JP2012044128A - 電子回路部品装着機および電子回路部品装着システム - Google Patents

電子回路部品装着機および電子回路部品装着システム Download PDF

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Abstract

【課題】共通のベース上に配列された複数の装着モジュールの各々がそれぞれ分担の電子回路部品を装着する装着システムの設置位置の自由度を向上させ、それに伴う熱排出の問題を解決する。
【解決手段】それぞれ基板搬送保持装置、部品供給装置、装着装置を備えた各装着モジュール10のモジュール本体18を、ベッド36と前後のコラム38,40とクラウン42とを備えたものとし、ベッド36内に装着モジュールのCPUボックス120,制御ボックス122,サーボボックス124等を収納し、それらが作動に伴って発生する熱により加熱された空気を、コラム支持台132内に形成したファン268を経て排気通路262から上方へ排出させることにより排熱を行う。複数の装着モジュールを支持するベース内に収納された電気制御装置や補機により加熱された空気もファン264を経て上方へ排出させることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、電子回路部品を回路基板に装着して電子回路を組み立てる電子回路部品装着機あるいは電子回路部品装着システムに関するものである。
電子回路部品装着機(以下、特に必要がない場合には装着機と略称する)は、例えば下記の特許文献1に記載されているように、回路基板を保持する基板保持装置と、電子回路部品を供給する部品供給装置と、その部品供給装置から電子回路部品を受け取って基板保持装置に保持された回路基板に装着する装着装置と、それら基板保持装置、部品供給装置および装着装置を保持する本体フレームとを含むように構成される。また、このような電子回路部品装着機を複数台、装着モジュールとして共通のベース上に並べるとともに、その並び方向と直角な方向にベースに対して移動可能とした電子回路部品装着システム(以下、特に必要がない場合には装着システムと略称する)が下記特許文献1に記載されている。
これら装着機や装着モジュールは自動運転可能に構成され、電気制御装置を備えるが、これら電気制御装置の多くは本体フレームのベッド内に配設されることが多い。例えば、ベッド内には、CPUボックス、制御ボックス、サーボボックス等が配設されるが、これらは作動に伴って相当発熱する。従来は、ベッド内部の空気をベッドの側壁、後壁、底壁等に形成した排気口から側方、後方、あるいは下方へ排出することにより、ベッド内部に新たな空気を流入させ、ベッド内部を換気することによって排熱が行われていた。下記特許文献2に記載のものがその一例である。この特許文献2に記載の装着機においては、ベッド内部に、過熱により誤動作の恐れがあるコントローラ、発熱量の多いドライバおよび電磁波を発生させて周辺の機器に悪影響を与える恐れのあるトランスを、それぞれ別個のコントローラ室、ドライバ室およびトランス室に配設し、各室に換気装置を備えて、側方への排気により排熱を行うことが記載されている。
特開2004−111425号公報 特開2004−104075号公報
しかし、側方や後方への排気は、装着機の設置場所に制約を与える。例えば、側方へ排気する装着機は、複数の装着機を配列してラインを構成する際、装着機同士を近接させてラインの長さを短くすることを妨げる。また、前方への排気は作業者に不快感を与え、下方への排気は床面の埃等を巻き上げるため望ましくない。同様な問題は、上記装着システムの装着モジュールにおいても生じる。このように、従来の装着機や装着システムには未だ改良の余地がある。
本発明は以上の事情を背景として、設置場所の制約が少ないなど、実用性に優れた装着機あるいは装着システムを得ることを課題として為されたものである。
