JP2012054121A - 電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】電池パックにおいて、外装ケースの構造にかかわらず、また素電池の数が多くても容易に素電池の凸状端子に対する防水構造を実現し、且つ、素電池の凸状端子に接続されるリード板と外装缶との絶縁を実現する。
【解決手段】コアパック20は、素電池群21の前面21aに両面テープ片41が貼り付けられ、後面21bに両面テープ片42が貼り付けられている。両面テープ片41の前面側に、リード板51〜55が間隔をおいて横方向に並べて配列され、両面テープ片42の後面側に、リード板61〜66が間隔をおいて横方向に並べて配列されている。
リード板51〜55、61〜66は、各素電池30の端子と溶接接続されている。
配列されたリード板51〜55の前面側から防水テープ片71が、リード板61〜66の後面側から防水テープ片72が貼り付けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電池パックに関し、特に、複数の素電池が配列され、各素電池の凸状端子にリード板が接続された電池パックに関する。
電池パックは、電動工具、電動アシスト自転車、電動バイク、さらにはハイブリッド電気自動車(HEV)や電気自動車(PEV)などの動力源としても広い範囲で使用されている。
この用途の電池パックは、複数の素電池をブロック状に配列した素電池群に、リード板及び回路基板を装着したコアパックを、外装ケース内に収容して構成されている。素電池としては、円筒形の電池が多く用いられている。この円筒形の電池は、円筒状の外装缶内に発電素体が収納され、外装缶の開口部がキャップで封口されて構成され、キャップ上に凸状端子が設けられ、外装缶の底が反対極性の端子となっている。また、外装缶には通常、これを被覆する熱収縮チューブが巻き付けられている。そして、複数の電池は、円筒軸を互いに並行にした状態で配列されて素電池群が構成されている。
この素電池群において、各素電池の端子は素電池群の両端面に臨むので、各端子に接続されるリード板も素電池群の両端面上に配されている。
特開2001−351588号公報 特開2006−128010号公報
このような電池パックにおいて、外装ケース内に水分が侵入して素電池に接触すると腐食が生じる。特に、素電池の凸状端子には、通常、通気口が形成され、その内部に安全弁が設けられていて、その部分に水分が触れると腐食されやすいので、その腐食を防止する必要がある。
また、素電池の凸状端子と外装缶との間には電位差があるので、凸状端子に接続されたリード板が外装缶に接触しないように絶縁することも必要である。
素電池の腐食を防止する方法として、例えば特許文献1に開示されている電池パックでは、外装ケースの上面板に多数の透孔を設け、この透孔を塞ぐように防水シートを貼り付ける構造にして、素電池に水分が接触するのを防止している。
また、特許文献2に開示された密閉電池においては、電池のキャップ上において凸部電極の周りに弾性リングを装着し、この弾性リングで水分を遮断することによって、凸状電極付近が腐食されるのを防止している。また、この弾性リングは、凸状電極に接続されるリード板と外装缶との間に介在して、両者を絶縁する機能も果たすことができる。
しかし、上記特許文献1に開示された防水方法では、外装ケースの上面板に透孔を形成する形態をとっているので、外装ケースの構造に制約を受けることになる。
また、特許文献2に開示されたように素電池に弾性リングを装着して電池パックを作製すると、電池パックに用いる素電池の数が多い場合、各素電池に弾性リングを装着するのに手間がかかる。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたものであって、電池パックにおいて、外装ケースの構造にかかわらず、また素電池の数が多くても容易に素電池の凸状端子に対する防水構造を実現し、且つ、素電池の凸状端子に接続されるリード板と外装缶との絶縁を実現することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る電池パックは、各々の一端に凸状端子が設けられた素電池が複数個配列されて構成された素電池群を備え、素電池群の表面に、当該表面に臨む各凸状端子の周囲領域を覆う両面テープを貼り付け、両面テープ上に、各凸状端子に接続されるリード板を貼り付け、リード板上に各凸状端子及びその周囲領域を覆う防水樹脂層を被着した。
なお、リード板において凸状端子の近傍に溶接用のスリットがある場合、防水樹脂層でそのスリットも覆うことが好ましい。
ここで、両面テープ及びリード板は、各凸状端子を有する素電池の肩口を覆っていることが好ましい。
上記防水樹脂層は、リード板上に、各凸状端子を覆う防水テープを貼り付けて形成することができる。
両面テープとして、2以上の凸状端子の周囲領域を含む連続領域を覆う両面テープ片を用い、防水樹脂層として、2以上の凸状端子を含む連続領域を覆う防水テープ片を用いることが好ましい。
上記本発明にかかる電池パックは、複数の各素電池が、有底筒形の外装缶内に発電素体が収納されキャップで封口され当該キャップに凸状端子が設けられて構成され、外装缶の周面上に収縮チューブが被着されるとともに、キャップの表面上における凸状端子の周囲領域に絶縁リングが装着されている場合にも適用することができ、その場合、両面テープを、絶縁リングの上に貼り付ければよい。
