JP2012042843A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高コスト化及び走査精度の低下を招くことなく、小型化を図ることができる光走査装置を提供する。
【解決手段】 2つの光源、各光源の偏向器前光学系、ポリゴンミラー2104A、2つの走査レンズ(2105a、2105b)、5枚の折り返しミラー(2106a、2106b、2108a、2108b、2109b)、2枚の防塵ガラス(2110a、2110b)などを備えている。そして、走査レンズ2105bの前段に折り返しミラー2106bが配置され、後段に折り返しミラー2108b及び折り返しミラー2109bが配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、光走査装置及び画像形成装置に係り、更に詳しくは、複数の被走査面を光によって走査する光走査装置、及び該光走査装置を備える画像形成装置に関する。
電子写真の画像記録では、レーザを用いた画像形成装置が広く用いられている。この場合、画像形成装置は光走査装置を備え、感光性を有するドラム(以下では、「感光体ドラム」という)の軸方向に光偏向器を用いてレーザ光を走査しつつ、ドラムを回転させ、ドラムの表面に潜像を形成する方法が一般的である。
近年、画像形成装置において、出力画像のカラー化が進み、感光体ドラムを複数(通常は4つ)有するタンデム方式の画像形成装置が普及してきている。そして、それに伴って、画像形成装置の小型化への要求が高まってきた。そこで、画像形成装置の一部を構成する光走査装置の小型化が種々提案された(例えば、特許文献1〜特許文献4参照)。
しかしながら、特許文献1〜特許文献4に開示されている光走査装置では、複数の感光体ドラムにおける間隔(ピッチ)を狭くすると、コストアップや走査精度の低下を招くおそれがあった。
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、高コスト化や走査精度の低下を招くことなく、小型化を図ることができる光走査装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、高コスト化や画像品質の低下を招くことなく、小型化を図ることができる画像形成装置を提供することにある。
本発明は、第1の観点からすると、少なくとも2つの被走査体を個別に主走査方向に光走査する光走査装置であって、第1光束及び第2光束を含む複数の光束を射出する照明系と;回転軸まわりに回転する複数の偏向面を有し、前記照明系からの前記第1光束及び前記第2光束を異なる偏向面で偏向する光偏向器と;前記第1光束に対応する第1の走査レンズ、前記第2光束に対応する第2の走査レンズ、及び複数の折り返しミラーを含み、前記光偏向器で偏向された前記第1光束及び前記第2光束を対応する被走査体に導く走査光学系と;を備え、前記走査光学系は、前記第1の走査レンズ及び前記第2の走査レンズの少なくとも一方の前段と後段の両方に折り返しミラーが配置されていることを特徴とする光走査装置である。
これによれば、高コスト化や走査精度の低下を招くことなく、小型化を図ることができる。
本発明は、第2の観点からすると、複数の像担持体と;前記複数の像担持体に対して画像情報に応じて変調された光を用いて光走査する本発明の光走査装置と;を備える画像形成装置である。
これによれば、本発明の光走査装置を備えているため、結果として、高コスト化や画像品質の低下を招くことなく、小型化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るカラープリンタの概略構成を説明するための図である。 図1における光走査装置2010Aの構成を説明するための図(その1)である。 図1における光走査装置2010Aの構成を説明するための図(その2)である。 図4(A)〜図4(C)は、それぞれ光源に含まれるLDアレイを説明するための図である。 走査レンズの各光学面の形状を説明するための図である。 主な光学素子の配置例を説明するための図(その1)である。 主な光学素子の配置例を説明するための図(その2)である。 各折り返しミラーの大きさ、姿勢、配置位置を説明するための図である。 各折り返しミラーの副走査対応方向の長さを説明するための図である。 図10(A)及び図10(B)は、それぞれ折り返しミラー2106bの取付誤差の影響を説明するための図である。 図11(A)〜図11(C)は、それぞれカップリングレンズのシフトの影響を説明するための図である。 折り返しミラー2109bの調整機構を説明するための図(その1)である。 折り返しミラー2109bの調整機構を説明するための図(その2)である。 図14(A)及び図14(B)は、それぞれイモネジ101による折り返しミラー2109bの調整を説明するための図である。 イモネジ102による折り返しミラー2109bの調整を説明するための図である。 折り返しミラー2109bの形状調整機構を説明するための図(その1)である。 折り返しミラー2109bの形状調整機構を説明するための図(その2)である。 折り返しミラー2109bの調整の効果を説明するための図である。 図18の縦軸のスケールを変更(拡大)した図である。 図18及び図19の一部を抽出した図である。 折り返しミラー2106bの折り返し角を説明するための図である。 図1における光走査装置2010Bの構成を説明するための図(その1)である。 図1における光走査装置2010Bの構成を説明するための図(その2)である。 光走査装置2010Aの変形例を説明するための図である。 図24における各折り返しミラーの姿勢、配置位置を説明するための図である。 光走査装置2010Bの変形例を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図23に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係るカラープリンタ2000の概略構成が示されている。