そして、本発明によって、(a)回路基板を基板搬送方向に搬送するとともに停止位置に停止させて保持する基板搬送保持装置と、(b)その基板搬送保持装置の片側に設けられて電子回路部品を供給する部品供給装置と、(c)その部品供給装置から電子回路部品を受け取って前記停止位置において基板搬送保持装置に保持された回路基板に装着する装着装置と、(d)それら基板搬送保持装置、部品供給装置および装着装置を支持する本体フレームとを含む複数のモジュールが、基板搬送方向に並べて配置され、それぞれの基板搬送保持装置により直接回路基板の受け渡しを行い、その回路基板にそれぞれ分担の電子回路部品を装着する電子回路部品装着システムであって、前記複数の装着モジュールの各々の本体フレームがベッドを含み、そのベッド内に各装着モジュールの電気制御装置が収納され、かつ、前記複数の装着モジュールの各々が、前記ベッド内の空気を、前記複数の装着モジュールから成る装着モジュール列の背面において、作業者が入り得ない大きさの隙間を隔てて互いに対向する状態で設置されることにより形成される排気通路を経て上向きに排出するベッド内空気排出装置を含むものが得られる。
本体フレームの下部を構成するベッドの内部は電気制御装置を収納するのに絶好のスペースであるが、実際に電気制御装置を収納すれば、ベッド内において多量の熱が発生することを避け得ない。電気制御装置の中にはコントローラのように温度が高くなると誤作動の生じ易いものがあるため、ベッドの排熱性を良好にすることは、電気制御装置自体のためにも必要である。さらに、ベッドは本体フレームの基礎を成すものであるため、ベッド自体の温度が高くなれば、本体フレームの熱歪みが大きくなり、装着機あるいは装着システムの電子回路部品の装着精度低下の原因になるため、ベッドの排熱性を良好にすることは精度確保のためにも重要な問題である。
その点、本発明に従えば、ベッド内で発生した熱を良好に装着機あるいは装着システムの外部に排出することができ、電気制御装置の誤作動を防止し、あるいは寿命を延長することができる。しかも、多量の熱を含んだ空気は、上下方向に延びる排気通路を経て本体フレームの上方へ排出されるため、装着機あるいは装着システムを、他の装着機や装着システムと近接させて設置することができ、工場内におけるレイアウトの自由度が向上し、作業スペースの有効利用を図ることが可能となる。また、上方へ排出された空気は比重が小さいため作業スペースの上方に集まり、作業スペース外へ容易に排気することができ、良好な作業環境を維持することが容易となる。
発明の態様
以下に本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。請求可能発明は、少なくとも請求の範囲に記載された発明である「本発明」ないし「本願発明」を含むが、本願発明の下位概念発明や、本願発明の上位概念発明あるいは別概念の発明を含むことがある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の甲の番号を引用する形で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためのものであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載、実施例の記載、従来技術等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。
なお、以下の各項において、(1)項が請求項1に相当し、(2)項が請求項2に、(3)項が請求項3に、(4)項が請求項4に、(5)項が請求項5に、(6)項が請求項6に、それぞれ相当する。
(1)(a)回路基板を搬送方向に搬送するとともに停止位置に停止させて保持する基板搬送保持装置と、(b)その基板搬送保持装置の片側に設けられて電子回路部品を供給する部品供給装置と、(c)その部品供給装置から電子回路部品を受け取って前記停止位置において前記基板搬送保持装置に保持された回路基板に装着する装着装置と、(d)それら基板搬送保持装置,部品供給装置および装着装置を支持する本体フレームとを含む複数の装着モジュールが、それら複数の装着モジュールの並び方向と交差する方向に移動可能に支持するベース上に前記搬送方向に並べて配置され、それぞれの前記基板搬送保持装置により直接回路基板の受け渡しを行い、その回路基板にそれぞれ分担の電子回路部品を装着する電子回路部品装着システムであって、
前記複数の装着モジュールの各々の本体フレームがベッドを含み、