本発明の電池パックに用いるリード板において、リード板本体の縁から曲げられて突出する爪を対で形成することが好ましい。
このリード板における1対の各爪を、その先端部分をリード板本体の内方に向かうように曲げ、各爪の先端部分の近傍において、当該リード板本体に凸部を形成することが好ましい。
本発明に係る電池パックにおいては、素電池群の表面に、当該表面に臨む各凸状端子の周囲領域を覆うように両面テープが貼りつけられ、各凸状端子に接続されるリード板が、両面テープ上に貼り付けられているので、この両面テープが、凸状端子に接続されるリード板と外装缶との間に介在し、両者の絶縁がなされる。
さらに、リード板上には、凸状端子及びその周囲領域を覆うように防水樹脂層が被着されているので、この防水樹脂層によって、凸状端子が水分に晒されるのが防止される。従って、凸状端子に通気口が設けられ、その内部に安全弁が組み込まれていても、これらは腐食されにくい。
また、本発明の電池パックによれば、外装ケースに依存することなく、コアパック自体に被着された防水樹脂層によって防水がなされるので、特許文献1に記載された電池パックのように外装ケースの構造に制約を受けることがなく、外装ケースの設計上の自由度が高い。
以上のように、本発明に係る電池パックによれば、製造コストを低く抑えながら、素電池に対して必要な防水及び凸状端子に接続されるリード板と外装缶との間の絶縁を実現することができる。
上記本発明の電池パックにおいて、凸状端子の周囲領域にリード板に溶接用のスリットがある場合、防水樹脂層でそのスリットを覆うことによって、当該スリットから凸状端子に水分が侵入するのを防止することができる。
上記本発明の電池パックにおいて、両面テープ及びリード板を、各凸状端子を有する素電池の肩口、すなわち外装缶の開口縁部分を覆うように貼り付ければ、各凸状端子に接続されるリード板と外装缶との間の絶縁を確実に行うことができる。
防水樹脂層は、リード板上に、各凸状端子及びその周囲領域を覆う防水テープを貼り付けることによって容易に形成することができる。
両面テープとして、2以上の凸状端子の周囲領域を含む連続領域を覆う両面テープ片を用いることによって、両目テープを貼り付ける手間が少なくて済む。また、防水樹脂層を、2以上の凸状端子を含む連続領域を覆う防水テープ片で形成することによって、リード板上に防水樹脂層を被着させる手間を少なくすることができる。
素電池群を構成する素電池の数が多い場合は、表面に臨む凸状端子の数も多くなるが、上記のように連続領域を覆う両面テープ片及び防水テープ片を用いれば、1度の貼り付けで広い範囲をカバーすることができる。
上記本発明の電池パックにおいて、複数の各素電池として、有底筒形の外装缶内に発電素体が収納されキャップで封口され当該キャップに凸状端子が設けられた構成のものを用いる場合、複数の素電池を、筒軸が互いに平行になるよう配列することが好ましい。
この場合、素電池群における筒軸方向の両端面に、両面テープを貼り付け、防水樹脂層を被着させるが、防水テープ片で、素電池群の端面全体を被覆すれば、防水樹脂層を形成する手間が少なくて済む。
ここで、複数の素電池を、互いに間隙を開けて配列された状態で、ホルダで支持することにより、素電池群を安定して保持することができ、且つ各素電池の外装缶を熱収縮チューブで被覆しなくても、隣接する素電池の外装缶どうしを絶縁できる。このように熱収縮チューブを省略することによって、コストの低減も可能となる。
上記電池パックに用いるリード板において、リード板本体の縁から曲折して突出する爪を対で形成しておけば、リード板同士を重ね合せたときに、互いに密着するのを防止することができ、リード板を1枚づつ取り出すのが容易となる。
このリード板における1対の各爪を、その先端部分をリード板本体の内方に向かうように曲げることによって、リード板同士を重ね合せたときに、より安定した密着防止効果が得られる。また、各爪の先端部分の近傍において、リード板本体に凸部を形成することによって、リード板を重ねたときに、より安定して1枚づつ取り出すことができる。
実施の形態1に係る電池パック1の構成を示す組立斜視図である。 コアパック20の構成を示す展開斜視図である。 素電池30の外観を示す斜視図である。 コアパック20の製造工程を示す図である。 コアパック20の一部をX−Y平面で切った断面を模式的に示す図である。 実施の形態2に係る電池パック101の構成を示す組立斜視図である。 コアパック120の構成を示す展開斜視図である。 コアパック120の製造工程を示す図である。 コアパック120の一部をX−Y平面で切った断面を模式的に示す図である。 リード板を重ね合せたときに密着するのを防止する構造を示す図である。 リード板を重ね合せたときに密着するのを防止する構造を示す図である。 リード板を重ね合せたときに密着するのを防止する構造を示す図である。
以下の実施形態は、本発明の構成、及びその構成から奏される作用・効果を分かりやすく説明するものであって、本発明は、本質とする構成部分以外は、これに限定されることはない。
〔実施の形態1〕
1.電池パック1の構成
