JP2012054666A - 読取装置、出力制御装置、及びプログラム - Google Patents

読取装置、出力制御装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】読取画像を用いて、読取領域内の汚れ位置を容易に特定する技術を提供すること。
【解決手段】本実施形態の複合機は、プラテンガラスを介して原稿を読み取ることによって、読取画像データを生成するスキャナ部と、前記読取画像データによって表される読取画像Yと、前記スキャナ部が前記プラテンガラスを介して読み取り可能な読取領域を示す領域画像Rと、を含む複合画像Hであって、前記複合画像H内において、前記スキャナ部が前記原稿を読み取った前記プラテンガラス内の領域に対応する前記領域画像R内の領域に、前記読取画像Yが配置されている前記複合画像Hを、表す複合画像データを出力する出力制御部と、を備える。そのため、読取画像Yに汚れが含まれていることが確認された場合に、読取画像Yと領域画像Rとの位置関係に基づいて、読取領域内の汚れ位置を容易に特定することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、読取装置における汚れを検出するための技術に関する。
従来から、原稿を読み取る読取部を備えた読取装置が知られている。このような読取装置では、読取画像の品質低下を抑制するために、原稿台の読取領域の汚れを検出する技術が用いられている(特許文献1参照)。これらの技術では、例えば、読取領域の汚れを検出し、その結果を原稿台の見取り図の中に加えて紙に印刷することで、ユーザに汚れ位置を知らせる。
特開2007−82018号公報
しかしながら、読取装置の原稿台は、一般に上下又は左右に対称な形状をしていることが多く、ユーザが上記見取り図上で汚れ位置を確認したとしても、読取領域内の対応する実際の汚れ位置を把握し難いことがあった。そのため、もっと容易に汚れ位置を把握したいという要望があった。
本明細書では、読取画像を用いて、読取領域内の汚れ位置を容易に特定する技術を提供する。
本明細書によって開示される読取装置は、透明板を介して原稿を読み取ることによって、読取画像データを生成する読取部と、前記読取画像データによって表される読取画像と、前記読取部が前記透明板を介して読み取り可能な読取領域を示す領域画像と、を含む複合画像であって、前記複合画像内において、前記読取部が前記原稿を読み取った前記透明板内の第1領域に対応する前記領域画像内の第2領域に、前記読取画像が配置されている前記複合画像を、表す複合画像データを出力する出力制御部と、を備える。
この読取装置は、領域画像の所定領域に読取画像が配置されている複合画像を表す複合画像データを出力している。そのため、読取画像に汚れが含まれていることが確認された場合に、読取画像と領域画像との位置関係に基づいて、読取領域内の汚れ位置を容易に特定することができる。
前記読取画像データに基づいて印刷対象物に前記読取画像を印刷する印刷部を備えていても良い。この場合、前記出力制御部は、前記印刷部による印刷が実行された後に、前記複合画像データを出力することが好ましい。この読取装置によれば、ユーザによって印刷結果に汚れが含まれていることが確認された場合に、ユーザは、その印刷結果と複合画像とに基づいて、読取領域上のどの位置に汚れが付着しているかを容易に把握することができる。
前記読取画像データに基づいて印刷対象物に前記読取画像を印刷する印刷部と、前記印刷部に対して、拡大、縮小、回転、反転、範囲限定の少なくとも一の印刷設定を行う設定部と、を備えていても良い。この場合でも、前記出力制御部は、前記読取画像が前記第2領域に配置されている前記複合画像を表す複合画像データを出力することが好ましい。
読取装置が設定部を備えており、印刷部に対して拡大等の印刷設定が可能であると、原稿上の画像と印刷結果との間に差異が生じ、たとえ読取領域に対する原稿の位置や向きが解かっている場合でも、読取領域上のどの位置に汚れが付着しているかを把握し難いことがある。この読取装置では、複合画像に含まれる読取画像が第2領域に配置されており、拡大等の印刷設定が反映されていない。そのため、拡大等の印刷設定がされた印刷結果に汚れが含まれていることが確認された場合でも、その印刷結果に基づいて読取領域上のどの位置に汚れが付着しているかを的確に把握することができる。
前記複合画像に含まれる前記読取画像は、前記原稿と鏡像対称性を有する第1読取画像であることが好ましい。この読取装置によれば、読取部が透明板を介して原稿を読み取った状態の画像(第1読取画像)を複合画像に含めることができ、原稿と読取領域の関係を、複合画像を用いて的確に再現することができる。
前記出力制御部から出力される前記複合画像データに基づく前記複合画像を表示する表示部と、前記表示部に表示された画像内の位置の指定を受け付ける受付部と、前記読取部を駆動する駆動制御部と、を備えていても良い。この場合、前記読取部は、発光部と受光部とを有し、前記駆動制御部は、前記受付部が前記複合画像内の第1位置の指定を受け付けた場合に、当該第1位置に対応する前記透明板内の第2位置に前記発光部を移動させるとともに、前記発光部を発光させることが好ましい。
