JP2012066258A - 鋳造装置及び鋳造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】使い捨てにする部分を従来に比べて小さくする技術を提供する。
【解決手段】本明細書が開示する鋳造装置は、金型4、6、スリーブ20、プランジャ30(プランジャチップ32)、プランジャリング36を備える。プランジャチップ32の先端面41には、プランジャリング36を遊嵌するための凸部37が形成されている。プランジャリング36は、その外周がスリーブ20内周面と接する形状に成形されている。プランジャリング36は、上記凸部37に遊嵌しているだけであって凸部37に固定はされていない。即ち、プランジャリング36は、プランジャ30を前進させて溶融金属をスリーブ20から金型4、6へ射出した後プランジャ30を後退させる際に凸部37から離脱するように凸部37に取り付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、鋳造装置に関する。特に、圧力を加えて金型に溶融金属(溶湯)を射出して製品を鋳造するいわゆるダイカストマシンに関する。本明細書では、ダイカストマシンを「鋳造装置」と称する。
鋳造装置は、典型的には、金型と、金型に溶融金属を射出するためのスリーブとプランジャを備える。そのような鋳造装置では、スリーブ内に一時的に貯められた溶湯をプランジャによって押し出し、金型へ溶湯を射出する。
鋳造を繰り返していくうちにプランジャ外周面がスリーブ内周と摺動し摩滅する。摩滅が進行するとスリーブとプランジャの間に隙間が生じ、溶湯が漏れる虞がある。従って、摩滅が進行する前にプランジャを交換する必要がある。なお、通常、プランジャはピストンに相当するプランジャチップと、プランジャチップをその後端で支持するロッドで構成されるが、本明細書では説明を簡単にするため、「プランジャ」の用語を「プランジャチップ」を意味する用語として用いる。
プランジャ(プランジャチップ)を積極的に早めに交換する技術の一つとして、1回(或いは数回)の使用でプランジャを使い捨てにする技術が非特許文献1に開示されている。非特許文献1に開示された鋳造装置は、スリーブ内にプランジャ(プランジャチップ)を挿入したのち、ロッドでプランジャの後端を押すように構成されている。プランジャとロッドは機械的に連結されてはいない。そのため、プランジャとロッドを連結する手間が不要である上、ロッドを押し込んでスリーブ内の溶湯を射出した後にロッドを後退させると、ロッドのみが後退しプランジャはスリーブ先端に残る。プランジャはスリーブ先端に残留した溶湯に固着するので、方案部分(鋳造形成された物体のうち、製品以外の部分)と一緒に金型から取り出すことができる。即ち、プランジャを交換するのに要する作業コストが少なくて済む。
また、プランジャを使い捨てにする場合、多数のプランジャが必要とされる。非特許文献1に開示されている技術では、金型に製品鋳造用のキャビティとは別にプランジャ鋳造用のキャビティを設けることによって、製品鋳造毎にプランジャも同時に製造する。非特許文献1の技術は、製品を鋳造する毎にプランジャも鋳造するので、毎回使い捨てにするのに足る数のプランジャを用意することができる。なお、「使い捨て」とは、次回の製品成形には不必要となることを意味し、溶湯として再利用することを含む。即ち、プランジャは鋳造製品と同じ材質で作られるので、方案部分と一緒に再び溶湯として再利用することができる。
発明協会公開技報2010−501363号
非特許文献1の鋳造装置では、使い終わったプランジャは溶湯として再利用可能であるとはいえ、1回の製品成形時に生じる無駄は少ない方がよい。発明者は、非特許文献1の技術をさらに発展させ、使い捨てにする部分を従来に比べて小さくする技術を創出した。
前述したように、プランジャを使い捨てにする利点は、スリーブとの摺動による摩滅を防ぐことにある。即ち、プランジャ(プランジャチップ)全体を使い捨てにする必要はなく、スリーブと摺動する部分が使い捨てできればよい。本明細書が開示する技術は、プランジャ本体とは別に、スリーブと摺動するリング状の部材をスリーブ内に配置することによって、上記課題を解決する鋳造装置を実現する。
