JP2012058752A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの取り扱いやメンテナンス等の操作性が良く、低コストな画像読取部を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】装置本体1内に設けられた画像形成部2と、該装置本体1の上方に設けられた画像読取部30と、装置本体1と画像読取部30の間の上フレーム8上にシートを積載するシート積載部40とを有し、上フレーム8は装置本体1を閉じた閉位置と開放して画像形成部を露出させる開位置との間を回動可能に装着されており、装置本体1のシート積載部40にシートを排出する排出口付近から画像読取部との間に開口部42が設けられ、該開口部42の投影面内のシート積載部40に上フレーム8を開閉するための操作部61が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ及びこれらの少なくとも2つの機能を有する複合機等の画像形成装置に関するものである。
画像形成部を有する装置本体に画像読取部であるスキャナを付設した画像形成装置は特許文献1〜3にも記載されているようによく知られている。
特許文献1には、画像形成部と、画像形成部の上に支持されるスキャナと、画像形成部の奥側から手前側にシートを排出する排出部と、排出部により排出されたシートを積載する排紙トレイとを有し、スキャナと排紙トレイとのそれぞれを回動することにより画像形成部内のメンテナンスを可能とする画像形成装置が記載されている。
特許文献2には、画像形成部と、画像形成部の上に支持されるスキャナと、画像形成部の奥側から手前側にシートを排出する排出部と、排出部により排出されたシートを積載する排紙トレイとを有し、スキャナと排紙トレイとを一体で回動することにより画像形成部内のメンテナンスを可能とする画像形成装置が記載されている。
特許文献3には、画像形成部と、その上に排紙空間を形成しながら回動可能に支持されるスキャナと、画像形成部の手前側から奥側にシートを排出する排出部と、画像形成装置前面を回動することによりジャム処理を可能とする画像形成装置が記載されている。
特許文献1、2に記載されている画像形成装置は、本体の奥側に排紙部を構成し、奥から手前側に排出積載する形式のものであるため、長さの短い用紙が排出された場合、装置の中空奥側に積載され、取り出しにくいという問題があった。
また、特許文献1のように、排紙トレイ面を開けて消耗品交換等を行う場合、まずスキャナを持ち上げて、その後、排紙トレイを開ける必要があり、操作性が難しく困難であるとともに、構成部品が多くなりコストアップとなっていた。この問題を解決する構成として特許文献2のように、スキャナと排紙トレイとを一体で回動させることにより、排紙トレイ上にシートが載置された状態でも画像形成部内のメンテナンスが可能となっている。
しかしながら、かかる構成の画像形成装置ではスキャナを回動した際に、排紙トレイ上のシートが落下するのを防止するために、シート上に押圧する押圧部材を設ける必要が生じ、コストアップとともに、スキャナと排紙トレイとの間の限られた排紙スペースにおける用紙積載量又は用紙サイズ(用紙排紙方向の長さ)が制限されてしまい装置のコンパクト化が達成できない。
さらに、特許文献1、2に記載された画像形成装置は、用紙が画像形成部の奥側を搬送して排出されるので、ジャム処理の時は奥側のカバーを開けて処理する必要があり、装置の奥側にカバーを開けるスペースが必要となり、ユーザーに装置奥側から操作するなど使い勝手が悪かった。
これに対し、特許文献3には本体の前側に排紙部を構成し、手前から奥側に排出して積載するように構成しているものである。しかし、特許文献3に記載された画像形成装置は、画像形成部正面のカバーを回動してメンテナンスを行う構成であるため、交換が必要な消耗品等のユニットを取り出すには、正面の搬送ユニットを取り出さなければならないため、操作性が難しく困難であった。
本発明は、上記した従来の事情に鑑み、シートの取り扱いやメンテナンス等の操作性が良く、低コストな画像読取部を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、装置本体内に設けられたシートに画像を形成する画像形成部と、該装置本体の上方に設けられた原稿を読み取る画像読取部と、前記装置本体と前記画像読取部の間の空間に設けられ、装置本体の上フレーム部材上にシートを積載するシート積載部とを有する画像形成装置において、前記上フレーム部材は前記装置本体を閉じた閉位置と開放して前記画像形成部を露出させる開位置との間を回動可能に装着されており、前記装置本体の前記シート積載部にシートを排出する排出口付近から前記画像読取部との間に開口部が設けられ、該開口部の投影面内の前記シート積載部に前記上フレーム部材を開閉するための操作部が設けられていることを特徴とする画像形成装置を提案する。
