JP2012042062A - 厨房排気設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】 排気から油塵を分離除去しつつ換気扇や集中ダクトを使用することなく排気を行うことができ、建物への施工負担を軽減するとともに、その施工に要するコスト低減を図る厨房排気設備を提供すること。
【解決手段】 排気フード2の集煙空間2aに集められた煙は、その排気フード2の上方に並設されるケーシング3の収容空間5内に収容されている排気処理装置7へ向かう気流と一緒に排気処理装置7の油塵除去部へと吸い込まれる。油煙除去部では、煙を含んだ空気が通過することにより、煙に含まれている油塵、即ち、油分や塵が分離除去される。そして、油塵が除去された空気は、排気処理装置7の送風機7bから排出されて排気チャンバー9を介して排気口11から排気ダクト13を経て屋外へ排気される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、厨房機器の使用により発生する煙を厨房の外へ排気するための厨房排気設備に関するものである。
従来の厨房排気設備によれば、加熱調理により生じる油煙、食器洗浄機や給湯設備などから発生する水蒸気、その他の厨房用機器が発生する各種の煙(けむり)は、厨房から屋外へ排気されている。このような、厨房排気設備は、煙の厨房内への拡散を防止するため、調理機器、食器洗浄機、給湯設備などの煙の発生源の上方に排気フードが設置されている。
このような排気フード内には、壁取付け型の換気扇や、建物内の空調を集中して行う空調装置へと通じる集中ダクトが接続されており、排気フード内にある煙は、これらの換気扇や集中ダクトを通じて屋外へと排気されている。
特開2001−165483号公報
しかしながら、従来の厨房排気設備において、換気扇を使用すると、排気フードにより集められた油煙を直接屋外へ排気することとなるため、油塵が建物外壁に付着してこれを汚損したり、近隣へ散逸したりするという問題点があった。
これに対し、集中ダクトを使用する場合には、厨房全体から生じる排気を屋上に設けられる排気処理装置へ集めて集中処理するために厨房からの屋上まで集中ダクトを配管する必要があることから、厨房排気設備が大型化して施工コストも嵩むうえ、当該設備の施工に伴って建物の負担も大きくなるという問題点もあった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、排気から油塵を分離除去しつつ換気扇や集中ダクトを使用することなく排気を行うことができ、建物への施工負担を軽減するとともに、その施工に要するコスト低減を図る厨房排気設備を提供することを目的としている。
この目的を達成するために請求項1の厨房排気設備は、厨房機器の使用により発生する煙を厨房の外へ排気するものであり、煙を集める集煙空間を有する排気フードと、その排気フードとは別体に形成され、当該排気フードの上側に連結して設けられ、前記集煙空間から分離した別の空間である収容空間を内部に有するケーシングとを備えている。
この請求項1の厨房排気設備によれば、排気フードは、厨房機器の上方に設置される。例えば、加熱調理器具、食器洗浄機、給湯設備その他の厨房機器を使用する場合、その使用により発生する煙、具体的には、調理により発生する油煙や食器洗浄機等から発生する水蒸気は、排気フードの集煙空間に集められる。
この排気フードの上部にはケーシングが設けられ、このケーシング内に収容空間が設けられるので、排気フードの集煙空間から煙を吸引して清浄化処理を行う排気処理装置を、排気フードに隣接した収容空間内に収容設置することができる。
よって、従来のように屋上に大型の排気処理装置を設置する必要がなく、その大型の排気処理装置まで繋がる集中ダクトを配管する必要もない。また、ケーシングの収容空間内に排気処理装置を内蔵できることで、油煙を屋外に直接排気することも防止される。
請求項2の厨房排気設備は、請求項1の厨房排気設備において、前記ケーシングの収容空間内に配設されて前記排気フードの集煙空間と連通されるとともに、更に、その集煙空間から空気を吸入する吸気部と、その吸気部により吸入される空気が通過することにより油塵を分離除去する油塵除去部とを有している排気処理装置と、その排気処理装置から排出される空気を屋外へ排気するために前記ケーシングに設けられる排気口とを備えている。
