JP2012061033A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステージの前後方向の幅を狭く形成した場合でも、2層構造のステージを形成して、上段から下段ステージに誘導される際の遊技球の動きを複雑で興趣のある動きにさせることができる弾球遊技機とする。
【解決手段】弾球遊技機10において、ステージ100が、遊技板31の板面からみて球1個分以上2個分未満後方位置までのスペースSに配置されて2層構造に形成され、下段ステージ120は、前方端部121aが遊技板の板面と面一又は板面より後方に形成され、球を入賞口に入賞し易い又はし難い方向に誘導する下段誘導手段122を備え、上段ステージ110は、下段ステージに平面視で重なる位置に形成され、球を落下させる上段誘導手段112を備え、両ステージ間には、平面視で下段ステージの前方端部と透明板の間で、上段ステージより前方に配置され、上段ステージから落下した球を下段ステージへ誘導するステージ間連絡部材130を有している。
【選択図】図4

Description

本発明は弾球遊技機に関し、特に、遊技球が転動するステージを有する弾球遊技機に関するものである。
従来、パチンコ遊技機等の弾球遊技機においては、その遊技盤の遊技領域に入賞口が配設されており、その上方に、遊技球を転動させると共に遊技球を入賞口に入賞し易い方向に誘導したり入賞口に入賞し難い方向に誘導したりする誘導手段を設けたステージが配設されているものがある。また、弾球遊技機の中には、前記したステージが上段ステージと下段ステージの2層のステージを有しており、上段ステージに誘導された遊技球が転動して、その少なくとも一部が下段ステージに誘導されるようになっているものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−93630号公報
ここで、前記した特許文献1に記載した遊技機のように、上段ステージと下段ステージを配設する箇所における遊技機の前後方向の奥側のスペースに余裕がある場合には、上段ステージと下段ステージの前後方向における配設レイアウトや、上段ステージ自体、下段ステージ自体の前後方向の幅を広く取ることができる。その結果、例えば、上段ステージと下段ステージが所謂階段状に形成され、奥側に形成された上段ステージ上で転動した遊技球がその前方から転がり落ち、手前側の下方に階段状に形成された下段ステージにその遊技球が受け止められて、その下段ステージでも転動する、というように、遊技球のステージにおける転動を楽しめるステージレイアウトを構成することができる。
しかしながら、ステージを配設する箇所における遊技機の前後方向の奥側に大型の可動役物が配設されている等の種々の理由で、ステージにおける遊技機の前後方向の幅を広く形成することが不可能な遊技機もあり、そのような遊技機では、ステージの前後方向の幅(奥行)が遊技球1個程度(1個以上2個未満)しか取れない場合もある。このようにステージの前後方向の幅が遊技球1個程度しかない場合に、ステージを上段ステージと下段ステージの2層構造にしようとしても、遊技球を上段ステージから下段ステージに誘導する構造として前後方向の配置位置をずらして上段ステージと下段ステージを階段状に配置するような構造を形成することができず、結果的に2層構造のステージを採用することができない場合があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ステージ自体及びステージ構成における前後方向の幅を狭く形成せざるを得ない場合でも、上段ステージと下段ステージの2層構造のステージを形成することができ、しかも、上段ステージ上及び上段ステージから下段ステージに誘導される際の遊技球の動きを単調でなく複雑で興趣のある動きにさせることができる弾球遊技機を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の発明は、枠体に設けられた透明板の後方に配置されて該透明板と対向する遊技板の板面に形成されたガイドレールによって区画形成され、発射された遊技球が流下する遊技領域に、遊技球が入賞する入賞口と、前記入賞口の上方に配設され、遊技球を前記入賞口に入