JP2010087856A - 撮像装置、撮像方法、およびプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】被写体までの距離を算出すること。
【解決手段】撮撮像装置は、物点からの光の波面を変調することにより物点までの距離に対して略一定な光学的伝達関数を持ち、物点からの光の波面を物点まで距離に応じて異なる傾きに変調する光学系と、光学系の光学特性を制御することによりデフォーカス量を制御する制御部と、制御部により異なるデフォーカス量に制御されて撮像された第1画像および第2画像における同じ被写体を示すオブジェクトの位置に基づいて、当該被写体までの距離である被写体距離を特定する位置特定部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置、撮像方法、およびプログラムに関する。
3次曲面を有する位相板を使用することによって光学システムの光伝達関数を焦点位置から或るレンジ内で実質的に一定に留めるとする技術が知られている(例えば、特許文献1および2参照。)。
特開2006−94469号公報 特表平11−500235号公報
上記特許文献に記載の技術によると、被写体像はぼけを伴っているので、コントラスト検出によって被写体までの距離を測定することができない。特許文献1の技術によると、外部アクティブ方式で被写体距離を測定するが、距離測定用のデバイスを別途設けなければならない。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様によると、撮像装置であって、撮像部と、物点からの光の波面を変調することにより物点までの距離に対して略一定な光学的伝達関数を持ち、物点からの光の波面を物点まで距離に応じて異なる傾きに変調する光学系と、光学系の光学特性を制御することによりデフォーカス量を制御する制御部と、制御部により異なるデフォーカス量に制御されて撮像された第1画像および第2画像における同じ被写体を示すオブジェクトの位置に基づいて、当該被写体までの距離である被写体距離を特定する位置特定部とを備える。
光学系は、物点からの光の波面を変調することにより、物点からの光を物点までの距離によらず略同一の広さに広げてよい。
光学系は、物点からの光の位相分布を、光軸からの位置に関する2次より大きい次数の多項式で近似される位相分布にすることにより、物点からの光を物点までの距離によらず略同一の広さに広げてよい。光学系は、物点からの光の位相分布を、デフォーカス量に応じた位相分布を表す2次の項を含む多項式で近似される位相分布にしてよい。光学系は、物点からの光の位相分布を、3次以上の奇数次の項、および、デフォーカス量に応じた2次の項を含む多項式で近似される位相分布にしてよい。光学系は、物点からの光の位相分布を、3次の項、および、デフォーカス量に応じた2次の項を含む多項式で近似される位相分布にしてよい。
光学系は、光を結像する結像レンズと、通過する光の位相を変調する光変調部とを有し、光学系は、物点からの光の位相分布を、光変調部の位相変調による3次以上の奇数次の項、および、結像レンズによるデフォーカス量に応じた2次の項を含む多項式で近似される位相分布にしてよい。
制御部は、結像レンズの光路中に光変調部が挿入された状態と、結像レンズの光路から光変調部が外された状態とに制御することにより、デフォーカス量を制御してよい。
光学系は、被写体光を絞る絞り部を有し、制御部は、絞り部の開度を制御することによりデフォーカス量を制御してよい。
制御部は、光変調部による位相変調および結像レンズによる収差の影響が予め定められた値以下になる開度と、当該開度より大きい開度とに絞り部の開度を制御することにより、デフォーカス量を制御してよい。
位置特定部は、第1画像におけるオブジェクトの位置と、第2画像におけるオブジェクトの位置との間の距離であるオブジェクト距離に基づいて、被写体距離を特定してよい。
位置特定部は、オブジェクト距離がより小さい場合に、結像レンズが撮像部の撮像面に結像することができる物点の位置により近い位置に対応する距離を、被写体距離として特定してよい。
第2画像を、第2画像が撮像されたときの光学系の光学伝達特性に応じて補正する画像処理部をさらに備え、位置特定部は、画像処理部により第2画像が補正された補正画像および第2画像のそれぞれにおける同じ被写体を示すオブジェクトの位置に基づいて、被写体距離を特定してよい。
位置特定部は、第1画像におけるオブジェクトの位置、第2画像におけるオブジェクトの位置、第1画像を撮像部が撮像したときの絞り部の開度、および、第2画像を撮像部が撮像したときの絞り部の開度に基づいて、被写体距離を特定してよい。
光変調部は、光学系による物点からの光の結像位置を異ならせるべく、互いに直交する方向で異なる分布の位相差を物点からの光に与え、位置特定部は、第1画像および第2画像におけるオブジェクトの2次元上の位置に基づいて、被写体距離を特定してよい。
位置特定部は、第1画像および第2画像におけるオブジェクトの2次元上の位置に基づいて、結像レンズが撮像部の撮像面に結像することができる物点の位置より光学系に近い位置にあるか否かを特定してよい。
制御部は、結像レンズによる結像位置を制御することによりデフォーカス量を制御し、位置特定部は、第1画像および第2画像のそれぞれにおけるオブジェクトの位置と、第1画像および第2画像を撮像したときのそれぞれの結像位置とに基づいて、被写体距離を特定してよい。
位置特定部は、結像レンズによる結像位置とオブジェクトの位置とに対応づけて、当該オブジェクトとして撮像された被写体が存在すべき位置に対応する被写体距離を予め記憶しており、位置特定部は、第1画像および第2画像を撮像したときのそれぞれの結像位置に対応づけて記憶している被写体距離を特定してよい。