このカラープリンタ2000は、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を重ね合わせて多色のカラー画像を形成するタンデム方式のカラープリンタであり、4つの感光体ドラム(K1、C1、M1、Y1)、4つのドラム帯電装置(K2、C2、M2、Y2)、4つの現像装置(K4、C4、M4、Y4)、4つのドラムクリーニング装置(K5、C5、M5、Y5)、4つの転写装置(K6、C6、M6、Y6)、2つの光走査装置(2010A、2010B)、ベルト帯電装置2030、ベルト分離装置2031、ベルト除電装置2032、搬送ベルト2040、ベルトクリーニング装置2042、定着装置2050、給紙コロ2054、レジストローラ対2056、排紙ローラ2058、給紙トレイ2060、通信制御装置2080、及び上記各部を統括的に制御するプリンタ制御装置2090などを備えている。
なお、本明細書では、XYZ3次元直交座標系において、各感光体ドラムの長手方向に沿った方向をY軸方向、4つの感光体ドラムの配列方向に沿った方向をX軸方向として説明する。
通信制御装置2080は、ネットワークなどを介した上位装置(例えばパソコン)との双方向の通信を制御する。
プリンタ制御装置2090は、通信制御装置2080を介して受信した上位装置からのブラック画像情報及びシアン画像情報を光走査装置2010Aに通知するとともに、マゼンタ画像情報及びイエロー画像情報を光走査装置2010Bに通知する。
感光体ドラムK1、ドラム帯電装置K2、現像装置K4、ドラムクリーニング装置K5、及び転写装置K6は、組として使用され、ブラックの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Kステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラムC1、ドラム帯電装置C2、現像装置C4、ドラムクリーニング装置C5、及び転写装置C6は、組として使用され、シアンの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Cステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラムM1、ドラム帯電装置M2、現像装置M4、ドラムクリーニング装置M5、及び転写装置M6は、組として使用され、マゼンタの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Mステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラムY1、ドラム帯電装置Y2、現像装置Y4、ドラムクリーニング装置Y5、及び転写装置Y6は、組として使用され、イエローの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Yステーション」ともいう)を構成する。
各感光体ドラムはいずれも、その表面に感光層が形成されている。すなわち、各感光体ドラムの表面がそれぞれ被走査面である。なお、各感光体ドラムは、不図示の回転機構により、図1における面内で矢印方向に回転するものとする。また、4つの感光体ドラムのX軸方向に関する中心間距離(配列間隔)は70mmである。
各ドラム帯電装置は、対応する感光体ドラムの表面をそれぞれ均一に帯電させる。
光走査装置2010Aは、プリンタ制御装置2090からのブラック画像情報に基づいて変調された光ビームを、ドラム帯電装置K2によって帯電された感光体ドラムK1の表面に照射し、プリンタ制御装置2090からのシアン画像情報に基づいて変調された光ビームを、ドラム帯電装置C2によって帯電された感光体ドラムC1の表面に照射する。
光走査装置2010Bは、プリンタ制御装置2090からのマゼンタ画像情報に基づいて変調された光ビームを、ドラム帯電装置M2によって帯電された感光体ドラムM1の表面に照射し、プリンタ制御装置2090からのイエロー画像情報に基づいて変調された光ビームを、ドラム帯電装置Y2によって帯電された感光体ドラムY1の表面に照射する。
これにより、各感光体ドラムの表面では、光が照射された部分だけ電荷が消失し、画像情報に対応した潜像が各感光体ドラムの表面にそれぞれ形成される。ここで形成された潜像は、感光体ドラムの回転に伴って対応する現像装置の方向に移動する。なお、光走査装置2010A及び光走査装置2010Bの構成については後述する。
現像装置K4は、感光体ドラムK1の表面に形成された潜像にブラックのトナーを付着させて顕像化させる。
現像装置C4は、感光体ドラムC1の表面に形成された潜像にシアンのトナーを付着させて顕像化させる。
現像装置M4は、感光体ドラムM1の表面に形成された潜像にマゼンタのトナーを付着させて顕像化させる。
現像装置Y4は、感光体ドラムY1の表面に形成された潜像にイエローのトナーを付着させて顕像化させる。
各現像装置によってトナーが付着した像(以下、便宜上「トナー画像」という)は、感光体ドラムの回転に伴って対応する転写装置の方向に移動する。