賞し易い方向に誘導したり前記入賞口に入賞し難い方向に誘導したりする誘導手段を設けたステージと、を有しており、前記ステージは、前記遊技板の板面からみて遊技球1個分以上2個分未満後方位置までのスペースに配置されており、かつ、上段ステージと下段ステージの2層構造に形成されており、前記下段ステージは、その前方端部が前記遊技板の板面と面一又は板面より後方となるように形成されており、転がり込んだ遊技球を転動させる下段転動面を備え、遊技球を前記入賞口に入賞し易い方向に誘導したり前記入賞口に入賞し難い方向に誘導したりする下段誘導手段を備えており、前記上段ステージは、前記下段ステージより上方位置で、かつ、前記下段ステージに平面視で重なる位置に形成されており、転がり込んだ遊技球を転動させる上段転動面を備え、前記上段転動面から遊技球を前方に落下させる上段誘導手段を備えており、前記上段ステージと前記下段ステージの上下方向の間には、平面視で前記下段ステージの前方端部と前記透明板の間で、かつ、前記上段ステージよりも前方に配置されており、前記上段ステージの前記上段誘導手段から前方に落下した遊技球を受け止めて前記下段ステージの前記下段転動面へ誘導するステージ間連絡部材を有している弾球遊技機としたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、ステージが、遊技板の板面からみて遊技球1個分以上2個分未満後方位置までのスペースに配置され、上段と下段の2層構造に形成されており、上段ステージが下段ステージに平面視で重なる位置に形成されており、上段ステージと下段ステージの間には、平面視で下段ステージの前方端部と透明板の間で、かつ、上段ステージよりも前方に配置され、上段ステージから前方に落下した遊技球を受け止めて下段ステージへ誘導するステージ間連絡部材を有していることで、ステージ自体及びステージ構成における前後方向の幅を狭く形成せざるを得ない場合でも、上段ステージと下段ステージの2層構造のステージを形成することができ、しかも、上段ステージ上及び上段ステージから下段ステージに誘導される際の遊技球の動きを単調でなく複雑で興趣のある動きにさせることができる。また、ステージ間連絡部材が上段ステージ及び下段ステージよりも前方に配置されている構造であるため、ステージ間連絡部材を容易に設置することができる。
本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機を表面側からみた斜視図である。 同パチンコ遊技機を背面側からみた斜視図である。 同パチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。 同パチンコ遊技機のステージの斜視図である。 同パチンコ遊技機のステージの正面図である。 同パチンコ遊技機のステージの平面図である。 同パチンコ遊技機のステージの右側面図である。 図5のA−A断面図である。 同パチンコ遊技機のステージから上段ステージとステージ間連絡部材を取り外した状態の斜視図である。 同パチンコ遊技機のステージから上段ステージとステージ間連絡部材を取り外した状態の正面図である。 同パチンコ遊技機のステージから上段ステージとステージ間連絡部材を取り外した状態の平面図である。 同パチンコ遊技機のステージから上段ステージとステージ間連絡部材を取り外した状態の右側面図である。 図10のB−B断面図である。
以下、本発明の実施の形態における弾球遊技機について図面を参照しながら説明する。なお、本発明の実施の形態では、弾球遊技機としてパチンコ遊技機を例に説明している。図1は、本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機を表面側からみた斜視図であり、図2は、同パチンコ遊技機を背面側からみた斜視図である。
