JP2012059913A - 複合基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板にキャップ部材を良好に接合することができる複合基板の製造方法を提供する。
【解決手段】第1の治具部材20と第2の治具部材22の間に、複数個の複合基板になる部分を含む基板12の一方主面12aに未硬化の接合材を介してキャップ部材14が仮固定された接合体11を挟んだ状態で、加熱、冷却し、接合材を硬化させてキャップ部材14を基板12に完全に固定した後、接合体11を切断して複合基板になる部分を分割する。第1の治具部材20の接合体11に対向する対向面20aと第2の治具部材22の接合体11に対向する対向面22aとの少なくとも一方が凸状に形成されている。第1の治具部材20と第2の治具部材22との間に挟まれた接合体11は、基板12が変形し、第1の治具部材20でキャップ部材14を押さえることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、複合基板の製造方法に関し、詳しくは、基板の一方主面にキャップ部材が接合された複合基板の製造方法に関する。
従来、基板に電子部品が搭載された複合基板が、モジュール電子部品として提供されている。この種の複合基板には、例えば図10の斜視図に示す複合基板Aのように、基板101に搭載された電子部品(図示せず)を保護するため、キャップ部材110で電子部品を覆うタイプのものがある。キャップ部材110は、接合材120により基板101に接合される(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−103749号公報
このような複合基板は、集合基板の状態で作製する。すなわち、複数個の複合基板になる部分を含む基板(集合基板)上に未硬化の接合材を介してキャップ部材が仮固定された接合体を形成する。次いで、加熱工程により接合材を硬化させ、キャップ部材を基板に完全に固定する。次いで、接合体を切断して、複合基板になる部分を分割する。
加熱工程中にキャップ部材が移動しないように、平らな治具の間に接合体を挟み、キャップ部材を押えた状態で加熱することが考えられる。
しかし、図9の正面図に誇張して図示しているように、基板12の一方主面12aにキャップ部材14が仮固定された接合体11を平らな治具20x,22xの間に配置し、クリップ30で挟むことにより、キャップ部材14で治具20xを押さえた状態で加熱すると、接合体11を挟む平らな治具20x,22xが温度変化に伴って変形(湾曲)し、キャップ部材14を押えることができなくなり、キャップ部材14の接合不良が発生することがある。これは、治具20x,22xと基板12との線膨張係数の差や、治具20x,22xや基板12の温度分布の不均一などによるものと思われる。
本発明は、かかる実情に鑑み、基板にキャップ部材を良好に接合することができる複合基板の製造方法を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成した複合基板の製造方法を提供する。
複合基板の製造方法は、(i)複数個の複合基板になる部分を含む基板の一方主面に未硬化の接合材を介してキャップ部材が仮固定された接合体を形成する第1の工程と、(ii)前記接合体の前記キャップ部材側に配置された第1の治具部材と前記接合体の前記基板側に配置された第2の治具部材との間に前記接合体を挟んだ状態で、加熱した後、冷却し、前記接合材を硬化させて前記キャップ部材を前記基板に完全に固定する第2の工程と、(iii)前記基板に前記キャップ部材が完全に固定された前記接合体を切断して当該接合体から前記複合基板になる部分を分割する第3の工程とを備える。前記第1の治具部材の前記接合体に対向する対向面と前記第2の治具部材の前記接合体に対向する対向面との少なくとも一方が凸状に形成されている。前記第2の工程において前記第1の治具部材の前記対向面と第2の治具部材の前記対向面との間に前記接合体を挟むことにより前記接合体の前記基板を変形させ、前記第1の治具部材で前記接合体の前記キャップ部材を押さえた状態で、加熱した後、冷却する。
上記方法によれば、第2の工程において、凸状の第1の治具部材の対向面又は第2の治具部材の対向面に沿って接合体の基板を強制的に変形させているため、接合体の基板や第1及び第2の治具部材が温度変化に伴って変形しても、第1の治具部材で全てのキャップ部材を押さえた状態を保持し、基板にキャップ部材を良好に接合することができる。
好ましくは、前記第1の治具部材の前記対向面と前記第2の治具部材の前記対向面とは、前記第2の工程において前記第1の治具部材の前記対向面と前記第2の治具部材の前記対向面との間に前記接合体を挟むとき、前記第2の工程において前記接合体の前記基板を変形させずに加熱した後、冷却したならば前記基板が反る方向と逆方向に前記基板を反らせる。
