JP4235053B2 - 鋳造型の密閉式離型剤塗布システム - Google Patents

鋳造型の密閉式離型剤塗布システム Download PDF

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この発明は、成型において成形された製品を金型から離型する際に離型が容易なように、予め金型内部に離型剤を塗布するためのシステムに関する。
図4に示すように、例えば従来のコールドチャンバー鋳造型においては、金型101の内部に形成される製品部103へ、溶湯鋳造機からの溶融した成形材を注入するために、金型101に形成され開口した湯口スリーブ105へ成形材を供給しシリンダ装置で加圧し、湯口スリーブ105の底部に設けられる分流子107と呼ばれる部分の上部から射出し、成形された製品を金型から離型する。図中109は冷却装置、111は製品部103へ突出することで、成形された製品を離型させるエジェクターピンである。なお、湯口スリーブ105や分流子107については、下記の非特許文献1の第1026頁に記載がある。
「face」型用標準部品 編集・発行 株式会社ミスミ
この離型が容易なように、予め金型内部に液状の離型剤を塗布する。
特開2000−25078 特開2001−113352 この塗布は、金型を開いた状態で、手動やロボットによっておこなう(特許文献1)が、その際に離型剤が周囲に飛散して、環境を汚染しやすく、離型剤の消費が早く不経済である。このために、金型が閉じた状態で、離型剤を金型の内部に注入して塗布をおこなう技術が提案されている(特許文献2)。
しかしながら、この従来の後者の技術であっても、さらに以下の点で課題があった。すなわち、
(1)分流子は、設計上、金型内部の製品部にもっとも成形材が行き渡る位置に形成されるが、離型剤の注入口は、この分流子と同じ位置にすることは物理上困難なので、異なる位置に設けれることになり、従って離型剤はなかなか金型内部に行き渡らず、ムラができ、うまく離型が行ないにくいものであった。
(2)また、切換弁を用いて、分流子の位置と、離型剤注入口の位置を同じ位置にすることも考えられる。その場合には、分流子以外に切換弁を設けることになり、金型装置全体のコストを高くしてしまうものであった。
そこで、この発明は、離型剤が金型内部に行き渡リやすく、装置のコストを抑止できる鋳造型の密閉式離型剤塗布システムを提供することを課題とする。
以上の課題を解決するために、第一発明は、成形をおこなうための金型と、この金型の内部に形成される製品部へ成形材を注入するために開口する湯口スリーブと、この湯口スリーブに供給された前記成形材を加圧するためのシリンダ装置と、前記湯口スリーブの底部と前記製品部に接し前記加圧された成形材を前記製品部の所定箇所へ導く分流子と、前記成形材が導かれるために前記分流子内部に形成され前記湯口スリーブと前記製品部の所定箇所を連通する分流子ランナーと、を有する鋳造型において、
回転柱状の前記分流子と、前記湯口スリーブと前記製品部に接したまま摺動し回動させ前記連通を断つ回動機構と、前記分流子に接して設けられ加圧された離型剤を導く離型剤通路と、前記回動がなされた回動位置で前記離型剤通路と前記製品部の所定箇所を連通して前記分流子に形成される第2分流子ランナーと、を有することを特徴とする鋳造型の密閉式離型剤塗布システムである。
第二発明は、さらに、前記回動機構は、前記回転柱状の分流子の周囲に形成されたピニオンギヤと、このピニオンギヤに噛み合うラックギヤと、このラックギヤを駆動するシリンダ装置と、を有することを特徴とする鋳造型の密閉式離型剤塗布システムである。
第三発明は、さらに、前記回転柱状の分流子の周囲で、前記金型と接する部分に形成されたリング状のエアランナーと、このエアランナーに連通して設けられ加圧されたエアを導くエア通路と、を有することを特徴とする鋳造型の密閉式離型剤塗布システムである。
