JP2012055629A - 球揚送装置、および球揚送装置の制御方法 - Google Patents

球揚送装置、および球揚送装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リフトの運転状態を容易に制御・監視できる球揚送装置、および球揚送装置の制御方法を提供する。
【解決手段】筐体内の上下に配置した第1球揚送プーリおよび第2球揚送プーリと、両球揚送プーリに架け渡して球を揚送する球揚送ベルトと、駆動源になるモータとを備え、球を排出する球出口の近傍に、球を検出するセンサを設け、該センサが一定時間経過後も球を検知しない場合にエラーが発生したことを報知する報知手段を設け、センサに基づいてモータの駆動・停止を制御し、センサが所定時間内に球を検知しない場合には、エラー処理を実行するようにした。
【選択図】図7

Description

本発明は、複数の遊技機を列設して構成する遊技機島において、各遊技機に球を補給する球補給樋の途中に配設する球揚送装置、および球揚送装置の制御方法に関するものである。
従来、遊技機店では、複数の遊技機を列設するための遊技機島を構成している。この遊技機島では、列設した各遊技機から排出された球を回収樋に回収すると共に、回収された球を遊技機島中央部に設置した球研磨揚送装置によって上方の上部タンクに揚送して貯留し、ここから球補給樋に傾斜をつけ、自然落下を利用することで島端の遊技機まで球を補給している。つまり、従来の球補給樋は、このような構造を有しているため、列設した各遊技機に球を補給するためには、遊技機島中央部から遊技機島端に向かって所定の傾斜(4分の傾斜)が必要ということになる。
したがって、遊技機島の全長が長くなった場合、球補給樋の上流端側と下流端側の高低差が大きくなってしまう。よって、遊技機の設置台数が多くなればなるほど、遊技機島の全長が長くなってしまい、その結果、遊技機島の全高が高くなるという欠点があった。また、遊技機島の全高が高くなると、必然的に遊技店の天井も高くなるため、建設費や家賃等のコストが嵩むようになる。さらに、遊技機島の全高が高くなって球補給樋の位置が高くなると、保守点検時に見上げたり、死角が生じ易くなるので、作業効率が悪くなるばかりではなく、防犯上の問題も露呈してしまう。そのため、営業時間中に天井裏に潜み、営業終了後に降りてきて、遊技機に不正な改造を加える事件が横行している。
そこで、これら従来からの諸問題を解決するために、球補給樋の途中に球揚送装置を配置して、遊技機島の全高を抑えるようにした遊技機島が特許文献1や特許文献2によって知られている。
また、センサの出力に基づいて運転制御を行なうようにした球揚送装置が、特許文献3によって知られている。すなわち、従来の球揚送装置においては、所定の位置に複数のセンサを配置し、これらのセンサが出力する情報、すなわち球を検出したという情報、あるいは球を検出していないという情報等を適宜組み合わせることにより、駆動手段の運転を開始する、または運転を停止する、といった制御を行なっている。
特開平5−253351号公報 特開平4−215783号公報 特開2008−6093号公報
しかしながら、上記した従来の球揚送装置において、当該球揚送装置を制御するために配置したセンサが故障すると、このセンサの故障が引金となって大きなトラブルを招くことがある。すなわち、従来の球揚送装置(以下、リフトということがある)では、配置したセンサによって球の状態を検知し、球が満杯になるとリフトを止め、球が無くなった状態になると(球を検知しなくなると)再びリフトを駆動させるように構成していた。
このため、従来の球揚送装置におけるセンサが故障すると、球が満杯の状態であってもリフトが駆動を続けるので、球が溢れてしまったり、負荷が大きくなってリフトがロックしたり、さらには駆動手段であるモータが焼損するという問題があった。
また、満杯になって溢れた球が落下すると、球揚送装置の下方に配置してある球回収装置や紙幣搬送装置等を破損する虞れがあった。
さらに、例えば「モータ」→「ギヤヘッド」→「第1プーリ」→「ベルト」→「第2プーリ」→「シャフト」→「第1球搬送プーリ」→「球搬送ベルト」→「第2球搬送プーリ」へ動力伝達がなされる駆動系を備えた従来の球揚送装置におけるエラーの検出は、通常、以下のようにして行なわれていた。すなわち、最終的な回転部材である第2球搬送プーリにセンサ検知部を突設させ、この突設したセンサ検知部を対応するセンサによって検知することにより、第2球搬送プーリが正常に回転している否かを監視していた。このため、エラーの検出が大掛かりになり、球揚送装置の小型化を阻んでいたが、本発明者らは、鋭意研究の結果、球揚送装置の小型化に成功した。