この読取装置によれば、ユーザが受付部を用いて複合画像内の汚れの位置を指定した場合に、読取領域に付着した汚れが実際にどの位置であるかを読取部の発光部を用いて知ることができ、ユーザは読取領域に付着した汚れの位置を的確に把握することができる。
前記読取画像であって前記原稿と鏡像対象性を有しない第2読取画像を含み前記複合画像と異なる指定画像と、前記出力制御部から出力される前記複合画像データに基づく前記複合画像と、を表示する表示部と、前記表示部に表示された画像内の位置の指定を受け付ける受付部と、を備えていても良い。この場合、前記受付部は、前記表示部に表示される前記指定画像を用いて指定を受け付けることが好ましい。
この読取装置によれば、ユーザが読取画像内の位置を指定する場合に、原稿を正面視した状態の画像(第2読取画像)を用いて位置を指定することができ、読取画像に含まれる汚れの位置を容易に指定することができる。
前記読取画像データに基づく前記読取画像内の汚れを検出する第1検出部と、前記読取画像データから汚れを除去する第1除去制御部と、を備えていても良い。この場合、前記第1検出部は、前記受付部が、前記読取画像内の位置の指定を受け付けた場合に、前記読取画像内の当該指定位置に設定された検出領域の汚れを検出し、前記第1除去制御部は、前記第1検出部が汚れを検出した場合に、前記読取画像データから当該汚れを除去することが好ましい。
この読取装置によれば、ユーザが指定した位置に従って汚れが検出され、汚れが検出された場合には、その汚れが読取画像データから除去される。そのため、ユーザは、汚れが除去された読取画像を得ることができ、汚れのない読取画像を印刷等したい場合に、再度原稿を読み取る必要がなく、作業性が向上する。
前記読取画像内の汚れを検出する第2検出部を備えていても良い。この場合、前記複合画像は、前記第2検出部が検出した汚れの位置を示す汚れ位置画像を含むことが好ましい。この読取装置によれば、検出部が検出した汚れの位置を複合画像に表示可能であり、ユーザは、自らが汚れ位置を指定しない場合であっても、読取領域に付着した汚れ位置を容易に把握することができる。
前記読取画像データから汚れを除去する第2除去制御部を備えていても良い。この場合、前記第2除去制御部は、前記複合画像に含まれる前記汚れ位置画像によって示された位置の汚れを前記読取画像データから除去することが好ましい。この読取装置によれば、複合画像に含まれる汚れ位置画像に従って汚れが除去される。そのため、ユーザは、自らが汚れ位置を指定しない場合であっても、汚れが除去された読取画像を得ることができ、汚れのない読取画像を印刷等したい場合に、再度原稿を読み取る必要がなく、作業性が向上する。
前記複合画像データを記憶する記憶部と、前記記憶部から前記複合画像データを消去する消去部と、を備えていても良い。この場合、前記消去部は、新たな読み取りを実行する際に、前回読み取った複合画像データを消去することが好ましい。
読み取りが複数枚に亘って行われる場合、ユーザは読み取りにおける複合画像を確認したいと考えられる。その一方、複合画像が複数個に亘って記憶されていると、必要な記憶容量が増大するとともに、セキュリティの面で問題となる。この読取装置によれば、読み取りを行うたびに前回読み取った複合画像を消去することで、ユーザとしては各複合画像に対して確認することができ、装置としては記憶容量の増大を抑制することができ、セキュリティ性が良好に維持される。
前記複合画像は、前記領域画像外の位置に有するマークであって、前記原稿を載置する領域をガイドする前記マークを含むことが好ましい。この読取装置によれば、マークを用いて実際の読取領域と複合画像との対応を認識しやすい。
なお、本明細書に記載の技術は、読取装置に用いられる出力制御装置、読取装置を実現するためのプログラム等、種々の態様で実現することができる。これらを用いることで、上記の読取装置を実現することができ、読取領域内のどの位置に汚れが付着しているかを容易に特定することができる。
本実施形態の複合機2の斜視図 複合機2の断面略式図 原稿カバー74が開いた状態の複合機2の斜視図 ADF機構72の断面略式図 複合機2の電気的構成を示すブロック図 原稿の画像(指定画像S)を示す図 複合画像Hを示す図 コピー処理を示すフローチャート 複合画像Hの表示処理を示すフローチャート 再印刷処理を示すフローチャート 本実施形態の出力制御装置100の電気的構成を示すブロック図
<実施形態>
本発明の一実施形態を、図1〜図10を用いて説明する。
1.システムの機械的構成
図1は、本実施形態に適用された複合機2の斜視図である。複合機2は、印刷部4と、印刷部4の上部側に配された読取部6と、を有し、ユーザの操作を受け付ける操作部(受付部の一例)8として、タッチパネル10と操作パネル18とを備えている。以下の説明では、複合機2の奥行き方向をX方向(図1における右手前側を+Xとする)、幅方向(図1における左手前側を+Yとする)をY方向とし、高さ方向をZ方向(図1における上側を+Zとする)として説明する。
