JP2012035772A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアバッグが膨張展開する過程において、ベントホール等エアバッグの内外に 連通する孔部を確実に閉鎖して、エアバッグの膨張展開を早め、且つ、膨張展開したエアバッグに乗員などの物体が当接した場合には、ベントホールが早期に開口する。
【構成】エアバッグ1に、その膨張展開状態で乗員を捕捉保護する主気室1aを設けるほか、気室1aに対して底上げ状態で区画された副気室7を設け、副気室11の底壁部11aにはベントホール8が形成され、リヤ側基布パネル3において、底壁部7aに対向してベントホール8の軸芯方向で重ならない部位に、連通孔6、6を形成し、更に、副気室7の底壁部7aに吊紐9の一端部を止着すると共に、吊紐9の他端部を、連通孔6に挿通させた上でエアバッグ1が膨張展開することによって緊張するようにエアバッグ1に止着した。
【選択図】図3

Description

この発明は、自動車のステアリングホイール、助手席前方のインストルメントパネル、更には自動車の天井、サイドドア或いは乗員座席などに設置して、自動車の衝突等による衝撃から乗員を保護するエアバッグ装置に関する。
この種のエアバッグ装置は、自動車が衝突時等に遭遇した場合これを感知してインフレータから噴出された膨張用ガスにより、折り畳まれた状態で収納されているエアバッグを膨張展開させて、当該エアバッグにより乗員を捕捉保護するように構成されている。そして、通常、エアバッグの内圧を調整すべくエアバッグ内に導入された膨張用ガスを適宜エアバッグの主気室外に排気するためのベントホールが形成されている。かかるベントホールは、膨張用ガスの導入によるエアバッグの膨張展開に即応して閉鎖するようにして、エアバッグが早期に膨張展開するように構成されている。しかも、膨張展開後のエアバッグに乗員等の物体が当接した場合には、閉鎖しているベントホールは、適宜開口して、エアバッグ内の膨張用ガスを外部へ排気することによって、エアバッグ内圧を低下させて物体の当たりを弱めて乗員を保護するようにしている。
かかるベントホールの開閉機構を有するエアバッグ装置として、例えば、特許文献1に記載されている技術が知られている(各構成要素に付された符号は、同特許文献1に使用されているものをそのまま記している)。
特許文献1に記載のエアバッグ装置は、エアバッグ1の左右の側面に、蓋体13によって開閉される開閉型ベントホール12が設けられ、エアバッグ1内には、蓋体13とエアバッグ1の乗員対向面1Fとを繋ぐテザー14が設けられており、テザー14が、エアバッグが膨張した場合において乗員の頭部と対面する高さで乗員対向面1Fに接続され、乗員対向面1Fのうちテザー14が接続されたテザー接続部16が乗員頭部に押されて後退すると、テザー14が弛緩して蓋体13が開くように構成している。
蓋体13は、円弧状に湾曲した略扇形の基布で構成しており、円弧状の辺13aに沿ってシーム13cによりエアバッグ1の側面に縫着されている。蓋体13の角部13bには、テザー14の一端が連なっている。テザー14の他端側は、エアバッグ1における開閉型ベントホール12に近接してエアバッグ1の内外を連通するように設けられたテザー挿通口15に挿通した後、エアバッグ1の内部に配置されている。
そして、エアバッグ1は、予め蓋体13が開閉型ベントホール12を覆った状態で折り畳まれているので、膨張開始当初から開閉型ベントホール12が蓋体13によって閉鎖され、開閉型ベントホール12からのガス流出が規制された状態となっている。更に、エアバッグ1が膨張展開した場合には、テザー14がエアバッグ1の内部側へ引っ張られて、蓋体13をシーム13cをヒンジとして揺動させて、蓋体13によって開閉型ベントホール12が閉鎖されたままにしておく。その後、エアバッグ1の乗員対向面1Fに乗員が接触する。そして、乗員対向面1Fにおけるテザー接続部16がエアバッグ1の内部側へ後退した場合には、テザー14が弛緩する。これにより蓋体13がエアバッグ1内のガス圧によって開閉型ベントホール12から離反する。このことから、開閉型ベントホールを開として、開閉型ベントホール12からエアバッグ1の外部にガスが排気され、乗員がエアバッグ1によってソフトに受け止められるように構成されている。
