JP2012080363A - 撮像モジュール、撮像装置および製造方法 - Google Patents
撮像モジュール、撮像装置および製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】像面倒れによる結像特性への影響を低減すること。
【解決手段】撮像モジュールは、光軸位置が同一直線上にない3以上のレンズを少なくとも含む複数のレンズを有するレンズ部と、複数のレンズがそれぞれ被写体像を形成する同一の撮像平面上の受光領域に、それぞれ複数の受光素子が形成された受光部と、3以上のレンズの光軸に対する撮像平面の傾きに基づく画像処理パラメータを用いて、複数のレンズの少なくともいずれかを通じて撮像された撮像画像に、撮像平面の傾きに応じた画像処理を施す画像処理部とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】撮像モジュールは、光軸位置が同一直線上にない3以上のレンズを少なくとも含む複数のレンズを有するレンズ部と、複数のレンズがそれぞれ被写体像を形成する同一の撮像平面上の受光領域に、それぞれ複数の受光素子が形成された受光部と、3以上のレンズの光軸に対する撮像平面の傾きに基づく画像処理パラメータを用いて、複数のレンズの少なくともいずれかを通じて撮像された撮像画像に、撮像平面の傾きに応じた画像処理を施す画像処理部とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、撮像モジュール、撮像装置および製造方法に関する。
傾けて設置された撮像素子から出力される画像のひずみを、傾き角度に応じて補正してエッジ像補正を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、複数の光学系に一対一に対応して複数の撮像領域が配置された撮像装置が知られている(例えば、下記特許文献2参照。)。また、レンズアレイの検査方法に関して、下記特許文献3に記載の技術が知られている。
特許文献1 特開2008−028591号公報
特許文献2 国際公開第2005/41562号明細書
特許文献3 特許第3826571号明細書
特許文献1 特開2008−028591号公報
特許文献2 国際公開第2005/41562号明細書
特許文献3 特許第3826571号明細書
複数の光学系を用いた撮像装置において像面倒れがあると、各光学系の結像特性が変わってしまうという課題があった。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、撮像モジュールであって、光軸位置が同一直線上にない3以上のレンズを少なくとも含む複数のレンズを有するレンズ部と、複数のレンズがそれぞれ被写体像を形成する同一の撮像平面上の受光領域に、それぞれ複数の受光素子が形成された受光部と、3以上のレンズの光軸に対する撮像平面の傾きに基づく画像処理パラメータを用いて、複数のレンズの少なくともいずれかを通じて撮像された撮像画像に、撮像平面の傾きに応じた画像処理を施す画像処理部とを備える。
3以上のレンズにより受光領域にそれぞれ形成された画像の結像状態と3以上のレンズの結像特性とに基づいて算出された画像処理パラメータを記憶する記憶部をさらに備え、画像処理部は、記憶部が記憶している画像処理パラメータを用いて、撮像画像のボケを補正してよい。
3以上のレンズは、略等しい焦点距離を持ち、記憶部は、撮像平面の傾きにより生じる被写体像のボケを補正する画像処理パラメータを記憶してよい。
画像処理部による画像処理が施された撮像画像を少なくとも含む、複数のレンズを通じて撮像された撮像画像を合成する画像合成部をさらに備えてよい。
レンズ部は、3以上のレンズの光軸のいずれからも略等しい距離離間した光軸を持つ中央レンズを有し、3以上のレンズに対応する受光領域にそれぞれ形成された複数の受光素子は、第1波長域の光により被写体を撮像し、中央レンズに対応する受光領域に形成された複数の受光素子は、第1波長域を含み第1波長域より広い波長域の光により被写体を撮像してよい。
中央レンズに対応する受光領域に形成された複数の受光素子は、Rの波長域、Gの波長域およびBの波長域にわたる波長域の光により被写体を撮像し、3以上のレンズに対応する受光領域にそれぞれ形成された複数の受光素子は、Rの波長域、Gの波長域およびBの波長域のいずれかの波長域の光により被写体を撮像してよい。
受光部は、Rの波長域、Gの波長域およびBの波長域のうち第1波長域とは異なる第2波長域の光を受光する複数の受光領域にそれぞれ形成された複数の受光素子を有し、レンズ部は、中央レンズの光軸から略等しい距離離間した光軸をそれぞれ持ち、第2波長域の光を受光する複数の受光領域にそれぞれ被写体像を形成する複数のレンズを有してよい。
本発明の第2の態様においては、受光ユニットおよび受光ユニットで形成された画像を補正する画像処理パラメータを記憶する記憶部を備える撮像モジュールの製造方法であって、光軸位置が同一直線上にない3以上のレンズを少なくとも含む複数のレンズを有するレンズ部と、複数のレンズがそれぞれ被写体像を形成する同一の撮像平面上の受光領域にそれぞれ複数の受光素子が形成された受光部とを組み付けて、撮像モジュールが備える受光ユニットを組み立てる段階と、3以上のレンズのそれぞれを通じて、対応する受光領域にそれぞれ形成された複数の受光素子で撮像する段階と、3以上のレンズのそれぞれを通じて撮像された画像に基づいて、3以上のレンズの光軸に対する撮像平面の傾きを算出する段階と、撮像平面の傾きおよび3以上のレンズの光軸位置に基づいて、複数のレンズを通じてそれぞれ撮像された撮像画像に対する異なる画像処理パラメータを算出する段階と、記憶部に、画像処理パラメータを記憶させる段階とを備える。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、撮像装置10のブロック構成の一例を模式的に示す。本実施形態に係る撮像装置10は、像面倒れの影響が低減された画像を提供することを目的とする。撮像装置10は、受光ユニット150、画像信号生成部170、画像合成部172および記録部180を備える。画像信号生成部170は、読み出し部210、出力部220、画像処理部240および記憶部230を有する。受光ユニット150および画像信号生成部170は、撮像装置10に組み込まれる撮像モジュールとして機能する。