第四発明は、成形をおこなうための金型と、この金型の内部に形成される製品部へ突出することで成形された製品を離型させる突出位置、この突出位置から戻った戻り位置、及び、戻り位置から後退した後退位置を取りうるエジェクターピンと、前記エジェクターピンが収納されるピン孔の内壁に形成され、前記後退位置にあるエジェクターピンとピン孔の間を通って前記製品部へ離型剤を供給するための離型剤供給スペースと、この離型剤供給スペースに接続し離型剤を供給する第2離型剤供給路と、前記突出と前記後退の動作を行うために前記エジェクターピンの後端を支える板材と、この板材の端部に形成された傾斜部に接する楔材と、この楔材を前記エジェクターピンと直行方向へ往復動させうるシリンダ装置と、を有することを特徴とする鋳造型の密閉式離型剤塗布システムである。
第一、第二、または第三発明によれば、回動機構により回転柱状の分流子が回動することで、湯口スリーブと金型の製品部の所定箇所を連通を断ち、かわりに離型剤通路と金型の製品部の所定箇所を連通することができる。よって、金型内部の製品部にもっとも成形材が行き渡る位置から離型剤を注入できる。このため、離型剤が金型内部に行き渡リやすい。
また、分流子自体に切換弁の機能を与えることができ、別に切換弁を設ける必要がなくなるので、金型装置全体のコストを抑止できる。
第二発明によれば、さらに、シンプルな機構により回動機構を得ることができる。
第三発明によれば、さらに、分流子と金型の接触面の若干の間隙に漏洩し残った成形材を、エア通路から高圧のエアを導いてエアブローすることで、除去し、分流子の回動が可能な状態を維持する。
第四発明によれば、一般に離型が困難な部分に設けられるエジェクターピンが収納されるピン孔の内壁に、離型剤供給スペースを形成することで、離型が困難な部分に離型剤を注入できる。このため、離型剤が金型内部に行き渡リやすい。
また、別に切換弁を設ける必要がなくなるので、金型装置全体のコストを抑止できる。
この発明の実施形態を、図1〜図3に示す。
(概略)成形をおこなうための金型1の内部に形成される製品部3へ成形材を注入するために、湯口スリーブ5が形成され開口する。この湯口スリーブ5に供給された成形材は、シリンダ装置により加圧され、湯口スリーブ5の底部に接して設けられた分流子7内部に形成される分流子ランナー9を通って、製品部3の所定箇所へ導かれる。
この分流子7は、回転柱状に形成され、湯口スリーブ5と金型1の製品部3に接したまま摺動し回動できる構造を有する。回動機構11によりこの回動がなされると、分流子ランナー9と製品部3の連通は断たれ、かわりに、分流子7に接して設けられた離型剤通路13が、分流子7の回動がなされた回動位置で、分流子7に形成された第2分流子ランナー15と連通し、加圧された離型剤が第2分流子ランナー15を通って製品部3へ導かれる。エジェクターピン59を利用しても離型剤が供給される。
(金型1)
金型1は上型19と下型21を有し、両型の間に隙間が作られ製品部3が形成される。下型21の下には、下型21を支え、色々の装置や機構が設けられる基台23(脚部の図示を省略する)が配置される。上型19と下型21とは、図示しない開閉装置により開閉される。
製品部3に連通する(成形材の流れの)上流側には、上型19と下型21との間に型ランナー25が形成され、成形材を製品部3へ導く。下流側には、製品部から成形材がオーバーフローしたものを溜めるオーバーフロー部27を経て、チルベント29と呼ばれる、成形材の流れに対する抵抗部分が設けられる。チルベント29は図示しない真空ポンプの吸引口へ接続され、よって製品部3には負圧が伝えられ、この負圧により成形材や離型剤が製品部3に行き渡るようになる。
下型21には複数の温度センサー31が設けられ、成形材の注入で上昇した型の温度が、その後に下降し180度から220度程度の適温になったのを確認して、再度の成形材の注入が行われる。
(湯口スリーブ5)
