JP2012030932A - エレベータ装置 - Google Patents

エレベータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012030932A
JP2012030932A JP2010172030A JP2010172030A JP2012030932A JP 2012030932 A JP2012030932 A JP 2012030932A JP 2010172030 A JP2010172030 A JP 2010172030A JP 2010172030 A JP2010172030 A JP 2010172030A JP 2012030932 A JP2012030932 A JP 2012030932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hoistway
partition
car
section
fire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010172030A
Other languages
English (en)
Inventor
Koyu Yamashita
広悠 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Elevator Co Ltd filed Critical Toshiba Elevator Co Ltd
Priority to JP2010172030A priority Critical patent/JP2012030932A/ja
Publication of JP2012030932A publication Critical patent/JP2012030932A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

【課題】火災発生時に昇降路内を仕切り部材で仕切って煙の流入しない区間を確保し、その区間でかごを運行して人を安全に避難させ得るとともに、その仕切り部材とメインロープ、ガイドレール、釣合い重りとの関わり合いを適正に保ち、高い遮煙性能を得ることを可能にする。
【解決手段】昇降路1内の途中に仕切り装置22が設けられ、火災発生時に仕切り装置22の一対の仕切り部材24a,24bが水平状態に回動して展開し、昇降路1内の断面が上下に仕切られる。仕切り部材24a,24bには、昇降路1内のメインロープ9及びガイドレールを逃し、かつ釣合い重り3の通過を可能にするための切欠部が設けられている。火災が発生してそれが検知されたときには、まずかご2が仕切り装置22の下方の位置にまで移動するように制御され、その後に仕切り部材24a,24bで昇降路1が上下に仕切られ、かご2がその下方の区間において運行され、建屋内の人の避難用として使用される。
【選択図】 図1