実施の形態に係る電池パック1の構成について、図1および図2を用い説明する。
図1は、電池パック1の全体構成を示す展開斜視図である。説明上、図中X方向を前方、Y方向を横方向とする。
電池パック1は、下ケース部材11と上ケース部材12とを組み合わせて構成された外装ケース内に、コアパック20が収納されて構成されている。
図2は、コアパックの構成を示す展開斜視図である。
複数個(40個)の素電池30は、各々が円筒形のリチウム電池である。
図3は、素電池30の外観を示す斜視図である。図3に示すように、素電池30は、有底筒形の外装缶33内に発電素体(不図示)が収納され、外装缶33の開口部がキャップ34で封口されて構成され、キャップ34には凸状の正極端子31が設けられている。
外装缶33は負極と導通し、キャップ34は正極と導通しているので、外装缶33の開口縁部33aとキャップ34の外周部との間はガスケット35で絶縁されている。
正極端子31には、通気口31aが設けられ、正極端子31の内部には安全弁(不図示)が組み込まれている。
また、外装缶33の底面は負極端子32となっている。従って、素電池30の上端側にキャップ34及び正極端子31が存在し、下端側に負極端子32が存在している。
図2に示すように、複数の素電池30は、各素電池30の円筒軸がX方向に沿った状態で、Y−Z面に沿ってマトリックス状に配列されて、素電池群21が形成されている。
すなわち、Y方向に10個の素電池30a、30b、30c、…30jが配列されて1列が形成され、その列がZ方向に4段俵積みされて素電池群21が構成されている。
ここで、1列おきの素電池30a,30c,30e,30g,30iは、正極端子31が前方(X方向)に向き、残りの素電池30b,30d,30f,30h,30jは、負極端子32が前方(X方向)に向いており、これらの前方に向いた端子が、素電池群21の前面に臨んでいる。
40個の素電池30は、上記のように配列された状態で、電池ホルダ22によって安定に保持されており、各素電池30の外周面同士が電池ホルダ22を介して隣接した状態となっている。
2.素電池群21の前面部分の構成:
素電池群21の前面21aには、マトリックス状に配列された端子31,32が臨んでいる。
この素電池群21の前面21aには両面テープ片41が貼り付けられている(図4(b),(c)参照)。
両面テープ片41の素材は、一般に市販されている両面テープ、例えば、ポリエチレンクロス基材にアクリル系の感圧性粘着剤を両面に塗布したテープを用いることができる。
この両面テープ片41は、素電池群21の前面21aを全体的に被覆できるように、前面21aの形状と同じ外形であり、各素電池30の端子31,32に対応する位置に、マトリックス状に孔41aが開設されている。
そして、この両面テープ片41の前面側に、リード板51〜55が間隔をおいて横方向(Y方向)に並べて配列されている。リード板51〜55は、両面テープ片41の孔41aを通して、各素電池30の端子と接続されている。
具体的には、リード板51は、4つの素電池30aの正極端子31及び4つの素電池30bの負極端子32とに接続され、リード板52は、4つの素電池30cの正極端子31及び4つの素電池30cの負極端子32と接続されており、同様に、リード板53〜55も、それぞれ、対応する素電池30の端子31,32に溶接されている。
各リード板51〜55には、端子31,32と溶接される領域に、溶接時における渦電流の発生を防止するため、スリットSが設けられている。
このように並べて配列されたリード板51〜55の前面側から、防水テープ片71が貼り付けられてスリットSが閉塞されている。
防水テープ片71の素材としては、一般に市販されている防水テープ、例えば、ポリエステル不織布からなる基材に、ブチルゴム系感圧性粘着剤を塗布した防水テープを用いることができる。
防水テープ片71は、素電池群21の前面21a全体を覆うように、前面21aと同様の形状である。すなわち、防水テープ片71はリード板51〜55を全体的に被覆し、各リード板51〜55の周囲において両面テープ片41に接着されている。
図5は、コアパック20の一部をX−Y平面で切った断面を模式的に示す図である。
図5に示すように、素電池群21の前面21a上には、端子31,32が存在する孔41aの箇所を除いて、両面テープ片41が全面的に貼り付けられている。そして、この両面テープ片41の上にリード板51,52が並べて貼り付けられ、各リード板51,52は孔41aを介して端子31、32に溶接接合されている。そして、防水テープ片71が、リード板51,52の上から被覆され、リード板51,52同士の隙間Gを介して両面テープ片41に接着されている。
3.素電池群21の後面部分の構成:
素電池群21の後面21bにもマトリックス状に配列された端子31,32が臨んでいる。
この素電池群21の後面21bには、両面テープ片42が貼り付けられ(図4(b),(c)参照)、両面テープ片42は、素電池群21の後面21bを全体的に被覆できるように後面21bと同様の外形であって、各素電池30の端子31,32に対応する位置に、複数の孔42aがマトリックス状に開設されている。
そして、この両面テープ片42の後面側に、リード板61〜66が間隔をおいて横方向(Y方向)に並べて配列されている。リード板61〜66は、両面テープ片42の孔42aを通して、各素電池30の端子と溶接接続されている。
