JP2012067602A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】自転防止部機構としてオルダム機構を採用しながら、旋回スクロールの背面に、オイル交じりの媒体を留まらせてオルダムリングの潤滑を確実に行うと共に圧縮機構のコンパクト化を維持する。
【解決手段】旋回スクロール部材11と駆動軸を軸支するブロック部材5との間にオルダムリング18が設けられるスクロール型圧縮機において、固定スクロール部材10とブロック部材5とによって旋回スクロール部材11からの軸方向の荷重を受ける環状のスラストレース16を挟持し、このスラストレース16に旋回スクロール部材11の端面を全周に亘って摺接可能に密接させ、また、スラストレース16をブロック部材5に形成された対をなすキー溝部25b,25cよりも径方向外側までブロック部材5の端面に密接させ、旋回スクロール部材11、スラストレース16、及びブロック部材5によって停留空間を画成し、この停留空間にオイル混じりの媒体を停留させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用空調装置の冷凍サイクル等に用いられるスクロール型圧縮機に関し、特にオルダムリングを用いた自転防止機構の信頼性を確保することが可能なスクロール型圧縮機に関する。
スクロール型圧縮機は、ハウジング内に固定されて端板及びこの端板から立設された渦巻壁を有する固定スクロール部材と、この固定スクロール部材に対向配置されて端板及びこの端板から立設された渦巻壁を有する旋回スクロール部材とを備え、旋回スクロール部材の公転運動により、両スクロール部材の渦巻壁間に形成された圧縮室が容積を減少しながら中心に移動して作動流体の圧縮が行われるようになっている。
このような圧縮機においては、旋回スクロール部材の固定スクロール部材が対峙する側とは反対側に駆動軸を軸支するブロック部材(軸支部材)がハウジングに固定されており、下記する特許文献1,2においては、このブロック部材と旋回スクロール部材との間に旋回スクロール部材の自転を防止するためのオルダムリングが設けられている。
このオルダムリングは、ブロック部材及び旋回スクロール部材のそれぞれに形成されたキー溝に摺動可能に収納されるキー部を備えており、ブロック部材や旋回スクロール部材に対して常時摺接した状態となるため、良好な潤滑を確保する必要がある。
このため、特許文献1においては、ブロック部材に、駆動軸を回転自在に保持するメイン軸受が装着される貫通孔と、貫通孔の端部に径方向中央に延設された支持部と、駆動軸に偏心して取り付けられる揺動軸が装着される揺動軸受が揺動する軸受揺動空間と、旋回スクロール部材(揺動スクロール本体)が揺動する本体揺動空間と、軸受揺動空間から本体揺動空間に至る径方向に広がる面に、径方向外方に向かって揺動スクロール本体と当接するスラスト軸受部と、このスラスト軸受部の径方向外方に形成されたオルダムリング収納溝と、このオルダムリング収納部から本体揺動空間の周壁部にかけて径方向に形成されたブロック側キー溝とを設け、また、旋回スクロール部材に、ブロック側キー溝と垂直をなす径方向に形成されたスクロール側キー溝を設け、オルダムリングを、前記オルダムリング収納溝に配すると共に、前記ブロック部材に形成されたブロック側キー溝に摺動自在に挿着されるブロック側爪と、旋回スクロール部材に形成されたスクロール側キー溝に摺動自在に挿着されるスクロール側爪を有して構成するようにしている。
そして、駆動軸と支持部との間に配され、駆動軸とブロックとによって画成されると共にオイル溜まりと連通するオイル空間と、揺動軸を揺動軸受に挿着することによって画成される軸受空間と、これらオイル空間と軸受空間とを連通するオイル導引孔とを設け、オイル空間と軸受揺動空間とをシーリングで遮断することによって、オイル空間→オイル導引孔→軸受空間→揺動軸受→揺動軸と揺動軸受との当接摺動部分→軸受揺動空間→スラスト軸受部→本体揺動空間に潤滑油を流す潤滑油経路を形成し、また、旋回スクロール部材の揺動方向に沿って、旋回スクロール部材を収容する本体揺動空間からオルダムリングのブロック側爪が摺動自在に挿着されるブロック側キー溝にかけて径方向外方に広がるオイルガイドを設けることによって、旋回スクロール部材の揺動運動によって本体揺動空間内の潤滑油をオイルガイドに沿って径方向外方へ押し出し、ブロック側キー溝にオイルを積極的に供給するようにした構成が開示されている。
また、特許文献2には、旋回スクロール部材の背面側に潤滑油が十分に満たされずにオルダムリングの摺動部に磨耗が生じたり、オルダムリングの振動、衝撃音が発生したりする不都合を抑制するために、旋回スクロール部材の背面に背圧室を設け、この背圧室の圧力を吸入室との間に設けられた弁装置により調節して旋回スクロール部材を固定スクロール側に押圧し、また、この背圧室に潤滑油を充満させて、ここに配置されるオルダムリングの磨耗を防止するようにした構成が開示されている。