本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機10は、図1に示すように、外枠11、前枠12、窓枠13及び当該窓枠13に覆われた遊技盤30(後述)などを備えている。また、パチンコ遊技機10の背面には、図2に示すように、液晶ディスプレイ型の演出表示装置37(後述)などの表示制御や、可動役物及びLEDなどによる遊技演出の制御を行う表示演出サブ基板21、各種遊技音の出力制御を行う音サブ基板22、入賞時におけるパチンコ遊技機10の動作等を含むパチンコ遊技機10の主要な動作を制御する主基板23、パチンコ球(遊技球)の払い出し動作を制御する払出基板24、各基板等に電源を供給する電源基板25等の各種基板が例えば透明ケースに収納された状態で取り付けられている。
具体的に、外枠11は、パチンコホールの台島に設置されており、図1に示すように、前後面が開口するように四角筒状に形成されている。前枠12は、外枠11の前端面に左側辺部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。また、この前枠12の前面下部には、上面が開口する下皿14と、上面が開口する上皿15とが固定されている。
下皿14の右端周辺にはハンドル台16が固定されており、ハンドル台16には発射ハンドル19が回動自在に装着されている。この発射ハンドル19の後方には発射モータが固定されており、発射モータの回転軸には打球槌が連結されている。この発射モータは打球槌の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル19が回動操作されたときには発射モータに駆動電源が供給される。その結果、打球槌が駆動して上皿15内のパチンコ球が弾き出される。
窓枠13は前枠12の前面に装着されている。この窓枠13は前枠12と一体となって、前記した軸を中心に回動可能となっており、この窓枠13と前枠12とで本発明の枠体を構成している。この窓枠13には円形孔状の窓部17が形成されており、窓部17の内周面には透明なガラスやアクリル等からなる透明板17aが固定されている。この窓枠13の左上隅部及び右上隅部の裏面には、遊技音を出力するスピーカ18が固定されている。また、窓枠13には複数の装飾LEDが固定されている。
上述の遊技盤30は、前枠12の後面に装着されている。以下、この遊技盤30及び遊技盤30に備えられる各構成部材について図3を参照して詳細に説明する。図3は、本発明の実施の形態における遊技盤30の正面図である。この遊技盤30は、上述のように前枠12の後面に装着されており、窓枠13の透明板17aに前方から覆われている。
遊技板31は、その板面(遊技盤30の盤面)等に遊技盤30の有する各構成部材を固定するための板である。ガイドレール32は、この遊技板31の前記透明板17aと対向する表面側の板面に固定されて、この遊技板31上に、パチンコ球の発射通路31aと、発射されたパチンコ球が転動しながら流下する遊技領域31bとを区画形成する。遊技盤30における遊技領域31bのほぼ中央部には、遊技板31に貫設された開口部38が形成されている。この開口部38の周縁には、センター装飾部材40が形成されている。また、開口部38の下部を覆うように、後述するステージ100が形成されている。
また、遊技領域31bにおいては、遊技板31に形成された開口部38の周囲の少なくとも一部に、パチンコ球が転動しながら流下するようになっている。本実施の形態では、ガイドレール32と開口部38との間の領域で、開口部38の上方から左方及び右下方までの領域にパチンコ球が流下するようになっている。
また、遊技領域31bにおける遊技板31の板面上には、パチンコ球の流下方向を変化させる複数の遊技釘(障害部材)39が打ち込まれている。上述の打球槌が弾いたパチンコ球は、発射通路31aを通して遊技領域31b内に放出される。そして、遊技領域31bに放出されたパチンコ球は、遊技釘39に当たって転動しながら遊技領域31bを流下し、最終的に何れかの入賞口又は遊技領域31bの最下方に位置するアウト口36に入るようになっている。
また、遊技板31に貫設された開口部38の後方には、カラー液晶ディスプレイ等を用いた演出表示装置37が設けられている。この演出表示装置37は、大当り遊技状態を発生させるか否かの判定結果に基づき変動演出表示を行う広い面積の表示画面37aを有しており、当該表示画面37aが開口部38からパチンコ遊技機10の前方に向けて臨むようになっている。
