JP2012170303A - 交流・直流両給電型ic搭載電気製品、その電源供給方法及び電源回路 - Google Patents

交流・直流両給電型ic搭載電気製品、その電源供給方法及び電源回路 Download PDF

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Abstract

【課題】交流電源供給を受ける駆動部と直流電源供給を受ける制御部とで効率良く電源供給を受けることができる交流・直流両給電型IC搭載電気製品を提供する。
【解決手段】本発明は、交流電源を使用するヒータ14と、ヒータ14を駆動させるために交流電源供給を行う交流電源用入力端子11と、直流電源を使用するCPU13と、CPU13を駆動させるために直流電源供給を行う直流電源用入力端子12と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、交流・直流両給電型IC搭載電気製品、その製品の電源供給方法及び電源回路に関する。
現在、電力供給会社からの給電は、日本国内においては交流(以下、「AC」と称する)100Vで各家庭に送電されていることは周知である。よって、家庭内の家電製品は、AC100Vから直流(以下、「DC」と称する)を作り出し、ICやトランジスタ等を駆動する電源としている。
例えば、AC→DC変換された電力をCPUで使用し、スリープ時にはその電力を遮断すると共にファクシミリ受信(着呼)をトリガーとしてその電力を復帰させる省エネルギーの回路構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、電力の流れを供給側と需要側との両方から制御することによって電源の使用効率を上げると共に、最適かつ安定した電力を供給する送電網を構築するスマートグリッド(次世代送電網)という考え方が広まってきている。
そもそも、スマートグリッドは、図7に示すように、発電設備(発電プラント1)から末端(家庭2)の電力機器までを、IC内蔵の電力制御装置間をネットワーク化し、中央制御方式だけでは達成できない自律分散的な制御方式も取り入れながら、電力網内での需給バランスの最適化調整と事故や過負荷などに対する抗堪性を高めることを目的としており、脆弱な送配電網とされるアメリカ或いは日本等を除くアジア諸国で検討され、実現に向けて動き出しているものである。
これに対し、比較的安定した送配電網が構築されている日本等においては、図5に示すように、上述した発電設備(発電プラント1)から末端(家庭2)までのACでの給電に加え、所謂エコ化に配慮された自家発電3と相性が良いDCでの給電との両給電で考えられていることが多い。
具体的には、自家発電3として、各家庭においても太陽電池(又は燃料電池)4、或いは、都市ガスによるコジェネレーション発電システム5といったものが導入されるようになると、AC・DC間のエネルギー変換による無駄が目立つようになると考えられる。現在試験的に導入されているような自宅で発電されたDCをパワーコンディショナと呼ばれる系統電力に電圧や位相を合わせる装置によって一旦、ACへと変換してから、家庭内の各部屋等に供給する方式のままでは、直流電源用蓄電池6への充放電のためにACとDCとの変換損失が生じてしまい、大きな無駄が生じてしまう。
そこで、家庭内の電気製品をDC給電とAC給電とによって賄えるようにすれば、各電気製品でのAC−DC変換の回路を省くことができ、コストや容積、故障を減らせ、系統電力からの1ヶ所のDC−AC変換装置の変換効率を高めるだけでエネルギー損失を大きく減すことができると考えられる。
しかしながら、このAC・DC両給電電源に、例えば、家庭用電気製品としてのレーザープリンタやファクシミリ、或いはこれらを機能的に備えたデジタル複合機(MFP)といったIC搭載電気製品を接続する場合、DC電源が手元まで来ているにもかかわらず、AC電源からDC電源へと変換したうえでIC基盤に給電を行うため、依然として変換効率に無駄が生じるといった問題がある。
また、上述した省エネルギー回路構成であっても、駆動系の動作を停止しているスリープ時の省エネ化を考えると、AC・DC変換部分は常に動かしておく必要があるため、この部分の変換効率の悪さが常についてまわるという問題がある。
