JP2012070500A - 電源装置、電子機器装置および画像形成装置 - Google Patents

電源装置、電子機器装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】省エネ時の高効率化を図り、消費電力を低減する。
【解決手段】第1制御電力に基づいて作動する第1作動モードと、第1制御電力より大きい第2制御電力に基づいて作動する第2作動モードの2つの作動モードを有する負荷に対し、電力供給を行う電源装置であって、該電源装置は、第1制御電力を供給する第1電源装置1と、第2制御電力を供給する第2電源装置2と、からなり、第2電源装置2は、負荷に対する出力電圧を安定させるための電圧検出回路14と、負荷が第1作動モードで作動する際に、電圧検出回路14を切り離すための切離回路4と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電源装置、電子機器装置および画像形成装置に関する。さらに詳述すると、交流電源を直流電源に変換する電源装置であって、動作時と省エネ時の電力とで負荷が変化する回路に電源を供給する電源装置およびこれを備えた電子機器装置および画像形成装置に関する。
近年、電子機器装置には、節電のため省電力化モード(省エネモード)を備えたものが多くなっている。例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、および、それらの機能を複合化した装置等の画像形成装置の場合、通常、電力制御の状態として、電源オフ状態、スタンバイ状態、スリープモード状態の大きく三つの事象に分けられる。
電源オフ状態は、主電源スイッチがオフの状態で画像形成装置に電源が供給されていない状態であり、スタンバイ状態は、主電源スイッチがオンの状態で、画像形成装置にAC電源が供給され、内部で使用する5VなどのDC電源を生成することでモータ・クラッチなどを用いてメカ負荷を駆動して迅速に画像形成できる状態(動作時、動作モード、画像形成モードともいう)を指している。
スリープ状態は、長時間未使用の状態が続いた場合やユーザが操作キーによって状態の遷移を指示した場合に、一部の限られた特定デバイスのみに電源の供給を続け、他のデバイスへの電源供給を遮断することによって、消費電力を低減させた状態(省エネ時、省エネモードともいう)である。
このような画像形成装置の場合、ユーザがコピー及び原稿読み取り操作を実施した時、外部ホストからプリント指示が入力された時、FAX受信を開始した時等に、スリープモードからスタンバイモードに移行し、プリント動作を実施するものである。
このような画像形成装置等の電子機器には、AC電源(100V)をDC電源に変換する電源装置が搭載されており、電源装置は5Vなどの安定した直流電圧を供給している。例えば、図11(A)に示すように、10Aの直流電流を供給する電源装置90の場合、動作時の100%近く(9A)から省エネ時の10%以下(0〜1A)の電流までと負荷範囲が広い。電源装置においては、出力電流が定格電流の10%以下となると効率(電源効率、電力供給効率をいう)が著しく低下するため、図11(A)に示す電源装置90の制御回路91への供給では、効率が非常に悪いこととなる。
このため、例えば、図11(B)に示すように、動作電流の小さい電源装置(1A)93と、動作用の電源装置(9A)94の2つの電源装置を設け、それぞれに適した負荷95,96に供給させ、動作回路96の停止時には、電源装置93のみから出力することで、省エネ効率を高くする方法が知られている。例えば、特許文献1には、第1の電源装置と第2の電源装置により、電子機器装置の待機時と動作時で電源を切り替える構成が開示されている。
しかしながら、実際には、電子機器装置では制御回路と動作回路が複雑に絡み合っているため、図11(B)に示すように制御回路95と動作回路96とに完全に切り離すことは難しい。このため、切り離すことができない場合は、電源も分けられないこととなり、省エネ時の電源効率が低下し、消費電力が増加してしまうという問題があった。