Description

この発明の実施形態は、建屋において火災が発生したときにその避難用として使用することが可能なエレベータ装置に関する。
エレベータ装置は、建屋の昇降路内にかご及び釣合い重りがメインロープを介して吊り下げられた構成となっている。すなわち、かごと釣合い重りがメインロープの一端側と他端側とで支持され、そのメインロープの途中が昇降路の上部に設置された巻上機に巻き掛けられてかごと釣合い重りが昇降路内に吊り下げられ、巻上機が制御盤による制御で駆動されることでかごと釣合い重りが昇降路内で上下に昇降移動する。昇降路内には、かご用及び釣合い重り用のガイドレールが垂直に設置され、これらガイドレールに沿ってかご及び釣合い重りが昇降移動する。
ところで、このようなエレベータ装置が設置された建屋において、火災が発生して火災感知器によりそれが検知されると、制御盤により運行中のエレベータ装置のかごが自動的に最寄階や最上階で停止するように制御される。したがってエレベータ装置を火災発生時の避難用として使用することはできない。
また、火災が発生したときには、エレベータ装置のかごが昇降する昇降路内に煙が流入し、その昇降路が煙突として作用して火勢を強める懸念があることから、火災が発生したときに昇降路内の途中を上下に仕切り、煙の流通や拡散を抑える技術も提案されている。
特開2004−67382号公報
上述のように、一般に火災が発生したときには、運行中のエレベータ装置のかごは停止するように制御されるために、そのかごを建屋内の人が避難用として使用することができない。そこで、かごが昇降移動する昇降路内の途中を火災の発生に応じて上下に仕切ることで煙が流入しない区間を確保するとともに、その区間においてかごの移動を可能にして、避難用として活用することが考えられる。
ただ、この場合、昇降路内には、かご及び釣合い重り、その支持用のメインロープ、ガイド用のガイドレールが配置されており、したがって昇降路内の途中を仕切り部材で仕切って遮煙するときに、その仕切り部材とメインロープ、ガイドレール、釣合い重りとの関わり合いをいかに適合させ、かつ高い遮煙性能を得るかが課題となる。
この発明の実施形態は、このような点を課題としてなされたもので、火災発生時に昇降路内を仕切り部材で仕切って煙の流入しない区間を確保し、その区間でかごを移動させることで人を安全に避難させ得るとともに、その仕切り部材とメインロープ、ガイドレール、釣合い重りとの関わり合いを適正に適合させ、高い遮煙性能を得ることができるエレベータ装置を提供することを目的としている。
このような課題を解決するために、請求項1の発明は、メインロープで支持され、そのメインロープの途中が建屋の昇降路の上部に設置された巻上機に巻き掛けられることで前記昇降路内に吊り下げられ、前記巻上機の動作で前記昇降路内のガイドレールに沿って上下に移動するかご及び釣合い重りと、前記昇降路内の上下方向の途中箇所に設けられ、その途中個所の昇降路断面を上下に仕切ることが可能な仕切り装置と、前記かごと釣合い重の動作、及び前記仕切り装置の動作を制御することが可能な制御手段とを備え、前記仕切り装置は、前記昇降路の互いに対向する内壁面部にそれぞれ回動可能に設けられられた一対の仕切り部材を有し、これら一対の仕切り部材がそれぞれ垂直状態から水平状態に回動して展開することで前記昇降路の断面を上下に仕切ることが可能で、前記仕切り部材には、垂直状態から水平状態に回動して展開するときに、前記昇降路内の前記メインロープ及びガイドレールを逃し、かつ前記釣合い重りの通過を可能にするための切欠部が設けられ、前記制御手段は、前記建屋で火災が発生してそれを検知したときに、前記かごを前記仕切り装置の下方の位置にまで移動させる制御、前記仕切り装置の仕切り部材を垂直状態から水平状態に動作させて前記昇降路の断面を上下に仕切る制御、前記かごを前記昇降路内の前記仕切り装置よりも下方の区間において上下に移動させる制御を行なうことを特徴としている。
請求項2の発明は、前記仕切り装置は、前記昇降路の上下方向の所定距離を隔てる複数個所に設けられ、前記制御手段は、建屋で火災が発生したときに、前記かごをその火災発生階よりも下方で、かつその火災発生階に最も近い位置にある前記仕切り装置の下方の位置にまで移動させるとともに、その仕切り装置の仕切り部材を垂直状態から水平状態に動作させて前記昇降路の断面を上下に仕切り、前記かごを前記昇降路内の前記仕切り装置よりも下方の区間において上下に移動させる制御を行なうことを特徴としている。
請求項3の発明は、前記仕切り装置における仕切り部材の展開に応じて前記切欠部で形成される空間領域に遮煙用のエアカーテンを形成することが可能なエアカーテン装置を備えることを特徴としている。
この発明の一実施形態に係るエレベータ装置の全体の構成を示す側断面図。 エレベータ装置における昇降路の平断面図。 エレベータ装置のかごと釣合い重りの吊り構造を示す斜視図。 エレベータ装置における仕切り装置の側面図。 仕切り装置の展開時の平面図。 仕切り装置の仕切り部材の平面図。 仕切り装置のエアカーテン装置の斜視図。 エレベータ装置の制御回路の構成を示すブロック図。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1及び図2には建屋に設けられたエレベータ装置の昇降路1を示してある。図1は昇降路1の側断面図で、図2は昇降路1の平断面図である。昇降路1内にはかご2及び釣合い重り3がメインロープ9を介して吊り下げられている。
図3にはかご2及び釣合い重り3の吊り下げ構造を示してあり、かご2の天井上部には一対のかごシーブ4が取り付けられ、釣合い重り3の上部には一対の重りシーブ5が取り付けられている。なお、かごシーブ4及び重りシーブ5は、それぞれ図示しない枠部材を介してかご2の上部及び釣合い重り3の上部に回転自在に取り付けられている。また、かごシーブ4は、かご2の上面左右方向に対して斜めに傾斜する方向に配列されている。