本発明の第2の態様によると、撮像方法であって、物点からの光の波面を変調することにより物点までの距離に対して略一定な光学的伝達関数を持ち、物点からの光の波面を物点まで距離に応じて異なる傾きに変調する光学系を通じて撮像する撮像段階と、光学系の光学特性を制御することによりデフォーカス量を制御する制御段階と、制御段階における制御により異なるデフォーカス量に制御されて撮像された第1画像および第2画像における同じ被写体を示すオブジェクトの位置に基づいて、当該被写体までの距離である被写体距離を特定する位置特定段階とを備える。
本発明の第3の態様によると、撮像装置用のプログラムであって、コンピュータを、物点からの光の波面を変調することにより物点までの距離に対して略一定な光学的伝達関数を持ち、物点からの光の波面を物点まで距離に応じて異なる傾きに変調する光学系を通じて撮像する撮像部、光学系の光学特性を制御することによりデフォーカス量を制御する制御部、制御部により異なるデフォーカス量に制御されて撮像された第1画像および第2画像における同じ被写体を示すオブジェクトの位置に基づいて、当該被写体までの距離である被写体距離を特定する位置特定部として機能させる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態に係わる撮像装置110のブロック構成の一例を示す。撮像装置110は、被写体までの距離を算出することができる撮像装置を提供する。なお、撮像装置110としては、デジタルスチルカメラの他、撮像機能付きの携帯電話端末、監視カメラ、内視鏡などの、撮像機能を有する撮像機器を例示することができる。
撮像装置110は、光学系100、受光部170、撮像画像生成部172、画像記憶部174、画像取得部130、画像処理部180、画像処理パラメータ格納部188、位置特定部150、出力部190、および、制御部120を備える。光学系100は、複数の結像レンズ102aおよびb、光変調部104、ならびに、絞り部106を備える。なお、以後の説明においては、結像レンズ102aおよびbを、結像レンズ102と総称する場合がある。
絞り部106は、光学系100を通過する被写体光を絞る。本図の例では、絞り部106は、結像レンズ102および光変調部104の少なくともいずれかの光学素子の間に設けられている。他の構成では、絞り部106は、結像レンズ102および光変調部104のいずれの光学素子より物体側に設けられてもよく、結像レンズ102および光変調部104のいずれの光学素子より受光部170側に設けられてもよい。
光学系100は、光変調部104による光の波面変調により、物点からの光の広がりを物点までの距離に対して略一定にする。なお、光変調部104の光学特性については、図2などに関連して後述する。このように、光学系100は、物点からの光の波面を変調することにより物点までの距離に対して略一定な光学的伝達関数を持ち、物点からの光の波面を物点まで距離に応じて異なる傾きに変調する。なお、光学系100がデフォーカス量に応じた位置に結像することについては、図2などに関連して説明する。
制御部120は、光学系100の光学特性を制御することによりデフォーカス量を制御する。具体的には、制御部120は、光学系100の位置、および、絞り部106の絞り開度の少なくとも一方を制御することにより、デフォーカス量を制御する。なお制御部120は、光学系100の光学特性を制御すべく、光学系100の焦点距離を制御してもよい。光学系100の焦点距離とは、結像レンズ102の焦点距離であってもよい。
受光部170は、光学系100を通過した被写体光を受光する。受光部170は、光学系100の光軸に垂直な面上に2次元的に配置された複数の撮像素子を有する。複数の撮像素子は、光学系100を通過した光をそれぞれ受光する。
なお、受光部170が有する撮像素子は、CCD型の撮像素子であってよく、CMOS型の撮像素子であってもよい。各撮像素子の受光量を示す撮像信号は、撮像画像生成部172に供給される。
撮像画像生成部172は、撮像信号に基づき画像を生成する。撮像画像生成部172は、各撮像素子からの撮像信号をそれぞれA/D変換することにより、デジタルの画像を生成する。なお、受光部170、および撮像画像生成部172は、この発明における撮像部として機能する。
画像記憶部174は、撮像画像生成部172が生成した画像を記憶する。画像記憶部174は、半導体メモリ、磁気メモリなどの記憶素子を有してよい。なお、画像記憶部174は、揮発性の記憶素子を有してよく、不揮発性の記憶素子を有してもよい。画像記憶部174は、撮像画像生成部172が生成した画像を記憶素子に記憶してよい。
画像取得部130は、画像記憶部174が記憶している画像を取得する。具体的には、画像取得部130は、制御部120により異なるデフォーカス量に制御されて撮像された第1画像および第2画像を取得する。画像取得部130が取得した画像は、位置特定部150および画像処理部180に供給される。位置特定部150は、制御部120により異なるデフォーカス量に制御されて撮像された第1画像および第2画像における同じ被写体を示すオブジェクトの位置に基づいて、当該被写体までの距離である被写体距離を特定する。
画像処理部180は、画像処理部180は、光学系100の光学伝達関数に基づいて、画像における光学系100による点像の広がりを補正する補正処理を施すことにより、補正画像を生成する。例えば、画像処理部180は、光学系100の光学伝達関数に基づく逆フィルタを画像に施すことにより、補正画像を生成してよい。なお、画像処理部180は、位置特定部150が特定した被写体距離に応じた補正処理を施してよい。
出力部190は、画像処理部180により生成された補正画像を出力する。例えば、出力部190は、画像を記録する記録媒体に補正画像を出力してよい。出力部190は、撮像装置110の外部に補正画像を出力してよい。例えば、出力部190は、パーソナルコンピュータ、プリンタ、ディスプレイなどの出力機器に、補正画像を出力してよい。