受光ユニット150は、第1光学系115a、第2光学系125a、第3光学系135aおよび受光部109を含む。第1光学系115a、第2光学系125a、第3光学系135aは、互いに平行な光軸を持つ。第1光学系115a、第2光学系125a、第3光学系135aは、光軸に垂直な面内で、互いに光軸の位置を異ならせて設けられる。本実施形態では、光軸に沿う方向をz軸方向とした場合に、第1光学系115a、第2光学系125a、第3光学系135aの光軸は、x方向に離間して設けられるとする。
第1光学系115aは、第1レンズ110aおよび第1絞り部112aを持つ。第2光学系125aは、第2レンズ120aおよび第2絞り部122aを持つ。第3光学系135aは、第3レンズ130aおよび第3絞り部132aを持つ。第1レンズ110、第2レンズ120および第3レンズ130は、それぞれ結像レンズとする。
第1絞り部112aは、第1光学系115aを通過する光の量を調整する。第1光学系115aを通過する光は、第1絞り部112aの開口部を通過するものに制限される。第1光学系115を通過する光は、第1レンズ110および第1絞り部112を通過して、受光部109に形成された第1受光領域119aに結像される。
第1受光領域119aには、第1カラーフィルタアレイ116aおよび第1受光素子アレイ118aが形成される。第1カラーフィルタアレイ116aは、予め定められた波長域の光をそれぞれ通過する複数のカラーフィルタを含む。第1カラーフィルタアレイ116aは、複数のカラーフィルタがマトリクス状に配列されて形成される。本例において、第1カラーフィルタアレイ116aは、緑の波長域に属するG光を選択的に透過する波長フィルタとする。
第1受光素子アレイ118aは、被写体からの光を第1光学系115を通じて受光する複数の受光素子を含む。第1受光素子アレイ118aが含む複数の受光素子は、第1カラーフィルタアレイ116aが含む複数のカラーフィルタに対応して設けられる。各受光素子は、被写体光のうち第1カラーフィルタアレイ116aを通過したG光を受光する。各受光素子は、受光した光の量に応じた強度の撮像信号を出力する。
第2光学系125aおよび第3光学系135aも、第1光学系115aと同様の光学要素を持つ。第2光学系125aが有する第2レンズ120aおよび第2絞り部122aは、それぞれ第1レンズ110aおよび第1絞り部112aに対応する光学要素である。第2光学系125aを通過する光は、第2レンズ120および第2絞り部122を通過して、受光部109に形成された第2受光領域129aに結像される。第2光学系125aが有する光学要素は、青の波長域の光であるB光について光学設計されている点を除いて、第1光学系115aが有する光学要素と略同一の機能を有するので、更なる説明を省略する。
第2受光領域129aには、第2カラーフィルタアレイ126aおよび第2受光素子アレイ128aが形成される。第2カラーフィルタアレイ126aは、予め定められた波長域の光をそれぞれ通過する複数のカラーフィルタを含む。第2カラーフィルタアレイ126aは、複数のカラーフィルタがマトリクス状に配列されて形成される。本例において、第2カラーフィルタアレイ126aは、B光を選択的に透過する波長フィルタとする。
第2受光素子アレイ128aは、被写体からの光を第2光学系125を通じて受光する複数の受光素子を含む。第2受光素子アレイ128aが含む複数の受光素子は、第2カラーフィルタアレイ126aが含む複数のカラーフィルタに対応して設けられる。各受光素子は、被写体光のうち第2カラーフィルタアレイ126aを通過したB光を受光する。各受光素子は、受光した光の量に応じた強度の撮像信号を出力する。
第3光学系135aが有する第3レンズ130aおよび第3絞り部132aは、それぞれ第1レンズ110aおよび第1絞り部112aに対応する光学要素である。第3光学系135aを通過する光は、第3レンズ130および第3絞り部132を通過して、受光部109に形成された第3受光領域139aに結像される。第3光学系135aが有する光学要素は、赤の波長域の光であるR光について光学設計されている点を除いて、第1光学系115aが有する光学要素と略同一の機能を有するので、更なる説明を省略する。
第3受光領域139aには、第3カラーフィルタアレイ136aおよび第3受光素子アレイ138aが形成される。第3カラーフィルタアレイ136aは、予め定められた波長域の光をそれぞれ通過する複数のカラーフィルタを含む。第3カラーフィルタアレイ136aは、複数のカラーフィルタがマトリクス状に配列されて形成される。本例において、第3カラーフィルタアレイ136aは、R光を選択的に透過する波長フィルタとする。
第3受光素子アレイ138aは、被写体からの光を第3光学系135を通じて受光する複数の受光素子を含む。第3受光素子アレイ138aが含む複数の受光素子は、第3カラーフィルタアレイ136aが含む複数のカラーフィルタに対応して設けられる。各受光素子は、被写体光のうち第3カラーフィルタアレイ136aを通過したB光を受光する。各受光素子は、受光した光の量に応じた強度の撮像信号を出力する。