本発明は、上記に鑑みなされたものであり、運転を制御するために設けたセンサが故障しても、球が溢れることなく、安心して運転を続けることのできる球揚送装置を提供することを目的とする。また、運転状態を容易に制御・監視できる球揚送装置の制御方法を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、複数の遊技機を列設して構成する遊技機島において、各遊技機に球を補給する球補給樋の途中に配設する球揚送装置であって、筐体内の上下に配置した第1球揚送プーリおよび第2球揚送プーリと、両球揚送プーリに架け渡して球を揚送する球揚送ベルトと、前記球揚送プーリの駆動源になるモータと、を備え、揚送した球を排出する球出口の近傍に、球を検出する第1の検知手段を設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載した構成に加えて、揚送した球を排出する球出口の近傍において、前記第1の検知手段よりも下流側に第2の検知手段を設けたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載した構成に加えて、前記第1の検知手段および/または第2の検知手段が前記モータの動作開始後一定時間経過後も球を検知しない場合に、エラーが発生したことを報知する報知手段を設けたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、複数の遊技機を列設して構成する遊技機島において、各遊技機に球を補給する球補給樋の途中に配設する球揚送装置の制御方法であって、球揚送装置は、筐体内の上下に配置した第1球揚送プーリおよび第2球揚送プーリと、両球揚送プーリに架け渡して球を揚送する球揚送ベルトと、前記球揚送プーリの駆動源になるモータと、を備え、揚送した球を排出する球出口の近傍に、球を検出する第1の検知手段を設け、前記第1の検知手段に基づいて前記モータの駆動・停止を制御することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載した構成に加えて、揚送した球を排出する球出口の近傍において、前記第1の検知手段よりも下流側に第2の検知手段を設け、前記第1の検知手段および/または第2の検知手段に基づいて前記モータの駆動・停止を制御することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項4または5に記載した構成に加えて、前記球補給樋の途中にシャッター装置を設け、前記第1の検知手段および/または第2の検知手段に基づいて前記シャッター装置の開放・閉止を制御することを特徴とする。
本発明によれば、エラーが発生した場合には、これを確実に検知することができ、また発生したエラーを報知することができる。したがって、素早くエラーを回復することができるようになる。さらに、シンプルな構成で、装置の小型化が可能である。しかも、球揚送装置を1つまたは2つの検知手段を用いて確実に制御することができる。加えて、他方の検知手段を一方の検知手段の予備として機能させることも可能であるので、1つの検知手段が故障しても、残りの検知手段によって問題なく制御を続けることができ、当該球揚送装置から球が溢れ出て落下し、下方に配置した球回収樋や紙幣搬送装置等の諸装置を破損するなど、二次的な被害をもたらすことがない。
本発明に係る球揚送装置を配置した遊技機島の片半部分を示す概略正面図である。 本発明に係る球揚送装置の斜視図である。 球揚送装置を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は左側面図、(e)は右側面図である。 図3(e)におけるA−A線に沿った断面図である。 球揚送装置の動作説明図である。 1個のセンサによる制御の一例を示すフローチャートである。 エラー発生時のフローチャートの一例である。 1個のセンサによる制御におけるタイムチャートの一例である。 2個のセンサによる制御の一例を示すフローチャートである。 2個のセンサによる制御におけるタイムチャートの一例である。
次に、本発明の一実施例を、図面を参照しながら説明する。
<遊技機島>
図1は、本発明に係る球揚送装置を配置した遊技機島の片半部分を示す概略正面図である。遊技機島100は、遊技機(この実施例ではパチンコ機)110を複数列設して構成する。なお、この図1は、遊技機島の右側半分を描いているので、遊技機島は左右略対称に存在している。図1に示す遊技機島100の一端(実際の遊技機島では中央)には、球を研磨しながら揚送する球研磨揚送装置120を備えている。また、球研磨揚送装置120の上部には、球を貯留する上部タンク130が設けてある。さらに、球研磨揚送装置120の下方には、遊技機110を通過した球等を貯留する下部タンク140が隣接して設けてある。なお、図示した実施例では、球研磨揚送装置120を遊技機島100の中央に配置しているが、遊技機島の端部あるいは途中に配置するようにしてもよい。