そこで本発明は、電源装置の省エネ時効率を高くして消費電力を削減することができる電源装置およびこれを備えた電子機器装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1に記載の電源装置は、少なくとも、第1制御電力に基づいて作動する第1作動モードと、第1制御電力より大きい第2制御電力に基づいて作動する第2作動モードの2つの作動モードを有する負荷に対し、電力供給を行う電源装置であって、該電源装置は、第1制御電力を供給する第1電源装置と、第2制御電力を供給する第2電源装置と、からなり、第2電源装置は、負荷に対する出力電圧を安定させるための電圧検出回路と、負荷が第1作動モードで作動する際に、電圧検出回路を切り離すための切離回路と、を有するものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電源装置において、該電源装置の起動時において、第1電源装置は第2電源装置より先に起動し、第2電源装置は、第1電源装置の起動後に所定の信号を受けて起動するものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の電源装置において、第2電源装置は、第1電源装置より高い電圧を供給し、第2電源装置から負荷への第2制御電力の供給時には、第1電源装置を休止状態とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の電源装置において、第1電源装置は、電圧切替信号に基づいて出力電圧を第2電源装置よりも低い電圧に切り替える電圧切替手段を有し、第2電源装置から負荷への第2制御電力の供給時には、第1電源装置を休止状態とするものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の電源装置において、電圧切替信号は、第2電源装置が送出する該第2電源装置からの出力開始を知らせる第2電源装置出力開始信号を受けて送出されるものである。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1から5までのいずれかに記載の電源装置において、第1電源装置へのAC電源供給を遮断するAC遮断部を有し、第2電源装置から負荷への第2制御電力の供給時には、AC遮断手段により第1電源装置を停止させるものである。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1から6までのいずれかに記載の電源装置において、第1電源装置は、該第1電源装置からの出力電流を制御する電流監視回路を有し、電流監視回路は、出力電流が該第1電源装置の定格電流以上とならないように制御するものである。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1から7までのいずれかに記載の電源装置において、第1電源装置は、負荷への出力側に出力電圧を減衰させる直流抵抗部を有するものである。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1から8までのいずれかに記載の電源装置において、第1電源装置は、負荷に対する出力電圧を安定させるための電圧検出回路を有し、負荷が第2作動モードで作動する際に、電圧検出回路を切り離すための切離回路と、を有するものである。
また、請求項10に記載の電子機器装置は、請求項1〜9のいずれかに記載の電源装置から電力を供給されるものである。
また、請求項11に記載の画像形成装置は、請求項1〜9のいずれかに記載の電源装置から電力を供給され、第1制御電力に基づいて作動する省エネモードと、第2制御電力に基づいて作動する画像形成モードと、を有するものである。
本発明によれば、省エネ時の高効率化を図り、消費電力を低減することができる。
本発明に係る電源装置の一実施形態を示す概略構成図である。 電源装置の回路構成図(1)である。 電源装置の各信号等のタイミングチャート(1)である。 信号絶縁回路の構成例である。 電圧検出回路の構成例である。 電源装置の各信号等のタイミングチャート(2)である。 電源装置の回路構成図(2)である。 電源装置の回路構成図(3)である。 電源装置の回路構成図(4)である。 電源装置の回路構成図(5)である。 従来の電源装置の説明図である。
以下、本発明に係る構成を図1から図10に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
(電源装置の概要)
本発明に係る電源装置は、少なくとも、第1制御電力に基づいて作動する第1作動モード(省エネモード)と、第1制御電力より大きい第2制御電力に基づいて作動する第2作動モード(動作モード)の2つの作動モードを有する負荷(画像形成装置の制御回路等)に対し、電力供給を行う電源装置であって、該電源装置は、第1制御電力を供給する第1電源装置と、第2制御電力を供給する第2電源装置と、からなり、第2電源装置は、負荷に対する出力電圧を安定させるための電圧検出回路と、負荷が第1作動モードで作動する際に、電圧検出回路を切り離すための切離回路(検出遮断スイッチ)と、を有するものである。
