JP2016220076A - 原稿読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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Toshiharu Miki
俊治 三木
千賀子 貫野
Chikako KANNO
千賀子 貫野
弘 豊田
Hiroshi Toyoda
弘 豊田
健 宮▲崎▼
Takeshi Miyazaki
健 宮▲崎▼
ゆか 和田
Yuka Wada
ゆか 和田
由紀 池田
Yuki Ikeda
由紀 池田
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Abstract

【課題】ユーザーが簡易な作業で、コンタクトガラスの載置面の正しい位置に原稿を載置することを可能とする。
【解決手段】原稿読取装置10は、コンタクトガラスと、原稿押さえ部材11と、読取ユニットと、読取制御部とを備える。原稿押さえ部材は、原稿押さえ部材11が閉じられた状態においてコンタクトガラス22の載置面22A上に載置された原稿の一部を上方に開放する開口部と、開口部を開閉する扉部12とを有する。そして、原稿押さえ部材11が閉じられ、かつ、扉部12が開かれた場合に、ユーザーにより開口部を通じてコンタクトガラスの載置面上に載置された原稿を当該載置面上で移動させることが可能な状態となり、原稿押さえ部材11が閉じられ、かつ、扉部12が閉じられた場合に、読取制御部による制御の下、原稿読取ユニットがコンタクトガラスの載置面上に載置された原稿を読み取ることが可能な状態になる。
【選択図】図2

Description

本発明は、原稿読取装置および原稿読取装置を備える画像形成装置に関する。
スキャナー等の原稿読取装置は、一般に、原稿が載置される載置面を有するコンタクトガラスと、コンタクトガラスの載置面に対して開閉自在に設けられる原稿押さえ部材と、コンタクトガラスの載置面上に載置された原稿を光学的に読み取る原稿読取ユニットとを備えている(例えば、特許文献1参照)。ユーザーは、原稿の読み取りを行う際には、(1)原稿押さえ部材を開き、(2)コンタクトガラスの載置面に原稿を載置し、(3)原稿押さえ部材を閉じ、(4)原稿読取指示を原稿読取装置に入力する、という4つの作業を順に行う。
特開2013−93675号公報
コンタクトガラスの載置面に原稿を載置する上記の(2)の作業で原稿を正しい位置に載置できなかった場合、ユーザーの所望する出力(画像データや印刷物等)が得られない。この場合、ユーザーは、所望する出力が得られていないことを確認した後に、再度上記の(2)の作業を行う。
しかしながら、ユーザーが上記の(2)の作業を再度行うことにより原稿を正しい位置に載置できた場合であっても、その後の原稿押さえ部材を閉じる上記の(3)の作業において原稿押さえ部材を閉じる際に生じる風等により、原稿が正しい位置からずれるおそれがある。
また、画像データや印刷物等を出力する前に、すなわち、ユーザーが上記の(4)の作業を行う前に、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(OLED:Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイ等の表示部にプレビュー画像を表示する原稿読取装置が存在するが、このような原稿読取装置であっても同様に、原稿押さえ部材を閉じる上記の(3)の作業において原稿押さえ部材を閉じる際に生じる風等により、原稿が正しい位置からずれるおそれがある。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、ユーザーが簡易な作業で、コンタクトガラスの載置面の正しい位置に原稿を載置することを可能にすることを目的とする。
本発明の一局面にかかる原稿読取装置は、原稿が載置される載置面を有するコンタクトガラスと、前記コンタクトガラスの載置面に対して開閉自在に設けられる原稿押さえ部材と、前記コンタクトガラスの載置面上に載置された原稿を光学的に読み取る原稿読取ユニットと、前記原稿読取ユニットによる原稿読取動作を制御する読取制御部と、を備え、前記押さえ部材は、当該原稿押さえ部材が閉じられた状態において前記コンタクトガラスの載置面上に載置された原稿の一部を上方に開放する開口部と、当該開口部を開閉する扉部とを有し、原稿押さえ部材が閉じられ、かつ、前記扉部が開かれた場合に、ユーザーにより前記開口部を通じて前記コンタクトガラスの載置面上に載置された原稿を当該載置面上で移動させることが可能な状態となり、前記原稿押さえ部材が閉じられ、かつ、前記扉部が閉じられた場合に、前記読取制御部による制御の下、前記原稿読取ユニットが前記コンタクトガラスの載置面上に載置された原稿を読み取ることが可能な状態になる、原稿読取装置である。