また、遊技領域31b内において、演出表示装置37の下方には、本発明の入賞口としての始動入賞口33が配置されている。この始動入賞口33は、パチンコ球が入賞することによって、遊技者に有利な大当り遊技状態を発生させるか否かの判定を行う起点となるものであり、上方に開口するポケット状に形成されており、開閉可能な一対の可動片33xを備えている。始動入賞口33は、可動片33xが閉塞されているときには開口面積が小さくなってパチンコ球が入賞し難くなり、可動片33xが開放されているときには開口面積が大きくなってパチンコ球が入賞し易くなる。
また、始動入賞口33の下方には、大入賞口34が配置されている。この大入賞口34は図示しないアクチュエータの作動により開閉する開閉扉34aを備えており、この開閉扉34aは、遊技状態が大当り遊技状態になると開口し、その際には大入賞口34が上方に向かってポケット状に幅広く開口し、多数のパチンコ球が同時かつ連続的に大入賞口34に入賞可能となる。
また、遊技領域31bの所定位置(本実施の形態では、開口部38の周縁に装着されたセンター装飾部材40の左側方)にはワープ通路90が設けられており、遊技領域31bにおけるパチンコ球が流下する途中(本実施の形態では、開口部38の周縁に装着されたセンター装飾部材40の左側方の上部)にワープ通路90の球入口91が形成されており、また、遊技領域31bにおけるステージ100付近(本実施の形態では、開口部38の周縁に装着されたセンター装飾部材40の左側方の下部でステージ100に繋がる位置)にワープ通路90の球出口92が形成されている。そして、本実施の形態では、遊技領域31bに転動するパチンコ球が、球入口91からワープ通路90に入り、当該ワープ通路90内を通って、球出口92から放出されることで、パチンコ球がステージ100に誘導されるようになっている。
また、遊技領域31b内の所定位置には、パチンコ球が入賞可能な一般入賞口35が上方に開口するポケット状に形成されている(本実施の形態では、遊技領域31bの左下部に複数の一般入賞口35が形成されている)。
以下、本実施の形態におけるステージ100について図4〜図13を参照して詳細に説明する。図4は、本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機のステージの斜視図であり、図5は、同パチンコ遊技機のステージの正面図であり、図6は、同パチンコ遊技機のステージの平面図であり、図7は、同パチンコ遊技機のステージの右側面図であり、図8は、図5のA−A断面図である。また、図9は、本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機のステージから上段ステージとステージ間連絡部材を取り外した状態の斜視図であり、図10は、同パチンコ遊技機のステージから上段ステージとステージ間連絡部材を取り外した状態の正面図であり、図11は、同パチンコ遊技機のステージから上段ステージとステージ間連絡部材を取り外した状態の平面図であり、図12は、同パチンコ遊技機のステージから上段ステージとステージ間連絡部材を取り外した状態の右側面図であり、図13は、図10のB−B断面図である。
本実施の形態におけるステージ100は、図3に示すように、センター装飾部材40の下部に配設され、本発明の入賞口としての始動入賞口33の上方に配設されており、パチンコ球を始動入賞口33に入賞し易い方向に誘導したり始動入賞口33に入賞し難い方向に誘導したりする誘導手段が設けられたものである。
また、前記ステージ100は、図7及び図8に示すように、遊技板31の板面からみて遊技球1個分以上2個分未満後方位置までのスペースSに配置されており、かつ、上段ステージ110と下段ステージ120の2層構造に形成されており、より詳しくは、上段ステージ110、下段ステージ120及びステージ間連絡部材130を有した構成となっている。以下、各部材について詳しく説明する。
