中間固定部の前方には、前記アームレストを回動自在に支持するための軸受け部が設けられていて、
前記ブラケット本体には、前記中間固定部と、前記軸受け部との間には前後方向に延びる補強部が形成されていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のシートバックフレームにおいて、
前記ブラケット本体は、当該ブラケット本体の上端部に形成され、上側固定部に連続して前後方向に延在する上側フランジと、前記ブラケット本体の下端部に形成され、下側固定部に連続して前後方向に延在する下側フランジとを備えていることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項3記載のシートバックフレームにおいて、
前記上側フランジ及び前記下側フランジは、後端部がその前側部分よりも幅広に形成されていることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、フレーム本体に固定される上側固定部、下側固定部及び中間固定部がアームレスト用ブラケットに設けられているので、従来のように上下の二点で固定したものと比較してより高い剛性を維持することができる。これにより、大型のアームレストを安定して保持することが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、フレーム本体には、中間固定部と軸受け部との間に前後方向に延びる補強部が形成されているので、この補強部によりフレーム本体の剛性を高めることができるとともに、軸受け部の剛性も向上させることが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、上側固定部に連続して前後方向に延在する上側フランジと、下側固定部に連続して前後方向に延在する下側フランジとがブラケット本体に設けられているので、これら上側フランジと下側フランジとによってブラケット本体の剛性をより高めることができる。
請求項4記載の発明によれば、上側フランジ及び下側フランジの後端部がその前側部分よりも幅広に形成されているので、上側固定部及び下側固定部に連続する部分の剛性を高めることができる。
また、上側フランジ及び下側フランジにおける前端部の乗員側への突出量を後端部よりも小さくすることができるので、乗員側への空間を有効に使用することができ、設計自由度を高めることができる。さらに、上側フランジ及び下側フランジにおける前端部の重量も後端部よりも小さくなるため、上側固定部及び下側固定部の保持力を向上させることができる。
本発明に係るシートバックフレームを備えた車両用シート装置のフレーム構成を示す全体斜視図である。 図1のシートバックフレームに備わるアームレスト用ブラケットと連結部材とを示す左側面図である。 図2のアームレスト用ブラケットと連結部材とを示す右側面図である。 図2のアームレスト用ブラケットと連結部材とを示す背面図である。 図2のアームレスト用ブラケットと連結部材とを示す上面図である。 図1のシートバックフレームに備わるサイドフレームを示す左側面図である。 図6のVII−VII切断線から見た断面図である。 図2の連結部材の変形例を示す左側面図である。 図6のサイドフレームの変形例を示す左側面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、車両用シート装置のフレーム構成を示す全体斜視図である。図1に示すように車両用シート装置1は、クッションシートフレーム2と、クッションシートフレーム2の後端部に取り付けられたシートバックフレーム3と、クッションシートフレーム2をスライド自在に支持するシートレール4とを備えている。
シートバックフレーム3は、図示しないシートパッドに内蔵され、当該シートバックを支持するものである。このシートバックフレーム3は、フレーム本体5と、フレーム本体5の下端に固定された連結部7と、フレーム本体5の左側部に固定されたアームレスト用ブラケット8と、フレーム本体5の右側部に固定されたサイドフレーム6等を備えている。
フレーム本体5は、一本のパイプ材により正面視略矩形枠状に形成されており、上下方向に延在する一対の上下フレーム51,52と、一対の上下フレーム51,52の上端部間で延在する上部フレーム53と、一対の上下フレーム51,53の下端部間で延在する下部フレーム54とを備えている。