本明細書が開示する鋳造装置の一実施形態は、金型、スリーブ、プランジャ、及び、プランジャリングを備える。スリーブは、前述したように、金型に送るための溶融金属を一時的に溜めておくための部品である。プランジャは、スリーブ内に往復可能に配置されている。なお、プランジャ(プランジャチップ)は、後端にロッドが連結されており、そのロッドを介してアクチュエータによって前進/後退するように構成されている。プランジャの先端面には、プランジャリングを遊嵌するための凸部が形成されている。プランジャリングは、その外周がスリーブ内周面と接する形状に成形されており、スリーブ内でプランジャ前方に配置される。プランジャリングは、上記凸部に遊嵌はするがプランジャに固定(連結)はされていない。即ち、プランジャリングは、プランジャが前進するときに、凸部に遊嵌しながらプランジャに押されて前進する。溶融金属がスリーブから押し出された後、プランジャリングは、プランジャが後退するときに、プランジャ先端から離脱する。「凸部」は、その肩の部分に着目すると、プランジャの先端のエッジにプランジャを周方向に一巡する切欠が形成されていることと実質的に等価であることに留意されたい。
なお、プランジャリングは、溶湯をプランジャ後方へ逃がさないための部品である。即ち、プランジャリングは、プランジャ(プランジャチップ)とスリーブ内周面との間の隙間をシールするための部品である。従って、上記した「スリーブ内周面と接する形状」とは、スリーブの内周面全周に亘って隙間無く接する形状を意味する。プランジャリングはスリーブ内周面と隙間無く接する形状を有しているので、プランジャなしでもスリーブ内に嵌め込むだけで安定する。上記した鋳造装置は、典型的には、まずスリーブにプランジャリングを挿入し、次いで、凸部にプランジャリングが遊嵌する位置までプランジャを挿入することによって、鋳造成形の準備が完了する。
上記の鋳造装置は、プランジャ(プランジャチップ)全体を使い捨てにするのではなく、プランジャ全体の大きさより小さくすることができるリング状のプランジャリングだけを使い捨てにするため、1回の鋳造で生じる無駄が少なくて済む。
また、上記の鋳造装置は、プランジャによって溶融金属を射出した後、プランジャを後退させる際に、プランジャリングがスリーブ先端に残留した溶湯(即ち方案部分)に固着し、プランジャの凸部から離脱する。使用後のプランジャリングは方案部分と一緒に鋳造装置から取り出される。そのため、プランジャリングを取り出すための手間がかからない。
上記した「遊嵌」とは、プランジャリングの内径が、凸部の外径以上であることを意味する。別言すると、プランジャリングの内径と凸部の外径の間に予め定められた大きさのクリアランス(例えば1mm〜10mm程度)が存在する。さらに別言すると、プランジャリングは、プランジャに対してその径方向に移動可能に凸部に嵌る(遊嵌する)。そのような構成を備えていれば、射出成形時に、スリーブとプランジャとの間で軸の位置ずれ(偏心)が生じた場合であっても、プランジャリングはスリーブ内周面に応じて受動的に移動する(即ち調心する)ことができる。上記クリアランスによって、スリーブとプランジャとの間で偏心が生じた場合であっても、溶融金属をスムーズに射出することができる。
本明細書が開示する鋳造装置の他の実施形態では、プランジャ先端面の凸部は、その根元から先端に向けて漸次縮径しているとよい。プランジャリングと凸部の間にクリアランスが存在すると、プランジャを前進させた際、そのクリアランスに溶湯が入り込む。クリアランス内の溶湯は凝固して方案部分となる。凸部が漸次縮径していれば、プランジャを後退させる際、凝固した方案部分からプランジャを離脱させ易い。
また、前述したように、プランジャリングは、スリーブ先端に残留した溶湯(方案部分)に固着する。その際、プランジャリングが方案部分から容易に離脱しないように、プランジャリングの内径が、プランジャ先端側から後端側に向けて漸次拡径しているとよい。或いは、プランジャリングの内周面に溝が形成されているとよい。プランジャを前進させた際、前者の場合は拡径部分に、後者の場合は溝に、溶湯が入り込む。拡径部分(或いは溝)に入り込んだ溶湯が凝固すると、いわゆる「抜け止め」の機能を発揮し、プランジャリングが方案部分から離脱し難くなる。溝は、プランジャ先端側には開いていない溝であることが好ましい。そのような形状の溝は、より良い「抜け止め」の機能を提供する。