具体的には、リード板61は、4つの素電池30aの負極端子32に溶接接続され、リード板66は、4つの素電池30jの正極端子31に溶接接続されている。また、リード板62は、4つの素電池30bの正極端子31及び4つの素電池30cの負極端子32に溶接接続され、リード板63は、4つの素電池30dの正極端子31及び4つの素電池30eの負極端子32に溶接接続され、同様に、リード板64,65もそれぞれ、対応する素電池30の端子31,32に溶接接続されている。
各リード板61〜66にも、端子31,32と溶接される領域に、溶接時における渦電流の発生を防止するため、スリットSが開設されている。
このように並べて配列されたリード板61〜66の後面側から、防水テープ片72が貼り付けられて、スリットSが閉塞されている。この防水テープ片72は、後面21bと同様の形状であって、リード板61〜66を全体的に被覆し、各リード板61〜66の周囲で両面テープ片42に接着されている。
素電池群21の後面21b上においても、端子31,32が存在する孔42aの箇所を除いて、両面テープ片42が全面的に貼り付けられ、この両面テープ片42の上にリード板61,62,63が並べて貼り付けられ、各リード板61〜63は孔42aを介して端子31,32に溶接接合されている。そして、防水テープ片72が、リード板61〜63の上から被覆され、リード板61〜63同士の隙間Gを介して両面テープ片42に接着されている。
上記リード板51〜55及びリード板61〜66によって、4つの素電池30a同士、4つの素電池30b同士、…4つの素電池30j同士は、それぞれ並列接続され、また、素電池30a,30b,…30jが10直列で接続されており、直列接続の両端に位置するリード板61及びリード板66から電力が取り出せるようになっている。
素電池群21の上面上には、基板ホルダ80が装着され、この基板ホルダ80の中には回路基板81が収納されている。
また、各リード板51〜55及び各リード板61〜66の上端には延出部分51a〜55a、61a〜66aが形成され、延出部分51a〜55a、61a〜66aは、基板ホルダ80の周囲において内側に曲折され、回路基板81に接続されている。なお、リード板61の延出部分61aとリード板66の延出部分66aは、回路基板81の上側に露出して、外部機器に出力する端子である。
4.電池パック1の製造方法
図4(a)〜(c)に示すように、電池ホルダ22に40個の素電池30をセットして素電池群21を形成し、その前面21aに両面テープ片41を、後面21bに両面テープ片42を貼り付ける。
図4(d)に示すように、両面テープ片41の上にリード板51〜55を、両面テープ片42の上にリード板61〜66を貼り付ける。
貼り付けたリード板51〜55、61〜66の上から、抵抗溶接用の電極を押し当てて、リード板51〜55、61〜66を各素電池30の端子31,32に抵抗溶接する。
図4(e)に示すように、リード板51〜55の上に防水テープ片71を貼り付ける。同様にリード板61〜66の上に防水テープ片72を貼り付ける。
図4(f)に示すように、回路基板81を収納した基板ホルダ80を、素電池群21の上に装着して、リード板51〜55の延出部分51a〜55a、及びリード板61〜66の延出部分61a〜66aを、回路基板81に接続する。
以上でコアパック20が出来上がる。
このコアパック20を、下ケース部材11及び上ケース部材12からなる外装ケースの中に収納することによって、電池パック1が出来上がる。
5.効果
電池パック1においては、上記のように、前面21a上は防水テープ片71によって全面的に被覆され、後面21b上も防水テープ片72によって全面的に被覆されているので、素電池群21の前面21a及び後面21bは防水されている。
そして、この防水テープ片71,72は、前面21a,後面21bに対して1枚ずつ貼り付ければよいので、防水加工を容易に行うことができる。
また、各素電池30において、肩口にある開口縁部33aは、負極と導通しているので、正極端子31に接続されるリード板と絶縁する必要があるが、両面テープ片41,42によってこの絶縁がなされている。
すなわち、図5に示すように、両面テープ片41及びリード板51,52は、素電池30a,30cの正極端子31の周囲を被覆し、素電池30a,30cの肩口にある外装缶33の開口縁部33aも被覆しているので、素電池30aの開口縁部33aとリード板51、並びに素電池30cの開口縁部33aとリード板52とは、両面テープ片41によって絶縁される。また、両面テープ片42及びリード板61~63は、素電池30b,30dの正極端子31の周囲を被覆し、素電池30b,30dの肩口にある外装缶33の開口縁部33aも被覆しているので、素電池30bの開口縁部33aとリード板62、並びに素電池30dの開口縁部33aとリード板63とは、両面テープ片42によって絶縁される。
上記特許文献2に開示された電池のように正極端子の周りに弾性リングを装着する場合、多くの素電池に装着するのに手間がかかるが、電池パック1では、防水テープ片71,両面テープ片41を前面21a上に1枚ずつ貼り付けることによって、20個の正極端子31及びその周りを被覆し、さらに、防水テープ片72,両面テープ片42を、後面21b上に1枚ずつ貼り付けることによって20個の正極端子31及びその周りを被覆できる。