各ドラムクリーニング装置は、対応する感光体ドラムの表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。残留トナーが除去された感光体ドラムの表面は、再度対応する帯電装置に対向する位置に戻る。
給紙トレイ2060には記録紙が格納されている。この給紙トレイ2060の近傍には給紙コロ2054が配置されており、該給紙コロ2054は、記録紙を給紙トレイ2060から1枚ずつ取り出し、レジストローラ対2056に搬送する。該レジストローラ対2056は、所定のタイミングで記録紙を搬送ベルト2040に向けて送り出す。
ベルト帯電装置2030は、搬送ベルト2040の表面を帯電させる。これにより、記録紙が搬送ベルト2040の表面に静電吸着される。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー画像は、所定のタイミングで、対応する転写装置によって搬送ベルト2040上の記録紙に順次転写され、重ね合わされて多色のカラー画像となる。
ベルト分離装置2031は、搬送ベルト2040上に静電吸着されている記録紙の吸着を解除する。そして、各トナー画像が転写された記録紙は、定着装置2050に送られる。
定着装置2050では、熱と圧力とが記録紙に加えられ、これによって各トナー画像が記録紙上に定着される。この記録紙は、排紙ローラ2058を介して排紙トレイに送られ、排紙トレイ上に順次スタックされる。
ベルト除電装置2032は、搬送ベルト2040の表面を除電する。
ベルトクリーニング装置2042は、搬送ベルト2040の表面に付着している異物を除去する。
次に、前記光走査装置2010Aの構成について説明する。
光走査装置2010Aは、一例として図2及び図3に示されるように、2つの光源(2200a、2200b)、2つのカップリングレンズ(2201a、2201b)、2つの開口板(2202a、2202b)、2つのシリンドリカルレンズ(2204a、2204b)、ポリゴンミラー2104A、2つの走査レンズ(2105a、2105b)、5枚の折り返しミラー(2106a、2106b、2108a、2108b、2109b)、2枚の防塵ガラス(2110a、2110b)、及び不図示の走査制御装置などを備えている。そして、これらは、光学ハウジング2300A(図2では図示省略、図3参照)の所定位置に組み付けられている。
なお、以下では、便宜上、主走査方向に対応する方向を「主走査対応方向」と略述し、副走査方向に対応する方向を「副走査対応方向」と略述する。
光源2200aと光源2200bは、X軸方向に関して離れた位置に配置されている。そして、各光源は、発振波長が659nmの2つの発光部を有するLD(Laser Diode)アレイを含んでいる(図4(A)参照)。該2つの発光部の間隔dは30μmである。また、各発光部における光束の発散角は、2つの発光部を水平に並べたとき、横方向が19°(半値全角)、縦方向が9°(半値全角)である。
各光源は、その略中心を通りY軸に平行な軸まわりに回動可能であり、感光体ドラム表面に形成される潜像の画素密度が600dpiに対応するように、すなわち、感光体ドラム表面における副走査方向に関するビーム間隔(ビームピッチ)が約42.3μmになるように(図4(B)参照)、回転調整されている。ここでは、2つの発光部を結ぶ線分がX軸方向に対して74.6°傾斜するように回転調整されている(図4(C)参照)。2つの発光部からは、−Y方向に光束が射出される。
カップリングレンズ2201aは、光源2200aから射出された光束(以下では、「光束LBa」ともいう。)の光路上に配置されている。
カップリングレンズ2201bは、光源2200bから射出された光束(以下では、「光束LBb」ともいう。)の光路上に配置されている。
各カップリングレンズは、焦点距離が27mm、波長659nmの光に対する屈折率が1.6935のガラス製レンズであり、対応する光源からの光束を収束光束にカップリングする。そして、各カップリングレンズは、該カップリングレンズからの距離が1376mmのところで集光点をもつように位置調整されている。
開口板2202aは、開口部を有し、カップリングレンズ2201aを介した光束LBaを整形する。
開口板2202bは、開口部を有し、カップリングレンズ2201bを介した光束LBbを整形する。
各開口板の開口部は、X軸方向に関する長さが2.04mm、Z軸方向に関する長さが1.90mmの長方形状あるいは楕円形状の開口部である。そして、各開口板は、開口部の中心が、対応するカップリングレンズの焦点位置近傍に位置するように配置されている。
シリンドリカルレンズ2204aは、開口板2202aの開口部を通過した光束LBaを、ポリゴンミラー2104Aの偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像する。
シリンドリカルレンズ2204bは、開口板2202bの開口部を通過した光束LBbを、ポリゴンミラー2104Aの偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像する。
各シリンドリカルレンズは、焦点距離が47.0mm、波長659nmの光に対する屈折率が1.5278の樹脂製レンズである。
カップリングレンズ2201aと開口板2202aとシリンドリカルレンズ2204aとからなる光学系は、光源2200aの偏向器前光学系である。
カップリングレンズ2201bと開口板2202bとシリンドリカルレンズ2204bとからなる光学系は、光源2200bの偏向器前光学系である。