一方、列設した遊技機110の上方には、球補給樋150が設けられ、この球補給樋150の一端が、前記した上部タンク130に接続されている。そして、上部タンク130の球が球補給樋150の傾斜によって転動流下し、シュート151、ジャバラ152および補給カウンタ153を介して各遊技機110に球を分配する。なお、各遊技機110には、台間玉貸機あるいはカードにより貸玉を管理するCRユニット111が、隣接して配置されている。
球補給樋150の途中には、本発明に係る球揚送装置200を配置する。つまり、所定の傾斜角度を維持して球補給樋150を設置しようとした場合、球補給樋150の全長が長くなると、設置に必要な全高も高くなってしまうため、本発明に係る球揚送装置200を配置して、全体の高さを抑えるのである。一例を挙げると、4分の傾斜(4/100)で球補給樋150を設置する場合、全長約7メートルの島では、全高は1900mm程度であるが、全長約10メートルの島では、全高が2000mmを超えてしまう。そこで、球補給樋150を途中で分割し、本発明に係る球揚送装置200を分割箇所に配置することにより、隣接する球補給樋150,150において下流端へ到達した球を隣の球補給樋150の上流端へ揚送して、全体の高さを抑えながら球を遊技機島100の全体に亘って補給するのである。
<球揚送装置>
球揚送装置200は、板金加工およびねじ止め等によって作成した筐体210を備えている(図2、図3参照)。そして、この筐体210の内部に、略鉛直線上の上下に配置した第1球揚送プーリ310および第2球揚送プーリ320と、両球揚送プーリ310,320に架け渡して球を揚送する無端状の球揚送ベルト330と、前記球揚送プーリ310,320の駆動源になるモータ340と、を備えている(図4、図5参照)。
一方、筐体210の上方部分には、図5に示すように、上従動プーリ370が設けてある。この上従動プーリ370のシャフト371には、第1球揚送プーリ310が設けてある。すなわち、上従動プーリ370と第1球揚送プーリ310とが同軸上に設けてあり、上従動プーリ370が回転すると、第1球揚送プーリ310も等速で回転する。
また、筐体210の下方部分には、前記した第1球揚送プーリ310の略垂線下に、第2球揚送プーリ320が設けてある。
さらに、筐体210の中段には、アイドルプーリ380が配置してある。そして、第1球揚送プーリ310と、第2球揚送プーリ320と、アイドルプーリ380との間に、無端状の球揚送ベルト330が略三角形を形成するように張設してある。なお、アイドルプーリ380を調整することにより、球揚送ベルト330の張り具合を調整することができる。
この球揚送ベルト330は、筐体210の幅方向に延在するものであって、複数の球が横に並んだ状態で揚送可能な横幅を有している。なお、球は、この球揚送ベルト330によって押圧されながら揚送されるものである。
また、球揚送装置200を構成する筐体210の左側側面部分(図3参照)には、球入口410が開設してある。この球入口410は、筐体210の下縁付近に開口しており、複数の球を横に並べて同時に受け入れることができる。この球入口410の横幅は、球揚送ベルト330の横幅に対応している。
一方、筐体210の内部には、球出口420を設ける。この球出口420は、前記した球入口410の略対角線上にあり、球揚送ベルト330が立ち上がる上端付近において、揚送された球を排出する役割を担っている。また、球出口420の横幅は、球揚送ベルト330の横幅に対応しており、複数の球が並んで球出口420を通過することができる。なお、球出口420付近における上方の高さは、排出された複数の球が重なってもよい高さであるが、精々2〜3段程度までである。
さらに、この球出口420は、図4に示す実施例においては、上面へ向けて開口しており、第1球揚送プーリ310(球揚送ベルト330)の水平点より若干上に位置している。例えば、水平位置から約30度程度左回りに上昇した辺りに位置している。しかし、この球出口420の開口する向きや位置は、適宜に変更できる。
加えて、球出口420の近傍には、球循環導入部430を形成する(図4および図5参照)。この球循環導入部430は、球出口420から排出されて、球出口420の付近で滞留する球を球入口410側へ戻して、筐体210内で循環させるためのものである。
なお、球が球補給樋150を順調に流れているときは球出口420付近に球が滞留することはほとんどないが、球補給樋150における球の流れが悪く球出口420付近に球が滞留し始めた場合には、球出口420の上にも球が重なって盛り上がることになる。すると、球揚送ベルト330に接触している球が、この球揚送ベルト330によって図5に示す矢印[異常時の流れ]のように搬送され、球入口410付近へ運ばれることになる。つまり、この実施例における球循環導入部430は、球揚送ベルト330と、筐体210を構成するカバー部材との間に形成された空間ということになる。
