JP2012032478A - 画像形成装置、現像装置、イメージングユニット - Google Patents

画像形成装置、現像装置、イメージングユニット Download PDF

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Abstract

【課題】像担持体と現像ローラとの間隙を正確に設定できるとともに、画像形成装置動作中の振動等による像担持体と現像ローラとの間隙の変動を抑制し、画像に周期的な濃淡が生じることを抑制可能な画像形成装置を提供すること。
【解決手段】フレームに装着された現像装置の現像ローラの両端に配された一対の突き当て部材を像担持体の両端に配された一対の前記位置決め部材に当接させて支持させるとともに、現像器筐体の現像ローラを中央で分割する仮想平面にて2分された領域のうちの駆動部側が配された領域に配された支持部にて支持させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、潜像担持体上の静電潜像を現像装置により可視像化する電子写真方式の複写機、レーザービームプリンタ等の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体ドラム等の像担持体の表面に形成した静電潜像を現像装置にて現像してトナー像となし、トナー像を用紙等の記録媒体に転写し、定着手段によって定着して記録画像を得る。
現像装置は、現像ローラ等の、現像剤を担持、搬送する現像剤担持体を有し、現像剤担持体を像担持体に対して一定の間隙を設けて配置される。この現像剤担持体と像担持体との間隙が変動すると、現像により形成されるトナー像に濃度ムラを生じ、記録画像に濃度ムラ等の画像形成不良を発生させる原因となる。
ところで、現像装置が着脱自在な構成となっている画像形成装置があるが、このような画像形成装置においては、装着した現像装置の現像剤担持体と像担持体との間隙を所定の精度範囲に収めることが必要である。
そこで、現像剤担持体と像担持体との間隙を一定にすべく、現像剤担持体、例えば現像スリーブの両端に一対の位置決めコロを配し、この位置決めコロを像担持体、例えば感光体ドラムの両端に配した一対の第1の突き当てブロックに突き当てるとともに、現像剤担持体の両端に対向する位置に配した一対の第2の突き当てブロックに突き当てることで現像剤担持体と像担持体との間隙を一定とする技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2010−117503号公報
特許文献1にて提案されている技術においては、一対の位置決めコロは、それぞれ一対の第1の突き当てブロックと、一対の第2突き当てブロックに当接、すなわち合計4箇所を当接することにより位置決めされ、現像剤担持体と像担持体との間隙を一定にしている。
しかし、特許文献1にて提案されている技術においては、現像剤担持体と像担持体との間隙は常に一定になるわけではない。なぜならば、部品精度、取り付け精度、動作中に加えられる振動等により、4箇所すべての当接が常になされることは困難であり、4箇所のうちのいずれかの3箇所(特定されず不定)を当接させて現像装置が像担持体に対峙することになる。すなわち、一対の位置決めコロと、感光ドラムの両端に配した一対の第1の突き当てブロックとの当接は常に確保されるとはかぎらない。したがって、一対の位置決めコロのそれぞれが感光ドラムの両端に配した一対の第1の突き当てブロックに当接することを前提としている現像剤担持体と像担持体との間隙は、常に保証されるわけではない。
ところで、現像ローラは、モータ等の駆動力源から歯車列等の駆動手段により伝達された回転駆動力にて一定速度で回転される。この、歯車列における歯車の噛み合いは振動を発生させ、その振動がSDギャップの周期的な変動をもたらし、画像に周期的な濃淡(画像ムラ)を発生させることがある。
本発明は、像担持体と現像ローラとの間隙を正確に設定できるとともに、画像形成装置動作中の振動等による像担持体と現像ローラとの間隙の変動を抑制し、画像に周期的な濃淡が生じることを抑制可能な画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段により解決される。
1.フレームに着脱自在な像担持体と現像装置とを有し、前記像担持体が担持する静電潜像を前記現像装置にてトナー像となす画像形成装置であり、
前記像担持体はその両端にそれぞれ配された位置決め部材を有し、
前記現像装置は、
筐体と、
前記筐体の内部に現像剤を担持搬送する現像ローラと、
前記現像ローラの両端にそれぞれ配された突き当て部材と、
前記筐体の外側に現像ローラを駆動する駆動部と、を有し、