画像処理パラメータ格納部188は、光学系100の結像特性に対応づけて、画像に適用すべき補正処理に用いる画像処理パラメータを格納している。画像処理パラメータとしては、上述した逆フィルタを例示することができる。画像処理部180は、制御部120により制御された結像特性に適合する結像特性に対応づけて画像処理パラメータ格納部188が格納している画像処理パラメータを用いて、画像に補正処理を施してよい。
なお、画像取得部130、位置特定部150、画像処理部180、画像処理パラメータ格納部188、および出力部190は、撮像装置110とは別の画像処理装置が備えてよい。画像処理装置は、撮像装置110から、撮像された画像を取得することにより、上述の補正処理を施すことができる。このような画像処理装置としては、パーソナルコンピュータなどの電子情報処理装置を例示することができる。
図2は、デフォーカスに応じた瞳面における位相分布の一例を示す。以下に説明する本図の位相分布は、光軸を原点とする直交座標系に属する座標系の各座標値に関して、3次式で表される曲面形状を有する光変調部104による位相分布を示す。具体的には、光学系100の光軸に直交する2軸をx、yとしたとき、光変調部104による波面収差は(x+y)に比例する。
ここで、光変調部104および結像レンズ102を含む光学系100による位相分布には、結像レンズ102によるデフォーカスの効果が加えられる。光学系100全体による一次元の位相分布φ(x)は、デフォーカス量dとしたとき、φ(x)=x+dxで表される。このように、光学系100は、物点からの光の位相分布を、光軸からの位置に関する2次より大きい次数の多項式で近似される位相分布にする。光学系100は、物点からの光の波面を、このような位相分布の波面に変換することにより、物点からの光を物点までの距離によらず略同一の広さに広げることができる。
ここで、位相分布φ(x)は、φ(x)=(x+d/3)−(d/3)x−d/27と変形できる。変形後の式の第1項は、光変調部104全体の位置シフトを表しており、この項による結像への影響は比較的に小さい。第2項は、波面の傾きを表しており、この項の影響が結像位置のずれとして現れる。第3項は、定数の位相ずれを表しており、結像特性には影響しない。このように、光学系100によると、デフォーカス量に応じて結像位置にずれが生じる。
本図の位相分布200は、デフォーカス量が0の場合の位相分布を示す。位相分布210および位相分布220は、それぞれデフォーカス量が正および負の場合の位相分布を示す。位相分布210を参照すると、原点近傍のxが負の領域においては、傾きが負になっていることがわかる。また、位相分布210と位相分布200との間のx方向のずれ幅(位相差が同じ値となるx座標の差の絶対値)について、xが正の領域におけるずれ幅が、xが負の領域におけるずれ幅より小さいことがわかる。このように、位相分布210全体の形は、位相分布200全体を負の向きに傾けた形に近いことがわかる。
同様に、位相分布220全体の形も、位相分布200全体を負の向きに傾けた形に近いことがわかる。このため、光学系100は、物点からの光の波面を物点まで距離に応じて異なる傾きに変調することがわかる。このデフォーカス量に応じた傾きが画像上における結像位置に影響する。
このように、光学系100は、物点からの光の位相分布を、デフォーカス量に応じた位相分布を表す2次の項を含む多項式で近似される位相分布にする。具体的には、光学系100は、物点からの光の位相分布を、3次以上の奇数次の項、および、デフォーカス量に応じた2次の項を含む多項式で近似される位相分布にしてよい。より具体的には、光学系100は、物点からの光の位相分布を、3次の項、および、デフォーカス量に応じた2次の項を含む多項式で近似される位相分布にしてよい。なお、光学系100は、物点からの光の位相分布を、光変調部104の位相変調による3次以上の奇数次の項、および、結像レンズ102によるデフォーカス量に応じた2次の項を含む多項式で近似される位相分布にしてよい。
図3は、デフォーカス量の変化の一例を示す。光軸上の物点の位置380からの光は、結像レンズ102によって焦点面と光軸との交点である結像位置390に結像する。物点の位置380の光軸上の位置が変わると、結像位置390も変わり、それによりデフォーカス量dが変化する。ここで、制御部120が結像レンズ102の主点の位置370を矢印372で示す方向に移動させると、結像位置390は矢印374で示す方向に移動する。このように、制御部120は、結像レンズ102の主点の位置370を制御して結像位置390を制御することで、デフォーカス量dを変化させることができる。他にも、制御部120は、結像レンズ102の焦点距離を制御することによって、デフォーカス量dを制御してもよい。
図4Aは、光学系100の位置ずらし量に対する結像位置のシフト量の依存関係を示す。本グラフの横軸は、光学系100の光軸方向の位置を示しており、Δzは制御部120による光学系100の位置のずらし量とする。ここでは、Δz=0に制御された状態で、デフォーカス量dが0になっているものとする。なお、位置シフト量は、実際に結像した位置の、本来結像すべき点からのシフト量とする。ここで、本来結像すべき点とは、絞り部106を最小開度に制御した状態での結像点であってよい。制御部120が絞り部106の絞り開度を最大にした状態では、光変調部104の光軸近傍以外の領域を光が通過することにより、光変調部104による波面変調効果が与えられるので、デフォーカス量に応じた結像位置の位置シフトが生じる。
線360は、位置シフト量Δx、Δyの、Δzに対する依存性を示している。上述したように位置シフトは、φ(x)の変形後の式の上記第2項の係数である−d/3により生じる。したがって、x軸方向の位置シフト量はdに応じた値となる。y軸方向のシフト量についても同じく、デフォーカス量dに応じた値となる。なお、結像レンズ102の焦点距離が固定されている場合、図3に関連して説明した物点から結像レンズ102までの距離aは結像レンズ102から結像点までの距離bより著しく大きいので、Δzはdと略一致する。したがって、位置シフト量Δは、Δzに対して、線360で示されるような2次曲線様の依存性を有する。