<プリンタ部>
図2は、複合機2のX−Z軸平面における断面略式図である。図2に示すように、印刷部4は、4色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナーを用いてカラー画像を形成する直接転写タンデム方式のカラーレーザプリンタであって、下部ケーシング12内に構成されている。下部ケーシング12の内部には、用紙等のシート材(印刷対象物の一例)16が積載された供給トレイ14が設けられており、供給トレイ14は、開閉可能に構成されている。
シート材16は、ユーザによって供給トレイ14に供給され、下部ケーシング12内に格納されると、ピックアップローラ20に押圧される。シート材16は、ピックアップローラ20の回転によって、搬送ローラ22及びレジストローラ24に搬送される。シート材16は、レジストローラ24によって斜行補正が行われた後に、画像形成部30へと搬送される。
画像形成部30は、一対の支持ローラ32、34と、ベルト36とを含んで構成されている。ベルト36は、支持ローラ32、34の間に架設されており、リング状をしている。支持ローラ32、34はそれぞれ図示されていないモータによって反時計回りに回転し、それに伴ってベルト36が移動する。
ベルト36の上側には、画像形成ユニット40が設けられている。画像形成ユニット40は、スキャナ部42とプロセス部44を含んで構成されている。プロセス部44は、4色のトナーに対応した4つの感光ドラム50と、現像カートリッジ52等を含んで構成されている。現像カートリッジ52内にはトナーが充填されており、現像カートリッジ52のトナーが感光ドラム50に供給される。
スキャナ部42は、プロセス部44の4つの感光ドラム50の上部に配置されている。スキャナ部42は、設定部88として機能するCPU80(図5参照)から送られる各色画像データに基づき、プロセス部44の感光ドラム50にレーザ光L(一点鎖線)を照射する。これによって、感光ドラム50の表面に形成すべき画像に対応したトナー像が形成される。
感光ドラム50の表面に形成されたトナー像がベルト36との転写位置を通過すると、感光ドラム50上のトナー像が、シート材16上に転写される。この結果、シート材16上に画像が形成される。ベルト36の移動に伴って、シート材16には各色の画像が連続して形成される。シート材16上に形成された画像は、定着器54に送られて定着され、シート材16が下部ケーシング12の上部に設けられた排紙トレイ38へと搬送される。
<スキャナ部>
読取部6は、フラットベット式であって、排紙トレイ38の上面を被覆可能な上部ケーシング62を備えてなる。この上部ケーシング62は上方に開放する箱型をなすとともに、内部にライン光源(発光部の一例)66とイメージセンサ(受光部の一例)68を収容させた状態で上面が原稿を載置するためのプラテンガラス(透明板の一例)64によって塞がれている。
ライン光源66には、図2におけるX軸方向に複数のフォトダイオード(図示略)が列設されている。イメージセンサ68には、同じくX軸方向にライン型のセンサが延設されている。ライン光源66及びイメージセンサ68は、ガイド軸70に支持され、駆動制御部90として機能するCPU80(図5参照)によって、ガイド軸70に沿って図2の紙面と直交する方向(Y軸方向に)に進退可能とされている。
イメージセンサ68では、ライン光源66より原稿に強い光を当てたときの反射光を個々のフォトダイオードで受光し、画素毎に反射光の光強度(明度)を電気信号に変換するように構成されている。読取部6では、これを図示しないA/D変換器にてデジタルデータ化することで、原稿上の画像を読取画像データDyとして読み取り(すなわち、読取画像を生成し)、後述する記憶部84(図5参照)へと送付する。
図1に示すように、上部ケーシング62の上部には、ADF(Auto Document Feeder)機構72を備えた原稿カバー74が配置されている。図3は原稿カバー74が開いた状態を示す斜視図である。原稿カバー74はプラテンガラス64の上面を被覆可能な大きさに形成されるとともに、上部ケーシング62における上面の背面寄りの位置に設けられるヒンジ76によって上部ケーシング62に回動可能に連結されている。
原稿カバー74は、常にはプラテンガラス64の上方を覆った姿勢にあるが、原稿をセットする際には、正面側(+X側)からの操作により原稿カバー74を回動させることでプラテンガラス64を露出させ、プラテンガラス64の上面に原稿をセットすることが出来るようになっている。原稿がセットされた後には、再び原稿カバー74を回動させることで、原稿がセットされた状態のプラテンガラス64を原稿カバー74で覆うことができ、原稿をスキャンすることができる状態となる。
図4は、ADF機構72のY−Z軸平面における断面略式図である。ADF機構72では、原稿供給トレイ46に原稿がセットされたことをセンサ78で感知すると、上述のライン光源66及びイメージセンサ68を移動させずに、ピックアップローラ26の回転によって原稿供給トレイ46から原稿を1枚づつ取り込む。ADF機構72は、原稿をライン光源66及びイメージセンサ68の上方のプラテンガラス64上を通過させ、そこで原稿から画像を読み取り、搬送ローラ28によって原稿を原稿排出トレイ48に搬送する。