詳しくは、2系統の電源により1つの負荷(画像形成装置の制御回路)へ電力を供給する電源装置である。ここで2系統の電源とは、一方は消費電力の小さい省エネモードで高効率となる第1電源装置であり、他方は動作時に画像制御エンジンなどへ電力を供給可能な第2電源装置である。
以下に詳細に述べるが、本発明に係る電源装置は、省エネ時においては負荷電流の小さいところで高効率となる第1電源装置のみ(第2電源装置は停止状態)から制御回路へ電力を供給することで省エネ時に高効率となる。この際、第2電源装置の電圧検出回路における損失を削減するため、第2電源装置における電圧検出回路を切り離すものである。また、画像制御エンジンなどを動作させる場合の動作電力を、第2電源装置から供給するものである。第2電源装置から動作電力を供給中は、第1電源装置が過負荷とならないように、第1電源装置を停止、または休止させるものである。
このように、本発明に係る電源装置は、2系統の電源装置から1つの回路へ電力供給した場合に、使用していない第2電源装置の電圧検出回路を切り離すことで高効率化していること、動作時に使用しない第1電源装置が過負荷などで保護停止や破損などが発生しないようにしたものである。
(第1の実施形態)
本実施形態に係る電源装置の回路構成図の概略を図1に示す。また、図2に図1に示す回路構成図の詳細を示す。
図1に示すように、本実施形態に係る電源装置は、2つの電源装置が並列接続されて構成されており、AC電源(100V)が供給され、負荷へ5Vを供給するものである。なお、本実施形態では、負荷として画像形成装置の制御回路を例として説明する。
上述のように、一般に電源装置は定格電流に対し10%以下の電流になると、効率が低下する。したがって、省エネモードで10%以下の負荷となる制御回路の場合、1つの電源装置では効率が低下し、消費電力が増加してしまう。
そこで、本実施形態に係る電源装置は、第2電源装置2よりも出力の小さい第1電源装置1を備え、第1電源装置1から制御回路に電力供給することにより効率低下を抑え、消費電力を抑えるものである。換言すれば、第1電源装置1は、画像形成装置が軽負荷時における電力供給効率が有利な電源装置であって、本実施形態では、画像形成装置が省エネモードで動作する際に、第1電源装置1から、その制御回路へ電力を供給するものである。
また、第2電源装置2は、画像形成装置が画像エンジンなどを動作させて画像形成動作を実行させる際の電力供給効率が有利な電源装置であって、本実施形態では、画像形成装置が画像形成モードで動作する際に、第2電源装置2から、その制御回路へ電力を供給するものである。
また、図3は、電源装置にAC電源が供給されてから(1)起動時、(2)省エネモードから動作モードへの切替時、(3)動作モードから省エネモードへの切替時、のそれぞれの状態における各電源装置1,2の出力、各信号の送出等のタイミングチャートを示している。以下、図2および図3を参照しつつ、本実施形態に係る電源装置の動作について説明する。
[起動時]
先ず、電源投入から起動まで(起動時)について説明する。本実施形態では、リレー(第1継電器、RY1)3は、後述するリレー起動信号5を受けて起動するため、電源装置に供給されるAC電源は第1電源装置1に供給される。AC電源が供給されると、第1電源装置1は起動し、制御回路へ5Vを供給する(T1)。
また、この際、画像形成装置は、省エネモードで待機している(T1〜T2)。このように、省エネモードなどの軽負荷時には、第1電源装置1から供給することにより省エネ時の消費電力を少なくすることができる。
電源装置は、出力電圧5Vを安定して供給するため常時電圧を検出するための電圧検出回路を有し、常時接続されるものであるが、本実施形態に係る電源装置においては、停止している第2電源装置2の電圧検出回路14は、検出遮断スイッチ(切離回路)4により切り離されている。
ここで、上述のように、省エネモードでは、第1電源装置1から電力供給を行い、第2電源装置2は停止させている。しかしながら、第2電源装置2が停止しており、第2電源装置2の電圧検出回路14が不要な状態にあっても、第2電源装置2の電圧検出回路14が接続されている状態では、この電圧検出回路14で電力を消費してしまい、効率が低下し、消費電力が増えてしまうという問題があった。そこで、第2電源装置2の停止時には、電圧検出回路14を切り離すことにより、省エネ時の消費電力を低減し、省エネ効率を改善するものである。
