JP2012039745A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却ファンの冷却能力が低下した場合でも、半導体素子のジャンクション温度を正確に推定できる電力変換装置を提供する。
【解決手段】この電力変換装置1は、電力変換を行なうための半導体素子11と、半導体素子11を搭載した放熱フィン12と、放熱フィン12を冷却する冷却ファン13と、放熱フィン12の近傍の風速を検出する風速センサ14と、検出した風速、半導体素子11の損失、および半導体素子11の周囲温度に基づいて半導体素子11のジャンクション温度Tjを推定する制御部4とを備える。したがって、冷却ファン13が故障した場合でも、ジャンクション温度Tjを正確に推定できる。
【選択図】図2

Description

この発明は電力変換装置に関し、特に、インバータ、コンバータなどの電力変換装置に関する。
インバータ、コンバータなどの電力変換装置は、電力変換用の半導体素子を含む。電力変換装置を駆動すると、半導体素子で損失が発生し、半導体素子のジャンクション温度が上昇する。ジャンクション温度が限界値を超えると半導体素子が破壊されるので、半導体素子を冷却ファンなどを用いて冷却するとともに、ジャンクション温度が限界値を超えないように半導体素子を制御する必要がある。しかし、半導体素子内のジャンクションの温度を直接検出することは困難である。そこで、特許文献1では、半導体素子の損失と周囲温度に基づいて半導体素子のジャンクション温度を推定している。
特開2003−134839号公報
しかし、特許文献1では、たとえば故障によって冷却ファンの冷却能力が低下した場合、半導体素子のジャンクション温度の推定値と実際の温度との誤差が大きくなり、半導体素子が破壊されると言う問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、冷却ファンの冷却能力が低下した場合でも、半導体素子のジャンクション温度を正確に推定することが可能な電力変換装置を提供することである。
この発明に係る電力変換装置は、電力変換を行なうための半導体素子と、半導体素子の熱を空気中に放散させる放熱フィンと、放熱フィンを冷却する冷却ファンと、冷却ファンの冷却能力に関連するパラメータを検出する検出部と、検出部の検出結果、半導体素子の損失、および半導体素子の周囲温度に基づいて半導体素子のジャンクション温度を推定し、推定したジャンクション温度が予め定められた温度を超えないように半導体素子を制御する制御部とを備えたものである。
好ましくは、冷却ファンの冷却能力に関連するパラメータは放熱フィンの近傍の風速である。
また好ましくは、冷却ファンの冷却能力に関連するパラメータは冷却ファンの回転速度である。
また好ましくは、冷却ファンの冷却能力に関連するパラメータは冷却ファンの駆動電流である。
また好ましくは、制御部は、推定した半導体素子のジャンクション温度に基づいて冷却ファンの回転速度を制御する。
また好ましくは、冷却ファンは複数設けられ、冷却ファンの冷却能力に関連するパラメータは複数の冷却ファンの駆動電流の総和である。
また好ましくは、冷却ファンは複数設けられ、冷却ファンの冷却能力に関連するパラメータは各冷却ファンの駆動電流である。
また好ましくは、制御部は、検出部によって検出された各冷却ファンの駆動電流が予め定められた正常範囲内か否かを判別し、駆動電流が正常範囲内から外れた冷却ファンがある場合は、その冷却ファンを停止させるとともに、冷却ファンの異常を報知する信号を出力する。
また好ましくは、制御部は、半導体素子のジャンクション温度に基づいて、冷却ファンの運転台数を増減させる。
以上のように、この発明に係る電力変換装置では、冷却ファンの冷却能力に関連するパラメータを検出し、その検出結果に基づいて半導体素子のジャンクション温度を推定する。したがって、冷却ファンの冷却能力が低下した場合でも、半導体素子のジャンクション温度を正確に推定することができる。
この発明の実施の形態1による電力変換装置の構成を示すブロック図である。 図1に示した電力変換部の要部を示す図である。 図2に示した半導体素子のジャンクション温度の変化を例示するタイムチャートである。 実施の形態1の変更例を示すブロック図である。 実施の形態1の他の変更例を示すブロック図である。 実施の形態1のさらに他の変更例を示すブロック図である。 図6に示した回転速度変換部の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2による電力変換装置の要部を示すブロック図である。 実施の形態2の効果を説明するためのブロック図である。 この発明の実施の形態3による電力変換装置の要部を示すブロック図である。 実施の形態3の効果を説明するためのブロック図である。 この発明の実施の形態4による電力変換装置の要部を示すブロック図である。