この場合、第2の工程において、第1及び第2の治具部材を用いて基板を強制的に変形さることなく、キャップ部材を完全に固定したときに生じる基板の反りの方向とは逆方向に、第1及び第2の治具部材を用いて基板を反らせる。これにより、基板の反りを相殺し、キャップ部材を完全に固定したときの基板の反りを矯正することができる。
好ましくは、前記第1の治具部材の前記対向面と前記第2の治具部材の前記対向面との少なくとも一方は、曲面により凸状に形成されている。
この場合、第2の工程において第1の治具部材の対向面と第2の治具部材の対向面との間に接合体を挟んだとき、曲面により凸状に形成されている対向面に沿う所定の形状に接合体の基板を変形させることができ、第1の治具部材の対向面に接合体の全てのキャップ部材を当接させることが容易である。
好ましくは、前記第2の工程において、前記第1の治具部材の前記対向面と前記第2の治具部材の前記対向面との間に前記接合体を挟むとき、前記接合体の前記基板の他方主面の中間部と前記第2の治具部材の前記対向面との間に押圧部材を配置する。前記押圧部材が前記接合体の前記基板の前記他方主面の前記中間部を押圧し、かつ、前記第2の治具部材の前記対向面が前記接合体の前記基板の前記他方主面の端部に当接する。
この場合、第1の治具部材の対向面と押圧部材との間に接合体の中間部が挟まれ、第1の治具部材の対向面と第2の治具部材の対向面との間に接合体の端部が挟まれることによって、接合体の基板が反るため、第1の治具部材で接合体の全てのキャップ部材を押さえることが容易である。
好ましくは、前記第1の治具部材の前記対向面に、前記第2の工程において前記第1の治具部材の前記対向面と前記第2の治具部材の前記対向面との間に前記接合体を挟むときに前記接合体の前記キャップ部材が嵌まる凹部が形成されている。
この場合、第1の治具部材の対向面の凹部にキャップ部材が嵌まることによって、キャップ部材の位置ずれが確実に防止される。
好ましくは、前記第2の工程において前記第1の治具部材の前記対向面と前記第2の治具部材の前記対向面との間に挟まれたときの前記接合体の前記基板の反り量は、当該基板の厚みよりも小さい。
この場合、基板が破損しない程度の圧力で基板を変形させることができる。
本発明によれば、基板にキャップ部材を良好に接合することができる。
複合基板の断面図である。(実施例1) 接合体を挟んだ状態を示す正面図である。(実施例1) 接合体を挟んだ状態を示す平面図である。(実施例1) 接合体の(a)側面図、(b)平面図、(c)正面図である。(実施例1) 接合体を挟んだ状態を示す正面図である。(実施例2) 接合体を挟んだ状態を示す正面図である。(実施例3) 接合体を挟んだ状態を示す正面図である。(実施例4) 第1の治具部材の底面図である。(実施例4) 接合体を挟んだ状態を示す正面図である。(説明例) 複合基板の斜視図である。(従来例1)
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図8を参照しながら説明する。
<実施例1> 実施例1の複合基板の製造方法について、図1〜図4を参照しながら説明する。
図1は、複合基板10の断面図である。図2は、接合体11を挟んだ状態を示す正面図である。図3は、接合体11を挟んだ状態を示す平面図である。図4(a)は接合体11の側面図、図4(b)は接合体11の平面図、図4(c)は接合体11の正面図である。
図1に示すように、複合基板10は、基板12の一方主面12aに搭載された実装部品2,4,6が、キャップ部材14で覆われている。キャップ部材14は、接合材16により基板12に固着されている。基板12の一方主面12aには、実装部品2,4,6を搭載するためのランド電極12pと、キャップ部材14を接合するための接合パッド12qとが形成されている。接合パッド12qは、例えば、一つのキャップ部材14に対して2か所以上を設ける。図示していないが、例えば、基板12の他方主面12bあるいは側面12sに、複合基板10を他の回路基板等に実装するための接続電極を設ける。基板12の一方主面12aのうちキャップ部材14で覆われていない露出部分に、他の回路基板等と接続するための接続電極を設けてもよい。
複合基板10は、図4に示すように複数個の複合基板10になる部分を含む接合体11を作製した後、分割することにより製造する。接合体11は、集合基板の状態の基板12の一方主面12aに、複合基板10になる部分ごとにキャップ部材14が固着されている。なお、図4では、接合材16の図示を省略している。
次に、複合基板10の製造工程について、さらに説明する。