この請求項2の厨房排気設備によれば、請求項1の厨房排気設備と同様に作用する上、調理により発生する油煙や食器洗浄機等から発生する水蒸気は、排気フードの集煙空間に集められる。この集煙空間には、排気処理装置の吸気部によって、当該排気処理装置へ向かう空気の流れ(気流)が生成されている。
このため、集煙空間に集められた煙は、排気処理装置へ向かう気流と一緒に排気処理装置の油塵除去部へと吸い込まれる。油煙除去部では、煙を含んだ空気が通過することにより、煙に含まれている油塵、即ち、油分や塵が分離除去される。そして、油塵が除去された空気は、排気処理装置から排出されて排気口から屋外へ排気される。
請求項3の厨房排気設備は、請求項2の厨房排気設備において、前記ケーシングは、前記排気フードと厨房の天井との間に設けられており、前記排気口は、そのケーシングの背面部から壁を通って建物の屋外に連通する排気ダクトと接続されるものである。
請求項4の厨房排気設備は、請求項2の厨房排気設備において、前記ケーシングは、前記排気フードと厨房の天井との間に設けられており、前記排気口は、そのケーシングの上部から天井裏を通って建物の屋外に連通する排気ダクトと接続されるものである。
請求項3又は4の厨房排気設備によれば、請求項2の厨房排気設備と同様に作用する上、排気処理装置からケーシングにある排気口から排出される排気は、排気ダクトを通じて、ケーシングの背面部の壁又はその直上部の天井裏を通って建物の屋外へ排出される。このため、集中ダクトを屋上まで配管する場合に比べて、排気ダクトの長さを大幅に短縮でき、その配管工事も簡素化できる。
請求項5の厨房排気設備は、請求項2から4のいずれかの厨房排気設備において、前記排気口に加えて又はその排気口に代えて、前記排気処理装置から排出される空気を屋内へ送風するために前記ケーシングに設けられる送風口を備えている。
この請求項5の厨房排気設備によれば、請求項2から4のいずれかの厨房排気設備と同様に作用する上、油塵が排気処理装置の油塵除去部により除去された清浄な空気を、ケーシングにある送風口から屋内へ送風することができる。ここで、排気処理装置により油塵が除去された空気は、油煙や水蒸気の熱により加熱されていることから、屋内の暖房用の送風として熱の有効利用を図ることができる。結果、冬季の暖房コストを低減できる。
請求項6の厨房排気設備は、請求項2から5のいずれかの厨房排気設備において、前記排気処理装置は、空気から臭気を除去する脱臭処理部を備えている。よって、例えば、油煙に含まれる油塵が除去されることに加えて、屋外へ排出される排気から臭気を除去できるので、かかる臭気が近隣に散逸することを防止できる。
請求項7の厨房排気設備は、請求項2から6のいずれかの厨房排気設備において、前記排気処理装置は、二酸化炭素を触媒により還元除去する触媒還元処理部を備えている。よって、厨房機器がガスコンロなどの化石燃料を使用した燃焼を伴うものである場合には、その燃焼に伴う煙に含まれる二酸化炭素を還元除去することができる。
本発明の厨房排気設備によれば、排気フードの上部に収容空間を有したケーシングが併設されるので、このケーシングの収容空間内に排気処理装置を収容させることによって、排気フードの集煙空間から煙を吸引して清浄化する設備を排気フードに隣接設置できる。このため、建物の屋上に大型の排気処理装置を設置する必要がなく、かつ、そこまで集中ダクトを配管することも不要なので、従来の大型の厨房排気設備に比べて初期の施工コストを低減でき、当該大型設備の設置に伴う建物の負担も軽減できるという効果がある。
また、従来の換気扇を用いた厨房排気設備のように、排気フードにより集められた油煙を直接屋外へ排気する必要もなくなるので、油塵が、建物外壁に付着してこれを汚損することもなく、近隣へ散逸することも防止できるという効果がある。
