JP2012033600A - 半導体発光素子用実装基板とその実装基板を用いた半導体発光装置 - Google Patents

半導体発光素子用実装基板とその実装基板を用いた半導体発光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012033600A
JP2012033600A JP2010170260A JP2010170260A JP2012033600A JP 2012033600 A JP2012033600 A JP 2012033600A JP 2010170260 A JP2010170260 A JP 2010170260A JP 2010170260 A JP2010170260 A JP 2010170260A JP 2012033600 A JP2012033600 A JP 2012033600A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor light
conductivity type
light emitting
type side
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010170260A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5429094B2 (ja
Inventor
Takashi Nasuno
孝 那須野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichia Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Nichia Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichia Chemical Industries Ltd filed Critical Nichia Chemical Industries Ltd
Priority to JP2010170260A priority Critical patent/JP5429094B2/ja
Publication of JP2012033600A publication Critical patent/JP2012033600A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5429094B2 publication Critical patent/JP5429094B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Led Device Packages (AREA)
  • Led Devices (AREA)

Abstract

【課題】LEDを実装する実装基板側の設計によってLEDの発光強度分布を均一化し、LEDの発熱による諸特性(出力、Vf、WPE等)の低下を抑制する。
【解決手段】支持基板と、外部電源と電気接続するための外部接続端子と、支持基板上に実装される半導体発光素子の第1導電型側電極及び第2導電型側電極の各々と接合するための第1導電型側ランド電極及び第2導電型側ランド電極と、を備えた半導体発光素子用実装基板において、第1導電型側ランド電極を複数設け、複数の第1導電型側ランド電極の各々に接続される第1導電型側電極から外部接続端子までの電流経路のうち、少なくとも1つ電流経路に他の電流経路にない付加的な抵抗を挿入する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体発光素子を実装する実装基板及びその実装基板を用いた半導体発光装置に関する。
次世代光源として注目を集めている発光ダイオード(以下、LED)は、既存の光源と比べてエネルギー節減効果が非常に優れていると共に、半永久的に使用することが可能であることから、バックライト用、自動車用、電光板用、交通信号灯用、その他一般照明灯用などの応用市場が産業全般に広がりつつある。
しかし、このような高出力LEDは、駆動時、印加電流の増大に伴って多くの熱が発生する。LEDが発熱すると、出力、Vf、WPE(Wall Plug Efficiency)等の特性が低下する。そのため、高出力・高信頼性のLED性能を維持するには、この熱を低減させなければならない。LEDの熱の低減化手法としては、下記の2種類の手法に大別される。1つは、LEDを実装する際に熱伝導性や放熱性を向上させることであり、2つ目は、LED自体の発熱量をさげる方法である。
1つ目の手法としては、熱伝導性の良好な材料である窒化物焼結体をサブマウント材料として用いる手法や、高熱伝導カーボン材を用いたLEDパッケージも提案されている。また、LEDに限らず、放熱特性を上げる技術としてサーマルビア、サーマルバンプ等、パッケージ構造、形状の検討より、放熱性の向上を狙う技術も数多く報告されており(非特許文献1〜3)、それらの技術を用いたLED特性向上も検討されている。
