JP2012054668A - 撮像モジュールおよび撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】視差が比較的に小さい画像を提供すること。
【解決手段】撮像モジュールは、第1光学系と、第1光学系とは異なる位置に光軸を持ち、予め定められた物点距離の範囲内に位置する物点からの光の波面を変調することにより当該物点からの光を物点距離によらず略同一の広さに広げ、当該物点からの光の波面を物点距離に応じた傾きに変調する第2光学系と、第1光学系および第2光学系のそれぞれを通じて被写体をそれぞれ撮像する撮像部とを備え、第2光学系は、予め定められた物点距離の範囲内に位置する物点からの光の波面を、第1光学系の光軸側に傾ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像モジュールおよび撮像装置に関する。
デフォーカス量を異ならせて複数の画像を撮像して、複数の画像内の同一被写体の像位置に基づき、被写体距離を特定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、複数の開口を通じて撮像した複数の画像に位置補正をして合成映像を得る技術が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特許文献1 特開2010−87856号公報
特許文献2 特開2002−204462号公報
複数の視点から撮像された画像には、視点位置のズレによる視差ズレが含まれる。立体撮影用、測距用等のように視差ズレを積極的に利用する場合を除けば、大きな視差ズレが存在することは不都合な場合がある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様においては、撮像モジュールであって、第1光学系と、第1光学系とは異なる位置に光軸を持ち、予め定められた物点距離の範囲内に位置する物点からの光の波面を変調することにより当該物点からの光を物点距離によらず略同一の広さに広げ、当該物点からの光の波面を物点距離に応じた傾きに変調する第2光学系と、第1光学系および第2光学系のそれぞれを通じて被写体をそれぞれ撮像する撮像部とを備え、第2光学系は、予め定められた物点距離の範囲内に位置する物点からの光の波面を、第1光学系の光軸側に傾ける。
第2光学系は、より近い物点からの光の波面を、第1光学系の光軸側により大きく傾けてよい。
第1光学系は、予め定められた物点距離の範囲内に位置する物点からの光の波面を変調することにより当該物点からの光を物点距離によらず略同一の広さに広げ、当該物点からの光の波面を物点距離に応じた傾きに変調し、第1光学系は、より近い物点からの光の波面を、第2光学系の光軸側により大きく傾けてよい。
第1光学系を通じて撮像された第1画像に、第1光学系の点広がり関数の逆関数による点広がり補正を施し、第2光学系を通じて撮像された第2画像に、第2光学系の点広がり関数の逆関数による点広がり補正を施す補正部をさらに備えてよい。
補正部により補正された第1画像と第2画像とを重ね合わせて出力画像を生成する画像生成部をさらに備えてよい。
第2光学系は、物点からの光の位相分布を、光軸からの位置に関する2次より大きい次数の多項式で近似される位相分布にすることにより、物点からの光を物点までの距離によらず略同一の広さに広げてよい。
第2光学系は、物点からの光の位相分布を、デフォーカス量に応じた位相分布を表す2次の項を含む多項式で近似される位相分布にしてよい。
第2光学系は、物点からの光の位相分布を、3次以上の奇数次の項、および、デフォーカス量に応じた2次の項を含む多項式で近似される位相分布にしてよい。
第2光学系は、物点からの光の位相分布を、3次の項、および、デフォーカス量に応じた2次の項を含む多項式で近似される位相分布にしてよい。
第2光学系は、被写体光を結像する結像レンズと、被写体光の位相を変調する光変調部とを有し、第2光学系は、物点からの光の位相分布を、光変調部の位相変調による3次以上の奇数次の項、および、結像レンズによるデフォーカス量に応じた2次の項を含む多項式で近似される位相分布にしてよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
