JP6152067B2 - 意匠性向上シートおよびそのシートの製造方法 - Google Patents

意匠性向上シートおよびそのシートの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6152067B2
JP6152067B2 JP2014075937A JP2014075937A JP6152067B2 JP 6152067 B2 JP6152067 B2 JP 6152067B2 JP 2014075937 A JP2014075937 A JP 2014075937A JP 2014075937 A JP2014075937 A JP 2014075937A JP 6152067 B2 JP6152067 B2 JP 6152067B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
sheet
urethane
surface layer
designability
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014075937A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015196333A (ja
Inventor
雨森 正次郎
正次郎 雨森
由隆 石原
由隆 石原
Original Assignee
株式会社丸仁
有限会社スペースエイジ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社丸仁, 有限会社スペースエイジ filed Critical 株式会社丸仁
Priority to JP2014075937A priority Critical patent/JP6152067B2/ja
Publication of JP2015196333A publication Critical patent/JP2015196333A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6152067B2 publication Critical patent/JP6152067B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Description

本発明は意匠性向上シートおよびそのシートの製造方法に関し、特に、意匠性向上シートを衣類表面に貼り付けた後であっても、文字,図面,模様をこのシート上に、自在に追加/削除させることの可能な意匠性向上シートの開発に関するものである。
転写シートや転写マークといった転写製品は、熱圧着方法を利用するだけで、布や紙など柔軟性のある被転写物に対し、特定の文字,図面,模様を形成させることができる。
そのため、転写製品は、ネームや背番号といったものをユニフォームに転写する場面や、ファッションブランドのロゴを衣類や鞄に転写する場面において、広く利用されている。
そこで、近年、転写製品の製造技術に属する分野においては、特に、転写製品を被転写物に良好に転写するための技術、熱転写後の転写製品を被転写物から剥離するための技術や、転写製品自体の意匠性の向上を目的とする技術など、に関心が集まっている。それら技術の具体的な例を以下に示す。
・転写製品を被転写物に良好に接着する技術:転写シート部分のみを集中して加熱するブロックを用いることによって、衣服の皺伸ばしに使用される家庭用アイロンであっても、転写シートを被転写物上に良好に接着し得る技術(特許文献1)や、透明な剥離層を介して、マーク印刷層を耐熱樹脂フィルムの片面に設けつつ、前記マーク印刷層を剥離層との間で挟む接着層を設けた転写マークに対し、前記フィルムの上側から前記接着層を加熱することで、当該転写マークを、樹脂手袋の偏平とした状態の被転写部分表面に接着する技術(特許文献2)が、開示されている。
・転写製品を被転写物から剥離する技術:合成樹脂製マーク表面を、予め熱可塑性ポリウレタン樹脂の剥離シートで被覆しておく。その後、接着剤によって、被服に熱接着されたマークは、被服側から120°C〜185°Cの温度で加熱されることで接着剤が溶融し、剥離シートの存在によって、当該接着剤からマークを容易に剥離する技術(特許文献3)が開示されている。
・転写製品の意匠性の向上に係る技術:エステル布からなるマーク用生地と、穿孔を有するウレタン系樹脂からなる有効接着層と、の間に生布隠蔽用白地シート層を備えたマーク用生地を使用することで、被接着物の記事の色を隠蔽し、美観に優れるという効果を奏する技術(特許文献4)や、転写接着層の所望の形状で短繊維を植毛し、立体感をもった転写マークを製造する技術(特許文献5)が、開示されている。
特開平7−8698号公報 特開平6−240505号公報 特開2011−231222号公報 特開2008−143055号公報 特開2009−203590号公報
しかしながら、上記転写製品の意匠性(デザイン)については、一度、転写製品を衣類に貼り付けた後は、その衣類から転写製品を剥離して、取り除かない限り、別の文字,図面,模様を、その衣類表面の同じ位置に転写することは出来ない。
特に、お気に入りの選手の名前や背番号が転写されたユニフォームを着て観戦することの多い、野球やサッカーなどのスポーツ観戦において、特定の選手に対するメッセージを試合中の各シーンに合わせて「がんばれ〇〇」や、「祝!100HR〇〇」のように自在に変更することが可能な、転写製品はこれまでに開発されていない。