具体的には、制御部120によりΔzの値がΔz1または−Δz1になるよう制御されている場合、位置シフト量ΔxおよびΔyの値はΔ1になる。この場合、物点からの光は図4Bに関連して後述する位置301−1に対応する位置に結像される。制御部120によりΔzの値がΔz2または−Δz2になるよう制御されている場合、位置シフト量ΔxおよびΔyの値はΔ2になる。この場合、物点からの光は図4Bに関連して後述する位置301−2に対応する位置に結像される。
図4Bは、結像位置のシフトの一例を示す。撮像された画像350において、絞り部106の絞り開度が最小にされた状態で撮像した場合に、ある物点からの光が画像350における位置300に結像するとする。なお、光変調部104の光軸近傍の領域を通過した光の波面は光変調部104により実質的に変調されないので、絞り開度を最小にした状態では、光学系100による結像効果としては結像レンズ102による結像効果が残る。このため、物点からの光は特定の位置300に結像する。
一方、絞り部106の開度を最大にして撮像した場合、デフォーカス量dが0であれば、物点からの光は、特定の位置300にぼけを伴って結像される。そして、デフォーカス量dの絶対値が大きくなるほど、物点からの光は、特定の位置300から特定方向320により離れた位置に、ぼけを伴って結像される。
例えば、ある被写体からの光が、絞り開度を最小にした場合に位置300に結像したとする。この被写体を、絞り開度を最大にして撮像した場合に、この被写体からの光が位置301−1に結像したとする。この場合、位置特定部150は、位置300からの位置シフト量Δに基づいて、デフォーカス量dの絶対値を算出することができる。例えば、図4Aに示した線360のように、位置特定部150は、シフト量Δに対するデフォーカス量dの大きさの依存性を予め記憶していてよい。これにより、位置特定部150は、シフト量Δに基づいてデフォーカス量dの大きさを算出することができる。
なお、図4Aに関連して説明したように、位置シフト量Δはデフォーカス量dの絶対値に依存するので、デフォーカス量dの大きさだけでは、被写体までの正確な距離は分からない場合がある。例えば、位置特定部150は、位置シフト量Δが、実質的に無視することができる所定の閾値より小さい場合には、焦点距離および図3で示した関係から、距離bおよび焦点距離に応じた距離aを、被写体距離として特定することができる。一方、位置シフト量Δが無視することができない大きさである場合には、位置特定部150は、光学系100を含む結像光学で結像される物点の位置より光学系100に近い側に存在するか遠い側に存在するかを特定することができない。
被写体が光学系100に近い側に存在するか遠い側に存在するかは、以下に説明するように、Δzを異なる値に制御した場合における位置シフト量の差を検出することで判断することができる。例えば、制御部120が、Δzが増大する方向に光学系100の位置を変化させた場合を考える。この場合、同じ被写体からの光が位置301−2に結像したとする。図4Aを参照すると、Δzを増大させた場合に結像位置が位置301−1から位置301−2へと、位置300から離れる方向に結像位置が移動するのは、ΔzをΔz1からΔz2に変化させた場合であることがわかる。このため、デフォーカス量dの符号がわかるので、位置特定部150はデフォーカス量dに基づいて被写体の距離を算出することができる。
具体的には、位置特定部150は、Δzの差と位置シフト量Δの差とを変数として持つ、被写体距離についての関数を予め記憶していてよい。ここで、上述した例でいうと、Δz2−Δz1がΔzの差に相当し、Δ2−Δ1が位置シフト量の差に相当する。位置特定部150は、当該関数、Δz2−Δz1の値、およびΔ2−Δ1の値を用いて、被写体距離を演算することができる。なお、線360に示すように、Δzに対する位置シフト量Δの依存関係は下に凸な形をしているので、Δzが異なる状態で2回撮像することによって、画像間のΔzの差およびシフト量Δの差に基づき、被写体距離Zを算出することができる。他にも、Δzが異なる状態で3回以上撮像することで、被写体距離の算出精度をより高めることもできる。
このように、位置特定部150は、第1画像におけるオブジェクトの位置と、第2画像におけるオブジェクトの位置との間の距離であるオブジェクト距離に基づいて、被写体距離を特定することができる。この場合、制御部120は、光変調部104による位相変調および結像レンズ102による収差の影響が予め定められた値以下になる開度と、当該開度より大きい開度とに絞り部106の開度を制御することにより、デフォーカス量を制御してよい。例えば、第1画像は、光変調部104による位相変調および結像レンズ102による収差の影響が予め定められた値以下になるよう絞り開度を最小に制御した状態で撮像された画像であり、第2画像は、絞り開度を最大に制御した状態で撮像された画像であってよい。
なお、第2画像はぼけを伴うので、画像処理部180は、第2画像を、第2画像が撮像されたときの光学系100の光学伝達特性に応じて補正してよい。そして、位置特定部150は、画像処理部180により第2画像が補正された補正画像および第2画像のそれぞれにおける同じ被写体を示すオブジェクトの位置に基づいて、被写体距離を特定してよい。また、位置特定部150は、第1画像におけるオブジェクトの位置、第2画像におけるオブジェクトの位置、第1画像を撮像したときの絞り部106の開度、および、第2画像を撮像したときの絞り部106の開度に基づいて、被写体距離を特定してもよい。以上説明したように、位置特定部150は、オブジェクト距離がより小さい場合に、結像レンズ102が撮像面に結像することができる物点の位置により近い位置に対応する距離を、被写体距離を特定することができる。