特開平8−219061号公報 特開2006−266123号公報
しかしながら、特許文献1のスクロール圧縮機においては、旋回スクロールの軸受けの隙間から供給されたオイルを、スラスト摺動面を経由した後に、揺動スクロールのオルダムリングのキー溝を通過して旋回スクロールの外側の吸入領域まで導かれる構成であり、格別に、オイルを保持する構造を有していないので、本体揺動空間に流入したオイルは、そこに停留することはなく、そのまま圧縮機構に吸い込まれる構成となっている。このため、オルダムリングのブロック側爪とブロック側キー溝との潤滑が十分に行われない不都合が懸念されるものであった。
特に、圧縮機を横向きに置く車両用圧縮機においては、圧縮機構の吸入通路を下部に設ける場合もあるので、圧縮機上方にある摺動部(上部のオルダムリングの爪とキー溝等)に十分なオイルが供給されない恐れがあり、潤滑不足が懸念されるものである。
この点、特許文献2においては、背圧室の圧力によって旋回スクロール部材を完全に浮かせて、固定スクロール部材に密接させる構成であるため、ブロック部材(主軸受部材)と旋回スクロールとの隙間や、オルダムリングのキー溝を介して背圧が旋回スクロール部材の端板の径方向外側まで漏れたとしても、背圧室のオイルを保持することができる。しかしながら、このような旋回スクロール部材の背圧によって固定スクロール部材に押圧する方式においては、旋回スクロール部材の背面の圧力を圧縮機構の吸入圧力領域に対して高めるものであるため、固定スクロール部材の吸入圧力領域を含めた圧縮空間を旋回スクロールの端板で覆う必要があり、旋回スクロール部材のラップに対して端板が非常に大きくなり、必然的に旋回スクロール部材の外径、引いては圧縮機の外径が大きくなる不都合がある。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、自転防止機構としてオルダム機構が用いられる場合においても、旋回スクロール部材の背面に、オイル又はオイル交じりの作動流体をある程度留まらせることが可能な空間を形成し、オルダムリングの潤滑を確実に行うと共に、圧縮機構のコンパクト化を維持することが可能なスクロール型圧縮機を提供することを主たる課題としている。
また、旋回スクロール部材とブロック部材との間に配されるオルダムリングのばたつきを抑えることをも課題としている。
上記課題を達成するために、本発明に係るスクロール型圧縮機は、ハウジング内に対して回転方向及び軸方向の動きが制限された固定スクロール部材と、回転動力を伝達する駆動軸と、前記固定スクロール部材に対向配置され、前記駆動軸の軸心に対して偏心した偏心軸を介して前記駆動軸に連結されることで前記駆動軸の軸心を中心として公転運動する旋回スクロール部材と、前記旋回スクロール部材の前記固定スクロール部材が対峙する側とは反対側において設けられると共に(前記ハウジングに一体に形成され、又は、前記ハウジングに固定されると共に)前記駆動軸を軸支するブロック部材と、前記旋回スクロール部材と前記ブロック部材との間に配設され、前記旋回スクロール部材の背面に形成された複数のキー溝部に滑動可能に係合する複数のキー部を備えると共に前記ブロック部材の前記旋回スクロール部材と対峙する端面に形成された複数のキー溝部に滑動可能に係合する複数のキー部を備え、これらキー部を対応する前記キー溝部のそれぞれに係合させることで前記旋回スクロール部材の自転を防止する自転防止部材とを備え、前記旋回スクロール部材の公転運動により前記固定スクロール部材と前記旋回スクロール部材とによって形成される圧縮室を容積を減少させながら中心側に移動させることで媒体を圧縮させるスクロール型圧縮機において、前記固定スクロール部材と前記ブロック部材との間に前記旋回スクロール部材を軸方向で受ける環状のスラストレースを挟持させ、このスラストレースをこれと対峙する前記旋回スクロール部材の端面の全周に亘って摺接可能に密接させると共に、前記スラストレースを前記ブロック部材に形成されたキー溝部よりも径方向外側まで前記ブロック部材の端面に密接させ、前記旋回スクロール部材、前記スラストレース、及び前記ブロック部材によって停留空間を画成し、この停留空間に前記圧縮室で圧縮された後の媒体(オイル又はオイル混じりの作動流体)を供給して停留させたことを特徴としている。
したがって、固定スクロール部材とブロック部材との間でスラストレースを挟持し、このスラストレースに旋回スクロール部材の端面の全周に亘って摺接可能に密接させるようにしたので、停留空間に導かれた媒体が旋回スクロール部材とスラストレースとの間から漏れることはなく、また、スラストレースをブロック部材に形成されたキー溝部よりも径方向外側にかけてブロック部材の端面に密接させるようにしたので、ブロック部材に形成されたキー溝部を介して停留空間に導かれた媒体が漏れることもなくなり、旋回スクロール部材、スラストレース、及びブロック部材によって画成される停留空間に圧縮室で圧縮された後の媒体(オイル又はオイル混じりの作動流体)を停留させることができ、オルダムリングの良好な潤滑を維持することが可能となる。また、固定スクロール部材とブロック部材との間にスラストレースを設けたので、固定スクロールの吸入圧力領域を含めた圧縮空間を旋回スクロールの端板で覆う必要がなくなり、旋回スクロールの外径を小さくすることが可能となる。