また、本発明の別の一局面にかかる画像形成装置は、上記の原稿読取装置と、前記原稿読取装置が原稿を読み取って取得した画像を記録紙に形成する画像形成部と、を備える画像形成装置である。
上記の本発明によれば、ユーザーが簡易な作業で、コンタクトガラスの載置面の正しい位置に原稿を載置することが可能となる。
本発明の一実施形態にかかる原稿読取装置を備えた画像形成装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる原稿読取装置において原稿押さえ部材が開かれた状態を示す斜視図である。 (A)および(B)は、本発明の一実施形態にかかる原稿読取装置の上面図であり、(A)は、原稿押さえ部材の扉部が閉じられた状態を示し、(B)は、原稿押さえ部材の扉部が開かれた状態を示す。 本発明の一実施形態にかかる原稿読取装置の断面図である。 本発明の一実施形態にかかる原稿読取装置および画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる原稿読取装置の原稿読取処理の流れを示すフローチャートである。 図6に示すフローチャートの処理のうち一部の処理の詳細な内容を示す図である。 (A)および(B)は、本発明の一実施形態にかかる原稿読取装置の表示部に表示されるプレビュー画面の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる原稿読取装置およびこれを備えた画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる原稿読取装置を備えた画像形成装置を示す斜視図である。
画像形成装置1は、ファクシミリ通信機能、コピー機能、プリンター機能、およびスキャナー機能等の複数の機能を兼ね備えた複合機である。図1に示すように、画像形成装置1は、装置本体40と、装置本体40の上方に配置された原稿読取装置10とから概略構成される。
装置本体40の外郭を構成する筐体41の内部には、給紙部42や画像形成部43(図5参照)等が収容されている。
給紙部42は、用紙を収容する給紙カセット(不図示)と、当該給紙カセットに収容された用紙を画像形成部43に向けて繰り出す繰出ローラー(不図示)とを備えている。
画像形成部43は、感光体ドラム(不図示)、帯電装置(不図示)、露光装置(不図示)、および現像装置(不図示)等を備え、帯電、露光、現像の工程により、感光体ドラムに原稿読取装置10が読み取った原稿のトナー画像を形成する。給紙部42から搬送された用紙は、感光体ドラムに形成されたトナー像が転写され、定着処理が施された後に排出トレイ44に排出される。
装置本体40の筐体41の前面には、表示部51および物理キー52からなる操作部50が配置されている。
表示部51は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイで構成され、その表示面を上方に向けて配置されている。表示部51は、後述する表示制御部103(図5参照)による制御に基づき、表示面に原稿読取や画像形成等に関する操作画面を表示する。
物理キー52は、例えば、操作画面を構成するGUIのフォーカスを移動させる矢印キー、操作画面を構成するGUIに対して確定操作を行う決定キー、数値キー等である。物理キー52は、表示部51の表示面に表示される操作画面に対する操作をユーザーから受け付ける操作部として機能する。
また、表示部51の表示面の上面には、不図示のタッチパネルが配置されている。当該タッチパネルは、所謂抵抗膜方式や静電容量方式等のタッチパネルである。タッチパネルは、表示部51の表示面上におけるユーザーによる接触をその接触位置と共に検知する。タッチパネルは、ユーザーによる接触を検知すると、その接触点の座標位置を示す検知信号を後述する受付部104(図5参照)等に出力する。
続いて、既述の図1に加えて、図2〜図4を用いて、原稿読取装置10の構成を説明する。図2は、原稿読取装置10において原稿押さえ部材11が開かれた状態を示す斜視図である。図3(A)および図3(B)は、原稿読取装置10の上面図であり、図3(A)は、原稿押さえ部材11の後述する扉部12が閉じられた状態を示し、図3(B)は、原稿押さえ部材11の扉部12が開かれた状態を示す。図4は、原稿読取装置10の断面図である。