前記ベッド内の空気を排出するベッド内空気排出装置と、前記ベース内の空気を排出するベース内空気排出装置とを電子回路部品装着システムが備え、
前記複数の装着モジュールと前記ベースの間の隙間を塞ぎ、ベッド内から排出された空気およびベース内から排出された空気の流入を防ぐ板を取り外し可能に取り付けたことを特徴とする電子回路部品装着システム。
装着モジュールとベースとの間の隙間を塞ぐことは、装着モジュールとベースから効率よく排熱を行う点で重要である。
(2)前記板を取り付けるボルト穴は搬送用ブラケット用のボルト穴と共通である(1)に記載の電子回路部品装着システム。
板を取り付けるためのボルト穴と搬送用ブラケット用のボルト穴と共通にすることで前記ベースの加工の際の工数を減らすことができる。
(3)前記装着モジュールと前記ベースの少なくとも一方の背面にはファンが設けられ、前記装着モジュールと前記ベースが対向する状態で設置されるときに、前記ファンが互いに向かい合わせになる場所に設けられることを特徴とする(1)または(2)に記載の電子回路部品装着システム。
互いに向かい合わせにすることで排出された空気を対向する装着モジュールやベースに対して直接吹きかけることなく上方へ向かわせることができる。
(4)前記ファンが斜め上向きに設けられることを特徴とする(3)に記載の電子回路部品装着システム。
斜め上向きにすることで上方へ向かわせる流れをより効果的にすることができる。
(5)前記装着モジュールと前記ベースの背面の両方にファンが設けられ、前記装着モジュールと前記ベースが対向する状態で設置されることにより前記装着モジュールから排出される空気流を利用して、ベースから排出される空気流を上方へ併せて排出することを特徴とする(3)または(4)に記載の電子回路部品装着システム。
(6)前記複数の装着モジュールから成る装着モジュール列の背面において、作業者が入り得ない大きさの隙間を隔てて互いに対向する状態で設置されることにより形成される排気通路を有し、該排気通路により空気を上方へ排出することを特徴とする(1)ないし(5)に記載の電子回路部品装着システム。
排熱を上方へ行うことにより、作業者が入り得ない大きさの隙間までモジュールを近づけて配置を行うことができる。このことは設置場所の制約を少なくしシステムの配置の自由度を高める点において重要である。
請求可能発明の一実施形態である装着システムの外観を示す斜視図である。 上記装着システムの構成要素である装着モジュールの構成を一部のカバーを除去して示す斜視図である。 上記装着モジュールにおける装着装置を取り出して示す斜視図である。 上記装着装置の構成要素である装着ヘッドの2例を示す斜視図である。 上記装着ヘッドの1例の内部構造を示す斜視図である。 上記装着モジュールのモジュール本体を、一部のカバーを除去して示す側面図である。 上記モジュール本体を、一部のカバーを除去して示す背面図である。 上記装着システムのベースの内部を概念的に示す斜視図である。 上記装着システムの別のベースの内部を概念的に示す斜視図である。 ファンの取り付け方を示す側面図である。 搬送用ブラケットの取り付け方を示す側面図である。 装着モジュールの並べ方を示した上面図である。
以下、請求可能発明の実施形態を、上記各図を参照しつつ説明する。なお、請求可能発明は、下記実施形態の他、上記〔発明の態様〕の項に記載した態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更を施した態様で実施することができる。
図1に、装着システムの外観を示す。本装着システムは、複数の装着モジュール10の2台ずつが、それぞれ共通で一体のベース12上に、互いに隣接して横並びに配列されて固定されたものが、さらに複数横並びに配列されることにより構成されている。複数の装着モジュール10はそれぞれ、請求可能発明の一実施形態である電子回路部品装着機に相当し、回路基板への電子回路部品の装着を分担し、並行して行う。
装着モジュール10については、例えば、特開2004−104075公報に詳細に記載されており、本請求可能発明に関係する部分以外の部分については簡単に説明する。