撮像装置10のブロック構成の一例を示す図である。 光変調部による瞳面における位相分布の一例を示す図である。 デフォーカス量の変化の一例を示す図である。 物点距離に対する像位置のシフト量の依存関係の一例を示す図である。 2次元の像面上で生じる像位置のシフトを示す図である。 レンズ、受光部および光変調部の位置関係を示す図である。 画像生成部150における画像処理を模式的に示す図である。 レンズ、受光部および光変調部の他の位置関係を模式的に示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、撮像装置10のブロック構成の一例を模式的に示す。本実施形態に係る撮像装置10は、視差が比較的に小さい画像を提供することを一つの目的とする。撮像装置10は、第1撮像系101、第2撮像系102、画像信号生成部170、および、記録部180を備える。第1撮像系101および第2撮像系102は、撮像光軸が互いに異なる撮像系である。第1撮像系101と第2撮像系102とは、互いに異なる視点から同一の被写体を撮像する。
第1撮像系101は、第1光学系115および第1受光部119を有する。第1受光部119は、被写体からの光を第1光学系115を通じて受光し撮像する。第1光学系115は、第1レンズ110、および、被写体光の位相を変調する第1光変調部114を含む。第2撮像系102は、第2光学系125および第2受光部129を有する。第2受光部129は、被写体からの光を第2光学系125を通じて受光し撮像する。第2光学系125は、第2レンズ120、および、被写体光の位相を変調する第2光変調部124を含む。第1レンズ110および第2レンズ120は、結像レンズとする。このように、第2光学系125は、第1光学系115とは異なる位置に光軸を持つ。本図の第1撮像系101および第2撮像系102のブロック構成は、第1レンズ110および第2レンズ120の光軸を含む断面の模式断面図とする。
ここで、第1光変調部114および第2光変調部124が存在しないとして、P1およびP2の位置の物点からの光を例に挙げて、物点像が形成される位置を説明する。位置P1の物点からの光は、第1レンズ110および第2レンズ120にそれぞれ入射して、点線で示す向きで像面に入射する。位置P2の物点からの光は、一点破線で示す向きで像面に入射する。第1撮像系101側の像面では、撮像装置10に対してより近い位置のP2からの光は、第2レンズ120の光軸位置からより離れた位置に入射する。第2撮像系102側の像面では、P2からの光は、第1レンズ110の光軸位置からより離れた位置に入射する。このため、物点までの距離が小さいほど、大きな視差が生じる。
次に、第1光変調部114および第2光変調部124が存在する場合について説明する。第1光変調部114は、予め定められた物点距離の範囲内に位置する物点からの光の波面を、物点距離に応じた傾きに変調する。この傾きにより生じる波面の向きは、第2光学系125の光軸側となる。すなわち、第1光変調部114は、当該物点からの光の波面を、第2光学系125の光軸側に傾ける。より具体的には、第1光学系115は、より近い物点からの光の波面を、第2光学系125の光軸側により大きく傾ける。第1光変調部114により変調された光の波面の進行方向を、本図の光線51で模式的に示す。第1光変調部114による波面の傾きについては、後に説明する。
第2光変調部124も、第1光変調部114と同様の波面変調特性を有するが、波面を傾ける向きが第1光変調部114とは異なる。具体的には、第2光変調部124は、予め定められた物点距離の範囲内に位置する物点からの光の波面を、物点距離に応じた傾きに変調する。この傾きにより生じる波面の向きは、第1光学系115の光軸側となる。すなわち、第2光変調部124は、当該物点からの光の波面を、第1光学系115の光軸側に傾ける。より具体的には、第2光学系125は、より近い物点からの光の波面を、第1光学系115の光軸側により大きく傾ける。第2光変調部124により変調された光の波面の進行方向を、本図の光線52で模式的に示す。
このように、第1光変調部114および第2光変調部124は、第1光変調部114および第2光変調部124が存在しない場合と比較して、物点までの距離に応じた視差を低減することができる。
第1撮像系101が備える第1受光部119について説明する。第1受光部119は、第1カラーフィルタアレイ116および第1撮像素子アレイ118を備える。第1カラーフィルタアレイ116は、予め定められた波長域の光を選択的に透過する複数のカラーフィルタを含む。第1カラーフィルタアレイ116は、当該複数のカラーフィルタが予め定められたパターンで配列されて形成される。例えば、第1カラーフィルタアレイ116は、当該複数のカラーフィルタがマトリクス状に配列されて形成される。各カラーフィルタが透過する波長域は、撮像目的に応じて設計すればよい。全カラーフィルタが特定波長域の光を選択的に透過してよく、互いに異なる波長域の光を選択的に透過する複数種類のカラーフィルタを含んでよい。
