JP2012062129A - シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シート束を綴じる時間を短縮することができるシート処理装置を提供する。
【解決手段】 搬送ベルト5と、外周面に凹凸が形成されて搬送ベルト5で搬送されるシートSを挟んで回転しながらシートSに凹凸を形成する凹凸円板状回転体1A及び凹凸円板状回転体1B、並びに、凹凸円板状回転体2A及び凹凸円板状回転体2Bと、を備え、最下位シート、介在シート、最上位シートの順に積載されたシート束について、介在シートを最下位シート及び最上位シートから突出するように配置した場合に、凹凸円板状回転体1A及び凹凸円板状回転体1Bが最下位シート及び最上位シートの突出部を挟んで回転し、凹凸円板状回転体2A及び凹凸円板状回転体2Bが最下位シート及び最上位シートの突出部を挟んで回転することにより凹凸を形成するシート綴じ装置200を構成した。
【選択図】 図7
【解決手段】 搬送ベルト5と、外周面に凹凸が形成されて搬送ベルト5で搬送されるシートSを挟んで回転しながらシートSに凹凸を形成する凹凸円板状回転体1A及び凹凸円板状回転体1B、並びに、凹凸円板状回転体2A及び凹凸円板状回転体2Bと、を備え、最下位シート、介在シート、最上位シートの順に積載されたシート束について、介在シートを最下位シート及び最上位シートから突出するように配置した場合に、凹凸円板状回転体1A及び凹凸円板状回転体1Bが最下位シート及び最上位シートの突出部を挟んで回転し、凹凸円板状回転体2A及び凹凸円板状回転体2Bが最下位シート及び最上位シートの突出部を挟んで回転することにより凹凸を形成するシート綴じ装置200を構成した。
【選択図】 図7
Description
本発明は、複数枚のシートで形成されるシート束を綴じるシート処理装置、このシート処理装置を備える画像形成装置、及び、そのシート処理装置で製造されるシート束に関する。
シート処理装置には、複数枚のシートで形成されるシート束を綴じる場合に、金属製綴じ針で綴じる構成のものが従来知られている。リサイクルにあたっては、こうした金属製綴じ針は、シート束と分別して回収される必要があり、回収作業には手間がかかる。また、金属製綴じ針は、使用後に廃棄物として捨てられることになり、経費や資源の無駄を招来する。こうしたリサイクル等を考慮した発明として、特許文献1に記載の発明が開示されている。
特許文献1に記載の発明は、金属製綴じ針を使用しない手動式のシート処理装置に関する発明が開示されている。傾斜して形成されるパンチ刃及び副パンチ刃を有するパンチ金具を備えるステープラに関する発明である。このようなシート処理装置の構成によれば、金属製綴じ針を使用する必要が無く、リサイクル時の手間が低減され、かつ、資源の無駄が低減される。
一方、こうした特許文献1に記載のシート処理装置を画像形成装置の後処理装置として適用する場合には、シート束を停止した状態で綴じる構成が想定される。
しかしながら、シート束が停止した状態で綴じられると、シート束が停止する時間の分だけ、生産性が低下する。
本発明は、上記実情に鑑み、シート束を綴じる時間を短縮することができるシート処理装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のシート処理装置は、シート束を搬送する搬送手段と、外周面に複数の凹凸が形成され、前記搬送手段で搬送されるシートを挟んで回転することによりシートに凹凸を形成する凹凸回転体対と、を備え、前記搬送手段で搬送されるシート束は、シート束を形成する最下位と最上位のシートのシート搬送方向と直交する幅方向の両端部を、シート束を形成する他のシートの幅方向の両端部から突出するよう配置されるとともに、前記凹凸回転体対は、前記搬送手段の幅方向の両端に配設され、前記搬送手段により搬送されるシート束の最下位、最上位シートの幅方向の突出部を挟んで回転することにより凹凸を形成することを特徴とする。
本発明によれば、シート束を2枚のシートで包んで1部とする成果物を形成する場合に、その成果物が効率良く生成できる。
以下、図面を参照して、この発明を実施するための形態を実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対位置等は、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるから、特に特定的な記載が無い限りは、発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本発明の実施例1に係る画像形成装置500の構成を示す断面図である。画像形成装置500は、電子写真画像形成プロセスを利用した画像形成装置である。図1に示されるように、画像形成装置500は画像形成装置本体(以下、単に「装置本体500A」という)を有する。装置本体500Aの内部には、画像を形成する『画像形成部』である画像形成中核部115が設けられる。画像形成中核部115は、『像担持体』である感光体ドラム28等を含む。少なくとも感光体ドラム28については、プロセスカートリッジに含まれ、プロセスカートリッジとして装置本体500Aに組み込まれる構成としても良い。