ポリゴンミラー2104Aは、Z軸に対して8°傾斜している軸まわりに回転する5面鏡を有し、各鏡がそれぞれ偏向反射面となる。すなわち、ポリゴンミラー2104Aは、5枚の偏向反射面を有している。上記5面鏡の外形は、半径13mmの円に内接する正五角形である。
ここでは、シリンドリカルレンズ2204aからの光束LBaは、回転中心よりも−X側に位置する偏向反射面に入射し、シリンドリカルレンズ2204bからの光束LBbは、回転中心よりも+X側に位置する偏向反射面に入射する。
そして、シリンドリカルレンズ2204aからの光束LBaは、ポリゴンミラー2104Aの−X側に偏向され、シリンドリカルレンズ2204bからの光束LBbは、ポリゴンミラー2104Aの+X側に偏向される。
走査レンズ2105aは、ポリゴンミラー2104Aで偏向された光束LBaの光路上に配置されている。
折り返しミラー2106aは、走査レンズ2105aを介した光束LBaの光路上に配置されている。
折り返しミラー2108aは、折り返しミラー2106aを介した光束LBaの光路上に配置されている。
そこで、ポリゴンミラー2104Aで偏向された光束LBaは、走査レンズ2105a、折り返しミラー2106a、折り返しミラー2108a、及び防塵ガラス2110aを介して、感光体ドラムK1に照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104Aの回転に伴って感光体ドラムK1の長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラムK1上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラムK1での「主走査方向」であり、感光体ドラムK1の回転方向が、感光体ドラムK1での「副走査方向」である。
折り返しミラー2106bは、ポリゴンミラー2104Aで偏向された光束LBbの光路上に配置されている。
走査レンズ2105bは、折り返しミラー2106bを介した光束LBbの光路上に配置されている。
折り返しミラー2108bは、走査レンズ2105bを介した光束LBbの光路上に配置されている。
折り返しミラー2109bは、折り返しミラー2108bを介した光束LBbの光路上に配置されている。
そこで、ポリゴンミラー2104Aで偏向された光束LBbは、折り返しミラー2106b、走査レンズ2105b、折り返しミラー2108b、折り返しミラー2109b、及び防塵ガラス2110bを介して、感光体ドラムC1に照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104Aの回転に伴って感光体ドラムC1の長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラムC1上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラムC1での「主走査方向」であり、感光体ドラムC1の回転方向が、感光体ドラムC1での「副走査方向」である。
ところで、各感光体ドラムにおける画像情報が書き込まれる主走査方向の走査領域は「有効走査領域」、「画像形成領域」、あるいは「有効画像領域」などと呼ばれている。
ポリゴンミラー2104Aと各感光体ドラムとの間の光路上に配置される光学系は、走査光学系とも呼ばれている。
本実施形態では、走査レンズ2105aと該走査レンズ2105aの後段に配置された2枚の折り返しミラー(2106a、2108a)と防塵ガラス2110aとからKステーションの走査光学系が構成されている。
また、走査レンズ2105bと該走査レンズ2105bの前段に配置された折り返しミラー2106bと該走査レンズ2105bの後段に配置された2枚の折り返しミラー(2108b、2109b)と防塵ガラス2110bとからCステーションの走査光学系が構成されている。
各走査レンズは、波長659nmの光に対する屈折率が1.530の樹脂製レンズであり、中心(光軸上)の肉厚が13.8mmである。
各走査レンズの各光学面(入射光学面、射出光学面)の形状は、次の(1)式及び(2)式で表される。
Figure 2012042843
Figure 2012042843
上記(1)式及び(2)式では、主走査対応方向に関する光軸からの距離をyとし、副走査対応方向に関する光軸からの距離をzとしている。そして、光軸を含み、主走査対応方向に平行な断面である「主走査断面」内の近軸曲率半径をRm(=1/Cm)、光軸を含み、主走査断面に直交する「副走査断面」内の近軸曲率半径をRsとしている。また、A、B、C、…は主走査対応方向に関する形状の非球面係数であり、a、b、c、…は副走査対応方向に関する形状の非球面係数である。
各走査レンズにおけるRm、Rs、及び各係数の具体例(単位はmm)が図5に示されている。
各ステーションにおける走査光学系のみの副走査倍率は、−3.66倍である。そして、各感光体ドラム表面での光スポットの大きさの設計値は、主走査方向で65μm、副走査方向で75μmである。
各防塵ガラスは、波長659nmの光に対する屈折率が1.530、肉厚が1.9mmのガラス板である。
また、主な光学素子の配置位置の具体例が図6及び図7に示されている。そして、有効走査領域の長さは220mmであり、該有効走査領域内を光走査するときのポリゴンミラー2104Aの回転角は48度であり、画角は96度である。