上段ステージ110は、図4〜図8に示すように、下段ステージ120より上方位置で、かつ、下段ステージ120に平面視でほぼ重なる位置に形成されている。また、上段ステージ110は、ワープ通路90の球出口92の右側に連通するように設けられており、当該球出口92から放出されて転がり込んだパチンコ球を転動させる略平面状(本実施の形態では、多少の起伏を有している)の上段転動面111を備えている。この上段転動面111は、演出表示装置37の下部が後方に配置されている、センター装飾部材40の下部に配設されており、演出表示装置37の表示画面37aの下部を略覆う程度の左右幅に形成されている。また、上段転動面111の前後方向の幅は、上段転動面111の前後に形成された壁部111a,111bによってパチンコ球1個分以上2個分未満に形成されている。すなわち、この上段ステージ110の上段転動面111では、転動するパチンコ球が当該上段転動面111上ですれ違うことができない状態になっている。なお、本実施の形態では、上段転動面111の壁部111a,111bは、上段ステージ110の前方端部及び後方端部と同じ位置となっている。
また、この上段転動面111の前側には、図4及び図6に示すように、本発明の上段誘導手段,誘導手段としての上段誘導切欠部112が形成されている。この上段誘導切欠部112は、上段転動面111上に転動しているパチンコ球が前方の下方に落下することが可能となるように切り欠かれたように形成されており、また、パチンコ球が前方に転がり易いように前方に傾いた傾斜が付けられている。また、本実施の形態では、上段ステージ110の上段転動面111における中心部から見て左側と右側の2箇所に、上段誘導切欠部112が形成されている。また、本実施の形態では、上段転動面111が「W」の字を左右に延ばしたような緩い起伏が形成されており、前記した2箇所の上段誘導切欠部112は起伏のうちの2箇所の底部に形成されている。なお、このステージ100は、その上段ステージ110の上段転動面111の前方の端部に形成された壁部111aが、遊技板31の板面と面一又は板面より前方に突出して形成されており、本実施の形態では、壁部111aが遊技板31の板面と略面一となるように配置されている。
また、この上段転動面111の左右方向の起伏の中央の頂部の後側には、図4及び図6に示すように、本発明の上段誘導手段,誘導手段としての上段誘導路113が形成されている。この上段誘導路113は、パチンコ球が1個通過可能に形成された略垂直の通路であり、ここに入ったパチンコ球は、ここと連通する下段誘導路(後述)122を介して、始動入賞口33に入賞し易い位置に誘導されるようになっている。なお、本実施の形態では、上段誘導路113の前側の上段転動面111の一部(後側部分)は、前記した上段誘導切欠部112とは逆に、後方に傾いた傾斜が付けられており、ここに乗ったパチンコ球が後方の上段誘導路113に転がり易くなるようになっている。
下段ステージ120は、図9〜図13に示すように、その前方端部121aが遊技板31の板面と面一又は板面より後方となるように形成されており、上段ステージ110よりも下方でかつ平面視にて前後方向が上段ステージ110にほぼ重なる位置に配置されており、転がり込んだパチンコ球を転動させる略平面状(本実施の形態では、多少の起伏を有している)の下段転動面121を備えている。この下段転動面121は、上段転動面111よりも若干左右幅が小さく形成されている。また、下段転動面121の前後方向の幅は、下段転動面121の前後に形成された壁部121a,121bによってパチンコ球1個分以上2個分未満に形成されている。すなわち、この下段ステージ120の下段転動面121では、上段転動面111と同様に、転動するパチンコ球が当該下段転動面121上ですれ違うことができない状態になっている。なお、本実施の形態では、下段転動面121の壁部121a,121bは、下段ステージ120の前方端部及び後方端部と同じ位置となっている。
また、この下段転動面121の前側には、図9及び図11に示すように、本発明の下段誘導手段,誘導手段としての下段誘導切欠部123が形成されている。この下段誘導切欠部123は、下段転動面121上に転動しているパチンコ球が前方の下方に落下することが可能となるように切り欠かれたように形成されており、また、パチンコ球が前方に転がり易いように前方に傾いた傾斜が付けられている。また、本実施の形態では、下段ステージ120の下段転動面121における中心部から見て左側と右側の2箇所に、下段誘導切欠部123が形成されている。また、本実施の形態では、上段転動面111と同様に、下段転動面121が「W」の字を左右に延ばしたような緩い起伏が形成されており、前記した2箇所の下段誘導切欠部123は起伏のうちの2箇所の底部に形成されている。なお、このステージ100は、その下段ステージ120の下段転動面121の前方の端部に形成された壁部121aが、上段転動面111の前方の端部より平面視にて遊技球半個分以下のずれに収まるように重なる位置に形成されており、本実施の形態では、壁部121aが遊技板31の板面及び前記した上段ステージ110の上段転動面111の前方の端部に形成された壁部111aと略面一、すなわち遊技板31の板面と略面一となるように配置されている。