上下フレーム51,52は、互いに平行に上下方向に延在している。上下フレーム51,52における中間部513,523の内側面には、スプリング部材10が係合する一対のスプリング係合部514が上下方向に所定の間隔を空けて配置されている。
上下フレーム51,52のうち、左側の上下フレーム51の下端部には、連結部7が固定されていて、この連結部7が回動自在にクッションシートフレーム2に連結されている。
上部フレーム53は、一対の上下フレーム51,52のそれぞれに連続して形成されている。上部フレーム53には、図示しないヘッドレストを着脱自在に支持するためのヘッドレスト用支持部531が設けられている。
次に、アームレスト用ブラケット8について説明する。アームレスト用ブラケット8は、図示しないアームレストを回動自在に支持するものである。図2〜図5は、左側の上下フレーム51に設置されたアームレスト用ブラケット8を種々の方向から見た説明図である。これら図2〜図5に示すように、アームレスト用ブラケット8は、上下フレーム51の中間部513であって、下方のスプリング係合部514に対応する位置に一体的に固定されている。このアームレスト用ブラケット8には、ブラケット本体81と、ブラケット本体81を補強する連結部材82とが設けられている。
ブラケット本体81は、アームレストを回動自在に支持するものである。このブラケット本体81の後端部には左側の上下フレーム51にそれぞれ固定される上側固定部811、下側固定部812及び中間固定部813が形成されている。具体的には、上側固定部811はブラケット本体81の後端部上部に形成され、下側固定部812はブラケット本体81の後端部下部に形成され、中間固定部813は上側固定部811及び下側固定部812の間に形成されている。これら上側固定部811、下側固定部812及び中間固定部813は、左側の上下フレーム51に向けて延出しており、その先端部が上下フレーム51に溶接により固定されている(図における斜線部S2〜S4が溶接位置)。
また、ブラケット本体81における中間固定部813の前方には、アームレストを回動自在に支持するための軸受け部814が設けられている。軸受け部814は、ブラケット本体81に形成された第一軸受け孔815aと、ブラケット本体81の内側に取り付けられた補強板816に形成された第二軸受け孔815bとにより形成されている。
そして、ブラケット本体81には、中間固定部813と、軸受け部814との間に補強部としての前後方向に延びるビード817が形成されている。
さらに、ブラケット本体81は、当該ブラケット本体81の上端部に形成され、上側固定部811に連続して前後方向に延在する上側フランジ818と、ブラケット本体81の下端部に形成され、下側固定部812に連続して前後方向に延在する下側フランジ819とを備えている。上側フランジ818及び下側フランジ819は、後端部がその前側部分よりも幅広に形成されている(図5参照)。
連結部材82は、ブラケット本体81の先端部とフレーム本体5とに掛け渡され、ブラケット本体81とフレーム本体5とを連結する。具体的には、連結部材82は、断面円形の線状部材であり、下端部がブラケット本体81の前端部に固定されていて、上端部がブラケット本体81よりも上方となるように、左側の上下フレーム51に固定されている。ここで、図2における点線部Tは、シートパッドの外形形状を示している。この図2に示すように、連結部材82は、シートパッドにおける連結部材82に対応する外形形状に沿うように形成されている。
また、図5に示すように、連結部材82におけるブラケット本体81側の端部は、当該ブラケット本体81の先端部における外側(左側)に取り付けられている。これにより、連結部材82全体が先端部に向かって外側に傾くことになる。
そして、連結部材82におけるブラケット本体81側の端部は、その内側が溶接されて、ブラケット本体81の先端部に固定されている(図3,5における斜線部S5が溶接位置)。内側に溶接ビードが形成されているので、ブラケット本体81の外側に取り付けられたアームレストの軌跡上に溶接ビードがはみ出すことが防止される。これにより、アームレストの動作がスムーズなものとなる。
