JP2012036550A - 表面に3次元ステレオグラムの絵柄が施された日用品 - Google Patents
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Abstract
【課題】立体視現象が発現できる3次元ステレオグラムを含む絵柄1を表面に施すことで第三者の視線を1点に集中させ、被接着物4の他の部分に視線を注がせないようにする。
【解決手段】ポリエステル繊維を交絡させて得られた不織布よりなるワッペン本体2の表面には3次元ステレオグラムを含む絵柄1を表現している。ワッペン本体2の裏面には、熱融着剤層3が形成されている。ワッペン本体2には、香気成分を内包したマイクロカプセルが付着している。
【選択図】図3
【解決手段】ポリエステル繊維を交絡させて得られた不織布よりなるワッペン本体2の表面には3次元ステレオグラムを含む絵柄1を表現している。ワッペン本体2の裏面には、熱融着剤層3が形成されている。ワッペン本体2には、香気成分を内包したマイクロカプセルが付着している。
【選択図】図3
Description
本願発明は、表面に3次元ステレオグラムを含む絵柄が施された日用品に関するものである。
3次元ステレオグラムの絵柄は、焦点の遠近操作(平行法)や見方(交差法)で見えなかった立体像が浮き上るように脳に認識させたり、アナグリフ画像を左右のレンズに異なる方向の偏向フィルターが取り付けられた3D眼鏡(青赤メガネ)を通して脳で立体映像が再現されるようにしている。
従来、3次元ステレオグラムを含む絵柄は紙面に施されて書籍やポスターとして、また、テレホンカード、ネクタイ、皿、団扇等の模様として製品化されていた。これら製品の3次元ステレオグラムを含む絵柄は一般的にはグラビア印刷法、スクリーン印刷法等を用いて印刷されていた。
電気製品、化粧品容器、文房具等の立体物の平滑な表面に3次元ステレオグラムの絵柄を設けることに関し、ベースフィルム、剥離層、3次元ステレオグラムを含む絵柄が印刷された印刷層、及びアクリル樹脂系接着層が重合された転写シートを使用し、立体物表面にアクリル樹脂系接着層側を密着し、80℃〜260℃の温度及び圧力50〜200Kg/m2に条件設定した耐熱弾性体によりベースフィルム側から転写シートを加熱及び加圧し冷却後、ベースフィルムを剥離することで立体物表面に3次元ステレオグラムを含む絵柄を転写することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示の3次元ステレオグラムを含む絵柄が絵付けされた立体物であると、複数層からなる転写シートを加圧及び加熱手段により立体物表面に転写しているので、合成樹脂製板等の平滑面には3次元ステレオグラムを含む絵柄の絵付けが可能である。
しかしながら、繊維を交絡させ表面に毛羽や起伏を有する不織布に、特許文献1に開示の転写方法を適用すると、接着層が繊維表面に完全に密着できない。3次元ステレオグラムの絵柄は多数のドットや繰り返される細かい線図等からなり、繊維製品の表面に緻密な絵柄が表現できなければ立体視が発現することは困難であり、仮に転写できたとしても洗濯により転写部が部分的に剥離するという問題点があった。
3次元ステレオグラムの絵柄を起こした型紙を敷物の表面に当て、染料をなぞって絵柄を出す捺染方法により3次元ステレオグラムの絵柄を表現した敷物や、生地に対し直接機械から染料をジェット式に噴射して3次元ステレオグラムの絵柄を表現した敷物が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に開示の発明は、繊維の表面に染料を付着させているため、繊維の凹凸により図柄が不鮮明になり、実際には立体視現象が発現できないという問題点があった。
又、一般にクリアホルダーといわれるものは、無模様且つ一色の透明或は半透明の合成樹脂製薄片を両片に使用しているが、収容する書類内容が外部から視認可能なため、重要書類を入れるには不適当であるという欠点があった。特許文献3には、クリアホルダーの片面の表面に大きさが5ポイントを超え14ポイント以下の中字以上の数字又は文字からなる地紋が施されたクリアホルダーが提案されている。特許文献3に開示の考案は、文字間や数字間の透明部分或は半透明部分から内側に収容されている書類の記載内容が第三者に視認可能であり、又、面白味に欠けるという問題点があった
特開平8−258497号公報 実開平7−25885号公報 第3038068号の登録実用新案公報