また、この下段転動面121の左右方向の起伏の中央の頂部の後側には、図9及び図11に示すように、本発明の下段誘導手段,誘導手段としての下段誘導路122が形成されている。この下段誘導路122は、パチンコ球が1個通過可能に形成された略L字状の通路であり、ここに入ったパチンコ球は、下段転動面121の下側を後方から前方に抜けて、遊技板31の板面における始動入賞口33に入賞し易い位置に配置された誘導出口124に誘導されるようになっている。また、この下段誘導路122は、上方に上段誘導路113が形成されており、上段誘導路113から連通した構成となっている。なお、本実施の形態では、下段誘導路122の前側の下段転動面121の一部(後側部分)は、前記した下段誘導切欠部123とは逆に、後方に傾いた傾斜が付けられており、ここに乗ったパチンコ球が後方の下段誘導路122に転がり易くなるようになっている。
なお、本実施の形態では、前記した下段誘導路122と下段誘導切欠部123の双方で、パチンコ球(遊技球)を始動入賞口(入賞口)33に入賞し易い方向に誘導したり始動入賞口(入賞口)33に入賞し難い方向に誘導したりする本発明の下段誘導手段を構成している。すなわち、下段誘導路122がパチンコ球(遊技球)を始動入賞口(入賞口)33に入賞し易い方向に誘導する下段誘導手段であり、下段誘導切欠部123がパチンコ球(遊技球)を始動入賞口(入賞口)33に入賞し難い方向に誘導する下段誘導手段である。
ステージ間連絡部材130は、図4〜図8に示すように、上下方向において上段ステージ110と下段ステージ120の間に配置されており、平面視にて下段ステージ120の前方端部121aと透明板17aの間で、かつ、少なくとも一部が上段ステージ110及び下段ステージ120よりも前方に配置されている。また、このステージ間連絡部材130は、少なくとも上段ステージ110の上段誘導切欠部112から前方に落下したパチンコ球を受け止めて下段ステージ120の下段転動面121へ誘導することが可能なように、略平面状(本実施の形態では、左右端部から中央に向けて多少下方に傾斜している)でパチンコ球が1個は通過可能な前後方向の幅を有している。なお、本実施の形態では、前後方向の幅は、パチンコ球1個分以上2個分未満に形成されているが、スペースが許せばパチンコ球2個分以上の幅に形成されていても良い。また、本実施の形態では、図4及び図6に示すように、ステージ間連絡部材130の前方の端部に壁部133を有しており、ステージ間連絡部材130からは前方にパチンコ球が落下しないように構成されている。また、ステージ間連絡部材130の中央部には、図4及び図6に示すように、前後方向に延びる複数の溝部からなる誘導溝131及び下段ステージ120に連通する連通口132が形成されており、誘導溝131のうちの中央の溝部に乗ったパチンコ球は、下段ステージ120の下段転動面121を介して下段誘導路122に誘導され易くなっている。また、その他の溝部(本実施の形態では中央の溝部の左右に1つずつ形成された溝部)に乗ったパチンコ球は、下段ステージ120の下段転動面121を介して下段誘導路122からは外れて下段誘導切欠部123に誘導され易くなっている。
なお、前記したように、ステージ100は、遊技板31の板面からみて遊技球1個分以上2個分未満後方位置までのスペースSに配置されているが、本実施の形態では、遊技板31の板面と面一となっている上段ステージ110の前方端部である上段転動面111の前方の壁部111a及び下段ステージ120の前方端部である下段転動面121の前方の壁部121aから、上段ステージ110の後方端部である上段転動面111の後方の壁部111b及び下段ステージ120の後方端部である下段転動面121の後方の壁部121bまでがスペースSの範囲に配置されている。