第1撮像素子アレイ118は、被写体からの光を第1光学系115を通じて受光する複数の撮像素子を含む。第1撮像素子アレイ118が含む複数の撮像素子は、第1カラーフィルタアレイ116が含む複数のカラーフィルタに対応して設けられる。各撮像素子は、第1カラーフィルタアレイ116に入射した被写体光のうち、対応するカラーフィルタを透過した光を受光する。各撮像素子は、受光した光の量に応じた強度の撮像信号を出力する。このように、第1撮像素子アレイ118は、第1光学系115を通じて被写体を撮像する複数の撮像素子を有する。
第2撮像系102が備える第2受光部129について説明する。第2受光部129は、第2カラーフィルタアレイ126および第2撮像素子アレイ128を備える。第2撮像系102において、第2カラーフィルタアレイ126は、予め定められた波長域の光を選択的に透過する複数のカラーフィルタを含む。第2カラーフィルタアレイ126は、当該複数のカラーフィルタが予め定められたパターンで配列されて形成される。例えば、第2カラーフィルタアレイ126は、当該複数のカラーフィルタがマトリクス状に配列されて形成される。各カラーフィルタが透過する波長域は、撮像目的に応じて設計すればよい。全カラーフィルタが特定波長域の光を選択的に透過してよく、互いに異なる波長域の光を選択的に透過する複数種類のカラーフィルタを含んでよい。
第2撮像素子アレイ128は、被写体からの光を第2光学系125を通じて受光する複数の撮像素子を含む。第2撮像素子アレイ128が含む複数の撮像素子は、第2カラーフィルタアレイ126が含む複数のカラーフィルタに対応して設けられる。各撮像素子は、第2カラーフィルタアレイ126に入射した被写体光のうち、対応するカラーフィルタを透過した光を受光する。各撮像素子は、受光した光の量に応じた強度の撮像信号を出力する。このように、第2撮像素子アレイ128は、第2光学系125を通じて被写体を撮像する複数の撮像素子を有する。
なお、第1レンズ110と第2レンズ120とは、互いに異なる光学特性を有してよい。ここで、光学特性とは、結像特性、明るさ特性などを例示することができる。光学特性を示す指標として、焦点距離、F値、有効口径などを例示することができる。また、第1受光部119と第2受光部129とは、受光特性が異なってもよい。例えば、第1カラーフィルタアレイ116と第2カラーフィルタアレイ126とは、選択的に透過する光の波長域が互いに異なってよい。例えば、第1カラーフィルタアレイ116が緑の波長域の光を選択的に透過するカラーフィルタを有してよい。そして、第2カラーフィルタアレイ126が、赤および青の波長域の光を選択的に透過するカラーフィルタを有してよい。また、第1カラーフィルタアレイ116と第2カラーフィルタアレイ126とは、カラーフィルタの配列パターンが異なってよい。また、第1撮像素子アレイ118と第2撮像素子アレイ128とは、配列された撮像素子のピッチが異なってよい。このように、第1撮像系101と第2撮像系102とは、異なる撮像特性を有してよい。
第1受光部119および第2受光部129の構成について説明する。第1受光部119および第2受光部129がそれぞれ有する複数の撮像素子は、同一平面上に設けられる。例えば、第1撮像素子アレイ118が有する複数の撮像素子、および、第2撮像素子アレイ128が有する複数の撮像素子は、同一基板上に形成される。例えば、第1撮像素子アレイ118が有する複数の撮像素子、および、第2撮像素子アレイ128が有する複数の撮像素子は、同一プロセスで同一基板の一面に同時に形成される。また、第1カラーフィルタアレイ116が有する複数のカラーフィルタおよび第2カラーフィルタアレイ126が有する複数のカラーフィルタも、対応する撮像素子の上部に同一プロセスで同時に形成される。これにより、第1受光部119および第2受光部129を一体に含む1つの撮像部109が製造される。第1受光部119の撮像面および第2受光部129の撮像面は、当該受光部が持つ撮像面の部分領域となる。なお、第1撮像素子アレイ118および第1カラーフィルタアレイ116を持つ第1受光部119と、第2撮像素子アレイ128および第2カラーフィルタアレイ126を持つ第2受光部129とは、互いに別個に製造して組み付けられてもよい。
各撮像系が備える複数の撮像素子は実質的に同時に露光される。各撮像素子が露光されると、読み出し部174は、当該複数の撮像素子から、撮像信号を読み出す。読み出し部174は、複数の撮像素子と同一基板上に形成された読み出し回路を有してよい。当該読み出し回路は、各撮像系に対して1つ設けられ、1つの読み出し回路が、各撮像系が備える複数の撮像素子から、撮像信号を順次に読み出してよい。なお、当該読み出し回路は、各撮像系に対してそれぞれ別個に設けられてよい。