本発明によれば、シート積載部にシートが積載されている状態において排出されたシートの視認性が向上し、シートが積載されていない状態において操作部の視認性が向上する。
本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の左斜め上方から見た外観斜視図である。 その画像形成装置の一例を示す概略垂直断面図である。 本発明に係る画像形成装置の左斜め上方から見た外観斜視図である。 その画像形成装置の一例を示す概略垂直断面図である。 図1の画像形成装置の上フレームを開放した状態を示す外観斜視図である。 本発明に係る画像形成装置の右斜め上方から見た外観斜視図である。 本発明に係る画像形成装置の右斜めから見た外観斜視図である。 画像形成装置の上フレームを開放した状態を示す概略垂直断面図である。 画像形成装置のフロントカバーを開放した状態を示す概略垂直断面図である。 画像形成装置のフロントカバーの一部を開放した状態を示す概略垂直断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って詳細に説明する。
図1は本発明に係る画像形成装置の外観斜視図、図2はその画像形成装置の一例を示す概略垂直断面図である。
図1及び図2において、本例の画像形成装置は装置本体1の中央に画像形成部2、その下部に当該画像形成部2で画像が形成されるシートを給紙する給紙部20、画像形成部2の上方に画像読取部としての画像読取装置30を配したスキャナ付きのタンデムタイプのカラー画像形成装置である。
画像形成部2には、像担持体として構成された複数のドラム状の感光体3a,3b,3c,3dを有し、その各感光体には、互いに異なった色のトナー像がそれぞれ形成される。図示した例では、感光体3a〜3dの表面に、イエロートナー像、シアントナー像、マゼンタトナー像及び黒トナー像がそれぞれ形成される。各感光体3a〜3dは、所定の間隔をあけて互いに平行に配置され、この感光体3a〜3dの下部に対向して中間転写体として構成された中間転写ベルト4が配置されており、この中間転写体としてはドラムを用いることもできるが、図示した例では複数の支持ローラ5,6に巻き掛けられて矢印方向に駆動される無端ベルトが用いられている。
感光体3の周囲には感光体の表面に帯電処理を行う帯電装置7、画像情報を感光体表面にレーザ光で照射する光走査装置(LSU)8、露光により感光体3の表面に形成された静電潜像を可視像化する現像装置9、中間転写ベルト4を介して感光体3と対向配置された転写装置10、中間転写ベルト4に転写後の感光体3表面に残留するトナーを除去回収するクリーニング装置11が設けられている。
かかる画像形成装置において画像形成が開始されると、感光体3が図における時計方向に回転駆動され、このとき帯電装置7によって感光体3の表面が所定の極性に帯電される。次いで、その帯電面に、光走査装置8から画像情報に基づくレーザ光が照射され、これによって感光体3に静電潜像が形成される。そして、感光体3の表面に形成された静電潜像は、現像装置9によってトナー像として可視像化され、トナー像は転写装置10によって中間転写ベルト4上に転写される。
カラー画像形成時は上記した画像形成動作が全ての感光体3で行われ、これによって各感光体3a〜3dにそれぞれ形成されたイエロートナー像、シアントナー像、マゼンタトナー像及び黒トナー像が中間転写ベルト4上に順次重ねて転写される。また、画像形成装置には中間転写ベルト4を挟んで、支持ローラ6に対向して2次転写ローラ12が配置されている。
一方、画像形成部2の下部に配置された給紙部20には、転写紙又は樹脂フィルムなどから成るシートSを積載するシート収容部としての給紙トレイ21、該給紙トレイ21に積載されたシートSを送り出す給紙コロ22、重送されたシートを1枚に分離する分離手段としてのフリクションパッド23、両面画像形成時に用いる再搬走路24等が設けられている。本例の給紙トレイ21は、図10に示すように、シート補給等を行うため装置本体1から矢印P方向に引き出せることができ、このときフリクションパッド23、再搬走路24は給紙トレイ21とともに引き出されるが、給紙コロ22は装置本体1側に残る。
給紙部20から給紙されたシートSは、レジストローラ13に向けて送り出され、その先端が停止しているレジストローラ3に突き当てられる。これによってシートSが整合された後、レジストローラ13は上記中間転写ベルト4上に形成されたカラートナー像が2次転写ローラ12を設けた2次転写部でシートSの先端部と合致するようなタイミングで回転を再開し、2次転写部に向けてシートSを送り出す。