従って、素電池群21に含まれる素電池30の数が多くても、必要な絶縁及び防水を容易に実現することができ、製造コストも低く抑えることができる。
以上のように、コアパック20においては、素電池群21の前面21a及び後面21b上に防水樹脂層を容易に形成することができ、且つ、リード板と外装缶との間で必要な絶縁が容易になされる。
よって、電池パック1によれば、製造コストが低く抑えながら、素電池群に対する防水性を得ることができる。
電池パック1においては、複数の素電池30は、互いに間隙を開けて電池ホルダ22で支持されているので、素電池群21は安定に保持され、且つ各素電池の外装缶を熱収縮チューブで被覆しなくても、隣接する素電池の外装缶どうしを絶縁できる。
このように熱収縮チューブを省略することによって、さらにコストダウンできる。
電池パック1において、例えば、回路基板81を樹脂でポッティングすれば、コアパック20全体において必要な防水がなされるので、外装ケースには必ずしも防水機能は必要ない。従って、外装ケースを設計する上での自由度も大きい。
電池パック1の製造方法で示したように、リード板51〜55、61〜66を、端子31,32に溶接する工程において、リード板51〜55、61〜66を、両面テープ片41,42で、素電池群21の前面21a及び後面21bの上に貼り付けて、リード板51〜55、61〜66の上から溶接端子を押し当てることによって、容易に溶接を行うことができる。
〔実施の形態2〕
上記実施の形態1では、両面テープ片41,42及び防水テープ片71,72が、素電池群21の前面21aと後面21bを全体的に覆っていたが、両面テープ及び防水テープは必ずしも前面21aと後面21bを全体的に覆う必要はなく、正極端子31の周囲を覆うように配設し、防水テープは正極端子31を覆うように配設して、他の部分は省略してもよい。以下に、その具体例を示す。
1.電池パック101の構成
実施の形態2に係る電池パック101の構成について、図5および図6を用いて説明する。
図5は、電池パック101の全体構成を示す展開斜視図である。
電池パック101は、下ケース部材111と上ケース部材112とを組み合わせてなる外装ケース内に、コアパック120が収納されて構成されている。
図6は、コアパック120の構成を示す展開斜視図である。
当図に示すように、複数個(40個)がマトリックス状に配列されて素電池群121が形成されている。素電池群121において、各素電池30の構造や配列の仕方は上記実施の形態1の素電池群21と同様である。
40個の素電池30は、上記のように配列された状態で、一対のホルダ部材122,123が前方(X方向)及び後方から填め込まれて、当該ホルダ部材122,123によって安定に保持されている。
ホルダ部材122には、各素電池30の端子31、32が臨む位置に窓部122aが開設され、ホルダ部材123にも、各素電池30の端子31,32が臨む位置に窓部が開設されている。
2.素電池群21の前面部分の構成:
素電池群21の前面21aにはホルダ部材122が装着されているが、マトリックス状に配列された端子31,32が、ホルダ部材122の各窓部122aから前方に臨んでいる。
そして、正極端子31が前方に臨んでいる素電池30a,30c,30e,30g,30iに対して、両面テープ片141〜145が貼り付けられている(図6(b),(c)参照)。
各両面テープ片141〜145は、隣接する4個の素電池30にまたがって貼り付けられ、各素電池30の端子31に対応する位置に、孔141a〜145aが開設されている。
そして、これら両面テープ片141〜145の前面側に、リード板51〜55が間隔をおいて横方向(Y方向)に並べて配列されている。
リード板51〜55は、両面テープ片141〜145の孔141a〜145a、並びにホルダ部材122の各窓部122aを通して、素電池30a,30c,30e,30g,30iの正極端子31と接続されていると共に、ホルダ部材122の各窓部122aを通して、素電池30b,30d,30f,30h,30jの負極端子32とも接続されている。
このように並べて配列されたリード板51〜55の前面側から、防水テープ片171〜175が貼り付けられている。この防水テープ片171〜175は、両面テープ片141〜145と同様の外形状であって、リード板51〜55上において両面テープ片141〜145と重なる領域に貼り付けられ、素電池30a,30c,30e,30g,30iの正極端子31を被覆している。また、防水テープ片171〜175は、正極端子31上に存在するリード板51〜55のスリットSも閉塞している。
3.素電池群21の後面部分の構成:
素電池群21の後面21bにはホルダ部材123が装着され、マトリックス状に配列された端子31,32が、ホルダ部材122の各窓部から後方に臨んでいる。
そして、正極端子31が後方に臨んでいる素電池30b,30d,30f,30h,30jに対して、両面テープ片146〜150が貼り付けられ、各両面テープ片146〜150は、4個の素電池30にまたがって貼り付けられ、各素電池30の端子31に対応する位置に、孔146a〜150aが開設されている。