他方で、メッセージを選手に伝えるだけであれば、インクペン等を使用して転写製品上や、ユニフォームの一部分に、当該メッセージを直接書き込む方法も考えられるが、それらインクで描かれたメッセージを、一般家庭の洗濯によって、しっかりと落とすことは極めて難しく、この方法は現実的ではない。
そこで、本発明者らは、文字,図面,模様を容易に変更可能な機能を、衣類に熱接着可能なシートに持たせることによって、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の第1の目的は、衣類に対して、本発明に係る透明、半透明又は不透明の意匠性向上シートを貼り付けた状態で、任意のメッセージや模様をこのシートの表面上に、自在に書いたり、消したりすることを可能にする意匠性向上シートを提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、ユーザが所望とする図面,模様等からなる色層を、そのシート内部に形成することによって、書き消し自在な表面層、および特定の文字,図面,模様を有する色層の、2つの機能層を同時に有する転写シートを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、衣類に貼り付けて使用する意匠性向上シートであって、当該シートは、
インクによる文字や模様の書き消しが可能な表面を有する表面層、
前記表面層の書き消し可能な表面に対向する下方面に設けられる、柔軟性および耐熱性を有するウレタン系樹脂を含むウレタンフィルム層、および
前記ウレタンフィルム層の下方の面に設けられ、当該シートと、前記衣類と、を接着する接着層、を含み、
前記3つの層は、それぞれ透明、半透明又は不透明であることを特徴とする。
すなわち、本発明に係る意匠性向上シートは、ユーザが所望とする文字,図面,模様等を意匠性向上シートの表面部分に描くこと、またその表面に描かれる文字,図面,模様等を消すことが可能であって、この意匠性向上シートを、接着層を介して衣類に貼り付けることができる。
また、上記本発明に係る意匠性向上シートは、透明若しくは半透明であって、本発明に係るシートを衣類表面に予めプリントされている図面や模様等の上に貼り付けたとしても、それらの図面や模様を、本発明に係るシート越しに見ることが出来る。
なお、前記表面層の一部に図柄、模様などを付することも可能であり、またホログラム、キネグラムなどの幾何学模様を付することも好適である。
すなわち、本発明に係る意匠性向上シートは、衣類表面上のデザインを邪魔することなく、かつそのようにして貼り付けた意匠性向上シート上には、ユーザが所望とする文字,図面,模様等を書いたり、消したりすることが出来る。
従って、本発明は、衣類表面に貼り付けた意匠性向上シートを使用することで、衣類の意匠性を向上させる。
本発明に係る意匠性向上シートであって、
前記表面層はポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、又はポリプロピレンの何れか1つ以上を含むものであって、
前記各層の積層方向における、前記表面層の厚みは、75μm未満である。
すなわち、本発明に係る意匠性向上シートの表面層は、筆記及びその消去が容易なように滑面を有し、且つある程度の硬度を有することが好ましいが、一方で衣類に貼着されるという性質上、適度な柔軟性を備えることも必要である。。
なお、表面層の厚みを75μm以上にしまうと、柔軟性にかけ、洗濯時の付加による皺の発生頻度が増す。そのため、洗濯時に表面層に発生し得る折れ皺を抑えるには、表面層の厚みは75μm未満とすることが好ましく、特に好ましくは10〜60μmである。
本発明に係る意匠性向上シートであって、
前記ウレタンフィルム層は、フィルム状に加工されており、
前記各層の積層方向における、前記ウレタン系フィルムの厚みは、0.2mm〜1mmの範囲内であり、またウレタン硬度としては50A〜95Aが好ましい。
すなわち、本発明に係る意匠性向上シートのウレタンフィルム層は、適度な柔軟性と伸縮性とを有し、このウレタンフィルム層が洗濯時に前記表面層にかかる負荷を緩和する。
洗濯時に前記表面層にかかる負荷を適切に緩和し、着衣した時の重量や動きやすさを考慮すると、特にウレタンフィルム層の厚みを0.2mm〜0.5mmの範囲で選択することが好ましい。
本発明に係る意匠性向上シートであって、
前記接着層は、熱可塑性ポリウレタン樹脂、エーテル系樹脂、エステル系樹脂、熱可塑性ポリアミド、ポリエステル、ホットメルト材料の何れか1つを含み、
100°C〜150°Cの熱を前記接着層に加えることによって、衣類と、当該意匠性向上シートとを、接着する。
すなわち、本発明に係る意匠性向上シートの接着層は、100°C〜150°Cで加熱することで、衣類と、意匠性向上シートとを接着させることが出来る。また、衣類と、意匠性向上シートとを接着させた後は、再度、接着層に熱を加えない限り、衣類から当該シートを簡単にはがすことは出来ない。
本発明の第2の目的に係る転写シートであって、
前記表面層および前記ウレタンフィルム層の間に、
色材と、熱可塑性樹脂と、を含む色層を備え、
当該色層は所定の文字、図面、若しくは模様を有し、
当該色層に描かれる文字、図面、若しくは模様は前記表面層を介して視認されることを特徴とする。