一方、LEDからの発熱量の低減として、LEDチップのデザインや半導体結晶層の技術開発にて効率の向上を図り、熱発生の低減効果をもたらす技術も多い。例えば、電極のレイアウト、デザインなどにより、発光効率の向上を図った例が多く知られている(例えば、特許文献1)。また、LEDの端部加工や表面加工によって光取り出し効率を上げる技術や、パッケージにおける反射構造、レンズ加工など、数多くの報告がある(非特許文献4〜5)。
特許第2748818号公報
2008 International Technology Roadmap for Semiconductors(ITRS)、[online]、[平成22年6月1日検索]、インターネット(http://www.itrs.net/Links/2008ITRS/Update/2008_Update.pdf) Semiconductor International Japan Edition、(発行所:リード・ビジネス・インフォメーション)、2008年5月発行 FlipChips Dot Com、[online]、[平成22年6月1日検索]、インターネット(http://www.flipchips.com/sitemap.html) dti Global Watch Mission Report, LED Technology: lessons from Japan、2005年11月発行 dti Global Watch Mission Report, LED lighting technology: lessons from the USA、2006年3月発行
本件発明は、従来の技術とは異なる観点から、LEDを実装するサブマウント(=実装基板)側の設計によってLEDの発光強度分布を均一化し、それによってLEDの発熱による諸特性(出力、Vf、WPE等)の低下を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、本件発明の半導体発光素子用実装基板は、支持基板と、外部電源と電気接続するための外部接続端子と、前記支持基板上に実装される半導体発光素子の第1導電型側電極及び第2導電型側電極の各々と接合するための第1導電型側ランド電極及び第2導電型側ランド電極と、を備えた半導体発光素子用実装基板において、
前記第1導電型側ランド電極が複数あり、前記複数の第1導電型側ランド電極の各々に接続される前記第1導電型側電極から前記外部接続端子までの電流経路である第1導電型側電流経路のうち、少なくとも1つの第1導電型側電流経路に付加的な抵抗が挿入されたことを特徴とする。
本件発明の半導体発光素子用実装基板によれば、複数の第1導電型側ランド電極の各々に接続される第1導電型側電極から外部接続端子までの電流経路である第1導電型側電流経路のうち、少なくとも1つの第1導電型側電流経路に他の第1導電型側電流経路にない付加的な抵抗を挿入することにより、半導体発光素子内の発光の均一性を高め、それによって半導体発光素子の発熱による諸特性の低下を抑制することができる。したがって、従来と同様の半導体発光素子を用いながら、実装基板側の簡単な設計変更によって半導体発光装置の出力、Vf、WPE等を改善することができる。尚、第1導電型ランド電極に接続される配線を均一な比抵抗、幅、高さ等で形成しても第1導電型側ランド電極のレイアウトによって配線長さに違いが生じ、配線抵抗の差が生じる。しかし、本件発明において「付加的な抵抗が挿入された」とは、そのような第1導電型側ランド電極のレイアウトによって生じる配線抵抗の差を超える大きさの抵抗成分が特定の電流経路に挿入されることを指す。特定の電流経路に挿入される「付加的な抵抗」は、他の電流経路にない新たな構造である必要はなく、他の電流経路と同様の構造であるが材料や寸法(幅、高さ)、形状、経路長の違いによって生じる抵抗であっても良い。
図1は、本件発明の半導体発光素子用実装基板の一例を示す平面図である。 図2は、半導体発光素子の一例を示す平面図である。 図3は、図1に示す実装基板に図2に示す半導体発光素子を実装した半導体発光装置の一例を示す模式断面図である。 図4は、従来の半導体発光素子用実装基板の一例を示す平面図である。 図5は、図3に示す半導体発光装置における電気抵抗を示す模式断面図であり、図の左側は付加抵抗を挿入した電流経路の電気抵抗を示し、図の右側は付加抵抗を挿入していない電流経路の電気抵抗を示す。 図6は、図1に示す実装基板における電流経路を示す模式平面図である。 図7は、図3に示す発光装置の等価回路を示す回路図である。 図8(a)(b)は、各抵抗の電流依存性を示すグラフである。 図9は、実施例1と比較例1のWPEを比較したグラフである。 図10は、実施例1と比較例1のLEDチップ内における最大上昇温度を比較したグラフである。
図1は、半導体発光素子用の実装基板1の一例を示す平面図であり、図2は、図1に示す実装基板1に実装する半導体発光素子2を示す平面図であり、図3は、実装基板1に半導体発光素子2を実装した半導体発光装置3の一例を示す模式断面図である。