前記現像装置は、前記フレームに装着されたとき、前記突き当て部材と前記位置決め部材とがそれぞれ当接する2箇所にて支持されるとともに、
前記現像装置は、前記現像ローラの中心軸の中央を垂直に分割する仮想平面にて2分された領域のうちの前記駆動部側が配された領域に配された1箇所の支持部にて前記フレームに支持されることを特徴とする画像形成装置。
2.前記支持部は前記筐体の下方に配され、前記現像装置が前記フレームに装着されたとき前記フレームに当接して前記筐体を下方から支持することを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
3.前記支持部は、前記フレームに当接して転動可能なローラを有することを特徴とする前記2に記載の画像形成装置。
4.前記突き当て部材は周面が円弧をなすことを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
5.前記突き当て部材は周面が前記現像ローラの回転軸を曲率中心とする円弧をなすことを特徴とする前記4に記載の画像形成装置。
6.フレームに着脱自在な像担持体を有する画像形成装置に用いられる現像装置であって、
筐体と、
前記筐体の内部に現像剤を担持搬送する現像ローラと、
前記像担持体の両端にそれぞれ配された位置決め部材に当接するために前記現像ローラの両端にそれぞれ配された突き当て部材と、
前記筐体の外側に現像ローラを駆動する駆動部と、
前記現像ローラの中心軸の中央を垂直に分割する仮想平面にて2分された領域のうちの前記駆動部側が配された領域に配された1箇所の支持部と、
を有することを特徴とする現像装置。
7.前記6に記載の現像装置と、
前記現像装置における前記現像ローラの両端に配された一対の前記突き当て部材が当接可能な一対の位置決め部材を両端に有する像担持体と、
からなることを特徴とするイメージングユニット。
本発明により、像担持体と現像ローラとの間隙を正確に設定できるとともに、画像形成装置動作中の振動等による像担持体と現像ローラとの間隙の変動を抑制し、画像に周期的な濃淡が生じることを抑制可能な画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 プロセスカートリッジの構成を示す図である。 像担持体ユニットBの斜視図である。 現像装置4の構成を示す図である。 現像装置4と像担持体ユニットBとがプロセスカートリッジAにおけるフレーム100の所定の位置に装着された状態を示す図である。 現像装置4の取り外し及び装着を説明する図である。
以下に本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。図1に示す画像形成装置は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、原稿自動搬送手段30、画像読取装置60、画像書込装置3Y、3M、3C、3K、像担持体1Y、1M、1C、1K、帯電装置2Y、2M、2C、2K、現像装置4Y、4M、4C、4K、定着装置24、ベルト状の中間転写体6、給紙手段21A、21B、21C、搬送系22等を有する。
原稿自動搬送手段30は両面又は片面の原稿dを自動搬送する手段である。画像読取装置60は、移動式光学系により画像情報が読み取られる装置で、原稿載置台上から給送される多数枚の原稿dの内容を、3枚の可動ミラー60Cで反射し、集光レンズ60Bにより、CCDからなる撮像素子60Aに結像して読み取る。
イエロー色の画像を形成する画像形成部10Yは、像形成体としての像担持体1Yの周囲に配置された帯電装置2Y、画像書込装置3Y、現像装置4Y及びクリーニング装置8Yを有する。マゼンタ色の画像を形成する画像形成部10Mは、像形成体としての像担持体1M、帯電装置2M、画像書込装置3M、現像装置4M及びクリーニング装置8Mを有する。シアン色の画像を形成する画像形成部10Cは、像形成体としての像担持体1C、帯電装置2C、画像書込装置3C、現像装置4C及びクリーニング装置8Cを有する。黒色画像を形成する画像形成部10Kは、像形成体としての像担持体1K、帯電装置2K、画像書込装置3K、現像装置4K及びクリーニング装置8Kを有する。帯電装置2Yと画像書込装置3Y、帯電装置2Mと画像書込装置3M、帯電装置2Cと画像書込装置3C及び帯電装置2Kと画像書込装置3Kとは、潜像形成手段を構成する。
中間転写体6は、無端状のベルトであり、複数のローラにより張架され、回動可能に支持されている。
撮像素子60A上に結像した画像情報の信号は、図示しない画像処理部に送られる。画像処理部は、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像書込装置3Y、3M、3C、3Kに各色ごとの信号を送る。