2次転写部で未定着トナー像が転写されたシートSは、定着部14に送られ、シートSに未定着トナー像が定着された後、装置本体1の上部に設けられたシート積載部40に排出される。なお、トナー像転写後の中間転写ベルト4の表面に付着する転写残トナーはベルト用のクリーナー15によって除去される。
次に、図3を用いて上記画像読取装置30について説明する。
図3において、画像読取装置30の上面にはスリットガラス(第1読取位置)72とコンタクトガラス(第2読取位置)73が設けられている。このスリットガラス72とコンタクトガラス73の下方には画像読取手段としての露光ランプ74と第1ミラー75等が設けられており、この露光ランプ74と第1ミラー75は、コンタクトガラス73に載置された原稿を読取る際には、コンタクトガラス73の下方で図3中、左右方向に移動し(第1読取モード)、また、スリットガラス72上で原稿を読取る際には、スリットガラス72の下方で停止し、露光ランプ74によって原稿面を読取った後(第2読取モード)、この反射光を公知のように第1ミラー75および図示しないレンズを介してCCD等の結像素子に結像するようになっている。
また、画像読取装置30の上部には自動原稿搬送装置(以下、単にADFという)76が装着されており、このADF76の下面にはコンタクトガラス73に載置された原稿をコンタクトガラス73に押圧するとともに原稿の読取時の白基準となる反射板77が設けられている。また、このADF76は、図4に示すようにヒンジ78を介して画像読取装置30に連結されており、画像読取装置30に対して開閉自在となっている。
また、ADF76の上部には原稿載置台79が設けられており、この原稿載置台79には複数の原稿からなる原稿束Oが載置されるようになっている。この原稿載置台79に載置された原稿束Oはこの原稿束Oに当接・離隔可能な呼出しコロ80によって給紙された後、分離ベルト81および分離阻止コロ82によって分離されるようになっており、分離ベルト81は分離阻止コロ82に任意の角度θで加圧・接触している。
また、分離ベルト81は駆動コロ85と従動コロ86に橋架されている。また、従動コロ86はスプリング90によって付勢されており、このスプリング90によって分離ベルト81には一定の張力が付与されている。また、駆動コロ85と軸の85aの間にはワンウェイクラッチ91が設けられており、駆動コロ85はこのクラッチ91によって図1中、時計方向に回転する。また、分離阻止コロ82は図1中、時計方向に回転するようになっており、分離ベルト81と分離阻止コロ82の間に給紙された原稿束Oから最上位に位置する原稿が分離される。
この分離ベルト81および分離阻止コロ82によって分離された原稿は駆動側である第1搬送コロ93および従動コロ94によって反転経路95に沿って反転されてスリットガラス72に向かって搬送されるようになっている。
この第1搬送コロ93および従動コロ94は分離された原稿を挟持して反転ガイド98を通してスリットガラス72に搬送した後、反転排紙ガイド99によって排紙経路100にすくい上げるようにして搬送するようになっている。また、スリットガラス72上には反射ガイド板101が設けられており、この反射ガイド板101は読取時の白基準を構成している。
そして、排紙経路100に搬送された原稿は駆動側である第2搬送コロ(駆動部材)102および従動コロ(搬送部材)103に挟持されて搬送された後、駆動側である排紙コロ104および従動コロ105に挟持されて排紙経路100から外部に排紙され、外装カバー107上に排紙される。一方、コンタクトガラス73上を覆う反射板77は加圧板108の下面に設けられており、この加圧板108はコンタクトガラス73上に載置された原稿をこのガラス73に加圧するようになっている。
次に、作用を説明する。原稿載置台79に原稿面が上面になるように原稿束Oを載置してスタートスイッチを押下すると、加圧板84が呼出しコロ80に原稿束Oを押圧することにより、呼出しコロ80によって原稿束が分離ベルト81に向かって搬送される。この原稿束Oは分離ベルト81および分離阻止コロ82によって最上位に位置する原稿が分離された後、第1搬送コロ93および従動コロ94によって反転経路95に沿ってスリットガラス72上に搬送された後、スリットガラス72で露光ランプ74および第1ミラー75等によって原稿面が読取られる。読取りが終了した原稿は第2搬送コロ102および従動コロ103によって搬送経路100上を搬送された後、排紙コロ104および従動コロ105によって外装カバー107上に排紙される。
このように構成された画像読取装置30は、下部に配置される装置本体1に対して後に詳述する支持部50を介して支持されている。なお、符号16は画像読取装置30と画像形成部2との操作の制御を行うコントロールパネルであり、このコントロールパネル16を配した側を装置の正面になる。したがって、上記した画像読取装置30の原稿搬送方向及び原稿走査方向が正面から見て左右方向であり、そしてユーザによる画像読取装置30の操作、すなわち原稿のセットや原稿の取り出しは装置正面から行うようになっている。また、本装置ではシート積載部40に排出されるシートが装置正面に対して前側から後側に向かって排紙される。