本発明の一実施形態である厨房排気ユニットの概略構成図である。 厨房排気ユニットの正面図である。 厨房排気ユニットの正面図であってケーシングから正面幕板を取り外した状態を図示したものである。 厨房排気ユニットの平面図である。 厨房排気ユニットの設置状態の一例を示した断面図である。 厨房排気ユニットの設置状態の一例を示した正面図である。 第2実施形態である厨房排気ユニットの概略構成図である。 第3実施形態である厨房排気ユニットの概略構成図である。 第4実施形態である厨房排気ユニットの設置状態の一例を示した断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態である厨房排気ユニット1の概略構成図である。なお、本実施形態では、厨房機器15の一例としてガスコンロを用いて説明するが、かかる厨房機器15は必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、電気加熱調理機、食器洗浄機その他油煙や水蒸気などの煙を発生する機器であればよい。
図1に示すように、厨房排気ユニット1は、厨房機器15の使用により発生する煙を厨房の外へ排気するものであり、主に、排気フード2と、ケーシング3とを備えている。排気フード2は、煙を集める集煙空間2aを有している。この排気フード2の天板2bには、煙を含んだ空気を吸入するための給気口4が設けられている。
また、この厨房排気ユニット1は、給気ダクト6と、排気処理装置7と、排気チャンバー8と、送風チャンバー9とが、ケーシング3内の収容空間5に配設されている。給気ダクト6は、排気フード2の天板2bに設けられる給気口4と接続されており、この給気口4へ流入した空気は全て給気ダクト6を通じて排気処理装置7へ流入するようになっている。
排気処理装置7は、給気口4及び給気ダクト6を通じて排気フード2の集煙空間2aと連通されており、主に、油塵除去部7aと、送風機7bとを備えている。油塵除去部7aは、給気ダクト6から流入した空気が通過することにより当該空気から油分及び塵を除去するユニットである。送風機7bは、例えば、多翼ファン(シロッコファン)などの遠心送風機器であり、その吸込口が油塵除去部7aの吐出側に接続され、その吐出口が排気チャンバー8に接続されている。
この送風機7bは、電源(図示せず。)から電力供給を受けて駆動されるモータ(図示せず。)により多翼ファン羽根車(図示せず。)を回転して、吸込口から吸い込んだ空気を吐出口へと吐き出すものである。この送風機7bが駆動されると、排気フード2の集煙空間2aから給気口4、給気ダクト6及び油塵除去部7aを通じて送風機7bへ向かう空気の流れが生成され、この気流に乗って集煙空間2a内にある煙が油塵除去部7aを通過して送風機7bへと吸い込まれる。
排気処理装置7の送風機7bの吐出口には排気チャンバー8が接続されており、この排気チャンバー8を介して排気口11(図2及び図3参照。)から排気が屋外へ排出されるようになっている。また、排気チャンバー8には、更に、送風ダクト10を介して送風チャンバー9が接続されており、この送風チャンバー9介して送風口12(図2参照。)から屋内へ送風が行われるようになっている。
図2は、厨房排気ユニット1の正面図である。図2に示すように、排気フード2の上部に連結されるケーシング3の正面部は、その全体が正面幕板3bにより覆われており、この正面幕板3bの右側の一部には室内へ送風するための送風口12が開口形成されている。この送風口12は、正面幕板3bに穿設される多数のスリットが集合して形成されている。
図3は、厨房排気ユニット1の正面図であってケーシング3から正面幕板3bを取り外した状態を図示したものである。図3に示すように、送風口12の背後には、送風チャンバー9が設けられており、この送風チャンバー9の正面部は、その全面が送風口12と連通するように開放されている。
ここで、ケーシング3は、排気フード2とは別体に形成されており、当該排気フード2の天板2b上に設置されている。このケーシング3は、直方体状の枠体に形成されたフレーム3aと、フレーム3aの正面部を覆う正面幕板3bと、フレーム3aの左右の両側面部を覆う一対の側面幕板3c,3cと、フレーム3aの背面部を覆う背面幕板3dとを備えている。なお、各幕板3b〜3dは、フレーム3aに図示しないビスにより取着されている。
そして、このケーシング3は、その上面部が厨房の天井Cにより覆われており(図5参照。)、全体として直方体状の中空箱状体に形成されている。また、このケーシング3は、そのフレーム3aがビスなどのねじ部品(図示せず。)を介して排気フード2の上部に連結されており、このケーシング3の内部には、排気フード2の集煙空間2aから分離した別の空間である収容空間5が形成されている。