このように、受光部109には、複数のカラーフィルタと複数の受光素子が形成されている。第1レンズ110a、第2レンズ120a、第3レンズ130aを通過した被写体光は、それぞれ第1受光領域119a、第2受光領域129aおよび第3受光領域139aに形成された複数の受光素子によって受光される。ここで、第1受光領域119aおよび第2受光領域129aがそれぞれ有する複数の受光素子は、同一平面上に設けられる。すなわち、受光部109には、複数のレンズがそれぞれ被写体像を形成する同一の撮像平面上の受光領域に、それぞれ複数の受光素子が形成されている。
具体的には、第1受光素子アレイ118aが有する複数の受光素子、第2受光素子アレイ128aが有する複数の受光素子および第3受光素子アレイ138aが有する複数の受光素子は、同一基板上に形成される。例えば、各受光素子アレイが含む複数の受光素子は、同一プロセスで同一基板の一面に同時に形成される。また、第1カラーフィルタアレイ116a、第2カラーフィルタアレイ126aおよび第3カラーフィルタアレイ136aが有する複数のカラーフィルタも、対応する受光素子の上部に同一プロセスで同時に形成される。これにより、受光素子およびカラーフィルタを含む1つの受光部109が製造される。したがって、第1受光領域119a、第2受光領域129aおよび第3受光領域139aの撮像面は、受光部109が持つ撮像面の部分領域となる。
受光部109に形成された複数の受光素子は実質的に同時に露光される。各受光素子が露光されると、読み出し部210は、各受光素子から撮像信号を読み出す。読み出し部210は、受光部109を形成する基板と同一基板上に形成された読み出し回路を有してよい。当該読み出し回路は、第1受光領域119a、第2受光領域129aおよび第3受光領域139aに対して1つ設けられ、1つの読み出し回路が各受光部にそれぞれ含まれる複数の受光素子から、撮像信号を順次に読み出してよい。
受光部109に形成される複数の受光素子は、MOS型撮像素子を形成してよい。MOS型撮像素子である場合、読み出し部210は、例えば第1光学系115aを通過した被写体光が入射する撮像面に形成された受光素子と、第2光学系125aを通過した被写体光が入射する撮像面に形成された受光素子とを、個別に読み出すことができる。受光部109に形成される受光素子は、MOS型撮像素子の他、CCD型撮像素子などの固体撮像素子を形成してもよい。
読み出し部210が読み出した撮像信号は、出力部220および画像処理部240に供給される。出力部220は、撮像信号を撮像装置10の外部に出力することができる。出力部220から出力された撮像信号については、後述する。
第1受光領域119に属する複数の受光素子から読み出した撮像信号は、第1光学系115を通じて撮像された被写体の画像を示す。第2受光領域129に属する複数の受光素子から読み出した撮像信号は、第2光学系125を通じて撮像された被写体の画像を示す。第3受光領域139に属する複数の受光素子から読み出した撮像信号は、第3光学系135を通じて撮像された被写体の画像を示す。画像処理部240は受光部109の受光面の像面倒れを補正する画像処理を、第1レンズ110a、第2レンズ120aおよび第3レンズ130の各レンズに対応する撮像信号に対して施す。このとき、画像処理部240は、記憶部230に記憶された画像処理パラメータを用いて、画像処理を施す。
例えば、各レンズが略等しい焦点距離を持つ場合、撮像平面が傾いているとボケ度合いいが異なる像が得られる場合がある。記憶部230は、撮像平面の傾きにより生じる被写体像のボケを補正する画像処理パラメータを記憶する。これにより、撮像平面の傾きによって生じるボケを低減することができる場合がある。
なお、記憶部230は、不揮発性メモリなどの読み出し専用媒体であってよい。記憶部230は、フラッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモリであってもよい。記憶部230が記憶する画像処理パラメータおよび画像処理部240の具体的な処理内容については後述する。
画像処理部240は、画像処理が施された画像信号を、被写体の画像として画像合成部172に出力してよい。画像合成部172は、画像処理部240による画像処理が施された撮像画像を少なくとも含む、受光ユニット150が有する複数のレンズを通じて撮像された撮像画像を合成する。画像合成部172は、異なる波長域の光で得られた撮像画像に対して色合成処理を施してよい。画像合成部172は、合成して得られた画像を記録部180に出力する。
記録部180は、画像合成部172が生成した画像を記録する。記録部180は、画像処理部240から供給された画像を、不揮発性メモリに記録してよい。当該不揮発性メモリは、記録部180が有してよい。また、当該不揮発性メモリは、撮像装置10に対して着脱可能に設けられた外部メモリであってよい。
撮像装置10は、カメラ機能付きの携帯電話、デジタルカメラなどの撮像機器であってよい。第1光学系115a、第2光学系125a、第3光学系135aおよび画像信号生成部170を有する撮像モジュールは、これらの撮像機器用のカメラモジュールとして提供することができる。本例の撮像装置10によれば、受光部109の像面倒れの影響が低減された画像を提供することができる。
図2は、撮像装置10が備えるレンズ部100の一例を模式的に示す。本図は、物体側からレンズ部100を見た場合のレンズ配置例とする。レンズ部100は、レンズ鏡筒200、第1レンズ110a〜d、第2レンズ120a〜c、第3レンズ130a〜cおよび第4レンズ140を有する。第1レンズ110a〜c、第2レンズ120a〜c、第3レンズ130a〜cおよび第4レンズ140は、レンズ鏡筒200の内側に設けられる。なお、第1レンズ110a〜cを、第1レンズ110と総称する場合がある。同様に、複数の光学要素を、符号の添え字を省略することで総称する場合がある。
