JP2012047516A - 放射線撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画素内の素子特性変動に起因した情報読み取り性能の低下を効果的に抑えることが可能な放射線撮像装置を提供する。
【解決手段】補正部18は、複数の画素20におけるソースフォロワ回路の入出力特性を測定して得られる測定データDmと、この入出力特性についての初期データDorgとを比較する。そして、その比較結果を用いて、入射した放射線に応じて発生した電気信号からなる信号データ(入力データDin)に対する補正処理を行う。放射線の照射に起因して画素20内のトランジスタの特性変動が生じたとしても、そのような特性変動に応じたソースフォロワ回路の入出力特性変動が抑えられる。また、補正部18は、このような補正処理を画素20単位で個別に行う。例えば撮像部11内での部分的(局所的)な入出力特性変動にも対応することができ、ソースフォロワ回路の入出力特性変動がより精度良く抑えられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、α線,β線,γ線,X線に代表される放射線を波長変換して、放射線に基づく情報を読み取る放射線撮像装置に関する。
放射線撮像装置(放射線読取装置)では、光電変換部(光電変換素子)において光電変換された入力情報に基づく電荷を信号電圧に変換することにより、放射線(例えば、α線,β線,γ線,X線等)に基づく情報の読み取り(撮像)が行われる。
ところで、画素を複数個並べて配置して撮像部を構成する場合、画素から信号を読み出すための信号線の配線長が画素数に応じて長くなるため、大きな寄生容量が形成されることがある。その場合、この大きな寄生容量に起因して、信号線から読み出される出力電圧が大幅に低下してしまうことになる。
また、このような状況下において、動画読取りを行なうためには、例えば1秒当たり30枚程度以上の画像読取りを行うことが可能な感度と動作の高速性が要求される。特に、医療におけるX線診断を含む非破壊検査などでは、照射するX線の線量をできるだけ少なくしたいという要求もあるため、更なる高感度化が要望されている。
そこで、従来の放射線撮像装置では、信号電荷に応じた信号電圧を信号線に読み出すソースフォロワ(Source Follower)回路が画素ごとに設けられた構成となっている(例えば、特許文献1参照)。このソースフォロワ回路によれば、信号線に形成される容量が大きな場合であっても、高速な信号読み出しが可能となる。
特開平11−307756号公報 特開2007−282684号公報
ところで、この種のソースフォロワ回路を備えた放射線撮像装置では、各画素には、ソースフォロワ回路を構成する電界効果トランジスタ(FET;Field Effect Transistor)と、光電変換素子としてのPIN型のフォトダイオードとが設けられている。これらのうちの電界効果トランジスタは、半導体層(チャネル層)が微結晶シリコンや多結晶シリコンにより構成されている。
ところが、そのような放射線撮像装置では、測定対象のX線などの照射により、電界効果トランジスタの半導体層およびその半導体層とゲート絶縁膜や層間絶縁膜との界面近傍に、結晶欠陥が生じたり、ゲート絶縁膜中に電荷が注入されてしまうという問題があった。このような結晶欠陥や絶縁膜中への電荷注入が発生すると、トランジスタの閾値が変動(シフト)したり移動度が劣化したりする結果、トランジスタの動作点が変動し、それに応じてソースフォロワ回路の入出力特性も変化(変動)してしまう。その結果、この場合には放射線撮像装置において、入射エネルギーに対応した正確な放射線の光電変換(撮像)を行うことができなくなる(情報読み取り性能の低下が生じる)という問題があった。
そこで、例えば特許文献2には、そのような放射線の照射に起因した画素内のソースフォロワ回路の入出力特性変動を抑えることを目的として、画素内の光電変換素子およびソースフォロワ回路の電源電圧を調整するようにした手法が提案されている。
しかしながら、この特許文献2の手法では、そのような電源電圧の調整は必然的に全画素に共通して行われることから、全画素に対して同一(一括)の補正処理しか実行できない。そのため、例えば撮像部内での部分的(局所的)な入出力特性変動には対応することができず、より効果的な対策手法の提案が望まれていた。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、画素内の素子特性変動に起因した情報読み取り性能の低下を効果的に抑えることが可能な放射線撮像装置を提供することにある。
本発明の放射線撮像装置は、各々が、光電変換素子と、所定の増幅回路を構成するトランジスタとを含む複数の画素を有し、入射した放射線に応じて電気信号を発生する撮像部と、この撮像部において得られた電気信号からなる信号データに対して、所定の補正処理を行う補正部とを備えたものである。上記補正部は、複数の画素における増幅回路の入出力特性を測定して得られる測定データと、この入出力特性についての初期データとを比較し、その比較結果を用いて上記補正処理を画素単位で個別に行う。
本発明の放射線撮像装置では、撮像部における各画素において、入射した放射線に応じて電気信号が発生し、信号データが得られる。また、複数の画素における増幅回路の入出力特性を測定して得られる測定データと、この入出力特性についての初期データとが比較され、その比較結果を用いて、信号データに対する補正処理が行われる。これにより、放射線の照射に起因して画素内のトランジスタの特性変動が生じたとしても、そのような特性変動(素子特性変動)に応じた画素内の増幅回路の入出力特性変動が抑えられる。また、このような補正処理が画素単位で個別に行われることにより、例えば撮像部内での部分的(局所的)な入出力特性変動にも対応することができ、増幅回路の入出力特性変動がより精度良く抑えられる。