[実施の形態1]
本願発明の実施の形態1による電力変換装置1は、図1に示すように、電力変換部2、負荷電流検出部3、および制御部4を備える。電力変換部2は、半導体素子を含み、電源5から供給される第1の電力(交流電力または直流電力)を第2の電力(交流電力または直流電力)に変換して負荷6に供給する。電力変換部2は、直流電力を交流電力に変換するインバータであってもよいし、交流電力を直流電力に変換するコンバータでもよいし、コンバータとインバータを直列接続したものでもよい。また、電力変換部2は、直流電圧を変換する直流−直流コンバータでもよい。
負荷電流検出部3は、電力変換部2から負荷6に流れる負荷電流を検出し、検出値を示す信号φIを制御部4に与える。制御部4は、電流指令値φITと負荷電流検出部3の出力信号φIに基づき、負荷電流が電流指令値φITにによって指令される目標電流に一致するように電力変換部2の半導体素子を制御する。また、制御部4は、電力変換部2からの信号φT,φVと負荷電流検出部3の出力信号φIとに基づいて半導体素子のジャンクション温度Tjを推定し、そのジャンクション温度Tjが規定値T0を超えないように半導体素子を制御する。信号φT,φVについては後述する。
図2は、電力変換部2の要部を模式的に示す図である。図2において、電力変換部2は、金属製の筐体10を備える。筐体10の壁には、空気を通すための吸気口10aおよび排気口10bが設けられている。筐体10内には、モジュール型の半導体素子11と、放熱フィン12とが収容されている。半導体素子11は、たとえば1つまたは複数のIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を含む。放熱フィン12は、熱伝導性の高い金属板(たとえば、アルミ板)の一方の表面(図2では下面)を加工して放熱用の多数の羽12aを形成したものである。半導体素子11の金属ベース11aは、放熱フィン12の他方の表面(図2では上面)に固定されている。半導体素子で発生した熱は、金属ベース11aおよび放熱フィン12に伝導し、放熱フィン12から空気中に放散される。
また、筐体10には、半導体素子11および放熱フィン12に送風して冷却する冷却ファン13が設けられている。冷却ファン13は、羽13aとそれを回転させるモータ13bを含む。モータ13bは、電源5からの電力によって駆動され、羽13aを所定の回転速度で回転させる。冷却ファン13が回転すると、吸気口10a、冷却ファン13、放熱フィン12、排気口10bの経路を通る空気流すなわち風が発生し、放熱フィン12の近傍の空気が連続的に置換される。放熱フィン12の熱を吸収した空気は、排気口10bを介して筐体10外に排出される。このようにして、半導体素子11および放熱フィン12が冷却される。
また、筐体10内には、風速センサ14および温度センサ15が設けられている。風速センサ14は、放熱フィン12の近傍の風速を検出し、検出した風速を示す信号φVを制御部4に与える。風速センサ14は、たとえば、加熱された白金巻線に風を当てると白金巻線の温度が低下し、その抵抗値が変化することを利用した小型のセンサである。放熱フィン12の近傍の風速が増大すると、放熱フィン12から放散される熱量が増大する。したがって、放熱フィン12の近傍の風速を検出することにより、冷却ファン13の冷却能力を検出することができる。温度センサ15は、半導体素子11の周囲温度を検出し、検出した温度を示す信号φTを制御部4に与える。
制御部4は、負荷電流検出部3からの信号φIと風速センサ14からの信号φVと温度センサ15からの信号φTとに基づいて、半導体素子11のジャンクション温度Tjを推定し、推定したジャンクション温度Tjが規定値T0を超えないように、半導体素子11を制御する。半導体素子11のジャンクション温度Tjが限界値Tmaxになると半導体素子11が破壊されるとすると、この規定値T0は限界値Tmaxよりも所定温度だけ低い温度に設定される。制御部4は、推定したジャンクション温度Tjが規定値T0に到達した場合、たとえば負荷電流を低減してジャンクション温度Tjを低下させる。
図3は、半導体素子11のジャンクション温度Tjの推定値の変化を例示するタイムチャートである。図3を参照して、ある時刻t0に電力変換装置1の運転が開始されると、半導体素子11のジャンクション温度Tjが電力変換装置1の設置場所の温度Tcから徐々に上昇する。電力変換装置1が定格負荷で正常に運転されると、ジャンクション温度Tjは規定値T0よりも十分に低い一定温度Tj(100%)に飽和する。
電力変換装置1の運転中に吸気口10aにゴミが詰まって放熱フィン12の近傍の風速が低下すると(時刻t1)、冷却能力が低下するのでジャンクション温度Tjが徐々に上昇し、ジャンクション温度Tjが規定値T0に到達する(時刻t2)。ジャンクション温度Tjが規定値T0に到達すると、制御部4は、ジャンクション温度Tjが規定値T0よりも低くなるように半導体素子11のオン時間を短縮して負荷電流を低減させる。これにより、半導体素子11が温度上昇によって破壊されるのを防止することができる。