色材については、蛍光剤、染料、アルミ粉末、パール粉末などが好適に用いられる。
すなわち、本発明に係る転写シートは、色層を意匠性向上シートの表面層と、ウレタンフィルム層との間に、配置したものである。それによって、当該色層は透明又は半透明な表面層の直下に位置し、この転写シートは、前記表面層による書き消し機能と、所定の文字や、図面を有する色層による背景デザインの機能と、を備える。
なお、色層は表層、ウレタンフィルム層とは別途設けてもよいが、表層裏面ないしウレタンフィルム層表面に直接形成してもよい。
本発明の第1の目的に係る意匠性向上シートを製造する方法であって、
所定の厚さを持つ表面層を製造する工程と、
前記表面層の一方の面に、所定の厚さで製造したウレタンフィルム層を貼り付ける工程と、
前記ウレタン樹脂層の表面層に対向する面に、衣類と、当該シートとを接着する接着層を塗布する工程と、を含むことを特徴とする。
更に、本発明に係る意匠性向上シートを衣類に貼り付ける際には、前記表面層側から熱をかけて、当該転写マークと、前記衣類とを接着させることが好ましい。
また、本発明に係る意匠性向上シートを製造する際に、
前記表面層の一方の面にウレタンフィルム層を貼り付ける工程に先駆けて、当該表面層の下面に熱可塑性ポリウレタン樹脂、エーテル系樹脂、エステル系樹脂、熱可塑性ポリアミド、ポリエステル、ホットメルト材料の何れか1つを含む熱可塑性接着用材料を塗工する工程を含むことも好ましい。
すなわち、表面層に、予め接着材料を塗工することによって、ウレタンフィルム層と表面層とを貼り付ける際の接着力を向上させることができる。
また、塗工、シルクスクリーン印刷を行う場合、接着材料は熱可塑性を有し、流動性を付与可能であることが好ましい。
本発明の第2の目的に係る転写シートの製造方法であって、
前記ウレタンフィルム層を前記表面層の片面に貼り付ける工程に先駆け、
模様、マーク、若しくは図柄を有する色層を当該表面層の片面に印刷する工程を、設けることを特徴とする。
すなわち、前記色層は、コーターや、スクリーン印刷などの一般的な手段によって、表面層の片面に印刷される。
本発明に係る転写シートの製造方法であって、
前記ウレタンフィルム層を前記色層に貼り付ける工程に先駆けて、
当該色層の下面に熱可塑性ポリウレタン樹脂、エーテル系樹脂、エステル系樹脂、熱可塑性ポリアミド、ポリエステル、ホットメルト材料の何れか1つを含む熱可塑性接着用材料を塗工する工程を含むことが好ましい。
すなわち、接着材料は色層と、ウレタンフィルム層との接着力を向上させることができる。
本発明の意匠性向上シートによれば、当該シートは、熱接着によって様々な衣類の表面に貼り付けることが出来、かつ、当該シートの書き消し可能な表面層を利用した衣類の意匠性の向上効果を奏する。
更に、本発明の転写シートは、書き消し可能な表面層に加え、ユーザが所望とする模様、マーク、若しくは図柄を有する色層を備える。そのため、本発明の転写シートによって、ユーザは色層を背景とし、かつ任意の文字等をその上の表面層で書き消し出来るため、本発明の転写シートは衣類の意匠性を一層向上させる効果を奏する。
本発明の第1実施例に関する意匠性向上シートの断面図である。 本発明の第1実施例に関する意匠性向上シートの製造から、当該シートを衣類に貼り付ける工程に至る概要を説明する図である。 本発明の第1実施例の変形例に関する意匠性向上シートの製造方法を示す概要図である。 本発明の第1実施例に関する意匠性向上シートを用いる衣類の意匠性の向上の一例を示す概要図である。 本発明の第2実施例に関する熱転写シートの断面図である。 本発明の第2実施例に関する熱転写シートを用いる衣類の意匠性の向上の一例を示す概要図である。
以下、本発明の意匠性向上シート、意匠性向上シートの製造方法、転写シート、および転写シートの製造方法について、図面を用いて説明するが、本発明の趣旨を超えない限り何ら以下の例に限定されるものではない。
図1は、本発明に関する意匠性向上シート10の断面図を示すものであり、図2は、本発明に関する意匠性向上シート10の製造から、当該意匠性向上シート10を衣類1に貼り付けるまでの概要を説明する図である。
<意匠性向上シートについて>
図1に示すように、意匠性向上シート10は、表面層11と、ウレタンフィルム層12と、接着層13と、を備えている。
ここで、表面層11は、少なくともその表面に、一般的なインクペンによる書込みが可能であって、かつ、透明又は半透明であり、表面が滑面であることが好ましい。また、意匠性向上シート10は、衣類に貼り付けた状態で洗濯されるため、表面層11はその洗濯時の負荷を適切に逃すことが出来る柔軟性を持っていることが望まれる。
そこで、表面層11には、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)、およびポリメチルメタクリレート(PMMA)等の熱可塑性樹脂材料を用いることが出来る。
上記材料の中でも、特にPETは、透明性が高く、PEに比べて溶融温度が高い。他方で、PETは、光沢性も優れることから意匠性に優れ、また、PPよりも柔軟性に富む等の理由から、本発明の表面層11の材料にはPETを使用することが好ましい。
なお、図2(a)に示すような本発明の表面層11の製造には、一般的なPET製品およびPETフィルムの製造技術を用いることが出来る。