図5Aは、光学系100の位置ずらし量に対する結像位置のシフト量の依存関係の他の一例を示す。図5Bは、結像位置のシフトの他の一例を示す。以下に、図5Aおよび図5Bに関連して、図4Aおよび図4Bとの相違点を説明する。
図5Aおよび図5Bに関連して、位相分布がx方向とy方向とで異なる光学系100により得られる位置シフトの一例について説明する。具体的には、上記で説明したデフォーカス量dが、x方向とy方向とで異なるよう、光変調部104が与える位相差が調整されてよい。例えば、光変調部104は、互いに直交する方向において異なる分布の位相差を物点からの光に与えることで、光学系100による物点からの光の結像位置を異ならせる。
図5Aを参照して、この光学系100によって撮像された画像350において、制御部120が絞り部106の絞り開度を最小にした状態で撮像した場合に、ある物点からの光が、撮像された画像350における位置400に結像したものとする。
図5Aを参照して、線450aはx方向の位置シフト量ΔxのΔzに対する依存性を示しており、線450bはy方向の位置シフト量ΔyのΔzに対する依存性を示している。上述したようにx方向とy方向とで結像位置が異なっているので、線450bは、線450aを、当該結像位置のずれ量に応じてシフトさせたものとなる。このため、図4Aおよび図4Bで説明した場合と異なり、位置シフト量は、Δzに応じてx方向とy方向とで異なる変化を示す。
本図の線450aを参照して、制御部120によりΔzの値が0になるよう制御されていたとすると、位置シフト量Δxは0となり、位置シフト量ΔyはΔ1になる。この場合、物点からの光は図5Bに示す位置401−1に対応する位置に結像される。制御部120によりΔzの値がΔz1になるよう制御されている場合、位置シフト量ΔxはΔ2となり、位置シフト量Δyは0になる。この場合、物点からの光は図5Bに示す位置401−2に対応する位置に結像される。
このようにx軸方向のデフォーカス量が0である場合に、y軸方向のデフォーカス量は0にならない。したがって図5Bに示すように、絞り開度を最大にした状態では、物点からの光は、位置400からy軸方向のデフォーカス量に応じた値Δ1だけy方向にシフトした位置401−1に、ぼけを伴って結像される。一方、y軸方向のデフォーカス量が0である場合には、x軸方向のデフォーカス量は0にならない。この場合、物点からの光は、位置400からx軸方向のデフォーカス量に応じた値Δ2だけx方向にシフトした位置401−2に、ぼけを伴って結像される。このように、物点からの光は、デフォーカス量に応じた軌跡420上の位置にぼけを伴って結像されることになる。
このように、位置シフトは、x軸方向のデフォーカス量およびy軸方向のデフォーカス量に応じて生じる。したがって、位置特定部150は、x方向のシフト量およびy方向のシフト量に基づき、x方向のデフォーカス量およびy方向のデフォーカス量を特定することができる。そして、位置特定部150は、特定したx方向およびy方向のデフォーカス量に基づき、被写体距離を特定することができる。なお、図5Aおよび図5Bに関連して説明した光学系100の場合においても、図4Aおよび図4Bに関連して説明したように、結像位置を変えて複数回撮像することで、被写体距離を算出することができる。具体的には、図4Aおよび図4Bに関連して説明した場合と同様に、Δzの差と位置シフト量Δの差とを変数として持つ被写体距離についての関数を予め記憶しておくことで、被写体距離を算出することができる。
このように、位置特定部150は、第1画像および第2画像におけるオブジェクトの2次元上の位置に基づいて、被写体距離を特定することができる。また、図4Aおよび図4Bで説明した光学系100の場合と比べると、本図で説明した光学系100によると、位置特定部150は、第1画像および第2画像におけるオブジェクトの2次元上の位置に基づいて、結像レンズ102が撮像面に結像することができる物点の位置より光学系100に近い位置にあるか否かを特定することができる。
また、図4Aから図5Bに関連して説明した距離算出方法のうち、結像位置を変えて撮像することで距離を算出する方法によると、絞りを絞ることなく、結像位置を異ならせて撮像された第1画像および第2画像のそれぞれにおけるオブジェクトの位置から、当該オブジェクトとして撮像された被写体までの距離を特定することができる。このため、明るい画像からオブジェクトの位置を算出することができるので、オブジェクト位置の算出精度が高くなり、被写体距離の算出精度も高まる。
図4Aおよび図4Bに関連して説明したように、光変調部104がx方向およびy方向に略同一な位相分布を与える場合、光学系100の位置に応じてデフォーカス量が変わるので、第1画像および第2画像におけるオブジェクトの位置に違いが生じる。例えば、第1画像において位置301−1に撮像されているオブジェクトが、第2画像における位置301−2に撮像されている場合、差位置特定部150は、位置301−1および位置301−2の位置の差に基づいて、当該オブジェクトとして撮像された被写体までの距離を特定することができる。例えば、位置特定部150は、位置301−1と位置301−2との間のx座標の差、または、位置301−1と位置301−2との間のy座標の差に基づき、被写体までの距離を特定することができる。
また、図5Aおよび図5Bに関連して説明したように、光変調部104がx方向およびy方向に異なる位相分布を与える場合にも、光学系100の位置に応じてデフォーカス量が変わるので、第1画像および第2画像におけるオブジェクトの位置に違いが生じる。例えば、第1画像において位置401−1に撮像されているオブジェクトが、第2画像における位置401−2に撮像されている場合、位置特定部150は、位置401−1および位置401−2のそれぞれの座標値に基づいて、被写体までの距離を特定することができる。