この実施の形態1では、放熱フィン12の近傍の風速に基づいて半導体素子11のジャンクション温度を推定するので、冷却ファン13が故障して停止した場合や、吸気口10a、排気口10bにゴミが詰まった場合にジャンクション温度が上昇して半導体素子11が破壊されるのを防止することができる。
図4は、実施の形態1の変更例を示すブロック図である。図4において、この変更例では、電源5とモータ13bの間にスイッチ16が追加される。スイッチ16は、制御部4によって制御される。制御部4は、推定したジャンクション温度Tjに基づいて冷却ファン13を所定時間停止させても問題ないか否かを判別する。制御部4は、冷却ファン13を停止させても問題ないと判別した場合はスイッチ16を所定時間だけオフさせて冷却ファン13を停止させる。この変更例では、推定したジャンクション温度Tjに基づいて冷却ファン13を停止させるので、消費電力の低減化を図ることができる。
図5は、実施の形態1の他の変更例を示すブロック図である。図5において、この変更例では、冷却ファン13およびスイッチ16が複数組設けられる。各スイッチ16の一方端子は電源5に接続され、その他方端子は対応のモータ13bに接続される。制御部4は、推定したジャンクション温度Tjに基づいて運転させる冷却ファン13の台数を増減させる。たとえば、制御部4は、推定したジャンクション温度Tjが所定の温度T1(ただし、T1<T0である)よりも低い場合は冷却ファン13の運転台数を減少させ、高い場合は冷却ファン13の運転台数を増加させる。この変更例では、冷却ファン13の運転台数を最適な台数に制御するので、消費電力と騒音レベルの低減化を図ることができる。
図6は、実施の形態1のさらに他の変更例を示すブロック図である。図6において、この変更例では、電源5とモータ13bの間に回転速度変換部20が追加される。電源5は、商用周波数の交流電力を供給する。回転速度変換部20は、制御部4によって制御され、商用周波数と異なる周波数の交流電力を冷却ファン13に供給して冷却ファン13の回転速度を変更する。
回転速度変換部20は、図7に示すように、コンバータ21、インバータ22、および切換回路23を含む。コンバータ21は、制御部4によって制御され、電源5からの商用周波数の交流電源を直流電力に変換する。インバータ22は、制御部4によって制御され、コンバータ21で生成された直流電力を商用周波数よりも高い所定周波数の交流電力に変換する。切換回路23は、制御部4によって制御され、電源5からの商用周波数の電力とインバータ22で生成された交流電力とのうちのいずれか一方の交流電力をモータ13bに与える。
制御部4は、推定したジャンクション温度Tjが所定の温度T1よりも低い場合は、コンバータ21およびインバータ22の運転を停止させるとともに、電源5からの商用周波数の交流電力を切換回路23を介して冷却ファン13に与える。また、制御部4は、推定したジャンクション温度が所定の温度T1よりも高い場合は、コンバータ21およびインバータ22を運転させるとともに、インバータ22で生成された商用周波数よりも高い所定周波数の交流電力を切換回路23を介して冷却ファン13に与え、冷却ファン13の回転速度を高める。
この変更例では、推定したジャンクション温度Tjに基づいて冷却ファン13の回転速度を変えるので、消費電力の低減化を図ることができる。また、通常時はコンバータ21およびインバータ22を停止させるので、効率が高い。
また、さらに他の変更例では、図6および図7の構成は同じであるが、インバータ22で生成される交流電力の周波数は商用交流電力の周波数よりも低く設定される。また、制御部4は、推定したジャンクション温度Tjが所定の温度T1よりも低い場合は、コンバータ21およびインバータ22を運転させるとともに、インバータ22で生成された商用周波数よりも低い周波数の交流電力を切換回路23を介して冷却ファン13に与える。また、制御部4は、推定したジャンクション温度Tjが所定の温度T1よりも高い場合は、コンバータ21およびインバータ22の運転を停止させるとともに、電源5からの商用周波数の交流電力を切換回路23を介して冷却ファン13に与え、冷却ファン13の回転速度を高める。
この変更例では、推定したジャンクション温度Tjに基づいて冷却ファン13の回転速度を変えるので、消費電力の低減化を図ることができる。また、この変更例では、通常時は商用周波数よりも低い周波数の交流電力で冷却ファン13を回転させるので、騒音レベルの低減化を図ることができる。また、この変更例は、商用周波数の交流電力で冷却ファン13を回転させると、回転速度が速すぎたり、騒音レベルが大きい場合に有効である。