表面層11は比較的硬度を高くしないとスクラッチなどの傷がつきやすくなるが、一方で硬度が高いと柔軟性に劣り、洗濯時などの負荷により皺が発生する。加えて、PETとして柔軟性に富む素材を選択しても、厚みを増すと、柔軟性は下がる。そのため、PETの厚みは、洗濯時の負荷によるダメージを適度に逃せる程度の柔軟性となるよう、調整する必要が有る。
後述する洗濯負荷試験(I)の結果から、表面層11の厚さが75μmの場合、75μm未満の厚さをもつ表面層11に比べて、洗濯時の負荷により発生する皺の数が増えることが明らかとなった。そこで、本発明の表面層11は75μm未満の厚みを持つことが好ましい。本発明者らがさらに検討を進めた結果、表面層は特に10〜60μmが好ましいことが分かった。
ウレタンフィルム層12は、洗濯時に表面層11が受ける負荷を緩和するために設けるものであると共に、そのウレタンフィルム層12は透明または半透明である必要が有る。ウレタンフィルム層12は、ポリウレタン樹脂を主成分としている。
なお、表面層11の直下に、液状のウレタン樹脂を塗布してウレタンフィルム層12を作製することも出来るが、本発明ではウレタンフィルム層12の膜厚を適切に調整する必要が有ることから、予め厚みを調整したフィルムを作成し、そのフィルムを表面層11の直下に貼り付けることが好ましい(図2(b)参照)。
本発明のウレタンフィルム層12の製造には、一般的なウレタン製品およびウレタンフィルムの製造技術を用いることが出来る。
後述する洗濯負荷試験(II)の結果から、ウレタンフィルム層の厚さが0.1mmの場合は、洗濯時の表面層11にかかる負荷を適切に緩和することが出来ず皺が残ることになり、洗濯後の表面層の書き消し機能は格段に落ちる。そのため、ウレタンフィルム層の厚みは0.2mm〜1.0mmの範囲内で設定することが好適であり、一層好適にはウレタンフィルム層の厚みは0.3mm〜0.5mmの範囲内で設定される。
接着層13は、意匠性向上シート10を衣類1に貼り付けるための接着作用を発揮すればよく、市販されている接着剤などを利用することも出来る。
但し、意匠性向上シート10は洗濯時の負荷および洗濯時に使用する洗剤への耐薬剤性を有している必要があり、接着層13には熱可塑性材料またはホットメルト材料を使用することが好ましい。
更に、その熱可塑性材料の中でも、ウレタンフィルム層12との相溶性の観点から、接着層13にはウレタン系樹脂、特に熱可塑性ポリウレタン系樹脂を使用することが好ましい。
具体的な熱可塑性材料としては、ホットメルトフィルム、ホットフィルムシート(エーテル系、エステル系)が使用できる。
また、接着層13の形態は、例えば加熱により流動化可能な熱可塑性材料をウレタンフィルム層12に塗布することも可能であるが、本発明では図2(c)に示すように熱可塑性ポリウレタン系樹脂を厚さ30μm〜150μm、特に好ましくは50μ〜100μ程度の範囲となるように塗工する。
そのようにして作成された、意匠性向上シート10は、衣類1の所定の位置に配置された後、表面層11側から、熱が加えられる(図2(d))。その熱によって、接着層13を溶かした後、冷却することで、意匠性向上シート10を備えた衣類1を得ることが出来る(図2(e))。
・表面層と、ウレタンフィルム層との接着力の向上
ここで、表面層11と、ウレタンフィルム層12とは、互いに熱可塑性樹脂を用いるものであるが、その一方で、ウレタンフィルム層12は、耐薬剤性が比較的優れる素材からなる。そこで、表面層11と、ウレタンフィルム層12との間の接着力を上げるため、図3(b)のように、表面層11の片方の面に、接着材料14を塗布してもよい。
また、表面積11とウレタンフィルム層12の接着性を上げる為に、熱可塑性樹脂にイソシアネートを3%〜5%程度添加することが好ましい。
特に、接着性材料14の材料は、ウレタンフィルム層12との相溶性の強いものが良く、ウレタン樹脂や、ホットメルトウレタン樹脂を使用することが好ましい。
接着材料14を表面層11上に塗布した後は、図3(c),(d)に示すように、ウレタンフィルム層12と接着層13をそれぞれ設け、意匠性向上シート10を得ることが出来る。
そして、この意匠性向上シート10の表面層11とウレタンフィルム層12とは、強く接着しており、洗濯時において、ウレタンフィルム層12から表面層11がはがれるのを防止することが出来る。
(PETフィルムの厚みと耐洗濯時の負荷)
ここで、PETフィルムに対する耐洗濯時負荷性能を確認するため、一般的なPETフィルムの製造方法を用いて、(i)厚さ38μmのPETフィルム、および(ii)厚さ75μmのPETフィルムを、それぞれ製造し、サイズ600cm(横:30cm、縦:20cm)で切り出した。
作成したPETフィルム(i)およびPETフィルム(ii)の片面に、それぞれ接着層13を形成した後、両PETフィルムをそれぞれ綿100%のTシャツに、温度:145°C,圧力:0.1mpa/cm2で15秒間熱圧着させ、2つのPETフィルム付きのTシャツを得、洗濯試験を個々のTシャツに対して行った。
<洗濯負荷試験評価(I)>
洗濯機:MITSUBISHI製 全自動洗濯機(市販品)
選択方法詳細;水量:45l、洗い:5分(水温:30°C以下)、
すすぎ回数:2回(水温:30°C以下)、脱水時間:3分
洗濯洗剤:弱アルカリ性衣料用合成洗剤(市販品)
洗濯負荷用衣類:有
−試験結果(I)−
PETフィルム(i)は、1回目の洗濯試験によって、小さな皺が5〜10程度入ったが、その後複数回の洗濯試験に耐え、書き消し機能を維持していた。