プランジャリングを使い捨てにし、上記凸部を含むプランジャは装置の常設の(恒久的な)部品として備える構成は、凸部の内部に冷却媒体を通す空間を設けることによって、
さらなる効果を奏する。即ち、プランジャを前進させて溶湯を射出した後、凸部の前面(頂面)に接する溶湯(スリーブ先端に残存する溶湯)を冷却し、凝固を促進させることができる。
本明細書が開示する技術はまた、新たな鋳造方法も提供する。この鋳造方法は、スリーブに供給した溶融金属をプランジャによって射出して金型に射出する鋳造方法である。この方法は、次の工程を備える。(1)外周がスリーブ内周面と接するプランジャリングとプランジャリングに遊嵌する凸部を先端に備えたプランジャをスリーブ内に配置する工程。より詳しくは、プランジャリングがプランジャの(スリーブ)前方に置かれるように両者をスリーブ内に配置する。(2)スリーブ内に溶融金属を供給する工程。(3)プランジャを前進させて溶融金属を金型内へ射出する工程。(4)スリーブ先端空間に残留する溶融金属にプランジャリングを固着させたまま、プランジャからプランジャリングを離脱させてプランジャを後退させる工程。上記の鋳造方法は、スリーブ内周面と摺動するプランジャリングを鋳造毎に使い捨てにする。この鋳造方法は、前述した鋳造装置と同じ効果を奏する。
第1実施例の鋳造装置の模式的断面図を示す。 プランジャリング及びプランジャの模式的断面図を示す。 鋳造装置の動作を示す図(溶湯射出時)。 鋳造装置の動作を示す図(型抜き時)。 第2実施例のプランジャリング及びプランジャの模式的断面図を示す。
以下に説明する実施例の技術的特徴を列挙する。
(形態1) 金型は、プランジャリングを鋳造するためのキャビティ(リングキャビティ)を備える。この構成によると、製品を鋳造する毎に、同時にプランジャリングが鋳造される。鋳造されたプランジャリングを、次回以降の鋳造時に使用することができる。使い捨て用のプランジャリングを予め多数準備しておく必要がない。
(形態2) プランジャリングの2つの端面のうちプランジャと対向する側の端面が、プランジャリングが凸部に遊嵌された際に、プランジャの先端面と隙間無く接する。プランジャによってスリーブ内の溶融金属を押出す際、溶融金属がプランジャの後ろ側に回り込むのはよろしくない。この構成によると、溶融金属の押出し時において、プランジャリングのプランジャと対向する側の端面と、プランジャの先端面との間に溶融金属が入り込むことがない。そのため、溶融金属の押出し時において、溶融金属がプランジャの後ろ側に回り込むことがない。
(第1実施例)
図面を参照して第1実施例の鋳造装置2を説明する。本実施例の鋳造装置2は、圧力を加えて金型に溶融金属(溶湯)を射出して製品を鋳造する装置(ダイカストマシン)である。図1に示すように、鋳造装置2は、主な部品として、固定金型4と、固定金型に密着及び離間する可動金型6と、固定金型4に固定されるスリーブ20と、スリーブ20内を往復移動するプランジャ30と、そのプランジャ30の先端に遊嵌されているプランジャリング36とを備える。本実施例の鋳造装置2は、スリーブ20がその長手方向を略水平にして備えられ、スリーブ20内をプランジャ30が水平方向に往復移動する横型の鋳造装置である。なお、図1では、実施例を理解し易くするため、金型4、6とスリーブ20は断面を示しているが、プランジャ30とプランジャリング36は側面図で示している点に留意されたい。図3、図4も同様である。
固定金型4と可動金型6とは、ともに合金鋼製の金型である。固定金型4は、図示しない固定盤に固定されている。可動金型6は、図示しない可動盤に固定されている。可動盤の移動に伴って、可動金型6が固定金型4に密着/離間する。なお、金型同士を密着させることは「金型を閉じる」と称し、密着した型を離間することは「金型を開く」と称する。図1に示すように、金型を閉じたとき(可動金型6が固定金型4に密着したとき)、2つの金型4、6の間に、湯道8、製品キャビティ10、リングキャビティ12、オーバーフロー空間14が形成される。湯道8は、スリーブ20内の空間と製品キャビティ10とを連通する溶湯流路である。製品キャビティ10は、製品を鋳造するためのキャビティである。リングキャビティ12は、プランジャリング36を鋳造するためのキャビティである。リングキャビティ12は、製品キャビティ10と連通して形成される。オーバーフロー空間14は、製品キャビティ10及びリングキャビティ12に、それらのキャビティ10、12の容量を超える量の溶湯が供給された場合に、オーバーフローした溶湯を収容するための空間である。オーバーフロー空間14は、リングキャビティ12と連通している。従って、金型が閉じると、2つの金型4、6の間には、湯道8、製品キャビティ10、リングキャビティ12、オーバーフロー空間14の各部分が、この順で溶湯が供給されるように形成される。