各折り返しミラーに関する設計値の例が図8に示されている。折り返しミラー2106bは、他の折り返しミラーに比べて、副走査対応方向の長さが長い(図9参照)。また、折り返しミラー2106bは、他の折り返しミラーに比べて、取付誤差に対する許容度が狭い。この折り返しミラー2106bに関して、副走査対応方向の折り返し角度が設計値に対して0.24°異なって取り付けられたときの、感光体ドラム表面でのビームスポット径の太り量が図10(A)及び図10(B)に「調整前」として示されている。このとき、カップリングレンズ2201bの副走査対応方向に関する位置を0.08mmシフトさせると、図10(A)及び図10(B)に「調整後」として示されているように、ビームスポット径の太り量を小さくすることができる。しかしながら、カップリングレンズの副走査対応方向に関する位置をシフトさせると、感光体ドラム表面における副走査方向に関する光スポットの位置が大きく変化する(図11(A)〜図11(C)参照)。一方、折り返しミラー2108b及び折り返しミラー2109bについては、副走査対応方向の折返し角度が設計値に対して異なっていても、ビームスポット径には影響せず、感光体ドラム表面における副走査方向に関する光スポットの位置が変化するのみである。そこで、ここでは、折り返しミラー2109bは、副走査対応方向の折返し角度が調整可能な構成になっている。
折り返しミラー2109bは、一例として図12及び図13に示されるように、ミラー面でないほうの面(裏面)が板バネ104で押圧され、ミラー面が2つのイモネジ(101、102)及び1つのピン部材103に突き当てられることによって保持されている。イモネジ101は、折り返しミラー2109bの主走査対応方向の一側端部に対向する位置に設けられ、イモネジ102及びピン部材103は、折り返しミラー2109bの主走査対応方向の他側端部に対向する位置に、副走査対応方向に離れて設けられている。なお、副走査対応方向に関して、イモネジ101は、イモネジ102とピン部材103の略中間に位置している。
イモネジ101は、取付部材105aを介して光学ハウジング2300Aに保持されている。イモネジ102とピン部材103は、取付部材105bを介して光学ハウジング2300Aに保持されている。板バネ104は、不図示の取付部材を介して光学ハウジング2300Aに保持されている。なお、図12では、分かりやすくするため、取付部材105a及び取付部材105bの図示を省略している。
取付部材105aには、イモネジ101が挿入されるねじ穴が形成されており、イモネジ101の突出量を調整することができる。また、取付部材105bには、イモネジ102が挿入されるねじ穴が形成されており、イモネジ102の突出量を調整することができる。なお、各イモネジの突出量の調整には、レンチなどの治具及びアクチュエータのいずれを用いても良い。
そこで、イモネジ101の突出量を調整することにより、一例として図14(A)及び図14(B)に示されるように、イモネジ102の先端とピン部材103の先端とを結ぶ線を軸として、該軸まわりに折り返しミラー2109bを回動させることができる。この場合は、感光体ドラム表面における走査線の傾きを変化させることが可能である。
また、イモネジ102の突出量を調整することにより、一例として図15に示されるように、イモネジ101の先端とピン部材103の先端とを結ぶ線を軸として、該軸まわりに折り返しミラー2109bを回動させることができる。この場合は、折り返しミラー2109bにおける折り返し角を変化させることが可能である。
ところで、副走査方向に関する光スポットの位置の調整は、例えば、被走査面に対応する位置に主走査方向に並べた受光手段(例えば、CCDカメラ)により算出された受光位置が所望の位置になるように各イモネジの突出量を調整する。
さらに、折り返しミラー2109bには、走査線の曲がりを調整するための形状調整機構150が設けられている(図16及び図17参照)。
この形状調整機構150は、折り返しミラー2109bを保持する保持部材151、及び調節ねじ152を有している。
該保持部材151は、Y軸方向に長いチャンネル曲げされた(断面がコの字)板金部材であり、Y軸方向における両端部の内側に受け面が設けられている。また、この保持部材151には、Y軸方向に関する中央部にねじ穴が設けられ、該ねじ穴に調節ねじ152が螺合されている。
そして、調節ねじ152をねじ込むと、折り返しミラー2109bは背面から押圧され、湾曲するようになっている。このように、折り返しミラー2109bを湾曲させて走査線の曲がりを調整する。なお、調節ねじ152は、不図示のステッピングモータによって回転されるようになっている。そこで、該ステッピングモータを駆動制御することにより、折り返しミラーを湾曲させて、走査線の曲がりを調整することができる。なお、該ステッピングモータの駆動制御は、プリンタ制御装置2090あるいは走査制御装置によって行われる。
折り返しミラー2109bの調整によって得られる効果が図18〜図20に示されている。なお、図19は、図18における縦軸のスケールを変更(拡大)した図である。調整をする前の状態(初期状態)では、部品のばらつきや取付誤差などによって、副走査方向に関する光スポットの位置は、設計位置に対して1.8mm程度ずれてしまう。本実施形態では、折り返しミラー2109bにおける折返し角調整、走査線の曲がり調整、及び走査線の傾き調整によって、副走査方向に関する光スポットの位置ずれ量を0.05mm程度に近づけることができる。このときの折り返しミラー2109bの調整量は、折返し角調整が0.5°、傾き調整(主走査対応方向に回転)が0.05°、撓み調整量(調節ねじ152の送り量)は65μmであった。