ここで、スラストレースをこれと対峙する旋回スクロール部材の端面の全周に亘って摺接可能に密接させる構成としては、前記スラストレースと対峙する前記旋回スクロールの端版の背面に凹み部を形成することで前記スラストレースが密接する環状の摺動面を形成し、この摺動面を前記スラストレースからはみ出すことがないようにするとよい。
また、旋回スクロール部材、スラストレース、及びブロック部材との間に画成される停留空間に圧縮室で圧縮された後の媒体(オイル又はオイル混じりの作動流体)を供給する構成としては、ハウジング内の固定スクロール部材の背後に圧縮室で圧縮された作動流体を吐出する吐出領域を設け、この吐出領域と停留空間とを、途中に絞りが形成された圧力供給経路を介して連通するようにしてもよい。
さらに、停留空間と、圧縮室に作動流体を導く吸入経路とを圧力排出経路を介して連通し、この圧力排出経路の途中に圧力調整弁を配設することで、停留空間の媒体の停留状態を調節すると共に停留空間の圧力を予め設定された所定圧に維持するようにしてもよい。
上述した構成の具体例としては、自転防止部材を、ブロック部に形成されたオルダム収容部に配設し、リング部と、このリング部から突設されて前記スラストレースを貫通して前記旋回スクロール部材の背面に形成された対をなすキー溝部に滑動可能に係合する対をなすキー部と、前記リング部の径方向両側に突設されて前記ブロック部材に形成された対をなすキー溝部に滑動可能に係合する対をなすキー部とを有して構成し、前記オルダム収容部を、前記リング部を収容するリング部収容部と、このリング部収容部に連通し前記リング部の径方向両側に突設された対をなすキー部が滑動可能に係合する前記対をなすキー溝部とから構成し、前記圧力供給経路を前記ブロック部材に形成された前記対をなすキー溝部の一方と連通し、前記圧力排出経路を前記ブロック部材に形成された前記対をなすキー溝部の他方と連通するようにしてもよい。
このような構成とすることで、吐出室に吐出された作動流体は、ここである程度オイルが分離されるが、ここで分離されたオイル又はオイル混じりの作動流体は、吐出室から圧力供給経路を介して対をなすキー溝部の一方に導かれ、その後、リング部収容部を通って他方のキー溝部に導かれ、しかる後に、圧力排出経路を介して吸入経路に流出されるので、オルダムリング等の摺動部位に潤沢なオイルを供給することが可能となる。
以上述べたように、本発明によれば、固定スクロール部材とブロック部材との間に旋回スクロール部材を軸方向で受ける環状のスラストレースを挟持させ、この旋回スクロール部材の端面の全周に亘って摺接可能に密接させ、また、このスラストレースをブロック部材に形成されたキー溝部よりも径方向外側までブロック部材の端面に密接させ、これにより、旋回スクロール部材、スラストレース、及びブロック部材によって画成される停留空間を形成して圧縮室で圧縮された後の媒体を停留させるようにしたので、自転防止機構としてオルダム機構を採用しつつ、旋回スクロールの背面に、オイル又はオイル交じりの作動流体をある程度留まらせることが可能となり、圧縮機をどのような状態に設置しても、オルダムリングの潤滑を確実に行うことが可能となり、また、圧縮機構のコンパクト化を維持することが可能となる。
また、旋回スクロール部材、スラストレース、及びブロック部材との間に画成される空間に圧縮室で圧縮された後の媒体を停留させるために、圧縮室で圧縮された作動流体を吐出する吐出領域と停留空間とを、途中に絞りが形成された圧力供給経路を介して連通し、また、停留空間と圧縮室に作動流体を導く吸入経路とを圧力調整弁が途中に配設された圧力排出経路を介して連通する構成とすれば、圧力調整弁によって停留空間に停留された媒体の停留状態を調節することができ、また、停留空間を所望の中間圧に調整することが可能となる。
さらに、自転防止部材をブロック部に形成されたオルダム収容部に配設し、この自転防止部材を、リング部と、このリング部から突設されて前記スラストレースを貫通して旋回スクロール部材の背面に形成された対をなすキー溝部に滑動可能に係合する対をなすキー部と、リング部の径方向両側に突設されてブロック部材に形成された対をなすキー溝部に滑動可能に係合する対をなすキー部とを有するオルダムリングとして構成し、前記オルダム収容部を、リング部を収容するリング部収容部と、このリング部収容部に連通してリング部の径方向両側に突設された対をなすキー部が滑動可能に係合する対をなすキー溝部とから構成する場合には、圧力供給経路をブロック部材に形成された対をなすキー溝部の一方と連通し、圧力排出経路をブロック部材に形成された対をなすキー溝部の他方と連通する構成とすることで、圧縮室で圧縮された後の媒体(オイル又はオイル混じりの作動流体)をオルダムリングの摺動部分に通過させる経路が形成されるので、圧縮機の設置状態に拘わらず、自転防止部材等の摺動部位に対して潤沢なオイルを供給することが可能となり、良好な潤滑状態を確保することが可能となる。