また、本実施の形態では、ステージ100の後方位置の一部分のみに本発明におけるスペースS以上のスペースが存在していたため、当該位置を利用して、本発明の下段誘導手段,誘導手段としての下段誘導路122を、スペースSの範囲を超えて後方に配置しているものである。
以上のように、本実施の形態のパチンコ遊技機(弾球遊技機)10は、枠体(前枠12及び窓枠13)に設けられた透明板17aの後方に配置されて該透明板17aと対向する遊技板31の板面に形成されたガイドレール32によって区画形成され、発射されたパチンコ球(遊技球)が流下する遊技領域31bに、パチンコ球(遊技球)が入賞する始動入賞口(入賞口)33と、前記始動入賞口(入賞口)33の上方に配設され、パチンコ球(遊技球)を前記始動入賞口(入賞口)33に入賞し易い方向に誘導したり前記始動入賞口(入賞口)33に入賞し難い方向に誘導したりする誘導手段を設けたステージ100と、を有しており、前記ステージ100は、前記遊技板31の板面からみてパチンコ球(遊技球)1個分以上2個分未満後方位置までのスペースSに配置されており、かつ、上段ステージ110と下段ステージ120の2層構造に形成されており、前記下段ステージ120は、その前方端部121aが前記遊技板31の板面と面一又は板面より後方となるように形成されており、転がり込んだパチンコ球(遊技球)を転動させる下段転動面121を備え、パチンコ球(遊技球)を前記始動入賞口(入賞口)33に入賞し易い方向に誘導したり前記始動入賞口(入賞口)33に入賞し難い方向に誘導したりする下段誘導路(下段誘導手段)122及び下段誘導切欠部(下段誘導手段)123を備えており、前記上段ステージ110は、前記下段ステージ120より上方位置で、かつ、前記下段ステージ120に平面視で重なる位置に形成されており、転がり込んだパチンコ球(遊技球)を転動させる上段転動面111を備え、前記上段転動面111からパチンコ球(遊技球)を前方に落下させる上段誘導切欠部(上段誘導手段)112を備えており、前記上段ステージ110と前記下段ステージ120の上下方向の間には、平面視で前記下段ステージ120の前方端部121aと前記透明板17aの間で、かつ、前記上段ステージ110よりも前方に配置されており、前記上段ステージ110の前記上段誘導切欠部(上段誘導手段)112から前方に落下したパチンコ球(遊技球)を受け止めて前記下段ステージ120の前記下段転動面121へ誘導するステージ間連絡部材130を有しているパチンコ遊技機(弾球遊技機)10としたことを特徴とする。
そして、本実施の形態のパチンコ遊技機(弾球遊技機)10によれば、ステージ100が、遊技板31の板面からみてパチンコ球(遊技球)1個分以上2個分未満後方位置までのスペースSに配置され、上段と下段の2層構造に形成されており、上段ステージ110が下段ステージ120に平面視で重なる位置に形成されており、上段ステージ110と下段ステージ120の間には、平面視で下段ステージ120の前方端部121aと透明板17aの間で、かつ、上段ステージ110よりも前方に配置され、上段ステージ110から前方に落下したパチンコ球(遊技球)を受け止めて下段ステージ120へ誘導するステージ間連絡部材130を有していることで、ステージ100自体及びステージ100構成における前後方向の幅を狭く形成せざるを得ない場合でも、上段ステージ110と下段ステージ120の2層構造のステージ100を形成することができ、しかも、上段ステージ110上及び上段ステージ110から下段ステージ120に誘導される際のパチンコ球(遊技球)の動きを単調でなく複雑で興趣のある動きにさせることができる。また、ステージ間連絡部材130が上段ステージ110及び下段ステージ120よりも前方に配置されている構造であるため、ステージ間連絡部材130を容易に設置することができる。
なお、以上説明した各実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。