[実施の形態2]
図8は、この発明の実施の形態2による電力変換装置の要部を示す図であって、図2と対比される図である。図8を参照して、この電力変換装置が図1および図2の電力変換装置と異なる点は、風速センサ14が回転速度センサ24で置換されている点である。
回転速度センサ24は、冷却ファン13の回転速度(たとえば、モータ13bの回転軸の回転速度)を検出し、検出した回転速度を示す信号φRを制御部4に与える。冷却ファン13の回転速度が増大すると、放熱フィン12の近傍の風速が増大し、放熱フィン12から放散される熱量が増大する。したがって、冷却ファン13の回転速度を検出することにより、冷却ファン13の冷却能力を検出することができる。制御部4は、負荷電流検出部3からの信号φIと回転速度センサ24からの信号φRと温度センサ15からの信号φTとに基づいて、半導体素子11のジャンクション温度Tjを推定し、推定したジャンクション温度Tjが規定値T0を超えないように半導体素子11を制御する。
この実施の形態2では、冷却ファン13の回転速度に基づいて半導体素子11のジャンクション温度Tjを推定するので、冷却ファン13が故障して停止した場合にジャンクション温度Tjが上昇して半導体素子11が破壊されるのを防止することができる。
図9に示すように、筐体10に複数組の半導体素子11および放熱フィン12が収容され、1台の冷却ファン13だけが設けられている場合、各放熱フィン12の近傍に風速センサ14を設けると部品数が増加し、コスト高になる。これに対して本実施の形態2では、1台の冷却ファン13の回転速度を検出する回転速度センサ24のみを設ければよいので、部品数の低減化、低コスト化を図ることができる。
[実施の形態3]
図10は、この発明の実施の形態3による電力変換装置の要部を示す図であって、図2と対比される図である。図10を参照して、この電力変換装置が図1および図2の電力変換装置と異なる点は、風速センサ14が電流センサ25で置換されている点である。
電流センサ25は、電源5から冷却ファン13のモータ13bに流れる電流を検出し、検出した電流を示す信号φImを制御部4に与える。冷却ファン13のモータ13bの駆動電流が増大すると、放熱フィン12の近傍の風速が増大し、放熱フィン12から放散される熱量が増大する。したがって、冷却ファン13の駆動電流を検出することにより、冷却ファン13の冷却能力を検出することができる。制御部4は、負荷電流検出部3からの信号φIと電流センサ25からの信号φImと温度センサ15からの信号φTとに基づいて、半導体素子11のジャンクション温度Tjを推定し、推定したジャンクション温度Tjが規定値T0を超えないように半導体素子11を制御する。
この実施の形態3では、冷却ファン13の駆動電流に基づいて半導体素子11のジャンクション温度Tjを推定するので、冷却ファン13が故障した場合にジャンクション温度Tjが上昇して半導体素子11が破壊されるのを防止することができる。
図11に示すように、筐体10に複数組の半導体素子11および放熱フィン12が収容され、複数台の冷却ファン13が設けられている場合、各冷却ファン13毎に回転速度センサ24を設けると部品数が増加し、コスト高になる。これに対して本実施の形態3では、電源5から複数台の冷却ファン13に流れる電流を検出する1つの電流センサ25のみを設ければよいので、部品数の低減化、低コスト化を図ることができる。
[実施の形態4]
図12は、この発明の実施の形態4による電力変換装置の要部を示す図であって、図2と対比される図である。図12を参照して、この電力変換装置が図1および図2の電力変換装置と異なる点は、風速センサ14が除去され、冷却ファン13が複数(図12では2つ)設けられ、スイッチ31,32、電流センサ33,34、および報知部35が追加されている点である。
スイッチ31は、制御部4からの制御信号φS1によって制御され、電源5の出力ノードと一方の冷却ファン13のモータ13bとの間に接続される。スイッチ32は、制御部4からの制御信号φS2によって制御され、電源5の出力ノードと他方の冷却ファン13のモータ13bとの間に接続される。
電流センサ33は、電源5から一方の冷却ファン13のモータ13bに流れる電流を検出し、検出した電流を示す信号φIm1を制御部4に与える。電流センサ34は、電源5から他方の冷却ファン13のモータ13bに流れる電流を検出し、検出した電流を示す信号φIm2を制御部4に与える。
2つの冷却ファン13のモータ13bの駆動電流が増大すると、放熱フィン12の近傍の風速が増大し、放熱フィン12から放散される熱量が増大する。したがって、2つの冷却ファン13の駆動電流を検出することにより、2つの冷却ファン13の冷却能力を検出することができる。制御部4は、負荷電流検出部3からの信号φIと電流センサ33,34からの信号φIm1,φIm2と温度センサ15からの信号φTとに基づいて、半導体素子11のジャンクション温度Tjを推定し、推定したジャンクション温度Tjが規定値T0を超えないように半導体素子11を制御する。