各撮像系が備える複数の撮像素子は、MOS型撮像素子であってよい。各撮像素子が同一プロセスで同一基板の一面に形成されたMOS型撮像素子である場合、読み出し部174は、各撮像系が備える光学系毎に、部分的に読み出すことができる。各撮像系が含む撮像素子は、MOS型撮像素子の他、CCD型撮像素子などの固体撮像素子で実装することもできる。
このように、撮像部109は、第1光学系115および第2光学系125のそれぞれを通じて被写体をそれぞれ撮像する。そして、読み出し部174が各撮像系が備える撮像素子から読み出した撮像信号は、補正部176に供給される。補正部176は、第1光学系115を通じて撮像された第1画像に、第1光学系115の点広がり関数の逆関数による点広がり補正を施す。また、補正部176は、第2光学系125を通じて撮像された第2画像に、第2光学系125の点広がり関数の逆関数による点広がり補正を施す。特に、補正部176は、第1光変調部114の点広がり関数の逆関数による点広がり補正を第1画像に施す。補正部176は、第2光変調部124の点広がり関数の逆関数による点広がり補正を第2画像に施す。
画像生成部150は、第1画像および第2画像から出力画像を生成する。画像生成部150は、補正部176により補正された第1画像と第2画像とを重ね合わせて、出力画像を生成する。画像生成部150は、出力画像を示す画像信号を記録部180に出力する。上述したように、第1光変調部114および第2光変調部124が存在することによって、視差が像面上で低減されている。このため、第1画像と第2画像とを単に重ね合わせるだけでも、視差ズレが小さい出力画像を提供することができる。
記録部180は、画像生成部150が生成した画像信号を記録する。記録部180は、画像生成部150から供給された画像信号が示す画像を、不揮発性メモリに記録してよい。当該不揮発性メモリは、記録部180が有してよい。また、当該不揮発性メモリは、撮像装置10に対して着脱可能に設けられた外部メモリであってよい。記録部180は、撮像装置10の外部に画像を出力してもよい。
撮像装置10は、カメラ機能付きの携帯電話、デジタルカメラなどの撮像機器であってよい。第1撮像系101、第2撮像系102、および、画像信号生成部170を有する撮像モジュールは、これらの撮像機器用のカメラモジュールとして提供することができる。
図2は、第1光変調部114および第2光変調部124による瞳面における位相分布の一例を示す。ここでは、第1光変調部114および第2光変調部124は、一実施形態において同様の瞳関数を与える。このため、ここでは第1光変調部114および第2光変調部124を「光変調部」と総称する。また、対応する第1レンズ110および第2レンズ120を「レンズ」と総称する。また、対応する「光変調部」および「レンズ」を備える光学要素を「光学系」と総称する。
光変調部は、光軸を原点とする直交座標系に属する座標系の各座標値に関して、3次式で表される曲面形状を光学作用面に有するとする。光変調部によって、レンズの光軸対して直交する面内の直交する2軸をそれぞれXおよびYとしたとき、光変調部による波面収差は(X+Y)に比例する。このため、光変調部は、被写体光の位相を変調することとなる。
この波面収差によって、予め定められた物点距離の範囲内に位置する物点からの光は、物点距離によらず略同一の広さに広げられる。すなわち、光学系は、予め定められた物点距離の範囲内に位置する物点からの光の波面を変調することにより当該物点からの光を物点距離によらず略同一の広さに広げることができる。具体的には、予め定められた物点距離の範囲内に位置する物点からの光に対しては、光学伝達関数が略一定となる。つまり、物点距離に対する光学伝達関数の依存性が比較的に小さくなるとする。
物点からの光に対して波面変調効果を持たないレンズが像面上で結ぶ像を錯乱円と呼ぶこととすると、予め定められた物点距離の範囲内に位置する物点からの光を物点距離によらず略同一の広さに広げるとは、物点距離の差に応じて生じる錯乱円の大きさの差よりも、光の広がりの差を小さくすることを意味する。すなわち、予め定められた物点距離の範囲内に位置する物点に対して、光学系は、光の波面を変調することによって、光の波面を変調しない場合と比較して、物点からの光の広がりの差を小さくすることができる。物点距離の差に応じて生じる錯乱円の大きさの差よりも、光の広がりの差が小さくなるという効果を奏する程度であれば、光学系による光の広がりが完全に同一である必要はない。錯乱円の大きさの差よりも光の広がりの差が小さくなれば、物点像に点広がり補正をすることで、物点像の大きさを予め定められた許容値以下にすることができるという効果を奏する。