図1に示す通り、半導体発光素子用実装基板1は、支持基板10の上に導電材料のパターンを形成して構成されており、その導電パターンは実装する半導体発光素子2の電極パターンに対応している。図2及び図3に示す通り、半導体発光素子2は、矩形(本実施の形態では略正方形)の基板36上に、n側窒化物半導体層38、活性層40及びp側窒化物半導体層42を順次積層した半導体層を有しており、半導体層の同一面側に、n側窒化物半導体層38と接続したn側電極32(=第1導電型側電極)とp側窒化物半導体層42に接続したp側電極34(=第2導電型側電極)とを有している。また、n側電極32とp側電極34の表面の一部を露出するように保護膜48が形成されている(図2では保護膜48を省略している)。図2に示す例では、矩形の半導体発光素子2の中央部分から両歯の櫛型に枝別れした形状に1つのp側電極34が形成され、半導体発光素子2の対向する2辺の各々に3箇所ずつ、合計6つのn側電極32が形成されている。n側電極32は、矩形の半導体発光素子2の4隅と対向する辺の中央とに形成されている。
図1に示す通り、実装基板1の導電パターンの一部として、実装される半導体発光素子2のn側電極32及びp側電極34の各々に対応してn側ランド電極18(=第1導電型側ランド電極)及びp側ランド電極16(=第2導電型側ランド電極)が形成されている。即ち、矩形の支持基板10の中央部分から正反対の2方向に両歯の櫛型に枝別れした形状に1つのp側ランド電極16が形成され、支持基板10の対向する2辺の各々に3つ、合計6つのn側ランド電極18が形成されている。n側ランド電極18は、p側ランド電極16の櫛歯に挟まれて、矩形の支持基板10の4隅と対向する辺の中央とに形成されている。実装基板1には、支持基板10上に外部電源と接続するための外部接続端子となるn側ボンディングパッド14とp側ボンディングパッド12が左右に1つずつ形成され、各々、n側配線22及びp側配線20を通じて、n側ランド電極18及びp側ランド電極16に接続されている。n側配線22は、接続するn側ランド電極18の数に応じて枝分かれしている。即ち、n側配線22は、並列配線となっており、1つのn側ボンディングパッド14から支持基板10の対向する2辺に沿って2本の配線として延びた後、各々の配線が3つのn側ランド電極18に向かって3本に枝分かれしている。
本実施の形態の実装基板1では、複数に枝分かれしたn側配線22のうち、支持基板10の辺の中央にある2つのn側ランド電極18aに接続するn側配線22に付加的な抵抗24(以下、付加抵抗24)を挿入し、辺の両端にあるn側ランド電極18bには付加抵抗24を挿入していない。図1の例において、付加抵抗24はn側配線22の一部を幅狭にしてつづら折れ状に屈曲させることで形成されている。このような方法で付加抵抗24を形成すれば、余計なプロセスや部材を追加せずに付加抵抗24を挿入できるので好ましい。支持基板10の辺中央にあるn側ランド電極18aに接続されたn側配線22に付加抵抗24を挿入することにより、実装する半導体発光素子2の発光分布が改善され、出力、Vf、WPE等の諸特性が改善される。
図4に、従来の実装基板1を示す。図1の実装基板1との違いは、付加抵抗24を挿入しているか否かである。実装基板1の外部接続端子であるn側ボンディングパッド14からn側配線22を経て、n側ランド電極18に接続されるn側電極32に至るまでの6つの電流経路(=第1導電型側電流経路)における抵抗は、6つのn側ランド電極18の全てについて、できるだけ低抵抗、かつ、実質的に同一となるように構成されている。厳密には6つのn側ランド電極18の位置によってn側配線22の長さが異なるため、n側配線22の持つ配線抵抗は接続するn側ランド電極18の位置によってやや異なる。しかし、その程度の配線抵抗の違いは実装基板1と半導体発光素子2を含む半導体発光装置3の回路全体では無視できる。一方、図1の実装基板においてn側配線22に挿入した付加抵抗24は、n側ランド電極18のレイアウトに基づくn側配線22の配線抵抗の違いよりも十分に大きく設定されている。
実装基板1と半導体発光素子2を含む半導体発光装置3の回路全体で付加抵抗24が与える影響について図5乃至7を参照しながら説明する。図5は、図3に示す半導体発光装置3において半導体発光素子2と実装基板1で構成された電気回路中の各抵抗成分を示す模式図である。図の左側は、付加抵抗24が挿入された電流経路を示し、図の右側は付加抵抗24が挿入されない電流経路を示す。実装基板1の配線抵抗をR、半導体発光素子2のn側電極32におけるコンタクト抵抗をRck、p側電極34におけるコンタクト抵抗をRcp、n側窒化物半導体層の抵抗を含んだ半導体発光素子2のpn接合界面で生じるジャンクション抵抗をRjkとする。添え字k=1は付加抵抗24が挿入されていない場合を示し、k=2は付加抵抗24が挿入されている場合を示す。配線抵抗Rは、配線抵抗Rに比べて付加抵抗24の分だけ大きくなっている。ここで示す例では、Rc1とRc2、Rj1とRj2は各々ほぼ同一である。
図6は、図1に示す実装基板1を流れる電流の様子を示す模式図である。半導体発光素子2を駆動する外部電源(電流源)から流れる電流を2I、実装基板1の各辺に分かれて流れる電流をI、付加抵抗24の挿入されていない電流経路を流れる電流I、付加抵抗24の挿入されている電流経路の電流Iとする。図7は、半導体発光装置3の等価回路を示す回路図である。電流I、電流Iは、以下の(式1)で表される。
[式1]
Figure 2012033600