次に、サイドフレーム6について説明するが、その前にサイドフレーム6が取り付けられる右側の上下フレーム52について具体的に説明する。図6に示すように、右側の上下フレーム52は、その上下方向の中央部において前方に張り出すよう弓なり状に湾曲している。上下フレーム52は、下部傾斜部521、上部傾斜部522及び中間部523を備えている。下部フレーム54の右端部と下部傾斜部521の下端部が連繋し、下部フレーム54と下部傾斜部521とを繋ぐ角部が折り曲げによって形成されている。下部傾斜部521は、前上がり(後ろ下がり)に傾斜するよう上下に延在している。下部傾斜部521の上端部と中間部523の下端部が連繋し、下部傾斜部521と中間部523とを繋ぐ部分525が折り曲げ部とされている。中間部523が下部傾斜部521の上端部から上に延出している。中間部523の上端部と上部傾斜部513の下端部が連繋し、中間部523と上部傾斜部522とを繋ぐ部分526が折り曲げ部とされている。上部傾斜部522が後ろ上がり(前下がり)に傾斜するよう上下に延在している。上部傾斜部522の上端部と上部フレーム53の右端部が連繋し、下部フレーム54と上部傾斜部522とを繋ぐ角部が折り曲げによって形成されている。
中間部523と上部傾斜部522との間の部分526を折り曲げ、中間部523と下部傾斜部521との間の部分を折り曲げるだけで、上下フレーム52の湾曲形状の成形を容易に行うことができる。上下フレーム52の湾曲形状の成形も同様に容易である。
また、上下フレーム51,52が前方に張り出すように湾曲しているから、上下フレーム51,52の剛性が向上している。なお、上下フレーム51,52が前方に張り出すよう円弧状又は長円弧状に湾曲していてもよい。
右の上下フレーム52には、サイドフレーム6が固定されている。サイドフレーム6は板状の部材であり、サイドフレーム6の表面が右に向き、裏面が左に向いた状態でサイドフレーム6が右側の上下フレーム52に取り付けられている。サイドフレーム6の前縁が前に張り出すように湾曲し、サイドフレーム6の後縁が前に凹むよう湾曲し、サイドフレーム6は横から見て前方に張り出すように略三日月状に形成されている。サイドフレーム6の前縁の曲率がサイドフレーム6の後縁の曲率よりも大きい。
サイドフレーム6の後縁が、上部傾斜部522の下部から下部傾斜部521にかけて上部傾斜部522の下部、中間部523及び下部傾斜部521に沿うように湾曲している。サイドフレーム6が右の上下フレーム52の外側(右側)に配置され、上下フレーム52の上部傾斜部522の下部から下部傾斜部521にかけての部分がサイドフレーム6の後縁に沿っている。
サイドフレーム6の後縁には、内側(左側)に向けて延出する後側フランジ62が形成されている。後側フランジ62が上部傾斜部522の下部から下部傾斜部521にかけて上部傾斜部522の下部、中間部523及び下部傾斜部521に沿うように設けられている。上下フレーム52が後側フランジ62の前側に配置され、上下フレーム52の後面が後側フランジ62に溶接されて、上下フレーム52がサイドフレーム6に固定され、サイドフレーム6が上下フレーム52から前方に張り出すように設けられている。
ここで、上部傾斜部522と中間部523との間の折り曲げ部516が、溶接部651によって後側フランジ62に溶接されている。また、中間部523が溶接部652によって後側フランジ62に溶接されている。また、下部傾斜部521と中間部523との間の折り曲げ部525が、溶接部654によって後側フランジ62に溶接されている。
サイドフレーム6の前縁には、内側(左側)に向けて延出する前側フランジ61が形成されている。上下フレーム52が前側フランジ61の後側に配置され、上部傾斜部522の下部が前側フランジ61の上部61aと後側フランジ62の上部62aとの間に挟持されている(図7参照)。なお、前側フランジ61の上部61aと上部傾斜部522の下部が溶接されていてもよい。
サイドフレーム6の後縁が湾曲し、上部傾斜部522の下部から下部傾斜部521にかけての部分がそれぞれサイドフレーム6の後縁に沿うように設けられているから、サイドフレーム6の後ろ側に空間が形成される。そのため、シートバックフレーム3を覆うように設けられたシートパッドの後面の形状がサイドフレーム6の後縁の形状に影響されずに、シートパッドの後面の形状の設計の自由度が向上する。特に、中間部523に対してその上の部分(上部傾斜部522)とその下の部分(下部傾斜部521)を後ろに曲げるだけで、上下フレーム52湾曲形状を形成することができるので、シートバック(背もたれ)の形状についての設計の自由度が一層広がる。