装置本体500Aは、画像読取部170と画像形成部160を備える。画像読取部170の上部には固定して設けられた透明ガラス板からなる原稿台102が設けられている。原稿圧着板103は、原稿台102の所定の位置に画像面を下向きにして載置された原稿101を押圧固定する。原稿台102の下側には原稿101を照明するランプ104と、照明した原稿101の光像を画像処理ユニット108に導くための反射ミラー105、106、107とからなる光学系が設けられている。なお、ランプ104及び反射ミラー105、106、107は所定の速度で移動して原稿101を走査する。
画像形成部160は、感光体ドラム28と、感光体ドラム28の表面を均一に帯電する1次帯電ローラ16と、感光体ドラム28にトナー像を形成するロータリ現像ユニット(以下、「現像ユニット151」という)を備える。また、画像形成部160は、感光体ドラム28の表面に現像されたトナー像が転写される中間転写ベルト152と、中間転写ベルト152のトナー像をシートSに転写する転写ローラ150を備えている。また、画像形成部160は、トナー像を転写した後、感光体ドラム28に残留したトナーを除去するクリーナ126等を備えている。感光体ドラム28は、1次帯電ローラ16によって帯電された感光体ドラム28の表面にレーザユニット109から照射される光像により形成された静電像を現像して中間転写ベルト152に転写するようになっている。中間転写ベルト152上のトナー像は、転写ローラ150によってシートSに転写される。シートSは、カセット127A〜127Dから供給されるようになっている。
画像形成部160の下流側には、搬送されるシートS上のトナー像を永久画像として定着する定着器122と、定着器122でトナー像が定着されたシートSにステープル等の綴じをする『シート処理装置』であるシート綴じ装置200と、が順に配設されている。装置本体500Aの外側には、シート綴じ装置200から排出されたシートSを受け取る排出トレイ125を設けられている。
次に回転現像方式を用いた画像形成装置500について説明する。現像ユニット151は現像器10K、現像器10Y,現像器10M,現像器10Cを有し、現像ユニット151の回転軸151aは図示しないモータにより自在に回転可能である。感光体ドラム28上にトナー像を形成する時は、感光体ドラム28と近接する現像位置で現像器10Kにより現像を行い、同様に別色のトナー像を形成する時は、現像ユニット151を回転して、現像位置に現像器10Yを配置させ、現像を行う。他色のトナー像形成も同様にして行う。
次に、画像形成装置500の画像形成動作、及び、シート綴じ装置200の綴じ動作について説明する。画像読取部170で読み取られた原稿101の画像は『制御手段』であるコントローラ50によって処理され、その情報に基づいて、1次帯電ローラ16により帯電された感光体ドラム28の表面にレーザユニット109で静電像を形成する。形成された静電像は現像ユニット151によりトナー像として現像され、現像されたトナー像は中間転写ベルト152に転写される。さらに、トナー像はカセット127A〜127Dのいずれかから供給されたシートSに、転写ローラ150によって転写される。シートSは定着器122に搬送され、定着器122によりシートS上のトナー像を永久画像として定着される。シートSはさらにシート綴じ装置200に搬送される。搬入されたシートSは、シート綴じ装置200内で、必要に応じて後述される所定の綴じ動作が行われ、排出トレイ125上に排出される。
また、画像形成装置500は、操作部70を備える。操作部70は、ユーザがシート束Sの綴じ位置を指定操作するものである。コントローラ50は、操作部70からの操作信号に基づいてリンク11A、カム12A及びリンク11B、カム12Bの駆動を制御する(図3(a)参照)。また、コントローラ50は、凹凸円板状回転体2A及び凹凸円板状回転体1A(凹凸回転体対の一方)、並びに、凹凸円板状回転体2B及び凹凸円板状回転体1B(凹凸回転体対の他方)を別個独立に接離可能である(図3(a)参照)。
図2(a)は、シート綴じ装置200の構成を示す断面図である。図2(a)に示されるように、シート綴じ装置200は、シート処理装置本体(以下、装置本体200Aという)を備える。装置本体200Aの内部には、シート搬送方向Mの上流側に、装置本体500Aの排出ローラ対73とシートSの搬送経路を構成する排出ローラ対74が設けられている。
また、装置本体200Aの内部には、排出ローラ対74から搬送されたシートSをその上に積載し、積載されたシート束Sをシート搬送方向Mに搬送する搬送手段としての搬送ベルト5が設けられている。この搬送ベルト5は、張架ローラ6及び排出ローラ4に懸架される。張架ローラ6は、排出ローラ対74の下方及びシート搬送方向Mの上流側に配置されている。また、排出ローラ対73の下方には、整合部材212が回転自在に配置されている。この整合部材212は、シートSが搬送ベルト5の表面に落下するときに、シートの下方側の端部を揃える機能を有する。