以上説明したように、制御部120は、結像位置を制御することによりデフォーカス量を制御する。そして、位置特定部150は、第1画像および第2画像のそれぞれにおけるオブジェクトの位置と、第1画像および第2画像を撮像したときのそれぞれの結像位置とに基づいて、被写体距離を特定することができる。位置特定部150は、結像レンズ102による結像位置とオブジェクトの位置とに対応づけて被写体距離を記憶しており、位置特定部150は、第1画像および第2画像を撮像したときのそれぞれの結像位置に対応づけて予め記憶している被写体距離を特定することができる。
なお、上述した距離算出方法において、位置特定部150は、オブジェクトの位置の差に基づいて、デフォーカス量を画像エリア毎に算出してよい。例えば、位置特定部150は、オブジェクトの位置の差がデフォーカス量に依存する依存性を、画像エリア毎に記憶していてよい。位置特定部150は、記憶している依存性、オブジェクトの位置の差に基づいて、デフォーカス量を画像エリア毎に算出してよい。これにより、位置特定部150は、光学系100の像高に応じた結像特性を考慮して、被写体距離をより高精度に特定することができる。
図6は、画像処理パラメータ格納部188が格納しているデータの一例をテーブル形式で示す。画像処理パラメータ格納部188は、被写体距離および画像エリアに対応づけて、復元フィルタを格納している。
画像エリアは、復元対象となる画像上の領域を示す。なお、画像エリアが矩形である場合、画像エリアを特定する情報としては、矩形の対角の座標値を例示することができる。画像エリアが矩形でない場合には、エリアの外形を示すベクトル情報などを、画像エリアを特定する情報として例示することができる。
復元フィルタは、画像処理パラメータの一例であり、光変調部104によるぼけをキャンセルするデコンボリューションフィルタを例示することができる。デコンボリューションフィルタとしては、光学系100によるぼけ像を点像に復元するべく光学系100の光学伝達関数の逆変換をするものであってよく、逆フィルタ法に基づくデジタルフィルタなどを例示することができる。
画像処理部180は、位置特定部150が特定した被写体距離に対応づけて画像処理パラメータ格納部188が格納している各画像エリアに対する復元フィルタを選択する。そして、画像処理部180は、各画像エリアの画像信号を、それぞれの画像エリアに対する復元フィルタを用いて復元する。
以上説明したように、画像処理パラメータ格納部188が画像エリア毎に復元フィルタを格納しているので、画像処理部180は、撮像画像生成部172が生成した画像に、像高に応じた補正処理を施すことができる。したがって、画像処理部180は、ぼけた被写体像を復元する適切な復元フィルタを用いることができ、ひいては、補正処理によって生じるアーチファクトの強度を低減することができる。
なお、上記において光変調部104の一例として種々の曲面形状の位相板を示したが、光変調部104は、他の種々の手段で波面を変形させることができる。例えば、光変調部104としては、屈折率が変化する光学素子(例えば、屈折率分布型の波面変調光学素子)、レンズ表面へのコーディングにより厚み、屈折率が変化する光学素子(例えば、波面変調ハイブリッドレンズ)、光の位相分布を変調可能な液晶素子(例えば、液晶空間位相変調素子)などを例示することができる。
なお、本実施形態における画像は、動画に含まれる複数の動画構成画像であってよい。動画構成画像としては、フレーム画像を例示することができる。画像処理部180は、動画に含まれる複数の動画構成画像のそれぞれに、上述の画像処理を施すことができる。
図7は、撮像装置110として機能するコンピュータ1500のハードウェア構成の一例を示す。本図に関連して説明するコンピュータ1500などの電子情報処理装置が、撮像装置110として機能することができる。
コンピュータ1500は、CPU周辺部と、入出力部と、レガシー入出力部とを備える。CPU周辺部は、ホスト・コントローラ1582により相互に接続されるCPU1505、RAM1520、グラフィック・コントローラ1575、及び表示デバイス1580を有する。入出力部は、入出力コントローラ1584によりホスト・コントローラ1582に接続される通信インターフェイス1530、ハードディスクドライブ1540、及びCD−ROMドライブ1560を有する。レガシー入出力部は、入出力コントローラ1584に接続されるROM1510、フレキシブルディスク・ドライブ1550、及び入出力チップ1570を有する。
ホスト・コントローラ1582は、RAM1520と、より高い転送レートでRAM1520をアクセスするCPU1505、及びグラフィック・コントローラ1575とを接続する。CPU1505は、ROM1510、及びRAM1520に格納されたプログラムの内容に応じて動作して、各部の制御をする。グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等がRAM1520内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得して、表示デバイス1580上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ1584は、ホスト・コントローラ1582と、比較的高速な入出力装置であるハードディスクドライブ1540、通信インターフェイス1530、CD−ROMドライブ1560を接続する。ハードディスクドライブ1540は、CPU1505が使用するプログラム、及びデータを格納する。通信インターフェイス1530は、ネットワーク通信装置1598に接続してプログラムまたはデータを送受信する。CD−ROMドライブ1560は、CD−ROM1595からプログラムまたはデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540、及び通信インターフェイス1530に提供する。