従来、3次元ステレオグラムを含む絵柄は紙面に施されて書籍やポスターとして、また、テレホンカード、ネクタイ、皿、団扇等の模様として製品化されていた。これら製品の3次元ステレオグラムを含む絵柄は一般的にはグラビア印刷法、スクリーン印刷法等を用いて印刷されていた。
電気製品、化粧品容器、文房具等の立体物の平滑な表面に3次元ステレオグラムの絵柄を設けることに関し、ベースフィルム、剥離層、3次元ステレオグラムを含む絵柄が印刷された印刷層、及びアクリル樹脂系接着層が重合された転写シートを使用し、立体物表面にアクリル樹脂系接着層側を密着し、80℃〜260℃の温度及び圧力50〜200Kg/m2に条件設定した耐熱弾性体によりベースフィルム側から転写シートを加熱及び加圧し冷却後、ベースフィルムを剥離することで立体物表面に3次元ステレオグラムを含む絵柄を転写することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示の3次元ステレオグラムを含む絵柄が絵付けされた立体物であると、複数層からなる転写シートを加圧及び加熱手段により立体物表面に転写しているので、合成樹脂製板等の平滑面には3次元ステレオグラムを含む絵柄の絵付けが可能である。
しかしながら、繊維を交絡させ表面に毛羽や起伏を有する不織布に、特許文献1に開示の転写方法を適用すると、接着層が繊維表面に完全に密着できない。3次元ステレオグラムの絵柄は多数のドットや繰り返される細かい線図等からなり、繊維製品の表面に緻密な絵柄が表現できなければ立体視が発現することは困難であり、仮に転写できたとしても洗濯により転写部が部分的に剥離するという問題点があった。
3次元ステレオグラムの絵柄を起こした型紙を敷物の表面に当て、染料をなぞって絵柄を出す捺染方法により3次元ステレオグラムの絵柄を表現した敷物や、生地に対し直接機械から染料をジェット式に噴射して3次元ステレオグラムの絵柄を表現した敷物が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に開示の発明は、繊維の表面に染料を付着させているため、繊維の凹凸により図柄が不鮮明になり、実際には立体視現象が発現できないという問題点があった。
又、一般にクリアホルダーといわれるものは、無模様且つ一色の透明或は半透明の合成樹脂製薄片を両片に使用しているが、収容する書類内容が外部から視認可能なため、重要書類を入れるには不適当であるという欠点があった。特許文献3には、クリアホルダーの片面の表面に大きさが5ポイントを超え14ポイント以下の中字以上の数字又は文字からなる地紋が施されたクリアホルダーが提案されている。特許文献3に開示の考案は、文字間や数字間の透明部分或は半透明部分から内側に収容されている書類の記載内容が第三者に視認可能であり、又、面白味に欠けるという問題点があった
本願発明は上記従来技術の有する問題点に鑑みて創案されたものであって、立体視現象が発現できる3次元ステレオグラムを含む絵柄を表面に施すことで第三者の視線を1点に集中させ、低品質の繊維製品であることや、内側に収容した書類内容等に注意を注がせないようにした日用品を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、合成繊維を交絡させ所定の肉厚を有し平坦な表裏面を具備してなる不織部を所望平面形状に形成し、表面には立体視現象を発現可能に3次元ステレオグラムを含む絵柄が昇華転写プリントにより施され、裏面には熱融着剤層が被着形成され、裏面を被接着物表面に重合当接した状態下で、表面側から加熱加圧すると表面に3次元ステレオグラムが施された不織布が前記被接着物表面に接着可能に形成されてなることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、2枚の略矩形状合成樹脂製薄片を重ね合わせ2辺若しくは3辺をヒートシールし、周縁のうち無ヒートシール部を書類の出し入れ口とした合成樹脂製のホルダーの一方の片面又は/及び他方の片面の表面に於ける一部若しくは全部に、立体視現象を発現可能に3次元ステレオグラムを含む絵柄が施されてなることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、2枚の略矩形状合成樹脂製薄片を重ね合わせ2辺若しくは3辺をヒートシールし、周縁のうち無ヒートシール部を書類の出し入れ口とした合成樹脂製のホルダーの一方の片面又は/及び他方の片面の表面に於ける一部若しくは全部に、立体視現象を発現可能に3次元ステレオグラムを含む絵柄が施されてなることを特徴とする。
本願発明は、不織布の表面に3次元ステレオグラムを昇華転写という技法により施しているため、転写紙のインクが昇華して繊維内に入り込み色移りや洗濯による色落ちが無く、長期に亘り鮮明な絵柄を表現できるという効果がある。