湯口スリーブ5は、上型19に垂直に形成され、円筒形状を有し、内部に成形材が供給される。この湯口スリーブ5には、図示しない機械シリンダ装置のピストン部33が嵌合して圧入され、よって成形材を高圧で成形部分に注入できる。
(分流子7)
湯口スリーブ5の底部に接して分流子7が設けられる。分流子7は回転柱状で、分流子7の上端は湯口スリーブ5の下端に嵌合して接触し、両者は同軸に配置される。この軸周りに、回転可能な状態で、接触が行われている。分流子7のこの接触面の一部には、母線方向に溝が切られ、分流子ランナー9を形成する。この分流子ランナー9は、上流側が湯口スリーブ5の底部に連通し、下流側が、金型1の上型19と下型21との間に形成される型ランナー25に連通する位置に設けられる。分流子7の回動により、分流子ランナー9と型ランナー25の連通はON/OFFされる。分流子ランナー9に連通する型ランナー25は、製品部3のもっとも適した所定箇所と連通する。
また、分流子7の側面周囲のうち上部は、下型21に嵌合して接触する。すなわち分流子7の軸周りに、回転可能な状態で、接触が行われている。この接触面にリング状のエアランナー35が形成される。下型21には、このエアランナー35に連通して設けられ加圧されたエアを導くエア通路37が形成される。
回動が可能なためには、接触面に若干の間隙が必要である。そのため、高い圧力で成形材を注入すると、これらの間隙から成形材の漏洩が生じてしまう可能性があり、その場合に漏洩した成形材が残って固化すると、回動しにくくなる。そこで、エア通路37から高圧のエアを導いてエアブローし、残っていた漏洩成形材を除去する。
分流子7の軸中心には、分流子7の底面から、冷却のための冷却孔39が開けられ、内筒41と外筒43からなる冷却管45が挿入される。内筒41は、基台23に配管された冷却通路47の往路49と連通し、外筒43は同じく復路51と連通する。内筒41の先端から噴出した冷却液は冷却孔39の先端で方向を変え、外筒43を通って戻る。この冷却は、分流子7の回動角度によらずに行える。
分流子7の底面には、上方に向かって第2分流子ランナー15が形成され、この第2分流子ランナー15の下端すなわち下流側は基台23に配管された離型剤通路13に連通する。この2分流子ランナー15の上端すなわち下流側は、上下位置が、分流子ランナー9の下流側と一致する。水平位置は、図2に示すように、分流子7の回動軸を中心に60度ほどずれている。
図2の位置では、分流子7は、成形材および離型剤の流れを断っている。この位置から右回りにθ1(例えば30度)回動すると、分流子ランナー9が型ランナー25に連通し、成形材が注入される。この位置から左回りにθ2(例えば30度)回動すると、第2分流子ランナー15が離型剤通路13と型ランナー25に連通し、離型剤が注入される。 なお、製品によって上型19、下型21、及び分流子7は変更されるが、この変更に際して角度θ1、θ2は例えば30度から45度の範囲で、ランナー9,25の幅寸法などに応じて、変更される。
(回動機構11)
図2に示すように、回動機構11は、回転柱状の分流子7の周囲に形成されたピニオンギヤ53と、このピニオンギヤ53に噛み合うラックギヤ55と、このラックギヤ55を駆動するシリンダ装置57と、により構成される。
(成形材と離型剤の成分)
この実施形態において成形材の主成分は、亜鉛、アルミニュウム、マグネシュウム、又はこれらの混合物などが用いられる。これらの成形材を用いる鋳造(コールドチャンバー鋳造によるものを含む)は、ダイカストなどと呼ばれる。また、離型剤の主成分は、シリコーン、エステル、アルファーオレフィン、又はこれらの混合物などが用いられる。
(エジェクターピン)
下型21には、離型が困難になりやすい複数箇所にエジェクターピン17が設けられる。成形後に、これらエジェクターピン17が、金型1の内部に形成される製品部3へ突出することで、成形された製品を離型させる。エジェクターピン17は、この突出位置、及び、後退し戻って金型内壁面と先端部が同一面となる戻り位置を取りうる。