図2に示すように、原稿読取装置10は、原稿が載置される載置面22Aを有するコンタクトガラス22と、コンタクトガラス22の載置面22Aに対して開閉自在に設けられる原稿押さえ部材11とを備えている。
図4に示すように、コンタクトガラス22の載置面22Aとは反対側の面側には、主走査方向に延びたラインセンサを有する読取ユニット20が設けられている。読取ユニット20は、モーターやギア等からなる読取ユニット駆動部30(図5参照)により副走査方向に往復移動される。
読取ユニット20は、LED(Light Emitting Diode)等の発光部21により、赤、緑、青の3色の光を切り替えながら読取対象の原稿に向けて光を照射するとともに、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサー等の不図示の受光部により原稿で反射された反射光を受光する。受光部は、受光した光を電気信号へ変換して、主走査方向の1ライン分の画像データを取得する。当該画像データは、画像形成装置1に内蔵されたA/D変換部によってディジタル信号化された後、さらにシェーディング補正、ガンマ補正、色収差補正、MTF(Modulation Transfer Function)補正およびスキャナー色補正等の様々な画像処理が施される。そして、当該画像処理により生成された画像データは、原稿読取装置10や画像形成装置1に内蔵されたメモリーやHDD(Hard Disk Drive)等に記憶される。
原稿押さえ部材11は、PETフィルム等の白色のシート部材および柔軟性を有するクッション材からなるプラテンマット14を有する。プラテンマット14は、原稿押さえ部材11が閉じられた状態のときに、原稿が載置されるコンタクトガラス22の載置面22Aに対向し、コンタクトガラス22の載置面22A上で原稿を固定する原稿押さえとしての役割、および、原稿読取の際に読取ユニット20から出射された光を高反射率で反射する反射部材としての役割を果たす。
図1、図3(A)、および図3(B)に示すように、原稿押さえ部材11は、原稿押さえ部材11が閉じられた状態においてコンタクトガラス22の載置面22A上に載置された原稿の一部を上方に開放する開口部13と、当該開口部13を開閉する扉部12とを有する。扉部12には取手部12Aが設けられており、ユーザーは、取手部12Aを掴んで上方に引くことで、図1中の矢印A方向に扉部12を開くことができる。
図2に示すように、扉部12の裏面(原稿押さえ部材11が閉じられた状態のときにコンタクトガラス22の載置面22Aに対向する面)には、既述のプラテンマット14と同じ材料からなるプラテンマット12Bが設けられている。当該プラテンマット12Bは、原稿押さえ部材11が閉じられ、かつ、扉部12が閉じられた状態において、原稿押さえ部材11のプラテンマット14とともに、原稿押さえおよび反射部材としての役割を果たす。
また、原稿押さえ部材11が閉じられ、かつ、扉部12が開かれた状態において、コンタクトガラス22の載置面22A上に載置された原稿は、その一部が開口部13を通じて原稿読取装置10の上方から視認可能な状態になる。図3(B)に示す例では、原稿押さえ部材11に設けられた2つの扉部12のうち、一方の扉部12が開かれ、他方の扉部12が閉じられている。扉部12が開かれることで、A4サイズの原稿の一部が開口部13を通じて原稿読取装置10の上方から視認可能となっている。開口部13は、開口の大きさが少なくともユーザーの手が挿入可能な大きさとされている。ユーザーは、開口部13を通じてコンタクトガラス22の載置面22A上に載置された原稿に触れ、当該原稿の載置面22A上での載置位置を調整することができる。
コンタクトガラス22の載置面22Aには、原稿のサイズ毎に、正しい載置位置が予め設定されている。この正しい載置位置から原稿がずれた場合、原稿読取により得られる画像データが、原稿の一部が切れた画像データや、傾いた原稿の画像データとなる。このため、コンタクトガラス22の載置面22A上に原稿を載置する際に誤った載置位置に原稿を載置した場合や、原稿押さえ部材11を閉じる際に生じる風等により原稿が正しい載置位置からずれた場合等には、ユーザーが再度原稿をセットする必要がある。
この点、原稿読取装置10では、原稿押さえ部材11を開かなくとも扉部12を開くことで、原稿の載置位置を調整することができる。開口部13からは原稿の一部のみが露出しており、それ以外の原稿部分は原稿押さえ部材11により固定されているため、扉部12を閉じる際に生じる風等により原稿の載置位置がずれることがない。
