JP2012061337A5 - 画像処理方法、画像処理装置、断層像撮像システム及び、コンピュータプログラム - Google Patents

Description

上述の課題を解決するための本願発明は、被検眼を断層像撮像装置で撮像して得られた断層画像を処理する画像処理方法であって、
断層画像における偽像領域を特定する特定工程と、
前記断層画像の前記偽像領域でない領域における前記被検眼の網膜を構成する層の境界を第１の方法で検出する第１の検出工程と、
前記断層画像の前記偽像領域における前記被検眼の網膜を構成する層の境界を、前記第１の方法とは異なる第２の方法で前記偽像領域の輝度値に基づき検出する第２の検出工程と、
前記断層画像に前記検出された層の境界を示す線を重畳して表示させる表示工程と、
を有することを特徴とする。

Claims (19)

1. 被検眼を断層像撮像装置で撮像して得られた断層画像を処理する画像処理方法であって、
   断層画像における偽像領域を特定する特定工程と、
   前記断層画像の前記偽像領域でない領域における前記被検眼の網膜を構成する層の境界を第１の方法で検出する第１の検出工程と、
   前記断層画像の前記偽像領域における前記被検眼の網膜を構成する層の境界を、前記第１の方法とは異なる第２の方法で前記偽像領域の輝度値に基づき検出する第２の検出工程と、
   前記断層画像に前記検出された層の境界を示す線を重畳して表示させる表示工程と、
   を有することを特徴とする画像処理方法。
2. 前記第１の方法と前記第２の方法とでは、層検出のアルゴリズム及び層境界の検出に用いるパラメータの少なくともいずれかが異なることを特徴とする請求項１に記載の画像処理方法。
3. 前記第２の検出工程では、前記偽像領域の輝度値と前記第１の方法で検出された層の境界の位置とに基づき前記偽像領域における前記層の境界を検出することを特徴とする請求項１又は２に記載の画像処理方法。
4. 前記特定工程では、断層画像及び前記被検眼の眼底画像の少なくともいずれかを用いて、血管領域及び白斑領域の少なくともいずれかを抽出し、該抽出された領域に対応する前記断層画像の領域を偽像領域として特定することを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載の画像処理方法。
5. 前記特定工程では、前記血管領域または白斑領域に対応する前記断層画像の領域に輝度が減弱された偽像領域があるか否かを判定することを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載の画像処理方法。
6. 前記特定工程は、前記断層画像において検出される所定の層境界の候補点の連結性に基づいて前記偽像領域を特定することを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載の画像処理方法。
7. 前記特定工程は、前眼部側からみて前記網膜の血管領域の奥側にある領域を偽像領域として特定する請求項１乃至３のいずれか１項に記載の画像処理方法。
8. 請求項１乃至７のいずれか１項に記載の画像処理方法を実行する画像処理装置であって、
   前記特定工程を実行する特定手段と、
   前記第１の検出工程及び第２の検出工程を実行する検出手段と、
   前記表示工程を実行する表示手段と、
   を有することを特徴する画像処理装置。
9. 請求項８に記載の画像処理装置と、
   断層像撮影装置と、
   を有することを特徴とする断層像撮像システム。
10. 被検眼を断層像撮像装置で撮影し得られた断層画像を処理する画像処理装置であって、
    断層画像における偽像領域を特定する特定手段と、
    前記断層画像の前記偽像領域でない領域における前記被検眼の網膜を構成する層の境界を該領域の輝度値に基づき第１の方法で検出するとともに、前記断層画像の偽像領域における前記被検眼の網膜を構成する層の境界を前記偽像領域の輝度値に基づき第１の方法とは異なる第２の方法で検出する検出手段と、
    前記断層画像に前記検出された層の境界を示す線を重畳して表示する表示手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
11. 前記第１の方法と前記第２の方法とでは、層検出のアルゴリズム及び層境界の検出に用いるパラメータの少なくともいずれかが異なることを特徴とする請求項１０に記載の画像処理装置。
12. 前記検出手段は前記第２の検出では、前記偽像領域の輝度値と前記第１の方法で検出された層の境界の位置とに基づき前記偽像領域における前記層の境界を検出することを特徴とする請求項１０又は１１に記載の画像処理装置。
13. 前記特定手段は、断層画像及び前記被検眼の眼底画像の少なくともいずれかを用いて、血管領域及び白斑領域の少なくともいずれかを抽出し、該抽出された領域に対応する前記断層画像の領域を偽像領域として特定することを特徴とする請求項１０乃至１２のいずれか１項に記載の画像処理装置。
14. 前記特定手段は、前記血管領域または白斑領域に対応する前記断層画像の領域に輝度が減弱された偽像領域があるか否かを判定することを特徴とする請求項１０乃至１２のいずれか１項に記載の画像処理装置。
15. 前記特定手段は、前記断層画像において検出される所定の層境界の候補点の連結性に基づいて前記偽像領域を特定することを特徴とする請求項１０乃至１２のいずれか１項に記載の画像処理装置。
16. 前記特定手段は、前眼部側からみて前記網膜の血管領域の奥側にある領域を偽像領域として特定する請求項１０乃至１２のいずれか１項に記載の画像処理装置。
17. 被検眼を断層像撮像装置で撮影し得られた断層画像を処理する画像処理方法であって、
    前記断層画像における前記被検眼の網膜を構成する層の境界を層の輝度値に基づき第１の方法で検出する第１の検出工程と、
    前記第１の検出工程にて検出された層の境界が非連結となっている領域を特定する特定工程と、
    前記特定された領域における層の境界を前記第１の方法とは異なる第２の方法で前記特定された領域の輝度値に基づき検出する第２の検出工程と、
    前記断層画像に前記検出された層の境界を示す線を重畳して表示する表示工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
18. 被検眼を断層像撮像装置で撮影し得られた断層画像を処理する画像処理装置であって、
    前記断層画像における前記被検眼の網膜を構成する層の境界を層の輝度値に基づき第１の方法で検出する第１の検出手段と、
    前記第１の検出手段が検出した層の境界が非連結となっている領域を特定する特定手段と、
    前記特定された領域における層の境界を前記第１の方法とは異なる第２の方法で前記特定された領域の輝度値に基づき検出する第２の検出手段と、
    前記断層画像に前記検出された層の境界を示す線を重畳して表示する表示手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
19. コンピュータに、請求項１乃至７、及び１７のいずれか１項に記載の画像処理方法を実行させるためのコンピュータプログラム。