さらに、装置本体200Aの内部には、押えローラ7が設けられている。押えローラ7は、軸62を中心に回動するローラ保持板13の先端部に設けられた軸61を中心に回転自在に取り付けられている(図3(a)参照)。押えローラ7は、前述の排出ローラ4の上方かつシート搬送方向Mの上流側に配置されている。ローラ保持板13には、軸63を中心に回転するカム14が当接している(図3(a)参照)。カム14の回転によって、ローラ保持板13が軸62を中心に回転し、押えローラ7が排出ローラ4に懸架される搬送ベルト5に当接したり離間したりできるようになっている。なお、装置本体200Aには、排出ローラ4の下方で排出トレイ125の基端部が固定されている。排出トレイ125は、シート搬送方向Mの方向へと延びる。
図2(b)は、シート綴じ装置200の構成を示す側面図である。図2(b)に示されるように、シート綴じ装置200は、押えローラ7の一端部側に凹凸円板状回転体2A及び駆動ギア22Aを備えている。また、シート綴じ装置200は、排出ローラ4の一端部側に凹凸円板状回転体1A及び駆動ギア21Aを備えている。また、シート綴じ装置200は、押えローラ7の他端部側に凹凸円板状回転体2B及び駆動ギア22Bを備えている(図3(a)参照)。また、シート綴じ装置200は、排出ローラ4の他端部側に凹凸円板状回転体1B及び駆動ギア21Bを備えている(図3(a)参照)。
図3(a)は、シート綴じ装置200の構成を示す平面図である。図3(a)に示されるように、押えローラ7は軸61を有する。軸61は、軸62を中心に回動自在なローラ保持板13に取り付けられている。ローラ保持板13の上方(図3(a)の裏面から表面に向かう方向)には、軸63を中心に回転するカム14が配置されている。
また、押えローラ7の一側方には、凹凸円板状回転体2A、駆動ギア22Aがローラ保持板13から近い順に配置されている。凹凸円板状回転体2A及び駆動ギア22Aは軸64を有する。軸64は、軸65を中心に回動自在なリンク11Aの先端に回転自在に取り付けられている。リンク11Aの上方(図3(a)の裏面から表面に向かう方向)には、軸66を中心に回転するカム12Aが配置されている。
このことから、『第1上側凹凸回転体』である凹凸円板状回転体2Aは、搬送ベルト5で搬送されるシート束Sの移動軌跡よりも上側でシート幅方向Nに延びる『第1上側回転軸』である軸64の回りに回転自在である。また、凹凸円板状回転体2Aは、搬送ベルト5よりもシート幅方向Nの一方向側に配置され、凹凸円板状回転体1Aに噛み合わせられ、外周面に複数の凹凸が形成される。『第1接離駆動手段』であるリンク11A、カム12Aは、凹凸円板状回転体2A及び凹凸円板状回転体1Aを接離させる。
更に、押えローラ7の他側方には、凹凸円板状回転体2B、駆動ギア22Bがローラ保持板13から近い順に配置されている。凹凸円板状回転体2B及び駆動ギア22Bは軸67を有する。軸67は、軸68を中心に回動自在なリンク11Bの先端に回転自在に取り付けられている。リンク11Bの上方(図3(a)の裏面から表面に向かう方向)には、軸69を中心に回転するカム12Bが配置されている。
このことから、『第2上側凹凸回転体』である凹凸円板状回転体2Bは、搬送ベルト5で搬送されるシート束Sの移動軌跡よりも上側でシート幅方向Nに延びる『第2上側回転軸』である軸67の回りに回転自在である。また、凹凸円板状回転体2Bは、搬送ベルト5よりもシート幅方向Nの他方向側に配置され、凹凸円板状回転体1Bに噛み合わせられ、外周面に複数の凹凸が形成される。『第2接離駆動手段』であるリンク11B、カム12Bは、凹凸円板状回転体2B及び凹凸円板状回転体1Bを接離させる。
これらのことから、押えローラ7、凹凸円板状回転体2A、凹凸円板状回転体2Bの各々は、カム14、カム12A、カム12Bの各々の回転によって、個別に搬送ベルト5に近づけられたり、個別に搬送ベルト5から遠ざけられたりする。つまり、コントローラ50は、前述の『第1接離駆動手段』及び『第2接離駆動手段』を別個独立に制御可能である。
図3(b)は、シート綴じ装置200の構成を示す断面図である。図3(b)に示されるように、搬送ベルト5は、張架ローラ6及び排出ローラ4に懸架されている。張架ローラ6は、軸81を中心に回転自在になっている。排出ローラ4は、軸82を中心に回転自在になっている。軸82の一端部側には、排出ローラ4の側から順に凹凸円板状回転体1A及び駆動ギア21Aが取り付けられている。軸82の他端部側には、排出ローラ4の側から順に凹凸円板状回転体1B及び駆動ギア21Bが取り付けられている。
このことから、『第1下側凹凸回転体』である凹凸円板状回転体1Aは、搬送ベルト5で搬送されるシート束Sの移動軌跡よりも下側でシート搬送方向Mと直交するシート幅方向Nに延びる『下側回転軸』である軸82の回りに回転自在である。また、凹凸円板状回転体1Aは、搬送ベルト5よりもシート幅方向Nの一方向側に配置され、外周面に複数の凹凸が形成される。
『第2下側凹凸回転体』である凹凸円板状回転体1Bは、軸82の回りに回転自在である。また、凹凸円板状回転体1Bは、搬送ベルト5よりもシート幅方向Nの他方向側に配置され、外周面に複数の凹凸が形成される。