尚、このような問題は、ファクシミリに限定されず、バッテリ(電池)内蔵型のIC搭載家電を除き、例えば、タイマ機能等を備えた炊飯器や電磁調理器、或いは、洗濯機、食洗機や電熱ヒータといった各種家庭用のIC搭載電気製品において、比較的AC電源を用いた方が良いと思われるヒータ等の駆動系への給電には電力会社から供給されるAC給電を従来通り使用し、比較的DC電源で足ると思われるコントローラー等電子回路基盤や各種センサ類への給電には自家発電によるDC給電を行うことによって、効率の良いエネルギーの使用環境を提供することができる。また、例えば、タイマ機能時や省エネ待機時(スリープ時)において、タイマのカウントアップやファクシミリ受信(着呼)といったAC電源を用いた駆動系を動作させるトリガーを備えている場合には、DC電源を使用しているCPUへの電源経路までも遮断することにより、より一層大きな省エネ効果を得ることができると考えられる。
そこで、本発明は、交流電源供給を受ける駆動部と直流電源供給を受ける制御部とで効率良く電源供給を受けることができる交流・直流両給電型IC搭載電気製品を提供することを目的とする。また、待機状態にある場合であっても、交流から直流への変換を常に動作させる必要を無くし、省エネルギー効率をより一層向上することができる交流・直流両給電型IC搭載電気製品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の交流・直流両給電型IC搭載電気製品は、交流電源を使用する駆動部と、駆動部を駆動させるために交流電源供給を行う交流電源用入力端子と、直流電源を使用する制御部と、制御部を駆動させるために直流電源供給を行う直流電源用入力端子と、を備えることを特徴とする。
本発明の交流・直流両給電型IC搭載電気製品は、前記直流電源用入力端子に直流電源からの電力が入力されていない場合には、前記交流電源用入力端子に入力された交流電源から作り出した直流電源にて前記制御部を駆動させる電源供給切換回路部を備えていることを特徴とする。
本発明の交流・直流両給電型IC搭載電気製品は、前記直流電源用入力端子に直流電源からの電力が入力されていない場合には、前記直流電源用入力端子に直流電源を接続するよう促す報知部を備えていることを特徴とする。
本発明の交流・直流両給電型IC搭載電気製品は、前記交流電源用入力端子に交流電源からの電力が入力されていない場合には、前記交流電源用入力端子に交流電源を接続するように促す報知部を備えていることを特徴とする。
本発明の交流・直流両給電型IC搭載電気製品は、前記直流電源用入力端子からの直流電源の電圧を監視し、直流電源用蓄電池に蓄えられた直流電源の電圧が降下してきたと判断した場合には、前記交流電源から直流電流を作り出すACDC変換部を備えることを特徴とする。
本発明の交流・直流両給電型IC搭載電気製品は、前記制御部は、前記駆動部が待機状態にある時に前記制御部への電力を落として電力消費を減少させるスリープ機能を実行することを特徴とする。
本発明の交流・直流両給電型IC搭載電気製品は、前記直流電源用入力端子にトリガー信号が受信されたときに前記制御部に復帰用電力供給を行う復帰電源供給回路部を備え、前記制御部は前記復帰電源供給回路部からの復帰用電力供給によって立ち上げ駆動すると共に電源供給を安定化させるために前記ACDC変換部からの電源供給を受けるための前記電源供給切換回路部をONさせることを特徴とする。
本発明の交流・直流両給電型IC搭載電気製品の電源供給方法は、交流電源を使用する駆動部を駆動させるために直流電源用入力端子から直流電源供給を行うと共に、直流電源を使用する制御部を駆動させるために交流電源用入力端子から交流電源供給を行い、前記駆動部が待機状態にある時に前記制御部への電力を落として電力消費を減少させるスリープ機能を実行している際に前記直流電源用入力端子にトリガー信号が受信されたときに前記制御部に立ち上げ用の復帰用電力供給を行ったうえで、電源供給を安定化させるために前記交流電源用入力端子から入力されて直流電源に変換された電源供給を受けることを特徴とする。