昇降路の1の上方部には駆動装置としての巻上機8が設置され、この巻上機8にメインロープ9の途中が巻き掛けられている。巻上機8を境とするメインロープ9の一方端側は、一対のかごシーブ4の下側を通って上方に引き出されているとともに、その端部が昇降路1の上部のヒッチ部1aに連結固定され、メインロープ9の他方端側は、一対の重りシーブ5の下側を通って上方に引き出されているとともに、その端部が昇降路1の上部の他のヒッチ部1bに連結固定され、このメインロープ9によりかご2及び釣合い重り3が支持され、昇降路1内に吊り下げられている。そして、巻上機8が回転し、メインロープ9が走行することでかご2及び釣合い重り3が昇降路1内で互いに逆方向に昇降移動する。
図2に示すように、昇降路1内にはかご用の一対のガイドレール12a,12b及び重り用の一対のガイドレール13a,13bが垂直に設けられている。かご用のガイドレール12a,12bはかご2の両側に配設され、これらガイドレール12a,12bに沿ってかご2が上下に昇降移動する。重り用のガイドレール13a,13bは釣合い重り3の両側に配設され、これらガイドレール13a,13bに沿って釣合い重り3が上下に昇降移動する。
図1に示すように、建屋の各階のエレベータホール15にはそれぞれ乗降口16が設けられ、これら乗降口16にそれぞれホールドア17が設置されている。また、かご2の前面にはかごドア18が設置されている。
かご2の運行は昇降路1の上部に設けられた制御手段としての制御盤20(図3参照)により制御される。制御盤20による制御でかご2が指定のエレベータホール15に移動して停止した際に、かごドア18及びこのかごドア18に連動してそのエレベータホール15のホールドア17が開き、これによりかご2に対する乗客の乗降が可能となる。そして乗客の乗降が終了すると、かごドア18及びホールドア17が閉じ、かご2が次の行先階に向って移動するように制御される。
昇降路1内には、この昇降路1内を上下に仕切ることが可能な仕切り装置22が少なくとも一つ設けられている。この実施形態では、図1に示すように仕切り装置22が複数設けられていて、これら仕切り装置22は昇降路1の上下方向の所定距離を隔てる複数箇所に均等的に配設されている。
仕切り装置22は、図4乃至図6に詳示するように、昇降路1の前面側内壁面と背面側内壁面とに互いに対向して取り付けられた駆動部23a,23b及びこれら駆動部23a,23bに連結された板状の仕切り部材24a,24bを備えている。各仕切り部材24a,24bはその一端縁部が駆動部23a,23bに連結され、通常時には昇降路1の前面側内壁面及び背面側内壁面に沿うようにほぼ垂直に配置されている。
各駆動部23a,23bは、駆動源としてのモータやギア機構(図示せず)を備え、その駆動源の起動により各仕切り部材24a,24bが駆動部23a,23bに連結された一端側縁部を中心として垂直状態から昇降路1内の中央側に回動してほぼ水平状態に展開することが可能となっている。そして、仕切り部材24a,24bが展開したときには、一方の仕切り部材24aの他端側縁部つまり回動の先端縁部と、他方の仕切り部材24bの先端縁部とが互いに突き当り、これら展開した一対の仕切り部材24a,24bが昇降路1の平断面のほぼ全体の領域に広がって昇降路1が上下に仕切られるようになっている。
ところで、昇降路1内には、かご2及び釣合い重り3を吊るメインロープ9、並びにかご用及び重り用のガイドレール12a,12b,13a,13bがそれぞれ垂直に延びており、したがって仕切り部材24a,24bが回動して展開するときには、その仕切り部材24a,24bの先端縁部がメインロープ9やガイドレール12a,12b,13a,13bに当ることになる。
そこで、この実施形態においては、仕切り部材24a,24bの先端縁部にそのメインロープ9やガイドレール12a,12b,13a,13bを逃すための切欠部が形成されている。すなわち、図5及び図6に示すように、一方の仕切り部材24aの先端縁部には、かご用の一方のガイドレール12aを逃すための第1の切欠部26a、かご用の他方のガイドレール12bを逃すための第2の切欠部26b、かご2の一方のシーブ4と昇降路1の上部の一方のヒッチ部1aとの間に延びる部分のメインロープ9を逃すための第3の切欠部26cとが形成されている。他方の仕切り部材24bの先端縁部には、一対の重り用のガイドレール13a,13bと、釣合い重り3を吊り下げる部分のメインロープ9を含む釣合い重り3の全体を逃すための第1の切欠部27a、かご用の他方のガイドレール12bを逃すための第2の切欠部27b、かご2の他方のシーブ4と昇降路1の上部の他方のヒッチ部1bとの間に延びる部分のメインロープ9を逃すための第3の切欠部27cとが形成されている。
仕切り部材24a,24bが展開してその先端縁部同士が突き当ったときには、一方の仕切り部材24aの第1の切欠部26aと他方の仕切り部材24bの第1の切欠部27aとが互いに対向してその間に第1の空間領域30aが形成され、一方の仕切り部材24aの第2の切欠部26bと他方の仕切り部材24bの第2の切欠部27bとが互いに対向してその間に第2の空間領域30bが形成され、一方の仕切り部材24aの先端縁部と他方の仕切り部材24bの第3の切欠部27cとが互いに対向してその間に第3の空間領域30cが形成され、一方の仕切り部材24aの第3の切欠部26cと他方の仕切り部材24bの先端縁部とが互いに対向してその間に第4の空間領域30dが形成される。
そして、各空間領域30a,30b,30c,30dに対しては、煙遮断用のエアカーテン装置32が設けられている。これらエアカーテン装置32は、図7に示すように、筒状のエアノズル33及びこのエアノズル33内にエアを吹き込むエアブロー34とを備え、エアノズル33には多数のエア噴出孔35が形成され、これらエア噴出孔35から噴出するエアが前記空間領域30a,30b,30c,30dの全体に広がることによりその空間領域30a,30b,30c,30dにエアカーテンが形成されるようになっている。空間領域30a,30dに対するエアカーテン装置32は一方の仕切り部材24aに取り付けられ、空間領域30b,30cに対するエアカーテン装置32は他方の仕切り部材24bに取り付けられている。