本願発明は、不織布の裏面に熱融着剤層が被着形成されているため、例えば個人が廉価なジーンズや無地スウェットシャツ等を購入し、趣味に合致した3次元ステレオグラムの絵柄が施された不織布を選択入手して自宅でアイロンを用いて接着することにより、低価格で個性的な世界で唯1枚の衣類等を手軽に製造でき、第三者の視線を3次元ステレオグラムの絵柄に集中させることで、被接着衣類が廉価なものであることを第三者に認識させないという効果がある。
本願発明は、半透明若しくは透明な合成樹脂製薄片よりなる2枚の片面を重合してなる書類用ホルダー等の片面表面に3次元ステレオグラムの絵柄を施しているので、第三者の視線を3次元ステレオグラムの絵柄に集中させ、片面間に収容されている重要書類の内容が知られることがないという効果がある。
本願発明は、不織布の裏面に熱融着剤層が被着形成されているため、例えば個人が廉価なジーンズや無地スウェットシャツ等を購入し、趣味に合致した3次元ステレオグラムの絵柄が施された不織布を選択入手して自宅でアイロンを用いて接着することにより、低価格で個性的な世界で唯1枚の衣類等を手軽に製造でき、第三者の視線を3次元ステレオグラムの絵柄に集中させることで、被接着衣類が廉価なものであることを第三者に認識させないという効果がある。
本願発明は、半透明若しくは透明な合成樹脂製薄片よりなる2枚の片面を重合してなる書類用ホルダー等の片面表面に3次元ステレオグラムの絵柄を施しているので、第三者の視線を3次元ステレオグラムの絵柄に集中させ、片面間に収容されている重要書類の内容が知られることがないという効果がある。
不織布の表面に3次元ステレオグラムを含む絵柄を昇華転写技法により施すことで、転写紙上の染料が繊維間に入り込んで封じ込められ、インクを繊維製品に定着させ、繊細な絵図である3次元ステレオグラムを含む絵柄を不織布の表面に表現することを実現した。
又、2片よりなるクリアホルダーの片面の表面に3次元ステレオグラムを含む絵柄を施すことで、第三者の視線を3次元ステレオグラムを含む絵柄に集中させることで、クリアホルダーに収容した書類を持ち歩いていても第三者に認識されないことを実現した。
又、2片よりなるクリアホルダーの片面の表面に3次元ステレオグラムを含む絵柄を施すことで、第三者の視線を3次元ステレオグラムを含む絵柄に集中させることで、クリアホルダーに収容した書類を持ち歩いていても第三者に認識されないことを実現した。
図1〜図4に基いて表面に3次元ステレオグラムの絵柄が施された日用品がワッペンである場合を例に説明する。
ポリエステル繊維を交絡させて得られた不織布の表面に3次元ステレオグラムを含む絵柄1を昇華転写プリントにより表現している。3次元ステレオグラムを含む絵柄1は、平行法や交差法により裸眼で立体視現象を発現する絵柄や、アナグリフ画像をいう。不織布の厚みは限定するものではないが、スウエットシャツ用としては着心地の観点より1mm〜2mmに形成されていることを好適とする。不織布には、香気成分を内包したマイクロカプセルが付着することも考えられる。表面に3次元ステレオグラムを含む絵柄1が昇華転写プリントにより表現された不織布を、3次元ステレオグラムを含む絵柄1の部分を真円形にくり抜き、ワッペン本体2を得る。ワッペン本体2の裏面には、熱融着剤層3が形成されている。熱融着剤層3を構成する熱融着剤はポリアミド樹脂に捺染性改良剤を添加した液状樹脂をワッペン本体2の裏面に均一に塗布し薄い被膜を設けることや、ウレタンプレポリマー等の反応性ホットメルトに捺染改良剤や適宜水を添加混合した液状樹脂を均一な薄膜となるように塗布して被膜を形成することが考えられる。
ポリエステル繊維を交絡させて得られた不織布の表面に3次元ステレオグラムを含む絵柄1を昇華転写プリントにより表現している。3次元ステレオグラムを含む絵柄1は、平行法や交差法により裸眼で立体視現象を発現する絵柄や、アナグリフ画像をいう。不織布の厚みは限定するものではないが、スウエットシャツ用としては着心地の観点より1mm〜2mmに形成されていることを好適とする。不織布には、香気成分を内包したマイクロカプセルが付着することも考えられる。表面に3次元ステレオグラムを含む絵柄1が昇華転写プリントにより表現された不織布を、3次元ステレオグラムを含む絵柄1の部分を真円形にくり抜き、ワッペン本体2を得る。ワッペン本体2の裏面には、熱融着剤層3が形成されている。熱融着剤層3を構成する熱融着剤はポリアミド樹脂に捺染性改良剤を添加した液状樹脂をワッペン本体2の裏面に均一に塗布し薄い被膜を設けることや、ウレタンプレポリマー等の反応性ホットメルトに捺染改良剤や適宜水を添加混合した液状樹脂を均一な薄膜となるように塗布して被膜を形成することが考えられる。