次に、画像形成装置1および原稿読取装置10の内部構成を説明する。図5は、画像形成装置1および原稿読取装置10の内部構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、既述の原稿読取装置10、画像形成部43、および操作部50等に加えて、記憶部60、開閉検知センサー70、および制御ユニット100等を備えている。
記憶部60は、HDD(Hard Disk Drive)等の大容量の記憶装置である。
開閉検知センサー70は、複数の接触または非接触のセンサーから構成され、原稿押さえ部材11の開閉および扉部12の開閉を検知する。
制御ユニット100は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、およびROM(Read Only Memory)等から構成される。制御ユニット100は、上記のROMまたは記憶部60に記憶された制御プログラムが上記のCPUに実行されることにより、制御部101、動作制御部102、表示制御部103、受付部104、および移動検知部105として機能する。なお、制御ユニット100の制御部101、動作制御部102、表示制御部103、受付部104、および移動検知部105は、上記の制御プログラムに基づく動作によらず、それぞれハード回路により構成されてもよい。
制御部101は、原稿読取装置10、画像形成部43、操作部50、記憶部60、および開閉検知センサー70等と接続されており、接続されている上記各機構の動作制御や、各機構との間での信号またはデータの送受信を行う。
動作制御部102は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。特に、動作制御部102は、読取ユニット20による原稿読取動作を制御する読取制御部としての役割を果たす。
表示制御部103は、表示部51による表示動作を制御する機能を有する。
受付部104は、操作部50の物理キー52やタッチパネル機能を用いて入力される指示を受け付ける機能を有する。
移動検知部105は、コンタクトガラス22の載置面22A上に載置された原稿の載置面上での移動を検知する機能を有する。
以下では、上記の制御ユニット100の各構成の詳細を、図6および図7に示すフローチャートを用いて説明する。図6は、原稿読取装置10の原稿読取処理の流れを示すフローチャートである。図7は、図6に示す処理のうち一部の処理の詳細な内容を示す図である。
受付部104が原稿読取指示を受け付けた場合(ステップS10においてYES)、動作制御部102は、読取ユニット駆動部30を制御して、当該原稿読取指示で指定される原稿読取範囲の間で読取ユニット20を往復移動させる(ステップS11)。
ステップS11の処理後、動作制御部102は、読取ユニット20に原稿読取範囲の全範囲を読み取らせて、移動前の原稿を示す画像データを取得する(ステップS12)。図7に示す例では、コンタクトガラス22の載置面22Aの正しい載置位置から原稿がずれてセットされたために、傾いた原稿の画像データP1が取得されている。
ステップS12の処理後、表示制御部103は、ステップS12の処理で得た移動前の原稿を示す画像データを用いてプレビュー画面を表示部51に表示させる(ステップS13)。
図8(A)に示す例では、表示部51に表示されるプレビュー画面D1に、移動前の原稿を示す画像、および、ユーザーが所望する画像でない場合に原稿押さえ部材11の扉部12を開いて原稿の位置を調整すべき旨を示す記載が示されている。また、プレビュー画面D1には、原稿読取ジョブおよび画像形成ジョブの実行指示(印刷指示)を入力するための印刷ボタンd1と、原稿読取ジョブおよび画像形成ジョブのキャンセル指示を入力するためのキャンセルボタンd2が設けられている。
ステップS13の処理後、受付部104が印刷指示を受け付けた場合(ステップS14においてYES)、動作制御部102は、印刷処理を実行する(ステップS22)。すなわち、動作制御部102は、読取ユニット20に原稿読取範囲の全範囲を読み取らせて画像データを取得し、画像形成部43に当該取得した画像データに基づく画像を記録紙に形成させる。
一方、受付部104が印刷指示を受け付けず(ステップS14においてNO)、開閉検知センサー70により扉部12が開かれたことが検知された場合(ステップS15においてYES)、動作制御部102は、読取ユニット20を予め定められた原稿移動検知位置に移動させる(ステップS16)。ここで、原稿移動検知位置は、受付部104が受け付けた原稿読取範囲内であって、原稿押さえ部材11の開口部13の下方を除いた位置に設定される(図4参照)。後述するように、扉部12が開かれた状態で読取ユニット20の発光部21から光が照射されるが、原稿移動検知位置が原稿押さえ部材11の開口部13の下方を除いた位置に設定されるため、読取ユニット20の発光部21から照射された光がユーザーの目に入射するおそれがない。