一方、建屋の各階のエレベータホール15には、図1に示すように火災感知器38が配設されている。各火災感知器38は、図8に示すようにエレベータの運行を制御する制御盤20に接続され、またこの制御盤20に各仕切り装置22の駆動部23a,23b及び各エアカーテン装置32のエアブロー34が接続されている。
次にこの実施形態の作用について説明する。
通常時には、各仕切り装置22における仕切り部材24a,24bは昇降路1の内壁面に沿う垂直状態にある。そして、制御盤20による通常運転モードの制御でかご2が昇降路1の全長区間に渡って昇降移動するように運行され、乗客の搬送が行なわれる。
一方、ある階、例えば5階で火災が発生し、その火災が火災感知器38により検知されると、その火災の発生が建屋の各階に報知され、また火災発生の信号が制御盤20に送られ、この信号に基づいてかご2の運転が通常運転モードから特殊運転モードに切り替わり、かご2が火災発生階である5階よりも下方の階にまで移動するように制御され、さらに火災発生階よりも下側でかつその火災発生階に最も近い位置に設けられている仕切り装置22の駆動部23a,23bが駆動される。
この駆動により、その仕切り装置22の仕切り部材24a,24bが図1及び図5に示すように,それぞれ垂直状態から水平状態に回動して昇降路1の平断面内に広がるように展開する。この際、昇降路1内にはかご用及び重り用のガイドレール12a,12b,13a,13b並びにメインロープ9が垂直に延びて配置されているが、仕切り部材24a,24bにはその逃げ用の切欠部26a,26b,26c,27a,27b,27cが形成されているから、そのガイドレール12a,12b,13a,13bやメインロープ9に妨げられることなく仕切り部材24a,24bは円滑に回動して水平状態に展開することができる。
仕切り部材24a,24bの展開により、昇降路1内が上下に仕切られる。そしてその昇降路1の仕切りの下側の区間において、かご2が昇降移動するように制御盤20により制御される。また、仕切り部材24a,24bが展開したときには、その仕切り部材24a,24bの各エアカーテン装置32のエアブロー34が制御盤20による制御で駆動される。
火災が発生した階においては、エレベータホール15に煙が充満し、その煙が昇降路1内に流入する。昇降路1内は火災発生階よりも下側の仕切り部材24a,24bにより仕切られており、したがって火災発生階から昇降路1内に煙が流入しても、仕切り部材24a,24bの下側の空間にはその煙が流入することがほとんどなく、かご2は煙が流入しない区間で移動することになる。
仕切り部材24a,24bには、メインロープ9やガイドレール12a,12b,13a,13bの逃し用の空間領域30a,30b,30c,30dが生じているが、これら空間領域30a,30b,30c,30dにはエアカーテン装置32の動作でエアカーテンが形成され、煙の流通が遮断された状態にあり、したがって仕切り部材24a,24bの下側の空間への煙の流入をより確実に防止することができる。
仕切り部材24a,24bの下側の昇降路1の区間では、上述のようにかご2の運行が継続されており、したがってこの区間の階の人はこのかご2を使用して安全な例えば1階のエレベータホール15にまで避難することができる。仕切り部材24a,24bの下側の昇降路1の区間では、煙が流入しておらず、したがってこの区間でかご2が運行されても煙による被害を受けることがなく、安全に避難することができる。
火災発生階やそれより上の階の人は、通常の階段や非常階段などを使用して火災発生階よりも下の階に移動して、その階から前記かご2を使用して安全な例えば1階のエレベータホール15にまで避難することができる。
かご2が仕切り部材24a,24bの下側の区間で昇降移動するときに、釣合い重り3がその仕切り部材24a,24bの配置部分を通過することがあるが、仕切り部材24bには釣合い重り3の全体を逃すための切欠部27aが形成されているから、仕切り部材24bと衝突することなく通過することができ、かご2を適正に移動させることができる。
そして釣合い重り3を通過させる空間領域30aにはエアカーテン装置32の動作でエアカーテンが形成されているから、煙の流入が遮断される。
なお、かご2の上部または下部に煙感知器を設け、火災発生時にかご2を一旦昇降路1の全長区間に渡って移動させ、煙が流入する階をその煙感知器で検知することで煙が流入する階を特定し、その階の下側直近の仕切り装置22を動作させる構成を採用することも可能である。
また、仕切り装置22の仕切り部材24a,24bに、かご2の接近を検知するリミットスイッチを取り付け、かご2が誤って仕切り部材24a,24bに衝突しようとするときに、そのリミットスイッチの信号でかご2の移動を停止させる安全機構を設けるようにしてもよい。
以上述べたように、この発明の実施形態によれば、火災発生時に昇降路1内を仕切り部材24a,24bで仕切って煙の流入しない区間を確保し、その区間でかご2を移動させることで人を安全に避難させることができるとともに、その仕切り部材24a,24bとメインロープ9、ガイドレール12a,12b,13a,13b、釣合い重り3との関わり合いを適正に適合させ、高い遮煙性能を得ることができる。
なお、この発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…昇降路
2…かご
3…重り
4…かごシーブ
5…重りシーブ
8…巻上機
9…メインロープ
12a.12b…かご用のガイドレール
13a.13b…釣合い重り用のガイドレール
15…エレベータホール
16…乗降口
20…制御盤
22…仕切り装置
23a.23b…駆動部
24a.24b…仕切り部材
26a.26b.26c…切欠部
27a.27b.27c…切欠部
32…エアカーテン装置
33…エアノズル
34…エアブロー
35…エア噴出孔
38…火災感知器