[省エネモードから動作モードへの移行]
次に、省エネモードから動作モードへの移行について説明する。動作モードへの移行に際しては、リレー起動信号(RY1起動信号)5により、リレー3を起動(接続)させて、AC電源を第2電源装置2へ供給し、第2電源装置2から制御回路へ電力を供給するようにする(T3)。
この際、単に、第2電源装置2へ電力供給を行うだけとすると、第1電源装置1および第2電源装置2の双方から制御回路へ電力を供給している状況となり、この状態において動作電力を供給すると、第1電源装置1の定格範囲を超える(オーバーロード)おそれがあり、図示しない保護回路等の動作による停止、部品の破損などのおそれがある。このため、第1電源装置1を停止または休止させておくことが必要となる。
そこで、本実施形態では、第1電源装置1を停止または休止させて、第2電源装置2から動作電流を供給させるため、先ず、第2電源装置2の起動と同時に電圧検出回路14を接続し、第2電源装置出力開始信号9を制御回路へ送信し(T4)、その後、第1電源装置1の出力電圧を5Vから4.5Vに低減させるようにしている(T5)。
この際、第2電源装置2の起動前に、第1電源装置1の電圧を4.5Vに切替えてしまうと、出力電圧が4.5Vに低下してしまうこととなる。また、第2電源装置2の起動時間は、装置温度やAC電圧などによって影響されるため、一定ではない。そこで、本実施形態では、第2電源装置出力開始信号9を受けてから送出される出力電圧切替信号(電圧切替信号)6を受けてから、第1電源装置1の出力電圧を5Vから4.5Vに低減させるようにしている(T5)。
なお、低減させる電圧値は、第2電源装置2の5Vよりも低い値であれば良く、上記の例に限られるものではないが、あまりに低い電圧(例えば、1V)とすると、切り替え時に電圧の落込みが生じるおそれがあり、当該落ち込み電圧が各回路の制御電圧下限を下回る場合、当該回路がリセットされてしまう問題があるため好ましくない。
このように、第1電源装置1の電圧が4.5Vに切り替えられると、制御回路への動作電力の供給は、第2電源装置2の5Vからのみ供給されることとなり、第1電源装置1を休止状態とすることができる。これにより、制御回路は動作モードとなり、消費電力が10Aとなる(T6)。
[動作モードから省エネモードへの移行]
最後に、動作モードから省エネモードへの移行について説明する。先ず、制御回路の消費電力を、動作電力から1A以下に抑えるため、動作電流を1Aとする(T7)。
次に、出力電圧切替信号6により第1電源装置1の休止状態を解除させ、第1電源装置1および第2電源装置2から制御回路に対し電力を供給する。具体的には、第1電源装置1の出力電圧を4.5Vから5Vとする(T8)。
また、リレー起動信号5を停止し(T8)、第2電源装置2を停止させて第1電源装置1から制御回路に対し電源が供給されるようにする。これにより、起動時の状態(省エネモード)に戻り、省エネに優位な状態となる(T9,T10)。
以上説明した本実施形態に係る電源装置によれば、画像形成装置の省エネ時の高効率化を図り、消費電力を低減することが可能となる。なお、図2に示す回路構成は一例にであって、これに限られるものではない。
なお、各電源装置1,2が有する信号絶縁回路13としては、例えば、図4(A)に示すようにフォトカプラ16を用いることができる。フォトカプラ16の内部には発光素子15と受光素子17が構成され、当該発光素子15および受光素子17により、電気的信号による接続を絶縁するものである。また、図4(B)に示すうに、フォトカプラ16に替えて信号絶縁ICを用いるようにしても良い。
また、各電源装置1,2が有する電圧検出回路14としては、例えば、図5に示すようにシャントレギュレータ18を用いることができる。シャントレギュレータ18の内部には、オペアンプ(比較回路)20、基準電圧源21、出力トランジスタ19が構成され、基準電圧源21と出力電圧とをオペアンプ20で比較して、出力トランジスタ19にて信号出力するものである。
(第2の実施形態)
以下、本発明に係る電源装置の他の実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同様の点についての説明は省略する。上記実施形態では、第1電源装置1の出力電圧を5Vから4.5Vへ切り替える例について説明したが、画像形成装置などの電圧範囲が4.5V〜5Vと広い場合は、第1電源装置1の出力電圧を当初(起動時)から4.5Vとしていても良い。