そして、これら両面テープ片146〜150の後面側に、リード板61〜66が間隔をおいて横方向(Y方向)に並べて配列されている。
リード板62〜66は、両面テープ片146〜150の孔146a〜150a、並びにホルダ部材123の各窓部を通して、素電池30b,30d,30f,30h,30jの正極端子31と接続され、また、リード板61〜65は、ホルダ部材123の各窓部を通して、素電池30a,30c,30e,30g,30iの負極端子32と接続されている。
このように並べて配列されたリード板62〜66の後面側から、防水テープ片176〜180が貼り付けられている。この防水テープ片176〜180は、両面テープ片146〜150と同様の外形状であって、リード板62〜65上において両面テープ片146〜150と重なる領域に貼り付けられ、素電池30b,30d,30f,30h,30jの正極端子31を被覆している。
基板ホルダ80、回路基板81の配置や、リード板51〜55及びリード板61〜66と素電池30回路基板81との接続などについては、実施の形態1で説明したのと同様である。
4.電池パック101の製造方法
図8(a),(b)に示すように、40個の素電池30をホルダ部材122,123で保持して素電池群21を形成する。
図8(c)に示すように、素電池群21の前面21aに両面テープ片141〜145を貼り付ける。同様に後面21bに両面テープ片146〜150を貼り付ける。
図8(d)に示すように、両面テープ片141〜145,146〜150の上に、リード板51〜55、61〜66を貼り付ける。
貼り付けたリード板51〜55、61〜66の上から、抵抗溶接用の電極を押し当てて、リード板51〜55、61〜66を各素電池30の端子31,32に抵抗溶接する。
図8(e)に示すように、リード板51〜55の上に防水テープ片171〜175を貼り付ける。同様に、リード板61〜66の上に防水テープ片176〜180を貼り付ける。
図8(f)に示すように、回路基板81を収納した基板ホルダ80を、素電池群21の上に装着して、リード板51〜55の延出部分51a〜55a、及びリード板61〜66の延出部分61a〜66aを、回路基板81に接続する。
以上でコアパック120が出来上がる。
このコアパック120を、下ケース部材111及び上ケース部材112からなる外装ケースの中に収納することによって、電池パック101が出来上がる。
5.効果
電池パック101においても、実施の形態1の電池パック1と同様、前面21aに臨む素電池30a,30c,30e,30g,30iの正極端子31は、防水テープ片171〜175で被覆されることによって容易に防水され、後面21bに臨む素電池30b,30d,30f,30h,30jの各正極端子31も、防水テープ片176〜180で被覆されることによって容易に防水樹脂層が形成される。
また、両面テープ片141〜145,146〜150によって、各素電池30における肩口にある開口縁部33aは、正極端子31に接続されるリード板と絶縁されている。
すなわち、図9に示すように、素電池30aの肩口にある開口縁部33aは、両面テープ片141で覆われて、素電池30aの正極端子31に接続されるリード板51と絶縁されている。
素電池30bの肩口にある開口縁部33aは、両面テープ片146で覆われて、素電池30bの正極端子31に接続されるリード板62と絶縁されている。
素電池30cの肩口にある開口縁部33aは、両面テープ片142で覆われて、素電池30cの正極端子31に接続されるリード板52と絶縁されている。
素電池30dの肩口にある開口縁部33aは、両面テープ片147で覆われて、素電池30dの正極端子31に接続されるリード板63と絶縁されている。
このように、電池パック101においては、防水テープ片171〜175,両面テープ片141〜145が、前面21aに貼り付けられ、防水テープ片176〜180、両面テープ片146〜150が、後面21bに貼り付けられている。
各防水テープ片及び各両面テープ片は、隣接する4個の素電池にまたがって貼り付けられているので、素電池群21に含まれる素電池30の数が多くても、必要な防水及び絶縁を容易に且つ無駄なく実現することができ、製造コストも低く抑えることができる。
以上のように、コアパック120によれば、素電池群21の前面21a及び後面21b上に防水樹脂層を容易に形成することができ、且つ、リード板と外装缶との間で必要な絶縁が容易になされる。よって、電池パック101においては、製造コストが低く抑えながら、素電池群に対する防水性を得ることができる。
また、電池パック101においても、複数の素電池30は、互いに間隙を開けてホルダ部材122、123で支持されているので、素電池群21は安定に保持され、且つ各素電池の外装缶を熱収縮チューブで被覆しなくても、隣接する素電池の外装缶同士を絶縁できる。
また、外装ケースを設計する上での自由度が大きい点、リード板51〜55、61〜66を、端子31,32に溶接する工程において、リード板51〜55、61〜66を、両面テープ片141〜145,146〜150で、素電池群21の前面21a及び後面21aの上に貼り付けて、容易に溶接できる点も、実施の形態1と同様である。
〔リード板同士の密着防止構造〕
上記実施の形態1,2の電池パックに用いるリード板51において、リード板同士を重ね合せたときに密着を防止する構造について、図10,11,12を参照しながら説明する。