第1レンズ110bおよびcは、それぞれ光軸に垂直な面内に光軸を離間して設けられる点を除いて、第1レンズ110aと同様の構成を持つ。第1レンズ110は、G光をそれぞれ結像する結像レンズとして機能する。第2レンズ120bは、光軸に垂直な面内に光軸を離間して設けられる点を除いて、第2レンズ120aと同様の構成を持つ。第2レンズ120は、B光をそれぞれ結像する結像レンズとして機能する。第3レンズ130bは、光軸に垂直な面内に光軸を離間して設けられる点を除いて、第3レンズ130aと同様の構成を持つ。第3レンズ130は、R光をそれぞれ結像する結像レンズとして機能する。第4レンズ140は、青の波長域、緑の波長域および赤の波長域にわたる波長域の光を結像する結像レンズとして機能する。
なお、図1では、受光部109が第1レンズ110a、第2レンズ120aおよび第3レンズ130aにそれぞれ対応する受光領域を有するとしたが、受光部109は、レンズ部100が有する全てのレンズに対応する受光領域を有する。各受光領域には、撮像に利用する上記波長域の光を通過するカラーフィルタが設けられることはいうまでもない。例えば、第4レンズ140に対応して、青の波長域、緑の波長域および赤の波長域にわたる波長域の光を通過するカラーフィルタが設けられる。したがって、第4レンズ140に対応する受光領域に形成された複数の受光素子は、緑の波長域を含み緑の波長域より広い波長域の光により被写体を撮像する。具体的には、第4レンズ140に対応する受光領域に形成された複数の受光素子は、Rの波長域、Gの波長域およびBの波長域にわたる波長域の光により被写体を撮像する。
レンズ部100では、光軸に垂直な面内において、第1レンズ110a〜cは光軸位置が同一直線上に存在していない。すなわち、レンズ部100は、光軸位置が同一直線上にない3以上のレンズを少なくとも含む複数のレンズを有する。例えば、4個の第1レンズ110は、光軸位置が同一直線上に存在しない。これらのレンズを用いて、後述するように像面倒れを算出することができる。なお、本例では、3以上のレンズに対応する第1受光領域119にそれぞれ形成された複数の受光素子はG光を受光するとしたが、撮像に用いる光はG光に限られない。G光の他、R光およびB光のいずれの光で被写体を撮像してもよい。
なお、レンズ部100は、3以上の第1レンズ110の光軸のいずれからも略等しい距離離間した光軸を持つ第4レンズ140を有する。本例では、第1レンズ110aおよび第1レンズ110dは、第4レンズ140に対して対称の位置に光軸を持つ。また、第1レンズ110cおよび第1レンズ110bは、第4レンズ140に対して対称の位置に光軸を持つ。第1レンズ110aおよび第1レンズ110dは、同一の焦点距離を有してよい。また、第1レンズ110bおよび第1レンズ110cは、同一の焦点距離を有してよい。第1レンズ110aと第1レンズ110cとは焦点距離が異なってよい。また、焦点距離が異なる更なる他の第1レンズ110を有してもよい。焦点距離が異なる第1レンズ110を複数有することで、撮像画像から結像状態の違いを特定して、結像状態の違いに基づいて、被写体を測距することができる。また、最も合焦した画像を選択して画像合成部172での合成処理に用いることができる。また、最も合焦した画像を領域毎に選択して合成処理に用いることができる。
また、レンズ部100は、可視光の比較的に広い波長域の光を撮像光とする第4レンズ140を有する。第4レンズ140によれば、解像度の高い輝度データを取得することができる。また、画像合成部172は、LRGB合成により高画質な画像を提供することができる。
また、上述したように、受光部109は、Gの波長域とは異なるBの波長域光を受光する複数の第2受光領域129にそれぞれ形成された複数の受光素子を有する。レンズ部100は、第4レンズ140の光軸から略等しい距離離間した光軸をそれぞれ持ち、B光を受光する複数の第2受光領域129にそれぞれ被写体像を形成する複数の第2レンズ120を有する。また、レンズ部100は、第4レンズ140の光軸から略等しい距離離間した光軸をそれぞれ持ち、R光を受光する複数の第3受光領域139にそれぞれ被写体像を形成する複数の第3レンズ130を有する。このように、レンズ部100によれば、各波長域の光を結像するレンズが、中央に位置する第4レンズ140に対して対称の位置に設けられる。このため、結像状態の差異を比較的容易に検出することができる場合がある。
図3は、画像処理パラメータ算出装置300のブロック構成の一例を模式的に示す。画像処理パラメータ算出装置300は、受光ユニット150および画像信号生成部170を備える撮像モジュール用の画像処理パラメータを算出して、撮像モジュールに画像処理パラメータを記憶させる。具体的には、画像処理パラメータ算出装置300は、撮像装置10が備える出力部220から撮像信号を取得して、図2に関連して説明した画像処理パラメータを算出する。画像処理パラメータ算出装置300は、算出した画像処理パラメータを、撮像装置10が備える記憶部230に記憶させる。
画像処理パラメータ算出装置300は、測光画像取得部310、合焦ズレ量算出部320、組み付け情報算出部330、画像処理パラメータ算出部340、記録制御部350およびレンズデータ記憶部360を有する。レンズデータ記憶部360は、レンズ部100が備える各レンズのレンズパラメータを格納するレンズ設計データベース390から、当該レンズパラメータを取得して記憶する。