上記の通り、付加抵抗24が挿入された配線抵抗Rは、付加抵抗24の挿入されていない配線抵抗Rよりも大きい。したがって、上記(式1)から、付加抵抗24の挿入された電流経路を流れる電流Iは、付加抵抗24の挿入されていない電流経路を流れる電流Iよりも小さくなることがわかる。即ち、特定のn側ランド電極18に接続したn側配線22に付加抵抗24を挿入することによって、そのn側ランド電極18に接続したn側電極32に流れる電流を相対的に小さくすることができる。したがって、半導体発光素子2内で電流の集中し易い位置にあるn側ランド電極18を含む電流経路に付加抵抗24を挿入することよって半導体発光素子2の電流分布を改善し、出力、Vf、WPE等の諸特性も改善する。
尚、この効果は、半導体発光素子2の全体を流れる電流量に依存しており、大電流を流すほど付加抵抗24の効果は大きくなる。即ち、図6に示すようにジャンクション抵抗Rjkは、電流値Iが大きくなるほど低下する一方で、配線抵抗Rとコンタクト抵抗Rckは、電流値Iに関わらず一定である(添え字k=1、2)。したがって、電流値Iが大きな領域では、配線抵抗R+コンタクト抵抗Rck≫ジャンクション抵抗Rjkとなるため、電流I、Iは(式2)の通りとなる。この場合、配線抵抗RとRの違いによって、I、Iがより強く変化する。一方、電流値Iが小さな領域では、配線抵抗R+コンタクト抵抗Rck≪ジャンクション抵抗Rjkとなるため、電流I、Iの付加抵抗24による変化は小さくなる。

[式2]
Figure 2012033600
実装基板1において付加抵抗24を挿入する位置は、そこに実装する半導体発光素子2の発光分布が均一となるように選択すれば良い。例えば、図2に示すように、矩形の半導体発光素子2においてn側電極32が半導体発光素子2の1辺に3つ以上配列されている場合、半導体発光素子内の電流分布は辺の中央に近いn側電極32の近傍で強くなる傾向にある。半導体発光素子2内の電流分布に偏りがあると、それに応じて素子内の発熱にも偏りが生じ、素子内の温度上昇が大きくなるため、出力、Vf、WPEといった特性が悪化してしまう。そこでn側ランド電極18が支持基板の1辺に3つ以上配列されている実装基板1において、少なくとも辺の中央に最も近いn側ランド電極を含む電流経路に付加抵抗24を挿入することによって電流分布の均一性を高め、熱分布の均一化とチップ内最大温度を下げることで、出力、Vf、WPE等の特性を向上することができる。
n側電極32の配置が複雑である場合、実装基板1のn側ランド電極18とn側ボンディングパッド14の間を均一な線幅、厚さ、材料のn側配線22で接続して実装基板1のレイアウトを作成した後、上記ジャンクション抵抗Rjk、コンタクト抵抗Rcp、Rck、配線抵抗R(添え字k=1、2)の3つを考慮して上記と同様の手法で電流分布のシミュレーションを行い、電流が集中する位置のn側ランド電極18を含む電流経路に付加抵抗24を挿入すれば良い。或いは、実装基板1のn側ランド電極18とn側ボンディングパッド14の間を均一な線幅、厚さ、材料のn側配線22で接続して実装基板1を作成した後、半導体発光素子2を実装して発光分布を評価し、強く発光している部分のn側ランド電極18を含む電流経路に付加抵抗24を挿入すれば良い。
また、挿入する付加抵抗24の大きさは、ジャンクション抵抗Rjk、コンタクト抵抗Rcp、Rck、配線抵抗Rの大きさに基づいて、上記と同様の手法で電流値を見積もることで決定することができる。
本実施の形態では、挿入する付加抵抗24をn側配線22中に形成したが、外部電源との接続端子となるn側ボンディングパッド14からn側電極32に至る電流経路のいずれかに形成すれば良い。但し、実装工法として、半田実装を用いた場合、溶融フィレットの影響を受け、抵抗変動が生じる場合があるため、フィレットの影響を考慮した抵抗のレイアウトを考慮することが好ましい。
また付加抵抗24は、電気的に付加的な抵抗成分として把握できるものであれば良く、必ずしも抵抗として独立した形状を持っていなくても良い。例えば、n側配線22の配線高さを部分的に低くしたり、配線幅を小さくしたり、配線長を長くすることで付加抵抗24を形成しても良い。また、部分的に比抵抗の高い材料を用いることで付加抵抗24としても良い。図1の例では、n側配線22が支持基板10の主面上に形成された平面配線である場合を示したが、支持基板10の側面に形成した側壁配線であっても良く、この場合にもn側配線22の幅、高さ、長さ、材料などを適宜変更することで付加抵抗24を形成することができる。
さらに、以下の述べる種々の方法で付加抵抗24を形成することができる。
(1)ビアの利用
支持基板10にビアを形成してn側配線22の一部とする場合、特定のn側ランド電極18につながるビアだけを高抵抗とすることで付加抵抗24とすることもできる。例えば、ビアの面積、高さ、ビアに埋設する材料を変えることでビアの抵抗を部分的に変えることができる。
(2)n側ランド電極18への形成
さらにn側ランド電極18自身に付加抵抗24を形成しても良い。例えば、特定のn側ランド電極18の面積を小さくする、厚みを薄くする、比抵抗の大きな材料で構成するといった方法によって付加抵抗24を形成しても良い。
(3)接合材の利用
n側ランド電極18とn側電極32を接続するバンプ等の接合材の抵抗を変えることで付加抵抗24を形成しても良い。例えば、バンプの比抵抗を特定のn側ランド電極18について高くすれば良い。
(4)支持基板10への形成