また、略三日月状に形成されたサイドフレーム6の前縁の曲率がサイドフレーム6の後縁の曲率よりも大きいから、上下フレーム52がサイドフレーム6の後縁に沿ってサイドフレーム6に取り付けられると、サイドフレーム6のうち中間部523の前側の領域には、広いスペースが形成される。
サイドフレーム6の内側(左側)の面には、上下一対の位置決め用突起63が凸設されている。位置決め用突起63が上下フレーム52の中間部523の前側に配置され、中間部523が位置決め用突起63に当接している。また、位置決め用突起63は、中間部523に沿うように上下に長尺に設けられている。上下一対の位置決め用突起63が中間部523の前側で中間部523に当接しているため、上下フレーム52の位置決めが位置決め用突起63によってなされている。なお、位置決め用突起63が中間部523に溶接されていてもよい。
位置決め用突起63の上下の位置がスプリング係合部514の上下の位置に揃っている。そのため、上下フレーム52やサイドフレーム6の剛性の向上を図ることができる。なお、位置決め用突起63の上下の位置が、スプリング係合部514から上又は下にずれていてもよい。
サイドフレーム7にも、サイドフレーム7の内側(右側)に突出した位置決め用突起73が形成されている。位置決め用突起73と位置決め用突起63が、対称である。
サイドフレーム6のうち中間部523の前側に広いスペースが形成されているから、位置決め用突起63をサイドフレーム6に形成することができる。また、サイドフレーム6に位置決め用突起63が凸設されているから、サイドフレーム6の剛性を向上させることができる。
サイドフレーム6のうち中間部523の前側の領域には、取付孔64がそれぞれ形成されている。この取付孔64は、それぞれサイドフレーム6を貫通している。取付孔64には、それぞれ、エアバッグ若しくはアームレスト又はこれらの両方が取り付けられている。アームレストが取付孔64に取り付けられている場合には、そのアームレストが前方に延出している。
なお、取付孔64に取り付けられる部品としてエアバッグやアームレストを挙げたが、他の種類の部品が取付孔64に取り付けられるものとしてもよい。
サイドフレーム6のうち中間部523の前側の領域が広いスペースであり、その広いスペースに取付孔64が形成されているから、部品(例えば、エアバッグやアームレスト)を取付孔64に取り付ける際の作業性が向上する。
取付孔64に取り付けられた部品(例えば、エアバッグやアームレスト)の配線やハーネス等が、取付孔64に通されて所定の箇所まで配索されていてもよい。サイドフレーム6のうち中間部523の前側の領域が広いスペースであり、その広いスペースに取付孔64が形成されているから、配索の作業性も向上することが可能となる。
サイドフレーム6のうち中間部523の前側に比較的広いスペースが形成されているから、このような取付孔64をサイドフレーム6にそれぞれ形成することができる。取付孔64を形成する領域が広いから、その領域内における取付孔64の配置位置についての設計の自由度を広げることができる。つまり、エアバッグやアームレスト等の部品の配置位置についての設計の自由度を広げることができる。
また、上下フレーム52の中間部523の前側にエアバッグ若しくはアームレスト又はこれらの両方が取り付けられているから、中間部523を有効利用して、エアバッグやアームレストの取付剛性・取付強度を向上することができる。中間部523によってサイドフレーム6に対するエアバッグやアームレストの取付剛性・取付強度が向上しているので、サイドフレーム6の大型化を抑えることができる。
なお、取付孔64の代わりに又は取付孔64に加えて、サイドフレーム6のうち下部傾斜部521若しくは上部傾斜部522又はこれら両方の前側の領域に、エアバッグ若しくはアームレスト又はこれら両方を取り付けるための取付孔を形成してもよい。その場合でも、下部傾斜部521や上部傾斜部522を有効利用して、エアバッグやアームレストの取付剛性・取付強度を向上することができる。