それに対して、PETフィルム(ii)は、1回目の洗濯試験によって、大きな皺が5〜10、小さな皺が数個入った。また、3回目の洗濯試験を終えた時点で、書き込みが出来ない程度の皺が存在しており、書き消し性能はPETフィルム(i)に比べて格段に落ちた。
以上の結果から、少なくともPETフィルムの厚みが75μm以上の厚みを持つと、PETフィルムの剛性の増加が問題となり、洗濯時の負荷により回復できない皺の発生を生じやすくなる。よって、PETフィルムの厚みは、75μm未満、特に10〜60μmが好ましい。
(実施例1)
上記PETフィルムの製造方法と同様にして、厚さ38μm、サイズ600cmのPETフィルムを作成した。その後、一般的なウレタンフィルム製造技術を用いて、ウレタン樹脂を0.5mmの厚みで加工し、ウレタンフィルムを作成した。
その後、PETフィルムの片面にホットメルトウレタン樹脂からなる熱可塑性接着剤を塗布した後、約100°Cの熱によって、上記ウレタンフィルムをPETフィルムに貼り付けた。
そして、ウレタンフィルム上に、ホットメルトウレタン樹脂を約75μm程度の厚みとなるように塗工して接着層を形成し、意匠性向上シート(a)を得た。
このようにして得られた、意匠性向上シート(a)を各々綿100%のTシャツに温度:145°C,圧力:0.1mpa/cmで15秒間熱圧着し、意匠性向上シート付きTシャツを作成した。
(実施例2〜比較例1)
前記実施例1において、それぞれ0.4mmウレタンフィルム(実施例2)、0.3mmウレタンフィルム(実施例3)、0.2mmウレタンフィルム(実施例4)、0.1mmウレタンフィルム(比較例1)を厚み38μmPETフィルムに貼り付けた以外は、上記実施例1と同じ作業によって、意匠性向上シート付きTシャツを得た。
(比較例2)
前記実施例1において、0.1mmウレタンフィルムを厚み75μmのPETフィルムに張り付けた以外は、上記実施例1と同じ作業によって意匠性向上シート付Tシャツを得た。
(比較例3,4)
厚み38μm(比較例3)ないし75μm(比較例4)のPETフィルムに対し、ウレタン樹脂を塗布し、上記実施例1と同様の作業により意匠性向上シート付Tシャツを得た。
実施例1:38μmPETフィルム/接着材料/0.5mmウレタンフィルム層/接着層
実施例2:38μmPETフィルム/接着材料/0.4mmウレタンフィルム層/接着層
実施例3:38μmPETフィルム/接着材料/0.3mmウレタンフィルム層/接着層
実施例4:38μmPETフィルム/接着材料/0.2mmウレタンフィルム層/接着層
比較例1:38μmPETフィルム/接着材料/0.1mmウレタンフィルム層/接着層
比較例2:75μmPETフィルム/接着材料/0.1mmウレタンフィルム層/接着層
比較例3:38μmPETフィルム/ウレタン樹脂塗布
比較例4:75μmPETフィルム/ウレタン樹脂塗布
<洗濯負荷試験(II)>
洗濯機:HITACHI製 2層式洗濯機(市販品)
洗濯方法:JIS−L−0217−103準拠
洗濯方法詳細;水量:43l、洗い:5分(水温:40°C)、
すすぎ回数:2回(30°C以下)、脱水時間:3分
水流:強、洗濯洗剤:弱アルカリ性衣料用合成洗剤(市販品)
洗濯負荷用衣類:有
−試験結果(II)−
[表1]
表1.実施例及び比較例の洗濯負荷試験(II)評価結果
洗濯回数 実施例1 実施例2 実施例4 比較例1 比較例2
1回目 〇 〇 〇 × ×
3回目 〇 〇 △ × ×
5回目 〇 〇 × × ×
全体評価 良い 良い 普通 使用不可 使用不可
〇:洗濯後も表面層上に、書き消し機能が残っていることを指す。△:洗濯後の表面層上に、目立つ皺があるが、書き消し機能が残っていることを指す。×:洗濯後の表面層上に、非常に多くの皺が発生し、書き消し機能が劣化していることを指す。
上記比較例1および比較例2に基づき、0.1mmウレタンフィルム層では、洗濯時の負荷を適切に緩和することが出来ない。
また、比較例2に示した、75μmの厚みを持つPETフィルムを表面層に用いたとしても、0.1mmウレタンフィルム層では、洗濯時の負荷を適切に緩和することが出来ない。
それに対し、実施例1および実施例2は、洗濯後も書き消し機能を良好に保つことが出来る。また、上記比較例1または比較例2に比べて、実施例3はその書き消し機能を維持することが可能であり、商品としての実用性が高い。
さらに本発明者らは、防しわ性について検討を行った。結果を表2に示す。
なお、試験はJIS L 1059−1 モンサント法B法(4.9N荷重法)にて行った。
[表2]
防しわ性% 縦方向 横方向
表面 裏面 表面 裏面
実施例1 95 80 97 80
実施例2 89 83 90 82
実施例3 76 70 86 75
実施例4 72 69 82 74
比較例1 68 69 72 75
比較例2 74 73 81 76
比較例3 61 68 66 71
比較例4 68 75 75 78

上記表2において、数値が高い方が防しわ性に優れていることを示している。
防しわ性についても、基本的に前記表1の結果を踏襲しており、PET層厚が75μmの場合(比較例2,4)には38μの場合に比較し防しわ性に優れているとの結果が出てはいるが、大きな折りしわが認められ、意匠性向上シートとしての使用には不適であった。