各装着モジュール10はそれぞれ、図2に示すように、本体フレームとしてのモジュール本体18,基板搬送装置20,基板保持装置22,部品供給装置24,装着装置26,基準マーク撮像装置28(図3参照),部品撮像装置30および電気制御装置32を備えている。
モジュール本体18は、図2に示すように、前後方向に長いベッド36と、そのベッド36の前端部および後端部からそれぞれ立ち上がった2本ずつの前コラム38および後コラム40と、それら4本のコラム38,40に支持されたクラウン42とを備えている。クラウン42は、強度部材であるビーム44とそのビーム44の上方を覆うカバー46とを備えている。
基板搬送装置20は、図2に示すように、2つの基板コンベヤ54,56を備え、ベッド36の、装着モジュール10の前後方向の中央部に設けられ、回路基板57を複数の装着モジュール10が並ぶ方向と平行な方向であって、水平な方向に搬送する。基板保持装置22は2つの基板コンベヤ54,56の各々について設けられ、後述するように、それぞれ回路基板57を下方から支持する支持部材および回路基板57の搬送方向に平行な両側縁部をそれぞれクランプするクランプ部材を備え、回路基板57をその電子回路部品が装着される装着面が水平となる姿勢で保持する。基板搬送装置20による回路基板57の搬送方向をX軸方向、基板保持装置22に保持された回路基板57の装着面に平行な平面である、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向とする。
部品供給装置24は、ベッド36の基板搬送装置20に対してY軸方向の一方の側であって、装着モジュール10の前面側に設けられている。部品供給装置24は、例えば、部品フィーダの一種であるテープフィーダ(以後、フィーダと略称する)58により電子回路部品を供給するものとされ、複数のフィーダ58と、それらフィーダ58が取り付けられるフィーダ支持台(図示省略)とを含む。複数のフィーダ58はそれぞれ、多数の電子回路部品をテープにより保持した状態で供給し、それぞれ異なる種類の電子回路部品を保持した複数のフィーダ58が、各々の部品供給部がX軸方向に沿って並ぶ状態でフィーダ支持台に取り付けられる。部品供給装置はトレイによって電子回路部品を供給する装置としてもよい。
装着装置26は、図2および図3に示すように、装着ヘッド60(60a,60b)と、その装着ヘッド60を移動させるヘッド移動装置62とを備えている。ヘッド移動装置62は、図3に示すように、X軸方向移動装置64およびY軸方向移動装置66を備えている。Y軸方向移動装置66は、モジュール本体18を構成するクラウン42に、部品供給装置24の部品供給部と基板保持装置22とに跨って設けられたリニアモータ70を備え、可動部材としてのY軸スライド72をY軸方向の任意の位置へ移動させる。X軸方向移動装置64はY軸スライド72上に設けられ、Y軸スライド72に対してX軸方向に移動させられるとともに、互いにX軸方向に相対移動させられる第1,第2X軸スライド74,76と、それらスライド74,76をそれぞれ、X軸方向に移動させるX軸スライド移動装置78(図3には第1X軸スライド74を移動させる移動装置のみが図示されている)とを備えている。2つのX軸スライド移動装置はそれぞれ、例えば、駆動源たる電動回転モータの一種であるサーボモータと、ボールねじおよびナットを含む送りねじ機構とを含むものとされ、X軸スライド74,76をX軸方向の任意の位置へ移動させる。
装着ヘッド60は、第2X軸スライド76に着脱自在に搭載され、ヘッド移動装置62により、部品供給装置24の部品供給部と基板保持装置22とに跨る移動領域である装着作業領域内の任意の位置へ移動させられる。装着ヘッド60は、部品保持具の一種である吸着ノズル86(86a,86b)によって電子回路部品を保持するものとされており、吸着ノズル86を保持し、保持具保持部を構成するノズルホルダの数を異にする複数種類の装着ヘッド60が用意され、電子回路部品が装着される回路基板57の種類に応じて選択的に第2X軸スライド76に取り付けられる。