図4は、厨房排気ユニット1の平面図である。図4に示すように、ケーシング3の上面には天板がなく、当該ケーシング3の上端面は厨房の天井Cにより閉塞されるようになっている。これに対し、ケーシング3の収容空間5の底面は、排気フード2の天板2bにより閉塞されるようになっている。
このケーシング3のフレーム3aは、排気フード2の天板2bが当接した状態で連結固定されている。また、ケーシング3の収容空間5の背面部には、給気ダクト6が配管されており、この給気ダクト6は、排気フード2の天板2bに貫通形成される給気口4と連通されている。
給気ダクト6は、排気処理装置7の油塵除去部7aの吸込側に接続されており、この排気処理装置7の油塵除去部7aの吐出側には、送風機7bが接続されている。この送風機7bの吐出口には排気チャンバー8が接続されており、この排気チャンバー8の上端部には排気を屋外へ排出するための排気口11が開口形成されている。
排気チャンバー8には、送風ダクト10を介して送風チャンバー9が接続されており、この送風チャンバー9は、その内部がケーシング3の正面幕板3bにある送風口12と連通されている。排気処理装置7により油塵が除去された空気は、油煙や水蒸気の熱により加熱されていることから、屋内の暖房用の送風として熱の有効利用を図ることができる。
図5は、厨房排気ユニット1の設置状態の一例を示した断面図である。図5に示すように、厨房排気ユニット1のケーシング3は、排気フード2と厨房の天井Cとの間に設けられており、排気口11は、そのケーシング3の上部から天井C裏を通って建物の屋外に連通する排気ダクト13と接続されている。これにより、排気ダクト13の大幅に短縮化できる。
図6は、厨房排気ユニット1の設置状態の一例を示した正面図である。図6に示すように、厨房排気ユニット1は、厨房機器15のサイズに応じてそのサイズが決定されており、排気フード2の横幅が、二口型の厨房機器15の横幅と同程度となっている。また、2つの厨房排気ユニット1が横幅方向(図6の左右方向)に互いに連結された状態で並設されており、厨房排気ユニット1を厨房機器15毎に設置することができる。
上記のように構成された厨房排気ユニット1によれば、図6に示すように、排気フード2は、厨房機器15の上方に設置される。厨房機器15の使用により発生する煙、具体的には、調理により発生する油煙や水蒸気は、排気フード2の集煙空間2aに集められる。この集煙空間2aには、排気処理装置7の送風機7bによって、排気処理装置7へ向かう空気の流れ(気流)が生成される。
このため、集煙空間2aに集められた煙は、排気処理装置7へ向かう気流と一緒に排気処理装置7の油塵除去部7aへと吸い込まれる。油煙除去部7aでは、煙を含んだ空気が通過することにより、煙に含まれている油塵、即ち、油分や塵が分離除去される。そして、油塵が除去された空気は、排気処理装置7の送風機7bから排出され、排気チャンバー9を介して排気口11へ排気され、更に、排気ダクト13を通じて屋外へと排気される。
また、排気処理装置7の送風機7bから排出された空気は、排気チャンバー8から送風ダクト10を介して送風チャンバー9へも送られ、この送風チャンバー9を介して送風口12から屋内へと送風される。これにより、油塵が排気処理装置7の油塵除去部7aにより除去された清浄な空気を、ケーシング3にある送風口12から屋内へ送風することができる。
次に、図7から図9を参照して、上記した第1実施形態の変形例について説明する。
図7は、第2実施形態である厨房排気ユニット20の概略構成図である。第2実施形態の厨房排気ユニット20は、上記した第1実施形態である厨房排気ユニット1に対し、排気処理装置に脱臭機能cを追加したものである。以下、第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
図7に示すように、第2実施形態の厨房排気ユニット20によれば、排気処理装置7は、空気から臭気を除去する脱臭処理部7cを備えているので、油煙に含まれる油塵が除去されることに加えて、屋外へ排出される排気から臭気を除去でき、かかる臭気が近隣に散逸することを防止できる。
図8は、第3実施形態である厨房排気ユニット30の概略構成図である。第3実施形態の厨房排気ユニット30は、上記した第1実施形態である厨房排気ユニット1に対し、排気処理装置に二酸化炭素の触媒還元機能を追加したものである。以下、第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