支持基板10の一部を電流経路に用いる場合、その部分の抵抗を変えることで付加抵抗24とすることも可能である。例えば、支持基板10のうち電流経路に使われる部分について、比抵抗の高い材料を用いたり、不純物や熱処理等のプロセスで比抵抗を上げても良い。また、厚みを薄くする、経路長を長くする、幅を細くするといった方法で付加抵抗24を形成しても良い。
(5)抵抗素子の利用
付加抵抗24として独立した抵抗素子を挿入しても良い。抵抗素子は、電気的に抵抗として機能するものであれば良く、単純抵抗でも良いし、トランジスタ等の機能素子であっても良い。
尚、ここで述べた付加抵抗24の形成方法はあくまで例示であり、電気的に抵抗成分の挿入として把握できる方法であれば、他のいかなる方法であっても良い。また、本件明細書で例示した方法を組み合わせても構わない。
以下、本実施の形態に係る半導体発光装置の各構成について簡単に説明する。
(1)実装基板1
実装基板1は、半導体発光素子2を固定・支持するための部材である。支持基板10上に少なくとも実装面に導電パターンが施されている。導電パターンには、n側ランド電極18、p側ランド電極16、n側ボンディングパッド14、p側ボンディングパッド12、n側配線22、p側配線20等が含まれる。
支持基板10の材料は、半導体発光素子2と熱膨張係数がほぼ等しく、熱伝導性が高いもの、例えば窒化物半導体発光素子に対して窒化アルミニウム、CuW、CuMo、BN等が好ましい。このような材料を使用することにより、支持基板10と半導体発光素子2との間に発生する熱応力の影響を緩和し、放熱性を上げることができる。あるいは、支持基板10の材料は、静電保護素子の機能を備えさせることもでき、安価でもあるシリコンとすることも好ましい。
一方、導電パターンは、Au、Pt、Rhや銀白色の金属であるAl、Ag、それら合金等で構成することが好ましい。反射率の高い銀白色の金属を用いることにより、半導体発光素子2からの光が支持基板10と反対側に反射され、半導体発光装置の光取り出し効率が向上する。ここで、導電パターンの材料とする金属は、金属相互間の接着性の良さ、いわゆる濡れ性等を考慮して選択することが好ましい。例えば、Auバンプ50を介して、Auを含む電極32、34と超音波ダイボンドにより接合するとき、導電パターンは、AuまたはAuを含む合金とすることが好ましい。
実装基板1への半導体発光素子2の実装は、p側、n側ランド電極16、18とpn側電極32、34が対面接続する場合、フリップチップ実装等の方法で実装される。即ち、実装基板1のn側ランド電極18及びp側ランド電極16にAu等のバンプ50を載置した後、半導体発光素子2の同一面側に形成されたp側電極34およびn側電極32がバンプ50を介して対向される。次に、超音波、熱や荷重、フラックスにより、半導体発光素子2と実装基板1とが電気的および機械的に接続される。バンプ50として、Au、Al、Al合金、Cu 、共晶材(Au− Sn、Ag−Sn)、ハンダ(Pb−Sn)、鉛フリーハンダ(Sn−Ag−Cu)等を用いることができる。また、p側、n側ランド電極16、18とpn側電極32、34が対面接続しない場合は、ワイヤボンディング等の手法を用いた電気的接続が行われる。
実装基板1に対し、半導体発光素子2の実装に悪影響を与えない箇所に、孔や凹凸形状を設けることが好ましい。このような形状を設けることにより、半導体発光素子2の発熱を効率よく放熱することができる。支持基板の厚さ方向に少なくとも一つ以上のビア(貫通孔)を設け、ビアの内壁面に導電部材が延材するように形成すると、放熱性がさらに向上するため好ましい。
(2)半導体発光素子2
半導体発光素子2としては、ZnSeやGaNなど種々の半導体を使用したものを挙げることができる。蛍光物質を組み合わせて種々の発光色を実現する場合は、蛍光物質を効率良く励起できる短波長が発光可能な窒化物半導体(InAlGa1−X−YN 、0≦X、0≦Y、X+Y≦1)を用いることが好ましい。半導体の構造としては、MIS接合、PIN接合やpn接合などを有するホモ構造、ヘテロ構造、ダブルへテロ構造等を用いることができる。半導体層の材料やその混晶度によって発光波長を種々選択することができる。また、活性層を量子効果が生ずる薄膜に形成させた単一量子井戸構造や多重量子井戸構造とすることもできる。
本形態において、半導体発光素子2は、n側電極32がp側電極34の間にあるようにそれぞれの電極が交互に配されている。これにより、実装基板1に対して安定した実装ができるだけでなく、電極間を流れる電流の均一性を向上することができる。また、半導体発光素子2の電極の配置として、半導体層の同一面に形成された場合、半導体層の両面に形成された場合、さらに電極の一部が半導体層の側面に形成された場合があり、本件発明はそれらすべての場合に適用される。例えば、(a)半導体層の同一面側にn側電極(=第1導電型側電極)とp側電極(=第2導電型側電極)を有する場合、(b)半導体層の片面側にn側電極(=第1導電型側電極)と、半導体層の反対面にp側電極(=第2導電型側電極)を有する場合、(c)半導体層の一面にn側電極(=第1導電型側電極)と、半導体層の側面にp側電極(=第2導電型側電極)を有する場合、(d)半導体層の同一面側にn側電極(=第1導電型側電極)とp側電極(=第2導電型側電極)を有し、さらに半導体層の側面にもp側電極(=第2導電型側電極)を有する場合、(f)半導体層の片面側にn側電極(=第1導電型側電極)と、半導体層の反対面と側面にp側電極(=第2導電型側電極)を有する場合、等が考えられる。いずれの場合にも、n側電極(=第1導電型側電極)とp側電極(=第2導電型側電極)は、n側ランド電極(=第1導電型側ランド電極)及びp側ランド電極(=第2導電型側ランド電極)の各々と接合される。これらの構成において、n側電極とp側電極を入れ替えた構成でも良いことは言うまでもない。