この実施形態では、このような従来のエジェクターピン17の機構を利用して離型剤を注入する。すなわち図に示すように、離型剤用エジェクターピン59が収納されるピン孔61の内壁には、横断面で90度毎の位置に、4本の縦溝63が形成される。この縦溝63内のスペースが、離型剤供給スペース65となる。この離型剤供給スペース65には、離型剤を供給する第2離型剤供給路67が接続する。そして、戻り位置では、離型剤用エジェクターピン59の先端面59Aが製品部3の内面と同一面になり、さらに離型剤供給スペース65は閉じられる。なお、この離型剤用エジェクターピン59は、製品部3のうち離型がむずかしいリブ3Aの部分に、設けられている。
戻り位置から後退した後退位置にある離型剤用エジェクターピン59とピン孔61の間の離型剤供給スペース65を通って、製品部3へ離型剤が供給される。
突出と後退の動作を行うためにエジェクターピン17、59の後端は、エジェクタープレートと称される板材69によって支えられる。製品部3の形状により、エジェクターピン17、59の軸方向の位置は調整されなければならないので、複数枚の板厚の異なる板材69が層状に重ねられて用いられる。最下層の板材の左右の端部には傾斜部71が形成される。この傾斜部71に接する楔材73が、エジェクターピン17、59と直行方向へシリンダ装置75により往復動させられる。これにより、エジェクターピン17、59の突出と後退が可能になる。
層状の板材は、基台23に対し、戻しスプリング77により、エジェクターピン17の後退方向へ付勢され、突出と後退の動作が安定する。
(実施形態の動作手順)
以下、この実施形態に係るシステムの主な動作手順を説明する。
1 図示しない溶湯鋳造機からの溶融した成形材が、閉じた状態の金型1の湯口スリーブ5に供給される。
2 図示しない機械シリンダ装置のピストン部33が湯口スリーブ5に嵌合して圧入され、成形材が高圧に加圧される。加圧された成形材は、湯口スリーブ5の底部から分流子7の分流子ランナー9を通り、型ランナー25を経て製品部3へ射出、注入される。
3 製品部3の成形材には、オーバーフロー部27、チルベント29を経て、図示しない真空ポンプの吸引口から負圧が伝えられ、この負圧により成形材が製品部3に行き渡る。
4 分流子と金型1の接触面の若干の間隙に漏洩し残った成形材を、エア通路37から高圧のエアを導いてエアブローすることで、除去し、分流子7の回動が可能な状態を維持する。
5 成形材への加圧が終わり、製品が固化すると、金型1が開かれ、エジェクターピン17が、金型1の内部に形成される製品部3へ突出することで、成形された製品を離型させる。製品が取り出される。
6 金型1の内部がクリーニングされ、金型1が閉じられる。
7 分流子7が回転し、第2分流子ランナー15が離型剤通路13と型ランナー25に連通し、離型剤が金型1の内部に注入される。また、離型剤用エジェクターピン59が後退し、離型剤用エジェクターピン59とピン孔61の間の離型剤供給スペース65を通って、製品部3へ離型剤が注入される。このとき、製品部3には、オーバーフロー部27、チルベント29を経て、図示しない真空ポンプの吸引口から負圧が伝えられ、この負圧により離型剤が製品部3に行き渡る。
8 前記7の離型剤通路13や離型剤供給スペース65を通って加圧されたエアが供給され、余剰の離型剤や水分を下流側へ排除する。
9 前記6とは反対方向へ分流子7が回動して戻り、分流子ランナー9が型ランナー25に連通する。
10 成形材の注入で上昇した型の温度が、冷却などに伴い、その後に下降し180度〜220度程度の適温になったのを温度センサー31により確認して、再び、前記1に戻って成形材が供給される。
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、離型剤の注入時には、ピニオンギヤ53とラックギヤ55を有する回動機構11により回転柱状の分流子7が回動することで、湯口スリーブ5と金型1の製品部3の所定箇所を連通を断ち、かわりに離型剤通路13と金型1の製品部3の所定箇所を連通することができる。よって、金型1内部の製品部3にもっとも成形材が行き渡る位置から離型剤を注入できる。このため、離型剤が金型1内部に行き渡リやすい。