装置本体1の上部には上フレーム部材としての上フレーム18が設けられ、この上フレーム18に支持された上カバー部分をシート積載部40のシート積載面41として用いており、そして上フレーム18には画像読取装置30を支持する支持部50が設けられている。本実施形態の支持部50は上フレーム18の左右両側縁に沿って設けた2つの支持部材51、52を有するが、上フレーム18の後端側の辺に支持部材を設けていない。この構成によって、上フレーム18のシート積載面41の前後方向幅より長い長尺シートSであってもその一部がシート積載面41を越えて後側へ垂らすことで支障なくストックすることができる。さらに、シート積載部40の上方に画像読取装置30があると、そのシート積載面41が暗くなることは避けられないが、後端側の支持部材を設けないことで後側からの採光が得られその問題を軽減できる。
また、上フレーム18はその下部に画像形成手段の一部である光走査装置8を支持しており、装置の後端側に設けたヒンジ17を中心に上方へ開放可能に構成されている。したがって、上フレーム18の開閉方向と上記ADF76の開閉方向がともに装置後ろ側の回動支点によって手前側の操作で開閉される。
この上フレーム18は後述するロック手段としてのロックレバー60によって装置本体1にロックされ、このロックを解除すると回動可能な状態になる。そして、上フレーム18を回動すると、図5及び図8に示すように、上部の支持部材51,52を介した画像読取装置30と下部の光走査装置8が一緒に回動され、画像形成ユニットにアクセスすることが可能となり、メンテナンス等が容易に行うことができる。そして、図5では上フレーム18を開放した部分から画像形成部2の感光体3、帯電装置7、現像装置9、クリーニング装置11等の主要ユニットを取り出し状態を示している。
上記した上フレーム18を回動するとき、シート積載部40のシート載置面41も後端側が下となるように回動されるが、したがってシート載置面41上にシートがストックされているときに誤って回動してしまうと、ストックしていたシートが装置の後側に落下するという問題が生じる。すなわち、ストックしたシートSを取り忘れて上フレーム18を回動してしまうと、シート載置面41にストックしたシートSが装置本体の裏側に落ちてしまうという問題が発生する。この問題は、支持部50を上フレーム18の後端側にも設ければ解消できるが、長尺シートの場合その後端支持部に当たりストックに支障がでてしまう。
そこで、本実施形態ではロックレバー60のロックを解除して上フレーム18を回動可能状態にする操作部61をシート載置面41上で、しかもストックされたシートSで隠れる位置に設けている。このロックレバー60は一端側に操作部61、他端側に装置本体1の突起64に係合するロック爪62が設けられ、ピン63を中心に回転可能に軸支されてレバーで構成されている。このロックレバー60の操作部61はシート載置面41と同一面上に沿うような板材であって、シート載置面41にはその操作部61に手を掛かられるようにするための扇状の凹部44が形成されている。これにより、上フレーム18を開放するときには凹部44から手を差し込み、ロックレバー60の操作部61を上に持ち上げることによりロックレバー60がピン63を中心に時計方向に回転し、ロック爪62が突起64から外れる。そして、そのまま操作部61を持ち上げることで、上フレーム18はADF76の回動方向と同じ方向にヒンジ17を中心として回動される。
このように、上フレーム18を回動可能にするロックレバー60の操作部61をシートSのストックされるシート載置面41に配置しているので、シート積載面41上にシートSがある状態で上フレーム18を回動してしまうことが確実に防止される。
ところで、シート積載部40の上方に画像読取装置30を設けた画像形成装置では画像読取装置30がないものに比べて、シート積載部40の視認性やシートの取り出し性が悪化することは避けられない。そこで、本実施形態では図1に示すように、シート積載部40である画像読取装置30と装置本体1の間の空間が前面に向いて大きく開口され、その前面開口部42の幅は排紙されるシート幅以上に大きく開口しているので、シート載置面41に排紙されたシートSの取り出し性が良い。さらに、前面開口部42はシートSの取り出し性をより良好にするため、画像読取装置30の前面下の角に第1テーパー部33を形成しており、同様に、装置本体1のコントロールパネル16の上方にも第2テーパー部19を形成して前面開口部42の開口面積を広げている。特に、本実施形態における第2テーパー部19は開口部の外側に向かって開口面積が広がるようにテーパー形状を形成しており、排紙用紙の取り出しにおける開口部への手の挿入がし易くなっている。この構成は第1テーパー部33に設けても良いし、テーパー形状でなくても開口面積が広がる形状ならどのような形状でも良い。