本発明の放射線撮像装置によれば、複数の画素における増幅回路の入出力特性を測定して得られる測定データと、この入出力特性についての初期データとを比較すると共に、その比較結果を用いて、入射した放射線に応じて発生した電気信号からなる信号データに対する補正処理を画素単位で個別に行うようにしたので、画素内の素子特性変動に応じた増幅回路の入出力特性変動を精度良く抑えることができる。よって、例えば画素間での放射線の読み取りむら等を低減することができ、画素内の素子特性変動に起因した情報読み取り性能の低下を効果的に抑えることが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る放射線撮像装置の全体構成例を表すブロック図である。 図1に示した撮像部の概略構成図である。 図1に示した画素の詳細構成例を列選択部と共に表す回路図である。 図1に示した列選択部の詳細構成を表す図である。 放射線照射によるトランジスタの動作点のマイナスシフトについて説明するための特性図である。 放射線照射によるトランジスタの動作点のプラスシフトについて説明するための特性図である。 実施の形態に係る信号データの補正方法の一例を表す流れ図である。 初期データおよび測定データの第1の取得方法を表すタイミング波形図である。 初期データおよび測定データの第2の取得方法を表すタイミング波形図である。 初期データおよび測定データの第3の取得方法を表すタイミング波形図である。 図5および図6に示したトランジスタの動作点シフトによるソースフォロワ回路の入出力特性の変動について説明するための特性図である。 信号データのオフセット補正の一例を表す特性図である。 信号データのオフセット補正およびゲイン補正の一例を表す特性図である。 信号データのオフセット補正、ゲイン補正および線形補正の一例を表す特性図である。 変形例に係る画素構成例を表す回路図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。

1.実施の形態(初期データおよび測定データを用いた信号データの補正方法の例)
2.変形例(他の画素回路構成例など)
<実施の形態>
[放射線撮像装置1の構成]
図1は、本発明の一実施の形態に係る放射線撮像装置(放射線撮像装置1)の全体のブロック構成を表すものである。放射線撮像装置1は、α線,β線,γ線,X線に代表される放射線を波長変換して、放射線に基づく情報を読み取る(撮像する)ものである。この放射線撮像装置1は、撮像部11、電圧生成部12、行走査部13、A/D変換部14、列走査部15、システム制御部16および補正部18を備えている。
(撮像部11)
撮像部11は、例えばガラス等の絶縁材料からなる基板上に設けられた撮像領域であり、入射した放射線に応じて電気信号を発生するようになっている。この撮像部11には、入射光の光量に応じた電荷量の光電荷を発生して内部に蓄積する光電変換部(後述する光電変換素子21)を有する画素(撮像画素,単位画素)20が、行列状(マトリクス状)に2次元配置されている。なお、この画素20の詳細構成については後述する(図3)。
図2は、この撮像部11の概略構成例を表したものである。撮像部11では、上記した画素20が行列状に配置されてなる光電変換層111上(撮像部11の受光側)に、波長変換層112が設けられている。
波長変換層112は、放射線Rrad(α線,β線,γ線,X線等)を光電変換層111の感度域に波長変換するものであり、これにより光電変換層111では、この放射線Rradに基づく情報を読み取ることが可能となっている。この波長変換層112は、例えばX線などの放射線を可視光に変換する蛍光体(例えば、シンチレータ)からなる。このような波長変換層112は、例えば後述する光電変換素子21の上部に、有機平坦化膜、スピンオングラス材料等からなる平坦化膜を形成し、その上部に蛍光体膜をCsI、NaI、CaF2等によって形成することにより得られる。
図3は、上記した画素20の回路構成例を、後述するA/D変換部14内の列選択部17の一部と共に表わしたものである。画素20には、1つの光電変換素子21と、3つのトランジスタ22,23,24とが設けられている。この画素20にはまた、行方向(水平方向)に沿って延在するリセット制御線Lrstおよび読み出し制御線Lreadと、列方向(垂直方向)に沿って延在する信号線Lsigとが接続されている。
光電変換素子21は、例えばPIN(Positive Intrinsic Negative)型のフォトダイオードからなり、入射光の光量に応じた電荷量の信号電荷を発生するようになっている。なお、この光電変換素子21のカソードは、蓄積ノードNに接続されている。
トランジスタ22は、リセット制御線Lrstから供給されるリセット信号に応じてオン状態となることにより、上記した蓄積ノードNの電位を所定のリセット電圧Vrstにリセット(初期化)するトランジスタ(リセットトランジスタ)である。すなわち、このリセット電圧Vrstは、光電変換素子21からの入力電圧Vinをリセットする際に用いられる電圧である。トランジスタ23は、光電変換素子21で発生した信号電荷(入力電圧Vin)をゲートで受け、この信号電荷に応じた信号電圧を出力するためのトランジスタである。トランジスタ24は、読み出し制御線Lreadから供給される行走査信号に応じてオン状態となることにより、トランジスタ23から出力される信号(信号電圧Vsig(出力電圧Vout))を信号線Lsigへ出力するトランジスタである。