サイドフレーム6の外側(右側)の面のうち下部傾斜部521の前側の領域には、リクライニング機構12が固定具121によって取り付けられている。このリクライニング機構12がクッションシートフレーム2の後端部の右側に取り付けられている。
補強部材9は、サイドフレーム6の前側フランジ61の下端部と、下部フレーム54の右端部及び上下フレーム52の下端部との間に架け渡されて、前後方向に延在している。補強部材9の前端部が、前側フランジ61の下端部に係合して、この前側フランジ61の下端部に溶接されている。補強部材9の後端部が下部フレーム54の右端部及び上下フレーム52の下部傾斜部521を抱持して、これらに溶接されている。補強部材9は、サイドフレーム6の内側(左側)の面のうち下部傾斜部521の前側の領域に対向している。
以上のように、本実施形態によれば、フレーム本体5に固定される上側固定部811、下側固定部812及び中間固定部813がアームレスト用ブラケット8に設けられているので、従来のように上下の二点で固定したものと比較してより高い剛性を維持することができる。これにより、大型のアームレストを安定して保持することが可能となる。
また、ブラケット本体81には、中間固定部813と軸受け部814との間に前後方向に延びるビード817が形成されているので、このビード817によりブラケット本体81の剛性を高めることができるとともに、軸受け部814の剛性も向上させることが可能となる。
また、上側固定部811に連続して前後方向に延在する上側フランジ818と、下側固定部812に連続して前後方向に延在する下側フランジ819とがブラケット本体81に設けられているので、これら上側フランジ818と下側フランジ819とによってブラケット本体81の剛性をより高めることができる。
そして、上側フランジ818及び下側フランジ819の後端部がその前側部分よりも幅広に形成されているので、上側固定部811及び下側固定部812に連続する部分の剛性を高めることができる。
また、上側フランジ818及び下側フランジ819における前端部の乗員側への突出量を後端部よりも小さくすることができるので、乗員側への空間を有効に使用することができ、設計自由度を高めることができる。さらに、上側フランジ818及び下側フランジ819における前端部の重量も後端部よりも小さくなるため、上側固定部811及び下側固定部812の保持力を向上させることができる。
さらに、連結部材82が、ブラケット本体81の先端部とフレーム本体5とに掛け渡され、ブラケット本体81とフレーム本体5とを連結しているので、従来のように上下の二点で固定したものと比較してより高い剛性を維持することができる。これにより、大型のアームレストを安定して保持することが可能となる。
また、連結部材82が線状部材であるので、例えば板状部材である場合と比しても軽量化を図れることができる。また、シートパッドにおける連結部材82に対応する外形形状に沿うように連結部材82が形成されているので、シートパッドの外形形状を保持することができる。
さらに、連結部材82の断面形状が円形状であるので、連結部材82の外周面が曲面となる。したがって、シートバックフレーム3にシートバッドを取り付ける際に、連結部材82がシートパッドに引っかかることを防止することができ、スムーズな取り付けが可能となる。
そして、連結部材82におけるブラケット本体81側の端部が、当該ブラケット本体81の先端部における外側に取り付けられているので、シートバック全体の大型化を抑えつつ、座面幅を広くすることができる。これにより、乗員の座り心地を高め、快適性を向上させることが可能となる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態ではシート1が車両用のものであったが、列車、船舶、航空機等の乗物用のシート、リラックスチェア等であってもよい。
また、本実施形態では、一対の上下フレーム51にのみアームレスト用ブラケット8が取り付けられた場合を例示して説明しているが、一対の上下フレーム51,52の両方にアームレスト用ブラケット8を取り付けることも可能である。