そして、球循環導入部430の球は、球搬送ベルト330の作用によって、第1球揚送プーリ310付近からアイドルプーリ380の方向へ搬送される。また、アイドルプーリ380を側方の頂点とし、第1球揚送プーリ310を上方の頂点とし、第2球揚送プーリ320を下方の頂点とする略三角形が形成され、アイドルプーリ380による側方の頂点を超えると、球搬送ベルト330上の球は落下する。この落下位置は、球入口410の近傍であり、落下した球は、球入口410から入った球の上側に載って山を作り、やがて外側の球から崩れ落ち、球搬送ベルト330によって球出口420へ向けて搬送される。これは、アイドルプーリ380よりも下側で球入口410付近の空間が球で埋まっていないときの現象である。
一方、球入口410付近の空間が球で略詰まっている場合であっても、本実施例では、モータを駆動し続け、筐体210内の球を循環させることができる。すなわち、球入口410付近に球が滞留していると、球入口410から新たな球の流入が困難となるため、筐体210内に既に入っている球が優先的に球出口420へ揚送されることになる。したがって、筐体210から球が溢れ、この溢れた球が落下して、下方に配置してある球回収装置や紙幣搬送装置等を破損する虞れがなくなる。
加えて、図示の球揚送装置200では、以下のような構成を備えている。先ず、第1揚送プーリ310の近傍で上向きに開口している球出口420には、球導出部440が連なっている。この球導出部440は、球揚送装置200内に設けた球導出樋441によって形成される。すなわち、この球導出樋441は、遊技機島100に設置した球補給樋150と略同じ傾斜角度を有しており、外端部分に下流側に配置した球補給樋150の上流端を接続する。そして、球導出樋441の底板442の入口側には、球を検知する検知手段を設ける。なお、この検知手段を以下第1の検知手段ということがあり、底板442に設けた第1センサ510が相当する。
そして、図示の実施例においては、球導出部440の上方にも球を検知する検知手段が設けてあり、この検知手段を以下第2の検知手段ということがある。すなわち、第2の検知手段は、球導出部440の上方に設けた第2センサ520が相当する。加えて、この第2センサ520は、前記した第1センサ510よりも下流側に配置してあり、この点についても後述する。さらに、図示の実施例においては、球補給樋150の途中、具体的には球揚送装置200の上流側であって球入口410の近くに、当該球揚送装置200に対する球の流入を阻止することが可能なシャッター装置154を設けている。このシャッター装置154についても、後述する。
なお、第1の検知手段である第1センサ510、および第2の検知手段である第2センサ520には近接センサを用いているが、他の形式のセンサやセンサ以外の検知手段を用いてもよい。
一方、球出口420には、球導出樋441が臨み、この球導出樋441がさらに下流側の球補給樋150に連なっている。また、球導出樋441の底板442の形状は、遊技機島100に配置した球補給樋150の底板の形状に対応している。そして、球出口420は、球導出樋441の若干上方に位置しており、球導出樋441の底板442は、球出口420よりも若干下がった位置に配置されている。このため、球揚送ベルト330によって押し上げられた球が、球導出樋441に入り易い構造になっている。
さらに、駆動源であるモータ340は、筐体210の側面部分から球導出部440の下方部分に掛けて配置してある。加えて、モータ340の出力軸には、歯車機構350が接続され、この歯車機構350の出力軸351に駆動プーリ360が設けられている。
そして、この駆動プーリ360と前記した上従動プーリ370との間に駆動ベルト361を張設して、モータ340の回転がシャフト371を介して第1球揚送プーリ310に伝達する。また、第1球揚送プーリ310には、球揚送ベルト330が掛けられ、この球揚送ベルト330は、第2球揚送プーリ320およびアイドルプーリ380に張設してある。このため、第1球揚送プーリ310が回転すると、第2球揚送プーリ320が同期して回転し、アイドルプーリ380も従動して回転する。
<制御方法>
次に、前記した球出口420の近傍に設けた球の検知手段に基づく制御方法について説明する。先ず始めに、球導出樋441の底板442に設けた第1センサ510に基づく制御について説明する。スタート時は、リフトが順調に駆動している時であり、このリフトによって球が揚送され、球出口420から球が供給されている。このとき、第1センサ510は、出口付近の球の流れを監視し、満杯か否かを判断している。この満杯か否かの判断は、図6および図8に示すように、ステップ1(以下、S1と略記する)において第1センサ510(以下、センサと略称する)が所定の時間(t秒間)連続してONしているか否かで判断する。そして、t秒間連続してONになっている場合は、球出口420の周辺が球で満杯になっているので、S2へ進み、満杯でない場合はS1へ戻る。S2では、リフトの駆動を停止する。すなわち、モータ340を停止させてリフトを止め、球の揚送を停止する。