図1は、本発明に係るスクロール型圧縮機の全体構成例を示す断面図であり、図5及び図6(b)のC−C線の切断面を含む図である。 図2は、本発明に係るスクロール型圧縮機のブロック部材から固定スクロール部材にかけて用いられる各部品を示す分解斜視図である。 図3(a)は、スクロール型圧縮機のハウジング内に収容される固定スクロール部材からブロック部材までを示す断面図であり、図5及び図6(b)のB−B線で切断した図である。また、図3(b)は、図3(a)の固定スクロール部材を軸方向から見た図である。 図4は、旋回スクロール部材を示す図であり、図4(a)は図4(b)及び図5のB−B線で切断した断面図であり、図4(b)はスラストレースと対峙する側を軸方向から見た図である。 図5は、ブロック部材のスラストレースと対峙する側を軸方向から見た図である。 図6(a)は、図3(a)の旋回スクロール部材からブロック部材までを示す断面図であり、図5及び図6(b)のB−B線で切断した図である。また、図6(b)は、図6(a)のA−A線から見た図である。
以下、本発明に係るスクロール型圧縮機として、圧縮機構と電動機とを一体化した電動圧縮機を用いた場合の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
図1において、冷媒を作動流体とする冷凍サイクルに適した電動圧縮機1が示されている。この電動圧縮機1は、アルミ合金で構成されたハウジング2内に、図中左方において圧縮機構3を配設し、また、図中右側において圧縮機構を駆動する電動機4とを配設している。尚、図1において、図中右側を圧縮機の前方、図中左側を圧縮機の後方としている。
ハウジング2には、その内側中程に固定されたブロック部材(軸支部材)5と前壁部2aとにベアリング6,7を介して回転可能に支持された駆動軸8が設けられている。
圧縮機構3は、固定スクロール部材10とこれに対向配置された旋回スクロール部材11とを有するスクロールタイプのもので、固定スクロール部材10は、ハウジング2の後部内側において固定された円板状の端板10aと、この端板10aの外縁に沿って全周に亘って設けられると共に前方に向かって立設された円筒状の外周壁10bと、その外周壁の内側において前記端板10aから前方に向かって延設された渦巻状の渦巻壁10cとから構成されている。
また、旋回スクロール部材11は、円板状の端板11aと、この端板11aから後方に向かって立設された渦巻状の渦巻壁11cとから構成され、端板11aの背面に形成されたボス部11bに、駆動軸8の後端部に設けられると共に駆動軸の軸心に対して偏心した偏心軸8aがブッシュ12及びベアリング13を介して連結され、駆動軸8の軸心を中心として公転運動可能に支持されている。
固定スクロール部材10と旋回スクロール部材11とは、それぞれの渦巻壁10c、11cをもって互いに噛み合わされており、それぞれのスクロール部材の先端が相手のスクロール部材の端板10a,11aに当接されており、したがって、固定スクロール部材10の端板10a及び渦巻壁10cと、旋回スクロール部材11の端板11a及び渦巻壁11cとによって囲まれた空間に圧縮室15が画成されている。
また、図2及び図3にも示されるように、固定スクロール部材10の外周壁10bとブロック部材5の端面5aとの間には、薄板状の環状のスラストレース16が挟持され、固定スクロール部材10とブロック部材5とは、このスラストレース16を介して突き合わされている。
このスラストレース16は、耐摩耗性に優れる素材で形成されているもので、これが対峙するブロック部材5の端面5aの外縁形状に合わせた外縁形状を有する大きさに形成され、中央には、旋回スクロール部材11のボス部11bが貫挿する中央孔16aが形成されている。また、固定スクロール部材10、スラストレース16、及びブロック部材5は、スラストレース16に形成されたピン挿通孔16cに挿通される位置決めピン9により、位置決めされて固定されている。
前記旋回スクロール部材11は、図4にも示されるように、その背面に、所定巾(例えば、2mm程度)で周縁を残すように、周縁からボス部11bまでの間を僅か(例えば、0.5mm程度)に凹ませた(端版の厚みを薄くした)凹み部11dが形成されている。前記スラストレース16は、前記旋回スクロール部材11のボス部11bを中央孔16aに挿通させて旋回スクロール部材11の背面に全周に亘って密接されており、したがって、旋回スクロール部材11の端板11aの背面には、凹み部11dを囲むように端板11aの周縁に形成された所定巾の環状の摺動面11fが形成されている。