例えば、図4(a)に示す装着ヘッド60aはノズルホルダ88aを1つ備え、吸着ノズル86aが1つ保持され、図4(b)に示す装着ヘッド60bはノズルホルダ88bを複数、例えば3個以上(図示の例では12個)備え、吸着ノズル86bが最大12個保持され得る。吸着ノズル86は吸着管90および背景形成板92を備え、吸着管90の部品吸着面の直径と、平面視の形状が円形を成す背景形成板92の直径との少なくとも一方を異にする複数種類の吸着ノズル86があり、吸着する電子回路部品の種類に応じて使い分けられる。吸着ノズル86aは吸着ノズル86bより部品吸着面および背景形成板92aの各直径が大きく、大形の電子回路部品の装着に使用される。
装着ヘッド60aにおいてノズルホルダ88aは、図示は省略するが、ヘッド本体に軸線方向であって鉛直方向に移動可能かつ自身の軸線まわりに回転可能に設けられ、ヘッド本体に設けられた移動装置である昇降装置および回転装置により昇降および回転させられる。装着ヘッド60bは、図5に示すように、ヘッド本体96に鉛直な回転軸線のまわりに回転可能に設けられた回転体100と、回転体100を正逆両方向に任意の角度回転させる回転体回転装置102とを備えた回転型ヘッドである。回転体100には、その回転軸線を中心とする一円周上に適宜の間隔、図示の装着ヘッド60bでは等角度を隔てた12の位置にそれぞれ、ノズルホルダ88bが回転体100の回転軸線に平行な方向に相対移動可能かつ自身の軸線まわりに回転可能に設けられ、それぞれ回転体100からの突出端部(装着ヘッド60が第二X軸スライド76に取り付けられた状態では下端部)において吸着ノズル86bを着脱可能に保持する。
12個のノズルホルダ88bは、回転体100の回転により、回転体100の回転軸線のまわりに旋回させられ、12個の停止位置の1つである部品吸着装着位置へ順次移動させられ、ヘッド本体96の部品吸着装着位置に対応する位置に設けられた移動装置である昇降装置104によって昇降させられる。ノズルホルダ88bはさらに、ヘッド本体96に設けられたホルダ回転装置106により、自身の軸線まわりに回転させられる。なお、前記基準マーク撮像装置28は、図3に示すように、第二X軸スライド76に搭載され、ヘッド移動装置62により装着ヘッド60と共に移動させられる。
前記電気制御装置32の大半はベッド36のベッド内室118に収納されており、一部が後述するようにベース12内部に収納されている。ベッド内室118には、図6に示すように、それぞれCPU、制御盤、サーボコントローラが収納されたCPUボックス120,コントローラボックス122,サーボボックス124等が収納されている。CPU,制御盤,サーボコントローラはいずれも作動に伴って熱を発生させるため、各ボックス120,122,124にはそれぞれ排気装置(図示省略)が設けられ、内部の加熱された空気がボックス外に、すなわちベッド内室118に排出される。ベッド内室118には強度確保等の必要に応じて複数の仕切壁126が設けられているが、これら仕切壁126には開口が設けられ、ベッド内室118での空気の流れを妨げないようにされている。
ベッド内室118へ排出された空気は、図6および図7に示すように、ベッド36の後端部の上壁に形成された2つの排気口128にそれぞれ設けられた2つのファン130によってベッド36の上方へ排出される。ベッド36の上面にはコラム支持台132が設けられ、そのコラム支持台132から2本の後コラム40が立ち上がらされている。図6においては、内部構造を理解し易くするために、カバーが外された状態が示されているが、実際には、コラム支持台132の両側方への開口が閉塞されている。
コラム支持台132内にはファン268が設けられ、ベッド36上方へ排出された空気を装着モジュール10の背面へ排出する。背面へ排出した空気は未だ相当程度の熱を帯びているため、排気通路262を上方へ向かって流れる。したがって、側方や下方へ熱を排出することを抑えつつ熱を排出することができる。
ベース12には、図7に示すように、ボルト272によってベース12と装着モジュール10の隙間を塞ぐ板274が取り付けられている。このボルト272を図11のように搬送ブラケット1101用のボルト穴に取り付けるようにしてもよい。板を取り付けることで、複数の装着モジュール10から成る装着モジュール列の背面において、作業者が入り得ない大きさの隙間を隔てて互いに対向する状態で設置されることにより形成される排気通路262から隙間へ入り込む空気の流れを抑え、排熱効率を高めることができる。ここで作業者が入り得ない距離とは0.5m以下の距離のことを言う。