前述で説明した凹凸円板状回転体1A及び凹凸円板状回転体2Aで『凹凸回転体対』が構成される。また、凹凸円板状回転体1B及び凹凸円板状回転体2Bで『凹凸回転体対』が構成される。
図4は、排出ローラ4及び押えローラ7の位置関係を示す平面図である。図4に示されるように、凹凸円板状回転体1A及び凹凸円板状回転体2Aはシート幅方向Nの位置が揃えられ、凹凸円板状回転体1B及び凹凸円板状回転体2Bはシート幅方向Nの位置が揃えられている。また、駆動ギア21A及び駆動ギア22Aのシート幅方向Nの位置が揃えられ、駆動ギア21B及び駆動ギア22Bのシート幅方向Nの位置が揃えられている。凹凸円板状回転体1A及び凹凸円板状回転体2A、並びに、凹凸円板状回転体1B及び凹凸円板状回転体2Bの各々は、円周部に複数の凹凸を有して互いに噛み合わせられており、駆動力が伝達されるようになっている。また、これらの凹凸円板状回転体1A、2A、1B、2Bのシート幅方向Nの位置は、シートSの最大幅よりも外側に設定されている。
凹凸円板状回転体2Aが綴じ動作をする場合には、排出ローラ4の回転駆動力が駆動ギア21Aから駆動ギア22Aに伝達され、凹凸円板状回転体1A及び凹凸円板状回転体2Aは同期して回転する。同様に、凹凸円板状回転体2Bが綴じ動作する場合には、排出ローラ4の回転駆動力が駆動ギア21Bから駆動ギア22Bに伝達され、凹凸円板状回転体1B及び凹凸円板状回転体2Bは同期して回転する。駆動ギア21A、21B、22A、22Bの外径は、凹凸円板状回転体1A、1B、2A、2Bの外径よりも僅かに大きく設定されている。
図5(a)は、凹凸円板状回転体1A及び凹凸円板状回転体2Aがシート束Sを介在させてシートSを綴じる工程を示す断面図である。図5(a)に示されるように、凹凸円板状回転体1A及び凹凸円板状回転体2Aは、回転しながらシートSを双方表裏から凹凸形状で綴じていく。
図5(b)は、凹凸円板状回転体1A及び凹凸円板状回転体2Aがシート束Sを介在させてシートSを綴じる工程を示す拡大断面図である。図5(b)に示されるように、凹凸円板状回転体1A及び凹凸円板状回転体2Aが回転する。そうすると、凹凸円板状回転体1A及び凹凸円板状回転体2Aで押圧されたシート束Sの一部にシート搬送方向Mに一列に並んだ凹凸エンボス形状Saが形成されながら綴じられつつ、シート束Sが排出されていく。
図6(a)は、図5(b)の一部拡大図である。図6(a)に示されるように、シート束Sには凹凸エンボス形状が形成される。凹凸円板状回転体1A及び凹凸円板状回転体2Aの特に凸部の形状がくっきりとシートSに形成されていく。
図6(b)は、成果物としての凹凸形状で綴じられたシート束Sの拡大断面図である。図6(b)に示されるシート束Sを構成するシート同士は容易には離れない。
ここで、図1に戻って、シートカセット(以下、「カセット」という」に関して説明する。カセットには、第1カセット127A、第2カセット127B、第3カセット127C、第3カセット127Dがある。第1カセット127Aには、シート搬送方向Mに対してシートSの長辺が向くように横向きにシートSが配置されている。第2カセット127Bには、シート搬送方向Mに対してシートSの短辺が向くように縦向きにシートSが配置されている。
図7(a)は、シート綴じ装置200の構成を示す平面図である。図7(a)に示されるように、押えローラ7及び凹凸円板状回転体2Aが排出ローラ4及び凹凸円板状回転体1Aに押圧される場合に関して説明する。まず、シートSは、第1カセット127Aの内部で長手方向がシート幅方向Nに設定されて配置されている。そして、シートSは、給送工程、画像形成工程、搬送ベルト5上での積載工程を経て、図示しない整合装置によって複数枚で整合されてシート束Sが形成される。その後、コントローラ50は、カム14及びカム12Aを回転させて、押えローラ7及び凹凸円板状回転体2Aが排出ローラ4及び凹凸円板状回転体1Aを押圧する押圧位置に移動する。また、コントローラ50は、カム12Bを回転させて、凹凸円板状回転体2Bが凹凸円板状回転体1Bから退避する退避位置に移動する。
図7(b)は、シート綴じ装置200の構成を示す側面図である。図7(b)に示されるように、駆動ギア22A及び駆動ギア21Aが接触しつつ、凹凸円板状回転体2A及び凹凸円板状回転体1Aが接触した状態となる。凹凸円板状回転体2A及び凹凸円板状回転体1Aの間にシート束Sが搬送されてくるのを待つ。そして、シート束Sは、搬送ベルト5の上で搬送されながら、凹凸円板状回転体2A及び凹凸円板状回転体1Aによって搬送されつつ凹凸形状で綴じられていく。
図8(a)は、押えローラ7及び排出ローラ4の配置関係を示す概念図である。図8(a)に示されるように、押えローラ7及び排出ローラ4がシート束Sを挟持しつつ搬送し、凹凸円板状回転体2A及び凹凸円板状回転体1Aがシート束Sのシート幅方向Nの端部を凹凸形状で綴じていく。
図8(b)は、シート束Sの構成を示す平面図である。図8(b)に示されるように、シート束Sは、シート搬送方向Mの先端から後端まで綴じられていく。