スリーブ20は、合金鋼製の円筒状部材である。スリーブ20の後端付近の上部には、外部からスリーブ20内に溶湯を供給するための溶湯供給孔22が形成されている。また、スリーブ20は、前方で上記の湯道8と連通している。スリーブ20の前端の上部には、湯道8とスリーブ20内とを連通する湯道孔24が開口している。なお、「スリーブ20の前方(後方)」とは、往復移動するプランジャ30の前進(後退)方向を意味する。
プランジャ30は、プランジャチップ32とそれを支持するプランジャロッド34で構成されている。プランジャチップ32は、溶湯を押出すための主部材であり、合金鋼製の略円柱状の部材である。プランジャチップ32は、スリーブ20の内径より小さい外径に形成されている。プランジャチップ32の先端面41には、上記のプランジャリング36を遊嵌させるための凸部37が設けられている。凸部37は、テーパ部40と柱状部38とを備える。テーパ部40は、プランジャチップ32の先端面41側(根元側)から先方に向かって漸次縮径する部分である。柱状部38は、テーパ部40の先端に形成された円柱状の部分である。柱状部38は縮径していない。なお、柱状部38は、プランジャリング36の表面36a(図2参照)とともに、スリーブ20内の空間に面しており、溶湯を押出す部分として機能する。なお、プランジャリング36の表面36aと裏面36bは、プランジャリング36の端面に相当する。
プランジャロッド34の先端は、プランジャチップ32の後端に接続され、プランジャチップ32を支持する。図示は省略しているが、プランジャロッド34の後端は、プランジャ30を移動させる油圧装置(アクチュエータ)等に接続される。プランジャロッド34が前後動することにより、プランジャチップ32がスリーブ20内で前後に往復移動する。なお、本明細書では、プランジャチップに注目するので、特に断らない限り、「プランジャ30」の用語は「プランジャチップ32」を意味することに注意されたい。
プランジャリング36は、その外径がスリーブ20の内径とほぼ同じ径(厳密には僅かに小さい径)に形成されたリング状部材である。図2に示すように、プランジャリング36は、その外周がスリーブ20の内周面と接している。また、プランジャリング36は、スリーブ20内で、プランジャ30の前方に配置される。プランジャ30がプランジャリング36に接する位置に移動すると、図2に示すように、プランジャリング36は上記の凸部37(テーパ部40)に遊嵌する。プランジャリング36の中心孔の内径は、プランジャリング36の表面36a側から裏面36b側に向かって漸次拡径している。言い換えると、プランジャリング36の中心孔の内径は、プランジャリング36を凸部37に遊嵌させた場合において、柱状部38側から先端面41側に向かって漸次拡径している。さらに、プランジャリング36の中心孔の内径は、テーパ部40の外径よりも大きい。そのため、プランジャリング36が凸部37に遊嵌された状態において、プランジャリング36の中心孔の内壁42と、テーパ部40の側面との間にクリアランス(空隙)45が形成される。即ち、プランジャリング36は凸部37に固定されていない。即ち、プランジャリング36は、プランジャ30が前進すると凸部37に遊嵌しながらプランジャ30に押されて前進し、プランジャ30が後退するとき、プランジャ30から離脱する。プランジャ30が前進することによって、溶湯がスリーブ20から金型4、6へ射出される。