特開2010−36770号公報
しかしながら、このように構成された従来の技術おいては、開閉型ベントホール12と共に、テザー14を挿通させるテザー挿通口15が、エアバッグ1に並列的に形成されている。このことから、蓋体13により開閉型ベントホール12を閉鎖するだけでは、テザー挿通口15は未だ開口していることになって、エアバッグ1の内外間の密閉性を向上することが難しくしている。かかる点から、テザー挿通口15の開口面積を小さくするという対策が考えられるが、このような対策を施した場合には、テザー14の動きの妨げとなってしまう。
そこで、この発明は、上記従来の技術における課題に鑑み、エアバッグが膨張展開する過程において、ベントホール等エアバッグの内外に連通する孔部を確実に閉鎖することによって、エアバッグの膨張展開を早めて、乗員の捕捉保護を確実すると共に、膨張展開したエアバッグに乗員などの物体が当接した場合には、ベントホールが早期に開口してエアバッグの内圧を低下させ、乗員をソフトに受け止めようとしたエアバッグ装置を提供することを目的としている。
この発明に係るエアバッグ装置は、自動車に衝突などの衝撃が加わった場合に折り畳まれた状態のエアバッグを、インフレータから噴出された膨張用ガスにより乗員側へ膨張展開させて、衝撃から乗員を保護するエアバッグ装置において、エアバッグに、その膨張展開状態で乗員を捕捉保護する主気室を設けるほか、主気室に対して隔壁を隔てて区画された底上げ状態の副気室を設け、副気室の底壁部には主気室内の膨張用ガスを主気室外に排気するベントホールが形成されており、且つ、エアバッグにおける底壁部に対向してベントホールの軸芯方向で重ならない部位に、副気室と主気室とを連通する連通孔を形成し、更に、副気室の底壁部に吊紐の一端部を止着すると共に、吊紐の他端部を、連通孔に挿通させた上でエアバッグが膨張展開することによって緊張するようにエアバッグに止着して、エアバッグの膨張展開に伴う吊紐の緊張によって、底壁部を主気室側に引き込んで連通孔を閉鎖させることによってベントホールを実質的に主気室に対して閉鎖するように構成すると共に、吊紐が緊張した状態でエアバッグに乗員などの物体が当接してエアバッグが後退したことにより吊紐の緊張を弛ませることによって、エアバッグ内の膨張用ガス圧により副気室の底壁部による連通孔の閉鎖を解いて、連通孔を介して主気室と副気室とを連通させることによってベントホールを実質的に開口して、主気室より連通孔介して副気室に流入した膨張ガスをベントホールより排気するように構成したことを特徴とする。
かかる構成を有するこの発明は、主気室に対して底上げ状態で区画形成された副気室の底壁部にベントホールを設け、且つ、エアバッグにおいて底壁部に対向してベントホールの軸芯方向で重ならない部位に連通孔が形成されており、しかも、底壁部に一端部が止着された吊紐の他端部を、連通孔に挿通させた上でエアバッグが膨張展開することによって緊張するようにエアバッグに止着して構成していることから、エアバッグが膨張展開されたことで、吊紐が緊張して底壁部をエアバッグ側に引き込んで、底壁部が連通孔を閉鎖することができることになる。この結果、エアバッグの主気室と副気室とは閉鎖状態となり、副気室の底壁部に設けられたベントホールも実質閉塞されていることになる。かかることから、エアバッグの膨張展開過程において、ベントホールから膨張用ガスが排気されることがなくなり、エアバッグが最終膨張展開形状に早期に達することができて、乗員を自動車の衝突等の衝撃から早期に捕捉保護することができることになる。