入出力コントローラ1584には、ROM1510と、フレキシブルディスク・ドライブ1550、及び入出力チップ1570の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM1510は、コンピュータ1500が起動するときに実行するブート・プログラム、あるいはコンピュータ1500のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ1550は、フレキシブルディスク1590からプログラムまたはデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540、及び通信インターフェイス1530に提供する。入出力チップ1570は、フレキシブルディスク・ドライブ1550、あるいはパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
CPU1505が実行するプログラムは、フレキシブルディスク1590、CD−ROM1595、またはICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。記録媒体に格納されたプログラムは圧縮されていても非圧縮であってもよい。プログラムは、記録媒体からハードディスクドライブ1540にインストールされ、RAM1520に読み出されてCPU1505により実行される。CPU1505により実行されるプログラムは、コンピュータ1500を、図1から図6に関連して説明した受光部170、撮像画像生成部172、画像記憶部174、画像取得部130、画像処理部180、画像処理パラメータ格納部188、位置特定部150、出力部190、および、制御部120などとして機能させる。
以上に示したプログラムは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク1590、CD−ROM1595の他に、DVDまたはPD等の光学記録媒体、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークあるいはインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスクまたはRAM等の記憶装置を記録媒体として使用して、ネットワークを介したプログラムとしてコンピュータ1500に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
一実施形態に係わる撮像装置110のブロック構成の一例を示す図である。 デフォーカスに応じた瞳面における位相分布の一例を示す図である。 デフォーカス量の変化の一例を示す図である。 光学系100の位置ずらし量に対する結像位置のシフト量の依存関係を示す図である。 結像位置のシフトの一例を示す図である。 光学系100の位置ずらし量に対する結像位置のシフト量の依存関係の他の一例を示す図である。 結像位置のシフトの他の一例を示す図である。 画像処理パラメータ格納部188が格納しているデータの一例をテーブル形式で示す図である。 撮像装置110に係わるコンピュータ1500のハードウェア構成の一例を示す図である。
符号の説明
100 光学系
102 結像レンズ
104 光変調部
106 絞り部
110 撮像装置
120 制御部
130 画像取得部
150 位置特定部
170 受光部
172 撮像画像生成部
174 画像記憶部
180 画像処理部
188 画像処理パラメータ格納部
190 出力部
1500 コンピュータ
1505 CPU
1510 ROM
1520 RAM
1530 通信インターフェイス
1540 ハードディスクドライブ
1550 フレキシブルディスク・ドライブ
1560 CD−ROMドライブ
1570 入出力チップ
1575 グラフィック・コントローラ
1580 表示デバイス
1582 ホスト・コントローラ
1584 入出力コントローラ
1590 フレキシブルディスク
1595 CD−ROM
1598 ネットワーク通信装置

Claims (20)

  1. 撮像部と、
    物点からの光の波面を変調することにより物点までの距離に対して略一定な光学的伝達関数を持ち、物点からの光の波面を物点まで距離に応じて異なる傾きに変調する光学系と、
    前記光学系の光学特性を制御することによりデフォーカス量を制御する制御部と、
    前記制御部により異なるデフォーカス量に制御されて撮像された第1画像および第2画像における同じ被写体を示すオブジェクトの位置に基づいて、当該被写体までの距離である被写体距離を特定する位置特定部と
    を備える撮像装置。
  2. 前記光学系は、物点からの光の波面を変調することにより、物点からの光を物点までの距離によらず略同一の広さに広げる
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記光学系は、物点からの光の位相分布を、光軸からの位置に関する2次より大きい次数の多項式で近似される位相分布にすることにより、物点からの光を物点までの距離によらず略同一の広さに広げる
    請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記光学系は、物点からの光の位相分布を、前記デフォーカス量に応じた位相分布を表す2次の項を含む前記多項式で近似される位相分布にする
    請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記光学系は、物点からの光の位相分布を、3次以上の奇数次の項、および、前記デフォーカス量に応じた前記2次の項を含む前記多項式で近似される位相分布にする