上述したクリアランス45の幅は、予め定められており、例えば1mm〜10mm程度とされている。上記のクリアランス45が存在することにより、プランジャリング36が凸部37に遊嵌した状態において、プランジャリング36は、プランジャ30の中心線に対して径方向に移動可能となる。また、プランジャリング36が凸部37に遊嵌した状態において、プランジャリング36の表面36aは、上記の柱状部38とともにスリーブ20内の空間に面しており、溶湯を押出す部分として機能する。一方、裏面36bは、プランジャチップ32の先端面41と密着する。そのため、上記のクリアランス45内に溶湯が侵入した場合であっても、その溶湯が裏面36bと先端面41との間を通ってプランジャチップ32の後側に漏出することがない。また、上述の通り、プランジャリング36の外周とスリーブ20の内周面も隙間なく接しているため、溶湯押出時において、スリーブ20内の溶湯がプランジャリング36の外周とスリーブ20の内周面との間を通ってプランジャチップ32の後側に漏出することもない。
プランジャリング36は、上記のリングキャビティ12内で鋳造される。従って、プランジャリング36は、製品と同じ金属(例えばアルミニウム)によって形成される。本実施例では、プランジャリング36は、射出成形が行われるごとに捨てられる使い捨て部材である。なお、プランジャチップは鋳造製品と同じ材質で作られているので、方案部分と一緒に再び溶湯として再利用することができる。即ち、ここでいう「使い捨て」とは、溶湯として再利用することを含む。
図2に示すように、プランジャチップ32の内部には、冷却媒体流路64が形成されている。また、プランジャロッド34の内部には、冷却媒体流路64と連通する供給路60及び排出路62が設けられている。供給路60は、冷却媒体流路64内に冷却媒体を供給するための流路である。また、排出路62は、冷却媒体を冷却媒体流路64から排出するための流路である。この構成を備えることにより、プランジャ30によってスリーブ20内の溶湯を押し出す際、プランジャチップ32の凸部37の柱状部38に接する溶湯を冷却することができ、溶湯の凝固が促進される。
上記の各部材のほかに、鋳造装置2は、可動金型6、プランジャ30の動作を制御するためのコントローラ(図示省略)を備えている。さらに、鋳造装置2は、スリーブ20内に製品の鋳造に必要な量の溶湯を供給するための溶湯供給装置(図示省略)を備えている。
本実施例の鋳造装置2を用いて製品を鋳造する方法を図1、図3、図4を参照して説明する。この鋳造方法は、プランジャリング36とプランジャ30をスリーブ内に配置する工程(配置工程、図1参照)、スリーブ20内に溶湯Hを供給する工程(溶湯供給工程、図1参照)、プランジャ30を前進させて溶湯を金型4、6内へ射出する工程(射出工程、図3参照)、型抜きを行い、プランジャ30を後退端に戻す工程(型抜き工程、図4参照)の4工程に分けられる。以下、各工程を説明する。
(1.配置工程)
上述の通り、プランジャリング36の外径は、スリーブ20の内径とほぼ同じ径に形成されている。そのため、プランジャリング36をスリーブ20内に嵌め込めば、プランジャリング36は、プランジャ30なしでも安定する。そのため、まず、作業者は、スリーブ20内にプランジャリング36を嵌め込む。次いで、コントローラは、プランジャ30を、凸部37にプランジャリング36が遊嵌される位置まで前進させる。即ち、プランジャリング36をスリーブ20内でプランジャ30の前方に配置する。なおこのとき、プランジャリング36とプランジャ30は、図1に示すように、溶湯供給孔22よりも後方(プランジャ往復移動における後方)に位置する。この位置は、プランジャ30が最も後退した位置(後退端)に相当する。これにより、図1に示す姿の鋳造装置2が完成し、製品の鋳造の準備が完了する。
(2.溶湯供給工程)
図1に示すように、コントローラは、可動盤を動作させることによって、金型を閉じ(可動金型6を固定金型4に密着させ)、2つの金型4、6の間に湯道8、製品キャビティ10、リングキャビティ12、オーバーフロー空間14を形成する。前述したように、プランジャチップ32の凸部37の柱状部38と、プランジャリング36の表面36aは共に溶湯供給孔22より後方に位置する。この状態で、溶湯供給装置(図示省略)によって、溶湯供給孔22から、スリーブ20内に溶湯Hを供給する。
(3.射出工程)