第1電源装置1の出力電圧を当初から4.5Vとする場合の動作例について説明する。この場合、第1電源装置1からは4.5Vが出力され、第2電源装置2からは5Vが供給される状態となるので、第2電源装置2が起動すると第1電源装置1より第2電源装置2の電圧が上回ることとなり、自ずと第2電源装置2から出力することとなる。
本実施形態に係る電源装置の動作について、図6に示す、(1)起動時、(2)省エネモードから動作モードへの切替時、(3)動作モードから省エネモードへの切替時、のそれぞれの状態における各電源装置1,2の出力、各信号の送出等のタイミングチャートを用いて説明する。なお、図3と同様の点については説明を省略する。
[起動時]
AC電源が供給されると第1電源装置1が起動し、制御回路へ4.5Vを供給する(T1)。これにより、画像形成装置は省エネモードで駆動する(T2)。この際、停止している第2電源装置2の電圧検出回路14は、検出遮断スイッチ4により切り離されている。
[省エネモードから動作モードへの移行]
省エネモードから動作モードへの移行は、先ず、リレー起動信号5により、第2電源装置2を起動させる(T3)。次に、第2電源装置2の起動と同時に、電圧検出回路14が接続され、第2電源装置出力開始信号9が制御回路へ送信される(T4)。
上述のように、第2電源装置2の起動時間は温度やAC電圧などによって影響する。ここで、第2電源装置2の起動前に、動作電流を引いてしまうと、第1電源装置1から動作電流が流れてしまい、保護停止してしまうなどの問題が生じる。そこで、第2電源装置起動信号9を受けてから動作電流を供給するようにしている。第2電源装置起動信号9を受けてから制御回路は動作モードとなり、10Aを消費する(T6)。
[動作モードから省エネモードへの移行]
動作モードから省エネモードへの移行は、動作電流を1Aとし(T7)、リレー起動信号5を遮断し、第2電源装置2を停止させる(T8)。これにより再度省エネモードとなる(T9,T10)。
(第3の実施形態)
上記第1の実施形態では、第1電源装置1の出力電圧を5Vから4.5Vへ切り替える例について説明したが、これに替えて、第1電源装置1を一旦停止させるようにしても良い。
本実施形態に係る電源装置の回路構成図を図7に示す。図7に示すように、第1電源装置1側にRリレー(第2継電器、RY2、AC遮断部)22を設け、第1電源装置1へのAC電源の供給を、リレー(RY2)遮断信号23により停止させるようにしても良い。
(第4の実施形態)
また、上記第1の実施形態では、第1電源装置1の出力電圧を5Vから4.5Vへ切り替える例について説明したが、これに替えて、第1電源装置1の出力電流が1Aを超えないように制御するようにしても良い。
本実施形態に係る電源装置の回路構成図を図8に示す。図8に示すように、第1電源装置1の出力部に電流監視回路11を設け、この電流監視回路11と、これに接続されるフォトカプラ24により、第1電源装置1からの供給電流を監視し、供給電流が1Aを超えないように制御するようにしても良い。
(第5の実施形態)
また、上記第1の実施形態では、第1電源装置1の出力電圧を5Vから4.5Vへ切り替える例について説明したが、これに替えて、第1電源装置1の出力電流に比例して出力電圧が減衰するようにしても良い。
本実施形態に係る電源装置の回路構成図を図9に示す。図9に示すように、第1電源装置1の出力側に直流抵抗(直流抵抗部)12を設け、この直流抵抗12により、第1電源装置1からの供給電流が増えると、出力電圧が低下するようにしても良い。
(第6の実施形態)
また、上記実施形態において、第1電源装置1の電圧検出回路14に切り離し回路10を設けることも好ましい。上述のように、動作時には第2電源装置2から電力を供給しているが、例えば、図10に示すように、第1電源装置1の電圧検出回路14に切り離し回路10を設けることにより、動作時の消費電力を抑えることが可能となる。
(第7の実施形態)
また、上記実施形態では、第2電源装置出力開始信号9を用いたが、これを用いないこととしても良い。例えば、第2電源装置2が動作してから第1電源装置1が動作を開始するまでの時間を、温度や入力電圧などを振って測定し、その最長時間が経過後に、第1電源装置1の出力電圧を4.5Vに切り替える(または、第2の実施形態の場合は、動作電流を流す)こととしても良い。本実施形態は、切り替え時間が長くても問題が生じない場合において好適である。