なお、センサの出力をみれば、センサ周辺における球の状況が分かる。例えば、センサからの出力が無い状態、すなわちセンサがOFFならば球が無い状態を示し、所定の間隔でパルス状に出力されている場合(センサがON、OFFを繰り返す場合)は、複数の球が通過している状態を示し、連続して出力されている場合(センサのONが継続する場合)は、球の移動が無くセンサの周辺が球で満杯になっている状態を示すことになる。
次に、球出口420の周辺で満杯が続くようならば、前記したように球入口410の近くに設けたシャッター装置154を作動させて、球補給樋150から球揚送装置200へ流入する球の供給を停止させる。すなわち、S3において、センサが連続してs秒間ONしているか否かを判断する。なお、前記シャッター装置154が作動を開始するタイミングであるs秒間は、前記したt秒間よりも長い時間であるが、この時間(s秒)をリフト停止後の時間に設定すれば、t秒よりも短くても差し支えなく、これらの時間は適宜に設定すればよい。
その後、球が満杯になってから所定の時間(s秒)が経過した場合には、S4においてシャッター装置154(以下、シャッターと略称する)を閉止する。これは、前記したように、球入口410に対して上流側の球補給樋150から新たな球を供給することを阻止するための手段であり、下流側の球補給樋150における球の滞留が長引く場合であっても、球揚送装置200が球で溢れ、球が落下する虞れがない。
次のS5では、センサが所定数のパルスを出力したか否かを判断する。すなわち、センサがON・OFFを繰り返してパルスを出力するということは、センサに対して球が断続的に作用したことを示し、球の流動が再開されたことを意味する。そこで、S5において所定数のパルスをカウントした場合には、S6においてリフトを再駆動させる。
リフトを再駆動させた後、S7において所定の時間h秒が経過したか否かを判断し、経過したならば、S8においてシャッター装置154を開放する。このように、リフトの停止/駆動とシャッターの閉止/開放とに時間差を設けて制御することで、球の供給および排出について余裕をもって確実かつ安全に行なうことができる。
次に、リフト駆動にエラーが発生した場合のエラー処理について説明する。このエラー処理は、図7に示すフローチャートにより可能である。例えば、第1センサ510が球を検出しない場合に、エラー処理を実行すればよい。具体的には、S10で、リフトが駆動中か否かを判断し、駆動中ならばS20へ進み、リフトが駆動中でなければ、リフトの駆動開始を待機する。
S20では、リフトが駆動開始後、球が排出されるまでに要する時間が経過したか否かを判断する。所定の時間が経過している場合は、S30へ進み、経過していない場合は、S10に復帰する。
S30では、検知手段である第1センサ510が球を検知したか否かを判断し、球を検出した場合は、S40へ進み、球通過フラグをクリアするとともに、エラー信号をクリアしたのち、S10へ復帰する。
一方、S30で、第1センサ510が球を検知しなかった場合には、S50へ進んでエラー処理を実行する。一例を挙げると、エラー信号を管理コンピュータ等へ送信し、またリフトを一定時間停止させたのち、リフトを再駆動させる処理を実行させることが可能である。
次に、2つの検知手段、すなわち第1センサ510および第2センサ520を用いた制御方法の一例を、図9に示すフローチャートおよび図10に示すタイムチャートによって説明する。この制御方法は、第2センサ520(以下、センサ2という)によってシャッター装置154を制御し、第1センサ510(以下、センサ1という)によってリフト(モータ340)を制御するものである。
図9および図10に沿って具体的に説明すると、先ず、S210において、センサ2が所定時間(s秒間)連続してONしているか否かを判断して、球が満杯になっているか否かを判断する。s秒間連続してONならば、S220においてシャッターを閉止する。なお、このとき、センサ1は、センサ2に比べて上流側に配置してあるので、通常、センサ2に遅れて満杯になる。したがって、この状態では、リフトの駆動が継続しているので、筐体210内の球が循環することになる。
次に、センサ1においても満杯になったか否かを判断する。すなわち、S230において、センサ1が連続してt秒間ONするか否かを判断し、t秒間ONしたならば、S240に進んでリフトの駆動を停止させる。つまり、モータ340を停止させるということである。
一方、球が移動を開始し、これをセンサ2が検知した場合、すなわち、S250においてセンサ2が所定数のパルスを出力したか否かを判断し、出力した場合には、S250に進んでシャッターを開放する。つまり、センサ2の付近に滞留していた球が確実に排出されたことを意味するが、この場合には、リフトの駆動は停止したままである。