画像書込装置3Y、3M、3C、3Kでは、レーザ光源としての半導体レーザを用い、半導体レーザが出射した光ビームはポリゴンミラーなどの光学要素により走査光ビームに形成されて被走査体としての像担持体1Y、1M、1C、1Kに入射し、各色の静電潜像を形成する。
画像形成部10Y、10M、10C、10Kより形成された各色の画像は、回動する中間転写体6上に1次転写装置7Y、7M、7C、7Kにより逐次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。給紙カセット20A、20B、20C内に収容された記録紙Sは、給紙手段21A、21B、21Cにより給紙され、搬送系22を経て、レジストローラ23でタイミングを合わせて2次転写部に搬送され2次転写装置7Aにて記録紙S上にカラー画像が転写される。そしてカラー画像が転写された記録紙Sは、定着装置24により定着処理され、排紙ローラ25に挟持されて機外の排紙トレイ26上に載置される。
一方、転写装置7Aにより記録紙Sにカラー画像を転写した後、記録紙Sを分離した中間転写体6は、中間転写体クリーニング装置8Aによりクリーニングされる。
5Y、5M、5C、5Kは、現像装置4Y、4M、4C、4Kにそれぞれ新規トナーを補給するトナー補給手段である。
本実施の形態の画像形成装置における画像形成部10Y、10M、10C、10Kと中間転写体6は、プロセスカートリッジに組み込まれた状態で画像形成装置本体に装着される。
図2は、プロセスカートリッジの構成を示す図である。プロセスカートリッジAは、各色別の画像形成部10Y、10M、10C、10Kと中間転写体6とをフレーム100に装着し一体となしたものである。プロセスカートリッジAは、フレーム100を画像形成装置本体から引き出すことにより、画像形成装置本体から引き出し可能であり、各現像装置や後述する像担持体ユニットなどは、プロセスカートリッジAを引き出した状態でフレーム100から着脱できる構成となっている。そして、フレーム100は画像形成部10Y、10M、10C、10Kそれぞれの現像装置を載置、支持する載置部101を有する。
なお、画像形成部10Y、10M、10C、10Kを構成するそれぞれの像担持体と現像装置との組み合わせはイメージングユニットとして機能する。
図3は像担持体ユニットBの斜視図である。この像担持体ユニットBは、図1に示す像担持体1(図1における像担持体1Y、1M、1C、1Kの任意の1つを示す)と、その周辺に設けられたクリーニング装置8(図1におけるクリーニング装置8Y、8M、8C、8K、の任意の1つを示す)を一体としたものである。同じ構成の像担持体ユニットBが各色別に4つ設けられ、プロセスカートリッジAに着脱可能となっている。
像担持体1の両端には支持部材11があり、支持部材11同士をステー12で連結している。支持部材11には周辺から突出する突起14が一体的に形成されている。また、支持部材11に位置決め部材15が取り付けられている。
像担持体1は、円筒形状をしており、一様に帯電された表面にレーザビームなどで原稿画像を照射され静電潜像が形成される。像担持体1が回転して現像装置と対向する領域にて、現像装置からトナーが供給され、静電潜像はトナー像となる。
図4は現像装置4の構成を示す図である。本実施の形態における画像形成装置はフルカラー画像を形成可能であり、現像装置は、各色別に設けられているが、それぞれの構造は共通するものであり、以下の説明では現像装置4として代表させる。現像装置4は筐体41を有し、筐体41には、静電潜像が形成されるドラム状の像担持体1に対して現像処理を行うための開口部Kが形成されている。筐体41は、上下外壁41aと図示手前側の側面外壁41b(非図示)、図示奥側の側面外壁41cとから構成されている。
411は上下外壁41aの底面に形成された凸部である。412は、回転軸を図示紙面表裏方向にして転動可能に配された支持ローラであり支持ローラ412は支持部として機能する。凸部411と支持ローラ412については後述する。
側面外壁41b、41c間には、非磁性素材からなる円筒状のスリーブで構成した独立回転可能な現像ローラ42と、現像ローラ42の内側に磁極を固定して配された円筒状の磁石43と、磁性キャリアと非磁性トナーとを含む二成分現像剤(以下単に「現像剤」という)を撹拌しながら搬送する二本の撹拌スクリュー44と、撹拌後の現像剤を現像ローラ42に向けて供給する供給スクリュー45と、現像ローラ42の上方に近接して設けた、現像剤除去ローラ46と、現像剤除去ローラ46上から除去(離脱)された現像剤を回収する回収スクリュー47が取り付けられる。
現像剤除去ローラ46は、現像ローラ42と逆方向に回転するように構成されており、また、複数の磁極を有する円筒状の磁石Mを磁極を固定された位置で内蔵している。