更に、この発明は、膨張展開したエアバッグに乗員等の物体が当接してエアバッグの乗員対向面側が後退した場合には、吊紐はその緊張が解かれて弛み、結果的に、エアバッグ内の膨張用ガス圧により副気室の底壁部がエアバッグに対してに対して後退して連通孔を開口させて、エアバッグの主気室内の膨張ガスを連通孔及びベントホールを介して副気室外に排気されてエアバッグの内圧を低下させ、乗員をソフトに受け止めることができる。
また、この発明に係るエアバッグ装置は、上記発明の実施の形態として、隔壁側に、一対の連通孔を設け、各連通孔にそれぞれ吊紐を挿通させている。
かかる構成を有する実施の形態においては、一対の連通孔にそれぞれ吊紐を連通させることによって、副気室の底壁部が一対の吊紐により円滑かつ迅速に引き込まれることになり、底壁部による連通孔の閉塞動作を確実なものとすることができる。
また、この発明に係るエアバッグ装置は、上記発明の実施の形態として、前記エアバッグの膨張展開動作に呼応して、吊紐により副気室の底壁部をエアバッグ側に引き込んだ場合に、底壁部が、連通孔内に引き込まれて連通孔を閉鎖するように構成している。
かかる構成を有する実施の形態においては、前記副気室の底壁部が連通孔内に引き込まれて当該連通孔を閉鎖することから、連通孔の閉鎖が確実に行われることになる。
また、この発明に係るエアバッグ装置は、上記発明の実施の形態として、前記副気室に隣接して、前記ベントホールによって連通されている排気溜まり室を形成している。
かかる構成を有する実施の形態においては、副気室に隣接してベントホールによって連通されている排気溜まり室を形成しことから、膨張展開したエアバッグに対して物体の当接したことにより、主気室より連通孔を介して伝播して副気室に流入した膨張用ガスが、ベントホールより排気されたとしても、排気溜まり室において滞留することになって、外部への排気は防止されることになる。
主気室に対して底上げ状態で区画形成された副気室の底壁部にベントホールを設け、且つ、エアバッグにおいて底壁部に対向してベントホールの軸芯方向で重ならない部位に連通孔が形成されており、しかも、底壁部に一端部が止着された吊紐の他端部を、連通孔に挿通させた上でエアバッグが膨張展開することによって緊張するようにエアバッグに止着して構成している。このことから、エアバッグが膨張展開されたことで、吊紐が緊張して底壁部をエアバッグ側に引き込んで、底壁部が連通孔を閉鎖することができることになる。この結果、エアバッグの主気室と副気室とは閉鎖状態となり、副気室の底壁部に設けられたベントホールも実質閉塞されていることになる。かかる結果、エアバッグの膨張展開過程において、ベントホールから膨張用ガスが排気されることがなくなり、エアバッグが最終膨張展開形状に早期に達することができて、乗員を自動車の衝突等の衝撃から早期に捕捉保護することができることになる。
また、この発明は、膨張展開したエアバッグに乗員等の物体が当接してエアバッグの乗員対向面側が後退した場合には、吊紐はその緊張が解かれて弛むことになる。そして、結果的に、エアバッグ内の膨張用ガス圧により副気室の底壁部がエアバッグに対して後退することになって、連通孔が開口する。従って、エアバッグの主気室内の膨張ガスを連通孔及びベントホールを介して副気室外に排気されてエアバッグの内圧が低下して、乗員をソフトに受け止めることができる。
この発明の実施例1に係るエアバッグ装置におけるエアバッグの膨張展開状態を一部切り欠いた状態で描画した斜視図である。 図1の分解斜視図である。 図1に描画したエアバッグの膨張展開過程を示す説明図であり、(a)はエアバッグの未膨張展開時、(b)はエアバッグの膨張展開過程の最終段階、(c)は(b)に示すエアバッグの膨張展開の最終段階において乗員などの物体が当接したことによりベントホールを開口させた状態、をそれぞれ示している。 この発明の実施例2に係るエアバッグ装置におけるエアバッグの縦断面図であり、(イ)はエアバッグの未膨張展開時、(ロ)はエアバッグの膨張展開過程の最終段階、(ハ)は(ロ)に示すエアバッグの膨張展開の最終段階において乗員などの物体が当接してベントホールを開口させた状態、をそれぞれ示している。 この発明を自動車のインストルメントパネルに設置する助手席用エアバッグ装置に適用した場合の第3の実施例におけるエアバッグの膨張展開状態を一部破断して描画した斜視図である。 図5のX−X線におけるエアバッグ装置の概略断面図である。