これらのトランジスタ22,23,24はそれぞれ、例えばNチャネル型の電界効果トランジスタ(FET)により構成されている。ただし、これらのトランジスタ22,23,24における導電型の組み合わせは一例に過ぎず、上記した組み合わせに限られるものではない。これらのトランジスタ22,23,24はまた、例えば、微結晶シリコンまたは多結晶シリコン等のシリコン系半導体を用いて構成されている。あるいは、酸化インジウムガリウム亜鉛(InGaZnO)または酸化亜鉛(ZnO)等の酸化物半導体を用いて構成してもよい。微結晶シリコン、多結晶シリコン(ポリシリコン)および酸化物半導体は、アモルファスシリコンに比べて移動度μが高いため、特にトランジスタ23による信号の高速読み出しが可能になる。
この画素20では、トランジスタ22のゲートがリセット制御線Lrstに接続され、ソースがリセット電圧Vrstとなるように接続され、ドレインが、光電変換素子21のカソードおよびトランジスタ23のゲート(蓄積ノードN)に接続されている。光電変換素子21のアノードは、グランド(接地)に接続されている。トランジスタ23のソースは電源VDDに接続され(電源電圧SVDDとなるように接続され)、ドレインはトランジスタ24のドレインに接続されている。トランジスタ24のゲートは読み出し制御線Lreadに接続され、ソースは信号線Lsigに接続されている。なお、この信号線Lsigの一端には、後述する列選択部17内の定電流源171が接続されている。
ここで、トランジスタ23,24および定電流源141により、ソースフォロワ回路(増幅回路)が構成されている。すなわち、これらのトランジスタ23,24は、本発明における「トランジスタ」の一具体例に対応している。このソースフォロワ回路は、所定のインピーダンス変換を行う回路であり、出力電圧Voutとしての信号電圧Vsigを信号線Lsigへ出力するようになっている。言い換えると、このソースフォロア回路は、電荷を電圧に変換する回路である。ここで、ソースフォロワ回路では入力インピーダンスが高いため、センサのように微小な蓄積容量に蓄えられた電荷を電圧に変換することが可能となる。一方、出力インピーダンスは低いため、出力側に接続されている大きい負荷を駆動することができる。このようなソースフォロワ回路により、信号線Lsigに形成される容量が大きな場合であっても、高速の信号読み出しが可能となっている。
図1に示した電圧生成部12は、上記した電源VDDの電圧(電源電圧SVDD)やリセット電圧Vrst等の電圧を生成し、撮像部11内の各画素20へ供給するものである。ここで、この電圧生成部12は、後述する初期データDorgおよび測定データDmの取得の際には、リセット電圧Vrstの値を、蓄積ノードNが撮像中に取り得る電圧範囲内(例えば、0V〜電源電圧SVDDの範囲内)で段階的に変化させるようになっている。なお、初期データDorgおよび測定データDmを取得する際のリセット電圧Vrstの段階的変化の手法の詳細については、後述する(図7〜図9)。
行走査部13は、例えばシフトレジスタやアドレスデコーダ等によって構成されており、撮像部11内の各画素20を例えば行単位で駆動する画素駆動部である。このような行単位での駆動は、上記したリセット制御線Lrstおよび読み出し制御線Lreadを介して、上記したリセット信号および行走査信号をそれぞれ供給することによりなされる。
A/D変換部14は、図1に示したように、複数(ここでは4つ)の信号線Lsigごとに1つ設けられた複数の列選択部17を有しており、信号線Lsigを介して入力した信号電圧Vsigに基づいてA/D変換(アナログ/デジタル変換)を行うものである。これにより、デジタル信号からなるデータ(後述する入力データDinおよび測定データDm)が生成され、補正部18へ供給されるようになっている。
各列選択部17は、例えば図3および図4に示したように、定電流源171、アンプ172、サンプルホールド(S/H)回路173、水平選択スイッチ174およびA/Dコンバータ175を有している。これらのうち、定電流源171、アンプ172、S/H回路173および水平選択スイッチ174はそれぞれ、図4に示したように、信号線Lsigごとに1つずつ設けられている。一方、A/Dコンバータ175は、列選択部17全体として1つ設けられている。定電流源171は、図3に示したように、信号線Lsigの一端と負電源VSSとの間に配置されている。アンプ172は、一方の入力端子が信号線Lsigの一端に接続され、他方の入力端子が出力端子に接続されている。すなわち、このアンプ172を用いてボルテージフォロワ回路が形成されている。S/H回路173は、アンプ172と水平選択スイッチ174との間に配置されており、アンプ172からの出力電圧を一時的に保持しておくための回路である。水平選択スイッチ174は、列走査部15による走査駆動に従って、各S/H回路173とA/Dコンバータ175との間を接続または遮断するためのスイッチである。A/Dコンバータ175は、水平選択スイッチ174を介して入力されたS/H回路173からの出力電圧に対してA/D変換を行うことにより、上記した入力データDinまたは測定データを生成して出力するものである。
列走査部15は、例えばシフトレジスタやアドレスデコーダ等によって構成されており、上記した列選択部17内の各水平選択スイッチ174を走査しつつ順番に駆動するものである。この列走査部15による選択走査により、信号線Lsigの各々を通して伝送される各画素20の信号(上記した入力データDinまたは測定データDm)が順番に出力され、補正部18へ伝送されるようになっている。
システム制御部16は、上記した行走査部13、A/D変換部14および列走査部15の動作を制御するものである。具体的には、このシステム制御部16は、各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータを有しており、このタイミングジェネレータにおいて生成される各種のタイミング信号を基に、行走査部13、A/D変換部14および列走査部15の駆動制御を行う。