(1)まず、接合体11を形成する。すなわち、複数個の複合基板10になる部分を含み、一方主面12aに実装部品2,4,6が搭載された集合基板の状態の基板12を準備する。基板12の一方主面12aの接合パッド12qにディスペンサを用いて未硬化の接合材16を塗布し、その上にキャップ部材14を載せて仮固定する。
基板12は、ガラスエポキシ樹脂あるいはセラミックスを複数層積層して形成した多層基板である。基板12は、単層の基板でもよい。キャップ部材14は、金属板を箱状にプレス加工することにより作製する。あるいは、金属板を略十字形状に打ち抜き、各片を折り曲げることにより作製する。接合材16は、導電性接着剤やはんだペーストなどであり、加熱すると硬化する。
実装部品2,4,6とキャップ部材14に同じ接合材16を用いる場合には、基板12の一方主面12aのランド電極12pと接合パッド12qにスクリーン印刷等により接合材16を塗布し、実装部品2,4,6の搭載とキャップ部材の仮固定を同時に行うことができる。
(2)次いで、接合体11を、図2及び図3に示すように、第1の治具部材20と第2の治具部材22との間に挟んだ状態をクリップ30で保持しながら、オーブンやリフロー炉などで加熱した後、冷却する。これにより、接合材16が硬化し、キャップ部材14は基板12に完全に固定される。
図2に示すように、接合体11のキャップ部材14側に配置される第1の治具部材20は、接合体11に対向する対向面20aが接合体11のキャップ部材14の天面14aに当接し、キャップ部材14を押える。
接合体11の基板12側に配置される第2の治具部材22は、接合体11に対向する対向面22aが、滑らかに連続する凸状に形成されている。例えば、接合体11に対向する対向面22aは、図2に示すように、円弧形状の断面が図2の紙面垂直方向に連続する略円筒状の湾曲面の一部である。
図3に示すように、クリップ30は、矩形の接合体11及び治具部材20,22の対向する一対の辺に沿って挟持し、これにより、矩形の接合体11及び治具部材20,22の対向する他の一対の辺が、図2に示すように湾曲する。
すなわち、接合体11の基板12と第1の治具部材20は、自然状態では平板である。クリップ30で治具部材20,22の間に接合体11を挟んだとき、基板12と第1の治具部材20が第2の治具部材22の対向面22aに沿って変形し、基板12の他方主面12bは第2の治具部材22の対向面20aに当接し、第1の治具部材20の対向面20aが接合体11のキャップ部材14の天面14aに当接する。これにより、第1の治具部材20の対向面20aで全てのキャップ部材14を押えることができる。
接合体11を治具部材20,22の間に挟んで反らせた状態とすることにより、加熱、冷却の温度変化に伴って接合体11や治具部材20,22の温度分布が不均一になっても、全てのキャップ部材14を押えた状態を保持することができるため、キャップ部材14を基板12に良好に接合することができる。
また、接合体11を治具部材20,22の間に挟んで反らせた状態で加熱、冷却することで、接合体11の基板12の反りを矯正することができる。例えば、接合体11を自然状態、すなわち基板12が反っていない状態で加熱、冷却すると、基板12の他方主面12bが凸状になるように基板12が反る場合に、接合体11を治具部材20,22の間に挟んで基板12の他方主面12bが凹状になるように基板12を反らせた状態で加熱、冷却することにより、基板12の反りを相殺し、基板12の反りを低減することができる。
第2の治具部材22の対向面22aは曲面により凸状に形成されているため、治具部材20,22の間に接合体11を挟んだとき、第2の治具部材22の対向面22aに沿う所定の形状に接合体11の基板12を変形させることができ、第1の治具部材20の対向面20aに接合体11の全てのキャップ部材14を当接させることが容易である。
(3)次いで、キャップ部材14が基板12に完全に固定された接合体11を切断し、複合基板10の個片に分割する。
以上の(1)〜(3)の工程により、複合基板10を作製することができる。
<実施例2> 実施例2の複合基板の製造方法について、図5を参照しながら説明する。
実施例2は、実施例1と略同様であり、以下では、実施例1と同じ構成部分には同じ符号を用い、実施例1との相違点を中心に説明する。
実施例2は、実施例1の(1)〜(3)と同じ工程で複合基板10を作製するが、(2)の工程で使用する治具部材の形状が実施例1とは異なる。