図8(c)は、シート束Sの構成を示す平面図である。図8(c)に示されるように、シート束Sに関して、綴じる範囲をシート搬送方向Mの先端側だけに限定する場合には、凹凸円板状回転体2Aを凹凸円板状回転体1Aから退避させるタイミングを早くする。また、シート束Sに関して、綴じる範囲をシート搬送方向Mの後端側だけに限定する場合には、以下のようにする。すなわち、排出動作開始時には凹凸円板状回転体2Aを凹凸円板状回転体1Aから退避された退避位置に設定し、排出動作完了直前に凹凸円板状回転体2Aを凹凸円板状回転体1Aに押圧された押圧位置に設定する。
ユーザが操作部70で最上位シートS3及び最下位シートS1のシート搬送方向Mの下流側を凹凸形状で綴じてシート搬送方向Mの上流側を凹凸形状で綴じないことを指定操作した場合に関して、前述の内容を詳述すると以下のようになる。ここでは、シート束Sのシート幅方向Nの両端部が綴じられる場合を例示して説明する。
この場合には、コントローラ50は、リンク11A、カム12Aの駆動を制御する。コントローラ50は、シート束Sのシート搬送方向Mの下流側が回転体接触ポイントを通過するときに凹凸円板状回転体2A及び凹凸円板状回転体1Aを接触する。かつ、コントローラ50は、シート束Sのシート搬送方向Mの上流側が回転体接触ポイントを通過するときに凹凸円板状回転体2A及び凹凸円板状回転体1Aを離間する。
コントローラ50は、リンク11B、カム12Bの駆動を制御する。コントローラ50は、シート束Sのシート搬送方向Mの下流側が回転体接触ポイントを通過するときに凹凸円板状回転体2B及び凹凸円板状回転体1Bを接触する。かつ、コントローラ50は、シート束Sのシート搬送方向Mの上流側が回転体接触ポイントを通過するときに凹凸円板状回転体2B及び凹凸円板状回転体1Bを離間する。
このように、コントローラ50は、前述の2つの動作の両方の動作をさせる。なお、コントローラ50は、このような2つの動作の少なくともいずれか1つの動作をさせることができる。そのために、コントローラ50は、前述の2つの動作の片方の動作のみをさせることもできる。
なお、シートの枚数が多くて全てのシート束Sを一緒に綴じることができない場合には、以下のようにする。すなわち、最下位シート及び最上位シートを排出して、それらの最上位シート及び最下位シートでシート束Sを挟み込み、最上部シート及び最下部シートの外側に突出している部分を綴じることで一組のシート束として仕分けすることもできる。
図9(a)は、シート綴じ装置200の構成を示す平面図である。図9(a)を参照しつつ、最下位シートS1及び最上位シートS3を横向き搬送し、その間のシート束S2を縦向き搬送し、最下位シートS1及び最上位シートS3を綴じる場合に関して以下に説明する。まず、第1カセット127AからシートSの長辺をシート搬送方向Mに設定した状態で、画像形成せずに、1枚のシートSを搬送ベルト5へと排出する。次に、第2カセット127BからシートSの短辺をシート搬送方向Mに設定した状態で、所定枚数の画像形成を行って転写されたシートSを搬送ベルト5に積載していき、シート束Sを形成する。更に、第3カセット127CからシートSの長辺をシート搬送方向Mに設定した状態で、画像形成せずに、1枚のシートSを搬送ベルト5へと排出する。こうして図9(a)の状態のシート束Sが形成される。
図9(b)は、シート綴じ装置200の構成を示す側面図である。図9(b)に示されるように、押えローラ7、凹凸円板状回転体2A、凹凸円板状回転体2B、駆動ギア22A、駆動ギア22Bを下降させ、排出ローラ4、凹凸円板状回転体1A、凹凸円板状回転体1B、駆動ギア21A、駆動ギア21Bを押圧する状態にする。そして、搬送ベルト5がシート束Sを搬送する。
図10(a)は、押えローラ7及び排出ローラ4の配置関係を示す概念図である。図10(a)に示されるように、最下位シートS1と最上位シートS3には、シート束S2に対してシート搬送方向Mと直交するシート幅方向Nの外側方向へと突出した突出部S13A及び突出部S13Bが生じる。そして、凹凸円板状回転体2A及び凹凸円板状回転体1Aが突出部S13Aを凹凸形状で綴じ、凹凸円板状回転体2B及び凹凸円板状回転体1Bが突出部S13Bを凹凸形状で綴じる。
ここで、シート束Sの最下位置に配置されたシートを最下位シートS1、シート束Sの最上位置に配置されたシートを最上位シートS3、最下位シートS1及び最上位シートS3の間に介在するシートを『介在シート』であるシート束S2と定義する。この場合に、コントローラ50は、最上位シートS3及び最下位シートS1のシート幅方向Nの寸法をシート束S2のシート幅方向Nの寸法よりも大きくなるように最上位シートS3、最下位シートS1及びシート束S2を選択して配置する。そして、コントローラ50は、搬送ベルト5がシート束Sを搬送するのと連動して以下の動作をさせる。すなわち、コントローラ50は、最上位シートS3及び最下位シートS1がシート束S2に対して突出したシート幅方向Nの一方向側の端部である突出部S13Aを搬送しつつ凹凸円板状回転体2A及び凹凸円板状回転体1Aで凹凸形状を形成して綴じる。また、コントローラ50は、凹凸円板状回転体2B及び凹凸円板状回転体1Bによりシート幅方向Nの他方向側の端部である突出部S13Bを搬送しつつ凹凸形状を形成して綴じる。