<操作部>
図1に示すように、上部ケーシング62の上面には、正面側(+X側)に操作用のタッチパネル10を備えた操作部8が配されている。タッチパネル10は、出力制御部86として機能するCPU80から送られる各画像データに基づく画像を表示する表示器として機能する他、表示された画像内の位置の指定を受け付け、CPU80に送付する受付部として機能する。操作部8には、タッチパネル10の他に、スキャンや印刷のスタート、リセット命令入力や、印刷枚数入力に用いられる操作パネル18が設けられている。
2.システムの電気的構成
図5は、本実施形態に適用された複合機2のブロック図である。複合機2は、内部配線82によって上記の印刷部4、読取部6等と接続されているCPU80、記憶部84、操作部8等を備えている。
記憶部84には、複数のプログラムPが記憶されている。CPU12は、記憶部84から読み出したプログラムPに従って出力制御部86、設定部88、駆動制御部90、検出部92、除去制御部94、消去部96等として機能し、複合機2を制御する。また、記憶部84には、印刷設定Zが記憶されている。CPU12は、この印刷設定Zを用いて印刷部4及び読取部6を制御する。
記憶部84には、領域画像データDr及びマークデータDmが記憶されている。領域画像データDrとは、図3に示すように、読取部6において、プラテンガラス64上の原稿を読み取り可能な読取領域E1を示す領域画像Rを表すための画像データである。また、マークデータDmとは、プラテンガラス64上に原稿を載置する領域E2(第1領域の一例、図3参照)や、プラテンガラス64の中心位置、プラテンガラス64上に載置される原稿のサイズ等を示すマークMを表すための画像データである(図7参照)。
また記憶部84には、読取部6で読み取られた読取画像データDyが一時的に記憶されている。CPU80は、記憶部84に記憶されている印刷設定Zと、領域画像データDrと、読取画像データDyと、マークデータDmとを用いて、複合画像Hを表すための複合画像データDhを生成し、これを記憶部84に一時的に記憶する。
複合画像Hには、読取画像データDyによって表される読取画像Yと領域画像データDrによって表される領域画像RとマークデータDmによって表されるマークMを含む。図7に、図6に示すA4サイズの原稿を領域E2に載置して読み取られた読取画像データDyを用いて生成された複合画像Hを示す。複合画像Hの領域E1に対応する領域E3には、領域画像Rが表示されており、領域画像Rの領域E2に対応する領域E4(第2領域の一例)には、読取画像Yが表示されている。つまり、複合画像Hでは、領域画像Rのうち、読取領域E1において、読取部6が原稿を読み取った領域E2に対応する領域E4に読取画像Yが配置されている。
複合画像Hに配置された読取画像Yは、原稿に対して鏡像対称性を有している(図6、図7参照)。すなわち、複合画像Hに配置された読取画像Yは、原稿に対して、上下・左右のいずれかの方向において反転した画像となっている。また、複合画像HにはマークMが配置されている。
複合画像Hの領域E3の外側には、マークMが表示されている。マークMは、原稿を実際にプラテンガラス64に載置する際に、プラテンガラス64周辺の形状、配置等から原稿の載置位置をユーザに対してガイドするためにプラテンガラス64の周囲に配置されているガイドマークを表したものである。
3.各種処理
図8〜図10を参照して、複合機2における原稿のコピー(スキャン及びプリント)処理、複合画像Hの表示処理、再印刷処理の各種処理について説明する。以下の説明では、プラテンガラス64上に原稿を載置して原稿を読み取る場合の各種処理について説明する。
(コピー処理)
図8に示すように、CPU80はユーザからの指示を待機しており、操作部8を介してユーザからコピー指示が入力されると、消去部96として機能し、記憶部84に記憶されている前回の印刷設定Zを消去するとともに、記憶部84に一時的に記憶されていた前回の読取画像データDy及び複合画像データDhを消去する(ステップS2)。次にCPU80は、タッチパネル10等を用いて、新たな印刷設定Zを選択するようにユーザに促す。
ユーザによって新たな印刷設定Zが選択されると、CPU80は、その印刷設定Zを記憶部84に記憶する(ステップS4)。印刷設定Zには、原稿の大きさや向き等の原稿についての情報の他に、拡大、縮小、回転、反転、範囲限定等が設定可能である。読取部6では、原稿の大きさによって、プラテンガラス64上に原稿を載置する位置が決定されている。そのため、印刷設定Zには、プラテンガラス64上に原稿が載置された領域についての情報も含まれる。
次にCPU80は、プラテンガラス64を介して原稿と対向する領域にライン光源66及びイメージセンサ68を移動させ、原稿を読み取り(ステップS6)、読取画像データDyを生成するとともに、読取画像データDyを記憶部に一時的に記憶する(ステップS8)。