本件明細書では、半導体発光素子に複数のn側電極があり、それに対応して複数のn側ランド電極が実装基板に形成されている場合、即ち、本件発明における「第1導電型」がn型である場合について説明した。しかし、本件発明における「第1導電型」がp型である場合、即ち、半導体発光素子に複数のp側電極があり、それに対応した複数のp側ランド電極が実装基板に形成されている場合にも本件発明は適用できる。
(実施例1)
図1に示す実装基板1を次のようにして作成した。まず、窒化アルミニウムから成る支持基板10上に、Ti/Pt/Auから成る導電パターンを図1のパターン形状に形成した。支持基板10の対向する2つの辺の両端と中央に3つずつ、合計6つのn側ランド電極18が形成され、辺の中央にある2つのn側ランド電極18aに接続するn側配線22に約1Ωの抵抗値を持つ付加抵抗24を挿入した。
この実装基板1に、図2及び図3に示す構造の1mm角フリップチップ型窒化物半導体発光ダイオード2を実装して半導体発光装置3を作成した。窒化物半導体発光ダイオード2のn側電極32及びp側電極34は、いずれもTi/Pt/WTi/Pt/Auとした。窒化物半導体発光ダイオード2のn側電極32、p側電極34は、各々、AuSn共晶からなるバンプ50によって実装基板1のn側ランド電極16及びp側ランド電極18と接合した。
(比較例1)
実施例1において、付加抵抗24を挿入しない他は同様にして半導体発光装置3を作成した。
図9は、比較例1のWPEを100%として実施例1のWPEとの比を示したグラフである。実施例1の半導体発光装置は、比較例1に比べてWPEが2.5%改善していた。また、図10は、印加電流700mA、350mAの各々の場合について、比較例1のLEDチップ内の最大上昇温度を100%として、実施例1の最大上昇温度の比を示したグラフである。実施例1では、比較例1に比べて最大上昇温度が350mA印加で96%、700mA印可で92%に低下していた。
1 半導体発光素子用実装基板
2 半導体発光素子
3 半導体発光装置
10 支持基板
12 p側ボンディングパッド
14 n側ボンディングパッド
16 p側ランド電極
18 n側ランド電極
20 p側配線
22 n側配線
24 付加抵抗
32 n側電極
34 p側電極
36 基板
38 n側窒化物半導体層
40 活性層
42 p側窒化物半導体層
48 保護膜
50 バンプ

Claims (9)

  1. 支持基板と、
    外部電源と電気接続するための外部接続端子と、
    前記支持基板上に実装される半導体発光素子の第1導電型側電極及び第2導電型側電極の各々と接合するための第1導電型側ランド電極及び第2導電型側ランド電極と、
    を備えた半導体発光素子用実装基板において、
    前記第1導電型側ランド電極が複数あり、前記複数の第1導電型側ランド電極の各々に接続される前記第1導電型側電極から前記外部接続端子までの電流経路である第1導電型側電流経路のうち、少なくとも1つの第1導電型側電流経路に付加的な抵抗が挿入されたことを特徴とする半導体発光素子用実装基板。
  2. 前記第1導電型側ランド電極が、前記支持基板の少なくとも1辺に3つ以上配列されており、前記3つ以上の第1導電型側ランド電極のうち少なくとも前記1辺の中央に最も近い前記第1導電型側ランド電極を通過する前記第1導電型側電流経路に前記付加的な抵抗が挿入されたことを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子用実装基板。
  3. 前記付加的な抵抗は、前記第1導電型側ランド電極と前記外部端子を接続する配線の抵抗を部分的に高くすることによって形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体発光素子用実装基板。
  4. 前記付加的な抵抗は、前記第1導電型側ランド電極に接続されたビアの抵抗を高くすることで形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体発光素子用実装基板。
  5. 前記付加的な抵抗は、前記第1導電型側ランド電極自身の抵抗を高くすることで形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体発光素子用実装基板。
  6. 前記付加的な抵抗は、前記第1導電型側ランド電極と前記第1導電型側電極を接続する接合材の抵抗を高くすることによって形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体発光素子用実装基板。