(補正部18)
補正部18は、A/D変換部14から供給される入力データ(補正前データ)Dinに対して所定の補正処理(補正動作)を行うことにより、出力データ(補正後データ)Doutを生成し出力するものである。具体的には、以下説明する測定データDmおよび初期データDorgを比較すると共に、その比較結果を用いて、上記補正処理を画素20単位で個別に行うようになっている。この補正部18は、初期データ保持部180、測定データ保持部181、判断部182、補正用データ生成部183、オフセット補正部184およびゲイン・線形補正部185を有している。
測定データ保持部181は、A/D変換部14から供給される測定データDmを保持(記憶)しておく部分(メモリ)である。この測定データDmは、詳細は後述するが、各画素20におけるソースフォロワ回路の入出力特性を測定して得られるデータである。
初期データ保持部180は、上記した各画素20におけるソースフォロワ回路の入出力特性についての初期データ(オリジナルデータ,参照データ)Dorgを、予め保持(記憶)しておく部分(メモリ)である。
判断部182は、測定データ保持部181に保持されている測定データDmと、初期データ保持部180に保持されている初期データDorgとを比較し、その比較結果に基づいて、下記の各種の補正処理を実行するのか否かを判断するものである。
補正用データ生成部183は、判断部182における比較結果および判断結果(補正処理を実行するのか否かの判断結果)に基づいて、下記の各種の補正処理用のデータ(補正用データ)を画素20単位で生成するものである。具体的には、オフセット補正部184においてオフセット補正を実行すべきと判断された場合には、補正用データとして、測定データDmと初期データDorgとの間での入出力特性のオフセット量を、画素20単位で求める。また、ゲイン・線形補正部185においてゲイン補正を実行すべきと判断された場合には、補正用データとして、測定データDmと初期データDorgとの間での入出力特性のゲイン誤差を、画素20単位で求める。同様に、ゲイン・線形補正部185において線形補正を実行すべきと判断された場合には、補正用データとして、測定データDmと初期データDorgとの間での入出力特性の線形誤差を、画素20単位で求める。なお、このようなオフセット量やゲイン誤差、線形誤差の詳細については後述する。
オフセット補正部184は、判断部182においてオフセット補正を実行すべきと判断された場合に、補正用データ生成部183により生成されたオフセット量を用いて、入力データDinに対して所定のオフセット補正を画素20単位で個別に行うものである。これにより、そのようなオフセット補正後の信号データD1が生成されるようになっている。なお、このオフセット補正の詳細については後述する。
ゲイン・線形補正部185は、判断部182においてゲイン補正を実行すべきと判断された場合に、補正用データ生成部183により生成されたゲイン誤差を用いて、信号データD1に対して所定のゲイン補正を画素20単位で個別に行うものである。また、このゲイン・線形補正部185は、判断部182において線形補正を実行すべきと判断された場合に、補正用データ生成部183により生成された線形誤差を用いて、信号データD1に対して所定の線形補正(リニアリティ補正)を画素20単位で個別に行う。この際、ゲイン補正および線形補正の実行順序については、どちらが先であってもよい。なお、これらのゲイン補正および線形補正の詳細については後述する。
[放射線撮像装置1の作用・効果]
(1.基本動作)
本実施の形態の放射線撮像装置1では、図2に示したように放射線Rradが入射すると、この放射線Rradは波長変換層112において可視光に変換される。光電変換層111(図3に示した各画素20内の光電変換素子21)では、この可視光が信号電荷に変換(光電変換)される。この光電変換によって発生した電荷により、蓄積ノードNでは蓄積ノード容量に応じた電圧変化が生じる。具体的には、蓄積ノード容量をCs、発生した電荷をqとすると、蓄積ノードNでは(q/Cs)の分だけ電圧が低下する。このような電圧変化に応じて、ソースフォロワ回路を構成するトランジスタ23のゲートには、このソースフォロワ回路への入力電圧Vin(光電変換素子21で発生した信号電荷)が印加される。
ソースフォロワ回路では、トランジスタ23が、上記した信号電荷に応じた信号電圧を出力する。このトランジスタ23から出力される信号は、読み出し制御線Lreadから供給される行走査信号に応じてトランジスタ24がオン状態になると、信号電圧Vsig(ソースフォロワ回路からの出力電圧Vout)として信号線Lsigへ出力される(読み出される)。
このようにして読み出された信号(信号電圧Vsig)は、信号線Lsigを介して複数(ここでは4つ)の画素列ごとに、A/D変換部14内の列選択部17へ入力される。列選択部17では、各信号線Lsigを介して入力される信号電圧VsigごとにA/D変換を行い、デジタル信号からなるデータ(入力データDinおよび測定データDm)を生成する。このようにして、各列選択部17から入力データDinまたは測定データDmが順番に出力され、補正部18へ伝送される。
(2.放射線照射によるトランジスタの動作点シフトについて)
このようにして、放射線撮像装置1において放射線Rradに基づく情報の読み取り(撮像)が行われるが、この放射線Rradの照射によって、各画素20内の素子に結晶欠陥が発生する。具体的には、各画素20内のトランジスタ(例えばトランジスタ23)の半導体層およびその半導体層とゲート絶縁膜や層間絶縁膜との界面近傍に、結晶欠陥が生じたり、ゲート絶縁膜中に電荷が注入されてしまう。このような結晶欠陥や絶縁膜中への電荷注入が発生すると、トランジスタ23等の閾値(Vt)が変動したり移動度μが劣化したりする結果、トランジスタ23等の動作点が変動(シフト)すると共に、トランジスタ23等の特性にばらつき(画素20間でのばらつき)が生じてしまう。