ステップS16の処理後、動作制御部102は、読取ユニット20に、原稿移動検知位置で読み取り動作を行わせる(ステップS17)。当該ステップS17の処理により動作制御部102は、原稿の一部の領域(原稿移動検知位置の上方に位置する領域)を示す画像データ(図7に示す例では画像データP2)を取得する。
なお、ステップS17の処理において、動作制御部102は、通常の読み取り動作において読取ユニット20の発光部21が照射する光よりも弱い強度の光を発光部21に照射させてもよい。後述するように、ステップS17の処理で取得する画像データは、原稿の移動を検知する処理(ステップS18)、および画像データを補完する処理(ステップS19)を実行するために用いられる。原稿の移動を検知する処理や画像データを補完する処理は、画像データが高い品質(高解像度)でなくても実行することができる。このため、照射する光の強度が弱くすることで、ステップS17の処理で得られる画像データの品質が低下するものの、万が一発光部21から照射された光が漏れ出た場合に、ユーザーの目に強い強度の光が入射する事態を回避することができる。
ステップS17の処理後、移動検知部105は、コンタクトガラス22の載置面22A上に載置された原稿が移動されたか否かを検知する(ステップS18)。具体的には、移動検知部105は、ステップS17の処理で動作制御部102が取得した画像データをモニタし、当該画像データが変化した場合に、原稿が移動されたことを検知する。図7に示す例では、動作制御部102が取得した画像データが、画像データP2から画像データP3に変化している。
また、移動検知部105は、ステップS17の処理で動作制御部102が取得した移動前の画像データと移動後の画像データに含まれる特徴点を抽出し、当該抽出した特徴点のパターンマッチングを行うことにより、コンタクトガラス22の載置面22A上に載置された原稿の載置面22A上での移動量および移動方向を示す情報を取得する。
ステップS18の処理後、表示制御部103は、ステップS17の処理で取得した移動後の原稿の一部の領域を示す画像データについて、移動後の原稿の一部の領域以外の領域をステップS12の処理で取得した移動前の原稿を示す画像データを用いて補完する(ステップS19)。例えば、表示制御部103は、ステップS18の処理で移動検知部105が取得した移動量および移動方向を示す情報を用いて上記の画像データの補完処理を行う。これにより、表示制御部103は、移動後の全領域の画像データ(図7に示す例では、画像データP4)を取得することができる。
ステップS19の処理後、表示制御部103は、ステップS19の処理で得た移動後の原稿を示す画像データを用いてプレビュー画面を更新する(ステップS20)。これにより、図8(B)に示すように、ユーザーが扉部12を開いて原稿の位置を調整する作業において、現在の原稿の位置で原稿の読み取りを行った場合に得られる画像データをユーザーに報知することができる。これにより、ユーザーは原稿の位置を調整する作業をしながら、原稿の読み取りを行った場合に得られる画像データを確認することができる。また、原稿の移動を検知した場合に、読取ユニット20を原稿読取範囲で再度移動(走査)させるのではなく、読取ユニット20を原稿読取位置から動かさずに、画像データの補完処理により移動後の画像データを取得するため、移動後の原稿の画像データを高速に表示部51に表示させることができる。
ステップS20の処理後、受付部104が印刷指示を受け付けた場合(ステップS21においてYES)、動作制御部102は、印刷処理を実行する(ステップS22)。
以上のように、原稿読取装置10は、原稿押さえ部材11が閉じられ、かつ、扉部12が開かれた場合に、ユーザーにより開口部13を通じてコンタクトガラス22の載置面22A上に載置された原稿を当該載置面22A上で移動させることが可能な状態となり、原稿押さえ部材11が閉じられ、かつ、扉部12が閉じられた場合に、動作制御部102による制御の下、読取ユニット20がコンタクトガラス22の載置面22A上に載置された原稿を読み取ることが可能な状態になる。これにより、ユーザーが簡易な作業で、コンタクトガラス22の載置面22Aの正しい位置に原稿を載置することが可能となる。
1 画像形成装置
10 原稿読取装置
11 原稿押さえ部材
12 扉部
13 開口部
14 プラテンマット
20 読取ユニット
21 発光部
22 コンタクトガラス
22A 載置面
30 読取ユニット駆動部
43 画像形成部
51 表示部
70 開閉検知センサー