次にCPU80は、印刷設定Zと読取画像データDyに基づいてプリント画像データDpを生成する(ステップS10)。この際、CPU80は、印刷設定Zの拡大等の設定に基づいてプリント画像データDpを生成する設定部88として機能する。例えば、印刷設定Zに拡大設定が含まれている場合、CPU80は、読取画像データDyを拡大処理するとともに、拡大処理した読取画像データDyの必要な部分を選択し、プリント画像データDpを生成する。CPU80は、生成したプリント画像データDpを印刷部4のスキャナ部42に送り、印刷部4を用いてプリント画像データDpを印刷し(ステップS12)、当該処理を終了する。
(複合画像の表示処理)
ユーザは、原稿をプラテンガラス64上に載置する際には、プラテンガラス64上の汚れに気がつかないが、印刷結果を確認した際に、印刷結果に不要な画像が存在していることを発見し、プラテンガラス64上の汚れに気が付くことがある。CPU80は、このような場合に、プラテンガラス64上の汚れを除去することを促すとともに、読取画像データDyから汚れに起因した画像データを除去し、汚れのない印刷結果を得るための複合画像の表示処理及び再印刷処理を実行する。
コピー処理の実行後、CPU80は、まず複合画像Hをタッチパネル10に表示する処理を実行する。この際、CPU80は、出力制御部86として機能する。
図9に示すように、CPU80はユーザからの指示を待機しており、操作部8を介してユーザから複合画像のHの表示指示が入力されると、CPU80は、記憶部84に記憶されている領域画像データDr及びマークデータDmを読み出し(ステップS22)、印刷設定Zに基づいて領域画像データDrに読取画像データDyを配置する領域(図7の領域E4参照)を特定する(ステップS24)。CPU80は、この特定結果に基づいて領域画像データDrと読取画像データDyを合成し、さらにマークデータDmを合成して複合画像データDhを生成し(ステップS26)、記憶部84に一時的に記憶する。CPU80は、生成した複合画像データDhをタッチパネル10に送り、タッチパネル10に複合画像Hを表示し(ステップS28)、当該処理を終了する。
(再印刷処理)
図10に示すように、前述した複合画像Hの表示処理が終了し、タッチパネル10に複合画像Hが表示されている状態で、CPU80はタッチパネル10に複合画像Hが表示されてから所定期間T1に亘って、複合画像H内の読取画像Yが指定されるか否かを待機している(ステップS32)。
CPU80は、所定期間T1内にユーザによって複合画像H内の読取画像Yの何れかの位置が指定(汚れ位置の指定でなくても良い)された場合(ステップS32でYES)、複合画像Hに加えて指定画像Sをタッチパネル10に表示し(ステップS33)、指定画像Sを用いてユーザに汚れ位置を指定させる。ここで、指定画像Sは、原稿に対して鏡像対称性を有していない読取画像Yに対応する画像である。つまり、図6は原稿を示すとともに、指定画像Sを示しているとも言える。
CPU80は、指定画像Sを用いてユーザから汚れ位置が指定された場合、ユーザが指定した汚れ位置を記憶するとともに、記憶した汚れ位置を対応する複合画像H内の読取画像Yにおける汚れ位置へと変換し、複合画像H内の対応する汚れ位置に、一定面積の検出領域Kを設定する(ステップS34)。
一方、CPU80は、所定期間T1内にユーザによって複合画像H内の読取画像Yの何れかの位置が指定されなかった場合(ステップS32でNO)、検出部92として機能し、複合画像H内の汚れを検出する(ステップS36)。この際、CPU80は、複合画像Hに含まれる各画像の大きさや色、位置関係等に基づいて検出を行う。CPU80は、複合画像Hに汚れが検出されない場合(ステップS38でNO)、再印刷の必要がないと判断し、再印刷処理を終了する。
一方、CPU80は、複合画像Hに汚れが検出された場合(ステップS38でYES)、検出された汚れ位置を複合画像Hに組み込んで表示する(ステップS40)。すなわち、CPU80は、検出した汚れ位置を示す汚れ位置画像Gを表す汚れ位置画像データDgを生成し、これを複合画像データDhに組み込み、汚れ位置画像Dが組み込まれた複合画像Hをタッチパネル10に再表示する。尚、汚れ位置画像Gは、ユーザが汚れ位置を指定した場合の検出領域K(図7参照)の画像に相当する。つまり、図7の検出領域Kを表す画像は、汚れ位置画像Gを表しているとも言える。
次にCPU80は、指定・検出された汚れ位置に基づいて、プラテンガラス64上の汚れ位置を通知する処理を実行する。CPU80は、駆動制御部90として機能し、複合画像H内の汚れ位置に対応する位置にライン光源66を移動させるとともに、ライン光源66を発光させる(ステップS42)。ユーザは、ライン光源66の発光に沿って汚れ位置を探ることで、汚れ位置を容易に発見及び除去することができる。
次にCPU80は、所定期間T2に亘ってユーザからの再印刷の指示を待機する(ステップS44)。CPU80は、ユーザから再印刷の指示が入力されない場合(ステップS44でNO)、再印刷処理を終了する。一方、CPU80は、所定期間T2内にユーザから再印刷の指示が入力された場合(ステップS44でYES)、再印刷を実行する。この際、CPU80は、現在記憶されている読取画像データDyから汚れに起因した画像データを除去し、汚れが除去された読取画像データDyを用いて再印刷を実行する。