図6、7に示すように装着モジュール10とベース200の少なくとも一方の背面にはファンが設けられている。また、図12に示すように、前記装着モジュール10と前記ベース200が対向する状態で設置されるときに、前記ファン268が互いに向かい合わせになる場所に設けられている。このようにファン268を互いに向かい合わせにすることで排出された空気を対向する装着モジュール10やベース200に対して直接吹きかけることなく上方へ向かわせることができる。さらに、図10のようにファン268が斜め上向きに設けられるとなおよい。このように、斜め上向きにすることで上方へ向かわせる流れをより効果的にすることができる。
前述のように、電気制御装置32の一部は、図8に代表的に示すバキュームポンプ166や、装着モジュール10をベース12に対して予め定められた位置に位置決めして固定する位置決め固定装置をはじめとする、装着モジュール10の運転のために必要な種々の補機と共に、ベース12内部のベース内室168に収納されている。例えば、CPU,制御盤が収納されたCPUボックス170,制御ボックス172等が収納されているのである。これらも作動に伴って熱を発生させるが、本実施形態においては、図7に示すように、この熱はベース12の背面に設けられたファン264によって排気通路262へ排出される。このときにファン268から排出された空気の流れによって空間266部分の圧が下がりその力がファン264から排出された空気を引き上げる。そしてファン268から排出された空気とファン264から排出された空気を併せて上方へ排気する。
なお、上記位置決め固定装置としては、例えば、装着モジュール10に設けられた位置決め穴と、ベース12に軸方向に移動可能に保持された位置決めピンおよびそれを軸方向に移動させて位置決め穴に嵌入,離脱させるエアシリンダとの組み合わせを採用することができる。
上記ベース12は、図1に示した装着モジュール10を2台ずつ支持するものである。これら2台の装着モジュール10は互いに近接して配置され、各装着モジュール10の基板搬送装置20間において、仲介の基板搬送装置を介することなく、直接回路基板57の受け渡しを行い得るようにされている。そのため、万一、装着モジュール10の内部において点検、整備等の作業者による作業が必要になった場合に、図1に示す作動位置に整列させられたままでは、それら作業を行うことができない。そのため、ベース12上にはガイドレール178が設けられ、各装着モジュール10には複数の車輪180(図6,7参照)が設けられ、各装着モジュールを互いに独立に前方へ引き出して作業を行い得るようにされている。補助の台車を使用すれば、装着モジュール10をベース12から取り外し、別の装着モジュール10と交換したり、配置換えしたりすることも可能である。なお、図8においては、ベース12の中央部の2本のガイドレール178およびそれの支持部材が除去されている。
図8に示したベース12は、2台の装着モジュール10を支持するものであるが、図9に示すように、4台の装着モジュール10を支持可能なベース184も準備されており、ベース12と共に、あるいはベース12に代えて使用することが可能である。このベース184は、ベース内室186内の空間利用の自由度が高いためにスペース効率がよく、図9に示すように、ベース12においては外部に設置されるトランス190も、CPUボックス192,制御ボックス194と共に、ベース内室186内に収納され得る。本ベース184においても排気は上方へ行われる。
また、装着モジュールも、図1に示した寸法のもののみならず、図示は省略するが、幅が2倍の装着モジュールも準備されている。この装着モジュールは、大形の電気部品を供給するフィーダ58や、トレイ型の部品供給装置の使用に適している。
なお、以上の説明において、加熱された空気の排出のみについて説明し、補給のための空気の吸入については説明しなかったが、これは、本実施形態においては、ベッド36にもベース12にも適度の隙間が形成されており、それら隙間から充分な量の空気が吸入されるからである。しかし、必要に応じて、吸気口を設け、あるいは吸気口とともに吸気用のファンを設けることも可能であり、それらを設ければ、ベッド36およびベース12の冷却性能を向上させることができる。また、CPU等、特に温度の影響を受け易いものの近傍に吸気口やファンを設ければ、冷却の目的を一層良好に果たすことができる。