この発明に係るエアバッグ装置は、エアバッグの膨張展開した場合には、ベントホールを実質的に確実に閉鎖することによって、エアバッグの膨張展開を早めて、乗員の捕捉保護を確実する。しかも、膨張展開したエアバッグに乗員が当接した場合には、ベントホールが早期に開口してエアバッグの内圧を低下させ、乗員をソフトに受け止めようとしている。
次に、この発明のエアバッグ装置に係る実施例について、図を用いて説明する。
先ず、図1から図3を用いて、この発明に係るエアバッグ装置としての実施例1の構成について説明する。
この発明に係る実施例1におけるエアバッグ装置は、エアバッグ1を折り畳んだ状態で不図示のステアリングホイールに設置する運転者用エアバッグ装置として構成したものである。そして、エアバッグ1は、図1に示すように、膨張展開した状態で、乗員に対向する乗員対向面であるフロント側基布パネル2と、乗員対向面に対して反対側である反乗員面を構成するリヤ側基布パネル3とを、互いに周辺端部同士が縫製糸を用いて縫製され、袋状に形成することによって主気室1aを構成している。
リヤ側基布パネル3の略中央部には、エアバッグ1内に膨張用ガスを噴出する不図示のインフレータを設置するための中央孔5が形成されている。リヤ側基布パネル3とインフレータとの間には、パッチ3aが介在している。また、リヤ側基布パネル3における中央孔5の近傍には、エアバッグ1の内外を連通する一対の連通孔6、6が形成されている。連通孔6、6は、図3(a)に示すように、エアバッグ1の未膨張展開時例えばステアリングホイールに収容すべく折り畳んだ状態においては、互いに離間した状態でエアバッグ1の内外を連通すべく開口している。
リヤ側基布パネル3の外面側には、一対の連通孔6を共に覆い被せるように、副気室7が設けてある。従って、リヤ側基布パネル3の中央孔5の近傍は、副気室7と主気室1aとを区画する隔壁11を構成している(図3参照)。そして、副気室7は、例えば矩形状の基布パネルの隅角端部を中折れして形成されるボックス形状を呈している(図2参照)。副気室7の底壁部7aは、リヤ側基布パネル3の外面側に対して、離間した状態状態で存している。従って、副気室7は、底壁部7aによってリヤ側基布パネル3に対して底上げ状態で区画形成されていることになる。また、底壁部7aには、主気室1a内の膨張用ガスを主気室1a外へ排気するベントホール3が形成されている。そして、リヤ側基布パネル3に設けた連通孔6、6は、ベントホール8の軸芯方向において重ならない部位において、主気室1aと副気室7とを連通している。ベントホール7は、連通孔6、6の間における中間部辺りに配設されていることになる。
フロント側基布パネル2の内側には、略U字形を呈する吊紐9の一側部側である頂点湾曲部9aが止着されており、吊紐9の他側部側である両端末部9bは、それぞれ連通孔6に挿通させた後、副気室7の底壁部9aに、ベントホール8を挟むように、止着されている。かかる吊紐9の止着点間の距離は、エアバッグ1の膨張展開最終段階におけるフロント側基布パネル2とリヤ側基布パネルとの離間距離より好ましくは小寸法に設定されている。
次に、上記のように構成する実施例1において、エアバッグ1の膨張展開作動とベントホール6の開閉動の関係について図3を用いて説明する。エアバッグ1が、膨張展開の前段階においては、吊紐9は弛緩状態となる。この結果、連通孔6、6が副気室7の底壁部7aによって閉塞されず開口していることから、エアバッグ1の主気室1aは、連通孔6、6を介して、副気室7に連通している。そして、ベントホール8は、実質開口状態になっている(図3(a)に示す状態)。
かかる状態から、自動車が衝突等による衝撃を受けた場合、エアバッグ装置のセンサーが働いて、インフレータが動作して膨張用ガスをエアバッグ1の主気室1a内に噴出させる。この結果、エアバッグ1は、直ちに乗員側に膨張展開して、図3(b)に示す膨張展開過程の最終段階へと進んで行き、自動車の衝突により衝撃の反動で移動してきた乗員を捕捉保護することになる。