前述の構成において、撹拌供給系の撹拌スクリュー44及び供給スクリュー45と、現像剤除去ローラ46及び回収スクリュー47とは、図示の如く、仕切壁41dにより上下に区画されている。
前記仕切壁41dの自由端部は現像ローラ42と現像剤除去ローラ46との間であって、現像ローラ42の周面に近接している。
層厚規制部材48は、現像ローラ42により担持搬送される現像剤の層厚を規制する、すなわち、現像剤供給量を安定化させる機能を有するものである。
現像剤の動きを追って説明すると、供給スクリュー45により供給され、現像ローラ42上に磁気吸着された現像剤は、現像ローラ42の回転により搬送され、開口部Kにて同方向に回転する静電潜像を担持する像担持体1の表面に移行して、静電潜像を現像し像担持体1にトナー像を形成する。
開口部Kを通過した現像ローラ42に残存する現像剤は、現像剤除去ローラ46に内包されている磁石Mの作用により現像剤除去ローラ46に付着され、現像剤除去ローラ46の回転により下流に搬送された後、磁石Mの作用により現像剤除去ローラ46から離脱する。
現像剤除去ローラ46から離脱した現像剤は、回収部にある回収スクリュー47を介して引き続き搬送され、撹拌スクリュー44で撹拌されている現像剤と混合されるように、適宜の場所に落下され、やがて、新たな現像剤として再び供給スクリュー45を介して現像ローラ42に供給され、前述の挙動を繰り返す。
開口部Kにおける像担持体1と現像ローラ42との間の間隙が変動すると、トナー画像の濃度が変動する。モノクロの画像形成装置であれば、単に画像の濃淡の差で終わるが、カラー画像の場合、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色ごとで画像濃度ムラ(一様な画像に濃淡の差を生じること)を発生させることになり、カラー画像としての色調が異なることになるので、影響が非常に大きい。そのため、像担持体1と現像ローラ42と間隙は、許容誤差が、例えば20〜30μmと非常に高精度が要求される。
像担持体1に対して現像装置4が固定されている構成であれば、この精度は比較的容易に達成できるが、本実施の形態のように像担持体1に対して、現像装置4が着脱自在な構成となっている画像形成装置においては、現像装置4を装着したとき現像ローラ42と像担持体1との間隙を正確に設定できることが重要である。
また、画像形成装置が画像形成動作中の振動等により、像担持体1と現像ローラ42との間隙が周期的に変動した場合には画像に周期的な濃淡の差が生じるので好ましくない。
本実施の形態の画像形成装置は、像担持体1と現像ローラ42との間隙を正確に設定できるとともに、画像形成装置動作中の振動等による像担持体1と現像ローラ42との間隙の変動を抑制し、画像に周期的な濃淡が生じることを抑制している。
図5は、現像装置4と像担持体ユニットBとがプロセスカートリッジAにおけるフレーム100の所定の位置に装着された状態を示す図である。プロセスカートリッジAの所定の位置に装着された像担持体ユニットBと現像装置4における像担持体1と現像ローラ42との間隙を正確に設定できるとともに、画像形成動作中の振動等による像担持体1と現像ローラ42との間隙の変動が抑制される。なお、図示される現像装置4は現像装置4Y、4M、4C、4K、の任意の1つであり、像担持体ユニットBはそれに対応する像担持体ユニットの1つである。図5(a)は、像担持体ユニットBと現像装置4とが所定位置に係合した状態における正面図、図5(b)は、所定位置に係合した像担持体ユニットBと現像装置4を図5(a)の上方から見た図である。
図5(a)に示すように、像担持体1は、中心軸1aの両端を支持されて、フレーム100の所定位置に取り付けられる。位置決め部材15は、湾曲形状の板で、外側に当接面15aを有している。当接面15aは、像担持体1の回転中心線を曲率中心とする円弧をなして形成されている。支持部材11、突起14及び位置決め部材15は、像担持体1の図示手前側に配されているが、像担持体1の図示奥側の対称な位置に、もう一組の支持部材11、突起14及び位置決め部材15が配されている。すなわち、支持部材11、突起14及び位置決め部材15は、像担持体1の両端にそれぞれ一対が配置されている。
図5(b)に示すように筐体41内に収容されている現像ローラ42の中心軸42Sは筐体41の両外側に突出し、それぞれ両端に一対の突き当て部材421が取り付けられている。本実施の形態における突き当て部材421は、外周面が現像ローラ42の回転軸を曲率中心とする円弧をなすローラであるが、回転はしてもしなくてもよい。また、回転しない場合はその外周面は円弧をなして構成されていれば、その曲率中心は現像ローラ42の中心と一致していなくともよい。