また、図8に示すように、連結部材82aの上端部をブラケット本体81の前端部に固定し、下端部をブラケット本体81よりも下方となるように、左側の上下フレーム51に固定してもよい。また、ブラケット本体81の上側に取り付けた連結部材82と、下側に取り付けた連結部材82aとを一緒に用いてもよい。
さらに、図9に示すサイドフレーム6Bを用いることも可能である。具体的に説明すると、まず、上下フレーム52bはその上下方向の中央部において前方に張り出すよう弓なり状に湾曲している。この上下フレーム52bの曲率は、上記実施形態の上下フレーム52の曲率よりも大きい。上下フレーム52bは、上記実施形態の上下フレーム52よりも円弧に近い形状になっている。上下フレーム52bは、サイドフレーム6Bの前縁に沿うように湾曲している。
この上下フレーム52bの上部が前側フランジ61の上部61aと後側フランジ62の上部62aとの間に挟持されている。後側フランジ62と上下フレーム52bは、溶接部651によって溶接されている。前側フランジ61と上下フレーム52bは、溶接部651によって溶接されている。
また、サイドフレーム6Bの内側(左側)の面に凸設された位置決め用突起63が上下フレーム52bの後ろ側に配置されている。上下フレーム52bが位置決め用突起63と前側フランジ61との間に挟まれている。これにより、上下フレーム52bの位置決めが位置決め用突起63によってなされている。なお、位置決め用突起63が上下フレーム52bに溶接されていてもよい。
スプリング係合部514は、上下フレーム52bに設けられているのではなく、サイドフレーム6Bの内側(左側)の面の後部に設けられている。
このサイドフレーム6Bにおいても、上下フレーム52bが前方に張り出すように湾曲し、サイドフレーム6Bの前縁が上下フレーム52に沿っており、サイドフレーム6Bの後縁が前に凹むように湾曲しているから、サイドフレーム6Bの後縁の後ろ側にスペースが形成される。そのスペースによって、シートバックの後面の形状についての設計の自由度が向上する。
また、サイドフレーム6Bの後縁が前に凹んだ分だけサイドフレーム6Bを小型化することができる。
1 車両用シート装置
2 クッションシートフレーム
3 シートバックフレーム
4 シートレール
5 フレーム本体
7 連結部
8 アームレスト用ブラケット
10 スプリング部材
51,52 上下フレーム
53 上部フレーム
81 ブラケット本体
82 連結部材
811 上側固定部
812 下側固定部
813 中間固定部
814 軸受け部
817 ビード(補強部)
818 上側フランジ
819 下側フランジ

Claims (4)

  1. フレーム本体と、
    前記フレーム本体の少なくとも一側部に固定され、アームレストを支持するアームレスト用ブラケットとを備え、
    前記アームレスト用ブラケットは、
    前記アームレストを回動自在に支持するブラケット本体と、
    前記ブラケット本体の後端部上部に形成され、前記フレーム本体に固定される上側固定部と、
    前記ブラケット本体の後端部下部に形成され、前記フレーム本体に固定される下側固定部と、
    前記ブラケット本体における前記上側固定部及び前記下側固定部の間に形成され、前記フレーム本体に固定される中間固定部とを有するシートバックフレーム。
  2. 請求項1記載のシートバックフレームにおいて、
    前記ブラケット本体における前記中間固定部の前方には、前記アームレストを回動自在に支持するための軸受け部が設けられていて、
    前記ブラケット本体には、前記中間固定部と、前記軸受け部との間には前後方向に延びる補強部が形成されていることを特徴とするシートバックフレーム。
  3. 請求項1又は2記載のシートバックフレームにおいて、
    前記ブラケット本体は、当該ブラケット本体の上端部に形成され、上側固定部に連続して前後方向に延在する上側フランジと、前記ブラケット本体の下端部に形成され、下側固定部に連続して前後方向に延在する下側フランジとを備えていることを特徴とするシートバックフレーム。
  4. 請求項3記載のシートバックフレームにおいて、
    前記上側フランジ及び前記下側フランジは、後端部がその前側部分よりも幅広に形成されていることを特徴とするシートバックフレーム。
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