かかるエアバッグ1が、図3(a)状態から図3(b)に示す状態に至る間において、エアバッグ1の膨張展開に即応することによりフロント側基布パネル2とリヤ側基布パネル3との離間距離が大きくなって、吊紐9は、連通孔6、6を摺動しながらフロント側基布パネル2側に引っ張り込まれて、緊張状態となる。この結果、吊紐9によって、副気室7の底壁部7aが、フロント側基布パネル2側に引っ張り込まれて連通孔6、6内に入り込んで、連通孔6、6を閉塞することにより、主気室1aと副気室7との連通関係は遮断されている。この状態において、連通孔6、6が、リヤ側基布パネル3におけるベントホール8の軸芯方向において重ならない部位に配設されていることから、ベントホール8は主気室1aに連通していないことになって、実質的に閉塞された状態にして、エアバッグ1の膨張展開動作が迅速に行えることになる。
そして、図3(b)に示すエアバッグ1の膨張展開の最終段階において、乗員10或いは座席上に載置されたチャイルドシート或いは荷物などの物体がエアバッグ1に当接して、エアバッグ1の乗員対向面側であるフロント側基布パネル2側が潰れる方向に後退した場合には、図3(c)に示すように、吊紐9がその緊張を解かれて弛むことになる。この結果、エアバッグ1の主気室1a内の膨張用ガス圧により、副気室7の底壁部7aが隔壁11に対して後退して、連通孔6、6の閉鎖が解除されることになる。このような状態においては、主気室1aと副気室7とが連通孔6、6を介して連通していることになり、ベントホール8を実質的に開口させることになって、主気室1a内の内圧を低下させ、物体例えば乗員10をソフトに受け止めることになる。
このように構成する実施例1に係るエアバッグ装置は、主気室1aを設ける他、主気室1aに対して隔壁11によって隔てられた底上げ状態の副気室7を設け、副気室7の底壁部7aにベントホール8を設けると共に、リヤ側基布パネル3におけるベントホール8の軸芯方向で重ならない部位に連通孔6、6を形成している。しかも、底壁部7aに一端部が止着された吊紐9の他端部を、連通孔6、6に挿通させた上でエアバッグが膨張展開することによって緊張するようにフロント側基布パネル2に止着して構成している。このことから、エアバッグ1が膨張展開されたことで、吊紐9が緊張して底壁部7aを隔壁11側に引き込んで、底壁部7aが連通孔6、6を閉鎖することができることになる。この結果、エアバッグ1の主気室1aと副気室7とは閉鎖状態となり、副気室7に設けられたベントホール8も実質閉塞されていることになる。かかることから、エアバッグ1の膨張展開過程において、ベントホール8から膨張用ガスが排気されることがなくなり、エアバッグ1が最終膨張展開形状に早期に達することができて、乗員を自動車の衝突等の衝撃から早期に捕捉保護することができることになる。
また、膨張展開したエアバッグ1に乗員等の物体が当接してエアバッグ1の乗員対向面であるフロント側基布パネル2側が後退した場合には、吊紐9がその緊張を解かれて弛むことになる。この結果、エアバッグ1内の膨張用ガス圧により副気室7の底壁部7aがフロント側基布パネル2に対して再び離れる方向に後退して連通孔6、6を開口させることになる。かかることから、エアバッグ1の主気室1a内の膨張ガスを連通孔6、6及びベントホール8を介して副気室7外に排気させて、エアバッグ1の内圧を低下させ、乗員をソフトに受け止めることができる。
図4(イ)〜(ハ)は、実施例2を示している。実施例2においては、実施例1の構成と比較して説明すると、リヤ側基布パネル3の外側に副気室7を設置すると共に、副気室7の底壁部7aにベントホール8を設ける点、同様であるが、ベントホール8に対して軸芯方向において重ならない位置において、リヤ側基布パネル3に設けられた連通孔6は、単数である点で相違している。この結果、吊紐9は、実施例1とは相違してU字状に形成されておらず、一側側である一端が副気室7の底壁部7aに止着され、他側部側である他端が、連通孔6を挿通した後に、フロント側基布パネル2に止着されている。