この旋回スクロール部材11の摺動面11fは、旋回スクロール部材11の公転運動によりスラストレース16の中央孔16a及び切り欠き16bを過ぎることがないように(中央孔16a及び切り欠き16bが常に内側となるように)形成されており、また、スラストレース16からはみ出さないように摺接されている。
また、凹み部11dには、径方向に延設されたキー溝部11eが形成されている。この凹み部11dに形成されたキー溝部11eは、端板11aの周縁を過ぎるまで(摺動面11fを突き抜けるまで)は形成されておらず、環状の摺動面11fの内側に形成されている。
ブロック部材5は、中央に貫通孔5bを有し、その内面が段階的に径を大きく形成された筒状に形成されているもので、スラストレース16から最も離れた前方側からブロック部材5と駆動軸8との間をシールするシール部材21が収容されるシール収容部22、前記ベアリング6が収容されるベアリング部収容部23、前記ブッシュ12と一体をなして駆動軸8の回転に伴って回転するバランスウエイト19を収容するウエイト収容部24、ブロック部材5の端面5aから形成されてスラストレース16との間において後述するオルダムリング18を収容するオルダム収容部25が形成されている。
旋回スクロール部材11の自転防止機構は、オルダムリング(自転防止部材)18と、このオルダムリング18が係合する旋回スクロール部材11およびブロック部材5とにより構成されている。オルダムリング18は、旋回スクロール部材のボス部を挿通可能に環状に形成されたリング部18aと、このリング部18aの旋回スクロール部材11側から法線方向に突出形成された対をなすキー部18bと、リング部18aの径方向にアーム状に延設された対をなすキー部18cとを一体に形成したもので、キー部18bは、180度位相をずらした位置に2つ形成され、キー部18cは、180度位相をずらした位置に2つ形成されると共にキー部18bに対して90度位相をずらして形成されている(対をなすキー部18bを結ぶ線と対をなすキー部18cを結ぶ線とが直交するように形成されている)。
キー部18bは、スラストレース16に形成された中央孔16aから図中上下に延設された切り欠き16bを貫通し、旋回スクロール部材11の凹み部11dに径方向に延設されたキー溝部11eに微小クリアランスを有して滑動可能に係合され、このキー溝部11eの延設方向(この例では上下方向)にのみ移動できるようにしている。
ブロック部材5に形成されたオルダムリング18を収容するオルダム収容部25は、図5にも示されるように、ブロック部材5のスラストレース側の開口端から形成された円形状のリング部収容部25aと、このリング部収容部25aから径方向に延設されたキー溝部25b、25cとを有して構成され、オルダムリング18のリング部18aはリング部収容部25aにキー部18cの延設方向への移動を許容するように収容され、また、対をなすキー部18cは、キー溝部25b、25cに微小クリアランスを有して滑動可能に係合されて、このキー溝部25b、25cの延設方向(この例では水平方向)にのみ移動できるようにしている。
したがって、旋回スクロール部材11は、駆動軸8の回転により自転力が発生するが、オルダムリング18の対をなすキー部18bが旋回スクロール部材11に形成された対をなすキー溝部11eを往復滑動し、また、対をなすキー部18cがブロック部材5に形成された対をなすキー溝部25b、25cを往復滑動することで、自転が規制されつつ駆動軸8の軸心に対して公転運動するようになっている。
尚、スラストレース16に形成された中央孔16aは、前記旋回スクロール部材のボス部11bが貫通するが、オルダムリング18のリング部18aが挿通しない程度の大きさに形成され、オルダムリング18のリング部18aがスラストレース16のブロック側端面の中央孔周縁を摺接できるようになっている。また、キー部18bを貫通させる切り欠き16bは、オルダムリング18の動きを見越してキー部18bが可動する範囲に亘って形成されている。
また、スラストレース16は、ブロック部材5の端面にオルダム収容部25のキー溝部25b、25cを閉塞するように密接されている。即ち、スラストレース16は、ブロック部材に形成されたキー溝部25b、25cよりも径方向外側に至るまでブロック部材5の端面に密接され、ブロック部材5のオルダム収容部25が、スラストレース16とブロック部材5との密接部位より内側に形成されるようになっている。この例では、スラストレース16の外縁がブロック部材5の端面形状に合わせた大きさに形成されているので、ブロック部材5の端面の全面にスラストレースが密接され、後述する圧力供給経路45の導入溝38も同時に閉塞するようにしている。