排紙されたシートSの取り出し性について説明する。
図6及び図7において、シート積載部40の上部右側部にはシート積載面41へアクセスをし易すくするために、シート積載面41よりも低い切り欠き部43が形成され、右側部は排紙方向上流に向かって上方へ傾斜する面を有している。これにより、手の大きなユーザーの場合、前面開口部42のみならず、側面からの取り出しに対しても良好な取り出し性が確保できる。また、本実施形態では切り欠き部43を上部右側に形成しているが、切り欠き部43は上部左側に設けても同じ効果が得られることは言うまでもない。
また、画像読取装置30の支持部50である左右の支持部材51、52は図7に明示するように、左右対称ではなく、正面から見て右側の支持部材51は上記切り欠き部43に対応して奥行き方向の長さが左側の支持部材52の奥行き方向の長さより短く構成されている。すなわち、右側の支持部材51の奥行き方向の長さを図6に示すようにL1とすると、左側の支持部材52の奥行き方向の長さを図1に示すようにL2とすると、L1<L2に構成されている。これによって、切り欠き部43側からの排紙シートSの取り出し性も良好となり、さらに切り欠き部43側からの採光も取りやすく、排紙シートの視認性も良好となる。この場合の支持部50強度に関しては、重量物であるADF76が配置してある左側の支持部材52は奥行き方向に対して支持幅を長くしてあるので問題はない。
シート載置面41のロックレバー60の操作部61近傍には、その操作部61を握る易くするための凹部44が設けられており、該凹部44はその幅を広げることで排紙シートをすくい取るための指入れスペースも兼ねた形状になっている。図1及び図6の場合は、中央基準でシートが排出されることから、中央基準を境に左右対称となるように凹部44を形成しており、且つ凹部44の両端は、本装置で取り扱うシートの所定幅より大きくなるように位置しているので、例えばはがきサイズの用紙をつまみ取ることができるような指入れスペースとなっている。
さらに、上記ロックレバー60についての説明を補足する。
ロックレバー60の操作部61は、シート積載面41のシートを受けるように傾斜した傾斜面に設けられており、ロックレバー60の操作部61の上面がシート積載面41よりも上方へ突出しないように設けられている。この構成により排出されたシートの後端が傾斜面を滑り落ちる際に、ロックレバー60の操作部61に突き当てられ、用紙位置がバラバラにスタックされることを防止できる。このような効果を得るためには、上記構成のほかには、シート後端が排紙トレイ面に着地する位置よりもシート排出方向下流側に位置するか、排紙口からシートが自重落下するような場合は、排出口側近傍にロックレバー60の操作部61を設けてもよい。
また、ロックレバー60の操作部61は、図1及び図6から明らかなように排紙トレイの傾斜面に設けられていることから、装置正面からの視認性がよく、装置前方の開放部からシートを取り出すと、ロックレバー60の操作部61を視認可能になる。さらに、ロックレバー60の操作部61は、画像読取装置30の前端よりも前方に位置している。このことにより装置正面からの視認性がよく、装置前方の開放部からシートを取り出すと、ロックレバー60の操作部61を視認可能になる。
画像形成部2のシート排出方向(装置正面から奥側)と画像読取装置30(ADF76)の副走査方向(原稿送り方向)とが直交するように、画像形成部2と画像読取装置30(ADF76)とが配置されている。装置本体1の前面は図2に示すように、画像読取装置30および支持部50よりも前面に突出しており、該装置本体1の前面上部にコントロールパネル16を配置した構成にしている。これにより前面開口部42を十分確保することが可能となり、上方からの短い排紙シートやロックレバー60の操作部61の視認性や操作性が良くなる。
装置本体1は、図9に示すように、フロントカバー35がヒンジ36を介して開閉可能に装着され、該フロントカバー35を開くことにより、内部の中間転写ベルト4のユニットや廃トナーボトル65および定着装置14に対する交換メンテナンスや、装置本体内の用紙搬送路内でのジャム紙の処理を行うことができるようにされる。
また、装置本体1は、図10に示すように、フロントカバー35に給紙トレイ21を挿入するための開口37を形成し、その開口37から給紙トレイ21を図の左右方向に(本体正面から)着脱できるように構成される。これらにより、メンテナンスや消耗品交換、ジャム処理等を装置本体1前面から行えるフルフロント操作が可能となり、背面から上記した作業を行うスペースを必要とせず、設置面積の低減を図れると共に使い勝手が良く、低コストな画像形成装置の提供が行える。