このように構成する実施例2において、エアバッグ1が、膨張展開の前段階においては、図4(イ)に示すように、吊紐9は弛緩状態となる。この結果、連通孔6が副気室7の底壁部7aによって閉塞されず開口していることから、エアバッグ1の主気室1aは、連通孔6を介して、副気室7に連通している。そして、ベントホール8は、実質開口状態になっている。
かかるエアバッグ1が、図4(イ)状態から図4(ロ)に示す状態に至る間において、エアバッグ1の膨張展開に即応することによりフロント側基布パネル2とリヤ側基布パネル3との離間距離が大きくなる。そして、吊紐9は、連通孔6を摺動しながらフロント側基布パネル2側に引っ張り込まれて、緊張状態となる。この結果、吊紐9によって、副気室7の底壁部7aが、連通孔6内に入り込んで、連通孔6、6を閉塞して、主気室1aと副気室7との連通関係は遮断される。そして、連通孔6の軸芯方向において重ならない部位に位置するベントホール8は主気室1aに連通していないことになって、実質的に閉塞された状態にして、エアバッグ1の膨張展開動作が迅速に行えることになる。
そして、図4(ロ)に示すエアバッグ1の膨張展開の最終段階において、乗員10或いは座席上に載置されたチャイルドシート或いは荷物などの物体がエアバッグ1に当接して、エアバッグ1の乗員対向面側であるフロント側基布パネル2側が潰れる方向に後退した場合には、図4(ハ)に示すように、吊紐9がその緊張を解されて弛むことになる。この結果、エアバッグ1の主気室1a内の膨張用ガス圧により、副気室7の底壁部7aが隔壁11に対して離間する方向に後退して、連通孔6の閉鎖が解除されることになる。このような状態においては、主気室1aと副気室7とが連通孔6を介して連通していることになり、ベントホール8を実質的に開口させることになって、主気室1a内の内圧を低下させ、物体例えば乗員10をソフトに受け止めることになる。
このように構成する実施例2に係るエアバッグ装置は、主気室1aと副気室7とを隔てる隔壁11に連通孔6を設け、連通孔6の軸芯方向で重ならないように副気室7の底壁部7aにベントホール8を形成している。しかも、底壁部7aに一端部が止着された吊紐9の他端部を、連通孔6、6に挿通させた上でエアバッグが膨張展開することによって緊張するようにフロント側基布パネル2に止着して構成している。このことから、エアバッグ1が膨張展開されたことで、吊紐9が緊張して底壁部7aを隔壁11側に引き込んで、底壁部7aが連通孔6を閉鎖することができることになる(図4(ロ)に示す状態)。この結果、エアバッグ1の主気室1aと副気室7とは閉鎖状態となり、副気室7に設けられたベントホール8も実質閉塞されていることになる。かかることから、エアバッグ1の膨張展開過程において、ベントホール8から膨張用ガスが排気されることがなくなり、エアバッグ1が最終膨張展開形状に早期に達することができて、乗員を自動車の衝突等の衝撃から早期に捕捉保護することができることになる。
また、膨張展開したエアバッグ1に乗員等の物体が当接してエアバッグ1の乗員対向面であるフロント側基布パネル2側が後退した場合には、吊紐9がその緊張を解いて弛むことになる。この結果、エアバッグ1内の膨張用ガス圧により副気室7の底壁部7aがフロント側基布パネル2に対して再び離れる方向に後退して連通孔6を開口させることになる。かかることから、エアバッグ1の主気室1a内の膨張ガスを連通孔6、6及びベントホール8を介して副気室7外に排気させて、エアバッグ1の内圧を低下させ、乗員をソフトに受け止めることができる。
次に、この発明の実施例として、自動車のインストルメントパネルに設置する助手席用エアバッグに採用した場合を、図5及び図6を用いて説明する。助手席用エアバッグを構成するエアバッグ1は、第1の主気室1a−1と、乗員に対向して二山状に形成した第2の主気室1b−1、1b−2を有している。第1の主気室1a−1と第2の主気室1b−1、1b−2とは隔壁11によって区画されている。隔壁11には、図2と同様の矩形の基布シートの四隅を摘み無蓋箱状にして形成される副気室7が設けられている。