次いで、図3に示すように、コントローラは、プランジャ30を前進端(図3に示す位置)まで前進させる。このとき、プランジャ30に押されてプランジャリング36も前進する。プランジャ30が前進すると、プランジャチップ32の先端面によってスリーブ20内の溶湯Hが押される。スリーブ20内の溶湯Hは、湯道孔24及び湯道8を介して、製品キャビティ10、リングキャビティ12、オーバーフロー空間14へと射出される。射出された溶湯Hは、製品キャビティ10、リングキャビティ12、オーバーフロー空間14のそれぞれの内部に充填される。このとき、図3に示すように、押される溶湯Hの一部が、プランジャリング36と凸部37の間のクリアランス45内にも侵入する。
上記の溶湯供給工程でスリーブ20内に供給された溶湯Hの熱により、スリーブ20が熱変形する場合がある。そのため、溶湯押出し時に、スリーブ20の中心線とプランジャ30の中心線との間の位置ずれ(偏心)が生じる場合がある。この点、本実施例の鋳造装置2では、プランジャリング36と凸部37との間にクリアランス45が形成されているため、仮に上記の偏心が生じる場合であっても、プランジャリング36がプランジャ30の中心線に対して径方向に移動する。即ち、スリーブ20が偏心した場合でも、プランジャリング36はスリーブ20内周面に応じて受動的に移動する(即ち調心する)ことができる。クリアランス45によって、スリーブ20とプランジャ30との間で偏心が生じた場合であっても、溶湯Hをスムーズに射出することができる。
プランジャ30を前進端(図3に示す位置)まで前進させると、コントローラは、その状態で、スリーブ20内、湯道8内、製品キャビティ10内、リングキャビティ12内、オーバーフロー空間14内、クリアランス45内、のそれぞれの溶湯Hが凝固するまでの間、所定時間待機する。コントローラは、プランジャチップ32内部の冷却媒体流路64(図2参照)内に冷却媒体を供給し、プランジャチップ32の凸部37の柱状部38に接する溶湯Hを冷却し、溶湯Hの凝固を促進させる。
製品キャビティ10の溶湯Hが凝固することにより、製品50が成形される。また、リングキャビティ12の溶湯Hが凝固することにより、新しいプランジャリング52が成形される。その他(スリーブ20内、湯道8内、オーバーフロー空間14内、クリアランス45内等)の部分の溶湯Hが凝固することにより、方案部51が成形される。製品50、新しいプランジャリング52、方案部51は一体に成形される。本実施例の「方案部51」は、溶湯凝固部分のうちの製品50と新プランジャリング52以外の部分を意味する。なお、クリアランス45内に侵入した溶湯Hも方案部51の一部(係止部53)として凝固する。これに伴い、溶湯Hの押出しに用いられたプランジャリング36は、スリーブ20内で凝固した溶湯H(方案部51)に固着する。
(4.型抜き工程)
所定時間が経過し、上記の各部の溶湯が凝固すると、コントローラは、可動盤を動作させて、金型を開く(図4参照)。金型を開いた後(或いは金型を開くと同時に)、コントローラは、プランジャ30をさらに前進させる。こうして、プランジャ30が、製品50、プランジャリング52、方案部51を固定金型4から押し出す。
製品50、新プランジャリング52、方案部51を固定金型4から離脱させた後、図4に示すように、プランジャ30を後退端まで後退させる。このとき、上述の通り、方案部51に固着したプランジャリング36は、プランジャ30の凸部37から離脱する。プランジャリング36の中心孔の内径が、表面36a側から裏面36b側に向けて漸次拡径しているため、方案部51のうち、クリアランス45内の溶湯が凝固して形成された部分53(以下、「係止部53」と呼ぶ)は、いわゆる「抜け止め」の機能を発揮する。その結果、プランジャ30の後退時において、プランジャリング36は方案部51から離脱しない。一方、プランジャ30の凸部37が先端面41側(根元側)から柱状部38側(先端側)に向かって漸次縮径しているため、プランジャ30を後退させる際、係止部53に大きな抵抗がかかりにくく、プランジャ30を係止部53から容易に離脱させることができる。製品の成形が終了した後、プランジャリング36は方案部51に固着したまま残るので、プランジャリング36は方案部51とともに金型から取り出される。即ち、使用後のプランジャリング36を取り出す手間がかからない。