次に、シャッターが開放されてからh秒間が経過したか否かをS270で判断し、経過したならば、S280に進んでリフトの駆動を再開する。この状態では、シャッターが開放されるとともに、リフトが駆動されているので、球入口410から供給された球が揚送されて球出口420から排出される。
このように、第1センサ510と第2センサ520とを用いて、リフトとシャッターとを個別に制御すれば、球の状況に応じて適切な制御が可能になる。したがって、球の滞留が解消した場合に、直ちに球の補給を再開することができる。しかも、球が溢れて落下し、下方に配置してある球回収装置や紙幣搬送装置等を破損する虞れがない。
また、第2センサ520を第1センサ510の予備として使用することもできる。例えば、第1センサ510が故障した場合に、第2センサ520を用いて、図6ないし図8に示す1つのセンサを用いた制御を行なうことができる。なお、使用するセンサの切り替えを、遊技店の管理装置等を介して行なうように構成することもできる。
このような制御方法によれば、球揚送装置200を簡単な構成で確実に制御することができる。また、本発明の球揚送装置200によれば、エラーの検出が簡単であり、エラー表示も容易である。さらに、第1センサ510および第2センサ520は、両者共に球を直接検出するように球の通路に配置してあるので、回転部材を検出するように構成した従来装置に比べて装置の小型化が可能である。
以上、本発明を図示の実施例について説明したが、本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り適宜に実施できる。なお、球補給樋における球揚送装置として説明したが、この球揚送装置を球回収樋に摘要することも可能である。
100 遊技機島
110 遊技機
111 台間玉貸機あるいはCRユニット
120 球研磨揚送装置
130 上部タンク
140 下部タンク
150 球補給樋
151 シュート
152 ジャバラ
153 補給カウンタ
154 シャッター装置
200 球揚送装置
210 筐体
310 第1球揚送プーリ
320 第2球揚送プーリ
330 球揚送ベルト
340 モータ
350 歯車機構
351 出力軸
360 駆動プーリ
361 駆動ベルト
370 上従動プーリ
371 シャフト
380 アイドルプーリ
410 球入口
420 球出口
430 球循環導入部
440 球導出部
441 球導出樋
442 底板
510 第1センサ
520 第2センサ

Claims (6)

  1. 複数の遊技機を列設して構成する遊技機島において、各遊技機に球を補給する球補給樋の途中に配設する球揚送装置であって、
    筐体内の上下に配置した第1球揚送プーリおよび第2球揚送プーリと、両球揚送プーリに架け渡して球を揚送する球揚送ベルトと、前記球揚送プーリの駆動源になるモータと、を備え、
    揚送した球を排出する球出口の近傍に、球を検出する第1の検知手段を設けたことを特徴とする球揚送装置。
  2. 揚送した球を排出する球出口の近傍において、前記第1の検知手段よりも下流側に第2の検知手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の球揚送装置。
  3. 前記第1の検知手段および/または第2の検知手段が前記モータの動作開始後一定時間経過後も球を検知しない場合に、エラーが発生したことを報知する報知手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の球揚送装置。
  4. 複数の遊技機を列設して構成する遊技機島において、各遊技機に球を補給する球補給樋の途中に配設する球揚送装置の制御方法であって、
    球揚送装置は、筐体内の上下に配置した第1球揚送プーリおよび第2球揚送プーリと、両球揚送プーリに架け渡して球を揚送する球揚送ベルトと、前記球揚送プーリの駆動源になるモータと、を備え、
    揚送した球を排出する球出口の近傍に、球を検出する第1の検知手段を設け、
    前記第1の検知手段に基づいて前記モータの駆動・停止を制御することを特徴とする球揚送装置の制御方法。
  5. 揚送した球を排出する球出口の近傍において、前記第1の検知手段よりも下流側に第2の検知手段を設け、
    前記第1の検知手段および/または第2の検知手段に基づいて前記モータの駆動・停止を制御することを特徴とする請求項4に記載の球揚送装置の制御方法。
  6. 前記球補給樋の途中にシャッター装置を設け、前記第1の検知手段および/または第2の検知手段に基づいて前記シャッター装置の開放・閉止を制御することを特徴とする請求項4または5に記載の球揚送装置の制御方法。
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