図5は、第1の治具部材20と第2の治具部材23との間に接合体11を挟んだ状態を示す正面図である。図5に示すように、第2の治具部材23の接合体11に対向する対向面23aは、その中間部に押圧部材26が配置されたことにより、高さが階段状に変化する凸状に形成されている。押圧部材26の天面26aは、基板12の他方主面12bの中間部12cに当接する。基板12の端部12d,12eは、第2の治具部材23の対向面23aに当接している。押圧部材26の両側には、基板12の他方主面12bと第2の治具部材23の対向面と23aの間のすきま28,29が形成されている。
クリップ30で接合体11を治具部材20,23の間に挟んだとき、基板12及び第1の治具部材20は、図5において左右両側が相対的に下がり、中間部が相対的に上がるように変形し、第1の治具部材20の対向面20aは、接合体11のキャップ部材14の天面14aに当接する。これにより、第1の治具部材20の対向面20aで全てのキャップ部材14を押えることができる。
第1の治具部材20の対向面20aと押圧部材26との間に接合体11の中間部が挟まれ、第1の治具部材20の対向面20aと第2の治具部材23の対向面23aとの間に接合体11の端部が挟まれることによって、接合体11の基板12が反るため、第1の治具部材20で接合体11の全てのキャップ部材14を押さえることが容易である。
<実施例3> 実施例3の複合基板の製造方法について、図6を参照しながら説明する。
実施例3は、実施例1の(1)〜(3)と同じ工程で複合基板10を作製するが、(2)の工程で使用する治具部材の形状が実施例1とは異なる。
図6は、第1の治具部材21と第2の治具部材24との間に接合体11を挟んだ状態を示す正面図である。図6に示すように、接合体11のキャップ部材14側に配置される第1の治具部材22は、接合体11に対向する対向面22aが滑らかに連続する凸状に形成されている。例えば、接合体11に対向する対向面22aは、図6に示すように、円弧形状の断面が図6の紙面垂直方向に連続する略円筒状の湾曲面の一部である。
接合体11の基板12と、接合体11の基板12側に配置される第2の治具部材24とは、クリップ30で挟まない自然状態では平板である。クリップ30で接合体11を治具部材21,24の間に挟んだとき、基板12と第2の治具部材24は、第1の治具部材21の対向面21aに沿って変形し、基板12の他方主面12bは、第2の治具部材24の対向面24aに当接する。第1の治具部材21の対向面21aは、接合体11のキャップ部材14の天面14aに当接する。これにより、第1の治具部材21の対向面21aで全てのキャップ部材14を押えることができる。
接合体11を治具部材21,24の間に挟んで反らせた状態とすることにより、加熱、冷却の温度変化に伴って接合体11や治具部材21,24の温度分布が不均一になっても、全てのキャップ部材14を押えた状態を保持することができため、キャップ部材14を基板12に良好に接合することができる。
また、接合体11を治具部材21,24の間に挟んで反らせた状態で加熱、冷却することで、基板12の反りを矯正することができる。例えば、接合体11が自然状態、すなわち基板12が反っていない状態で加熱、冷却すると、基板12の他方主面12bが凹状になるように基板12が反る場合に、接合体11を治具部材21,24の間に挟んで基板12の他方主面12bが凸状になるように基板12を反らせた状態で加熱、冷却することにより、基板12の反りを相殺し、基板12の反りを低減することができる。
<実施例4> 実施例4の複合基板の製造方法について、図7及び図8を参照しながら説明する。
実施例4は、実施例1の(1)〜(3)と同じ工程で複合基板10を作製するが、(2)の工程で使用する治具部材の形状が実施例1とは異なる。
図7は、第1の治具部材20kと第2の治具部材22との間に接合体11を挟んだ状態を示す正面図である。図8は、第1の治具部材20kの底面図である。
図7及び図8に示すように、接合体11のキャップ部材14側に配置される第1の治具部材20kは、接合体11に対向する対向面20sに、接合体11のキャップ部材14が嵌まり込む溝20pが形成されている。
接合体11の基板12と第1の治具部材20kは、自然状態では平板状である。図7のように接合体11を治具部材20k,22の間に挟んだとき、基板12と第2の治具部材22は、第1の治具部材20kの対向面20sに沿って変形し、基板12の他方主面12bは、第2の治具部材22の対向面22aに当接する。第1の治具部材20kの対向面20sの溝20pに、接合体11のキャップ部材14の天面14a側に溝に嵌まり込み、溝20pの底面20xがキャップ部材14の天面14aに当接する。これにより、第1の治具部材20kの溝20pの底面20xで全てのキャップ部材14を押えることができる。また、第1の治具部材20kの溝20pの内周面20y,20zの内側に、キャップ部材14が配置され、キャップ部材14は位置が規制されるので、キャップ部材14の位置ずれを確実に防止することができる。