49は複数の歯車列により構成される駆動部である。駆動部49は現像装置4の外側側面、側面外壁41cに配されており、入力歯車G40と現像ローラ駆動歯車G42とを含む歯車列である。入力歯車G40は現像装置4と像担持体ユニットBとが取り付けられたプロセスカートリッジAが画像形成装置本体に装着されたとき、画像形成装置本体に配された現像装置駆動モータ40Mの出力軸に係合し、現像装置駆動モータ40Mの回転駆動力を駆動部49に伝達する。駆動部49を構成する歯車の一部は現像装置4に配されているローラの軸に連結されており、入力歯車G40から伝達された回転力によりローラをそれぞれ所定の方向、速度にて回転させる。現像ローラ駆動歯車G42は、現像ローラ42の中心軸42Sに連結、固定されており、入力歯車G40から伝達された回転力により現像ローラ42を回転させる。
図5(a)、(b)に示すように、現像装置4と像担持体ユニットBとがプロセスカートリッジAにおける所定の位置に装着されたとき、突き当て部材421は、当接面15aに当接する。前述のように、突き当て部材421は現像ローラ42の中心軸42Sの両端に配されている。また、支持部材11、突起14及び位置決め部材15も、像担持体1の両端に配されている。したがって2つの突き当て部材421は、それぞれ、像担持体1の両端に配されている当接面15aに当接する。図示されるP、Qは、2つの突き当て部材421が像担持体1の両端に配されている当接面15aに当接する部位である。また図示されるRは、現像装置4の底面に配された支持ローラ412の外周がプロセスカートリッジAのフレーム100の載置部101の上面に当接する部位である。なお、図5(a)に示す係合状態では、凸部411は載置部101の上面からzだけ浮き上がった状態となるようその高さ寸法が設定されている。
本実施の形態の画像形成装置における現像装置4は、プロセスカートリッジAにおける所定の位置に装着された状態では、P、Q、Rの3箇所で支持される。105はプロセスカートリッジAのフレーム100に配された付勢バネであり、付勢バネ105は現像装置4を左下方に向けて付勢し、現像装置4のP、Q、Rの3箇所での支持を確実にする。
図5(b)はP、Q、Rの3点を頂点とする三角形が示されている。三角形は、すべての頂点が浮き上がることなく他の物体に接することができる。したがって、現像装置4が所定の位置に装着された状態では、P、Q、Rの三角形の頂点での支持部の当接は常に保たれる。すなわち、2つの突き当て部材421は、P、Q、にて常に像担持体1の両側の突起14及び位置決め部材15に当接するので、現像装置4が装着されたときのプロセスカートリッジAにおける像担持体1と現像ローラ42との間の間隔を高精度に保つことができる。
図5(b)に示されるPLは現像ローラ42の中心軸42Sの中央で図示紙面表裏方向(垂直方向)に2分する仮想平面である。現像装置4における支持ローラ412の外周がプロセスカートリッジAにおけるフレーム100に配された載置部101に当接する部位Rは、現像装置4がプロセスカートリッジAの所定の位置に装着されたとき形成される三角形PQRの1つの頂点となるRが、仮想平面PLにより2つに分割される領域のうちの駆動部49が配された側の領域に配されるように構成されている。このように、支持ローラ412の外周がフレーム100における載置部101に当接する部位Rを、仮想平面PLにて2分される領域のうちの駆動部49が配された側の領域に配することにより、画像形成装置動作中の振動等による像担持体1と現像ローラ42との間隙の変動が抑制される。したがって、像担持体1と現像ローラ42との間隙の変動による画像に周期的な濃淡の発生を抑制できる。
次に、現像装置4のプロセスカートリッジAからの取り外し、及びプロセスカートリッジAへの装着について説明する。
図6は現像装置4の取り外し及び装着を説明する図である。
現像装置4の取り外しに際しては、先ず、プロセスカートリッジAを画像形成装置本体から引き出す。ついで、付勢バネ105を外し、その付勢を解除する。図6(a)はこの状態を示した図である。凸部411はフレーム100(非図示)の載置部101の上面からzだけ浮き上がった状態となっている。
次に、像担持体1の中心軸1aを抜き出す。中心軸1aを引き抜かれた像担持体ユニットBは、図6(b)に示すように、時計方向に若干回転し傾斜した状態となる。現像装置4は、突き当て部材421側に磁石43やMがあって重いので、前のめりに傾斜し、凸部411が載置部101に当接し、支持ローラ412とともに現像装置4を支持する。このとき、突起14と突き当て部材421との間に隙間ができるようになっている。この隙間が確保できることで、突き当て部材421と支持ローラ412により支持される現像装置4を突起14と干渉することなく簡単に図示矢印方向に引き出すことができる。現像装置4の支持部としてローラを配することにより、現像装置4の図示矢印方向の移動を円滑に行うことができる。