このように、本実施形態の画像形成装置はADF76の操作やシート積載部40からのシート取り出しがフロントから操作することに加えて、メンテナンスや消耗品交換、ジャム処理等の作業もフロントからのアクセスで行うことができるため、装置の設置条件が例えば左右両面と後面が塞がれているような場合であっても、その使用はもちろんのこと、メンテナンスも十分に行い得ることができる。
1 装置本体
2 画像形成部
18 上フレーム
30 画像読取部
40 シート積載部
41 シート積載面
42 前面開口部
44 凹部
50 支持部
60 ロックレバー
61 操作部
特開2006−65188号公報 特開2005−242267号公報 特許第3356172号公報

Claims (13)

  1. 装置本体内に設けられたシートに画像を形成する画像形成部と、該装置本体の上方に設けられた原稿を読み取る画像読取部と、前記装置本体と前記画像読取部の間の空間に設けられ、装置本体の上フレーム部材上にシートを積載するシート積載部とを有する画像形成装置において、
    前記上フレーム部材は前記装置本体を閉じた閉位置と開放して前記画像形成部を露出させる開位置との間を回動可能に装着されており、
    前記装置本体の前記シート積載部にシートを排出する排出口付近から前記画像読取部との間に開口部が設けられ、
    該開口部の投影面内の前記シート積載部に前記上フレーム部材を開閉するための操作部が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記開口部を形成する前記画像読取部の前端下部及び該前端下部に対向する装置本体の排出口付近の後端上部に、前記開口部の前後方向の幅を広げるテーパー部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成部と前記画像読取部の操作を制御するコントロールパネルを配置した側を装置正面とするとき、該装置正面側に前記シート積載部からシートを取り出す開放部を形成するとともに、前記画像形成部から排出されるシートは装置前方から後方へ向かって排出され、前記操作部は前記上フレーム部材における排紙方向上流側から下流側に向けて上方に傾斜する傾斜面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記操作部は、シート排出方向におけるシート後端が前記上フレーム部材に落下する位置よりもシート排出方向下流側に配置することを特徴とする請求項1ないし3の何れか1つに記載の画像形成装置。
  5. 前記操作部は、前記シート積載部の上フレーム部材における前記画像形成部の排出口近傍に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1つに記載の画像形成装置。
  6. 前記シート積載部の上フレーム部材には、前記操作部を作動するための指を挿入可能な凹部が形成されていることを特徴とする特徴とする請求項1ないし5の何れか1つに記載の画像形成装置。
  7. 前記凹部は、前記操作部の幅より大きいことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記上フレーム部材の前記開位置への回動により前記画像読取部及び前記画像形成部における像担持体に照射する光走査部が一体で回動されることを特徴とする請求項1ないし7の何れか1つに記載の画像形成装置。
  9. 前記上フレーム部材の前記開位置への回動により開放される開放部分から画像形成部の一部を構成するユニットを着脱可能とすることを特徴とする請求項1ないし8の何れか1つに記載の画像形成装置。
  10. 前記シート積載部を構成する空間は前記画像形成部が装置正面からみて左右両側に設けられた支持部を介して前記画像読取部を支持することにより形成され、該シート積載部の空間は装置前後方向が開放されていることを特徴とする請求項1ないし9の何れか1つに記載の画像形成装置。
  11. 前記左右の支持部は、装置正面から見て一方の支持部の奥行長さは、他方の支持部の奥行長さよりも短いことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記シート積載部における前記一方の支持部が設けられている側は、シート積載面よりも低い部分を有することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記シート積載部における前記一方の支持部が設けられている側は、シート排出方向下流から上流に向かって上方へ傾斜する傾斜面を有していることを特徴とする請求項11または12に記載の画像形成装置。
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