測光画像取得部310は、受光ユニット150が有する各レンズを通じて撮像された画像を出力部220から取得する。合焦ズレ量算出部320、組み付け情報算出部330および画像処理パラメータ算出部340の機能ブロックは、レンズデータ記憶部360に記憶されたレンズパラメータを用いて、画像処理パラメータを算出する。記録制御部350は、算出された画像処理パラメータを記憶部230に記憶させる。例えば記憶部230がメモリデバイスである場合、記録制御部350は、メモリ書き込みによって画像処理パラメータを記憶させる。画像処理パラメータ算出装置300が備える各機能ブロックの具体的な機能および動作は、図4から図6に関連して説明される。
図4は、像面倒れの算出処理の一例を模式的に示す。ここでは、説明を簡略化することを目的として、第1レンズ110a、第2レンズ120aおよび第3レンズ130aを通じてスポット光を撮像して得られたスポット画像に基づいて、一次元方向の像面の傾きを算出する処理の一例を説明する。具体的には、光軸方向をz方向にとり、第1レンズ110a、第2レンズ120aおよび第3レンズ130aが並ぶ方向をx方向とした場合、xz平面による像面400の切断線の傾きを算出する。また、スポット光は、点光源からの光として扱うことができるとする。
測光画像取得部310は、第1レンズ110a、第2レンズ120aおよび第3レンズ130aを通じてスポット光が撮像されたスポット画像を取得する。合焦ズレ量算出部320は、例えばスポット画像における画素値の分布に基づいて、スポット像の大きさを示すスポット径を算出する。そして、合焦ズレ量算出部320は、スポット画像から算出したスポット径に基づいて、実際の結像位置に対する像面位置のズレ量を示す合焦ズレ量を算出する。
本図に模式的に示すように、像面400が傾いている場合、各レンズの焦点距離および像面400の傾きに応じて異なるスポット径が得られる。したがって、スポット径を、合焦ズレ量を表す指標とすることができる。
例えば、スポット光を発する光源までの距離が分かっている場合、スポット径と合焦ズレ量との間の相関関係は、レンズパラメータからシミュレーション等で算出することができる。レンズ設計データベース390は、当該相関関係をレンズ毎に記憶しておく。レンズデータ記憶部360は、レンズ設計データベース390から相関関係データを取得して記憶する。相関関係データとしては点像のデフォーカス依存性を例示することができる。
合焦ズレ量算出部320は、レンズデータ記憶部360に記憶された相関関係データを参照して、スポット画像から算出したスポット径に対応する合焦ズレ量を算出する。組み付け情報算出部330は、合焦ズレ量算出部320が算出した合焦ズレ量に基づいて、組み付け情報を算出する。組み付け情報としては、像面400の傾き角度および像面400のz座標を例示することができる。
像面400のz座標は、各レンズの組み付け位置のz座標と合焦ズレ量との和から算出することができる。また、像面400の傾き角度は、第1レンズ110a、第2レンズ120aおよび第3レンズ130aのそれぞれのx座標と、像面400のz座標とから算出することができる。例えば、像面400が平面であるとすれば、像面400のz座標は、レンズのx座標の関数z=Ax+Bで表すことができる。像面400の傾きは、本関数のAで示される。ここでi番目のレンズのx座標をxiとし、i番目のレンズ位置における像面400のz座標をziとすれば、zi=Axi+Bが満たされる。
したがって、zi=Axi+Bを満たすAおよびBを、フィッティングによって算出することができる。これにより、像面400のz座標を、レンズのx座標の関数で表すことができる。したがって、他のレンズの光軸位置に対応する像面400のz座標は、当該関数と当該レンズの光軸のx座標から算出することができる。
以上の一次元の処理を2次元に拡張すれば、一直線上にない3以上のレンズによるスポット光に基づいて、像面の傾き角を算出することができる。また、像面のz座標を、レンズの光軸位置のx座標およびy座標の関数として得ることができる。このため、他のレンズの光軸位置に対応する像面のz座標は、当該関数と当該レンズの光軸のx座標およびy座標から算出することができる。組み付け情報算出部330は、受光部109の像面の傾き角、および、各レンズの光軸位置に対応する像面のz座標を、組み付け情報として画像処理パラメータ算出部340に出力する。画像処理パラメータ算出部340は、組み付け情報に基づいて、像面倒れによるボケを復元する画像処理パラメータを算出する。画像処理パラメータ算出部340が画像処理パラメータを算出する具体的な処理については、図5に関連して説明する。
図5は、スポット画像から撮像画像を補正するまでの処理を模式的に示す。測光画像取得部310は、出力部220から4個のスポット画像510−1〜4を取得する。スポット画像510−1〜4は、緑に属する波長域のスポット光を用いて4個の第1レンズ110a〜dを通じて撮像された画像である。スポット画像510−1およびスポット画像510−4には、スポット光により形成されたスポット像を黒丸で模式的に例示した。合焦ズレ量算出部320は、スポット画像510に含まれるスポット像に基づいて、スポット径を算出する。
レンズ設計データベース390は、点像データ500を予め格納しているとする。例えば、レンズ設計データベース390は、複数のデフォーカス値のそれぞれに対応づけて、レンズパラメータを用いてシミュレーション等で算出された点像を予め格納している。第1レンズ110−1〜4が互いに異なる結像特性を有する場合、レンズ設計データベース390は、第1レンズ110のそれぞれに対応づけて、複数のデフォーカス値にそれぞれ対応する点像データを格納している。そして、画像処理パラメータ算出装置300は、レンズ設計データベース390から点像データを取得して、レンズデータ記憶部360に記憶する。