次に現像装置4の装着について説明する。現像装置4は、図6(c)に示すように前のめりに傾斜して凸部411と支持ローラ412とが載置部101に当接した状態で置かれている。この後、図6(c)の矢印方向に押し込むと、突き当て部材421と突起14との間に隙間があるので、突き当て部材421は、突起14に干渉されることなく当接面15aに当接し図6(b)の状態にすることができる。
その後、像担持体1の中心軸1aを挿入すると、像担持体ユニットBは図6(b)から反時計方向に回動して図6(a)の状態になり、一対の突き当て部材421はそれぞれ一対の当接面15aに当接させることができる。
このとき現像装置4は、凸部411が載置部101の上面からzだけ浮き上がり、三点P、Q、Rにて支持される。
ついで、付勢バネ105を装着し、現像装置4を付勢させて、三点P、Q、Rにての支持を確実にして、現像装置4の装着が完了し、図5(a)に示す状態になる。
A プロセスカートリッジ
100 フレーム
101 載置部
105 付勢バネ
B 像担持体ユニット
10Y、10M、10C、10K 画像形成部
1Y、1M、1C、1K 像担持体
11 支持部材
12 ステー
14 突起
15 位置決め部材
15a 当接面
2Y、2M、2C、2K 帯電装置
3Y、3M、3C、3K 画像書込装置
4Y、4M、4C、4K 現像装置
40M 現像装置駆動モータ
41 筐体
41a 上下外壁
41b 側面外壁
41c 側面外壁
41d 仕切壁
411 凸部
412 支持ローラ
42 現像ローラ
421 突き当て部材
49 駆動部
6 中間転写体
7A 2次転写装置
7Y、7M、7C、7K 1次転写装置
8A 中間転写体クリーニング装置
8Y、8M、8C、8K クリーニング装置
24 定着装置
25 排紙ローラ
26 排紙トレイ
PL 仮想平面
S 記録紙

Claims (7)

  1. フレームに着脱自在な像担持体と現像装置とを有し、前記像担持体が担持する静電潜像を前記現像装置にてトナー像となす画像形成装置であり、
    前記像担持体はその両端にそれぞれ配された位置決め部材を有し、
    前記現像装置は、
    筐体と、
    前記筐体の内部に現像剤を担持搬送する現像ローラと、
    前記現像ローラの両端にそれぞれ配された突き当て部材と、
    前記筐体の外側に現像ローラを駆動する駆動部と、を有し、
    前記現像装置は、前記フレームに装着されたとき、前記突き当て部材と前記位置決め部材とがそれぞれ当接する2箇所にて支持されるとともに、
    前記現像装置は、前記現像ローラの中心軸の中央を垂直に分割する仮想平面にて2分された領域のうちの前記駆動部側が配された領域に配された1箇所の支持部にて前記フレームに支持されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記支持部は前記筐体の下方に配され、前記現像装置が前記フレームに装着されたとき前記フレームに当接して前記筐体を下方から支持することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記支持部は、前記フレームに当接して転動可能なローラを有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記突き当て部材は周面が円弧をなすことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記突き当て部材は周面が前記現像ローラの回転軸を曲率中心とする円弧をなすことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. フレームに着脱自在な像担持体を有する画像形成装置に用いられる現像装置であって、
    筐体と、
    前記筐体の内部に現像剤を担持搬送する現像ローラと、
    前記像担持体の両端にそれぞれ配された位置決め部材に当接するために前記現像ローラの両端にそれぞれ配された突き当て部材と、
    前記筐体の外側に現像ローラを駆動する駆動部と、
    前記現像ローラの中心軸の中央を垂直に分割する仮想平面にて2分された領域のうちの前記駆動部側が配された領域に配された1箇所の支持部と、
    を有することを特徴とする現像装置。
  7. 請求項6に記載の現像装置と、
    前記現像装置における前記現像ローラの両端に配された一対の前記突き当て部材が当接可能な一対の位置決め部材を両端に有する像担持体と、
    からなることを特徴とするイメージングユニット。
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