本発明の交流・直流両給電型IC搭載電気製品用電源回路は、交流電源を使用する駆動部を駆動させるために直流電源供給を行う直流電源用入力端子と、直流電源を使用する制御部を駆動させるために交流電源供給を行う交流電源用入力端子と、前記駆動部が待機状態にある時に前記制御部への電力を落として電力消費を減少させるスリープ機能を実行している際に前記制御部への電源供給を断し且つ前記直流電源用入力端子にトリガー信号が受信されたときに前記制御部に立ち上げ用の復帰用電力供給を行う復帰電源供給回路部と、前記直流電源用入力端子から供給された直流電源の電圧を前記制御部への電源供給用として低圧に変換するDCDC変換回路を備えたDCDC電源供給回路部と、前記制御部への電源供給を安定化させるために前記交流電源用入力端子から入力されてACDC変換回路で変換された直流電源を供給する電源供給切換回路部と、を備え、前記復帰電源供給回路部は前記DCDC電源供給回路部よりも給電側に配置されて前記DCDC電源供給回路部から前記制御部への電源供給を遮断している際に前記DCDC変換回路による変換ロスを生じさせないことを特徴とする。
本発明によれば、交流電源供給を受ける駆動部と直流電源供給を受ける制御部とで効率良く電源供給を受けることができる。
本発明の一実施形態に係る交流・直流両給電型IC搭載電気製品を示し、(A)は交流・直流両給電型IC搭載電気製品の使用例の説明図、(B)は交流・直流両給電型IC搭載電気製品の概略の電源供給例の説明図である。 交流給電と直流給電との動作説明の説明図である。 本発明の一実施形態に係る交流・直流両給電型IC搭載電気製品の要部の電源回路図である。 本発明の一実施形態に係る交流・直流両給電型IC搭載電気製品の制御ルーチンのフロー図である。 本発明の一実施形態に係る送電システムの説明図である。 従来の家電製品を示し、(A)は家電製品の使用例の説明図、(B)は家電製品の概略の電源供給例の説明図である。 従来の送電システムの説明図である。
次に、本発明の一実施形態に係る交流・直流両給電型IC搭載電気製品について、図面を参照して説明する。尚、以下に示す実施例は本発明の交流・直流両給電型IC搭載電気製品における好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。また、以下に示す実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下に示す実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
図1は本発明の一実施形態に係る交流・直流両給電型IC搭載電気製品を示し、図1(A)は交流・直流両給電型IC搭載電気製品の使用例の説明図、図1(B)は交流・直流両給電型IC搭載電気製品の概略の電源供給例の説明図である。
本実施形態の交流・直流両給電型IC搭載電気製品は、図1(A)に示すように、その前提として、使用場所には交流電源入力端子(コンセントで表示)11と直流電源入力端子(コンセントで表示)12の両方による給電が可能となっている。また、以下の説明では、本発明に係る交流・直流両給電型IC搭載電気製品として、少なくともファクシミリ機能(スキャナ機能)とプリンタ機能とを具備したデジタル複合機(以下、「MPF」と称する。)10に適用して説明する。尚、以下においては、交流電源入力端子11は交流電源11、直流電源入力端子12は直流電源12で説明する。
MPF10は、図1(B)に示すように、駆動部の代表として示す定着部加熱用のヒータ14は交流電源11からの電力で専用に動作させる構成とする。また、制御部としてのCPU(コントロール基盤)13等は直流電源12からの電力で専用に動作させる構成を採用している。これにより、無駄な交流−直流間の変換を避けることができ、無駄なく電力を使用することができる。また、直流電源12からのCPU13への給電は、所謂スリープ機能による待機時には完全に遮断され、ファクシミリの受信信号(着呼)をトリガー信号として給電が行われる。この際、直流給電を完全にカットすることにより大きな省エネ効果を得ることができる。