尚、ブロック部材5には、ベアリング6を介して駆動軸8が挿通されるが、ブロック部材5のシール収容部22には、シール部材21が配されて駆動軸8とブロック部材5との間がこのシール部材21により気密にシールされている。
したがって、スラストレース16は、その前方側がブロック部材5の端面と密接され、後方側が旋回スクロール部材11の摺動面11fと全周に亘って密接されるので、旋回スクロール部材11と、スラストレース16と、ブロック部材5とによって囲まれた領域によって停留空間50が形成されている。
ところで、前述した固定スクロール部材10の外周壁10bと旋回スクロール部材11の渦巻壁11cの最外周部との間には、後述する吸入口40から導入された冷媒を吸入経路41を介して吸入する吸入室26が形成され、また、ハウジング内の固定スクロール部材10の背後には、圧縮室15で圧縮された冷媒ガスが固定スクロール部材10の略中央に形成された吐出孔27を介して吐出される吐出室28がハウジング2の後側壁2bとの間に画成されている。吐出室28に吐出された冷媒ガスは、ここで、ガス中のオイルがある程度分離され、図示しない吐出口から外部冷媒回路へ圧送される。また、分離されたオイルやオイル混じりの冷媒は、吐出室28の下方に設けられた溜り室31にも溜められるようになっている。この吐出室28や溜り室31によって高圧領域が形成されている。
これに対して、ハウジング2内のブロック部材5より前方の部分には、電動機4を収容するモータ収容空間32が形成され、ここに電動機4を構成するステータ33が固定されている。このステータ33は、円筒状をなす鉄心34とこれに巻回されたコイル35とで構成され、ハウジング2の内面に固定されている。また、前記駆動軸8には、ステータ33の内側において回転可能に収容されたマグネットからなるロータ36が固装され、このロータ36が駆動軸8の回転に伴って、ステータ33によって形成される回転磁力により回転できるようになっている。これらステータ33やロータ36によって、ブラシレスDCモータからなる電動機4が構成されている。
そして、モータ収容空間32に臨むハウジング2の側面には、冷媒ガスを吸入する吸入口40が形成され、ステータ33とハウジング2との間の隙間や、図示しないブロック部材5とハウジング2との間、及び固定スクロール部材10とハウジング2との間に形成される隙間を介して、吸入口40からモータ収容空間32に流入した冷媒を前記吸入室26に導く吸入経路41が構成されている。
また、固定スクロール部材10の下部には、吐出領域の一部を構成する溜り室31に一端が開口し、他端がスラストレース16と対峙する端面に開口する通路42が、固定スクロール部材10の端板10aおよび外周壁10bに穿設され、スラストレース16には、この通路42の開口部位と対峙する位置に通孔43が形成されている。また、ブロック部材5のスラストレース16と対峙する端面には、スラストレース16の通孔43と対峙する位置から一方のキー溝部25bにかけてブロック部材5の外縁に沿って形成された導入溝44が設けられている。
したがって、吐出領域は、通路42、通孔43、導入溝44を介して一方のキー溝部25bと連通しており、この通路42、通孔43、導入溝44により、吐出領域とオルダム収容部25とを連通する圧力供給経路45が構成されている。そして、この圧力供給経路45の途中、この例では、溜り室31に開口する端部近傍に、オリフィス46が形成され、その上流側にフィルタ47が配設されている。
また、ブロック部材5には、一端が他方のキー溝部25cに開口し、他端がブロック部材5の背面のモータ収容空間32(吸入経路)に臨む位置に開口する圧力排出経路48が形成されている。そして、この圧力排出経路48の途中、例えば、吸入経路41への開口端部に、停留空間50が所定圧以上となった場合に吸入経路41に圧力を開放する圧力調整弁49が配設されている。したがって、この例では、停留空間50の圧力は、圧縮室15に導入する作動流体の圧力と圧縮室15から吐出する作動流体の圧力との間の中間圧に設定されている。この中間圧は、スラストレース16が旋回スクロール部材11から受ける圧縮反力を低減できる範囲で大きくすることが望ましいが、大きくし過ぎると、旋回スクロール部材11が傾動するいわゆる転覆現象が生じるので、このような転覆現象が生じない範囲、例えば、0.02〜0.05MPaの範囲に設定されている。
尚、51は、ハウジング2の上部のインバータ収容室52に収容されたインバータ回路端板53に搭載されて、電動機4の給電制御をおこなうためのインバータ駆動回路である。このインバータ駆動回路51には、ケーブル54を介してインバータ側クラスタ55が接続され、また、前記ステータ33には、ケーブル57を介して電動機側クラスタ58が接続されており、インバータ側クラスタ55をハウジング2のインバータ収容室52の後部に設けられた中継ターミナル(気密端子)56に上方から装着し、また、電動機側クラスタ58を中継ターミナル56に下方から装着することで、インバータ駆動回路51とステータ33とを中継ターミナル56を介して電気的に接続し、インバータ駆動回路51から電動機4に対して給電するようにしている。