また、図21に示されるように、折り返しミラー2106bの折返し角αは、128.8度と鈍角になっている。折返し角αを鈍角にすることで、光走査装置2010Aの厚さを小さくすることができる。なお、折返し角αを鋭角にしようとすると、折返し前の光束と走査レンズとが干渉しない角度に設定しなくてはならないため、厚さを小さくすることは困難である。
ポリゴンミラーを挟んで対向している2つの画像形成ステーションにおいて、同様な光学特性の走査レンズが用いられていると、ポリゴンミラーから被走査面までの光路長を2つの画像形成ステーションで合わせる必要がある。走査レンズの前段にある折り返しミラーの折返し角を鋭角にし、折返し前の光束と走査レンズとが干渉しないレイアウトにすると、光路長が伸びてしまうため、折り返しミラーの枚数が増えたり、光走査装置の大型化を招く。そこで、走査レンズの前段にある折り返しミラーの折返し角は鈍角にするのが好ましい。
次に、前記光走査装置2010Bの構成について説明する。
光走査装置2010Bは、一例として図22及び図23に示されるように、2つの光源(2200c、2200d)、2つのカップリングレンズ(2201c、2201d)、2つの開口板(2202c、2202d)、2つのシリンドリカルレンズ(2204c、2204d)、ポリゴンミラー2104B、2つの走査レンズ(2105c、2105d)、5枚の折り返しミラー(2106c、2106d、2108c、2108d、2109d)、2枚の防塵ガラス(2110c、2110d)、及び不図示の走査制御装置などを備えている。そして、これらは、光学ハウジング2300B(図22では図示省略、図23参照)の所定位置に組み付けられている。
光源2200c及び光源2200dは、前述した光走査装置2010Aの各光源と同様な光源である。
また、各カップリングレンズ、各開口板、各シリンドリカルレンズ、ポリゴンミラー2104B、各走査レンズ、各防塵ガラスは、前述した光走査装置2010Aの各カップリングレンズ、各開口板、各シリンドリカルレンズ、ポリゴンミラー2104A、各走査レンズ、各防塵ガラスと同様であり、同様に配置されている。
光源2200cから射出された光束(以下では、「光束LBc」ともいう。)は、カップリングレンズ2201c、開口板2202c、シリンドリカルレンズ2204cを介してポリゴンミラー2104Bに入射する。
光源2200dから射出された光束(以下では、「光束LBd」ともいう。)は、カップリングレンズ2201d、開口板2202d、シリンドリカルレンズ2204dを介してポリゴンミラー2104Bに入射する。
走査レンズ2105cは、ポリゴンミラー2104Bで偏向された光束LBcの光路上に配置されている。
折り返しミラー2106cは、走査レンズ2105cを介した光束LBcの光路上に配置されている。
折り返しミラー2108cは、折り返しミラー2106cを介した光束LBcの光路上に配置されている。
そこで、ポリゴンミラー2104Bで偏向された光束LBcは、走査レンズ2105c、折り返しミラー2106c、折り返しミラー2108c、及び防塵ガラス2110cを介して、感光体ドラムM1に照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104Bの回転に伴って感光体ドラムM1の長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラムM1上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラムM1での「主走査方向」であり、感光体ドラムM1の回転方向が、感光体ドラムM1での「副走査方向」である。
折り返しミラー2106dは、ポリゴンミラー2104Bで偏向された光束LBdの光路上に配置されている。
走査レンズ2105dは、折り返しミラー2106dを介した光束LBdの光路上に配置されている。
折り返しミラー2108dは、走査レンズ2105dを介した光束LBdの光路上に配置されている。
折り返しミラー2109dは、折り返しミラー2108dを介した光束LBdの光路上に配置されている。
そこで、ポリゴンミラー2104Bで偏向された光束LBdは、折り返しミラー2106d、走査レンズ2105d、折り返しミラー2108d、折り返しミラー2109d、及び防塵ガラス2110dを介して、感光体ドラムY1に照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104Bの回転に伴って感光体ドラムY1の長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラムY1上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラムY1での「主走査方向」であり、感光体ドラムY1の回転方向が、感光体ドラムY1での「副走査方向」である。
ここでは、走査レンズ2105cと該走査レンズ2105cの前段に配置された折り返しミラー2106cと該走査レンズ2105cの後段に配置された2枚の折り返しミラー(2108c、2109c)と防塵ガラス2110cとからMステーションの走査光学系が構成されている。
また、走査レンズ2105dと該走査レンズ2105dの後段に配置された2枚の折り返しミラー(2106d、2108d)と防塵ガラス2110dとからYステーションの走査光学系が構成されている。
そして、折り返しミラー2109dは、前述した光走査装置2010Aの折り返しミラー2109bと同様に、折り返し角、走査線の傾き、及び走査線の曲がりが調整可能な構成になっている。そして、折り返しミラー2109dは、折り返しミラー2109bと同様にして調整されている。