例えば、本実施形態のMPF10は、図6(A)、(B)に示す従来型の交流電源専用のMPF10のように、駆動部としてのヒータ14には交流電源を供給し、その他のCPU等にはAC/DC変換部15で直流電源に変換したうえで、各モジュールに対応した電圧に直流電圧変換部16で電圧変換して供給する場合の、電力は元の電力の0.8X0.8=0.64(64%)の効率となる。
これに対し、図1に示すように、直流・交流両給電の場合には、AC/DC変換部15による変換を必要としないので、各モジュールの電力効率は元の80%となっており、改善していることがわかる。
尚、図1(A)に示したMPF10は、モード切替や電話番号ダイヤル操作等のための各種キースイッチや表示パネルといった操作部17を備えている。この操作部17による操作はCPU13によって各モジュール等に反映(制御)される。
これにより、MPF10は、図2に示すように、交流給電と直流給電とで通常動作を行う。また、直流給電のみではヒータ14を駆動させることができないために、操作部17の表示パネルに、『交流電源(コンセント)を繋いで下さい。』といったメッセージを表示する。さらに、直流給電がシステムとして設置されていない家庭の場合を含め、交流給電のみでは直流給電されていないために、交流給電から直流電源を作り出して、各種動作を行う。
図3は、直流・交流両給電に対応したファクシミリシステムの回路図である。この回路図は交流、直流、両コンセントの抜けを検知し、適切な動作を実現する。また、この回路は、直流・交流両給電に対応し効率的な給電を行うと共に、効率的なスリープモードを実現する。
図3において、この回路は、交流電源11(以下、「ACS1」と称する。)、直流電源12(以下、「DCS1」と称する。)、制御部としてのCPU13、駆動部としてのヒータ14(以下、「HTR1」と称する。)を備えている。また、この回路は、電話回線L1,L2を入力とする電話回線コントロール部100と、ACS1及びDCS1から電源供給を行うヒータコントロール部200と、CPU13を備えたメインコントロール部300と、から成り立っている。
電話回線コントロール部100は、切換回路CML、ダイオードブリッジDB1、トランス101、電解コンデンサC1、オペアンプOP1、コンデンサC2、トランジスタTr1のカソードがDCS1に接続されたフォトカプラPC1、トランジスタTr1のエミッタに接続された抵抗R1,R2と、アノードが抵抗R1と抵抗R2との間に接続され且つカソードがCPU13のVccに接続されたダイオードD1と、を備えている。また、電話回線コントロール部100の出力端子Tx,Rxは図示を略するモデムへと接続されている。尚、フォトカプラPC1と抵抗R1,R2とは、後述する復帰電源供給回路部を構成している。
ヒータコントロール部200は、直流電源12からCPU13に電源供給を行うためのDCDC電源供給回路部201と、交流電源11から主としてヒータHTR1に電源供給を行うためのACAC電源供給回路部202と、交流電源11からCPU13に電源供給を行うためのACDC電源供給回路部203と、を備えている。
DCDC電源供給回路部201は、メインスイッチSW1と、メインスイッチSW1にアノードが接続されたダイオードD2と、メインスイッチSW1とダイオードD2との間に接続されて直流検出回路を構成する抵抗R3,R4と、ダイオードD2のカソードにエミッタ接続されたトランジスタTr2と、トランジスタTr2にコレクタ接続されたDC/DC変換回路部DCDC1と、DC/DC変換回路部DCDC1の出力側にアノード接続されると共にダイオードD1とCPU13のVcc間にカソード接続されたダイオードD3と、を備えている。また、ダイオードD2とトランジスタTr2との間には、抵抗R5を介してCPU13のI/OポートP1(出力)に接続されている。さらに直流検出回路を構成する抵抗R3と抵抗R4との間はCPU13のI/OポートP2(入力)に接続されている。