次に、製造方法について説明する。スキャナーで3次元ステレオグラムを含む絵柄をコンピュータに取り込み、取り込まれた画像をデジタルデータに変換し、取り込んだ画像をプリンターでインクジェットによりインク出力360dpiでインク出力60%の画像が反転した転写紙を製造する。ポリエステル繊維を交絡させ厚みが1mm〜2mm程度の扁平な不織布の表面に転写紙の印刷層側を当接し、ゴム板及び金属板を重合載置して約200℃の温度と圧力50〜200Kg/m2を加えたる後、常温環境下に放置して自然冷却し、転写紙を不織布の表面から剥離する。不織布の表面にはスキャナーで取り込んだ3次元ステレオグラムを含む絵柄1が鮮明に印刷されている。不織布を3次元ステレオグラムを含む絵柄1を含むように真円に裁断し、3次元ステレオグラムを含む絵柄1の部分をくり抜く。得られたワッペン本体2の裏面には熱融着剤を塗布して熱融着剤層3を形成する。不織布の表面には3次元ステレオグラムの絵柄1を表現する場合に限定せず、2次元の絵柄を昇華転写印刷技法により施すことも考えられる。
次に香料付きのワッペンの製造方法について説明する。ポリエステル繊維よりなる不織布を、ターテン、アクリル系エステル樹脂、非イオン系海面活性剤よりなるOW型エマルジョンとAV800−RO(株式会社扶桑化研の商品名)を混合した液体中に浸漬後、不織布を取り出し、120℃の温度環境下で静置乾燥してオレンジの香り付きの不織布を得る。オレンジの香料が付着し乾燥した不織布の表面に、3次元ステレオグラムの絵柄1を昇華転写技法により表現する。不織布を3次元ステレオグラムを含む絵柄1を含むように真円に裁断し、3次元ステレオグラムを含む絵柄1の部分をくり抜く。得られたワッペン本体2の裏面には熱融着剤を塗布して熱融着剤層3を形成する。
実施例1では実開平6−20493号公報に記載のように、インク中にマイクロカプセルにバニラ等の香料を内包したアクリル樹脂を添加し、このマイクロカプセル含有インクを用いて転写紙を製造し、該転写紙を不織布表面に加圧加熱により昇華転写して香り付きの3次元ステレオグラムを含む絵柄1が表面に施された不織布を得、さらに不織布を例えば真円等の所望形状に裁断切抜き後、裏面に熱融着剤を塗布して熱融着剤層3を形成することも本願発明に含まれる。
又、インクにアルミナ系酸化物等を材料とする蓄光塗料を用い、昇華転写技法によりワッペン本体2の表面に暗黒状態下でも発光するようにすることも本願発明に包含される。
実施例1では実開平6−20493号公報に記載のように、インク中にマイクロカプセルにバニラ等の香料を内包したアクリル樹脂を添加し、このマイクロカプセル含有インクを用いて転写紙を製造し、該転写紙を不織布表面に加圧加熱により昇華転写して香り付きの3次元ステレオグラムを含む絵柄1が表面に施された不織布を得、さらに不織布を例えば真円等の所望形状に裁断切抜き後、裏面に熱融着剤を塗布して熱融着剤層3を形成することも本願発明に含まれる。
又、インクにアルミナ系酸化物等を材料とする蓄光塗料を用い、昇華転写技法によりワッペン本体2の表面に暗黒状態下でも発光するようにすることも本願発明に包含される。
次に作用及び効果について説明する。
不織布はポリエステル繊維を交絡させて形成しているので、繊維間の隙間に気化した転写紙の印刷層のインクが入り込み、不織布を冷却することにより繊維間の隙間にインクを封着するため3次元ステレオグラムに不可欠な緻密な絵柄が不織布の表面に表現できる。又、図3に示すように、ワッペン本体2の表面側からアイロンで加熱加圧すると、熱融着剤層3が溶融する。そして、溶融し液化した熱融着剤が被接着物4の繊維内に入り込んだ状態で固化することで、ワッペン本体2を被接着物4に剥離不可能に接着する。
不織布には香気成分を内包したマイクロカプセルが付着しているので、表面を摩擦することで香り成分を内包した樹脂が破れ、香りを楽しむことができるという効果がある。又、昇華転写技法により不織布表面に3次元ステレオグラムを含む絵柄1を表現しているので、3次元ステレオグラムを含む絵柄1部分が耐洗濯性を有し、又、洗濯によっても被接着物4の表面からワッペン本体2は剥離しないという効果がある。
不織布はポリエステル繊維を交絡させて形成しているので、繊維間の隙間に気化した転写紙の印刷層のインクが入り込み、不織布を冷却することにより繊維間の隙間にインクを封着するため3次元ステレオグラムに不可欠な緻密な絵柄が不織布の表面に表現できる。又、図3に示すように、ワッペン本体2の表面側からアイロンで加熱加圧すると、熱融着剤層3が溶融する。そして、溶融し液化した熱融着剤が被接着物4の繊維内に入り込んだ状態で固化することで、ワッペン本体2を被接着物4に剥離不可能に接着する。