治具部材20k,22の間に接合体11を挟んだときに、図7において符号Dで示す基板12の反り量は、符号Tで示す基板12の厚みよりも小さくすることが好ましい。この場合、基板12が破損しない程度の力で基板12を変形させることができる。他の実施例1〜3において、同様に、D<Tとすることが好ましい。
なお、基板12の反り量Dは、基板12の端部12d,12eを含む平面に対する基板12の中間部12cの最大高さである。
<まとめ> 以上に説明したように、治具部材の間に接合体を挟んだとき、接合体の基板が反るようにすることで、基板にキャップ部材を良好に接合することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変更を加えて実施することが可能である。
例えば、治具部材20,24の対向面20a,24aは、対になる治具部材22,21との間に接合体11を配置したときに治具部材の対向面の間隔が中間部よりも端部の方が広くなればよいため、自然状態で平面でなくても構わない。
10 複合基板
11 接合体
12 基板
12a 一方主面
12b 他方主面
12c 中間部
12d,12e 端部
14 キャップ部材
16 接合材
20 第1の治具部材
20a 対向面
20k 第1の治具部材
20p 溝
20s 対向面
21 第1の治具部材
21a 対向面
22 第2の治具部材
22a 対向面
23 第2の治具部材
23a 対向面
24 押圧部材
24a 対向面
26 押圧部材
30 クリップ

Claims (6)

  1. 複数個の複合基板になる部分を含む基板の一方主面に未硬化の接合材を介してキャップ部材が仮固定された接合体を形成する第1の工程と、
    前記接合体の前記キャップ部材側に配置された第1の治具部材と前記接合体の前記基板側に配置された第2の治具部材との間に前記接合体を挟んだ状態で、加熱した後、冷却し、前記接合材を硬化させて前記キャップ部材を前記基板に完全に固定する第2の工程と、
    前記基板に前記キャップ部材が完全に固定された前記接合体を切断して当該接合体から前記複合基板になる部分を分割する第3の工程と、
    を備え、
    前記第1の治具部材の前記接合体に対向する対向面と前記第2の治具部材の前記接合体に対向する対向面との少なくとも一方が凸状に形成され、
    前記第2の工程において前記第1の治具部材の前記対向面と第2の治具部材の前記対向面との間に前記接合体を挟むことにより前記接合体の前記基板を変形させ、前記第1の治具部材で前記接合体の前記キャップ部材を押さえた状態で、加熱した後、冷却することを特徴とする、複合基板の製造方法。
  2. 前記第1の治具部材の前記対向面と前記第2の治具部材の前記対向面とは、前記第2の工程において前記第1の治具部材の前記対向面と前記第2の治具部材の前記対向面との間に前記接合体を挟むとき、前記第2の工程において前記接合体の前記基板を変形させずに加熱した後、冷却したならば前記基板が反る方向と逆方向に前記基板を反らせることを特徴とする、請求項1に記載の複合基板の製造方法。
  3. 前記第1の治具部材の前記対向面と前記第2の治具部材の前記対向面との少なくとも一方は、曲面により凸状に形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の複合基板の製造方法。
  4. 前記第2の工程において、前記第1の治具部材の前記対向面と前記第2の治具部材の前記対向面との間に前記接合体を挟むとき、前記接合体の前記基板の他方主面の中間部と前記第2の治具部材の前記対向面との間に押圧部材を配置し、
    前記押圧部材が前記接合体の前記基板の前記他方主面の前記中間部を押圧し、かつ、前記第2の治具部材の前記対向面が前記接合体の前記基板の前記他方主面の端部に当接することを特徴とする、請求項1又は2に記載の複合基板の製造方法。
  5. 前記第1の治具部材の前記対向面に、前記第2の工程において前記第1の治具部材の前記対向面と前記第2の治具部材の前記対向面との間に前記接合体を挟むときに前記接合体の前記キャップ部材が嵌まる凹部が形成されたことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一つに記載の複合基板の製造方法。
  6. 前記第2の工程において前記第1の治具部材の前記対向面と前記第2の治具部材の前記対向面との間に挟まれたときの前記接合体の前記基板の反り量は、当該基板の厚みよりも小さいことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一つに記載の複合基板の製造方法。
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