CPU80はまず、汚れ位置がユーザによって指定されたか否かを確認し(ステップS46)、汚れ位置がユーザによって指定されたものである場合(ステップS46でYES)、検出部92として機能し、汚れを検出する(ステップS48)。この際、CPU80は、上記で設定した検出領域K内における汚れのみを検出し、その他の領域画像Rの汚れを検出しない。一方、汚れ位置がCPU80によって検出されたものである場合(ステップS46でNO)には、改めて汚れ位置を検出することなく、次の処理(ステップS50)に進む。
次にCPU80は、検出された汚れを表す画像データを読取画像データDyから除去する(ステップS50)。この際、CPU80は、除去制御部94として機能する。CPU80は、検出された汚れの位置や大きさの情報に基づいて、読取画像データDyから汚れを表す画像データを特定し、この画像データを除去した修正後の読取画像データDyを記憶部84に一時的に保存する。CPU80は、修正後の読取画像データDyを用いて再びプリント画像データDpを生成してスキャナ部42に送り、印刷部4を用いて再印刷を実行し(ステップS52)、当該処理を終了する。
4.本実施形態の効果
(1)本実施形態の複合機2では、読取領域E1の領域E2に原稿が載置された状態で読取画像Yが読み取られた場合、領域画像Rの領域E2に対応する領域E4に読取画像Yが配置されている複合画像Hを表す複合画像データDhを出力している。そのため、読取画像Yに汚れが含まれていることが確認された場合に、読取画像Yと領域画像Rとの位置関係に基づいて、読取領域E1内の汚れ位置を容易に特定することができる。
(2)本実施形態の複合機2では、印刷部4による印刷処理が実行された後に、タッチパネル10に複合画像Hが表示される。これによって、ユーザは、印刷結果に基づいて印刷結果に汚れが含まれていることが確認された場合に、その印刷結果に基づいて、読取領域E1上のどの位置に汚れが付着しているかを容易に把握することができる。
(3)本実施形態の複合機2では、印刷設定Zに拡大等の設定がされている場合でも、複合画像Hには拡大等の設定がされていない。印刷設定Zに拡大等の印刷設定がされている場合、原稿上の画像と印刷結果との間に差異が生じ、たとえ読取領域E1に対する原稿の位置や向きが解かっている場合でも、読取領域E1上のどの位置に汚れが付着しているかを把握しずらいことがある。本実施形態の複合機2では、複合画像Hに含まれる読取画像Yでは、拡大等の印刷設定Zを反映させない。そのため、拡大等の印刷設定がされた印刷結果に汚れが含まれていることが確認された場合でも、その印刷結果に基づいて読取領域E1上のどの位置に汚れが付着しているかを的確に把握することができる。
(4)本実施形態の複合機2では、複合画像Hに含まれる読取画像Yが、原稿と鏡像対称性を有している。本実施形態の複合機2によれば、読取部6がプラテンガラス64を介して原稿を読み取った状態の画像を複合画像Hに含めることができ、原稿と読取領域E1の関係を、複合画像Hを用いて的確に再現することができる。
(5)本実施形態の複合機2では、複合画像H内の汚れ位置が指定・検出された場合に、指定・検出された汚れ位置に対応するプラテンガラス64内の位置にライン光源66を移動させるとともに、ライン光源66を発光させる。本実施形態の複合機2によれば、ユーザはプラテンガラス64上の汚れの位置を、ライン光源66を用いて的確に把握することができる。
(6)本実施形態の複合機2では、複合画像H内の読取画像Yの汚れ位置を指定する際に、原稿と鏡像対象性を有しない指定画像Sを用いて、ユーザが汚れ位置を指定する。本実施形態の複合機2によれば、鏡像対称性を有する複合画像H内の読取画像Yを用いて汚れ位置を指定する場合に比べて、ユーザが汚れ位置を容易に指定することができる。
(7)本実施形態の複合機2では、ユーザによって汚れ位置が指定された場合に、読取画像Y内の当該指定位置に設定された検出領域Kの汚れを検出し、汚れが検出された場合には、その汚れを除去する。本実施形態の複合機2によれば、ユーザが指定した位置に従って汚れが検出され、その汚れが除去される。そのため、ユーザは、汚れが除去された読取画像Yを得ることができ、汚れのない読取画像Yを再印刷等したい場合に、再度原稿を読み取る必要がなく、作業性が向上する。
(8)本実施形態の複合機2では、CPU80によって汚れ位置が検出され、汚れの位置を示す汚れ位置画像データDgが組み込まれた複合画像Hを表示する。本実施形態の複合機2によれば、CPU80が検出した汚れの位置を複合画像Hに表示可能であり、ユーザは、自らが汚れ位置を指定しない場合であっても、読取領域E1に付着した汚れ位置を容易に把握することができる。
(9)本実施形態の複合機2では、複合画像Hに汚れ位置画像Gが組み込まれている場合には、その汚れ位置画像Gに基づいて汚れを除去する。本実施形態の複合機2によれば、ユーザは、自らが汚れ位置を指定しない場合であっても、汚れが除去された読取画像Yを得ることができ、汚れのない読取画像Yを再印刷等したい場合に、再度原稿を読み取る必要がなく、作業性が向上する。