具体的には、例えば図5(A),(B)にそれぞれ示したように、放射線Rradの照射による格子欠陥の発生に起因して、トランジスタ23等の閾値(Vt)が変動し、その結果、トランジスタ23等の動作点がマイナス側にシフトしてしまう(図中の矢印参照)。具体的には、まず、図5(A)(ソース−ゲート間電圧Vgsとソース−ドレイン間電流Idsとの関係を示す特性)に示したように、前述した初期データDorgよりも現在の測定データDmのほうが、トランジスタ23等の動作点がマイナス側にシフトしている。そして、これにより図5(B)(ソース−ドレイン間電圧VdsとIdsとの関係を示した特性)に示したように、初期データDorgよりも現在の測定データDmのほうが、トランジスタ23等に流れる電流(Ids)が増加している。
また、例えば図6(A),(B)にそれぞれ示したように、放射線Rradの照射による格子欠陥の発生に起因して、トランジスタ23等の移動度(μ)が劣化し、その結果、トランジスタ23等の動作点がプラス側にシフトしてしまう(図中の矢印参照)。具体的には、まず、図6(A)(VgsとIdsとの関係を示す特性)に示したように、初期データDorgよりも現在の測定データDmのほうが、トランジスタ23等の動作点がプラス側にシフトしている。そして、これにより図6(B)(VdsとIdsとの関係を示した特性)に示したように、初期データDorgよりも現在の測定データDmのほうが、トランジスタ23等に流れる電流(Ids)が減少している。
このように、トランジスタ23等の特性(動作点)が変動すると、それに応じてソースフォロワ回路の入出力特性も変化(変動)してしまう。その場合、そのままでは、入射エネルギーに対応した正確な放射線の光電変換(撮像)を行うことができなくなる(情報読み取り性能の低下が生じる)。
(3.信号データの補正処理)
そこで本実施の形態では、補正部18において、入力データDinに対して所定の補正処理(補正動作)を行い、補正後のデータである出力データDoutを生成する。以下、この補正部18による信号データDinの補正処理について、詳細に説明する。
図7は、補正部18による入力データDinの補正方法の一例を流れ図で表わしたものである。
(3−1.初期データおよび測定データの取得・保持)
まず、ソースフォロワ回路の入出力特性についての初期データDorgを予め取得する(ステップS101)と共に、取得した初期データDorgを、初期データ保持部180に予め保持しておく(ステップS102)。なお、このような初期データDorgの取得は、例えば製品(放射線撮像装置1)の出荷時などに予め行っておくようにする。
次に、ソースフォロワ回路の入出力特性についての現時点での測定データDmを適宜(随時)取得する(ステップS103)と共に、取得した測定データDmを、測定データ保持部181に適宜(随時)保持するようにする(ステップS104)。なお、このような測定データDmの取得は、例えば、撮像部11に対して放射線Rradが入射されていない期間(照射されていない期間)内に行うことが望ましい。これにより、暗電流の測定(モニタリング)を行うことが可能となるからである。
ここで、このような初期データDorgおよび測定データDmの取得の際には、電圧設定部12によってリセット電圧Vrstの値を、蓄積ノードNが撮像中に取り得る電圧範囲内(例えば、0V〜電源電圧SVDDの範囲内)で段階的に変化させる。そして、このようにリセット電圧Vrstを段階的に変化させつつ、ソースフォロワ回路からの出力電圧Vout(信号電圧Vsig)を測定することにより、ソースフォロワ回路の入出力特性を取得する。このような初期データDorgおよび測定データDmの取得手法としては、例えば以下説明する3つの手法が挙げられる。
図8は、第1の手法をタイミング波形図で表わしたものである。この図8において、(A),(C)は、撮像部11内の第1,第2行(水平ライン)におけるリセット制御線Lrst1,Lrst2の電圧波形を、(B),(D)は、第1,第2行における読み出し制御線Lread1,Lread2の電圧波形を、それぞれ示している。また、(E),(F)は、リセット電圧Vrstおよび信号電圧Vsig(出力電圧Vout)の電圧波形をそれぞれ示している。なお、図中に示した閾値電圧Vtは、ソースフォロワ回路における閾値電圧を表しており、以下同様である。
この第1の手法では、1水平期間ΔTh内において、リセット電圧Vrstの値を段階的に変化させている。具体的には、ここでは0V〜電源電圧SVDDの範囲内において、6段階に変化させている。なお、後述する線形補正を行う場合には、このようなリセット電圧Vrstを3段階以上に設定する(0Vと電源電圧SVDDとの間の電圧にも設定する)のが望ましいが、線形補正を行わない場合には、0Vおよび電源電圧SVDDの2段階の設定のみとしてもよい。この点については、以下の第2,第3の手法においても同様である。
図9は、第2の手法をタイミング波形図で表わしたものである。この図9において、(A),(C)は、撮像部11内の第N(N;2以上の整数),第1行におけるリセット制御線LrstN,Lrst1の電圧波形を、(B),(D)は、第N,第1行における読み出し制御線LreadN,Lread1の電圧波形を、それぞれ示している。また、(E),(F)は、リセット電圧Vrstおよび信号電圧Vsig(出力電圧Vout)の電圧波形をそれぞれ示している。