したがって、電動機4が回転して駆動軸8が回転すると、圧縮機構3において、旋回スクロール部材11が偏心軸8aを中心として回転されるので、旋回スクロール部材11は、固定スクロール部材10の軸心の周りを公転する。この際、旋回スクロール部材11は、オルダムリング18からなる自転阻止機構によって自転が阻止されているので、公転運動のみが許容される。
この旋回スクロール部材11の公転運動により、圧縮室15は両スクロール部材の渦巻壁10c、11cの外周側から中心側へ容積を徐々に小さくしつつ移動するので、吸入室26から圧縮室15に吸入された冷媒ガスは圧縮され、この圧縮された冷媒ガスは固定スクロール部材10の端板10aに形成された吐出孔27を介して吐出室28に吐出する。そして、図示しない吐出口を介して外部冷媒回路へ送出される。
吐出室28に吐出された冷媒ガスは、この吐出室において混在している潤滑油がある程度分離されるが、この分離された潤滑油は、冷媒と共にオリフィス46が設けられた圧力供給経路45を介してブロック部材5のオルダム収容部25に形成されたキー溝部25bに供給され、旋回スクロール部材11の背後の停留空間50に導かれる。その後、停留空間50を一方のキー溝部25bから他方のキー溝部25cへ横断し、他方のキー溝部25cに設けられている圧力排出経路48から圧力調整弁49を介して吸入経路41へ放出される。
このため、停留空間50は、スラストレース16に旋回スクロール部材11の周縁とブロック部材5の端面とを密接させることで構成されているので、圧縮室15から供給されたオイル又はオイル混じりの作動流体(冷媒)は、この停留空間50に留まらせることが可能となり、オルダムリング18の摺動部に潤沢なオイルを供給することが可能となる。このため、オルダムリングの潤滑を確実に行うことで、自転防止機構の信頼性を確保することが可能となる。
また、圧力排出経路48に設けられた圧力調整弁49は、設定された圧力以上となった場合に開放して、停留空間50に溜められた媒体を吸入経路41(モータ収容空間32)に放出するので、圧力調整弁49によって停留空間50内の媒体の停留状態を調整することができると共に、停留空間50を中間圧に設定することが可能となる。
このため、圧力調整弁49により、停留空間に停留させるオイル量を調整できると共に、旋回スクロール部材11はその背後から中間圧が付勢されることになるので、旋回スクロール部材11に作用する圧縮反力を停留空間50の中間圧によって低減することが可能となる。
即ち、圧力調整弁49の開弁圧を調整することによって、オルダムリングの円滑な動きを確保することができると共に、旋回スクロール部材11が転覆しない範囲でスラストレース16にかかる荷重を低減する(旋回スクロール部材11がスラストレース16に押し付けられる付勢力を緩和する)ことが可能となり、旋回スクロール部材11とスラストレース16との摺接部位での磨耗を低減することが可能となる。
さらに、上述の構成によれば、固定スクロール部材10とブロック部材5との間にスラストレース16を介在させ、このスラストレース16に旋回スクロール部材11を当接する構成としたので、旋回スクロール部材11の背圧を高めるために、固定スクロール部材10の圧縮空間を旋回スクロール部材11の端板11aで覆う必要がなくなり、旋回スクロール部材11の外径を小さくすることができ、引いては圧縮機の外径を小さくすることが可能となる。
さらにまた、オルダムリング18をブロック部材5とスラストレース16との間に保持してオルダム収容部25を覆うようにしているので、オルダムリング18のばたつきを抑えることも可能となる。
また、上述の構成によれば、圧縮室で分離されたオイル又はオイル混じりの冷媒は、圧力供給経路45を介してオルダムリング18を収容するオルダム収容部25の一方のキー溝部25bに供給され、その後、リング部収容部25aを介して他方のキー溝部25cに送られ、しかる後に圧力排出経路48を介して吸入経路41に排出されるので、オルダムリング18や旋回スクロール部材11とスラストレース16との間の摺接部分、ベアリング13等に潤沢なオイルを供給できる経路が積極的に形成されることとなり、圧縮機の設置状態に拘わらず良好な潤滑状態を得ることが可能となる。
尚、上述の構成においては、吐出室28に吐出された冷媒から自然にオイルを分離させ、分離したオイル又はオイル混じりの冷媒を停留空間50に供給するようにしたが、吐出室に吐出された冷媒中のオイルを分離するオイル分離器を更に設け、このオイル分離器で分離されたオイルを溜り室31に溜め、オイルのみを停留空間50に供給するようにしてもよい。