以上の事から、ウレタンフィルム層の厚みは0.2mm〜1mm程度の範囲内が好ましく、Tシャツのような薄い生地に重い意匠性向上シートを張り付けることは弛みなどの原因となることもあるので、一層好適には、0.2mm〜0.5mmである。
そして、図4は上述の実施例1と同様の手順で作製した意匠性向上シート10を貼り付けたTシャツ1による、意匠性の向上例を示している。
図4(a)は、意匠性向上シート10を予め文字プリントの施されたTシャツ1に貼り付ける直前の様子であって、図4(b)は貼り付け直後のTシャツ1を示している。
この図4(b)に示されているように、本発明の意匠性向上シート10は予めTシャツ1に施されている意匠を邪魔することは無い。
そして、図4(c)に示すように、意匠性向上シート10の表面には、応援メッセージや、マーク等を書き込むことが出来る。また、シーンに応じて、メッセージを書き換える場合は、図4(d)に示すようにイレイサー等を使用して、表面からメッセージを消した後、改めて意匠性向上シート10の表面に、応援メッセージを書き込むことが出来る。
以上のように、本発明の意匠性向上シートは衣類に簡単に貼りつけることが可能であると共に、ユーザが所望する文字、図面などを意匠性向上シート表面に描くことで、その衣類の意匠性を向上することが出来る。
<転写シートについて>
図5は、本発明に関する転写シート20の断面図であり、図1に示した意匠性向上シート10と共通する部材については符号10を足して示している。そして、この転写シート20は色層25を上記意匠性向上シート10に追加したことが特徴である。
色層25は、ユーザが所望とする文字や図面等を、表面層21の片面又はウレタンベース層22の表面に印刷することによって形成するものであって、色層25は、コーター印刷、スクリーン印刷や、インクジェット印刷、など種々の印刷方法を利用して、成形することが出来る(図5)。
その一方で、この色層25は、インクの乾燥時や、洗濯時に亀裂などが入り易く、特に、洗濯時の亀裂の発生を抑える必要が有る。
そこで、色層の厚みを変化させた転写シート付きTシャツを作成した後、上記洗濯負荷試験(II)と同様の試験を行った結果、色層の厚みを5μm〜40μmの範囲で設け、イソシアネートを3%〜5%程度添加することが、耐密着性、耐洗濯性の観点から有効であることが判明した。
なお、色層25は、色材と、熱可塑性材料と、を含むものであって、所定の印刷方法を使用できる材料が最も好ましい。
そのため、色材には、一般的な蛍光剤、染料、アルミ粉末、パール粉末等が使用できる。
また熱可塑性材料は、アクリル系樹脂、エステル系樹脂、ウレタン系樹脂などの各種樹脂を使用することが出来るが、特に、アクリル系樹脂や、ウレタン系樹脂は、表面層21又はウレタンフィルム層22との相溶性が高い方がよい。そのため、接着性材料には、アクリル系樹脂や、ウレタン系樹脂を使用することが好適である。
そして、色層25は、これらの色材と、熱可塑性材料との混合した材料からなるインクが、上記印刷方法によって、表面層21の一つの面に印刷された後は、指触乾燥程度まで乾燥されることで完成する。
なお、乾燥手法としては、一般的な塗工乾燥機(例えば、温度:70°C〜120°C,風速:500rpm〜1500rpmの範囲)が使用でき、これによって色層25を早期に乾燥することが出来る。
(実施例5)
図6(a)に示しているように、白色ベースで、かつ右下隅にサッカーボールを描いた図面を、コーター印刷(90°C)によって、その厚さが約10μm(仮)となるよう、PETフィルム(厚み:38μm)上に形成した。その後、塗工乾燥機によって、約90°Cのドライヤで乾燥させ、指触乾燥で乾いたことを確認した。
その後は、実施例1と同様にして、色層25の下方にウレタン系樹脂層22と、接着層23とをそれぞれ設け、転写シート20を完成させた。
そして、転写シート20を図6(a)に示したTシャツ1に熱圧着し、転写シート20付きのTシャツ1を得た(図6(b))。
転写シート20付きのTシャツ1によれば、色層25に描かれたサッカーボールの図柄とは別に、図6(c)に図示するように、好きな文字、マークを書き込むことが出来、又必要に応じて、その文字やマークをイレイサーによって、消すことも出来る(図6(d))。
また、この転写シート20によれば、Tシャツ1のストライプ柄が透けることなく、転写シート20の部分を強調することが出来るため、意匠性にも優れる。
本発明に係る意匠性向上シートは、熱接着によって、衣類表面に、簡易に貼り付けることが出来、かつその表面の意匠はユーザによって易容に変更させることが出来る。
また、本発明に係る転写シート(上記意匠性向上シートの内部に色層を加えた構造のもの)は、従来の熱転写製品では実現し得なかった、“熱転写後における書き消し自在な意匠性”を持つものである。
1 衣類
10 意匠性向上シート
20 転写シート
11,21 表面層
12,22 ウレタンフィルム層
13,23 接着層
14,24 接着材料
25 色層

Claims (9)

  1. 衣類に貼り付けて使用する意匠性向上シートであって、
    当該シートは、
    インクによる文字や模様の書き消しが可能な滑面を有する表面層、
    前記表面層の書き消し可能な滑面に対向する下方面に設けられる、柔軟性および耐熱性を有するウレタン系樹脂を含むウレタンフィルム層、および
    前記ウレタンフィルム層の下方の面に設けられ、当該シートと、前記衣類と、を接着する接着層、を含み、