光変調部の存在により、物点からの光束の広がり幅は光軸方向に比較的に依存しなくなるが、その物点像はぼけを伴うこととなる。補正部176は、ぼけを伴う物点像を実質的に点像に復元する復元処理を施す。復元処理として、ぼけ像を点像に復元する復元フィルタを例示することができる。復元フィルタとして、光変調部によるぼけをキャンセルするデコンボリューションフィルタを例示することができる。デコンボリューションフィルタとしては、光学系によるぼけ像を点像に復元するべく光学系の光学伝達関数の逆変換をするものであってよい。復元フィルタは、逆フィルタ法に基づくデジタルフィルタなどで実装することができる。
なお、光変調部は、予め設計された波面収差を与える光学素子であればよく、上記の3次式曲面形状の光学作用面を持つ光学素子に限られない。光変調部の他の例として、屈折率変化により波面変調する屈折率分布型の波面変調レンズ、光の位相分布を変調する液晶素子等の波面変調素子等を例示することができる。
光変調部による波面の傾きについて説明する。光変調部およびレンズを含む光学系全体による位相分布には、レンズによるデフォーカスの効果が加えられる。デフォーカスの効果を分かり易く説明するために、X方向の一次元で説明する。デフォーカス量dとして、レンズ全体による一次元の位相分布φ(X)は、φ(X)=X+dXで表される。すなわち、光学系は、物点からの光の位相分布を、光軸からの位置に関する2次より大きい次数の多項式で近似される位相分布にする。
位相分布φ(x)は、φ(x)=(x+d/3)−(d/3)x−d/27と変形できる。変形後の式の第1項は、光変調部全体の位置シフトを表しており、この項による結像への影響は比較的に小さい。第2項は、波面の傾きを表しており、この項の影響が像位置のずれとして現れる。第3項は、定数の位相ずれを表しており、結像特性には影響しない。このように、光学系によると、デフォーカス量に応じて像位置にずれが生じる。
本図では、デフォーカス量が0の場合の位相分布の一例が位相分布200に示されている。位相分布210および位相分布220は、デフォーカス量が正および負の場合の位相分布を示す。位相分布210の全体の傾きに注意すると、位相分布210の全体の傾きは、位相分布200全体を負の向きに傾けた形に近いことがわかる。同様に、位相分布220全体の形も、位相分布200全体を負の向きに傾けた形に近いことがわかる。このため、光学系は、物点からの光の波面を、デフォーカス量に応じて異なる傾きに変調することがわかる。デフォーカス量は物点距離に依存するので、光学系は、物点からの光の波面を、物点距離に応じて異なる傾きに変調するといえる。このデフォーカス量に応じた傾きが、像面上の像位置に影響する。
このように、光学系は、物点からの光の位相分布を、デフォーカス量に応じた位相分布を表す2次の項を含む多項式で近似される位相分布にする。具体的には、光学系は、物点からの光の位相分布を、3次以上の奇数次の項、および、デフォーカス量に応じた2次の項を含む多項式で近似される位相分布にしてよい。より具体的には、光学系は、物点からの光の位相分布を、3次の項、および、デフォーカス量に応じた2次の項を含む多項式で近似される位相分布にしてよい。なお、光学系は、物点からの光の位相分布を、光変調部の位相変調による3次以上の奇数次の項、および、レンズによるデフォーカス量に応じた2次の項を含む多項式で近似される位相分布にしてよい。
図3は、は、デフォーカス量の変化の一例を模式的に示す。軸上の位置Z0の物点からの光は、結像レンズ300によって、位置Z0に対応する焦点面310と光軸との交点で結像する。物点の軸上の位置がZ'に変わると、結像位置も光軸上でシフトする。したがって、位置Z0の物点と位置Z'の物点との間では、図示したデフォーカスの分だけデフォーカス量が変化する。
物点が結像レンズからより遠い位置にあるほど、その位置からの物点位置の変化に対するデフォーカス量の変化量は小さくなる。したがって、物点が位置Z0よりも結像レンズ300により近いほど、デフォーカス量はより大きく変化する。図2に関連して説明したように、光変調部による波面の傾き量は、(d/3)に従って大きくなる。このため、遠距離の物点に対してデフォーカス量が小さく、近距離物点ほどデフォーカス量が大きくなるように結像関係を設定すると、光変調部は、より近い物点からの光の波面を、より大きく傾けることができるようになる。例えば、無限遠でデフォーカス量が実質的に0となるように設定してよい。また、波面の傾きの方向を逆向きにするには、位相差φ(X)の符号を逆とすればよい。図1で模式的に示したように、第1光変調部114と第2光変調部124とを対称に配置すれば、互いの方向に波面を傾けることができる。