  7. 前記第1導電型側ランド電極と前記外部接続端子の間の電流経路として前記支持基板の一部を用い、前記付加的な抵抗は、前記支持基板の一部の抵抗を高くすることによって形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体発光素子用実装基板。
  8. 前記付加的な抵抗は、前記第1導電型側ランド電極と前記外部接続端子の間に接続された抵抗素子を用いて形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体発光素子用実装基板。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の半導体発光素子用実装基板に半導体発光素子を実装した半導体発光装置。
JP2010170260A 2010-07-29 2010-07-29 半導体発光素子用実装基板とその実装基板を用いた半導体発光装置 Active JP5429094B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010170260A JP5429094B2 (ja) 2010-07-29 2010-07-29 半導体発光素子用実装基板とその実装基板を用いた半導体発光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010170260A JP5429094B2 (ja) 2010-07-29 2010-07-29 半導体発光素子用実装基板とその実装基板を用いた半導体発光装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013250747A Division JP5761319B2 (ja) 2013-12-04 2013-12-04 半導体発光素子用実装基板とその実装基板を用いた半導体発光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012033600A true JP2012033600A (ja) 2012-02-16
JP5429094B2 JP5429094B2 (ja) 2014-02-26

Family

ID=45846700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010170260A Active JP5429094B2 (ja) 2010-07-29 2010-07-29 半導体発光素子用実装基板とその実装基板を用いた半導体発光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5429094B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019029414A (ja) * 2017-07-26 2019-02-21 旭化成株式会社 半導体発光装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5761319B2 (ja) * 2013-12-04 2015-08-12 日亜化学工業株式会社 半導体発光素子用実装基板とその実装基板を用いた半導体発光装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06296041A (ja) * 1993-04-08 1994-10-21 Nichia Chem Ind Ltd 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子
JP2003338640A (ja) * 2002-05-21 2003-11-28 Rohm Co Ltd 半導体チップを使用した半導体装置
JP2006019347A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Toyoda Gosei Co Ltd 発光装置
JP2006237409A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Citizen Electronics Co Ltd 発光ダイオード及びその製造方法
JP2008227109A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Mitsubishi Chemicals Corp GaN系LED素子および発光装置
JP2008541435A (ja) * 2005-05-03 2008-11-20 インターナショナル レクティファイアー コーポレイション 細長い電極を有する半導体デバイス用のワイヤボンドデバイスパッケージ
JP2009117796A (ja) * 2007-07-18 2009-05-28 Nichia Corp 半導体発光素子および発光装置
JP2009164225A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Stanley Electric Co Ltd 発光装置およびその製造方法