この第2の手法では、上記した第1の手法とは異なり、1垂直期間ΔTv内において、リセット電圧Vrstの値を段階的に変化させている。具体的には、ここでは0V〜電源電圧SVDDの範囲内において、1水平期間ΔThごとに変化させることにより、(N+1)段階に変化させている。このように、リセット電圧Vrstの値の段階的変化は、例えば1水平期間ΔTh内で行ってもよく、あるいは、1垂直期間ΔTv内で行うようにしてもよい。
図10は、第3の手法をタイミング波形図で表わしたものである。この図10において、(A),(C)は、撮像部11内の第N,第1行におけるリセット制御線LrstN,Lrst1の電圧波形を、(B),(D)は、第N,第1行における読み出し制御線LreadN,Lread1の電圧波形を、それぞれ示している。また、(E),(F)は、リセット電圧Vrstおよび信号電圧Vsig(出力電圧Vout)の電圧波形をそれぞれ示している。
この第3の手法では、上記した第2の手法と同様に、1垂直期間ΔTv内において、リセット電圧Vrstの値を段階的に変化させている。具体的には、ここでは0V〜電源電圧SVDDの範囲内において、1水平期間ΔThごとに変化させることにより、(N+1)段階に変化させている。ただし、この第3の手法では第2の手法とは異なり、リセット電圧Vrstの印加期間終了後の所定の露光期間Texの経過後において、信号電圧Vsig(出力電圧Vout)を測定している。すなわち、第2の手法では、リセット電圧Vrstの印加期間と出力電圧Voutの読み出し期間とが一致しているのに対し、第3の手法では、リセット電圧Vrstの印加期間と出力電圧Voutの読み出し期間との間に、十分な長さの露光期間Texを設けている。これにより第3の手法では、露光期間Texにおいて、ソースフォロワ回路の入出力特性に加えて暗電流をも測定することが可能となるため、より高精度な補正処理が実現される。なお、これに対して第2の手法では、上記したようにリセット電圧Vrstの印加期間と出力電圧Voutの読み出し期間とが一致しているため、暗電流の測定を行うことができないことになる。
(3−2.初期データおよび測定データの比較・補正用データの生成)
続いて、補正部18内の判断部182は、測定データ保持部181に保持されている測定データDmと、初期データ保持部180に保持されている初期データDorgとを比較する(ステップS105)。そして、判断部182はその比較結果に基づいて、以下説明する各種の補正処理(オフセット補正、ゲイン補正および線形補正)を実行するのか否かを判断する。
具体的には、例えば図11(A),(B)に示したソースフォロワ回路の入出力特性(入力電圧Vinと出力電圧Voutとの関係を示す特性)のように、トランジスタ23等の動作点がシフトしている場合を例に挙げると、以下のようにして判断する。ここで、図11(A)は、トランジスタ23等の動作点がマイナス方向にシフトしている場合を、図11(B)は、トランジスタ23等の動作点がプラス方向にシフトしている場合を、それぞれ表わしている(図中の矢印参照)。なお、これらの図において、閾値電圧Vt,Vt’はそれぞれ、初期データDorg,測定データDmの取得時におけるソースフォロワ回路の閾値電圧を表している。また、入力電圧Vin=Va〜Vbの電圧範囲は、補正電圧範囲の一例を表している。このように、通常は0V〜電源電圧SVDDの全電圧範囲を使用することは稀であると考えられることから、補正電圧範囲は任意の電圧範囲に設定することが可能である。
このとき、判断部182は、測定データDmと初期データDorgとの間での入出力特性のオフセット量が存在している場合には、オフセット補正部184においてオフセット補正を実行すべきと判断する。ただし、通常は、少なくともこのオフセット量は存在するため、少なくともオフセット補正は実行すべきと判断することになる。このオフセット量とは、具体的には、例えば初期データDorg,測定データDmの取得時におけるソースフォロワ回路の閾値電圧Vt,Vt’の差分値(|Vt’−Vt|)に相当するものである。
また、判断部182は、測定データDmと初期データDorgとの間での入出力特性のゲイン誤差が存在している場合には、ゲイン・線形補正部185においてゲイン補正を実行すべきと判断する。この入出力特性のゲイン(Gain)とは、出力電圧Voutと入力電圧Vinとの比(Gain=Vout/Vin)により規定されるものである。したがって、測定データDmと初期データDorgとにおける(Vout/Vin)の値の誤差が、ここでいうゲイン誤差に対応している。
更に、判断部182は、測定データDmと初期データDorgとの間での入出力特性の線形誤差が存在している場合には、ゲイン・線形補正部185において線形補正を実行すべきと判断する。ここで、初期データDorgでの入出力特性は線形性を示す(特性線が直線となる)ものと仮定すると、この初期データDorgの入出力特性での線形性に対する測定データDmの入出力特性でのずれ(誤差)が、ここでいう線形誤差に対応している。
次に、補正用データ生成部183は、上記したような、判断部182における比較結果および判断結果(補正処理を実行するのか否かの判断結果)に基づいて、下記の各種の補正処理用の補正用データを画素20単位で生成する(ステップS106)。具体的には、オフセット補正部184においてオフセット補正を実行すべきと判断された場合には、補正用データとして、上記した入出力特性のオフセット量を画素20単位で求める。また、ゲイン・線形補正部185においてゲイン補正を実行すべきと判断された場合には、補正用データとして、上記した入出力特性のゲイン誤差を画素20単位で求める。同様に、ゲイン・線形補正部185において線形補正を実行すべきと判断された場合には、補正用データとして、上記した入出力特性の線形誤差を画素20単位で求める。