Claims (3)

  1. メインロープで支持され、そのメインロープの途中が建屋の昇降路の上部に設置された巻上機に巻き掛けられることで前記昇降路内に吊り下げられ、前記巻上機の動作で前記昇降路内のガイドレールに沿って上下に移動するかご及び釣合い重りと、
    前記昇降路内の上下方向の途中箇所に設けられ、その途中個所の昇降路断面を上下に仕切ることが可能な仕切り装置と、
    前記かごと釣合い重の動作、及び前記仕切り装置の動作を制御することが可能な制御手段と、を備え、
    前記仕切り装置は、前記昇降路の互いに対向する内壁面部にそれぞれ回動可能に設けられた一対の仕切り部材を有し、これら一対の仕切り部材がそれぞれ垂直状態から水平状態に回動して展開することで前記昇降路の断面を上下に仕切ることが可能で、
    前記仕切り部材には、垂直状態から水平状態に回動して展開するときに、前記昇降路内の前記メインロープ及びガイドレールを逃し、かつ前記釣合い重りの通過を可能にするための切欠部が設けられ、
    前記制御手段は、前記建屋で火災が発生してそれを検知したときに、前記かごを前記仕切り装置の下方の位置にまで移動させる制御、前記仕切り装置の仕切り部材を垂直状態から水平状態に動作させて前記昇降路の断面を上下に仕切る制御、前記かごを前記昇降路内の前記仕切り装置よりも下方の区間において上下に移動させる制御を行なうことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 前記仕切り装置は、前記昇降路の上下方向の所定距離を隔てる複数個所に設けられ、前記制御手段は、建屋で火災が発生したときに、前記かごをその火災発生階よりも下方で、かつその火災発生階に最も近い位置にある前記仕切り装置の下方の位置にまで移動させるとともに、その仕切り装置の仕切り部材を垂直状態から水平状態に動作させて前記昇降路の断面を上下に仕切り、前記かごを前記昇降路内の前記仕切り装置よりも下方の区間において上下に移動させる制御を行なうことを特徴とするエレベータ装置。
  3. 前記仕切り装置における仕切り部材の展開に応じて前記切欠部で形成される空間領域に遮煙用のエアカーテンを形成することが可能なエアカーテン装置を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータ装置。
JP2010172030A 2010-07-30 2010-07-30 エレベータ装置 Withdrawn JP2012030932A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010172030A JP2012030932A (ja) 2010-07-30 2010-07-30 エレベータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010172030A JP2012030932A (ja) 2010-07-30 2010-07-30 エレベータ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012030932A true JP2012030932A (ja) 2012-02-16