ACAC電源供給回路部202は、交流電源11の+端子に接続されたメインスイッチSW2と、交流電源11の−端子に接続されたメインスイッチSW3と、メインスイッチSW2の出力側に接続されたトライアック回路TRC1と、トライアック回路TRC1の第一出力Sr1とメインスイッチSW3とに接続されたヒータHTR1と、を備えている。また、トライアック回路TRC1の第二出力Sr2はCPU13のI/OポートP5(出力)に接続されている。また、第二出力Sr2とCPU13のI/OポートP5との間は抵抗R6を介して接地されている。さらに、メインスイッチSW1,SW2,SW3は連動式のメインスイッチを構成している。
ACDC電源供給回路部203は、メインスイッチSW2とトライアック回路TRC1との間並びにヒータHTR1とメインスイッチSW3との間に接続された一対の切換スイッチADSW1と、切換スイッチADSW1の出力端に接続されたAC/DC変換回路ACDC1と、AC/DC変換回路ACDC1の出力端にアノード接続されたダイオードD4と、ダイオードD4にカソード接続された交流検出回路としての抵抗R7,R8と、を備えている。尚、ダイオードD4のカソードはダイオードD2と抵抗R5との間に接続され、抵抗R7と抵抗R8との間はCPU13のI/Oポート3(入力)に接続され、切換スイッチADSW1はCPU13のI/OポートP4(出力)に接続されてON/OFF制御する電源供給切換回路部として機能する。また、切換スイッチADSW1とI/OポートP4との間は抵抗R9を解して接地されている。
AC/DC変換回路ACDC1は、ADSW1がONの時に、交流電源11から直流(48V)を作り出すスイッチングレギュレーターである。
直流電圧変換回路DCDC1は直流48Vから、5V(又は3.3V)を作り出すスイッチングレギュレータである。尚、直流電圧に応じて直流電圧変換回路DCDC1を複数並列に設置しても良い。
このような構成では、スリープモード時に、CPU13の電源供給を断することができ、省エネルギー化に有効である。
具体的には、Tr2:OFF、DCDC1:OFF、TRC1:OFF、PC1:ON、CPU13:OFFである。
(電話着信時のシステム立ち上がり)
電話回線コントロール部100に着信があると、電話回線L1,L2に、16Hzの信号が2秒ON,1秒OFFで重畳される。その信号によりフォトカプラPC1がONし、抵抗R1,R2の接続ポイントに5Vの電圧が発生する。その5V電圧は、CPU13のVccに供給される。ON期間が2秒間と長いため、CPU13は余裕を持って立ち上がることができる。さらに、立ち上がったCPU13はI/OポートP1の電位をLowにすることにより、Tr2がONされ、48VがDCDC1に供給され、CPU13に正規の5V電圧が供給される。また、立ち上がってCPU13はTRC1をONし、ヒータHTR1の加熱を開始する。
(スリープ移行時)
ファクスを受信して、印刷が終了すると、CPU13は図示しないタイマのカウントを開始し、一定時間(ユーザー変更可能)経過すると、CPU13はI/OポートP1をHighにする。これにより、Tr2はOFFとなりCPU13のVCCに供給されている5Vが断となり、CPU13は動作を停止する。また、CPU13は、スリーブ移行時にTRC1をOFFし、ヒータHTR1の加熱を終了する。
このように、ファクス受信時以外にはCPUの13電源を遮断することにより無駄なエネルギーの消費を抑え、ファクス着信時にはCPU13に電源を供給しシステムを稼動させる効率の良いファクシミリ機能を提供することができる。
図4は、このようなCPU13による制御ルーチンを示すフロー図である。尚、ここではメインスイッチSW1〜SW3をON状態から説明する。この際、I/OポートP1:Low(Tr1動作),I/OポートP4:Low(ADSW1ON),I/OポートP5:Low(TRC1:OFF)である。
(ステップS1)
ステップS1では、CPU13は、ACDC1で作られた直流若しくはDCS1から供給される直流がCPU13に供給されてステップS2へと移行する。
(ステップS2)
ステップS2では、CPU13が動作を開始してステップS3へと移行する。
(ステップS3)
ステップS3では、CPU13は、I/OポートP3を検出し、ACS1からの電源供給の有無を検出する。ACS1からの電源供給がない場合にはステップS4へと移行し、ACS1からの電源供給がある場合にはステップS5へと移行する。