プランジャ30を後退端まで後退させると、可動金型6に残された製品50、新プランジャリング52、方案部51は、所定の搬出装置によって可動金型6から取り出される。新プランジャリング52は、製品50及び方案部51から分離され、次回以降の鋳造時に、凸部37に遊嵌させるプランジャリングとして利用される。また、使用後のプランジャリング36は、方案部51とともに溶融され、溶湯として再利用される。
以上、本実施例の鋳造装置2について説明した。上述の通り、本実施例の鋳造装置2は、プランジャチップ32全体を使い捨てにするのではなく、プランジャチップ32よりサイズが小さいプランジャリング36だけが使い捨てとされるため、1回の鋳造で生じる無駄が少なくて済む。
また、本実施例の鋳造装置2は、プランジャ30によって溶湯を射出した後、プランジャ30を後退させる際に、プランジャリング36がスリーブ20先端に残留した溶湯(即ち方案部51)に固着し、プランジャ30の凸部37から離脱する(図4参照)。使用後のプランジャリング36は方案部51と一緒に鋳造装置2から取り出せる。そのため、鋳造後にプランジャリング36を取り出すための手間がかからない。
さらに、本実施例の鋳造装置2は、プランジャリング36の中心孔の内径が、凸部37の外径以上である(図2参照)。即ち、プランジャリング36の中心孔の内壁42と凸部37の間にクリアランス45が存在する。そのため、プランジャリング36は、凸部37に遊嵌しながらプランジャ30の中心線に対して径方向に移動可能である。従って、射出成形時に、スリーブ20とプランジャ30との間で偏心が生じた場合であっても、プランジャリング36はスリーブ20内周面に応じて受動的に移動する(即ち調心する)ことができる。クリアランス45によって、スリーブ20とプランジャ30との間で偏心が生じた場合であっても、溶湯Hをスムーズに射出することができる。
さらにまた、凸部37は、その根元側から先端(柱状部38)に向かって漸次縮径している。また、プランジャリング36と凸部37の間にクリアランス45が存在するため、プランジャ30を前進させた際、そのクリアランス45に溶湯Hが入り込む(図3参照)。クリアランス45内の溶湯は凝固して方案部51となる。この構成によると、凸部37が漸次縮径しているため、プランジャ30を後退させる際、クリアランス45内で形成された方案部51と凸部37との間に大きな抵抗がかかることがなく、プランジャ30を離脱させ易い。
また、プランジャリング36は、その中心孔の内径が、表面36a側から裏面36b側に向けて漸次拡径しているため、クリアランス45内に侵入した溶湯が凝固して形成された部分である係止部53は、いわゆる「抜け止め」の機能を発揮する。その結果、プランジャ30の後退時において、プランジャリング36が方案部51から離脱しない。
本実施例では、プランジャチップ32内に冷却媒体流路64を備え、凸部37の柱状部38に接する溶湯Hを冷却し、その凝固を促進させる。スリーブ20内の溶湯Hが早期に凝固し易くなり、生産性が向上する。
(第2実施例)
図5を参照して、第1実施例と異なる点を中心に、第2実施例の鋳造装置について説明する。第2実施例の鋳造装置は、プランジャリング36の中心孔の内壁42に、溝44が形成されている点で第1実施例と相違する。図5に示すように、溝44は、凸部37に向けて開口しているが、プランジャリング36の表面36aや裏面36bには開口していない。本実施例の溝44は、リングキャビティ12内でプランジャリングが鋳造される際に一緒に形成される。
このプランジャリング36を凸部37に遊嵌させて、製品及びプランジャリングを鋳造する場合も、第1実施例の鋳造装置2による場合と同様である。第2実施例の鋳造装置では、プランジャを前進させてスリーブ20内の溶湯Hを押す際、クリアランス45内のみならず、溝44内にも溶湯Hが侵入する。溝44内とクリアランス45内の両方の溶湯Hが凝固することで形成される係止部53は、「抜け止め」の機能をより有効に発揮することができる。即ち、プランジャリング36は方案部51にしっかり固定される。その結果、プランジャ30を後退させる際、プランジャリング36が方案部51からより離脱し難くなる。
上記の各実施例の変形例を以下に列挙する。
(1)上記の各実施例では、プランジャリング36は、金型で鋳造される製品と同じ金属製(例えばアルミニウム)である。これに代えて、プランジャリング36を、合金鋼製等、製品と異なる金属製としてもよい。その場合、プランジャリング36を使い捨てとせず、再利用可能としてもよい。