図10〜12に示すリード板51は、リード板同士を重ね合せたときに密着するのを防止する爪を設けた例である。
図10〜12において、(a)はリード板51の斜視図、(b)は2枚のリード板51が重ね合わせられた状態を示す斜視図、(c)はリード板51の平面図、(d)はリード板51のA−A線断面図、(e)はリード板51が重ねられた状態での断面図である。
図10に示すリード板51は、リード本体510の外周縁から直角に曲折して突出する一対の爪511,512が形成されている。図10(c)に示すように、リード本体510の外周縁において、一対の爪511,512は、互いに離れた位置に形成され、当該爪511,512の先端部分511a,512aは、リード本体510の内方に向かって曲折されている。
このように、リード板51に一対の爪511,512が形成されていることによって、2枚のリード板51を重ね合わせたときに、図10(b),(e)に示すように一方のリード板51の先端部分511a,512aが、他方のリード板51のリード本体510に当接し、両者のリード本体510間に間隙が形成されるので、両者が密着するのが防止される。
このように、図10に示すリード板51は、複数枚重ね合わせても互いに密着しにくい構造になっているので、複数のリード板51を重ね合わせて保管しておいても、1枚づつ取り出すのが容易である。従って、爪511,512を有するリード板51を用いれば、コアパック20あるいはコアパック120を組み立てる作業が容易になる。
なお、リード板51が電池群に装着された後においては、爪511,512は不要なので、装着時にリード本体510から爪511,512を切り取ってもよい。
図11に示すリード51も、リード本体510の外周縁から直角に曲折して突出する一対の爪513,514が形成されているが、当該爪513,514の先端部分513a,514aは、リード本体510の外方に向かって曲折されている。
このような一対の爪513,514が形成された2枚のリード板51を重ね合わせたときにも、両者のリード本体510間に間隙は形成され、両者が密着するのが防止できるが、一方のリード板51の先端部分513a,514aが、他方のリード板51のリード本体510に安定して当接しないので、上記図10のリード板51と比べると、両者のリード本体510間の間隙も安定して形成されにくい。
図12に示すリード51は、リード本体510の外周縁から曲がって突出する一対の爪515,516が形成されている。この爪515,516は、図12(d),(e)に示すように、リード本体510の縁から連続的にゆるやかに曲げられ、その先端部分515a,516aは、リード本体510の内方に向かっている。そして、リード本体510には、先端部分515a,516aの近傍において凸部517,518が形成されている。この凸部517,518は、リード板51を作製するときに板材をプレス成型することによって形成できる。
このような一対の爪515,516が形成された2枚のリード板51を重ね合わせたときにも、両者のリード本体510間に間隙が形成され、両者が密着するのが防止できる。
また、上記のように爪515,516は、リード本体510の縁から連続的にゆるやかに曲げられており、きつく曲折されていない(すなわち、曲率半径Rが大きい。)ので、爪515,516に割れが発生しにくい。
一方、爪515,516がゆるやかに曲げられているため、図12(d),(e)に示すように、先端部分515a,516aとリード本体510との間の隙間は大きくなりやすい。ここで、リード板51の爪515,516の上に、別のリード板51を重ねたときに、この隙間に別のリード51の縁が入り込んで噛み込んででしまうと、リード板51を1枚ずつ取り出すのに手間がかかるが、上記のように先端部分515a,516aの近傍において、リード板本体510に形成された凸部517,518が、先端部分515a,516aとリード本体510との間の隙間に板材が侵入するのを防止する作用があるため、当該隙間に別のリード51の縁が噛み込まれるのが防止される。
従って、複数のリード板51を重ね合わせて保管しておいても、1枚ずつ取り出すのが容易である。
〔その他の事項〕
上記実施の形態で用いた素電池30は、凸状端子が正極端子で、外装缶が負極端子となっていたが、凸状端子が負極端子で、外装缶が正極端子である素電池を用いても、同様に実施することができる。
上記実施の形態では、電池パックに40本の素電池30を備えていたが、素電池30の本数については特に限定されない。
上記実施の形態では、素電池30として円筒形のリチウム二次電池を採用したが、本発明において素電池の形態は円筒形に限定されることなく、例えば角型の電池を採用することもできる。また、素電池の種類も、リチウム二次電池に限られず、ニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池などを用いても実施できる。
上記実施の形態では、リード板の上に防水テープを貼り付けることによって防水樹脂層を形成したが、防水テープの代わりにホットメルト樹脂をリード板の上に塗布することによって防水樹脂層を形成してもよく、同様の効果を奏する。また、リード板の上に防水テープを貼り付けて、貼り付けた防水テープ上にホットメルト樹脂を塗布してもよい。