また、上述の構成においては、停留空間を中間圧に形成した例を示したが、停留空間50に圧縮室で圧縮された後の媒体を一時的に停留できる構成であればよく、圧力排出経路48から圧力調整弁49を無くして圧力排出経路自身の通路抵抗により停留空間に媒体を一時的に停留させたり、圧力排出経路48とシール部材21を無くすことにより、ベアリング6を経由して吸入経路41に圧力を排出するようにし、ベアリング6近傍を通過するときの通路抵抗により媒体を一時的に停留させるようにしてもよい。
さらに、上述の構成においては、ブロック部材5がハウジングに固定された部材として構成されている例を示したが、ブロック部材5は、ハウジングに一体成型されるものであってもよい。
1 電動圧縮機
2 ハウジング
4 電動機
5 ブロック部材
8 駆動軸
10 固定スクロール部材
11 旋回スクロール部材
11a 端板
11d 凹み部
11f 摺動面
15 圧縮室
16 スラストレース
18 オルダムリング
18a リング部
18b,18c キー部
11d,25b キー溝部
25 オルダム収容部
50 停留空間
41 吸入経路
28 吐出室
45 圧力供給経路
48 圧力排出経路
49 圧力調整弁

Claims (5)

  1. ハウジング内に対して回転方向及び軸方向の動きが制限された固定スクロール部材と、
    回転動力を伝達する駆動軸と、
    前記固定スクロール部材に対向配置され、前記駆動軸の軸心に対して偏心した偏心軸を介して前記駆動軸に連結されることで前記駆動軸の軸心を中心として公転運動する旋回スクロール部材と、
    前記旋回スクロール部材の前記固定スクロール部材が対峙する側とは反対側において設けられると共に前記駆動軸を軸支するブロック部材と、
    前記旋回スクロール部材と前記ブロック部材との間に配設され、前記旋回スクロール部材の背面に形成された複数のキー溝部に滑動可能に係合する複数のキー部を備えると共に前記ブロック部材の前記旋回スクロール部材と対峙する端面に形成された複数のキー溝部に滑動可能に係合する複数のキー部を備え、これらキー部を対応する前記キー溝部のそれぞれに係合させることで前記旋回スクロール部材の自転を防止する自転防止部材とを備え、
    前記旋回スクロール部材の公転運動により前記固定スクロール部材と前記旋回スクロール部材とによって形成される圧縮室を容積を減少させながら中心側に移動させることで媒体を圧縮させるスクロール型圧縮機において、
    前記固定スクロール部材と前記ブロック部材との間に前記旋回スクロール部材を軸方向で受ける環状のスラストレースを挟持させ、
    このスラストレースをこれと対峙する前記旋回スクロール部材の端面の全周に亘って摺接可能に密接させると共に、前記スラストレースを前記ブロック部材に形成されたキー溝部よりも径方向外側まで前記ブロック部材の端面に密接させ、
    前記旋回スクロール部材、前記スラストレース、及び前記ブロック部材によって停留空間を画成し、この停留空間に前記圧縮室で圧縮された後の媒体を供給して停留させたことを特徴とするスクロール型圧縮機。
  2. 前記旋回スクロールの端版の背面に凹み部を形成することにより前記スラストレースが密接する環状の摺動面を形成し、この摺動面を前記スラストレースからはみ出すことがないようにしたことを特徴とする請求項1記載のスクロール型圧縮機。
  3. 前記ハウジング内の前記固定スクロール部材の背後には、前記停留空間に停留された前記媒体を吐出する吐出領域が形成され、
    前記吐出領域と前記停留空間とは、途中に絞りが形成された圧力供給経路を介して連通していることを特徴とする請求項1又は2記載のスクロール型圧縮機。
  4. 前記停留空間と前記圧縮室に媒体を導く吸入経路とは圧力排出経路を介して連通し、この圧力排出経路の途中に圧力調整弁が配設されていることを特徴とする請求項3記載のスクロール型圧縮機。
  5. 前記自転防止部材は、前記ブロック部に形成されたオルダム収容部に配設され、リング部と、このリング部から突設されて前記スラストレースを貫通して前記旋回スクロール部材の背面に形成された対をなすキー溝部に滑動可能に係合する対をなすキー部と、前記リング部の径方向両側に突設されて前記ブロック部材に形成された対をなすキー溝部に滑動可能に係合する対をなすキー部とを有して構成され、
    前記オルダム収容部は、前記リング部を収容するリング部収容部と、このリング部収容部に連通し前記リング部の径方向両側に突設された対をなすキー部が滑動可能に係合する前記対をなすキー溝部とから構成され、
    前記圧力供給経路は、前記ブロック部材に形成された前記対をなすキー溝部の一方と連通し、前記圧力排出経路は、前記ブロック部材に形成された前記対をなすキー溝部の他方と連通していることを特徴とする請求項4記載のスクロール型圧縮機。
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