図8に示すように、第3実施形態の厨房排気ユニット30によれば、排気処理装置7は、二酸化炭素を触媒により還元除去する触媒還元処理部7dを備えているので、厨房機器15がガスコンロのように化石燃料を使用した燃焼を伴うものである場合には、その燃焼に伴う煙に含まれる二酸化炭素を還元除去することができる。
なお、第3実施形態の厨房排気ユニット3の触媒還元処理部7dを、第2実施形態の厨房排気ユニット20に適用しても良い。
図9は、第4実施形態である厨房排気ユニット40の設置状態の一例を示した断面図である。第4実施形態の厨房排気ユニット40は、上記した第1実施形態である厨房排気ユニット1に対し、排気口の位置を変更することにより、排気ダクトの配管位置を変更したものである。以下、第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
図9に示すように、第4実施形態の厨房排気ユニット40によれば、そのケーシング3は、排気フード2と厨房の天井Cとの間に設けられている。排気口41は、排気チャンバー8の上端側背面に開口形成されており、そのケーシング3の背面部から壁Wを通って建物の屋外に連通する排気ダクト13と接続されている。この結果、従来に比べて排気ダクト13が大幅に短縮化されている。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
1,20,30,40 厨房排気ユニット(厨房排気設備)
2 排気フード
2a 集煙空間
2b 天板
3 ケーシング
4 給気口
5 収容空間
6 給気ダクト
7 排気処理装置
7a 油塵除去部(排気処理装置の油塵除去部)
7b 送風機(排気処理装置の吸気部)
7c 脱臭処理部(排気処理装置の脱臭処理部)
7d 触媒還元処理部(排気処理装置の触媒還元処理部)
8 排気チャンバー
9 送風チャンバー
10 送風ダクト
11,41 排気口
12 送風口
13 排気ダクト
15 厨房機器
C 天井
W 壁

Claims (7)

  1. 厨房機器の使用により発生する煙を厨房の外へ排気する厨房排気設備において、
    煙を集める集煙空間を有する排気フードと、
    その排気フードとは別体に形成され、当該排気フードの上側に連結して設けられ、前記集煙空間から分離した別の空間である収容空間を内部に有するケーシングとを備えていることを特徴とする厨房排気設備。
  2. 前記ケーシングの収容空間内に配設されて前記排気フードの集煙空間と連通されるとともに、更に、その集煙空間から空気を吸入する吸気部と、その吸気部により吸入される空気が通過することにより油塵を分離除去する油塵除去部とを有している排気処理装置と、
    その排気処理装置から排出される空気を屋外へ排気するために前記ケーシングに設けられる排気口とを備えていることを特徴とする請求項1記載の厨房排気設備。
  3. 前記ケーシングは、前記排気フードと厨房の天井との間に設けられており、
    前記排気口は、そのケーシングの背面部から壁を通って建物の屋外に連通する排気ダクトと接続されるものであることを特徴とする請求項2記載の厨房排気設備。
  4. 前記ケーシングは、前記排気フードと厨房の天井との間に設けられており、
    前記排気口は、そのケーシングの上部から天井裏を通って建物の屋外に連通する排気ダクトと接続されるものであることを特徴とする請求項2記載の厨房排気設備。
  5. 前記排気口に加えて又はその排気口に代えて、前記排気処理装置から排出される空気を屋内へ送風するために前記ケーシングに設けられる送風口を備えていることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の厨房排気設備。
  6. 前記排気処理装置は、空気から臭気を除去する脱臭処理部を備えていることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の厨房排気設備。
  7. 前記排気処理装置は、二酸化炭素を触媒により還元除去する触媒還元処理部を備えていることを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載の厨房排気設備。
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