合焦ズレ量算出部320は、スポット径および点像データ500に基づいて、合焦ズレ量を算出する。具体的には、合焦ズレ量算出部320は、第1レンズ110−1〜4に対応する点像データの中から、スポット画像510から算出されたスポット径に最も一致する径を持つ点像データを特定する。そして、特定した当該点像データに対応するデフォーカス値を、合焦ズレ量として特定する。
組み付け情報算出部330は、合焦ズレ量および第1レンズ110−1〜4のz座標から、第1レンズ110−1〜4の光軸の座標(xi,yi)における像面のz座標(zi)を算出する(ただし、i=1〜4)。本図では、得られた像面のz座標を像面位置座標520として例示した。組み付け情報算出部330は、像面位置座標520に基づき、図4に関連して説明したフィッティングによって、受光部109の撮像平面を表す関数式を算出する。そして、組み付け情報算出部330は、当該関数式に基づき、撮像平面の傾きを算出する。また、組み付け情報算出部330は、第1レンズ110、第2レンズ120、第3レンズ130、第4レンズ140のそれぞれの光軸位置に対応する像面のz座標(z1〜z9)を、当該関数式および各レンズの光軸の座標を用いて算出する。本図では、撮像平面の傾きを表すθxおよびθyとz座標(z1〜z9)とを、組み付け情報530として例示した。
画像処理パラメータ算出部340は、組み付け情報530に基づいて画像処理パラメータ540を算出する。具体的には、画像処理パラメータ算出部340は、組み付け情報530に対応する点像のボケを復元する画像処理パラメータを算出する。原理的には、組み付け情報530を用いて像面を定め、レンズパラメータを用いて当該像面に対するPSF(Point spread function)等の光学応答を算出して、当該光学応答の逆関数を用いて画像処理パラメータを生成することができる。
より簡便には、像面角度および像面距離の予め定められた複数の組み合わせについてレンズパラメータを用いて光学応答を算出し、得られた光学応答に対応する画像処理パラメータをパラメータ算出用データ550としてレンズ設計データベース390に格納しておく。そして、画像処理パラメータ算出装置300は、レンズ設計データベース390から、画像処理パラメータを読み出してレンズデータ記憶部360に記憶する。そして、画像処理パラメータ算出部340は、組み付け情報530に最も適合する像面角度および像面距離の組を特定して、当該組に対応する画像処理パラメータを、画像処理パラメータ540として選択する。
他にも、画像処理パラメータ算出部340は、組み付け情報530で定められる像面に対するボケの大きさおよび形状を幾何学的に推定して、推定されたボケを点像に復元する画像処理パラメータを算出してもよい。画像処理パラメータの算出方法は本例で例示した方法に限定されない。なお、画像処理パラメータ540としては、デコンボリューションフィルタなどの画像フィルタを定義するパラメータを例示することができる。画像フィルタは、幾何平均フィルタなど種々の形式で実装することができる。画像処理パラメータ算出部340が算出した画像処理パラメータ540は、記録制御部350によって記憶部230に書き込まれる。
撮像装置10において画像処理部240は、各レンズを通じて撮像された撮像画像560−1〜9に、記憶部230が記憶している画像処理パラメータを用いて画像処理を施す。本図では、撮像平面の傾きによって生じたボケ像を含む撮像画像560−1が、鮮明な補正画像570−1として出力される様子を模式的に例示した。本例で説明したように、記憶部230は、撮像平面の傾きにより生じる被写体像のボケを補正する画像処理パラメータを記憶する。具体的には、記憶部230は、3以上のレンズにより受光領域にそれぞれ形成された画像の結像状態と3以上のレンズの結像特性とに基づいて算出された画像処理パラメータを記憶する。そして、画像処理部240は、記憶部230が記憶している画像処理パラメータを用いて、撮像画像のボケを補正する。
本例では、4つの第1レンズ110を用いて撮像平面の傾きを算出するとした。撮像平面の傾きを算出するには、同一直線上にない結像特性が分かっているレンズが3以上あればよい。画像処理部240は、当該3以上のレンズの光軸に対する撮像平面の傾きに基づく画像処理パラメータを用いて、複数のレンズの少なくともいずれかを通じて撮像された撮像画像に、撮像平面の傾きに応じた画像処理を施すことができる。
図6は、レンズ設計から画像処理パラメータを記録するまでの処理フローの一例を示す。S600において、コンピュータなどのレンズ設計装置を用いて、撮像装置10用のレンズ設計を行い、レンズデータをレンズ設計データベース390に格納する。また、上述したように、レンズ設計データベース390は、レンズデータに基づいて予め算出された画像処理パラメータを格納してもよい。
S610において、設計データに従って複数セットのレンズを製造して複数のレンズ部100を製造する。そして、製造されたレンズ部100と受光部109を組み付けて受光ユニット150を組み立てて、撮像モジュールを複数製造する(S620)。すなわち、光軸位置が同一直線上にない3以上のレンズを少なくとも含む複数のレンズを有するレンズ部100と、複数のレンズがそれぞれ被写体像を形成する同一の撮像平面上の受光領域にそれぞれ複数の受光素子が形成された受光部109とを組み付けて、撮像モジュールが備える受光ユニット150を組み立てる。
そして、製造された複数の撮像モジュールのうち少なくとも一つの撮像モジュールを選択する(S630)。選択した撮像モジュールでスポット光を撮像する(S640)。すなわち、撮像モジュールにおいて3以上のレンズのそれぞれを通じて、対応する受光領域にそれぞれ形成された複数の受光素子で撮像する。