(3−3.オフセット補正・ゲイン補正・線形補正)
次いで、オフセット補正部184は、判断部182においてオフセット補正を実行すべきと判断された場合に、上記のようにして生成されたオフセット量を用いて、入力データDinに対してオフセット補正を画素20単位で個別に行う(ステップS107)。これにより、そのようなオフセット補正後の信号データD1が生成される。
続いて、上記したゲイン誤差または線形誤差が存在する場合(判断部182においてゲイン補正または線形補正を実行すべきと判断された場合)(ステップS108:Y)には、ゲイン・線形補正部185は、信号データD1に対してゲイン補正または線形補正を行う(ステップS109)。具体的には、ゲイン・線形補正部185は、判断部182においてゲイン補正を実行すべきと判断された場合には、補正用データ生成部183により生成されたゲイン誤差を用いて、信号データD1に対してゲイン補正を画素20単位で個別に行う。また、ゲイン・線形補正部185は、判断部182において線形補正を実行すべきと判断された場合には、補正用データ生成部183により生成された線形誤差を用いて、信号データD1に対して線形補正を画素20単位で個別に行う。この際、前述したように、このようなゲイン補正および線形補正の実行順序については、どちらが先であってもよい。なお、その後は以下のステップS110へと進む。
一方、上記したゲイン誤差および線形誤差がいずれも存在しない場合(判断部182においてゲイン補正および線形補正を実行すべきと判断されなかった場合)(ステップS108:N)には、ゲイン・線形補正部185はゲイン補正および線形補正を行わない。すなわち、そのまま以下のステップS110へと進む。
最後に、このような補正処理がなされた後の信号データが、出力データDoutとして補正部18から外部へと出力される(ステップS110)。以上により、図7に示した補正処理が終了となる。
ここで、図12〜図14はそれぞれ、本実施の形態に係る信号データDinの補正方法を具体的に示したものであり、一例として、前述した図11(A)と同様に、トランジスタ23等の動作点がマイナス方向にシフトしている場合についての補正処理例である。以下、これらの図を参照して、上記したオフセット補正、ゲイン補正および線形補正について説明する。なお、これらの図において、縦軸に示したデジタルデータは、A/D変換後の信号データに対応しており、最小値および最大値をそれぞれ、LSB(Least Significant Bit)およびMSB(Most Significant Bit)として示している。
まず、図12に示した例では、図12(A)に示したように、測定データDmと初期データDorgとの間において、入出力特性のオフセット量のみが存在し、ゲイン誤差および線形誤差はそれぞれ存在していない。したがって、ここでは、オフセット補正部184が、補正用データ生成部183により生成された補正用データを用いて、入力データDinに対し、オフセット補正を画素20単位で個別に行う。これにより、図12(B)に示したように、そのようなオフセット補正後の信号データD1が生成され、出力データDoutとして出力される。
次に、図13に示した例では、まず図13(A)に示したように、測定データDmと初期データDorgとの間において、入出力特性のオフセット量が存在している。したがって、まず、オフセット補正部184が、入力データDinに対してオフセット補正を画素20単位で個別に行う。これにより、図13(B)に示したように、そのようなオフセット補正後の信号データD1が生成される。ここで、この図13(B)中の符号P1で示したように、この信号データD1と初期データDorgとの間には、入出力特性のゲイン誤差が存在している。なお、この例では、信号データD1と初期データDorgとの間には、線形誤差は存在していない。そこで、次に、ゲイン・線形補正部185は、補正用データ生成部183により生成された補正用データを用いて、信号データD1に対し、ゲイン補正を画素20単位で個別に行う。これにより、図13(C)に示したように、そのようなゲイン補正後の信号データ(出力データDout)が生成され、出力される。
次いで、図14に示した例では、まず図14(A)に示したように、測定データDmと初期データDorgとの間において、入出力特性のオフセット量が存在している。したがって、まず、オフセット補正部184が、入力データDinに対してオフセット補正を画素20単位で個別に行う。これにより、図14(B)に示したように、そのようなオフセット補正後の信号データD1が生成される。ここで、この図14(B)中の符号P2,P3でそれぞれ示したように、この信号データD1と初期データDorgとの間には、入出力特性のゲイン誤差(符号P2)および線形誤差(符号P3)がいずれも存在している。そこで、次に、ゲイン・線形補正部185は、補正用データ生成部183により生成された補正用データを用いて、信号データD1に対し、ゲイン補正および線形補正をそれぞれ、画素20単位で個別に行う。これにより、図14(C)に示したように、そのようなゲイン補正および線形補正がなされた後の信号データ(出力データDout)が生成され、出力される。
以上のように本実施の形態では、補正部18において、複数の画素20におけるソースフォロワ回路の入出力特性を測定して得られる測定データDmと、この入出力特性についての初期データDorgとを比較し、その比較結果を用いて、入射した放射線Rradに応じて発生した電気信号からなる信号データ(入力データDin)に対する補正処理を行う。これにより、放射線Rradの照射に起因して画素20内のトランジスタ23等の特性変動が生じたとしても、そのような特性変動に応じたソースフォロワ回路の入出力特性変動を抑えることができる。また、補正部18では、このような補正処理を画素20単位で個別に行う。これにより、例えば撮像部11内での部分的(局所的)な入出力特性変動にも対応することができ、ソースフォロワ回路の入出力特性変動をより精度良く抑えることができる。よって、例えば画素20間での放射線Rradの読み取りむら等を低減することができ、画素20内の素子特性変動に起因した情報読み取り性能の低下を効果的に抑えることが可能となる。
