JP5573555B2 - 鋳造装置 - Google Patents
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Description
図面を参照して第1実施例の鋳造装置2を説明する。本実施例の鋳造装置2は、圧力を加えて金型に溶融金属(溶湯)を射出して製品を鋳造する装置(ダイカストマシン)である。図1に示すように、鋳造装置2は、主な部品として、固定金型4と、固定金型に密着及び離間する可動金型6と、固定金型4に固定されるスリーブ10と、スリーブ10内を往復移動するプランジャ30とを備える。本実施例の鋳造装置2は、スリーブ10がその長手方向を略水平にして備えられ、スリーブ10内をプランジャ30が水平方向に往復移動する横型の鋳造装置である。なお、プランジャ30の構造の理解を助けるため、図1から図5は断面図ではあるが、図1と図5のみ、プランジャ30を側面図で示している点に留意されたい。
図1に示すように、コントローラは、可動盤を動作させることによって、金型を閉じ(可動金型6を固定金型4に密着させ)、2つの金型4、6の間にキャビティ及び湯道8を形成する。このとき、プランジャチップ32の先端面は溶湯供給孔12より後方に位置する。この状態で、溶湯供給装置(図示省略)によって、溶湯供給孔12から、スリーブ10内に溶湯Hを供給する。
次いで、コントローラは、アクチュエータ70を動作させることによって、ロッド33を前進させる。ロッド33が前進すると、図2に示すように、ロッド33の先端部がプランジャチップ32の当接部50に当接する。ロッド33の先端部がプランジャチップ32の当接部50に当接した状態でロッド33をさらに前進させることにより、ロッド33がプランジャチップ32を押す。これによりプランジャチップ32がスリーブ10内を前進する。プランジャチップ32が前進すると、プランジャチップ32の先端面によってスリーブ10内の溶湯Hが押される。このとき、引き戻し部材36、38は、図1に示すように撓むのみでプランジャチップ32を押すことはない。引き戻し部材36、38はプランジャチップ32の前進に貢献しない。
所定時間が経過し、キャビティ内、湯道8内、スリーブ10内のそれぞれの溶湯が凝固すると、コントローラは、可動盤を動作させ、可動金型6を固定金型4から離間させる。このとき、コントローラは、アクチュエータ70を動作させ、可動金型6の動作に合わせてプランジャチップ32をさらに前進させ、成形された製品及び方案部を固定金型4から離脱させる。このとき、コントローラは、プランジャチップ32の後端面がスリーブ10の前端開口部から外側に出ない位置までしかプランジャチップ32を前進させない。
コントローラは、成形された製品及び方案部を固定金型4から離脱させたのち、アクチュエータ70を動作させ、ロッド33を後退させる。図4に示すように、ロッド33が後退すると、ロッド33の先端部は当接部50から離間する。プランジャチップ32は、ロッド33の後退に伴って後退する引き戻し部材36、38によって引っ張られてスリーブ10内を後退する。
図5を参照して、第1実施例と異なる点を中心に、第2実施例の鋳造装置102について説明する。第2実施例の鋳造装置102は、プランジャ130が第1実施例のものとは異なる。
(1)上記の各実施例では、プランジャチップ32内部に冷却媒体流路44が形成され、2本の引き戻し部材36、38(136、138)が、それぞれ、冷却媒体の供給又は排出のための流路管として機能する場合の例を説明した。これに代えて、冷却媒体流路が設けられていないプランジャチップを採用してもよい。この場合、引き戻し部材は、少なくとも一部が可撓性を備える部材であれば、中空でなくともよく、任意の部材を用いることができる。また、引き戻し部材の数も2本に限られず、任意とすることができる。例えば、引き戻し部材は1本のみであってもよい。
(2)上記の第2実施例では、引き戻し部材136、138は、それぞれ、可撓性を備えない管状部材からなるパイプ部137、139の後端に、可撓性を備える管状部材からなるジョイント部140、142を連結して構成される例を説明した。即ち、引き戻し部材は、一部が可撓性を有する管状部材であって、一端がプランジャチップに連結され、他端がアクチュエータに連結される。ジョイント部140、142は、パイプ部137、139の後端には限られず、パイプ部137、139の任意の位置に備えられていてもよい。従って、例えば、ジョイント部140、142がパイプ部137、139の先端や中間部に備えられていてもよい。
(3)上記の第2実施例では、引き戻し部材136、138は、それぞれ、可撓性を備えるジョイント部140、142を一箇所にのみ備えるが、これに代えて、可撓性を備える部分を、1本の引き戻し部材中の複数個所に備えてもよい。
4:固定金型
6:可動金型
8:湯道
10:スリーブ
12:溶湯供給孔
14:湯道孔
30、130:プランジャ
32:プランジャチップ
33、134:ロッド
36、38、136、138:引き戻し部材
44:冷却媒体流路
70、170:アクチュエータ
H:溶湯
Claims (3)
- 金型と、
金型に射出するための溶湯を一時的に溜めるスリーブと、
スリーブ内に往復移動可能に配置されているプランジャチップと、
スリーブ内のプランジャチップ後側でアクチュエータによって前進/後退するロッドと、を備える鋳造装置であって、
プランジャチップは、ロッドに機械的に連結しておらず、
プランジャチップ後端には、少なくとも一部に可撓性を備える引き戻し部材が連結され、
プランジャチップは、ロッドの前進に伴って、ロッドに後端を押されてスリーブ内を前進し、引き戻し部材の後退に伴って、引き戻し部材に後端を引かれてスリーブ内を後退することを特徴とする鋳造装置。 - プランジャチップの内部には冷却媒体を案内する冷却媒体流路が形成され、
前記引き戻し部材は中空であり、その内部を通じて冷却媒体流路内に冷却媒体が供給されることを特徴とする請求項1記載の鋳造装置。 - プランジャチップ後端には、曲面状のロッド先端が遊嵌する略半球状の窪みが形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の鋳造装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2010218896A JP5573555B2 (ja) | 2010-09-29 | 2010-09-29 | 鋳造装置 |
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JP2012071336A JP2012071336A (ja) | 2012-04-12 |
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US6311761B1 (en) * | 1999-12-22 | 2001-11-06 | Ronald G. Steininger | Plunger tip for die casting apparatus |
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