(ステップS4)
ステップS4では、CPU13は、「交流電源を接続してください」等のメッセージを報知部としての操作部17の表示パネルに表示してステップS3へとループする。
(ステップS5)
ステップS5では、CPU13は、プリンタのイニシャライズを開始(ヒータONなど)してステップS6へと移行する。
(ステップS6)
ステップS6では、CPU13は、I/OポートP2を検出し、DCS1からの電源供給の有無を検出する。DCS1からの電源供給がなかった場合にはステップS7へと移行し、DCS1からの電源供給があった場合にはステップS8へと移行する。
(ステップS7)
ステップS7では、CPU13は、「直流電源を接続してください」等のメッセージを報知部としての操作部17の表示パネルに表示してステップS8へと移行する。
(ステップS8)
ステップS8では、CPU13は、通常動作を開始し、その通常動作が終了するまでこのルーチンを続行し、ステップS9へと移行する。
(ステップS9)
ステップS9では、CPU13は、タイマのカウントにより、所定時間何も動作が行われなかったか否かが監視され、カウント継続中の場合にはこのままカウントを監視し、カウントアップした場合にはステップS10へと移行する。
(ステップS10)
ステップS10では、CPU13は、スリープモードを実行してステップS11へと移行する。尚、I/OポートP1:OPEN(Tr1:OFF/CPU13OFF),I/OポートP4:OPEN(ADSW1OFF),I/OポートP5:OPEN(TRC1:OFF)である。
(ステップS11)
ステップS11では、CPU13は、電話着信(着呼)があったか否かを監視し、着呼有りの場合にはステップS12へと移行し、着呼無しの場合には引き続きこのルーチンを監視する。尚、ファクシミリ専用機(他の電子機器専用機)でない場合、例えば、プリンタ機能の実行などの割り込みが発生した場合にはステップS8の通常動作に移行する。
(ステップS12)
ステップS12では、PC1がONしてCPU13に直流電源(5V)が供給され、ステップS13へと移行する。
(ステップS13)
ステップS13では、CPU13は、ステップS12での電源供給により、I/OポートP2をLOWにしてTr2を動作させステップS14へと移行する。
(ステップS14)
ステップS14では、CPU13は、受信を開始してステップS15へと移行する。
(ステップS15)
ステップS14では、CPU13は、受信信号の受信並びにプリンタ出力が終わるまで動作を優先して行い、受信及びプリンタ出力が終了した時点でステップS9へとループしてこのルーチンを終了する。
このように、本実施形態においては、直流回路には直流48V給電か交流100V給電からAC/DC変換回路ACDC1を通した直流によりってCPU13を動作させる。
その後、交流電源の有無を確認し、接続されていない場合はヒータHTR1を動作させることができないため、交流接続を促すメッセージを表示し停止する。
また、交流電源がある場合は、プリンタのイニシャライズを行い、その後、直流が給電されているかを検知する。供給されているときは、交流100Vから直流を作り出すことは不要であるので、ADSW1をOFFにする。
このシーケンスにより、直流・交流両給電時に最適な構成でプリンタを動作させることができる。
6 直流電源用蓄電池
10 交流・直流両給電型IC搭載電気製品
11 交流電源用入力端子(交流電源)
12 直流電源用入力端子(直流電源)
13 CPU(制御部)
14 ヒータ(駆動部)
17 操作部(報知部)
201 DCDC電源供給回路部
ACDC1 ACDC変換部
PC1 復帰電源供給回路部
ADSW1 電源供給切換回路部
DCDC1 DCDC変換回路
特開平08−065409号公報

Claims (9)

  1. 交流電源を使用する駆動部と、該駆動部を駆動させるために交流電源供給を行う交流電源用入力端子と、直流電源を使用する制御部と、該制御部を駆動させるために直流電源供給を行う直流電源用入力端子と、を備えることを特徴とする交流・直流両給電型IC搭載電気製品。