また、分流子7を回動させることで、分流子7自体に切換弁の機能を与えることができ、別に切換弁を設ける必要がなくなるので、金型装置全体のコストを抑止できる。
この発明の一実施形態を示す概略全体縦断面図である。 図1のII−II断面付近を中心にした水平断面図である。 図1のIII部拡大図であり、このうち(a)はエジェクターピンが後退した状態を示す縦断面図、(b)はエジェクターピンが突出した状態を示す縦断面図、(c)は(b)のc−c水平断面図である。 従来例を示す概略全体縦断面図である。
符号の説明
1…金型、3…製品部、5…湯口スリーブ、7…分流子、9…分流子ランナー、11…回動機構、13…離型剤通路、15…第2分流子ランナー、17…エジェクターピン、19…上型、21…下型、23…基台、25…型ランナー、27…オーバーフロー部、29…チルベント、31…温度センサー、33…ピストン部、35…エアランナー、37…エア通路、39…冷却孔、41…内筒、43…外筒、45…冷却管、47…冷却通路、49…往路、51…復路、53…ピニオンギヤ、55…ラックギヤ、57…シリンダ装置、59…離型剤用エジェクターピン、61…ピン孔、63…縦溝、65…離型剤供給スペース、67…第2離型剤供給路、69・・板材、71・・傾斜部、73・・楔材、75・・シリンダ装置、77・・戻しスプリング。

Claims (4)

  1. 成形をおこなうための金型と、この金型の内部に形成される製品部へ成形材を注入するために開口する湯口スリーブと、この湯口スリーブに供給された前記成形材を加圧するためのシリンダ装置と、前記湯口スリーブの底部と前記製品部に接し前記加圧された成形材を前記製品部の所定箇所へ導く分流子と、前記成形材が導かれるために前記分流子内部に形成され前記湯口スリーブと前記製品部の所定箇所を連通する分流子ランナーと、を有する鋳造型において、
    回転柱状の前記分流子と、前記湯口スリーブと前記製品部に接したまま摺動し回動させ前記連通を断つ回動機構と、前記分流子に接して設けられ加圧された離型剤を導く離型剤通路と、前記回動がなされた回動位置で前記離型剤通路と前記製品部の所定箇所を連通して前記分流子に形成される第2分流子ランナーと、を有することを特徴とする鋳造型の密閉式離型剤塗布システム。
  2. 前記回動機構は、前記回転柱状の分流子の周囲に形成されたピニオンギヤと、このピニオンギヤに噛み合うラックギヤと、このラックギヤを駆動するシリンダ装置と、を有することを特徴とする請求項1に記載の鋳造型の密閉式離型剤塗布システム。
  3. 前記回転柱状の分流子の周囲で、前記金型と接する部分に形成されたリング状のエアランナーと、このエアランナーに連通して設けられ加圧されたエアを導くエア通路と、を有することを特徴とする請求項1に記載の鋳造型の密閉式離型剤塗布システム。
  4. 成形をおこなうための金型と、この金型の内部に形成される製品部へ突出することで成形された製品を離型させる突出位置、この突出位置から戻った戻り位置、及び、戻り位置から後退した後退位置を取りうるエジェクターピンと、前記エジェクターピンが収納されるピン孔の内壁に形成され、前記後退位置にあるエジェクターピンとピン孔の間を通って前記製品部へ離型剤を供給するための離型剤供給スペースと、この離型剤供給スペースに接続し離型剤を供給する第2離型剤供給路と、前記突出と前記後退の動作を行うために前記エジェクターピンの後端を支える板材と、この板材の端部に形成された傾斜部に接する楔材と、この楔材を前記エジェクターピンと直行方向へ往復動させうるシリンダ装置と、を有することを特徴とする鋳造型の密閉式離型剤塗布システム。
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