JP2009277705A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Koa Corp パッケージ発光部品およびその製造法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06296041A (ja) * 1993-04-08 1994-10-21 Nichia Chem Ind Ltd 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子
JP2003338640A (ja) * 2002-05-21 2003-11-28 Rohm Co Ltd 半導体チップを使用した半導体装置
JP2006019347A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Toyoda Gosei Co Ltd 発光装置
JP2006237409A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Citizen Electronics Co Ltd 発光ダイオード及びその製造方法
JP2008541435A (ja) * 2005-05-03 2008-11-20 インターナショナル レクティファイアー コーポレイション 細長い電極を有する半導体デバイス用のワイヤボンドデバイスパッケージ
JP2008227109A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Mitsubishi Chemicals Corp GaN系LED素子および発光装置
JP2009117796A (ja) * 2007-07-18 2009-05-28 Nichia Corp 半導体発光素子および発光装置
JP2009164225A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Stanley Electric Co Ltd 発光装置およびその製造方法
JP2009277705A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Koa Corp パッケージ発光部品およびその製造法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019029414A (ja) * 2017-07-26 2019-02-21 旭化成株式会社 半導体発光装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5429094B2 (ja) 2014-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102194987B (zh) 发光装置封装元件
TWI384641B (zh) 發光二極體封裝件
US7161190B2 (en) Semiconductor light-emitting device and method of manufacturing the same
US6940704B2 (en) Semiconductor light emitting device
TWI430483B (zh) 發光裝置封裝元件及其製造方法
JP5535414B2 (ja) 増加発光能力を持つiii族窒化物ledの製造方法
JP5223677B2 (ja) 半導体装置
JP5687200B2 (ja) マルチチップ発光ダイオードモジュール
JP5236406B2 (ja) 半導体発光モジュールおよびその製造方法
EP2428991B1 (en) Light Emitting Component with integrated control
JP4821343B2 (ja) サブマウント基板及びこれを備える発光装置
JP2010087219A (ja) 発光素子および発光装置
CN109314170B (zh) 用于优化的热阻、焊接可靠性和smt加工良率的led金属焊盘配置
JP2010267834A (ja) 光半導体装置モジュール及びこれに用いられる熱伝導チップ
JP5125795B2 (ja) 半導体発光素子および発光装置
JP6155608B2 (ja) 車両用灯具
JP5429094B2 (ja) 半導体発光素子用実装基板とその実装基板を用いた半導体発光装置
KR102199183B1 (ko) 고출력 led 패키지 및 그 제조방법
JP2019062033A (ja) 半導体レーザ装置
JP5761319B2 (ja) 半導体発光素子用実装基板とその実装基板を用いた半導体発光装置
KR100735311B1 (ko) 발광 다이오드 칩
CN108140707A (zh) 发光器件、用于制造发光器件的方法及发光模块
US20230231083A1 (en) Light emitting diode module
CN116314526A (zh) 用于优化的热阻、焊接可靠性和smt加工良率的led金属焊盘配置
JP2004200277A (ja) 複合発光素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5429094

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250