図4は、物点距離と像位置のシフト量との間の依存関係の一例を模式的に示す。本グラフの横軸は、物点位置の光軸方向の変化量ΔZを示す。Z軸の正方向は、物点までの距離とする。物点距離が小さくなるほど、ΔZは小さくなる。縦軸は、像面におけるX方向の像位置のシフト量ΔXを示す。シフト量ΔXは、デフォーカス量が0の場合の像位置を基準とする。
図3に関連して説明したように、物点距離が大きくなるほどデフォーカス量の変化量は小さくなる。また、光変調部による波面の傾き量は、(d/3)に従って大きくなる。このため、デフォーカス量が0となる物点の位置を基準とした場合に、物点が遠方になるほどΔXの増加量は小さくなり、物点が近方になるほどΔXの増加量は大きくなる。図1で例示した位置P1が、デフォーカス量が0となる物点の位置よりも、ΔZ1だけ撮像装置10に近い位置にあるとする。この場合、位置P1の物点の像位置は、X方向にΔ1のシフト量が生じる。また、位置P2は、デフォーカス量が0となる物点の位置よりも、ΔZ2だけ撮像装置10に近い位置にあるとする。この場合、位置P2の物点の像位置は、X方向に、Δ1より大きいΔ2のシフト量が生じる。
以上、図3および図4において、X方向のシフト量を説明した。光変調部が与える波面収差が(X+Y)で表される場合、Y方向にもX方向と同様のシフト量が生じることとなる。
図5は、2次元の像面上で生じる像位置のシフトを示す。図4に関連して説明したように、像位置のシフトは、Y方向にもX方向と同様に生じる。このため、物点像は、X軸に関して正の傾きを持つ直線上に位置する。物点像の直線上の位置は、デフォーカス量に応じて、したがって物点距離に応じて、変化する。XY座標系の原点に対する像位置のシフト量は、近距離の物点ほど大きくなる。
図6は、レンズ、受光部および光変調部の位置関係を模式的に示す。本図は、被写体側から見た場合の位置関係を示す。ここで、第1レンズ110の光軸位置と第2レンズ120の光軸位置とが離間している方向をx方向とする。具体的には、第2レンズ120の光軸位置は、第1レンズ110の光軸位置よりも、x軸の正方向に位置しているとする。この場合、第1光変調部114は、より近距離の物点の像をx軸の正方向へとより大きくシフトさせるべく、(X +Y )の波面収差を与える。一方、第2光変調部124は、より近距離の物点の像をx軸の負方向へとより大きくシフトさせるべく、(X +Y )の波面収差を与える。X座標系は、X座標系を180°回転させた座標系である。具体的には、第1光変調部114として実装する光変調素子を、光軸に垂直面内で180°回転させた向きの光変調素子を用いて、第2光変調部124を実装することができる。
図7は、画像生成部150における画像処理を模式的に示す。第1補正画像710は、第1レンズ110を通じて撮像された画像であり、補正部176による点広がり補正後の画像であるとする。第2補正画像720は、第2レンズ120を通じて撮像された画像であり、補正部176による点広がり補正後の画像であるとする。
ここで、x方向を左右方向として、y方向を上下方向とする。具体的には、撮像装置10から被写体に向かって見た場合に、第1レンズ110は第2レンズ120の右側に位置しているとする。第1撮像系101は、右視点からの画像を撮像する撮像系であり、第2撮像系102は、左視点からの画像を撮像する撮像系となる。
第1補正画像710および第2補正画像720には、比較的に遠距離に位置する遠距離被写体の像が、それぞれ遠距離オブジェクト712および遠距離オブジェクト722として含まれる。また、第1補正画像710および第2補正画像720には、比較的に近距離に位置する近距離被写体の像が、それぞれ近距離オブジェクト714および近距離オブジェクト724として含まれる。
仮想位置711は、第1光変調部114が存在しない場合に、第1撮像系101において遠距離被写体の像が形成されるべき位置であるとする。仮想位置721は、第2光変調部124が存在しない場合に、第2撮像系102において遠距離被写体の像が形成されるべき位置であるとする。第1撮像系101および第2撮像系102は、それぞれ右視点および左視点から撮像する撮像系であるので、第1光変調部114および第2光変調部124が存在しない場合は、仮想位置711は、画像領域内で仮想位置721よりも左側に位置することとなる。このため、いわゆる視差ズレが現れる。しかしながら、第1光変調部114および第2光変調部124が存在することによって、遠距離被写体の像は、第1撮像系101で撮像した画像領域では右側にシフトするとともに、第2撮像系102で撮像した画像領域では左側にシフトする。これにより、視差ズレが低減される。