そして、選択された撮像モジュール用の画像処理パラメータを算出する(S650)。具体的には、図3から図5に関連して述べた方法により、画像処理パラメータを算出する。すなわち、3以上のレンズのそれぞれを通じて撮像された画像に基づいて、3以上のレンズの光軸に対する撮像平面の傾きを算出する。そして、撮像平面の傾きおよび3以上のレンズの光軸位置に基づいて、複数のレンズを通じてそれぞれ撮像された撮像画像に対する異なる画像処理パラメータを算出する。
そして、撮像モジュールが備える記憶部230に、画像処理パラメータを記憶させる(S660)。そして、検査対象となる他の撮像モジュールが存在するか否かを判断する(S670)。検査対象となる他の撮像モジュールが存在しない場合、処理を終了する。検査対象となる他の撮像モジュールが存在する場合、S630に処理を移行させる。
なお、撮像装置10は、9個のレンズを備えるとしたが、光軸が一直線上に並んでいない3以上のレンズを少なくとも備えていれば、レンズをいくつ備えてもよい。また、スポット光を撮影した場合に、1直線上にない3以上のレンズを通じて結像したとみなすことができる最小のスポット径が得られた場合、光源の位置、当該3以上のレンズの位置、および、当該3以上のレンズの焦点距離に基づいて、撮像平面を定義する3以上の点を特定することができる。したがって、当該最小のスポット径が得られた場合には、組み付け情報530を速やかに算出することができる場合がある。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 撮像装置
100 レンズ部
109 受光部
110 第1レンズ
112 第1絞り部
115 第1光学系
116 第1カラーフィルタアレイ
118 第1受光素子アレイ
119 第1受光領域
120 第2レンズ
122 第2絞り部
125 第2光学系
126 第2カラーフィルタアレイ
128 第2受光素子アレイ
129 第2受光領域
130 第3レンズ
132 第3絞り部
135 第3光学系
136 第3カラーフィルタアレイ
138 第3受光素子アレイ
139 第3受光領域
140 第4レンズ
150 受光ユニット
170 画像信号生成部
172 画像合成部
180 記録部
200 レンズ鏡筒
210 読み出し部
220 出力部
230 記憶部
240 画像処理部
300 画像処理パラメータ算出装置
310 測光画像取得部
320 合焦ズレ量算出部
330 組み付け情報算出部
340 画像処理パラメータ算出部
350 記録制御部
360 レンズデータ記憶部
390 レンズ設計データベース
400 像面
500 点像データ
510 スポット画像
520 像面位置座標
530 組み付け情報
540 画像処理パラメータ
550 パラメータ算出用データ
560 撮像画像
570 補正画像
100 レンズ部
109 受光部
110 第1レンズ
112 第1絞り部
115 第1光学系
116 第1カラーフィルタアレイ
118 第1受光素子アレイ
119 第1受光領域
120 第2レンズ
122 第2絞り部
125 第2光学系
126 第2カラーフィルタアレイ
128 第2受光素子アレイ
129 第2受光領域
130 第3レンズ
132 第3絞り部
135 第3光学系
136 第3カラーフィルタアレイ
138 第3受光素子アレイ
139 第3受光領域
140 第4レンズ
150 受光ユニット
170 画像信号生成部
172 画像合成部
180 記録部
200 レンズ鏡筒
210 読み出し部
220 出力部
230 記憶部
240 画像処理部
300 画像処理パラメータ算出装置
310 測光画像取得部
320 合焦ズレ量算出部
330 組み付け情報算出部
340 画像処理パラメータ算出部
350 記録制御部
360 レンズデータ記憶部
390 レンズ設計データベース
400 像面
500 点像データ
510 スポット画像
520 像面位置座標
530 組み付け情報
540 画像処理パラメータ
550 パラメータ算出用データ
560 撮像画像
570 補正画像
Claims (9)
- 光軸位置が同一直線上にない3以上のレンズを少なくとも含む複数のレンズを有するレンズ部と、
前記複数のレンズがそれぞれ被写体像を形成する同一の撮像平面上の受光領域に、それぞれ複数の受光素子が形成された受光部と、
前記3以上のレンズの光軸に対する前記撮像平面の傾きに基づく画像処理パラメータを用いて、前記複数のレンズの少なくともいずれかを通じて撮像された撮像画像に、前記撮像平面の傾きに応じた画像処理を施す画像処理部と
を備える撮像モジュール。 - 前記3以上のレンズにより前記受光領域にそれぞれ形成された画像の結像状態と前記3以上のレンズの結像特性とに基づいて算出された前記画像処理パラメータを記憶する記憶部
をさらに備え、
前記画像処理部は、前記記憶部が記憶している画像処理パラメータを用いて、前記撮像画像のボケを補正する
請求項1に記載の撮像モジュール。 - 前記3以上のレンズは、略等しい焦点距離を持ち、
前記記憶部は、前記撮像平面の傾きにより生じる被写体像のボケを補正する前記画像処理パラメータを記憶する
請求項2に記載の撮像モジュール。 - 前記画像処理部による画像処理が施された撮像画像を少なくとも含む、前記複数のレンズを通じて撮像された撮像画像を合成する画像合成部
をさらに備える請求項1から3のいずれかに記載の撮像モジュール。 - 前記レンズ部は、前記3以上のレンズの光軸のいずれからも略等しい距離離間した光軸を持つ中央レンズを有し、
前記3以上のレンズに対応する前記受光領域にそれぞれ形成された前記複数の受光素子は、第1波長域の光により被写体を撮像し、
前記中央レンズに対応する前記受光領域に形成された前記複数の受光素子は、前記第1波長域を含み前記第1波長域より広い波長域の光により被写体を撮像する