最上位シートS3、最下位シートS1、及び、シート束S2が同一の寸法である場合には、最上位シートS3及び最下位シートS1がシート搬送方向Mに横向きに搬送され、シート束S2がシート搬送方向Mに縦向きに搬送される。
図10(b)は、最下位シートS1及び最上位シートS3がシート幅方向Nの両端部を凹凸形状で綴じられて、シート束S2が最下位シートS1及び最上位シートS3の間に介在した状態を示す平面図である。図10(b)に示されるように、シート束S2が最下位シートS1及び最上位シートS3の間に介在した状態で保持されると、ユーザは、会議等で出席者に渡す書類一式を複数部作成した場合に、書類一式が仕分けし易くなる利点を享受することができる。
図10(c)は、最下位シートS1及び最上位シートS3がシート幅方向Nの両端部を凹凸形状で綴じられて、シート束S2が最下位シートS1及び最上位シートS3の間に介在した状態を示す断面図である。最下位シートS1及び最上位シートS3で囲まれたシート束S2は、最下位シートS1及び最上位シートS3で囲まれており、バラバラに分かれ難くなっている。なお、複数の部数の記録をシートSに対して行う場合には、前述の動作を必要回数続けることで、排出トレイ125の上にシート束S2が綴じられた状態で積載される。こうして、シート綴じ装置200で製造された凹凸形状で綴じられたシート束Sが完成する。
図11は、コントローラ50の制御工程を示すフローチャートである。コントローラ50は、綴じ動作の指示信号を受信すると、シート枚数とシート種類の組み合わせて、通常の綴じ動作、及び、凹凸形状の綴じ動作のいずれかを選択する。例えば、コントローラ50は、シートの枚数が少なくて金属製の綴じ針(ステープル針)でシート束Sを綴じることができると判断すると通常の綴じ動作をする。また、コントローラ50は、シートSの枚数が多くて金属製のステープル針でシート束Sを綴じることができないと判断すると凹凸形状の綴じ動作をする。そして、凹凸形状の綴じ動作をする場合には、前述したように、横向きで最下位シートS1、縦向きでシート束S2、横向きで最上位シートS3を搬送ベルト5の上に排出することで、最下位シートS1及び最上位シートS3でシート束S2を挟み込む。そして、最下位シートS1及び最上位シートS3の外側にはみ出ている部分を綴じることで、一組のシート束Sとして仕分けする。以下、詳述する。
図11に示されるように、コントローラ50には、シート束情報(例えば、シート設定枚数、シート種類)やユーザの指示がインプットされる(ステップ1、以下、「ステップ」を単に「S」と表示する)。コントローラ50は、通常の一括綴じか否かを判断する(S2)。すなわち、コントローラ50は、シート束情報やユーザの指示に基づいて、通常の綴じ動作か、最下位シートS1及び最上位シートS3でシート束S2を挟みこんで外側に突出た突出部を凹凸形状で綴じる凹凸形状の綴じ動作かを選択する(S2)。
コントローラ50は、YESの場合には、第1給送部である第1カセット127AからシートSを給送し、所定の画像記録動作を行い、シートSをシート綴じ装置200に排出する(S3)。コントローラ50は、記録されたシートSが設定枚数に到達したか否かを判断する(S4)。コントローラ50は、YESの場合には、カム12A、12B、14を作動させ、凹凸円板状回転体2A、2B、押さえローラ7を綴じ位置に移動させ排出動作を行うと共に通常綴じ動作を行う(S5)。
コントローラ50は、NOの場合には、第1カセット127AからシートSを横向きで給送し、シートSをシート綴じ装置200に最下位シートS1として排出する(S6)。コントローラ50は、第2給送部である第2カセット127BからシートSを縦向きで給送し、画像記録を行い、シート綴じ装置200に複数枚のシートを排出する(S7)。コントローラ50は、記録されたシート束S2が設定枚数に到達したか否かを判断する(S8)。コントローラ50は、第1カセット127AからシートSを横向きで給送し、シートSをシート綴じ装置に最上位シートS3として排出する(S9)。その後、コントローラ50は、カム12A、12B、14を作動させ、凹凸円板状回転体2A、2B、押えローラ7を綴じ位置に移動させ、シート束Sを排出しつつ凹凸形状で綴じていく(S10)。印刷部数が複数必要な場合には、前述の動作を必要回数繰り返す。
こうした実施例1の構成及び作用によれば、シート束は綴じ部材(金属製の綴じ針)が用いられずともシートSの枚数に応じて綴じられると共に、綴じ動作がシート束S2の排出動作と同時に行われて生産性の低下が抑制される。
図12は、実施例2に係るシート綴じ装置300の構成を示す側面図である。実施例2のシート綴じ装置300の構成のうち実施例1のシート綴じ装置200と同一の構成及び効果に関しては、同一の符号を用いて説明を適宜省略する。実施例2においても、実施例1と同様の画像形成装置に適用することができるため、画像形成装置の説明は省略する。実施例2の構成が実施例1の構成と異なる点は、シート綴じ装置300では、支持板ガイド83A、及び、ローラガイド80Aが設けられ、これらによって、押えローラ7及び排出ローラ4がシート搬送方向Mと直交するシート幅方向Nに移動可能である点である。