また、冷却ファン13が故障すると、拘束電流が流れて冷却ファン13の駆動電流が規定値を超える。たとえば一方の冷却ファン13が故障した場合、制御部4は、信号φIm1から一方の冷却ファン13が故障したことを検出し、制御信号φS1によってスイッチ31をオフさせてその冷却ファン13に駆動電流が流れるのを停止させるとともに、冷却ファン13が故障したことを報知する信号を報知部35に出力する。報知部35は、その信号に応答して、音(たとえば、ブザー)、光(たとえば、警告灯)などによって冷却ファン13が故障したことを作業員に報知する。また、制御部4は、残りの1台の冷却ファン13の駆動電流を電流センサ34の信号φIm2から検出し、その駆動電流に基づいてジャンクション温度Tjを推定する。
この実施の形態4では、複数の冷却ファン13のうちの1台が故障した場合でも、残りの冷却ファン13によって半導体素子11を冷却することができる。また、冷却ファン13が故障したことを作業員に報知することができる。
なお、冷却ファン13が自己保護機能を有する場合は、冷却ファン13が故障すると冷却ファン13の駆動電流が0になる。この場合、スイッチ31,32は不要であるので、スイッチ31,32を除去することができる。また、制御部4は、冷却ファン13の駆動電流が0になった場合に冷却ファン13が故障したと判別する。また、制御部4は、冷却ファン13の保護機能の有無に関係無く、冷却ファン13が正常範囲の上限値を上回った場合および下限値を下回った場合に冷却ファン13が故障したと判別することも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 電力変換装置、2 電力変換部、3 負荷電流検出部、4 制御部、5 電源、6 負荷、10 筐体、10a 吸気口、10b 排気口、11 半導体素子、11a 金属ベース、12 放熱フィン、12a 羽、13 冷却ファン、13a 羽、13b モータ、14 風速センサ、15 温度センサ、16 スイッチ、20 回転速度変換部、21 コンバータ、22 インバータ、23 切換回路、24 回転速度センサ、25,33,34 電流センサ、31,32 スイッチ、35 報知部。

Claims (9)

  1. 電力変換を行なうための半導体素子と、
    前記半導体素子の熱を空気中に放散させる放熱フィンと、
    前記放熱フィンを冷却する冷却ファンと、
    前記冷却ファンの冷却能力に関連するパラメータを検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果、前記半導体素子の損失、および前記半導体素子の周囲温度に基づいて前記半導体素子のジャンクション温度を推定し、推定したジャンクション温度が予め定められた温度を超えないように前記半導体素子を制御する制御部とを備える、電力変換装置。
  2. 前記冷却ファンの冷却能力に関連するパラメータは前記放熱フィンの近傍の風速である、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記冷却ファンの冷却能力に関連するパラメータは前記冷却ファンの回転速度である、請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記冷却ファンの冷却能力に関連するパラメータは前記冷却ファンの駆動電流である、請求項1に記載の電力変換装置。
  5. 前記制御部は、推定した前記半導体素子のジャンクション温度に基づいて前記冷却ファンの回転速度を制御する、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の電力変換装置。
  6. 前記冷却ファンは複数設けられ、
    前記冷却ファンの冷却能力に関連するパラメータは複数の前記冷却ファンの駆動電流の総和である、請求項1に記載の電力変換装置。
  7. 前記冷却ファンは複数設けられ、
    前記冷却ファンの冷却能力に関連するパラメータは各冷却ファンの駆動電流である、請求項1に記載の電力変換装置。
  8. 前記制御部は、前記検出部によって検出された各冷却ファンの駆動電流が予め定められた正常範囲内か否かを判別し、駆動電流が正常範囲内から外れた冷却ファンがある場合は、その冷却ファンを停止させるとともに、冷却ファンの異常を報知する信号を出力する、請求項7に記載の電力変換装置。
  9. 前記制御部は、前記半導体素子のジャンクション温度に基づいて、前記冷却ファンの運転台数を増減させる、請求項6から請求項8までのいずれかに記載の電力変換装置。
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