上記実施の形態では、各リード板51〜55,61〜66において、正極端子31及び負極端子32の位置にスリットSが形成されていたが、リード板における正極端子31の周囲領域上にスリットSが形成される場合もある。その場合、周囲領域上のスリットSも、防水テープ片71,72、171〜180によって閉塞されるので、正極端子31に対する防水効果が十分に得られる。
また、上記実施の形態において、各素電池30における外装缶33の外周面に収縮チューブを装着し、キャップ34の上に絶縁リングを装着してもよく、その場合、絶縁リングの上から両面テープ41,42、141〜150を貼り付けて、リード板、防水テープを貼り付ければよい。このように、各素電池に絶縁リングと収縮チューブが装着された電池パックにおいても、本発明の構造(両面テープと防水樹脂)を適用する事によって、大きな変更無しに、非防水構造を防水構造にすることができる。
本発明による電池パックは、電動工具、電動アシスト自転車、電動バイク、HEVやPEVなどの動力源として適している。水分環境下で使用しても、高い信頼性を維持することができ、製造コストも低い。
1 電池パック
11 下ケース部材
12 上ケース部材
20 コアパック
21 素電池
21a 前面
21b 後面
22 電池ホルダ
30a〜30j 素電池
31 正極端子
31a 通気口
32 負極端子
33 外装缶
33a 開口縁部
34 キャップ
41,42 両面テープ片
51〜55 リード板
61〜66 リード板
71〜75 防水テープ片
80 基板ホルダ
81 回路基板
101 電池パック
111 下ケース部材
112 上ケース部材
120 コアパック
121 素電池群
122,123 ホルダ部材
141〜145,146〜150 両面テープ片
171〜175,176〜180 防水テープ片
510 リード本体
511,512 爪
513,514 爪

Claims (11)

  1. 各々の一端に凸状端子が設けられた素電池が、複数個配列されて構成された素電池群を備える電池パックであって、
    前記素電池群の表面には、
    当該表面に臨む各凸状端子の周囲領域を覆う両面テープが貼り付けられ、
    当該両面テープ上に、前記各凸状端子に接続されるリード板が貼り付けられ、
    当該リード板上に、前記各凸状端子及びその周囲領域を覆う防水樹脂層が被着されていることを特徴とする電池パック。
  2. 前記リード板には、前記凸状端子の近傍にスリットが形成され、
    前記防水樹脂層は、当該スリットを閉塞していることを特徴とする請求項1記載の電池パック。
  3. 前記両面テープ及び前記リード板は、
    前記各凸状端子を有する素電池の肩口を覆っていることを特徴とする請求項1記載の電池パック。
  4. 前記防水樹脂層は、前記リード板上に、前記各凸状端子及びその周囲領域を覆う防水テープが貼り付けられて形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の電池パック。
  5. 前記素電池群の表面上において、
    前記両面テープは、2以上の凸状端子の周囲領域を含む連続領域を覆う両面テープ片からなり、
    前記防水樹脂層は2以上の凸状端子を含む連続領域を覆う防水テープ片からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の電池パック。
  6. 前記複数の各素電池は、
    有底筒形の外装缶内に発電素体が収納されキャップで封口され当該キャップに前記凸状端子が設けられて構成され、
    前記複数の素電池は、筒軸が互いに平行になるよう配列され、
    前記素電池群の筒軸方向の両端面が、前記表面部分に相当することを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の電池パック。
  7. 前記防水テープ片は、
    前記素電池群の両端面全体を被覆していることを特徴とする請求項6記載の電池パック。
  8. 前記複数の素電池は、
    互いに間隙を開けて配列された状態で、ホルダによって支持されていることを特徴とする請求項6又は7記載の電池パック。
  9. 前記複数の各素電池は、
    有底筒形の外装缶内に発電素体が収納されキャップで封口され当該キャップに前記凸状端子が設けられて構成され、
    前記外装缶の周面上に収縮チューブが被着されるとともに、前記キャップの表面上には前記凸状端子の周囲領域に絶縁リングが装着され、
    前記両面テープは、前記絶縁リングの上に貼り付けられていることを特徴とする請求項1記載の電池パック。
  10. 請求項1記載の電池パックに用いるリード板であって、
    リード板本体の縁から曲げられて突出する爪が対で形成されていることを特徴とするリード板。
  11. 前記1対の各爪は、その先端部分が前記リード板本体の内方に向かうように曲げられ、
    前記各爪の先端部分の近傍において、前記リード板本体に凸部が形成されていることを特徴とする請求項10記載のリード板。
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