以上説明した本発明に係る電源装置は、多くの電子機器装置の電源装置として用いることができ、特に、複写機、プリンタ、ファクシミリ、および、それらの機能を複合化した装置等の画像形成装置の電源装置として用いることが好適である。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
1 第1電源装置
2 第2電源装置
3 リレー(第1継電器)
4 検出遮断スイッチ
5 リレー起動信号
6 出力電圧切替信号
7 一次回路
8 トランス
8a トランスの補助巻き線
9 第2電源装置出力開始信号
10 切り離し回路
11 電流監視回路
12 直流抵抗
13 信号絶縁回路
14 電圧検出回路
15 発光素子
16 フォトカプラ
17 受光素子
18 シャントレギュレータIC
19 出力トランジスタ
20 オペアンプ(比較回路)
21 基準電圧源
22 リレー(第2継電器)
23 第2リレー遮断信号
24 フォトカプラ
D1〜D5 ダイオード
R1〜R5 抵抗
特許第3822779号公報

Claims (11)

  1. 少なくとも、第1制御電力に基づいて作動する第1作動モードと、
    前記第1制御電力より大きい第2制御電力に基づいて作動する第2作動モードの2つの作動モードを有する負荷に対し、電力供給を行う電源装置であって、
    該電源装置は、前記第1制御電力を供給する第1電源装置と、前記第2制御電力を供給する第2電源装置と、からなり、
    前記第2電源装置は、負荷に対する出力電圧を安定させるための電圧検出回路と、
    負荷が前記第1作動モードで作動する際に、前記電圧検出回路を切り離すための切離回路と、を有することを特徴とする電源装置。
  2. 該電源装置の起動時において、前記第1電源装置は前記第2電源装置より先に起動し、
    前記第2電源装置は、前記第1電源装置の起動後に所定の信号を受けて起動することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記第2電源装置は、前記第1電源装置より高い電圧を供給し、
    前記第2電源装置から負荷への前記第2制御電力の供給時には、前記第1電源装置を休止状態とすることを特徴とする請求項1または2に記載の電源装置。
  4. 前記第1電源装置は、電圧切替信号に基づいて出力電圧を前記第2電源装置よりも低い電圧に切り替える電圧切替手段を有し、
    前記第2電源装置から負荷への前記第2制御電力の供給時には、前記第1電源装置を休止状態とすることを特徴とする請求項1または2に記載の電源装置。
  5. 前記電圧切替信号は、前記第2電源装置が送出する該第2電源装置からの出力開始を知らせる第2電源装置出力開始信号を受けて送出されることを特徴とする請求項4に記載の電源装置。
  6. 前記第1電源装置へのAC電源供給を遮断するAC遮断部を有し、
    前記第2電源装置から負荷への前記第2制御電力の供給時には、前記AC遮断手段により前記第1電源装置を停止させることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の電源装置。
  7. 前記第1電源装置は、該第1電源装置からの出力電流を制御する電流監視回路を有し、
    前記電流監視回路は、出力電流が該第1電源装置の定格電流以上とならないように制御することを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の電源装置。
  8. 前記第1電源装置は、負荷への出力側に出力電圧を減衰させる直流抵抗部を有することを特徴とする請求項1から7までのいずれかに記載の電源装置。
  9. 前記第1電源装置は、負荷に対する出力電圧を安定させるための電圧検出回路を有し、
    負荷が前記第2作動モードで作動する際に、前記電圧検出回路を切り離すための切離回路と、を有することを特徴とする請求項1から8までのいずれかに記載の電源装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の電源装置から電力を供給されることを特徴とする電子機器装置。
  11. 請求項1〜9のいずれかに記載の電源装置から電力を供給され、
    前記第1制御電力に基づいて作動する省エネモードと、
    前記第2制御電力に基づいて作動する画像形成モードと、を有することを特徴とする画像形成装置。
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