請求項1から4のいずれかに記載の撮像モジュール。 - 前記中央レンズに対応する前記受光領域に形成された前記複数の受光素子は、Rの波長域、Gの波長域およびBの波長域にわたる波長域の光により被写体を撮像し、
前記3以上のレンズに対応する前記受光領域にそれぞれ形成された前記複数の受光素子は、Rの波長域、Gの波長域およびBの波長域のいずれかの波長域の光により被写体を撮像する
請求項5に記載の撮像モジュール。 - 前記受光部は、Rの波長域、Gの波長域およびBの波長域のうち前記第1波長域とは異なる第2波長域の光を受光する複数の受光領域にそれぞれ形成された複数の受光素子を有し、
前記レンズ部は、前記中央レンズの光軸から略等しい距離離間した光軸をそれぞれ持ち、前記第2波長域の光を受光する前記複数の受光領域にそれぞれ被写体像を形成する複数のレンズを有する
請求項6に記載の撮像モジュール。 - 請求項1から7のいずれかに記載の撮像モジュールを備え、前記撮像モジュールで前記被写体を撮像する撮像装置。
- 受光ユニットおよび前記受光ユニットで形成された画像を補正する画像処理パラメータを記憶する記憶部を備える撮像モジュールの製造方法であって、
光軸位置が同一直線上にない3以上のレンズを少なくとも含む複数のレンズを有するレンズ部と、前記複数のレンズがそれぞれ被写体像を形成する同一の撮像平面上の受光領域にそれぞれ複数の受光素子が形成された受光部とを組み付けて、前記撮像モジュールが備える受光ユニットを組み立てる段階と、
前記3以上のレンズのそれぞれを通じて、対応する前記受光領域にそれぞれ形成された前記複数の受光素子で撮像する段階と、
前記3以上のレンズのそれぞれを通じて撮像された画像に基づいて、前記3以上のレンズの光軸に対する前記撮像平面の傾きを算出する段階と、
前記撮像平面の傾きおよび前記3以上のレンズの光軸位置に基づいて、前記複数のレンズを通じてそれぞれ撮像された撮像画像に対する異なる画像処理パラメータを算出する段階と、
前記記憶部に、前記画像処理パラメータを記憶させる段階と
を備える製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010224240A JP2012080363A (ja) | 2010-10-01 | 2010-10-01 | 撮像モジュール、撮像装置および製造方法 |
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JP2010224240A JP2012080363A (ja) | 2010-10-01 | 2010-10-01 | 撮像モジュール、撮像装置および製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2012080363A true JP2012080363A (ja) | 2012-04-19 |
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ID=46240092
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010224240A Withdrawn JP2012080363A (ja) | 2010-10-01 | 2010-10-01 | 撮像モジュール、撮像装置および製造方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2012080363A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014124743A1 (en) * | 2013-02-18 | 2014-08-21 | Sony Corporation | Electronic device, method for generating an image and filter arrangement |
US9645290B2 (en) | 2013-09-19 | 2017-05-09 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Color filter array and solid-state image sensor |
-
2010
- 2010-10-01 JP JP2010224240A patent/JP2012080363A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014124743A1 (en) * | 2013-02-18 | 2014-08-21 | Sony Corporation | Electronic device, method for generating an image and filter arrangement |
US9584722B2 (en) | 2013-02-18 | 2017-02-28 | Sony Corporation | Electronic device, method for generating an image and filter arrangement with multi-lens array and color filter array for reconstructing image from perspective of one group of pixel sensors |
US9645290B2 (en) | 2013-09-19 | 2017-05-09 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Color filter array and solid-state image sensor |
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