  2. 前記直流電源用入力端子に直流電源からの電力が入力されていない場合には、前記交流電源用入力端子に入力された交流電源から作り出した直流電源にて前記制御部を駆動させる電源供給切換回路部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の交流・直流両給電型IC搭載電気製品。
  3. 前記直流電源用入力端子に直流電源からの電力が入力されていない場合には、前記直流電源用入力端子に直流電源を接続するよう促す報知部を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2交流・直流両給電型IC搭載電気製品。
  4. 前記交流電源用入力端子に交流電源からの電力が入力されていない場合には、前記交流電源用入力端子に交流電源を接続するように促す報知部を備えていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の交流・直流両給電型IC搭載電気製品。
  5. 前記直流電源用入力端子からの直流電源の電圧を監視し、直流電源用蓄電池に蓄えられた直流電源の電圧が降下してきたと判断した場合には、前記交流電源から直流電流を作り出すACDC変換部を備えることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の交流・直流両給電型IC搭載電気製品。
  6. 前記制御部は、前記駆動部が待機状態にある時に前記制御部への電力を落として電力消費を減少させるスリープ機能を実行することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の交流・直流両給電型IC搭載電気製品。
  7. 前記直流電源用入力端子にトリガー信号が受信されたときに前記制御部に復帰用電力供給を行う復帰電源供給回路部を備え、前記制御部は前記復帰電源供給回路部からの復帰用電力供給によって立ち上げ駆動すると共に電源供給を安定化させるために前記ACDC変換部からの電源供給を受けるための前記電源供給切換回路部をONさせることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の交流・直流両給電型IC搭載電気製品。
  8. 交流電源を使用する駆動部を駆動させるために交流電源用入力端子から交流電源供給を行うと共に、直流電源を使用する制御部を駆動させるために直流電源用入力端子から直流電源供給を行い、前記駆動部が待機状態にある時に前記制御部への電力を落として電力消費を減少させるスリープ機能を実行している際に前記直流電源用入力端子にトリガー信号が受信されたときに前記制御部に立ち上げ用の復帰用電力供給を行ったうえで、電源供給を安定化させるために前記交流電源用入力端子から入力されて直流電源に変換された電源供給を受けることを特徴とする交流・直流両給電型IC搭載電気製品の電源供給方法。
  9. 交流電源を使用する駆動部を駆動させるために交流電源供給を行う交流電源用入力端子と、直流電源を使用する制御部を駆動させるために直流電源供給を行う直流電源用入力端子と、前記駆動部が待機状態にある時に前記制御部への電力を落として電力消費を減少させるスリープ機能を実行している際に前記制御部への電源供給を断し且つ前記直流電源用入力端子にトリガー信号が受信されたときに前記制御部に立ち上げ用の復帰用電力供給を行う復帰電源供給回路部と、前記直流電源用入力端子から供給された直流電源の電圧を前記制御部への電源供給用として低圧に変換するDCDC変換回路を備えたDCDC電源供給回路部と、前記制御部への電源供給を安定化させるために前記交流電源用入力端子から入力されてACDC変換回路で変換された直流電源を供給する電源供給切換回路部と、を備え、前記復帰電源供給回路部は前記DCDC電源供給回路部よりも給電側に配置されて前記DCDC電源供給回路部から前記制御部への電源供給を遮断している際に前記DCDC変換回路による変換ロスを生じさせないことを特徴とする交流・直流両給電型IC搭載電気製品用電源回路。
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