また、ソースフォロワ回路における入出力特性変動量を随時モニタリングすることができるため、システム(放射線撮像装置1)のキャリブレーション(校正,調整)を実施する時期の判断材料とすることができる。
<変形例>
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、撮像部11における画素の回路構成は、上記実施の形態で説明したもの(画素20の回路構成)には限られず、他の回路構成であってもよい。すなわち、例えば図15に示した画素20Aのように、光電変換素子21のアノードが蓄積ノードNに接続されていると共に、カソードが電源VDDに接続されているようにしてもよい。
また、初期データDorgや測定データDmを取得する際のリセット電圧Vrstの設定範囲や設定値の数は任意であり、上記実施の形態において説明したものには限られない。
更に、上記実施の形態では、補正部による補正処理を画素20ごとに個別に行う(1画素単位で行う)場合について説明したが、このような補正処理を1画素単位で行うのではなく、複数画素単位で行うようにしてもよい。
本発明の放射線撮像装置は、例えば医療機器(Digital Radiography等のX線撮像装置)や、空港等で用いられる携帯物検査用X線撮影装置、工業用X線撮像装置(例えば、コンテナ内の危険物等の検査や、鞄等の中身の検査を行う装置)などに適用することが可能である。
1…放射線撮像装置、11…撮像部、111…光電変換層、112…波長変換層、12…電圧生成部、13…行走査部、14…A/D変換部、15…列選択部、16…システム制御部、17…列選択部、171…定電流源、172…アンプ、173…S/H回路、174…水平選択スイッチ、175…A/Dコンバータ、18…補正部、180…初期データ保持部、181…測定データ保持部、182…判断部、183…補正用データ生成部、184…オフセット補正部、185…ゲイン・線形補正部、20,20A…画素(撮像画素)、21…光電変換素子、22,23,24…トランジスタ、VDD…電源、SVDD…電源電圧、VSS…負電源、Vrst…リセット電圧、Vin…入力電圧、Vsig(Vout)…信号電圧(出力電圧)、Lrst…リセット制御線、Lread…読み出し制御線、Lsig…信号線、D1…信号データ、Din…入力データ(補正前データ)、Dout…出力データ(補正後データ)、Dm…測定データ、Dorg…初期データ、N…蓄積ノード、Rrad…放射線、ΔTh…1水平期間、ΔTv…1垂直期間、Tex…露光期間。

Claims (9)

  1. 各々が、光電変換素子と、所定の増幅回路を構成するトランジスタとを含む複数の画素を有し、入射した放射線に応じて電気信号を発生する撮像部と、
    前記撮像部において得られた電気信号からなる信号データに対して、所定の補正処理を行う補正部と
    を備え、
    前記補正部は、
    前記複数の画素における前記増幅回路の入出力特性を測定して得られる測定データと、前記入出力特性についての初期データとを比較し、その比較結果を用いて前記補正処理を前記画素単位で個別に行う
    放射線撮像装置。
  2. 前記補正部は、
    前記比較結果に基づいて、所定の補正用データを前記画素単位で生成し、
    この補正用データを用いて前記補正処理を行う
    請求項1に記載の放射線撮像装置。
  3. 前記補正部は、
    前記補正用データとして、前記測定データと前記初期データとの間での前記入出力特性のオフセット量を求め、
    このオフセット量を用いて、前記補正処理としてのオフセット補正を行う
    請求項2に記載の放射線撮像装置。
  4. 前記補正部は、
    前記補正用データとして、前記測定データと前記初期データとの間での前記入出力特性のゲイン誤差を求め、
    このゲイン誤差を用いて、前記補正処理としてのゲイン補正を行う
    請求項3に記載の放射線撮像装置。
  5. 前記補正部は、
    前記補正用データとして、前記測定データと前記初期データとの間での前記入出力特性の線形誤差を求め、
    この線形誤差を用いて、前記補正処理としての線形補正を行う
    請求項4に記載の放射線撮像装置。
  6. 前記測定データは、
    前記光電変換素子から前記増幅回路への入力電圧をリセットする際に用いられるリセット電圧を段階的に変化させつつ、前記増幅回路からの出力電圧を測定することにより得られるものである
    請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  7. 前記測定データは、
    前記撮像部に対して前記放射線が入射されていない期間内において、前記入出力特性を測定することにより得られたものである
    請求項6に記載の放射線撮像装置。
  8. 前記測定データは、
    前記リセット電圧の印加期間終了後の所定の露光期間の経過後において、前記出力電圧を測定することにより得られたものである
    請求項7に記載の放射線撮像装置。
  9. 前記放射線がX線である
    請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
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