(2)上記の各実施例では、溶湯押出後のプランジャリング36が方案部51に固着され、プランジャ30が後退する際に方案部51に固着したまま凸部37から離脱する場合の例を説明した。これに代えて、溶湯押出後のプランジャリング36が方案部51に固着されない構成としてもよい。その場合、プランジャリング36は、プランジャ30が後退する際に凸部37から脱落することとしてもよい。
(3)上記の各実施例では、金型にリングキャビティ12を備え、製品の鋳造を行う毎に、プランジャリング36も同時に鋳造される場合の例を説明した。これに代えて、金型にリングキャビティ12を備えず、プランジャリング36を、金型とは別の他の金型で、あるいは鋳造でない製法で作ってもよい。
(4)上記の各実施例では、まず、スリーブ20内にプランジャリング36を嵌め込み、次いで、プランジャ30を、凸部37にプランジャリング36が遊嵌される位置まで前進させる例を説明した。これに代えて、スリーブ20内に挿入する前のプランジャ30の凸部37に、予めプランジャリング36を遊嵌させておき、プランジャリング36が遊嵌された状態のプランジャ30をスリーブ20内に挿入して前進させてもよい。
(5)第2実施例では、プランジャリング36の中心孔がテーパ状になっているとともに、溝44を有している。プランジャリング36は、テーパでない円筒状の中心孔を有し、その中心孔の内壁に溝が形成されている構造であってもよい。溝が形成されていれば、中心孔がテーパでなくとも「抜け止め」の効果が得られる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:鋳造装置、4:固定金型、6:可動金型、8:湯道、10:製品キャビティ、12:リングキャビティ、14:オーバーフロー空間、20:スリーブ、22:溶湯供給孔、24:湯道孔、30:プランジャ、32:プランジャチップ、34:プランジャロッド、
36:プランジャリング、36a:表面、36b:裏面、37:凸部、38:柱状部、40:テーパ部、41:先端面、42:内壁、44:溝、45:クリアランス、50:製品、51:方案部、52:新プランジャリング、53:係止部、60:供給路、62:排出路、64:冷却媒体流路、H:溶湯

Claims (6)

  1. 金型と、
    金型に送るための溶融金属を一時的に溜めておくスリーブと、
    先端面に凸部が形成されており、往復可能にスリーブ内に配置されているプランジャと、
    スリーブ内でプランジャ前方に置かれているとともに外周がスリーブ内周面と接しているプランジャリングと、
    を備えており、
    プランジャリングは、プランジャが前進するときに前記凸部に遊嵌しながらプランジャに押されて前進し、プランジャが後退するときにプランジャから離脱することを特徴とする鋳造装置。
  2. 前記凸部は、その根元から先端に向けて漸次縮径していることを特徴とする請求項1に記載の鋳造装置。
  3. プランジャリングの内径が、プランジャ先端側から後端側に向けて漸次拡径していることを特徴とする請求項1又は2に記載の鋳造装置。
  4. プランジャリングの内周面に溝が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鋳造装置。
  5. 前記凸部の内部に冷却媒体を通す空間が形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の鋳造装置。
  6. スリーブに供給された溶融金属をプランジャによって金型内へ射出する鋳造方法であり、
    外周がスリーブ内周面と接するプランジャリングとプランジャリングに遊嵌する凸部を先端に備えたプランジャをスリーブ内に配置する工程と、
    スリーブ内に溶融金属を供給する工程と、
    プランジャを前進させて溶融金属を金型内へ射出する工程と、
    スリーブ先端空間に残留する溶融金属にプランジャリングを固着させたまま、プランジャからプランジャリングを離脱させてプランジャを後退させる工程と、
    を備えることを特徴とする鋳造方法。
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