隔壁11には、第1の主気室1a−1と副気室7を連通する連通孔6が形成されている。そして、連通孔6は、エアバッグ1に対して底上げ状態で形成された底壁部7aにおけるベントホール8に対して軸芯(仮想線Y1)方向で重ならない部位(仮想線Y2)に形成されている。更に、副気室7の底壁部7aには、吊紐9の一端部が止着されており、吊紐9の他端部は、エアバッグ1における車体に取り付けるリテーナプレート19によって挟持固定されている。
このように構成するこの発明を助手席用エアバッグに適用した実施例3においても、エアバッグ1の非膨張状態においては、吊紐9は弛緩状態となって副気室7の底壁部7aが連通孔6を開口状態にしている。かかる状態から、自動車の衝突等の衝撃を感知した場合には、インフレータが発生した膨張用ガスをエアバッグ1内に吹き込み、エアバッグ1が膨張展開される。かかるエアバッグ1の膨張展開過程において、吊紐9が展開途中で緊張されて底壁部7aはエアバッグ1の基端側に引っ張られ、連通孔6を閉塞することになって(図6参照)第1の主気室1a−1と副気室7とが遮断されることになる。従って、エアバッグ1の膨張展開過程において、ベントホール8から膨張用ガスが副気室7側に排気されることがなくなる。この結果、第2の主気室1b−1、1b−2へのガス供給が止まり、初期段階で連通孔6を通ったガスによるソフトな膨張となる。図5、図6に示すエアバッグ1が比較的高圧の主気室1a−1を迅速に形成して、インストルメントパネルに対して距離をとって着座する乗員に対する保護に適する。
乗員の頭部が第2の主気室1b−1、1b−2の間のセンタ部20に当接すると、エアバッグ1が前後方向に圧縮され、隔壁11が乗員により押される。これにより吊紐9が弛緩状態になる。そのため、第1の主気室1a−1のガスは側部に開口されたベントホール21を介して車室内に排気されると同時に連通孔6を通って第2の主気室1b−1、1b−2にも流れ込む。このため、乗員の両肩を第2の主気室1b−1、1b−2がソフトに押すとともに、センタ部20の乗員頭部に対する反力が下がり、センタ部20と第2の主気室1b−1、1b−2とで乗員を支持し、肩に対する頭部の相対的な動きを抑制する。
一方、インストルメントパネルに対して乗員が近接して位置する場合には、第2の主気室1b−1、1b−2の間に乗員の頭部を収容しつつ、肩に対して第2の主気室1b−1、1b−2が膨張する。このとき、第1の主気室1a−1が乗員方向に伸びきる前に乗員と接触するので、吊紐9が張ることがない。したがって、図3(c)に示したのと同様の状態になり、第2の主気室1b−1、1b−2へガスを供給し、エアバッグ1全体としては比較的低い内圧となってソフトに乗員を保護できる。
上記実施例においては、エアバッグ装置として、運転席用のエアバッグ装置および助手席用のエアバッグ装置に適用した場合について説明したが、適用部位はこれに限定されるものではない。同様にベントホールを閉鎖して早期の膨張展開を図ると共にかかる状態において乗員10等がエアバッグに当接して圧縮された場合にベントホールを開口するという構成を有する自動車の側壁を覆って展開するサイドカーテンエアバッグや、ドアパネルの上部から立ち上げるように展開して車両の側壁を覆うドア搭載型サイドエアバッグなどにも、本発明を適用することができる。
この発明は、主気室に対して底上げ状態で区画形成された副気室の底壁部にベントホールを設けると共に、エアバッグにおいて底壁部に対向してベントホールの軸芯方向で重ならないよう部位に、連通孔を形成している。しかも、底壁部に一端部が止着された吊紐の他端部を、連通孔に挿通させた上でエアバッグが膨張展開することによって緊張するようにエアバッグに止着して構成している。このことから、エアバッグが膨張展開されたことで、吊紐が緊張して底壁部をエアバッグ側に引き込んで、底壁部が連通孔を閉鎖することができることになる。この結果、エアバッグの主気室と副気室とは閉鎖状態となり、副気室に設けられたベントホールも実質閉塞されていることになる。かかることから、エアバッグの膨張展開過程において、ベントホールから膨張用ガスが排気されることがなくなり、エアバッグが最終膨張展開形状に早期に達することができて、乗員を自動車の衝突等の衝撃から早期に捕捉保護することができることになる。