Family

ID=45844841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010172030A Withdrawn JP2012030932A (ja) 2010-07-30 2010-07-30 エレベータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012030932A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017190791A1 (en) * 2016-05-06 2017-11-09 Kone Corporation Device and method for the evacuation of buildings
CN112739640A (zh) * 2018-07-13 2021-04-30 蒂森克虏伯电梯创新与运营有限公司 用于电梯系统的防火装置
KR20230007180A (ko) * 2021-07-05 2023-01-12 주식회사 에스에프에이 수직반송 시스템

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017190791A1 (en) * 2016-05-06 2017-11-09 Kone Corporation Device and method for the evacuation of buildings
CN109071165A (zh) * 2016-05-06 2018-12-21 通力股份公司 用于疏散建筑物的装置和方法
US11584618B2 (en) 2016-05-06 2023-02-21 Kone Corporation Device and method for the evacuation of buildings
CN112739640A (zh) * 2018-07-13 2021-04-30 蒂森克虏伯电梯创新与运营有限公司 用于电梯系统的防火装置
KR20230007180A (ko) * 2021-07-05 2023-01-12 주식회사 에스에프에이 수직반송 시스템
KR102514155B1 (ko) * 2021-07-05 2023-03-27 주식회사 에스에프에이 수직반송 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105384039B (zh) 用于关闭电梯的门的方法和配置
WO2000003941A1 (fr) Organe de commande pour ascenseurs
JP4910573B2 (ja) エレベータの地震時運転装置
JP2012030932A (ja) エレベータ装置
JP2012035922A (ja) ダブルデッキエレベータおよびその災害時の運転方法
JP2011148591A (ja) エレベータの制御装置
JP6454388B1 (ja) マシンルームレスエレベータ
JP4848781B2 (ja) エレベータ装置
JP2012051722A (ja) エレベータのかご室換気装置
JP2012184042A (ja) エレベータ装置
JP6469253B2 (ja) エレベータ用避難装置
JP2014144854A (ja) エレベータ装置
JP6494793B2 (ja) エレベータ、及びエレベータの運転方法
JP2012180155A (ja) エレベータの点検作業用安全装置
JP2012180199A (ja) 避難用エレベータシステム
JP6902935B2 (ja) エレベーターの出入口開閉システム
JP6270951B1 (ja) マシンルームレスエレベータ
JP2012176814A (ja) 避難用エレベータ装置
JP6954401B2 (ja) エレベータの緊急行先階登録装置及びエレベータの緊急行先階登録装置を具えたエレベータ
KR101022798B1 (ko) 소형 기계실 설치형 승강기
JP6289570B1 (ja) マシンルームレスエレベータ
JP6440862B2 (ja) エレベータ装置
JP2006240786A (ja) 免震建物用エレベータの乗場装置
JP2012240760A (ja) エレベータ装置
KR20230032398A (ko) 엘리베이터 점검용 사다리

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20130828

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20131001