以上説明したように、本実施形態に係る光走査装置2010Aによると、2つの光源(2200a、2200b)、各光源の偏向器前光学系、ポリゴンミラー2104A、2つの走査レンズ(2105a、2105b)、5枚の折り返しミラー(2106a、2106b、2108a、2108b、2109b)、2枚の防塵ガラス(2110a、2110b)などを備えている。
そして、走査レンズ2105bの前段に折り返しミラー2106bが配置され、後段に折り返しミラー2108b及び折り返しミラー2109bが配置されている。
ところで、走査レンズが1枚構成のときは、該走査レンズの後段に折り返しミラーを配置するのが一般的であるが、感光体ドラムの配列間隔が狭い場合、折り返しミラーと走査レンズの距離が縮まり、レイアウト的に限界がある。また、走査レンズをポリゴンミラーに近づけすぎると、走査光学系の副走査方向の横倍率が大きくなり、各種光学特性が劣化する。そこで、本実施形態のように、走査レンズの前段に折り返しミラーを配置することにより、感光体ドラムの配列間隔が狭い場合においても、副走査方向の横倍率を大きくすることなく、光走査装置のX軸方向の長さを小さくすることができる。なお、走査レンズの前段のみに折り返しミラーがあるレイアウトでは、光走査装置と感光体ドラムとの距離が決まると、光路長が決まってしまい、レイアウトの変更や他機種への展開の自由度が少ない。そのため、走査レンズの後段にも折り返しミラーを置くことで、光路長を変えることなくレイアウトの自由度を向上することができる。
また、折り返しミラー2109bにおける折り返し角を調整する調整機構を備えているため、走査レンズ2105bの前段に配置されている折り返しミラー2106bの取付誤差の影響を効果的に補正することができる。
また、Kステーションの走査光学系では、走査レンズ2105aの後段にのみ折り返しミラーが配置されているため、各種収差や光スポットの位置ずれが小さく、視認性の高いブラック画像を精度良く形成することができる。
また、ポリゴンミラー2104Aの回転軸は、Z軸方向に対して8°傾斜しているため、光走査装置2010AのX軸方向の長さを小さくすることができる。
また、Cステーションの走査光学系では、副走査対応方向に関して、折り返しミラー2106bは、他の折り返しミラーよりも長さが長い。走査レンズの後段に配置された折り返しミラーは、取付誤差があると、主として光スポットの位置ずれを招く。一方、走査レンズの前段に配置された折り返しミラーは、取付誤差があると、走査レンズに入射する位置が変わるため、光スポットの位置ずれのほかに光スポットにおける径の太りを招く。特に副走査対応方向に関して取付誤差があると、該折り返しミラーからの光束が走査レンズに斜入射してしまうため、光スポットの径の太りに大きく影響する。そこで、取付誤差を低減するために、走査レンズの前段に配置される折り返しミラーの副走査対応方向の長さを長くすることで、取付誤差による折り返し角のばらつきを低減することができる。
また、折り返しミラー2106bは、折り返し角が90°よりも大きいため、光走査装置2010AのZ軸方向の長さを小さくすることができる。
また、折り返しミラー2106bとポリゴンミラー2104Aとの間隔(ここでは、22mm)は、感光体ドラムの配列間隔の1/2倍(ここでは、35mm)よりも小さいため、X軸方向に沿って、光走査装置2010Aを複数個配置することができる。
この場合は、高コスト化及び走査精度の低下を招くことなく、小型化を図ることができる。
また、本実施形態に係る光走査装置2010Bによると、光走査装置2010Aと同様な構成を有しているため、光走査装置2010Aと同様な効果を得ることができる。
そして、本実施形態に係るカラープリンタ2000によると、光走査装置2010A及び光走査装置2010Bを備えているため、結果として、高コスト化及び画像品質の低下を招くことなく、小型化を図ることができる。
なお、上記実施形態において、前記光走査装置2010Aに代えて、一例として図24に示される光走査装置2010A’を用いても良い。この光走査装置2010A’では、Kステーションの走査光学系がCステーションの走査光学系と同じ構成となっている(図25参照)。
同様に、前記光走査装置2010Bに代えて、一例として図26に示される光走査装置2010B’を用いても良い。この光走査装置2010B’では、Mステーションの走査光学系がYステーションの走査光学系と同じ構成となっている。
また、上記実施形態では、トナー像が感光体ドラムから記録紙に直接転写される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、中間転写ベルトを介して記録紙に転写されても良い。
また、上記実施形態では、各光源が2つの発光部を有する場合について説明したが、これに限定されるものではない。
なお、上記実施形態では、画像形成装置としてカラープリンタ2000の場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、光プロッタやデジタル複写装置であっても良い。
また、像担持体として銀塩フィルムを用いた画像形成装置であっても良い。この場合には、光走査により銀塩フィルム上に潜像が形成され、この潜像は通常の銀塩写真プロセスにおける現像処理と同等の処理で可視化することができる。そして、通常の銀塩写真プロセスにおける焼付け処理と同等の処理で転写対象物としての印画紙に転写することができる。このような画像形成装置は光製版装置や、CTスキャン画像等を描画する光描画装置として実施できる。