100 制御ユニット
101 制御部
102 動作制御部
103 表示制御部
104 受付部
105 移動検知部

Claims (8)

  1. 原稿が載置される載置面を有するコンタクトガラスと、
    前記コンタクトガラスの載置面に対して開閉自在に設けられる原稿押さえ部材と、
    前記コンタクトガラスの載置面上に載置された原稿を光学的に読み取る原稿読取ユニットと、
    前記原稿読取ユニットによる原稿読取動作を制御する読取制御部と、を備え、
    前記押さえ部材は、当該原稿押さえ部材が閉じられた状態において前記コンタクトガラスの載置面上に載置された原稿の一部を上方に開放する開口部と、当該開口部を開閉する扉部とを有し、
    原稿押さえ部材が閉じられ、かつ、前記扉部が開かれた場合に、ユーザーにより前記開口部を通じて前記コンタクトガラスの載置面上に載置された原稿を当該載置面上で移動させることが可能な状態となり、
    前記原稿押さえ部材が閉じられ、かつ、前記扉部が閉じられた場合に、前記読取制御部による制御の下、前記原稿読取ユニットが前記コンタクトガラスの載置面上に載置された原稿を読み取ることが可能な状態になる、原稿読取装置。
  2. 表示部と、
    前記表示部による表示動作を制御する表示制御部と、
    前記コンタクトガラスの載置面上に載置された原稿の当該載置面上での移動を検知する移動検知部と、を更に備え、
    前記表示制御部は、前記移動検知部が前記原稿の移動を検知した場合に、移動後の原稿のプレビュー画像を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の原稿読取装置。
  3. 原稿読取範囲の設定を受け付ける受付部を更に備え、
    前記読取制御部は、前記受付部が受け付けた原稿読取範囲の全範囲を前記原稿読取ユニットに読み取らせることで、移動前の原稿を示す画像を取得し、その後に前記移動検知部が前記原稿の移動を検知した場合に、前記原稿読取範囲の一部の範囲を前記原稿読取ユニットに読み取らせることで、前記移動後の原稿の一部の領域を示す画像を取得し、
    前記表示制御部は、前記移動後の原稿の一部の領域を示す画像について、前記移動後の原稿の一部の領域以外の領域を前記移動前の原稿を示す画像を用いて補完して、当該補完により得られた画像を前記移動後の原稿のプレビュー画像として前記表示部に表示させる、請求項2に記載の原稿読取装置。
  4. 前記移動検知部は、前記コンタクトガラスの載置面上に載置された原稿の当該載置面上での移動量および移動方向を示す情報を取得し、
    前記表示制御部は、前記移動量および移動方向を示す情報を用いて、前記移動後の原稿の一部の領域以外の領域を補完する処理を行う、請求項3に記載の原稿読取装置。
  5. 前記読取ユニットは、主走査方向に延びたラインセンサを有し、副走査方向に移動可能に設けられ、
    前記読取制御部は、前記原稿読取範囲の全範囲を前記原稿読取ユニットに読み取らせた後、前記原稿読取ユニットを予め定められた原稿移動検知位置に移動させ、当該予め定められた原稿移動検知位置で前記原稿読取ユニットに読み取りを行わせ、
    前記移動検知部は、前記原稿読取ユニットから出力される画像の変化に基づき前記原稿の移動を検知する、請求項3または請求項4に記載の原稿読取装置。
  6. 前記読取制御部は、前記受付部が受け付けた原稿読取範囲内であって、前記開口部の下方を除いた位置を、前記予め定められた原稿移動検知位置とする、請求項5に記載の原稿読取装置。
  7. 前記扉部の開閉を検知する開閉検知センサーを更に有し、
    前記移動検知部は、前記開閉検知センサーにより前記扉部が開かれた状態が検知されている場合に、前記原稿の移動を検知する処理を行う、請求項2乃至請求項6の何れか1項に記載の原稿読取装置。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の原稿読取装置と、
    前記原稿読取装置が原稿を読み取って取得した画像を記録紙に形成する画像形成部と、を備える画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10812674B2 (en) * 2017-12-01 2020-10-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus, reading device, and control method

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