    前記ウレタンフィルム層は、フィルム状に加工されており、各層の積層方向における、前記ウレタンフィルム層の厚みは、0.2mm〜0.5mmの範囲内であり、
    前記3つの層は、それぞれ透明または半透明であることを特徴とする意匠性向上シート。
  2. 請求項1に記載の意匠性向上シートであって、
    前記表面層はポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、又はポリプロピレンの何れか1つを含むものであって、
    前記各層の積層方向における、前記表面層の厚みは、75μm未満である。
    ことを特徴とする意匠性向上シート。
  3. 請求項1および請求項2の何れか1つに記載の意匠性向上シートであって、
    前記接着層は、ウレタン系又はエステル系樹脂の何れか1つを含み、
    100°C〜150°Cの熱を前記接着層に加えることによって、衣類と、当該意匠性向上シートとを、接着することを特徴とする意匠性向上シート。
  4. 請求項1〜の何れか1つに記載の意匠性向上シートを利用する熱転写シートであって、
    前記表面層および前記ウレタンフィルム層の間に、
    色材と、熱可塑性樹脂と、を含む色層を備え、
    当該色層は所定の文字、図面、若しくは模様を有し、
    当該色層に描かれる文字、図面、若しくは模様は前記表面層を介して視認されることを特徴とする転写シート。
  5. 衣類、繊維素材に貼り付けて使用する意匠性向上シートを製造する方法であって、
    所定の厚さを持つ表面層を製造する工程と、
    前記表面層の一方の面に、所定の厚さで製造したウレタンフィルム層を貼り付ける工程と、
    前記ウレタン樹脂層の表面層に対向する面に、衣類と繊維素材、当該シートとを接着する接着層を塗布する工程と、を含み、
    前記ウレタンフィルム層は、フィルム状に加工されており、各層の積層方向における、前記ウレタンフィルム層の厚みは、0.2mm〜0.5mmの範囲内であることを特徴とする意匠性向上シートの製造方法。
  6. 請求項に記載の意匠性向上シートの製造方法であって、
    当該意匠性向上シートを衣類に貼り付ける際に、前記表面層側から熱をかけて、当該意匠性向上シートと、前記衣類とを接着させる工程を含むことを特徴とする意匠性向上シートの製造方法。
  7. 請求項5または6に記載の意匠性向上シートの製造方法であって、
    前記表面層の一方の面にウレタンフィルム層を貼り付ける工程に先駆けて、当該表面層の下面にウレタン系樹脂又はエステル系樹脂の何れか1つを含む熱可塑性接着用材料を塗工する工程を備えることを特徴とする意匠性向上シートの製造方法。
  8. 請求項5または6に記載の転写シートの製造方法であって、
    前記表面層の片面に、ウレタン系樹脂を塗工する工程に先駆け、
    当該表面層の片面に、模様、マーク、若しくは図柄を有する色層を印刷する工程を、設けることを特徴とする転写シートの製造方法。
  9. 請求項に記載の転写シートの製造方法であって、
    前記色層に対して前記ウレタンフィルム層を貼り付ける工程に先駆けて、当該表面層の下面にウレタン系樹脂又はエステル系樹脂の何れか1つを含む熱可塑性接着用材料を塗工する工程を備えることを特徴とする転写シートの製造方法。
JP2014075937A 2014-04-02 2014-04-02 意匠性向上シートおよびそのシートの製造方法 Active JP6152067B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014075937A JP6152067B2 (ja) 2014-04-02 2014-04-02 意匠性向上シートおよびそのシートの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014075937A JP6152067B2 (ja) 2014-04-02 2014-04-02 意匠性向上シートおよびそのシートの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015196333A JP2015196333A (ja) 2015-11-09
JP6152067B2 true JP6152067B2 (ja) 2017-06-21

Family

ID=54546348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014075937A Active JP6152067B2 (ja) 2014-04-02 2014-04-02 意匠性向上シートおよびそのシートの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6152067B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018195146A1 (en) * 2017-04-18 2018-10-25 Avery Dennison Retail Information Services, Llc Translucent heat seal material for low temperature applications