不織布には香気成分を内包したマイクロカプセルが付着しているので、表面を摩擦することで香り成分を内包した樹脂が破れ、香りを楽しむことができるという効果がある。又、昇華転写技法により不織布表面に3次元ステレオグラムを含む絵柄1を表現しているので、3次元ステレオグラムを含む絵柄1部分が耐洗濯性を有し、又、洗濯によっても被接着物4の表面からワッペン本体2は剥離しないという効果がある。
図5に基いて片面の表面に3次元ステレオグラムの絵柄が施された日用品が書類を片面間に挟んで使用するホルダーである場合を例に説明する。ホルダーは、無模様且つ一色で半透明或は透明のポリプロリレンより成る略矩形状の一方の片面5と他方の片面6を重合し、2辺若しくは3辺をヒートシールし、片面5、6の重合する周縁のうち無シール部を書類の出し入れ口としている。ホルダーの一方の片面5の表面に印刷により3次元ステレオグラムを含む絵柄7を表現している。印刷はオフセット印刷が好適であるが、印刷技法はオフセット印刷に限定しない。実施例2では3次元ステレオグラムを含む絵柄7を一方の片面5の表面一部に施している場合を例に説明したが、一方の片面5の表面全部に施していてもよい。又、他方の片面6の表面の一部若しくは全部に3次元ステレオグラムを含む絵柄7を施しているものも本願発明に包含される。
又、オフセット印刷に用いるインクに蓄光顔料を用いることで、暗黒環境下でも3次元ステレオグラムを含む絵柄7が発光し、ホルダーの所在を視認できるようにする発明も本願発明に含まれる。
又、オフセット印刷に用いるインクに蓄光顔料を用いることで、暗黒環境下でも3次元ステレオグラムを含む絵柄7が発光し、ホルダーの所在を視認できるようにする発明も本願発明に含まれる。
1、7 3次元ステレオグラムを含む絵柄
2 ワッペン本体
3 熱融着剤層
4 被接着物
5、6 片面
2 ワッペン本体
3 熱融着剤層
4 被接着物
5、6 片面
Claims (2)
- 合成繊維を交絡させ所定の肉厚を有し平坦な表裏面を具備してなる不織部を所望平面形状に形成し、
表面には立体視現象を発現可能に3次元ステレオグラムを含む絵柄が昇華転写プリントにより施され、
裏面には熱融着剤層が被着形成され、
裏面を被接着物表面に重合当接した状態下で、表面側から加熱加圧すると表面に3次元ステレオグラムが施された不織布が前記被接着物表面に接着可能に形成されてなることを特徴とする表面に3次元ステレオグラムの絵柄が施された日用品。 - 2枚の略矩形状合成樹脂製薄片を重ね合わせ2辺若しくは3辺をヒートシールし、周縁のうち無ヒートシール部を書類の出し入れ口とした合成樹脂製のホルダーの一方の片面又は/及び他方の片面の表面に於ける一部若しくは全部に、立体視現象を発現可能に3次元ステレオグラムを含む絵柄が施されてなることを特徴とする3次元ステレオグラムの絵柄が施された日用品。
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---|---|---|---|
JP2010185561A JP2012036550A (ja) | 2010-08-03 | 2010-08-03 | 表面に3次元ステレオグラムの絵柄が施された日用品 |
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JP2010185561A Pending JP2012036550A (ja) | 2010-08-03 | 2010-08-03 | 表面に3次元ステレオグラムの絵柄が施された日用品 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110306361A (zh) * | 2019-06-11 | 2019-10-08 | 厦门安踏体育用品有限公司 | 一种兼具紫外变色和夜光功能的面料的制备方法、面料和服装 |
-
2010
- 2010-08-03 JP JP2010185561A patent/JP2012036550A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110306361A (zh) * | 2019-06-11 | 2019-10-08 | 厦门安踏体育用品有限公司 | 一种兼具紫外变色和夜光功能的面料的制备方法、面料和服装 |
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