10:装着モジュール 12:ベース 18:モジュール本体 20:基板搬送装置 22:基板保持装置 24:部品供給装置 26:装着装置 32:電気制御装置 36:ベッド 38:前コラム 40:後コラム 42:クラウン 44:ビーム 46:カバー 54、56:基板コンベヤ 57:回路基板 58:テープフィーダ(フィーダ) 60a,b:装着ヘッド 62:ヘッド移動装置 64:X軸方向移動装置 66:Y軸方向移動装置 70:リニアモータ 72:Y軸スライド 74:第1X軸スライド 76:第2X軸スライド 78:X軸スライド移動装置 86:吸着ノズル 118:ベッド内室 120:CPUボックス 122:制御ボックス 124:サーボボックス 128:排気口 130:ファン 132:コラム支持台 136:連通口 166:バキュームポンプ 170:CPUボックス 172:制御ボックス 178:ガイドレール 180:車輪 184:ベース 186:ベース内室 190:トランス 192:CPUボックス 194:制御ボックス 200:ベース 202:ベース内室 262:排気通路 264:ファン 266:空間 268:ファン 272:ボルト 274:板 1101:搬送用ブラケット

Claims (6)

  1. それぞれ、(a)回路基板を搬送方向に搬送するとともに停止位置に停止させて保持する基板搬送保持装置と、(b)その基板搬送保持装置の片側に設けられて電子回路部品を供給する部品供給装置と、(c)その部品供給装置から電子回路部品を受け取って前記停止位置において前記基板搬送保持装置に保持された回路基板に装着する装着装置と、(d)それら基板搬送保持装置,部品供給装置および装着装置を支持する本体フレームとを含む複数の装着モジュールが、それら複数の装着モジュールの並び方向と交差する方向に移動可能に支持するベース上に前記搬送方向に並べて配置され、それぞれの前記基板搬送保持装置により直接回路基板の受け渡しを行い、その回路基板にそれぞれ分担の電子回路部品を装着する電子回路部品装着システムであって、
    前記複数の装着モジュールの各々の本体フレームがベッドを含み、
    前記ベッド内の空気を排出するベッド内空気排出装置と、前記ベース内の空気を排出するベース内空気排出装置とを電子回路部品装着システムが備え、
    前記複数の装着モジュールと前記ベースの間の隙間を塞ぎ、ベッド内から排出された空気およびベース内から排出された空気の流入を防ぐ板を取り外し可能に取り付けたことを特徴とする電子回路部品装着システム。
  2. 前記板を取り付けるボルト穴は搬送用ブラケット用のボルト穴と共通である請求項1に記載の電子回路部品装着システム。
  3. 前記装着モジュールと前記ベースの少なくとも一方の背面にはファンが設けられ、前記装着モジュール及び前記ベースが対向する状態で設置されるときに、前記ファンが互いに向かい合わせになる場所に設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子回路部品装着システム。
  4. 前記ファンが斜め上向きに設けられることを特徴とする請求項3に記載の電子回路部品装着システム。
  5. 前記装着モジュールと前記ベースの背面の両方にファンが設けられ、前記装着モジュールと前記ベースが対向する状態で設置されることにより前記装着モジュールから排出される空気流を利用して、ベースから排出される空気流を上方へ併せて排出することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の電子回路部品装着システム。
  6. 前記複数の装着モジュールから成る装着モジュール列の背面において、作業者が入り得ない大きさの隙間を隔てて互いに対向する状態で設置されることにより形成される排気通路を有し、該排気通路により空気を上方へ排出することを特徴とする請求項1ないし請求項5に記載の電子回路部品装着システム。
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