    請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記光学系は、物点からの光の位相分布を、3次の項、および、前記デフォーカス量に応じた前記2次の項を含む前記多項式で近似される位相分布にする
    請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記光学系は、
    光を結像する結像レンズと、
    通過する光の位相を変調する光変調部と
    を有し、
    前記光学系は、物点からの光の位相分布を、前記光変調部の位相変調による3次以上の奇数次の項、および、前記結像レンズによる前記デフォーカス量に応じた前記2次の項を含む前記多項式で近似される位相分布にする
    請求項5に記載の撮像装置。
  8. 前記制御部は、前記結像レンズの光路中に前記光変調部が挿入された状態と、前記結像レンズの光路から前記光変調部が外された状態とに制御することにより、前記デフォーカス量を制御する
    請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記光学系は、被写体光を絞る絞り部を有し、
    前記制御部は、前記絞り部の開度を制御することにより前記デフォーカス量を制御する
    請求項7に記載の撮像装置。
  10. 前記制御部は、前記光変調部による位相変調および前記結像レンズによる収差の影響が予め定められた値以下になる開度と、当該開度より大きい開度とに前記絞り部の開度を制御することにより、前記デフォーカス量を制御する
    請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記位置特定部は、前記第1画像における前記オブジェクトの位置と、前記第2画像における前記オブジェクトの位置との間の距離であるオブジェクト距離に基づいて、前記被写体距離を特定する
    請求項9に記載の撮像装置。
  12. 前記位置特定部は、前記オブジェクト距離がより小さい場合に、前記結像レンズが前記撮像部の撮像面に結像することができる物点の位置により近い位置に対応する距離を、前記被写体距離として特定する
    請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記第2画像を、前記第2画像が撮像されたときの前記光学系の光学伝達特性に応じて補正する画像処理部
    をさらに備え、
    前記位置特定部は、前記画像処理部により前記第2画像が補正された補正画像および前記第2画像のそれぞれにおける同じ被写体を示すオブジェクトの位置に基づいて、前記被写体距離を特定する
    請求項12に記載の撮像装置。
  14. 前記位置特定部は、前記第1画像における前記オブジェクトの位置、前記第2画像における前記オブジェクトの位置、前記第1画像を前記撮像部が撮像したときの前記絞り部の開度、および、前記第2画像を前記撮像部が撮像したときの前記絞り部の開度に基づいて、前記被写体距離を特定する
    請求項9に記載の撮像装置。
  15. 前記光変調部は、前記光学系による物点からの光の結像位置を異ならせるべく、互いに直交する方向で異なる分布の位相差を物点からの光に与え、
    前記位置特定部は、前記第1画像および前記第2画像における前記オブジェクトの2次元上の位置に基づいて、前記被写体距離を特定する
    請求項7乃至13のいずれかに記載の撮像装置。
  16. 前記位置特定部は、前記第1画像および前記第2画像における前記オブジェクトの2次元上の位置に基づいて、前記結像レンズが前記撮像部の撮像面に結像することができる物点の位置より前記光学系に近い位置にあるか否かを特定する
    請求項15に記載の撮像装置。
  17. 前記制御部は、前記結像レンズによる結像位置を制御することにより前記デフォーカス量を制御し、
    前記位置特定部は、前記第1画像および前記第2画像のそれぞれにおける前記オブジェクトの位置と、前記第1画像および前記第2画像を撮像したときのそれぞれの前記結像位置とに基づいて、前記被写体距離を特定する
    請求項7に記載の撮像装置。
  18. 前記位置特定部は、前記結像レンズによる結像位置と前記オブジェクトの位置とに対応づけて、当該オブジェクトとして撮像された被写体が存在すべき位置に対応する前記被写体距離を予め記憶しており、
    前記位置特定部は、前記第1画像および前記第2画像を撮像したときのそれぞれの結像位置に対応づけて記憶している前記被写体距離を特定する
    請求項17に記載の撮像装置。
  19. 物点からの光の波面を変調することにより物点までの距離に対して略一定な光学的伝達関数を持ち、物点からの光の波面を物点まで距離に応じて異なる傾きに変調する光学系を通じて撮像する撮像段階と、
    前記光学系の光学特性を制御することによりデフォーカス量を制御する制御段階と、
    前記制御段階における制御により異なるデフォーカス量に制御されて撮像された第1画像および第2画像における同じ被写体を示すオブジェクトの位置に基づいて、当該被写体までの距離である被写体距離を特定する位置特定段階と
    を備える撮像方法。
  20. 撮像装置用のプログラムであって、コンピュータを、
    物点からの光の波面を変調することにより物点までの距離に対して略一定な光学的伝達関数を持ち、物点からの光の波面を物点まで距離に応じて異なる傾きに変調する光学系を通じて撮像する撮像部、
    前記光学系の光学特性を制御することによりデフォーカス量を制御する制御部、
    前記制御部により異なるデフォーカス量に制御されて撮像された第1画像および第2画像における同じ被写体を示すオブジェクトの位置に基づいて、当該被写体までの距離である被写体距離を特定する位置特定部
    として機能させるプログラム。
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