JP2012054054A5 - - Google Patents

Description

本発明（本願第１および第２の発明）である蓄電装置は、第１蓄電スタックと、第２蓄電スタックと、第１蓄電スタックおよび第２蓄電スタックを収容するケースとを有する。第１蓄電スタックおよび第２蓄電スタックは、並んで配置された複数の蓄電素子を含んでおり、第２蓄電スタックは、第１蓄電スタックの下方に配置されている。第１蓄電スタックを支持する支持部材は、第１蓄電スタックおよび第２蓄電スタックの間に配置されているとともに、ケースに固定されている。

本願第１の発明において、ケースは、絶縁性を有する材料で形成された内壁面と、金属で形成された補強フレームとで構成されている。そして、支持部材を金属で形成し、支持部材を、内壁面を貫通させて補強フレームに接触させている。絶縁性を有する材料としては、例えば、樹脂を用いることができる。ケースの内壁面が樹脂で形成されていると、ケースの内部の熱をケースの外部に逃がしにくくなってしまう。そこで、金属製の支持部材を、ケースの内壁面を貫通させて、金属製の補強フレームに接触させることにより、ケースの内部の熱を、支持部材から補強フレームに伝達させて、ケースの外部に逃がすことができる。本願第２の発明では、ケースの補強に用いられる補強フレームが、ケースの外側に露出した状態で支持部材に接続されており、支持部材からの熱をケースの外側に向かって放出させる。

Claims (6)

1. 並んで配置された複数の蓄電素子を含む第１蓄電スタックと、
   並んで配置された複数の蓄電素子を含み、前記第１蓄電スタックの下方に配置された第２蓄電スタックと、
   前記第１蓄電スタックおよび前記第２蓄電スタックを収容するケースと、
   前記第１蓄電スタックおよび前記第２蓄電スタックの間に配置されて前記第１蓄電スタックを支持しており、前記ケースに固定される支持部材と、を有し、
   前記ケースは、絶縁性を有する材料で形成された内壁面と、前記ケースの外面に露出し、金属で形成された補強フレームとを有しており、
   前記支持部材は、金属で形成されており、前記内壁面を貫通して前記補強フレームに接触していることを特徴とする蓄電装置。
2. 並んで配置された複数の蓄電素子を含む第１蓄電スタックと、
   並んで配置された複数の蓄電素子を含み、前記第１蓄電スタックの下方に配置された第２蓄電スタックと、
   前記第１蓄電スタックおよび前記第２蓄電スタックを収容するケースと、
   前記第１蓄電スタックおよび前記第２蓄電スタックの間に配置されて前記第１蓄電スタックを支持しており、前記ケースに固定される支持部材と、
   前記ケースの補強に用いられ、前記ケースの外側に露出した状態で前記支持部材に接続されており、前記支持部材からの熱を前記ケースの外側に向かって放出させる補強フレームと、
   を有することを特徴とする蓄電装置。
3. 前記第１蓄電スタックおよび前記第２蓄電スタックの充放電に用いられ、シールド線を含むワイヤーハーネスを有しており、
   前記シールド線は、前記支持部材のうち、前記補強フレームとの接触部分とは異なる部分に接続されていることを特徴とする請求項１又は２に記載の蓄電装置。
4. 複数の前記第２蓄電スタックが前記第１蓄電スタックに沿って並んで配置されており、
   前記補強フレームは、隣り合う２つの前記第２蓄電スタックの間に位置していることを特徴とする請求項１から３のいずれか１つに記載の蓄電装置。
5. 前記第１蓄電スタックおよび前記第２蓄電スタックを上方から見たときに、前記第１蓄電スタックおよび前記第２蓄電スタックは、互いに直交する方向に沿ってそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項１から４のいずれか１つに記載の蓄電装置。
6. 請求項１から５のいずれか１つに記載の蓄電装置と、
   前記蓄電装置からの電力を受けて、車両を走行させる運動エネルギを生成するモータ・ジェネレータと、
   を有することを特徴とする車両。