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2597773Y2 (ja) * 1993-01-13 1999-07-12 ダイセル化学工業株式会社 表示用積層シート
JP3506775B2 (ja) * 1994-07-08 2004-03-15 大倉工業株式会社 ウレタン系ホットメルトフィルム
JP4486174B2 (ja) * 1999-01-14 2010-06-23 リンテック株式会社 熱転写印字用熱接着シート
JP3542751B2 (ja) * 2000-01-19 2004-07-14 日本マタイ株式会社 マーク用生地
JP2006181782A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Kurashiki Seni Kako Kk 布帛用接着性積層フィルム及びそれを用いた布帛
JP5584399B2 (ja) * 2007-06-07 2014-09-03 株式会社エヌエスケーエコーマーク マーク用生地およびそれを用いたマーク形成方法
WO2010010829A1 (ja) * 2008-07-25 2010-01-28 株式会社エヌエスケーエコーマーク マーク用生地およびそれを用いたマーク形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015196333A (ja) 2015-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5281499A (en) Moisture and abrasion resistant holographic products
EP1351779B1 (en) Flocked transfer and article of manufacture including the application of the transfer by thermoplastic polymer film
US8765257B2 (en) Heat activated applique with upper stretch fabric layer
US7381284B2 (en) Flocked transfer and article of manufacture including the application of the transfer by thermoplastic polymer film
US6089422A (en) Collar stiffening device and method
CN107031263A (zh) 用于冷转移方法的压敏标签和其制作方法
US20110168319A1 (en) Pressure sensitive textile adhesive
AU2002249810A1 (en) Flocked transfer and article of manufacture including the application of the transfer by thermoplastic polymer film
CN102307675B (zh) 在织物上施加图案
JP4759691B2 (ja) 非加熱転写シートおよびその製法
JP6152067B2 (ja) 意匠性向上シートおよびそのシートの製造方法
WO1996024490A1 (en) Decorative system for apparel and method of making same
JP2003094891A (ja) 表面質感の特異な熱転写ラベルとその製造法
JPH0934342A (ja) ホログラム布帛又は合成皮革及びその製造方法
KR101712276B1 (ko) 입체감 패턴 필름 및 그 제조방법
WO2006087807A1 (ja) 刺繍アップリケ並びに刺繍アップリケ製造方法並びに刺繍製品製造方法
KR200437583Y1 (ko) 라벨용 실리콘 열전사지
US20020164913A1 (en) Composite material
JP7372700B1 (ja) 曲面状の立体ワッペン
JP5334344B1 (ja) 樹脂シート材と複合シート材及びこれらの製造方法
JP3129835U (ja) インクジェットプリント用転写シートおよびそれを設けた繊維製品
KR101744902B1 (ko) 홀로그램 원단 및 이의 제조방법
JP3099593U (ja) 熱転写シートおよびそれを用いたアパレル製品
JP4159710B2 (ja) 植毛転写シート
KR101615113B1 (ko) 의류용 아플리케

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160303

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160325

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170502

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170526

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6152067

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250