例えば、前記した実施の形態では、弾球遊技機としてパチンコ遊技機を挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、アレンジボール等の他の弾球遊技機にも適用可能である。
また、前記した実施の形態では、入賞口に遊技球を誘導するステージとして、所謂始動入賞口33にパチンコ球を誘導するステージ100について説明してきたが、本発明におけるステージはこれに限るものではなく、所謂羽根物タイプのステージや、大入賞口に入賞後にパチンコ球を転動させるように構成されたステージ等、種々の入賞口に入賞した後のパチンコ球の動きを単調でなく複雑で興趣のある動きにさせることが目的の箇所にも適用することができる。
また、前記した実施の形態では、ステージ間連絡部材130は、その全部が上段ステージ110よりも前方に突出するように配置されていたが、本発明はこれに限るものではなく、上段ステージから下段ステージに遊技球を誘導可能な位置に配置されていれば、ステージ間連絡部材の後方の一部が上段ステージと重なっていて、ステージ間連絡部材の前方の一部が上段ステージから前方に突出するように配置されていても良い。
また、前記した実施の形態では、ステージ間連絡部材130は、上段ステージ110から落下してきた遊技球を全て下段ステージ120に誘導するようになっていたが、本発明はこれに限るものではなく、ステージ間連絡部材の一部に下段ステージには誘導されずに他の経路に誘導する手段(例えば、左右端部からステージ外の遊技領域に転がり出るように誘導する切欠部)等があっても良い。
また、前記した実施の形態では、ステージ間連絡部材130は1つの部材で構成されていたが、これに限るものではなく、本発明では、上段ステージ110と下段ステージ120を連絡する構成のものであれば、ステージ間連絡部材が複数に分かれて形成されていても良い。
10…パチンコ遊技機(弾球遊技機)、12…前枠(枠体)、13…窓枠(枠体)、17a…透明板、31…遊技板、31b…遊技領域、32…ガイドレール、33…始動入賞口(入賞口)、37…演出表示装置、37a…表示画面、38…開口部、39…遊技釘(障害部材)、40…センター装飾部材、90…ワープ通路、91…球入口、92…球出口、100…ステージ、110…上段ステージ、111…上段転動面、112…上段誘導切欠部(上段誘導手段,誘導手段)、120…下段ステージ、121…下段転動面、122…下段誘導路(下段誘導手段,誘導手段)、123…下段誘導切欠部(下段誘導手段,誘導手段)、130…ステージ間連絡部材

Claims (1)

  1. 枠体に設けられた透明板の後方に配置されて該透明板と対向する遊技板の板面に形成されたガイドレールによって区画形成され、発射された遊技球が流下する遊技領域に、
    遊技球が入賞する入賞口と、
    前記入賞口の上方に配設され、遊技球を前記入賞口に入賞し易い方向に誘導したり前記入賞口に入賞し難い方向に誘導したりする誘導手段を設けたステージと、
    を有しており、
    前記ステージは、前記遊技板の板面からみて遊技球1個分以上2個分未満後方位置までのスペースに配置されており、かつ、上段ステージと下段ステージの2層構造に形成されており、
    前記下段ステージは、その前方端部が前記遊技板の板面と面一又は板面より後方となるように形成されており、転がり込んだ遊技球を転動させる下段転動面を備え、遊技球を前記入賞口に入賞し易い方向に誘導したり前記入賞口に入賞し難い方向に誘導したりする下段誘導手段を備えており、
    前記上段ステージは、前記下段ステージより上方位置で、かつ、前記下段ステージに平面視で重なる位置に形成されており、転がり込んだ遊技球を転動させる上段転動面を備え、前記上段転動面から遊技球を前方に落下させる上段誘導手段を備えており、
    前記上段ステージと前記下段ステージの上下方向の間には、平面視で前記下段ステージの前方端部と前記透明板の間で、かつ、前記上段ステージよりも前方に配置されており、前記上段ステージの前記上段誘導手段から前方に落下した遊技球を受け止めて前記下段ステージの前記下段転動面へ誘導するステージ間連絡部材を有していることを特徴とする弾球遊技機。
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