(10)本実施形態の複合機2では、読取部6において新たな読み取りを実行する際に、記憶部84に記憶されている前回読み取った複合画像データDhを消去する。読み取りが複数枚に亘って行われる場合、ユーザは読み取りにおける複合画像Hを確認したいと考えられる。その一方、複合画像Hが複数個に亘って記憶されていると、必要な記憶容量が増大するとともに、セキュリティの面で問題となる。本実施形態の複合機2によれば、読み取りを行うたびに前回読み取った複合画像Hを消去することで、ユーザとしては各複合画像Hに対して確認することができ、装置としては記憶容量の増大を抑制することができ、セキュリティ性が良好に維持される。
(11)本実施形態の複合機2では、複合画像Hに原稿を掲置する領域E2をガイドするマークMを含む。本実施形態の複合機2によれば、マークMを用いて実際の読取領域E1と領域画像Rとの対応を認識しやすい。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、印刷部4と読取部6を備えた複合機2を用いて説明を行ったが、プリンタとスキャナが別々の装置で構成されており、LAN(Local Area Network)によるイントラネット内の通信回線等を用いて接続されていてもよい。
(2)さらに、図11に示すように、CPU80及び記憶部84を備える操作部8(つまり、出力制御装置100)が、プリンタ104やスキャナ106と別体に構成されていてもよい。出力制御装置100は、無線通信を用いてプリンタやスキャナと接続されていてもよい。これによって、ユーザは、出力制御装置100を用いてプラテンガラス64上の汚れを確認し、再印刷等の指示をすることができる。
(3)上記実施形態では、プラテンガラス64上に原稿を載置して原稿を読み取る場合を用いて説明を行ったが、ADF機構72を用いて原稿を読み取る場合も、同様の効果を得ることができる。この場合、領域画像Rは、図4に示すイメージセンサ68に対応する領域を示す画像であり、読取領域Yは、イメージセンサ68に対応する領域のうち、原稿が実際に通過した領域を示す画像である。また、イメージセンサ68に対応する領域のうち、原稿が実際に通過した領域の一部(第1領域に相当)に汚れが付着していると、読取領域Y内に原稿の読取方向に伸びる帯状の汚れが表示される。
ADF機構72を用いて原稿を読み取る場合でも、読取画像Yに汚れが含まれていることが確認された場合に、読取画像Yと領域画像Rとの位置関係に基づいて、読取領域E1内の汚れ位置を容易に特定することができる。
(4)上記実施形態では、複合画像Hの読取画像Y内の汚れ位置を指定する際に、指定画像Sを表示させる例を用いて説明を行ったが、指定画像Sは必ずしも表示させる必要がない。しかし、原稿に対して鏡像対称性を有していない指定画像Sが表示されると、ユーザが汚れ位置を指定する際に、原稿と鏡像対象性を有しない指定画像を用いて指定を受け付けるため、ユーザが読取画像Y内の位置を指定する場合に、原稿を正面視した状態の画像を用いて位置を指定することができ、読取画像Yに含まれる汚れの位置を容易に指定することができる。
(5)上記実施形態では、出力制御部86や駆動部88等をいずれも同じCPU80によって実現する例を示したが、これに限られない。例えば、お互いに異なるCPU、その他の回路によって構成されても良い。
2:複合機、4:印刷部、6:読取部、8:操作部、10:タッチパネル、18:操作パネル、64:プラテンガラス、66:ライン光源、68:イメージセンサ、72:ADF機構、82:CPU、84:メモリ、86:出力制御部、88:設定部、90:駆動制御部、92:検出部、94:除去制御部、96:消去部、100:出力制御装置

Claims (13)

  1. 透明板を介して原稿を読み取ることによって、読取画像データを生成する読取部と、
    前記読取画像データによって表される読取画像と、前記読取部が前記透明板を介して読み取り可能な読取領域を示す領域画像と、を含む複合画像であって、前記複合画像内において、前記読取部が前記原稿を読み取った前記透明板内の第1領域に対応する前記領域画像内の第2領域に、前記読取画像が配置されている前記複合画像を、表す複合画像データを出力する出力制御部と、
    を備える、読取装置。
  2. 請求項1に記載の読取装置であって、
    前記読取画像データに基づいて印刷対象物に前記読取画像を印刷する印刷部を備え、
    前記出力制御部は、前記印刷部による印刷が実行された後に、前記複合画像データを出力する、読取装置。
  3. 請求項1に記載の読取装置であって、
    前記読取画像データに基づいて印刷対象物に前記読取画像を印刷する印刷部と、
    前記印刷部に対して、拡大、縮小、回転、反転、範囲限定の少なくとも一の印刷設定を行う設定部と、を備え、