仮想位置713は、第1光変調部114が存在しない場合に、第1撮像系101において近距離被写体の像が形成されるべき位置であるとする。仮想位置723は、第2光変調部124が存在しない場合に、第2撮像系102において近距離被写体の像が形成されるべき位置であるとする。第1光変調部114および第2光変調部124が存在しない場合は、仮想位置713は、画像領域内で仮想位置723よりも左側に位置することとなる。また、近距離被写体の視差ズレ量は、遠距離被写体の視差ズレ量と比較して、大きなものとなる。しかしながら、第1光変調部114および第2光変調部124が存在することによって、近距離被写体の像は、第1撮像系101で撮像した画像領域では右側にシフトするとともに、第2撮像系102で撮像した画像領域では左側にシフトする。しかも、それぞれのシフト量は、遠距離被写体の像のシフト量よりも大きい。したがって、第1光変調部114および第2光変調部124が存在することによって、近距離被写体について生じる比較的に大きな視差ズレを、より強く低減することができる。
画像生成部150は、第1補正画像710と第2補正画像720とを合成することで、出力画像730を生成する。例えば、画像生成部150は、第1補正画像710と第2補正画像720とを重ね合わせて出力画像730を生成する。第1光変調部114および第2光変調部124が存在することによって像面で既に視差ズレが低減されている。このため、画像生成部150は、視差ズレに関する演算処理をすることなく、比較的に像ブレのない遠距離オブジェクト732および近距離オブジェクト734を生成することができる。
上述したように、第1光変調部114および第2光変調部124による波面変調効果と、補正部176による点広がり補正処理によって、比較的に広い距離範囲にわたって存在する被写体を撮像した場合でも、比較的に鮮明な画像を得ることができる。また、第1撮像系101と第2撮像系102との間で撮像特性を異ならせることで、各撮像特性がそれぞれ持つ特有の画質向上効果を利用することができる。例えば、レンズの明るさを異ならせれば、比較的にダイナミックレンジの高い出力画像を得ることができる。また、レンズの焦点距離を異ならせれば、少なくとも特定画像領域で空間解像度が高い出力画像を得ることができる。また、撮像光の波長域を異ならせれば、色信号の空間解像度が高い出力画像を得ることができる。
図8は、レンズ、受光部および光変調部の他の位置関係を模式的に示す。図6では、2つの撮像系として第1撮像系101および第2撮像系102が備える光学要素の位置関係を例示した。本例では、4つの撮像系を備える系での各光学要素の位置関係を例示する。
本例において、第1撮像系101および第2撮像系102が備える光学要素、具体的には第1レンズ110、第1光変調部114、第2レンズ120および第2光変調部124は、図6で説明した位置関係と同じ位置関係で配置されるとする。このため、ここでは具体的な説明は省略する。また、本例においても、撮像部109の位置関係は、図6の例と同様の位置関係とする。このため、他の光学要素の位置関係を明確にすべく、図示を省略した。
本例では、第3撮像系の一部としての第3レンズ130および第3光変調部134、および、第4撮像系の一部としての第4レンズ140および第4光変調部144が、図6で示した例に追加される。
第3レンズ130の光軸位置と第4レンズ140の光軸位置とは、y方向に離間しているとする。具体的には、第3レンズ130の光軸位置は、第4レンズ140の光軸位置よりも、y軸の正方向に位置しているとする。この場合、第3光変調部134は、より近距離の物点の像をy軸の負方向へとより大きくシフトさせるべく、(X +Y )の波面収差を与える。一方、第4光変調部144は、より近距離の物点の像をy軸の正方向へとより大きくシフトさせるべく、(X +Y )の波面収差を与える。X座標系は、X座標系を180°回転させた座標系である。具体的には、第3光変調部134として実装する光変調素子を、光軸に垂直面内で180°回転させた光変調素子を用いて、第4光変調部144を実装することができる。
上記において、2つの撮像系および4つの撮像系を有する形態を例に挙げて、撮像装置10の機能および動作を説明した。撮像装置10が有する撮像系の数は、2または4に限られない。撮像装置10は、撮像系を2以上備えることができる。
なお、上記の例では、撮像装置10が備える全ての撮像系が、光変調部を有するとしたが、全ての撮像系が光変調部を有しなくてもよい。例えば、第1撮像系101は第1光変調部114を有さず、第2撮像系102が第2光変調部124を有する構成を採用することができる。また、図8に例示した例では、第3撮像系が第3光変調部134を有さず、第4撮像系が第4光変調部144を有する構成を採用することができる。視差ズレの相殺効果は比較的に小さくなる場合があるが、この構成でも上述の効果と同様の効果を奏することは明らかである。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 撮像装置