また、膨張展開したエアバッグに乗員等の物体が当接してエアバッグの乗員対向面側が後退した場合には、吊紐は、その緊張が解され弛緩して、結果的に、エアバッグ内の膨張用ガス圧により副気室の底壁部がエアバッグに対して後退して連通孔を開口させて、エアバッグの主気室内の膨張ガスを連通孔及びベントホールを介して副気室外に排気されてエアバッグの内圧を低下させ、乗員をソフトに受け止めることができる。
したがって、この発明は、自動車のステアリングホイール、助手席前方のインストルメントパネル、更には自動車の天井或いはサイドドアなどに設置して、自動車の衝突等による衝撃から乗員を保護するエアバッグ装置等に好適であるといえる。
1 エアバッグ
1a 主気室
1a−1 第1の主気室(主気室)
1a−2 第2の主気室(主気室)
6 連通孔
7 副気室
7a 底壁部
8 ベントホール
9 吊紐
10 乗員(物体)
11 隔壁
12 排気溜まり室

Claims (4)

  1. 自動車に衝突などの衝撃が加わった場合に折り畳まれた状態のエアバッグを、インフレータから噴出された膨張用ガスにより乗員側へ膨張展開させて、前記衝撃から乗員を保護するエアバッグ装置において、前記エアバッグに、その膨張展開状態で乗員を捕捉保護する主気室を設けるほか、該主気室に対して隔壁を隔てて区画された底上げ状態の副気室を設け、前記副気室の底壁部には前記主気室内の膨張用ガスを前記主気室外に排気するベントホールが形成されており、且つ、前記エアバッグにおける前記底壁部に対向して前記ベントホールの軸芯方向で重ならない部位に、前記副気室と前記主気室とを連通する連通孔を形成し、更に、前記副気室の前記底壁部に吊紐の一端部を止着すると共に、前記吊紐の他端部を、前記連通孔に挿通させた上で前記エアバッグが膨張展開することによって緊張するように前記エアバッグに止着して、前記エアバッグの膨張展開に伴う前記吊紐の緊張によって、前記底壁部を前記主気室側に引き込んで前記連通孔を閉鎖させることによって前記ベントホールを実質的に前記主気室に対して閉鎖するように構成すると共に、前記吊紐が緊張した状態で前記エアバッグに前記乗員などの物体が当接して当該エアバッグが後退したことにより前記吊紐の緊張を弛ませることによって、前記エアバッグ内の膨張用ガス圧により前記副気室の底壁部による前記連通孔の閉鎖を解いて、該連通孔を介して前記主気室と前記副気室とを連通させることによって前記ベントホールを実質的に開口して、前記主気室より前記連通孔介して前記副気室に流入した膨張ガスを前記ベントホールより排気するように構成したことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記隔壁側に、一対の前記連通孔を設け、各連通孔にそれぞれ前記吊紐を挿通させたことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記エアバッグの膨張展開動作に呼応して、前記吊紐の前記副気室の底壁部を前記エアバッグ側に引き込んだ場合に、前記底壁部が前記連通孔内に引き込まれて、当該連通孔を閉鎖するように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のエアバッグ装置。
  4. 前記副気室に隣接して、前記ベントホールによって連通される排気溜まり室を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載のエアバッグ装置。
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