また、像担持体としてビームスポットの熱エネルギにより発色する発色媒体(ポジの印画紙)を用いた画像形成装置であっても良い。この場合には、光走査により可視画像を直接、像担持体に形成することができる。
要するに、上記光走査装置2010A(あるいは光走査装置2010B)を備えた画像形成装置であれば、結果として高コスト化を招くことなく、小型化を図ることが可能となる。
以上説明したように、本発明の光走査装置によれば、高コスト化及び走査精度の低下を招くことなく、小型化を図るのに適している。また、本発明の画像形成装置によれば、高コスト化及び画像品質の低下を招くことなく、小型化を図るのに適している。
101…イモネジ(第1のネジ部材)、102…イモネジ(第2のネジ部材)、103…ピン部材、104…板バネ、2000…カラープリンタ(画像形成装置)、2010A…光走査装置、2010A’…光走査装置、2010B…光走査装置、2010B’…光走査装置、2104A…ポリゴンミラー(光偏向器)、2104B…ポリゴンミラー(光偏向器)、2105a〜2105d…走査レンズ、2106a〜2106d…折り返しミラー、2108a〜2108d…折り返しミラー、2109a〜2109d…折り返しミラー、2200a〜2200d…光源、C1,K1,M1,Y1…感光体ドラム(像担持体)。
特開2006−337792号公報 特開2005−208176号公報 特開2008−145717号公報 特開2008−107411号公報

Claims (9)

  1. 少なくとも2つの被走査体を個別に主走査方向に光走査する光走査装置であって、
    第1光束及び第2光束を含む複数の光束を射出する照明系と;
    回転軸まわりに回転する複数の偏向面を有し、前記照明系からの前記第1光束及び前記第2光束を異なる偏向面で偏向する光偏向器と;
    前記第1光束に対応する第1の走査レンズ、前記第2光束に対応する第2の走査レンズ、及び複数の折り返しミラーを含み、前記光偏向器で偏向された前記第1光束及び前記第2光束を対応する被走査体に導く走査光学系と;を備え、
    前記走査光学系は、前記第1の走査レンズ及び前記第2の走査レンズの少なくとも一方の前段と後段の両方に折り返しミラーが配置されていることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記第1の走査レンズ及び前記第2の走査レンズの少なくとも一方の後段に配置された折り返しミラーにおける折り返し角を調整する調整機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記調整機構は、板バネ、ピン部材、第1のネジ部材及び第2のネジ部材を有し、
    前記板バネは、調整対象の折り返しミラーの裏面を押圧し、
    該折り返しミラーのミラー面における主走査方向に関して、前記第1のネジ部材は一側の端部を支持し、前記ピン部材と前記第2のネジ部材は他側の端部を支持し、
    該ミラー面における主走査方向に直交する方向に関して、前記ピン部材は一側の端部を支持し、前記第2のネジ部材は他側の端部を支持し、第1のネジ部材は中央部を支持することを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記走査光学系は、前記第1の走査レンズの前段と後段の両方と、前記第2の走査レンズの後段とに折り返しミラーが配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光走査装置。
  5. 前記光偏向器は、軸まわりに回転する多面鏡を有し、
    該軸は、前記少なくとも2つの被走査体の配列方向及び前記主走査方向のいずれにも直交する方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光走査装置。
  6. 前記第1の走査レンズ及び前記第2の走査レンズの少なくとも一方の前段に配置された折り返しミラーは、副走査方向に対応する方向の長さが、他の折り返しミラーよりも長いことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光走査装置。
  7. 前記第1の走査レンズ及び前記第2の走査レンズの少なくとも一方の前段に配置された折り返しミラーは、入射光束の折り返し角が90°よりも大きく、該折り返しミラーと前記光偏向器との間隔が前記少なくとも2つの被走査体の配列間隔の1/2倍よりも小さいことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光走査装置。
  8. 複数の像担持体と;
    前記複数の像担持体に対して画像情報に応じて変調された光を用いて光走査する請求項1〜7のいずれか一項に記載の光走査装置と;を備える画像形成装置。
  9. 前記複数の像担持体は、第1の色に対応する第1の像担持体と前記第1の色よりも明度が低い第2の色に対応する第2の像担持体を含み、
    前記光走査装置の走査光学系は、第1の走査レンズの前段と後段の両方と、前記第2の走査レンズの後段とに折り返しミラーが配置され、
    前記光走査装置における第1光束は前記第1の像担持体を光走査し、第2光束は前記第2の像担持体を光走査することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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