51、52 光線
101 第1撮像系
102 第2撮像系
109 撮像部
110 第1レンズ
114 第1光変調部
115 第1光学系
116 第1カラーフィルタアレイ
118 第1撮像素子アレイ
119 第1受光部
120 第2レンズ
124 第2光変調部
125 第2光学系
126 第2カラーフィルタアレイ
128 第2撮像素子アレイ
129 第2受光部
130 第3レンズ
134 第3光変調部
140 第4レンズ
144 第4光変調部
170 画像信号生成部
174 読み出し部
176 補正部
150 画像生成部
180 記録部
200、210、220、 位相分布
300 結像レンズ
310 焦点面
710 第1補正画像
711、713、721、723 仮想位置
712、722 遠距離オブジェクト
720 第2補正画像
714、724 近距離オブジェクト
730 出力画像
732 遠距離オブジェクト
734 近距離オブジェクト

Claims (11)

  1. 第1光学系と、
    前記第1光学系とは異なる位置に光軸を持ち、予め定められた物点距離の範囲内に位置する物点からの光の波面を変調することにより当該物点からの光を物点距離によらず略同一の広さに広げ、当該物点からの光の波面を物点距離に応じた傾きに変調する第2光学系と、
    前記第1光学系および前記第2光学系のそれぞれを通じて被写体をそれぞれ撮像する撮像部と
    を備え、
    前記第2光学系は、前記予め定められた物点距離の範囲内に位置する物点からの光の波面を、前記第1光学系の光軸側に傾ける
    撮像モジュール。
  2. 前記第2光学系は、より近い物点からの光の波面を、前記第1光学系の光軸側により大きく傾ける
    請求項1に記載の撮像モジュール。
  3. 前記第1光学系は、予め定められた物点距離の範囲内に位置する物点からの光の波面を変調することにより当該物点からの光を物点距離によらず略同一の広さに広げ、当該物点からの光の波面を物点距離に応じた傾きに変調し、
    前記第1光学系は、より近い物点からの光の波面を、前記第2光学系の光軸側により大きく傾ける
    請求項2に記載の撮像モジュール。
  4. 前記第1光学系を通じて撮像された第1画像に、前記第1光学系の点広がり関数の逆関数による点広がり補正を施し、前記第2光学系を通じて撮像された第2画像に、前記第2光学系の点広がり関数の逆関数による点広がり補正を施す補正部
    をさらに備える請求項3に記載の撮像モジュール。
  5. 前記補正部により補正された前記第1画像と前記第2画像とを重ね合わせて出力画像を生成する画像生成部
    をさらに備える請求項4に記載の撮像モジュール。
  6. 前記第2光学系は、物点からの光の位相分布を、光軸からの位置に関する2次より大きい次数の多項式で近似される位相分布にすることにより、物点からの光を物点までの距離によらず略同一の広さに広げる
    請求項1から5のいずれかに記載の撮像モジュール。
  7. 前記第2光学系は、物点からの光の位相分布を、デフォーカス量に応じた位相分布を表す2次の項を含む前記多項式で近似される位相分布にする
    請求項6に記載の撮像モジュール。
  8. 前記第2光学系は、物点からの光の位相分布を、3次以上の奇数次の項、および、前記デフォーカス量に応じた前記2次の項を含む前記多項式で近似される位相分布にする
    請求項7に記載の撮像モジュール。
  9. 前記第2光学系は、物点からの光の位相分布を、3次の項、および、前記デフォーカス量に応じた前記2次の項を含む前記多項式で近似される位相分布にする
    請求項8に記載の撮像モジュール。
  10. 前記第2光学系は、
    被写体光を結像する結像レンズと、
    被写体光の位相を変調する光変調部と
    を有し、
    前記第2光学系は、物点からの光の位相分布を、前記光変調部の位相変調による3次以上の奇数次の項、および、前記結像レンズによる前記デフォーカス量に応じた前記2次の項を含む前記多項式で近似される位相分布にする
    請求項8に記載の撮像モジュール。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の撮像モジュールを備え、前記撮像モジュールにより前記被写体を撮像する撮像装置。
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