    前記出力制御部は、前記読取画像が前記第2領域に配置されている前記複合画像を表す複合画像データを出力する、読取装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の読取装置であって、
    前記複合画像に含まれる前記読取画像は、前記原稿と鏡像対称性を有する第1読取画像である、読取装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の読取装置であって、
    前記出力制御部から出力される前記複合画像データに基づく前記複合画像を表示する表示部と、
    前記表示部に表示された画像内の位置の指定を受け付ける受付部と、
    前記読取部を駆動する駆動制御部と、を備え、
    前記読取部は、発光部と受光部とを有し、
    前記駆動制御部は、前記受付部が前記複合画像内の第1位置の指定を受け付けた場合に、当該第1位置に対応する前記透明板内の第2位置に前記発光部を移動させるとともに、前記発光部を発光させる、読取装置。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の読取装置であって、
    前記読取画像であって前記原稿と鏡像対象性を有しない第2読取画像を含み前記複合画像と異なる指定画像と、前記出力制御部から出力される前記複合画像データに基づく前記複合画像と、を表示する表示部と、
    前記表示部に表示された画像内の位置の指定を受け付ける受付部と、を備え、
    前記受付部は、前記表示部に表示される前記指定画像を用いて指定を受け付ける、読取装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の読取装置であって、
    前記読取画像内の汚れを検出する第1検出部と、
    前記読取画像データから汚れを除去する第1除去制御部と、を備え、
    前記第1検出部は、前記受付部が、前記読取画像内の位置の指定を受け付けた場合に、前記読取画像内の当該指定位置に設定された検出領域の汚れを検出し、
    前記第1除去制御部は、前記第1検出部が汚れを検出した場合に、前記読取画像データから当該汚れを除去する、読取装置。
  8. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の読取装置であって、
    前記読取画像内の汚れを検出する第2検出部を備え、
    前記複合画像は、前記第2検出部が検出した汚れの位置を示す汚れ位置画像を含む、読取装置。
  9. 請求項8に記載の読取装置であって、
    前記読取画像データから汚れを除去する第2除去制御部を備え、
    前記第2除去制御部は、前記複合画像に含まれる前記汚れ位置画像によって示された位置の汚れを前記読取画像データから除去する、読取装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の読取装置であって、
    前記複合画像データを記憶する記憶部と、
    前記記憶部から前記複合画像データを消去する消去部と、を備え、
    前記消去部は、新たな読み取りを実行する際に、前回読み取った複合画像データを消去する、読取装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の読取装置であって、
    前記複合画像は、前記領域画像外の位置に有するマークであって、前記原稿を載置する領域をガイドする前記マークを含む読取装置。
  12. 透明板を介して原稿を読み取ることによって、読取画像データを生成する読取装置から取得した当該読取画像データを用いて画像データを出力する出力制御装置であって、
    前記読取画像データによって表される読取画像と、前記読取装置が前記透明板を介して読み取り可能な読取領域を示す領域画像と、を含む複合画像であって、前記複合画像内において、前記読取装置が前記原稿を読み取った前記透明板内の第1領域に対応する前記領域画像内の第2領域に、前記読取画像が配置されている前記複合画像を、表す複合画像データを出力する、出力制御装置。
  13. 読取装置に用いられるコンピュータに、
    透明板を介して原稿を読み取ることによって、読取画像データを生成する読取処理と、
    前記読取画像データによって表される読取画像と、前記読取処理において前記透明板を介して読み取り可能な読取領域を示す領域画像と、を含む複合画像であって、前記複合画像内において、前記読取処理において前記原稿を読み取った前記透明板内の第1領域に対応する前記領域画像内の第2領域に、前記読取画像が配置されている前記複合画像を、表す複合画像データを出力する出力処理と、
    を実行させる、プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013223099A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Sharp Corp 画像形成装置、及び画像形成方法

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