即ち、『シート処理装置』であるシート綴じ装置300は、凹凸円板状回転体2A及び凹凸円板状回転体1Aをシート幅方向Nに移動する『移動手段』である支持板ガイド83A、ローラガイド80Aを備える。なお、以下では説明を省略するが、シート綴じ装置300は、凹凸円板状回転体2B及び凹凸円板状回転体1Bをシート幅方向Nに移動する『移動手段』である支持板ガイド、ローラガイドをも備える。
図12に示されるように、駆動ギア72A及び凹凸円板状回転体2Aは、リンク161Aの先端に取り付けられた軸65を中心に回転自在に取り付けられている。なお、図12には記載されないが、駆動ギア72B及び凹凸円板状回転体2Bは、リンクの先端に取り付けられた軸67を中心に回転自在に取り付けられている(図15参照)。また、リンク161Aは、軸64を中心に回動自在となっている。リンク161Aは、軸66を中心に回動可能なカム14Aに当接されている。
また、駆動ギア71A及び凹凸円板状回転体1Aは、排出ローラ4の軸82(図13参照)の一端部に配置され、シート幅方向Nに移動可能となっている(図15参照)。駆動ギア71B及び凹凸円板状回転体1Bは、排出ローラ4の軸82の他端部に配置されている(図15参照)。
図13は、排出ローラ4の一端部側に設けられるローラガイド80Aの構成を示す要部拡大図である。図13では図示されないが、排出ローラ4の他端部側に設けられるローラガイドの構成に関しても同様である。図13に示されるように、凹凸円板状回転体1Aは、ローラガイド80Aで軸方向(シート幅方向N)に移動可能に軸82に保持されている。同様に、駆動ギア71Aは、ローラガイド80Aで軸方向(シート幅方向N)に移動可能に軸82に保持されている。軸82には回転止めとしてDカットされたDカット面4Eが形成されている。そして、凹凸円板状回転体1Aと駆動ギア71Aに形成される嵌合穴もDカット形状に加工されて軸方向に移動可能に保持されると共に、軸82の駆動を凹凸円板状回転体1Aと駆動ギア71Aに伝達する。
ローラガイド80Aに取り付けられたラック181A(図12参照)は、シート綴じ装置200に保持されているピニオンギア182A(図12参照)により駆動する。そうすることで、ローラガイド80Aは、シート幅方向Nで矢印Aの方向に移動可能となっている。
図14は、排出ローラ4及び凹凸円板状回転体2Aの構成を示す要部拡大図である。図14に示されるように、凹凸円板状回転体2Aと駆動ギア72Aを保持するリンク161Aは、支持板ガイド83Aによってシート幅方向Nに移動可能にシート綴じ装置200に取り付けられている。
図15は、ローラガイド80Aが排出ローラ4から離間した状態を示す構成図である。図16は、ローラガイド80Aが排出ローラ4に接近した状態を示す構成図である。図15及び図16に示されるように、ローラガイド80Aに取り付けられたラック181Aがシート綴じ装置200に設けられているピニオンギア182Aにより駆動することで、ローラガイド80Aはシート幅方向Nに移動可能になっている。
また、同様に、支持板ガイド83Aに取り付けられたラック84Aがシート綴じ装置200に設けられているピニオンギア85Aにより駆動することで、支持板ガイド83Aはシート幅方向Nに移動可能となっている(図14参照)。
綴じを行うシートSの幅に応じて、ピニオンギア182A、85Aを駆動し、ローラガイド80と支持板ガイド83の位置を移動することで、様々な大きさのシートSに対して、綴じ動作を行うことが可能となる。また、本実施例とは別に、綴じ手段であるローラ対を、端部に複数設け選択的に綴じ状態とすることで、幅方法に対する綴じ位置を、選択することも可能である。
実施例1及び2の構成によれば、シート束Sを2枚のシートで包んで1部とする成果物を形成する場合に、その成果物が効率良く生成できる。
なお、画像形成装置が、シート束Sを金属製の綴じ針で綴じる綴じ手段を備える構成であっても良い。そして、操作部70は、ユーザが金属製の綴じ針で綴じる指定操作が可能である構成であっても良い。この場合に、コントローラ50は、ユーザがシート束Sを金属製の綴じ針で綴じるとの操作情報を受信した場合には、綴じ手段の駆動を制御する構成であっても良い。同時に、コントローラ50は、ユーザがシート束Sを凹凸形状で綴じるとの操作情報を受信した場合には、リンク11A、カム12A及びリンク11B、カム12Bの少なくとも一方の駆動を制御する構成であっても良い。
1A 凹凸円板状回転体(第1下側凹凸回転体)(凹凸回転体対)
1B 凹凸円板状回転体(第2下側凹凸回転体)(凹凸回転体対)
2A 凹凸円板状回転体(第1上側凹凸回転体)(凹凸回転体対)
2B 凹凸円板状回転体(第2上側凹凸回転体)(凹凸回転体対)
5 搬送ベルト(搬送手段)
200 シート綴じ装置(シート搬送装置)
S シート束
S1 最下位シート
S2 シート束(介在シート)
S3 最上位シート
1B 凹凸円板状回転体(第2下側凹凸回転体)(凹凸回転体対)
2A 凹凸円板状回転体(第1上側凹凸回転体)(凹凸回転体対)
2B 凹凸円板状回転体(第2上側凹凸回転体)(凹凸回転体対)
5 搬送ベルト(搬送手段)
200 シート綴じ装置(シート搬送装置)
S シート束
S1 最下位シート
S2 シート束(介在シート)
S3 最上位シート
Claims (6)
- シート束を搬送する搬送手段と、
外周面に複数の凹凸が形成され、前記搬送手段で搬送されるシートを挟んで回転することによりシートに凹凸を形成する凹凸回転体対と、を備え、
前記搬送手段で搬送されるシート束は、シート束を形成する最下位と最上位のシートのシート搬送方向と直交する幅方向の両端部を、シート束を形成する他のシートの幅方向の両端部から突出するよう配置されるとともに、
前記凹凸回転体対は、前記搬送手段の幅方向の両端に配設され、前記搬送手段により搬送されるシート束の最下位、最上位シートの幅方向の突出部を挟んで回転することにより凹凸を形成することを特徴とするシート処理装置。 - 前記凹凸回転体対を幅方向に移動する移動手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
- 前記搬送手段の幅方向の一端部に配設された前記凹凸回転体対の一方の間を接離させる第1接離駆動手段と、
前記搬送手段の幅方向の他端部に配設された前記凹凸回転体対の他方の間を接離させる第2接離駆動手段と、
ユーザがシート束の綴じ位置を指定操作する操作部と、
前記操作部からの操作信号に基づいて前記第1接離駆動手段及び前記第2接離駆動手段の駆動を制御するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、前記第1接離駆動手段及び前記第2接離駆動手段の駆動を別個独立に制御可能で、前記凹凸回転体対の一方、及び、前記凹凸回転体対の他方を別個独立に接離可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート処理装置。 - ユーザが前記操作部で最上位シート及び最下位シートのシート搬送方向の下流側を凹凸形状で綴じてシート搬送方向の上流側を凹凸形状で綴じないことを指定操作した場合には、
前記コントローラは、
前記第1接離駆動手段の駆動を制御して、シート束のシート搬送方向の下流側が通過するときに前記凹凸回転体対の一方を接触し、かつ、シート束のシート搬送方向の上流側が通過するときに前記凹凸回転体対の一方を離間する動作、及び、
前記第2接離駆動手段の駆動を制御して、シート束のシート搬送方向の下流側が通過するときに前記凹凸回転体対の他方を接触し、かつ、シート束のシート搬送方向の上流側が通過するときに前記凹凸回転体対の他方を離間する動作といった2つの動作の少なくともいずれか1つの動作をさせることを特徴とする請求項3に記載のシート処理装置。 - シート束を金属製の綴じ針で綴じる綴じ手段を備え、
前記操作部は、ユーザが金属製の綴じ針で綴じる指定操作が可能であり、
前記コントローラは、ユーザがシート束を金属製の綴じ針で綴じるとの操作情報を受信した場合には、前記綴じ手段の駆動を制御し、ユーザがシート束を凹凸形状で綴じるとの操作情報を受信した場合には、前記第1接離駆動手段及び前記第2接離駆動手段の少なくとも一方の駆動を制御することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のシート処理装置。 - 画像を形成する画像形成部と、
請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のシート処理装置と、
を備えることを特徴とする
画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010205268A JP2012062129A (ja) | 2010-09-14 | 2010-09-14 | シート処理装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010205268A JP2012062129A (ja) | 2010-09-14 | 2010-09-14 | シート処理装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012062129A true JP2012062129A (ja) | 2012-03-29 |
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ID=46058252
Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2010
- 2010-09-14 JP JP2010205268A patent/JP2012062129A/ja active Pending
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